JP2002028757A - 無酸素銅線の製造方法、製造装置、及び無酸素銅線 - Google Patents

無酸素銅線の製造方法、製造装置、及び無酸素銅線

Info

Publication number
JP2002028757A
JP2002028757A JP2000207488A JP2000207488A JP2002028757A JP 2002028757 A JP2002028757 A JP 2002028757A JP 2000207488 A JP2000207488 A JP 2000207488A JP 2000207488 A JP2000207488 A JP 2000207488A JP 2002028757 A JP2002028757 A JP 2002028757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
molten copper
copper
copper wire
molten
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000207488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4240768B2 (ja
Inventor
Tsutomu Masui
勉 増井
Kazumasa Hori
和雅 堀
Yoshiaki Hattori
芳明 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2000207488A priority Critical patent/JP4240768B2/ja
Priority to EP01103599A priority patent/EP1127947B1/en
Priority to DE60136977T priority patent/DE60136977D1/de
Priority to DE60113891T priority patent/DE60113891T2/de
Priority to EP01103598A priority patent/EP1127946B1/en
Priority to DE60119804T priority patent/DE60119804T2/de
Priority to EP05017856A priority patent/EP1598433B1/en
Priority to TW90104026A priority patent/TW461833B/zh
Priority to US09/789,594 priority patent/US6589473B2/en
Priority to KR1020010009354A priority patent/KR100690253B1/ko
Priority to KR1020010009355A priority patent/KR100690257B1/ko
Priority to CA2337668A priority patent/CA2337668C/en
Priority to CA002337670A priority patent/CA2337670A1/en
Priority to US09/791,767 priority patent/US6944930B2/en
Priority to CNB011049928A priority patent/CN1210416C/zh
Priority to CNB01104991XA priority patent/CN1247349C/zh
Publication of JP2002028757A publication Critical patent/JP2002028757A/ja
Priority to US11/194,568 priority patent/US7524356B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4240768B2 publication Critical patent/JP4240768B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電率の低下を抑制し且つ表面品質の良好な
無酸素銅線、及びこうした無酸素銅線を低コストで大量
生産可能な製造方法及び製造装置を提供する。 【解決手段】 溶銅をベルトキャスター式連続鋳造機D
に供給し、ベルトキャスター式連続鋳造機Dから導出さ
れた鋳造銅材23を圧延して、無酸素銅線25を連続的
に製造する製造方法であって、溶解炉Aの還元性雰囲気
で燃焼を行い溶銅をつくる溶銅生成工程と、溶解炉Aか
ら送られた溶銅を、非酸化雰囲気でシール可能な鋳造樋
Cを用いてタンディッシュ5まで移送する溶銅移送工程
と、鋳造樋Cを通過する溶銅に対して脱水素処理する脱
ガス工程と、この脱水素処理された溶銅に銀を添加する
銀添加工程と、を含むようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトキャスター
式連続鋳造機を用いて無酸素銅線を連続的に製造する製
造方法、製造装置、及び製造された無酸素銅線に関す
る。
【0002】
【従来の技術】銅線、とりわけ酸素の含有量を10pp
m以下、通常は3〜10ppmに抑制している無酸素銅
線の製造方法としては、いわゆる押出し加工法や、ディ
ップフォーミング法等が知られている。前者の押出し加
工法は、銅のビレット又はケークを一旦押出し加工して
棒状にした後、鍛造若しくは転造して、無酸素銅線にす
る方法である。また、後者のディップフォーミング法
は、銅の種線を溶融金属槽に通過させ、種線の外周に溶
融金属を付着させて棒状銅材を得、これを圧延して無酸
素銅線にする方法である。
【0003】押出し加工法の場合には、一般にコストが
かかる押出し加工工程が必要となり、さらにその後鍛造
若しくは転造加工を行うため、製造コストが高騰すると
いう欠点があった。また押出し加工法によって得られる
棒状銅材は、その製法上、有限の長さでしか得られない
ため、長尺の棒状銅材を連続的に得ることが困難である
という欠点もあった。そして、ディップフォーミング法
の場合には、溶銅から無酸素銅線を一連の生産ラインで
連続製造できるという利点があるが、大量生産には不向
きで生産性に乏しく、また製造装置全体を体系的に制
御、管理しなければならず、そのため高価な設備を要す
るという欠点があった。
【0004】こうした従来の製造方法に替わるものとし
て、例えば特公昭59−6736号公報や特開昭55−
126353号公報に開示される、ベルトキャスター方
式の連続鋳造機を用いた製造方法が提案されている。こ
の製造方法において用いるベルトキャスター式連続鋳造
機は、その主要部が、周回移動する無端ベルトと、この
無端ベルトに円周の一部を接触させて回転する鋳造輪と
により構成されている。そして、シャフト炉などの大型
の溶解炉と連続され、さらに圧延機と連結されることに
よって、溶解炉からの溶銅を連続鋳造圧延して無酸素銅
線を一連の生産ラインで高速に製造することができる。
従って高い生産性を得ることができ、大量生産が可能に
なることから、無酸素銅線の製造コストを低減させるこ
とが可能になる。この製造方法は、溶銅の移送過程で還
元ガス及び/又は不活性ガスによって還元処理を行っ
て、酸素濃度を極めて低くした溶銅を得、これをベルト
キャスター式連続鋳造機で鋳造銅材とし、この鋳造銅材
を圧延して無酸素銅線を製造するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たベルトキャスター式連続鋳造機では、溶銅の移送過程
を気密に保持し、還元ガス及び/又は不活性ガスでシー
ルして脱酸した溶銅を実際に鋳造すると、鋳造銅材中に
ホールが生成し、鋳造銅材の圧延時に、無酸素銅線の表
面に傷が発生して、表面品質を低下させる問題があっ
た。このように表面品質の悪い無酸素銅線を、例えばモ
ータ内部に備えられるコミュテータに用いた場合等に
は、表面の傷により導電率が低下するために、傷の少な
い無酸素銅線が求められている。こうした事情から、ベ
ルトキャスター式連続鋳造機を用いて製造された無酸素
銅線は、殆ど市場に出ておらず、無酸素銅線は主に上記
のディップフォーミング法などで製造されているのが現
状である。
【0006】ホールは、溶銅の凝固時に、溶銅中の水素
(H)と酸素(O)との溶解度が減少するために、結合
して生成される水蒸気(H2O)に起因する。すなわ
ち、溶銅中で水蒸気の気泡が生成され、この気泡が溶銅
の湯面から雰囲気ガス中に抜ける前に、溶銅の冷却・凝
固によりトラップされれば、鋳造銅材中にホールが形成
される。このホールの径が大きいものであると、圧延後
の無酸素銅線表面に多数の傷となって表れるような、有
害なホールとなる。特にベルトキャスター式連続鋳造機
では、冷却速度が非常に高く、気泡が溶銅中から抜ける
前にトラップされ易くなるため、こうした有害なホール
が生成され易くなっている。
【0007】ここで、溶銅中における水素と酸素との濃
度は、熱力学的には次式で表される関係にある。 〔H〕2〔O〕=pH2O・K ………式(A) なお、 〔H〕 : 溶銅中の水素濃度 〔O〕 : 溶銅中の酸素濃度 pH2O : 雰囲気中の水蒸気分圧 K : 平衡定数 である。平衡定数Kは温度の関数であり、一定温度下で
は定数となるため、溶銅中の酸素濃度と水素濃度は反比
例の関係となる。そのため、還元処理、すなわち脱酸素
処理するほど水素濃度が高くなる。すなわち、常圧下で
無酸素銅線を製造しようとすると、脱酸素処理のみでな
く脱水素処理をも行わなければ、凝固時に有害なホール
が大量に生成されて、表面品質の良好な、すなわち高品
質の無酸素銅線を製造することができない。
【0008】こうしたことから、脱酸素処理のみでなく
脱水素処理をも充分に行うことで、有害なホールの生成
を抑制する方法が検討されている。これは、溶銅の輸送
課程において、不活性ガスによるバブリングや、溶銅の
攪拌を行うものである。一般的な溶銅の温度である10
83℃程度では、水蒸気、水素との平衡から、例えば酸
素濃度が10ppmの場合には水素濃度を0.2ppm
以下、酸素濃度が1ppmの場合には水素濃度を0.4
ppm以下としなければ、気泡が発生する。すなわち、
鋳造銅材中にホールが生成される。このように水素濃度
を低くするための脱水素装置は、一般に大規模且つ複雑
な装置であり、設置場所の確保あるいは脱水素処理時間
の確保といったものが困難となってしまう。また、常時
こういった製造条件を維持することは困難である。
【0009】なお、発生した気泡の水蒸気分圧を低いま
ま押さえることができれば、気泡の径を小さくすること
ができ、有害なホールの生成を抑制することができる。
すなわち、溶銅を高圧下で鋳造することができれば、表
面品質の良好な無酸素銅線を製造することができる。し
かし、ベルトキャスター式連続鋳造機全体を高圧条件と
しなくてはならず、そのための装置は非常に大規模且つ
複雑となってしまい、実際に行うことは非常に困難であ
る。
【0010】また、溶銅中にリン(P)を添加する方法
が知られている。リンは酸素との結合力が高く、酸素と
結合することで酸素の持つ化学ポテンシャルを低下させ
て、凝固時に酸素と水素とが結合しにくくする、すなわ
ちホールを生成させにくくするという作用がある。しか
し、リンを添加すると、無酸素銅線の導電率が下がると
いう問題があり、あまり好ましい方法とはいえない。
【0011】本発明者らは鋭意検討の結果、少量の銀
(Ag)を添加すれば、鋳造銅材に形成されるホールを
細かく分散させて、圧延時には消失して傷とならない程
に微細なミクロホールとでき、有害なホールの生成を抑
制できることを見出した。
【0012】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、導電率の低下を抑制し且つ表面品質の良好な無酸素
銅線、及びこうした無酸素銅線を、ベルトキャスター式
連続鋳造機を用いて低コストで大量生産可能な製造方
法、製造装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、溶銅をベルトキャスター式連続鋳造機に供給し、該
ベルトキャスター式連続鋳造機から導出された鋳造銅材
を圧延して、無酸素銅線を連続的に製造する製造方法で
あって、溶解炉の還元性雰囲気で燃焼を行い溶銅をつく
る溶銅生成工程と、前記溶解炉から送られた溶銅を、非
酸化雰囲気でシール可能な鋳造樋を用いてタンディッシ
ュまで移送する溶銅移送工程と、該鋳造樋を通過する溶
銅に対して脱水素処理を行う脱ガス工程と、この脱水素
処理された溶銅に銀を添加する銀添加工程と、を含むこ
とを特徴とする。
【0014】この無酸素銅線の製造方法では、溶解炉に
おいて還元性の雰囲気で燃焼が行われ、溶銅が脱酸素処
理され、この溶銅は鋳造樋において非酸化雰囲気でシー
ルされてタンディッシュまで移送される。この溶銅は、
酸素濃度と水素濃度とが反比例の関係となることから水
素濃度が高くなっているが、続く脱ガス工程にて脱水素
処理される。これにより、還元によって脱酸素処理する
ほど高くなる水素濃度が低くなり、凝固時のホールの生
成が抑制される。そして、脱酸素処理及び脱水素処理に
よってホールが生成されにくくなっている溶銅に、更に
銀を添加してホールを微細に分散させ、ミクロホールと
することができる。そのため、有害な、すなわち圧延後
に傷となるようなホールの生成を抑制した鋳造銅材を得
ることができ、表面の傷を著しく減少させた表面品質の
良好な無酸素銅線を得ることができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の無酸素銅線の製造方法であって、前記脱ガス工程は、
前記溶銅を攪拌することで脱水素処理を行うことを特徴
とする。
【0016】この無酸素銅線の製造方法では、溶銅を攪
拌することで溶銅中の水素を強制的に追い出して、脱水
素処理が行える。すなわち、タンディッシュへ移送され
る前の溶銅が攪拌されて、非酸化雰囲気を形成するため
に吹き込まれた不活性ガスと、溶銅との接触性が良好と
なる。このとき、溶銅の水素分圧に対し不活性ガス中の
水素分圧は極めて小さいため、溶銅中の水素は不活性ガ
ス中に取り込まれ、溶銅の脱水素処理が行えるものであ
る。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の無酸素銅線の製造方法であって、前記脱ガス工程は、
前記通過する溶銅の流路を蛇行させることで攪拌を行う
ことを特徴とする。
【0018】この無酸素銅線の製造方法では、鋳造樋を
通過する溶銅は蛇行するように流され、激しい流れとな
ることで攪拌される。すなわち、溶銅自身の流れによっ
て自動的に攪拌されるようにできるため、鋳造樋を流れ
る溶銅は万遍なく不活性ガスと接触する機会があり、脱
水素処理の効率が更に高められる。この場合、例えば溶
銅の流路に設けられる棒状、板状の堰が好適となる。ま
た、この堰は、溶銅の流れ方向に複数、或いは溶銅の流
れに直交する方向に複数設けられても良い。更に、この
堰を、例えばカーボンによって作成すれば、溶銅とカー
ボンとの接触によって、脱酸素処理も効率よく行うこと
ができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、溶銅をベルトキ
ャスター式連続鋳造機に供給し、該ベルトキャスター式
連続鋳造機から導出された鋳造銅材を圧延して、無酸素
銅線を連続的に製造する製造装置であって、還元性の雰
囲気で燃焼を行い溶銅をつくる溶解炉と、該溶解炉から
送られた溶銅を所定の温度に保持する保持炉と、該保持
炉から送られた溶銅を非酸化雰囲気でシールしてタンデ
ィッシュまで移送する鋳造樋と、該鋳造樋に設けられ通
過する溶銅を脱水素処理する脱ガス手段と、この脱水素
処理された溶銅に銀を添加する銀添加手段と、を具備す
ることを特徴とする。また、請求項5に記載の発明は、
請求項4に記載の無酸素銅線の製造装置であって、前記
脱ガス手段は、前記溶銅を攪拌する攪拌手段であること
を特徴とする。更に、請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載の無酸素銅線の製造装置であって、前記攪拌手
段は、前記通過する溶銅の流路を蛇行させる堰により構
成されていることを特徴とする。
【0020】無酸素銅線の製造装置をこのような構成と
しているので、上記請求項1〜3に記載の無酸素銅線の
製造方法を、好適に実施することができる。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の無酸素銅線の製造方法によって又は請
求項4〜6のいずれかに記載の無酸素銅線の製造装置を
用いて製造された無酸素銅線であって、0.005〜
0.2wt%の銀を含有することを特徴とする。また、
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の無酸素銅線
であって、0.03〜0.20wt%の銀を含有するこ
とを特徴とする。更に、請求項9に記載の発明は、請求
項8に記載の無酸素銅線であって、0.05〜0.20
wt%の銀を含有することを特徴とする。
【0022】このように、0.005wt%以上の銀を
含有させれば、ホールを細かく分散させて微細なミクロ
ホールとでき、圧延されて得られた無酸素銅線表面の傷
を減少させることができる。そして、0.03wt%以
上含有させると、顕著に傷を減少させることができ、
0.05wt%以上含有させると、更に顕著に傷を減少
させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る無酸素銅線、
その製造方法及び製造装置の好適な実施の形態を図面を
参照して詳細に説明する。なお、以下において「無酸素
銅線」とは、酸素の含有量を10ppm以下、通常は3
〜10ppmに抑制している銅線をいうものとする。ま
ず、無酸素銅線の製造装置について説明する。図1は、
本実施形態に係る無酸素銅線の製造装置を概略的に示し
た構成図、図2は図1の鋳造樋を平面視(a)、側面視
(b)で示した断面図である。
【0024】無酸素銅線の製造装置1は、溶解炉Aと、
保持炉Bと、鋳造樋Cと、ベルトキャスター式連続鋳造
機Dと、圧延機Eと、コイラーFと、を備えて構成され
ている。
【0025】溶解炉Aとしては、円筒形の炉本体を有す
る、例えばシャフト炉が好適に用いられている。溶解炉
Aの下部には、円周方向に複数のバーナー(図示略)
が、上下方向に多段状に設けられている。この溶解炉A
では、還元性の雰囲気で燃焼が行われて、脱酸素処理さ
れた溶銅(湯)がつくられる。還元性の雰囲気は、例え
ば、天然ガスと空気との混合ガスにおいて、燃料比を高
めることで得られる。
【0026】保持炉Bは、溶解炉Aから送られた湯を、
一旦貯蔵するとともに、所定の温度に保持したまま鋳造
樋Cに送るためのものである。鋳造樋Cは、保持炉Bか
ら送られた湯を非酸化雰囲気でシールしてタンディッシ
ュ5まで移送する。シールは、図2に示すように、鋳造
樋Cの溶銅流路(溶銅の流路)31の上面を、カバー8
により覆うことでなされる。この非酸化雰囲気は、例え
ば、窒素と一酸化炭素の混合ガスやアルゴン等の希ガス
を不活性ガスとして、鋳造樋C内に吹き込むことで形成
される。
【0027】鋳造樋C中の溶銅流路31には、図2に示
すように、脱水素処理を含む脱ガスの手段として、攪拌
手段(脱ガス手段)33を設けている。この攪拌手段3
3は、堰33a、33b、33c、33dから構成され
ており、湯が激しく攪拌されながら流れるようになって
いる。
【0028】堰33aは、溶銅流路31の上側、すなわ
ちカバー8に設けられている。また、堰33bは溶銅流
路31の下側に、堰33cは溶銅流路31の左側に、堰
33dは溶銅流路31の右側に、各々設けられている。
これら堰33a、33b、33c、33dによって、湯
は上下左右に蛇行しながら図2中矢印方向に流れること
で激しい流れとなって攪拌され、脱ガス処理が行えるも
のである。なお、図2(b)においては、湯面を符号3
2として示している。堰33c、33dは、溶銅流路3
1の実際の長さに対して湯の流路を長くし、仮に鋳造樋
Cが短尺であっても、脱ガス処理の効率を高めるとこと
ができるものである。また、堰33a、33bは、脱ガ
ス処理前後の溶銅と雰囲気ガスとの混合を防止する役目
を果たすものである。なお、この攪拌手段33は、主と
して脱水素処理の行うためのものであるが、湯が攪拌さ
れることで、湯中に残存している酸素も追い出すことが
できる。すなわち、脱ガス処理として、脱水素処理と2
度目の脱酸素処理との両方が行われる。これら堰33
a、33b、33c、33dを、例えばカーボンによっ
て作成するようにすれば、溶銅とカーボンとの接触によ
って、脱酸素処理も効率よく行うことができる。
【0029】この脱ガス処理は、この保持炉B以降の移
送過程において行う必要がある。その理由は、低酸素銅
線を得るために保持炉Bでは還元雰囲気の燃焼、若しく
は還元剤による脱酸を行うため、上記の平衡式(A)の
関係から必然的に水素濃度が上昇するためである。
【0030】さらに、脱ガス処理を行う位置としては、
鋳造直前にあるタンディッシュ5での脱ガス処理も好ま
しくない。その理由は、タンディッシュ5で湯が激しく
攪拌されるような動作、例えばバブリングを行うと、湯
面が激しく振動し、注湯ノズル9から出る湯のヘッド圧
が変動し、安定した溶銅が鋳造機Dへ供給されないため
である。一方、湯面が激しく振動しない程度では、脱ガ
スの効果は期待できない。このことからも、保持炉Bか
らタンディッシュ5までの移送過程において脱ガス処理
を行うのが好ましい。
【0031】鋳造樋Cの終端部近傍には、図示しない銀
添加手段が設けられており、脱酸素処理及び脱水素処理
された湯中に銀を添加できるようになっている。なお、
この銀添加手段が設けられる場所は、鋳造樋Cの終端部
近傍に限定されるものではない。すなわち、脱水素処理
後の湯中に添加して充分に拡散すればよく、鋳造樋Cの
終端部以降からタンディッシュ5の終端に至るまでの間
に設けられていればよい。
【0032】タンディッシュ5には、湯の流れ方向終端
に注湯ノズル9が設けられており、タンディッシュ5か
らの湯がベルトキャスター式連続鋳造機Dへ供給される
ようになっている。
【0033】保持炉Bには、鋳造樋Cを介して、ベルト
キャスター式連続鋳造機Dが連結されている。このベル
トキャスター式連続鋳造機Dは、周回移動する無端ベル
ト11と、この無端ベルト11に円周の一部を接触させ
て回転する鋳造輪13とにより構成される。鋳造機D
は、さらに圧延機Eと連結されている。
【0034】圧延機Eは、鋳造機Dから出た鋳造銅材2
3を圧延するものである。この圧延機Eは、探傷器19
を介してコイラーFに連結されている。
【0035】このように構成される無酸素銅線の製造装
置1を用いた、無酸素銅線の製造方法について説明す
る。まず、溶解炉Aにおいて還元性の雰囲気で燃焼を行
い、溶銅を脱酸素処理しつつ溶銅をつくる(溶銅生成工
程)。脱酸された溶銅は、鋳造樋Cを用いて非酸化雰囲
気でシールされて、タンディッシュ5まで移送される
(溶銅移送工程)。溶解炉Aにおいて脱酸素処理された
溶銅は、酸素濃度と水素濃度とが反比例の関係となるこ
とから、水素濃度が高くなっている。この水素濃度が高
くなった溶銅は、鋳造樋Cを通過する際に、攪拌手段3
3によって脱水素処理される(脱ガス工程)。
【0036】これにより、溶銅は、酸素の含有量が3〜
10ppm、水素の含有量が1ppm以下に調整され
る。そして、酸素濃度及び水素濃度の調整された溶銅
に、溶銅中の銀の含有量が0.005〜0.2wt%と
なるように、銀添加手段から銀を添加する(銀添加工
程)。銀の含有量を0.005wt%よりも少なくなる
ようにすれば、ホールを微細化する、すなわち表面の傷
を抑制することは殆ど期待できない。逆に、銀の含有量
を0.2wt%よりも多くなるようにすれば、傷を抑制
する作用はさほど変わらずとも、無酸素銅線の強度が上
がってしまうために、鋳造銅材の圧延、後加工等を良好
に行いにくくなる。こうしたことから、銀の含有量を上
記範囲内とすることが好ましい。
【0037】また、平衡式(A)の関係から、水蒸気分
圧を下げることで溶銅のガス濃度が低下するため、脱水
素処理を施す前の溶銅と脱水素処理後の溶銅を完全に分
離することができ、さらなる脱ガス効果を得ることが可
能になる。これは、例えば溶銅移送工程において、上記
のように攪拌手段33を設けることで実現できる。即
ち、この攪拌手段33は、脱水素処理前後の雰囲気ガス
の混合と、溶銅の混合とを防止する役目も果たすことに
なる。
【0038】上記のように、溶解炉Aから保持炉Bへ移
送された溶銅は、昇温された後、鋳造樋C、タンディッ
シュ5を経てベルトキャスター式連続鋳造機Dに供給さ
れ、ベルトキャスター式連続鋳造機Dにおいて連続鋳造
され、ベルトキャスター式連続鋳造機Dを出たところで
鋳造銅材23に成形される。この鋳造銅材23は、圧延
機Eによって圧延されることで、所定量の銀が含有され
表面品質の良好な無酸素銅線25となり、コイラーFに
巻回される。
【0039】なお、攪拌手段33による分離は、一箇所
に限ったものではなく、移送過程の長さに応じて適宜設
置してもよい。また、攪拌手段33として、堰33a、
33b、33c、33dを溶銅流路31の上下左右に各
々設けるようにしたが、鋳造樋Cの長さや幅等によって
これら堰の個数や配置を適宜変更しても、差し支えな
い。
【0040】このようにして、酸素濃度及び水素濃度を
調整し、且つ所定量の銀を添加した後の溶銅を鋳造・圧
延することで鋳造時のガスの放出が少なくなり、鋳造銅
材23に生成されるホールが抑制され、無酸素銅線25
表面の傷が低減される。
【0041】上記のような製造装置を用いた製造方法に
より得られた無酸素銅線25の表面の探傷検査結果を、
図3に示す。この探傷検査は、銅線用回転位相型渦電流
探傷装置(メーカー名:(有)日本エステック、機種
名:RP‐7000)を用いた、回転位相型渦電流探傷
法にて行った。図3において、(a)は銀を含有してい
ないもの、(b)は銀を0.01wt%含有しているも
の、(c)は銀を0.03wt%含有しているもの、
(d)は0.05wt%含有しているもの、を探傷した
際のチャート図を、各々示している。各々の図の縦軸は
時間を、横軸は、傷の数及び大きさに対応して発生した
渦電流の電圧(V)を、各々示している。
【0042】これらの図に示すように、無酸素銅線25
中の銀の含有量が多いほど、すなわち溶銅への銀の添加
量が多いほど、無酸素銅線25の表面の傷が減少してい
くことがわかる。これは、銅の結晶粒を微細化するよう
な元素を添加して粒界を増加させることができれば、単
位粒界当たりのガス成分濃度は減少し、鋳造銅材23中
の水素、酸素、水蒸気の局所的な平衡を考えた場合に、
見かけ上のガス成分濃度は、粒界が大きい場合に比べて
非常に低くなるためであり、その結果大きなホールが形
成されにくくなるものと推定される。本発明者らの検討
によれば、こうした添加元素として好適なものは銀であ
り、0.005wt%以上の銀を含有させれば、鋳造銅
材23中に形成されるホールを微細に分散させてミクロ
ホールとでき、この鋳造銅材23を圧延して得られた無
酸素銅線25の表面の傷を減少させることができる。そ
して、0.03wt%以上含有させると、顕著に傷を減
少させることができ、0.05wt%以上含有させる
と、更に顕著に傷を減少させることができる。
【0043】本実施形態に係る無酸素銅線の製造装置、
及びこれを用いた製造方法においては、溶解炉Aにおい
て還元性の雰囲気で燃焼が行われ、溶銅が脱酸素処理さ
れ、この溶銅は鋳造樋Cにおいて非酸化雰囲気でシール
されてタンディッシュ5まで移送される。そしてこの溶
銅は、酸素濃度と水素濃度とが反比例の関係となること
から水素濃度が高くなっているが、続く脱ガス工程にて
攪拌手段33により脱水素処理される。これにより、還
元によって脱酸素処理するほど高くなる水素濃度が低く
なり、凝固時のホールの生成が抑制される。そして、脱
酸素処理及び脱水素処理によってホールが生成されにく
くなっている溶銅に、更に銀添加手段から銀を添加して
ホールを微細に分散させ、ミクロホールとすることがで
きる。そのため、ベルトキャスター式連続鋳造機を用い
て、導電率の低下を抑制し且つ有害なホールの少ない長
尺の鋳造銅材を、低コストで連続的に製造できる。ま
た、脱ガス工程を簡略化しても、表面の傷を著しく減少
させた表面品質の良好な無酸素銅線を得ることができ
る。これにより、脱水素処理を行うための装置、例えば
真空脱ガス装置、バブリング装置あるいは合金炉といっ
た、高価で特別な装置を用いる必要がなくなり、装置構
成を簡易なものとできるとともに、低コストで無酸素銅
線を製造することができる。
【0044】また、脱ガス手段を、溶銅を攪拌する攪拌
手段33としているので、短時間で強制的に脱水素処理
が行えるので、簡易な構成で効率よく脱水素処理を行う
ことができる。
【0045】更に、攪拌手段33を、通過する溶銅の流
路を蛇行させる堰により構成すれば、溶銅自身の流れに
よって自動的に攪拌されるので、特別にアジテーター等
を用いなくてよく、より簡易な構成で効率よく脱水素処
理を行うことができるとともに、無酸素銅線の製造装置
の運転管理も容易にできる。
【0046】また、本実施形態に係る無酸素銅線25に
おいては、0.005〜0.2wt%の銀を含有してい
るので、導電率の低下が抑制されるとともに、表面に傷
が少なく表面品質の良好な、すなわち高品質のものとす
ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る無酸素銅線の製造方法及び製造装置においては、溶銅
中に銀を添加するようにしているので、ベルトキャスタ
ー式連続鋳造機を用いて、表面品質の良好な高品質の無
酸素銅線を、低コストで大量生産可能とすることができ
る。また、銀を一定量含有することで、導電率の低下が
抑制され且つ高品質の無酸素銅線を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る無酸素銅線の製造
装置を概略的に示した構成図である。
【図2】 図1の鋳造樋を平面視(a)、側面視
(b)で示した断面図である。
【図3】 図1の製造装置を用いて製造した無酸素銅
線の、表面の傷の状態を示すチャート図である。
【符号の説明】
1 無酸素銅線の製造装置 5 タンディッシュ 23 鋳造銅材 25 無酸素銅線 31 溶銅流路(溶銅の流路) 33 攪拌手段(脱ガス手段) 33a、33b、33c、33d 堰 A 溶解炉 B 保持炉 C 鋳造樋 D ベルトキャスター式連続鋳造機 E 圧延機 F コイラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 11/11 B22D 11/11 B 11/114 11/114 11/12 11/12 A 35/00 35/00 F H01B 1/02 H01B 1/02 A 13/00 501 13/00 501C (72)発明者 服部 芳明 大阪府堺市築港新町3−1−9 三菱マテ リアル株式会社堺工場内 Fターム(参考) 4E004 DA06 MB14 NC07 5G301 AA01 AA08 AB20 AD01 AE10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶銅をベルトキャスター式連続鋳造機
    に供給し、該ベルトキャスター式連続鋳造機から導出さ
    れた鋳造銅材を圧延して、無酸素銅線を連続的に製造す
    る製造方法であって、 溶解炉の還元性雰囲気で燃焼を行い溶銅をつくる溶銅生
    成工程と、 前記溶解炉から送られた溶銅を、非酸化雰囲気でシール
    可能な鋳造樋を用いてタンディッシュまで移送する溶銅
    移送工程と、 該鋳造樋を通過する溶銅に対して脱水素処理を行う脱ガ
    ス工程と、 この脱水素処理された溶銅に銀を添加する銀添加工程
    と、 を含むことを特徴とする無酸素銅線の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記脱ガス工程は、前記溶銅を攪拌す
    ることで脱水素処理を行うことを特徴とする請求項1に
    記載の無酸素銅線の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記脱ガス工程は、前記通過する溶銅
    の流路を蛇行させることで攪拌を行うことを特徴とする
    請求項2に記載の無酸素銅線の製造方法。
  4. 【請求項4】 溶銅をベルトキャスター式連続鋳造機
    に供給し、該ベルトキャスター式連続鋳造機から導出さ
    れた鋳造銅材を圧延して、無酸素銅線を連続的に製造す
    る製造装置であって、 還元性の雰囲気で燃焼を行い溶銅をつくる溶解炉と、 該溶解炉から送られた溶銅を所定の温度に保持する保持
    炉と、 該保持炉から送られた溶銅を非酸化雰囲気でシールして
    タンディッシュまで移送する鋳造樋と、 該鋳造樋に設けられ通過する溶銅を脱水素処理する脱ガ
    ス手段と、 この脱水素処理された溶銅に銀を添加する銀添加手段
    と、 を具備することを特徴とする無酸素銅線の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記脱ガス手段は、前記溶銅を攪拌す
    る攪拌手段であることを特徴とする請求項4に記載の無
    酸素銅線の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記攪拌手段は、前記通過する溶銅の
    流路を蛇行させる堰により構成されていることを特徴と
    する請求項6に記載の無酸素銅線の製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれかに記載の無酸
    素銅線の製造方法によって又は請求項4〜6のいずれか
    に記載の無酸素銅線の製造装置を用いて製造された無酸
    素銅線であって、0.005〜0.2wt%の銀を含有
    することを特徴とする無酸素銅線。
  8. 【請求項8】 0.03〜0.20wt%の銀を含有
    することを特徴とする請求項7に記載の無酸素銅線。
  9. 【請求項9】 0.05〜0.20wt%の銀を含有
    することを特徴とする請求項8に記載の無酸素銅線。
JP2000207488A 2000-02-24 2000-07-07 無酸素銅線の製造方法、製造装置、及び無酸素銅線 Expired - Lifetime JP4240768B2 (ja)

Priority Applications (17)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207488A JP4240768B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 無酸素銅線の製造方法、製造装置、及び無酸素銅線
DE60136977T DE60136977D1 (de) 2000-02-24 2001-02-21 Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Kupferdraht mit niedrigem Sauerstoffgehalt
DE60113891T DE60113891T2 (de) 2000-02-24 2001-02-21 Anlage zur Herstellung stranggegossener Knüppel aus Kupfer mit niedrigem Sauerstoffgehalt
EP01103598A EP1127946B1 (en) 2000-02-24 2001-02-21 Installation for producing continuously cast low-oxygen copper ingots
DE60119804T DE60119804T2 (de) 2000-02-24 2001-02-21 Verfahren zur Herstellung von Walzdraht aus Kupfer mit niedrigem Sauerstoffgehalt
EP05017856A EP1598433B1 (en) 2000-02-24 2001-02-21 Method for continuously producing low-oxygen copper wire
EP01103599A EP1127947B1 (en) 2000-02-24 2001-02-21 Method for manufacturing low-oxygen copper wire rod
US09/789,594 US6589473B2 (en) 2000-02-24 2001-02-22 Apparatus for manufacturing low-oxygen copper
TW90104026A TW461833B (en) 2000-02-24 2001-02-22 Method for manufacturing low-oxygen copper
KR1020010009355A KR100690257B1 (ko) 2000-02-24 2001-02-23 저산소동의 제조장치
CA2337668A CA2337668C (en) 2000-02-24 2001-02-23 Method for manufacturing low-oxygen copper
CA002337670A CA2337670A1 (en) 2000-02-24 2001-02-23 Apparatus for manufacturing low-oxygen copper
KR1020010009354A KR100690253B1 (ko) 2000-02-24 2001-02-23 저산소동의 제조방법
US09/791,767 US6944930B2 (en) 2000-02-24 2001-02-26 Method for manufacturing low-oxygen copper
CNB011049928A CN1210416C (zh) 2000-02-24 2001-02-26 用于生产低氧铜的设备
CNB01104991XA CN1247349C (zh) 2000-02-24 2001-02-26 用于生产低氧铜的方法
US11/194,568 US7524356B2 (en) 2000-02-24 2005-08-02 Method for manufacturing low-oxygen copper

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207488A JP4240768B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 無酸素銅線の製造方法、製造装置、及び無酸素銅線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002028757A true JP2002028757A (ja) 2002-01-29
JP4240768B2 JP4240768B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=18704240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000207488A Expired - Lifetime JP4240768B2 (ja) 2000-02-24 2000-07-07 無酸素銅線の製造方法、製造装置、及び無酸素銅線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4240768B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341268A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Mitsubishi Materials Corp 銅合金の連続製造装置及び銅合金の連続製造方法
WO2007015491A1 (ja) * 2005-08-02 2007-02-08 The Furukawa Electric Co., Ltd. 回転移動鋳型を用いた連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造方法
JP2007046102A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Furukawa Electric Co Ltd:The 低温軟化性無酸素銅線およびその製造方法
JP2007237260A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Furukawa Electric Co Ltd:The 皮剥き性に優れた無酸素銅及び無酸素銅合金の荒引線材
JP2008266764A (ja) * 2006-06-01 2008-11-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 銅合金線材の製造方法および銅合金線材
JP2009090310A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Mitsubishi Materials Corp 銅材連続製造方法
ES2319363A1 (es) * 2006-10-16 2009-05-06 Jordi Pedragosa Sala Metodo de fabricacion de cables y trencillas para coches electricos de carreras a escala reducida.
CN104624707A (zh) * 2014-12-30 2015-05-20 山东鑫汇铜材有限公司 一种超微细铜丝的生产方法
CN110343879A (zh) * 2019-07-26 2019-10-18 浙江天宁合金材料有限公司 一种无氧铜银合金熔铸生产方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341268A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Mitsubishi Materials Corp 銅合金の連続製造装置及び銅合金の連続製造方法
WO2007015491A1 (ja) * 2005-08-02 2007-02-08 The Furukawa Electric Co., Ltd. 回転移動鋳型を用いた連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造方法
JP2007038252A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 回転移動鋳型を用いた連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造方法
JP4593397B2 (ja) * 2005-08-02 2010-12-08 古河電気工業株式会社 回転移動鋳型を用いた連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造方法
JP2007046102A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Furukawa Electric Co Ltd:The 低温軟化性無酸素銅線およびその製造方法
JP2007237260A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Furukawa Electric Co Ltd:The 皮剥き性に優れた無酸素銅及び無酸素銅合金の荒引線材
JP2008266764A (ja) * 2006-06-01 2008-11-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 銅合金線材の製造方法および銅合金線材
US8409375B2 (en) 2006-06-01 2013-04-02 The Furukawa Electric Co., Ltd. Method of producing a copper alloy wire rod and copper alloy wire rod
ES2319363A1 (es) * 2006-10-16 2009-05-06 Jordi Pedragosa Sala Metodo de fabricacion de cables y trencillas para coches electricos de carreras a escala reducida.
JP2009090310A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Mitsubishi Materials Corp 銅材連続製造方法
CN104624707A (zh) * 2014-12-30 2015-05-20 山东鑫汇铜材有限公司 一种超微细铜丝的生产方法
CN110343879A (zh) * 2019-07-26 2019-10-18 浙江天宁合金材料有限公司 一种无氧铜银合金熔铸生产方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4240768B2 (ja) 2009-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7524356B2 (en) Method for manufacturing low-oxygen copper
JP4593397B2 (ja) 回転移動鋳型を用いた連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造方法
EP2039444A1 (en) Process for manufacturing copper alloy wire rod and copper alloy wire rod
JP5343856B2 (ja) 銅合金線製造方法
JP3918397B2 (ja) 耐密着性無酸素銅荒引線、その製造方法及び製造装置
JP2002028757A (ja) 無酸素銅線の製造方法、製造装置、及び無酸素銅線
JP3552043B2 (ja) ベルト&ホイール式連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造方法および銅合金線材の製造方法
JP2009226419A (ja) 銅または銅合金線材の製造方法および銅または銅合金線材
JP3651386B2 (ja) 銅線の製造方法及び製造装置
JP3674499B2 (ja) 銅メッキ用含リン銅母材の製造方法及びその製造装置
JP2003268466A (ja) マグネットワイヤ用低酸素銅線材およびその製造方法
JP3945131B2 (ja) 低酸素銅鋳塊の製造方法及び製造装置
JP4182429B2 (ja) Cr−Zr−Al系銅合金線素材の製造方法
JP6493047B2 (ja) 銅合金材およびその製造方法
JP4259215B2 (ja) 銅線の製造方法及び製造装置
TW461833B (en) Method for manufacturing low-oxygen copper
JPH0847747A (ja) 銅の連続鋳造方法およびその装置
JP2009090310A (ja) 銅材連続製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4240768

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term