JP2002028754A - 鋳型造型方法及びその装置 - Google Patents

鋳型造型方法及びその装置

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JP2002028754A
JP2002028754A JP2000214164A JP2000214164A JP2002028754A JP 2002028754 A JP2002028754 A JP 2002028754A JP 2000214164 A JP2000214164 A JP 2000214164A JP 2000214164 A JP2000214164 A JP 2000214164A JP 2002028754 A JP2002028754 A JP 2002028754A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳物砂のコンパクタビリティのバラツキによ
る影響を小さくして鋳物砂の圧縮割合が大きい模型面側
スクイズを行い、強度が高くて各部位の強度のバラツキ
が少ない鋳型を造型する。 【解決手段】 模型定盤を固定したスクイズテーブルと
下盛枠を移動可能に嵌合し、下盛枠の鋳枠当接面に鋳枠
と上盛枠を積み重ねて重合枠を構成し、鋳枠当接面が模
型定盤の盤面より鋳枠厚さの15乃至25%の距離だけ
模型側に位置する状態で重合枠に鋳物砂を供給した後、
スクイズヘッドを重合枠とスクイズテーブルに相対接近
させて鋳物砂を予備圧力で背面側予備スクイズし、スク
イズテーブルを前記盤面と鋳枠当接面とが一致するまで
重合枠とスクイズヘッドに相対接近させて模型面側スク
イズし、スクイズヘッドを重合枠とスクイズテーブルに
相対接近させて鋳物砂を予備圧力より高い圧力で背面側
スクイズする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳型の造型方法及
びその方法を実施するための鋳型造型装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭56−1245号公報に
記載された鋳型造型装置においては、シリンダ装置によ
るスクイズテーブルの上昇につれて、外周に下盛枠を昇
降可能に嵌合した模型をスクイズテーブル上面に模型交
換位置で受取り、鋳枠を前進位置に位置した下盛枠の上
面に鋳枠受渡位置で受取り、上盛枠を鋳枠上面に当接さ
せ、これら重ね合わせられた下盛枠と鋳枠と上盛枠内に
鋳物砂を供給し、鋳物砂の供給後にスクイズヘッドに設
けたシリンダ装置により上盛枠の上昇を規制した状態で
前記スクイズテーブルを前記下盛枠の鋳枠との当接面が
後退位置に後退するまで上昇させて鋳物砂を模型面側ス
クイズし、該模型面側スクイズの終了後に前記シリンダ
装置による上盛枠の上昇規制を解除して前記スクイズテ
ーブルを上昇させて鋳物砂を背面側スクイズしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の鋳型造型装
置では、鋳物砂の供給直後にスクイズヘッドに設けたシ
リンダ装置により上盛枠の上昇を規制した状態でスクイ
ズテーブルを下盛枠の鋳枠との当接面が後退位置に後退
するまで上昇させて鋳物砂を模型面側スクイズしている
ので、鋳物砂のコンパクタビリティのバラツキが、模型
面を所定距離だけ移動させる模型面側スクイズによる鋳
物砂の加圧力に大きなバラツキを生じさせる不具合があ
った。即ち、コンパクタビリティが高すぎる場合は鋳物
砂の加圧力不足で充分な鋳型強度を得ることができず、
低すぎる場合は模型下面と鋳枠下面とが一致するまでス
クイズテーブルを上昇させることができなくなってしま
う。また、模型面側スクイズにより鋳物砂を鋳枠厚さの
10%程度圧縮させるものにおいては、鋳型の強度が不
十分で、各部位における強度にバラツキが生じ、鋳物製
品の形状精度を向上させるために、鋳型の強度を高く
し、且つ各部位における強度の均一性を向上させること
が鋳型造型に求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、模型を取
付けた模型定盤が固定されたスクイズテーブルと前記模
型定盤を取り囲む下盛枠とを相対的に移動可能に嵌合
し、前記下盛枠の鋳枠当接面に鋳枠及び上盛枠を順次積
み重ねて重合枠を構成し、スクイズヘッドをスクイズテ
ーブルに対向して相対的に移動可能に装置本体に設け、
鋳枠当接面が模型定盤の盤面より鋳枠厚さの15乃至2
5%の距離だけ模型側に位置するように前記スクイズテ
ーブルと下盛枠とを相対的に位置決めした状態で前記重
合枠に鋳物砂を供給し、鋳物砂の供給後に前記スクイズ
ヘッドを前記重合枠及び前記スクイズテーブルに相対的
に接近させて鋳物砂を背面側予備スクイズ圧力で背面側
予備スクイズし、前記スクイズテーブルを前記盤面と鋳
枠当接面とが一致するまで前記重合枠及び前記スクイズ
ヘッドに相対的に接近させて模型面側スクイズし、該模
型面側スクイズの終了後に前記スクイズヘッドを前記重
合枠及び前記スクイズテーブルに相対的に接近させて鋳
物砂を背面側予備スクイズ圧力より高い背面側スクイズ
圧力で背面側スクイズすることである。
【0005】請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1に記載の鋳型造型方法において、前記背面側予備
スクイズ圧力が0.2乃至0.35MPaであり、背面
側スクイズ圧力が0.7乃至1.5MPaであることで
ある。
【0006】請求項3に係る発明の構成上の特徴は、模
型を取付けた模型定盤が固定されたスクイズテーブルと
前記模型定盤を取り囲む下盛枠とを相対的に移動可能に
嵌合し、前記下盛枠の鋳枠当接面に鋳枠及び上盛枠を順
次積み重ねて重合枠を構成し、スクイズヘッドをスクイ
ズテーブルに対向して相対的に移動可能に装置本体に設
け、前記スクイズテーブル及びスクイズヘッドを互いに
進退させる駆動装置を設け、鋳枠当接面が模型定盤の盤
面より鋳枠厚さの15乃至25%の距離だけ模型側に位
置するように前記スクイズテーブルと下盛枠とを相対的
に位置決めした状態で前記重合枠に鋳物砂を供給する装
置を設け、鋳物砂の供給後に前記スクイズヘッドを前記
重合枠及びスクイズテーブルに相対的に接近させて鋳物
砂を背面側予備スクイズ圧力で背面側予備スクイズし、
前記スクイズテーブルを前記盤面と鋳枠当接面とが一致
するまで前記重合枠及びスクイズヘッドに相対的に接近
させて前記鋳物砂を模型面側スクイズし、該模型面側ス
クイズの終了後に前記スクイズヘッドを前記重合枠及び
スクイズテーブルに相対的に接近させて鋳物砂を前記背
面側予備スクイズ圧力より高い背面側スクイズ圧力で背
面側スクイズすることである。
【0007】請求項4に係る発明の構成上の特徴は、駆
動装置により造型経路に沿って互いに対向して相対的に
進退移動されるスクイズテーブルとスクイズヘッドとを
装置本体に設け、前記スクイズテーブルとの間で鋳枠を
受け渡しする鋳枠受渡装置を前記造型経路内に設け、上
盛枠を該鋳枠受渡装置と前記スクイズヘッドとの間で造
型経路に沿って移動可能に設け、下盛枠を模型が取付け
られた模型定盤を囲んで前記経路方向に進退可能にスク
イズテーブルに設け、前記下盛枠を鋳枠当接面が前記模
型定盤の盤面と一致する後退位置と前記盤面より鋳枠厚
さの15乃至25%の距離だけ模型側に位置する前進位
置との間で進退させる下盛枠進退装置を前記スクイズテ
ーブルに設け、前記駆動装置によるスクイズテーブルの
前進に連れて順次積み重ねられた下盛枠と鋳枠と上盛枠
とで重合枠を構成し、前記下盛枠が前進位置に位置する
状態で前記重合枠に鋳物砂を供給する装置を設け、鋳物
砂の供給後に前記スクイズヘッドと前記重合枠との相対
移動を許容した状態で前記スクイズテーブル及びスクイ
ズヘッドを前記駆動装置により互いに接近させて鋳物砂
を背面側予備スクイズ圧力で背面側予備スクイズし、前
記スクイズヘッドと前記重合枠との相対移動を規制した
状態で前記スクイズテーブル及びスクイズヘッドを前記
駆動装置により前記下盛枠が後退位置に後退するまで互
いに接近させて前記鋳物砂を模型面側スクイズし、該模
型面側スクイズの終了後に前記スクイズヘッドと前記重
合枠との相対移動を許容した状態で前記スクイズテーブ
ル及びスクイズヘッドを前記駆動装置により互いに接近
させて鋳物砂を前記背面側予備スクイズ圧力より高い背
面側スクイズ圧力で背面側スクイズすることである。
【0008】請求項5に係る発明の構成上の特徴は、模
型を取付けた模型定盤が固定され該模型定盤を取り囲む
下盛枠を移動可能に嵌合されたスクイズテーブルを装置
本体に設け、前記スクイズテーブルに向かって駆動装置
により進退移動されるスクイズヘッドを装置本体に装架
し、前記下盛枠を鋳枠当接面が前記模型定盤の盤面と一
致する後退位置と前記盤面より鋳枠厚さの15乃至25
%の距離だけ模型側に位置する前進位置との間で進退さ
せる下盛枠進退装置を前記スクイズテーブルに設け、前
記下盛枠の鋳枠当接面上に鋳枠及び上盛枠を順次積み重
ねて重合枠を構成し、前記下盛枠が前進位置に位置する
状態で前記重合枠に鋳物砂を供給する装置を設け、鋳物
砂の供給後に前記スクイズヘッドと前記重合枠との相対
移動を許容した状態で前記スクイズヘッドを前記スクイ
ズテーブルに前記駆動装置により接近させて鋳物砂を背
面側予備スクイズ圧力で背面側予備スクイズし、前記ス
クイズヘッドと前記重合枠との相対移動を規制した状態
で前記スクイズヘッドを前記駆動装置により前記スクイ
ズテーブルに前記下盛枠が後退位置に後退するまで接近
させて前記鋳物砂を模型面側スクイズし、該模型面側ス
クイズの終了後に前記スクイズヘッドと前記重合枠との
相対移動を許容した状態で前記スクイズヘッドを前記駆
動装置により前記スクイズテーブルに接近させて鋳物砂
を前記背面側予備スクイズ圧力より高い背面側スクイズ
圧力で背面側スクイズすることである。
【0009】請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請
求項3又は請求項5に記載の鋳型造型装置において、前
記背面側予備スクイズ圧力が0.2乃至0.35MPa
であり、背面側スクイズ圧力が0.7乃至1.5MPa
であることである。
【0010】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、模型を取付けた模型定盤が固定さ
れたスクイズテーブルと前記模型定盤を取り囲む下盛枠
とを相対的に移動可能に嵌合し、下盛枠の鋳枠当接面に
鋳枠及び上盛枠を順次積み重ねて重合枠を構成し、スク
イズヘッドをスクイズテーブルに対向して相対的に移動
可能に設け、鋳枠当接面が模型定盤の盤面より鋳枠厚さ
の15乃至25%の距離だけ模型側に位置する状態で前
記重合枠に鋳物砂を供給した後に、スクイズヘッドを重
合枠及びスクイズテーブルに相対的に接近させて鋳物砂
を背面側予備スクイズ圧力で背面側予備スクイズし、ス
クイズテーブルを前記盤面と鋳枠当接面とが一致するま
で重合枠及びスクイズヘッドに対し相対的に接近させて
模型面側スクイズし、その後にスクイズヘッドを重合枠
及びスクイズテーブルに相対的に接近させて鋳物砂を背
面側予備スクイズ圧力より高い背面側スクイズ圧力で背
面側スクイズするようにしたので、鋳物砂のコンパクタ
ビリティのバラツキの影響を受けずに均一化された状態
で、鋳物砂の圧縮割合が大きい模型面側スクイズを安定
して行うことができ、強度が高く且つ各部位の強度のバ
ラツキが少ない鋳型を造型することができる。
【0011】上記のように構成した請求項2に係る発明
においては、請求項1に記載の鋳型造型方法において、
0.2乃至0.35MPaで背面側予備スクイズし、
0.7乃至1.5MPaで背面側スクイズするので、鋳
物砂のコンパクタビリティを揃えるのに適した圧力で背
面予備スクイズし、この均一化された状態で、鋳物砂の
圧縮割合が大きい模型面側スクイズを安定して行い、さ
らに十分な圧力で背面側スクイズすることにより、強度
が高く且つ各部位の強度のバラツキが少ない鋳型を造型
することができる。
【0012】上記のように構成した請求項3に係る発明
においては、模型を取付けた模型定盤が固定されたスク
イズテーブルと模型定盤を取り囲む下盛枠とを相対的に
移動可能に嵌合し、下盛枠の鋳枠当接面に鋳枠及び上盛
枠を順次積み重ねて重合枠を構成し、スクイズヘッドを
スクイズテーブルに対向して相対的に移動可能に設け、
鋳枠当接面が模型定盤の盤面より鋳枠厚さの15乃至2
5%の距離だけ模型側に位置する状態で前記重合枠に鋳
物砂を供給する装置を設け、鋳物砂の供給後にスクイズ
ヘッドを重合枠及びスクイズテーブルに相対的に接近さ
せて鋳物砂を背面側予備スクイズ圧力で背面側予備スク
イズし、スクイズテーブルを前記盤面と鋳枠当接面とが
一致するまで重合枠及びスクイズヘッドに対し相対的に
接近させて模型面側スクイズし、その後にスクイズヘッ
ドを重合枠及びスクイズテーブルに相対的に接近させて
鋳物砂を背面側予備スクイズ圧力より高い背面側スクイ
ズ圧力で背面側スクイズするようにしたので、鋳物砂の
コンパクタビリティのバラツキの影響を受けずに均一化
された状態で鋳物砂の圧縮割合が大きい模型面側スクイ
ズを安定して行うことができ、強度が高く且つ各部位の
強度のバラツキが少ない鋳型の造型が可能な鋳型造型装
置を提供することができる。
【0013】上記のように構成した請求項4に係る発明
においては、スクイズテーブルに進退可能に嵌合された
下盛枠を鋳枠当接面が模型定盤の盤面と一致する後退位
置と前記盤面より鋳枠厚さの15乃至25%の距離だけ
模型側に位置する前進位置との間で進退させ、スクイズ
テーブルの前進に連れて順次積み重ねられた下盛枠と鋳
枠と上盛枠とで重合枠を構成し、下盛枠が前進位置に位
置する状態で前記重合枠に鋳物砂を供給する装置を設
け、鋳物砂の供給後にスクイズヘッドと重合枠との相対
移動を許容した状態でスクイズテーブル又はスクイズヘ
ッドを互いに接近させて鋳物砂を背面側予備スクイズ圧
力で背面側予備スクイズし、スクイズヘッドと重合枠と
の相対移動を規制した状態で前記スクイズテーブル及び
スクイズヘッドを下盛枠が後退位置に後退するまで互い
に接近させて鋳物砂を模型面側スクイズし、その後に前
記スクイズヘッドと前記上盛枠との相対移動を許容した
状態で前記スクイズテーブル及びスクイズヘッドを互い
に接近させて鋳物砂を前記背面側予備スクイズ圧力より
高い背面側スクイズ圧力で背面側スクイズするようにし
たので、請求項3に記載の発明の効果を奏することがで
き且つ鋳枠の自動受渡可能な鋳型造型装置を提供するこ
とができる。
【0014】上記のように構成した請求項5に係る発明
においては、模型定盤が固定されたスクイズテーブルに
下盛枠を鋳枠当接面が模型定盤の盤面と一致する後退位
置と前記盤面より鋳枠厚さの15乃至25%の距離だけ
模型側に位置する前進位置との間で進退可能に嵌合し、
前記下盛枠の鋳枠当接面上に鋳枠及び上盛枠を順次積み
重ねて重合枠を構成し、下盛枠が前進位置に位置する状
態で前記重合枠に鋳物砂を供給する装置を設け、鋳物砂
の供給後にスクイズヘッドと重合枠との相対移動を許容
した状態でスクイズヘッドをスクイズテーブルに接近さ
せて鋳物砂を背面側予備スクイズ圧力で背面側予備スク
イズし、スクイズヘッドと重合枠との相対移動を規制し
た状態でスクイズヘッドをスクイズテーブルに下盛枠が
後退位置に後退するまで接近させて鋳物砂を模型面側ス
クイズし、その後にスクイズヘッドと重合枠との相対移
動を許容した状態でスクイズヘッドをスクイズテーブル
に接近させて鋳物砂を背面側予備スクイズ圧力より高い
背面側スクイズ圧力で背面側スクイズするようにしたの
で、請求項3に記載の発明の効果を奏することができ且
つ鋳物砂が充填された鋳枠の移動を少なくした鋳型造型
装置を提供することができる。
【0015】上記のように構成した請求項6に係る発明
においては、請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の
鋳型造型装置において、0.2乃至0.35MPaで背
面側予備スクイズし、0.7乃至1.5MPaで背面側
スクイズするので、鋳物砂のコンパクタビリティを揃え
るのに適した圧力で背面側予備スクイズし、この均一化
された状態で、鋳物砂の圧縮割合が大きい模型面側スク
イズを安定して行い、さらに十分な圧力で背面側スクイ
ズすることにより、強度が高く且つ各部位の強度のバラ
ツキが少ない鋳型の造型が可能な鋳型造型装置を提供す
ることができる。
【0016】
【実施の形態】以下本発明に係る鋳型造型方法及びこの
方法を実施するための装置の実施形態を図面に基づいて
説明する。図1において、1は装置本体2に上下方向の
造型経路に沿って移動可能に装架された断面長方形のス
クイズテーブルで、装置本体2に固定されたシリンダ装
置3のピストン4(図9)のピストンロッド4a上端に
固定されて上下方向に進退移動されるようになってい
る。5は装置本体2に取付けられて水平方向に互いに平
行に延在する一対のローラコンベアで、直方体のマスタ
プレート6の下方フランジ部の両側下面を係脱可能に支
持している。次に使用されるマスタプレート6はローラ
コンベア5上で図略の停止装置によりスクイズテーブル
1と対向する交換位置に位置決めされ、シリンダ装置3
によって上昇されるスクイズテーブル1上に着脱可能に
載置されるようになっている。スクイズテーブル1上に
着脱可能に載置されるマスタプレート6を交換位置に係
脱自在に保持するマスタプレート交換装置7は、一対の
ローラコンベア5に替えて、ターンテーブルで構成して
もよい。マスタプレート6の両側下面を係脱可能に支持
するフォーク状の支持部を両端に設けた交換アームを装
置本体2に水平面内で割出し旋回可能に設け、次に使用
されるマスタプレート6を支持した支持部がスクイズテ
ーブル1と対向する交換位置に割出されるようにアーム
を割出し旋回し、下降するスクイズテーブル1上に載置
された使用済みのマスタプレート6を交換位置に割出さ
れた空の支持部で受取るようにしてもよい。
【0017】マスタプレート6の上面には模型8が取付
けられた模型定盤9が固定され、外周には下盛枠10が
模型定盤9を囲んで上下方向に進退可能に装架されてい
る。スクイズテーブル1の4隅には、シリンダ装置11
が夫々垂直に取付けられ、マスタプレート6をスクイズ
テーブル1上に載置した状態でシリンダ装置11のピス
トン12を上昇させると、ピストンロッド12aの上端
が下盛枠10の4隅に下方に向けて突設されたロッド1
4の下面に当接し、下盛枠10をその上端の鋳枠当接面
15が模型定盤9の盤面16より模型8側に位置する前
進位置に前進させる。ピストン12を下降させると、下
盛枠10は自重により鋳枠当接面15が模型定盤9の盤
面16一致する後退位置まで後退する。シリンダ装置1
1、ロッド14等により、下盛枠10を鋳枠当接面15
が模型定盤9の盤面16と一致する後退位置と盤面16
より後述する鋳枠31の厚さの15乃至25%の距離だ
け模型8側に位置する前進位置との間で進退させる下盛
枠進退装置17が構成されている。
【0018】図2に示すように、下盛枠10の各辺には
下面から上方に向かって有底穴20が夫々設けられ、各
有底穴20に嵌合する棒状の係止部材21がマスタプレ
ート6の下方フランジ部22から上方に立設されてい
る。この有底穴20の底部が係止部材21の頭部に当接
することにより下盛枠10は鋳枠当接面15が模型定盤
9の盤面16と一致する後退位置に位置される。23は
模型定盤の外周に嵌合してマスタプレート6の上面に固
定されたスペーサで、その上面は盤面16と、外周面は
マスタプレート6の外周面と一致している。下盛枠10
の上方内周面にライナ24が固定され、ライナ24の内
周面にはスペーサ23が摺動可能に嵌合されている。ラ
イナ24の上端には下盛枠10の上面を覆うフランジが
外方に向かって設けられ、このフランジの上面に鋳枠当
接面15が形成されている。
【0019】30は装置本体2に取付けられて水平方向
に互いに平行に延在する一対のローラコンベアで、鋳枠
31の両側下面をマスタプレート交換装置17の上方に
おいて係脱可能に支持している。次に型込めされる鋳枠
31はローラコンベア30上で図略の停止装置により造
型経路内でスクイズテーブル1と対向する鋳枠受渡位置
に位置決めされ、シリンダ装置3によって上昇されるス
クイズテーブル1上に載置されたマスタプレート6に嵌
合された下盛枠10がシリンダ装置11により前進位置
に上昇され、下盛枠10に一体的に設けたライナ24の
鋳枠当接面15上に鋳枠31をローラコンベア30から
受取るようになっている。スクイズテーブル1に載置さ
れたマスタプレート6との間で鋳枠31を受け渡しする
鋳枠受渡装置32は、ローラコンベア30等により構成
されている。
【0020】35は鋳枠31の上面に係脱可能に載置さ
れる上盛枠で、装置本体2に造型経路内で上下方向に移
動可能に装架されている。シリンダ装置3によるスクイ
ズテーブル1の上昇に連れてマスタプレート6がスクイ
ズテーブル1上に載置され、シリンダ装置17の作動で
前進位置に上昇された下盛枠10上に鋳枠31、上盛枠
35が順次積み重ねられる。スクイズテーブル1の上昇
に連れて順次積み重ねられた下盛枠と鋳枠と上盛枠とで
重合枠36が構成される。
【0021】シリンダ装置3はスクイズテーブル1を図
3に示す鋳物砂供給位置に停止させ、上盛枠10がシリ
ンダ装置11により前進位置に位置された状態で鋳物砂
が公知の鋳物砂供給装置40によって重合枠36に供給
される。図1に示すように、装置本体2の上方にはシャ
トル41が水平方向に移動可能に装架され、シリンダ装
置42により供給位置とスクイズ位置に割出し位置決め
されるようになっている。鋳物砂供給装置40はシャト
ル41の下面に取付けられ、シャトル41が供給位置に
割出されたとき、重合枠36に鋳物砂供給装置40が対
向し、計量された鋳物砂62を重合枠36内に充填す
る。
【0022】シャトル41の下面にはスクイズヘッド4
5が鋳物砂供給装置40と並んで取付けられ、シャトル
41がスクイズ位置に割出されるとスクイズヘッド45
がスクイズテーブル1と対向するようになっている。ス
クイズヘッド45のヘッド本体46には複数のシリンダ
47が垂直に設けられ、シリンダ47に摺動可能に嵌合
されたピストン48の下方に突出したピストンロッド先
端に加圧ヘッド49が固定されている。加圧ヘッド49
は鋳枠31の内側全域に亙って配置され、鋳枠31に充
填された鋳物砂62を万遍なくスクイズするようになっ
ている。図9に示すように、全てのシリンダ47の上室
47aは、レリーフ弁69とシリンダ70の左室70a
とに並列に接続されている。ヘッド本体46の4隅には
シリンダ50が垂直に設けられ、シリンダ50にはピス
トン51が上下方向に摺動可能に勘合され、ピストン5
1のピストンロッド51aがヘッド本体46の下方に突
出し上盛枠35の4隅に係脱可能に当接するようになっ
ている。
【0023】上記のように構成した実施形態の作動を図
9に示す油圧回路に基づいて説明する。マスタプレート
6及び鋳枠31がローラコンベア5,30上を搬送され
交換位置及び鋳枠受渡位置に夫々位置決めされ、シャト
ル41がシリンダ装置42により供給位置に割出し位置
決めされている状態で、電磁切替弁55が右位置に切替
えられ、ポンプPから供給される圧油がシリンダ装置3
の下室3aに供給され、スクイズテーブル1はピストン
4により上昇されて交換位置でマスタプレート6をロー
ラコンベア5から受取る。マスタプレート6がスクイズ
テーブル上に載置されると、電磁切替弁56が左位置に
切替わり圧油が同調シリンダ57の隔壁で相互に隔離さ
れた4個のシリンダ室58の各左室58aに供給され
る。各シリンダ室58にはピストン59が夫々嵌合さ
れ、4個のピストン59はピストンロッド60で互いに
連結されているので、圧油が各シリンダ室58の左室5
8aに供給されて4個のピストン59が右進すると、各
シリンダ室58の右室58bから同量の圧油が送出さ
れ、4個のシリンダ装置11の下室11aに供給され、
4個のピストン12,ピストンロッド12aが同じ距離
だけ同調して上昇し、ロッド14に当接して下盛枠10
を平行に前進位置まで上昇させる。ピストン59の右進
端はピストンロッド60に位置調節可能に固定された停
止部材61が同調シリンダ57の側壁に当接することに
より規制されるので、停止部材61の位置調整により各
シリンダ室58の右室58bからシリンダ装置11の下
室11aに供給される圧油量が調整されて下盛枠10の
前進位置が設定される。下盛枠10が前進位置に上昇さ
れると電磁切替弁56は中立位置に切替えられ、同調シ
リンダ57の各左室58aは、レリーフ弁63を介して
タンクに連通される。これにより下盛枠10は、下方に
押圧する力が一定値以上になりシリンダ装置11の各下
室11aから排出される圧油延いては同調シリンダ57
の各左室58aから送出される圧油がレリーフ弁63の
レリーフ圧以上になるまでは前進位置に保持される。
【0024】スクイズテーブル1はシリンダ装置3によ
り更に上昇され、シリンダ装置11によって前進位置に
上昇された下盛枠10が鋳枠31を鋳枠受渡位置でロー
ラコンベア30から鋳枠当接面15上に受取り、鋳枠3
1が上盛枠35を上面に載せて重合枠36を構成した後
に、電磁切替弁55が中立位置に切替わり、シリンダ装
置3の上下室3a,3bがブロックされてスクイズテー
ブル1は鋳物砂供給位置で一旦停止する。スクイズテー
ブル1の上方に割出し位置決めされている鋳物砂供給装
置40が作動し、下盛枠10がシリンダ装置11によっ
て前進位置に位置された状態で重合枠36内に所定量の
鋳物砂62が供給、充填される(図3)。
【0025】重合枠36内に鋳物砂62の充填が完了す
ると、シャトル41がシリンダ装置42によりスクイズ
位置に割出され、スクイズヘッド45がスクイズテーブ
ル1と対向する。そして、スクイズテーブル1又はスク
イズヘッド45を互いに接近させて鋳物砂62をスクイ
ズして鋳型を造型する。
【0026】即ち、電磁切替弁65,66を左位置に切
替えてシリンダ50の上室50aをタンクに連通し、ピ
ストン51、ピストンロッド51aを自由後退可能とし
て上盛枠35延いては重合枠36のスクイズヘッド45
に対する相対的上方移動を許容する状態にする。電磁切
替弁67を左位置に切替えて全シリンダ47の上室47
aをレリーフ弁69を介してタンクに連通し、電磁切替
弁68を右位置に切替えてシリンダ70の右室70bを
タンクに連通する。この状態でスクイズテーブル1がシ
リンダ装置3により上昇されスクイズヘッド45に接近
されると、重合枠36内に充填された鋳物砂62が一緒
に上昇されるので、ピストン51はピストンロッド51
aと上盛枠35との当接により上方に移動される。加圧
ヘッド49が鋳物砂62に押されて上昇し、ピストン4
8が上昇すると全シリンダ47の上室47aから送出さ
れる圧油はシリンダ70の左室70aに供給され、シリ
ンダ70の右室70bから送出される圧油は電磁切替弁
68を介してタンクに排出される。シリンダ70に嵌合
するピストン71が右進端まで移動すると全シリンダ4
7の上室47aを互いに連通してシリンダ70の左室7
0aに接続する管路はブロックされるので、各加圧ヘッ
ド49は鋳物砂62上面の硬さに応じて若干進退する
が、複数のピストン48は全体として上方移動を規制さ
れるので、スクイズテーブル1の上昇により重合枠36
内の鋳物砂62が各加圧ヘッド49により背面側予備ス
クイズ圧力0.2乃至0.35MPaで背面側予備スク
イズされる(図4)。これによりシリンダ装置3の下室
3a内の圧力が上昇し、この下室3aに圧油を供給する
配管途中に接続された圧力センサ72により下室3a内
の圧力が第1所定圧力に達したことが検出されると、電
磁切替弁65が右位置に切替わり模型面側スクイズに移
行する。第1所定圧力は、各加圧ヘッド49が鋳物砂6
2を加圧する背面側予備スクイズ圧力を0.2乃至0.
35MPa発生させるために必要なシリンダ装置3の下
室3a内の圧力である。多数の実験を重ねた結果、背面
側予備スクイズ圧力を0.2乃至0.35MPaにする
と、鋳物砂62のコンパクタビリティを低くし過ぎるこ
となく、且つ鋳物砂のコンパクタビリティのバラツキを
減少させた状態で、鋳物砂の圧縮割合が大きい模型面側
スクイズを安定して行うことができることを習得した。
【0027】電磁切替弁65が右位置に切替わるとシリ
ンダ50の上室50aがブロックされてピストン51、
ピストンロッド51aの後退が規制され、上盛枠35延
いては重合枠36のスクイズヘッド45に対する相対的
な上方移動が規制される。この状態でスクイズテーブル
1はシリンダ装置3により更に上昇され、下盛枠10が
マスタプレート6に対し後退位置に相対的に後退する
(図5)。即ち、後退を規制されたピストンロッド51
aと当接する上盛枠35及びこれと重合する鋳枠31、
下盛枠10は上昇を規制されているので、スクイズテー
ブル1の上昇によりマスタプレート6の下面フランジ部
22から上方に立設した各係止部材21の頭部が下盛枠
10の各有底穴20の底部に当接するまでマスタプレー
ト6が下盛枠10に対し相対的に上昇し、下盛枠10は
鋳枠当接面15と模型定盤9の盤面16とが一致する後
退位置にマスタプレート6に対して相対的に後退され
る。これにより加圧ヘッド49により後退を規制された
鋳物砂62は模型8及び模型定盤9により下盛枠10の
前進位置と後退位置との間の距離である鋳枠31の厚さ
の15乃至25%の距離だけ模型面側スクイズされる。
このとき、下盛枠10を進退させるシリンダ装置11の
進退移動を制御する電磁切替弁56は中立位置に切替え
られているので、下盛枠10がスクイズテーブル1に対
して強制的に後退され、各シリンダ装置11の下室11
a延いては同調シリンダ57の各左室58aから送出さ
れる圧油はその圧力がレリーフ弁63のレリーフ圧より
大きくなってレリーフ弁63からタンクに排出される。
【0028】背面側予備スクイズにより鋳物砂62のコ
ンパクタビリティのバラツキが減少されているので、模
型面側スクイズにおいて、鋳物砂62のコンパクタビリ
ティが低く過ぎて下盛枠10が後退位置に後退する前
に、スクイズヘッド45に設けたシリンダ47の上室4
7a内の圧力がレリーフ弁69のレリーフ圧以上になる
ことは殆どないが、万一、上室47a内の圧力がレリー
フ弁69のレリーフ圧以上になるとピストン48、加圧
ヘッド49が後退し、鋳物砂62、模型定盤9が上昇し
て下盛枠10は鋳枠当接面15と模型定盤9の盤面16
とが一致する後退位置に後退する。下盛枠10が後退位
置に後退すると、スクイズテーブル1の上昇が規制さ
れ、シリンダ装置3の下室3a内の圧力は上昇する。こ
の下室3a内の圧力上昇が圧力センサ72により検出さ
れると、電磁切替弁65が左位置に切替わり背面側スク
イズに移行する。
【0029】電磁切替弁65が左位置に切替わるとシリ
ンダ50の上室50aがタンクに連通し、ピストン5
1、ピストンロッド51aを自由後退可能として上盛枠
35延いては重合枠36のスクイズヘッド45に対する
相対的上方移動を許容する状態にし、電磁切替弁67を
右位置に切替えてレリーフ弁69をチェック弁73、減
圧弁74を介してポンプPに連通する。ポンプPから吐出
される圧油は減圧弁74により低圧に減圧されている
が、模型面側スクイズ終了後のシリンダ47の上室47
aから減圧弁74に圧油が逆流することは逆止弁73に
より阻止される。この状態でスクイズテーブル1がシリ
ンダ装置3により更に上昇され、スクイズテーブル1の
上昇により、重合枠36内の鋳物砂62が加圧ヘッド4
9により背面側スクイズ圧力0.7乃至1.5MPaで
背面側スクイズされる(図6)。これによりシリンダ装
置3の下室3a内の圧力が上昇し、この下室3aに圧油
を供給する配管途中に接続された圧力センサ72により
下室3a内の圧力が第2所定圧力に達したことが検出さ
れると、背面側スクイズは完了する。第2所定圧力は、
各加圧ヘッド49が鋳物砂62を加圧する背面側スクイ
ズ圧力を0.7乃至1.5MPa発生させるために必要
なシリンダ装置3の下室3a内の圧力である。多数の実
験を重ねた結果、背面側スクイズ圧力を0.7乃至1.
5MPaにすると、鋳枠の厚さの15乃至25%の距離
だけ鋳物砂62を模型面側スクイズした場合の鋳型の模
型面側の強度との整合性が極めてよくなり、強度が高く
且つ各部位の強度のバラツキが少ない鋳型を造型できる
ことを習得した。
【0030】背面側スクイズが完了すると、スクイズテ
ーブル1はシリンダ装置3により下降され、鋳枠31が
上盛枠35から離れる。電磁切替弁56が左位置に切替
わり、圧油が同調シリンダ57の各左室58aに供給さ
れ、各右室58bから送出される圧油がシリンダ装置1
1の下室11aに供給される。これにより下盛枠10が
前進位置に上昇され、鋳枠当接面15に載置された鋳枠
31もマスタプレート6、模型定盤9、模型8に対して
相対的に上昇されるので、鋳枠31がローラコンベア3
0に上に受け渡される前に、模型8は鋳枠31内に形成
された鋳型から離型する(図7)。
【0031】スクイズテーブル1は更に下降され、下盛
枠10はローラコンベア30上に載置された鋳枠31か
ら離れる。鋳枠31はローラコンベア30により図略の
注湯ステーションに搬送される。スクイズテーブル1が
下降端に下降される前に、マスタプレート6はローラコ
ンベア5上に受け渡される(図8)。
【0032】スクイズテーブル1が下降端に位置する
と、電磁切替弁55を中立位置に切替えてシリンダ装置
3を停止させ、電磁切替弁56を右位置に切替えてシリ
ンダ装置11のピストン12を下降端に戻し、電磁切替
弁65,66を右位置に切替えてピストン51を下降端
に復帰させ、電磁切替弁68を左位置に切替えてピスト
ン71を左進端に、各ピストン48を下降位置に戻す。
そして、先に上型の鋳型を造型したのであれば、次は下
型用の模型8が取付けられたマスタプレート6が交換位
置に位置決めされ、空の鋳枠31が鋳枠受渡位置に位置
決めされ、前述のサイクルが繰返される。
【0033】次に、本発明に係る鋳型造型方法と従来の
方法で鋳型を造型し、両方法で造型した鋳型の強度を測
定したテスト結果について説明する。テストには4個の
円板状の模型8を取付けた模型定盤9を使用して図10
(a)に示すような鋳型を造型し、図10(b)に示す1乃
至9の部位における鋳型の硬さを測定して比較した。比
較した鋳型は、本発明方法で造型した鋳型と従来方法で
造型した鋳型である。本発明方法では、鋳枠厚さの20
%の距離だけ模型面側スクイズし、従来方法では、鋳枠
厚さの10%の距離だけ模型面側スクイズした。模型面
側スクイズの距離以外の条件については、本発明方法で
造型した鋳型は上記実施形態の説明で示した条件とし、
従来方法で造型した鋳型は背面スクイズの圧力は本発明
方法で造型した鋳型と同じ圧力としたが、背面側予備ス
クイズの圧力は最大の鋳型強度が得られるように0.4
乃至0.5MPaとした。このようにして造型した鋳型
の各部位、即ち鋳枠と模型間の部位1,4、模型部間の
部位2,3及び、模型部の各部位5乃至9の鋳型強度の
測定結果を図11に示す。図11から明らかなように、
本発明方法で造型した鋳型は、従来方法で造型した鋳型
に比して、各部位で鋳型強度が向上しており、特に従来
方法で造型した鋳型において鋳型強度が他の部位に比し
て低かった鋳枠の壁面に近い部位1,2,4,6,9の
鋳型強度が著しく向上し、鋳型の各部位における強度の
バラツキが極めて小さくなった。これにより注湯時に鋳
型の強度が不足する部位で溶湯圧力により局部的に膨ら
む現象が解消され、寸法精度の高い鋳物製品を鋳造する
ことができるようになった。
【0034】なお、鋳枠31厚さの30%の距離だけ模
型面側スクイズした場合、この距離だけ鋳物砂を圧縮さ
せることができず、模型面側スクイズにより正常な状態
で模型定盤9の盤面16を鋳枠当接面15と一致させる
ことができなかた。また、鋳枠31の側壁部近傍の鋳型
強度が局部的に上昇し、中央部の鋳型強度との差が著し
く大きくなり、鋳型全体の強度のバラツキが却って大き
くなった。
【0035】上記実施形態では、シリンダ装置3による
スクイズテーブル1の上昇移動により、背面側予備スク
イズ、模型面側スクイズ、背面側スクイズの全てを行っ
ているが、スクイズヘッド45をシリンダ装置を介して
シャトル41に取付け、スクイズテーブル1が図3に示
す鋳物砂供給位置に停止され、積み重ねられた下盛枠1
0、鋳枠31、上盛枠35に鋳物砂が充填されると、シ
ャトル41をスクイズ位置に割出してスクイズヘッド4
5をスクイズテーブル1に対向させ、その後、スクイズ
ヘッド45をシリンダ装置により下降してスクイズテー
ブル1に接近させ、背面側予備スクイズ、模型面側スク
イズ、背面側スクイズを行うようにしてもよい。
【0036】上記実施形態では、シリンダ装置31、ロ
ッド14等で下盛枠10を進退させる下盛枠進退装置1
7を構成しているが、図12に示すように、マスタプレ
ート6の下方フランジ部22の上面と下盛枠10の下面
との間に圧縮スプリング80を介装し、マスタプレート
6の下方フランジ部22に穿設した段付き孔81に嵌合
し圧縮スプリング80を貫通して上方に延在するロッド
82の上端を下盛枠10の下面に固定し、このロッド8
2の下端に設けた大径の停止部83が段付き孔81の肩
部に当接することにより下盛枠10を前進端に位置決め
するようにして下盛枠進退装置17を構成してもよい。
この場合、圧縮スプリング80の撥力により下盛枠10
は前進位置に前進され、重合枠36のスクイズヘッド4
5に対する相対的な上方移動を規制された状態でスクイ
ズテーブル1が上昇されることにより、下盛枠10が圧
縮スプリング80の撥力に抗して後退位置に後退され
る。
【0037】上記実施形態では、スクイズテーブル1に
マスタプレート6を着脱可能に載置し、マスタプレート
交換装置7によりマスタプレート6を交換可能としてい
るが、同一模型の鋳型を多数造型する場合は、マスタプ
レート6の交換を行わないようにし、スクイズテーブル
1とマスタプレート6とを一体で構成するようにしても
よい。
【0038】上記実施形態では、スクイズヘッド45を
複数の加圧ヘッド49を備えたマルチセグメントヘッド
としたが、鋳枠31の内側と略同形の単一のヘッドとし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る鋳型造型装置を示す図である。
【図2】 マスタプレートの一部拡大断面図である。
【図3】 鋳物砂を重合枠内に充填した状態を示す図で
ある。
【図4】 背面側予備スクイズを行っている状態を示す
図である。
【図5】 模型面側スクイズを行っている状態を示す図
である。
【図6】 背面側スクイズを行っている状態を示す図で
ある。
【図7】 離型状態を示す図である。
【図8】 1サイクル完了時の状態を示す図である。
【図9】 本発明に係る鋳型造型装置の油圧回路図であ
る。
【図10】 鋳型強度の比較を行うために本発明方法と
従来方法とで造型した鋳型を示す図である。
【図11】 本発明方法と従来方法とで造型した鋳型の
各部位の強度を示す図である。
【図12】 下盛枠進退装置の第2の実施形態を示す図
である。
【符号の説明】
1…スクイズテーブル、2…装置本体、3,11,42
…シリンダ装置、6…マスタプレート、7…マスタプレ
ート交換装置、8…模型、9…模型定盤、10…下盛
枠、15…鋳枠当接面、16…盤面、17…下盛枠進退
装置、31…鋳枠、32…鋳枠受渡装置、35…上盛
枠、36…重合枠、40…鋳物砂供給装置、41…シャ
トル、45…スクイズヘッド、49…加圧ヘッド、50
…シリンダ、51…ピストン、55,56,65,6
6,67,68…電磁切替弁、57…同調シリンダ、6
3,69…レリーフ弁、72…圧力センサ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模型を取付けた模型定盤が固定されたス
    クイズテーブルと前記模型定盤を取り囲む下盛枠とを相
    対的に移動可能に嵌合し、前記下盛枠の鋳枠当接面に鋳
    枠及び上盛枠を順次積み重ねて重合枠を構成し、スクイ
    ズヘッドをスクイズテーブルに対向して相対的に移動可
    能に装置本体に設け、鋳枠当接面が模型定盤の盤面より
    鋳枠厚さの15乃至25%の距離だけ模型側に位置する
    ように前記スクイズテーブルと下盛枠とを相対的に位置
    決めした状態で前記重合枠に鋳物砂を供給し、鋳物砂の
    供給後に前記スクイズヘッドを前記重合枠及び前記スク
    イズテーブルに相対的に接近させて鋳物砂を背面側予備
    スクイズ圧力で背面側予備スクイズし、前記スクイズテ
    ーブルを前記盤面と鋳枠当接面とが一致するまで前記重
    合枠及び前記スクイズヘッドに相対的に接近させて模型
    面側スクイズし、該模型面側スクイズの終了後に前記ス
    クイズヘッドを前記重合枠及び前記スクイズテーブルに
    相対的に接近させて鋳物砂を背面側予備スクイズ圧力よ
    り高い背面側スクイズ圧力で背面側スクイズすることを
    特徴とする鋳型造型方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の鋳型造型方法におい
    て、前記背面側予備スクイズ圧力が0.2乃至0.35
    MPaであり、背面側スクイズ圧力が0.7乃至1.5
    MPaであることを特徴とする鋳型造型方法。
  3. 【請求項3】 模型を取付けた模型定盤が固定されたス
    クイズテーブルと前記模型定盤を取り囲む下盛枠とを相
    対的に移動可能に嵌合し、前記下盛枠の鋳枠当接面に鋳
    枠及び上盛枠を順次積み重ねて重合枠を構成し、スクイ
    ズヘッドをスクイズテーブルに対向して相対的に移動可
    能に装置本体に設け、前記スクイズテーブル及びスクイ
    ズヘッドを互いに進退させる駆動装置を設け、鋳枠当接
    面が模型定盤の盤面より鋳枠厚さの15乃至25%の距
    離だけ模型側に位置するように前記スクイズテーブルと
    下盛枠とを相対的に位置決めした状態で前記重合枠に鋳
    物砂を供給する装置を設け、鋳物砂の供給後に前記スク
    イズヘッドを前記重合枠及びスクイズテーブルに相対的
    に接近させて鋳物砂を背面側予備スクイズ圧力で背面側
    予備スクイズし、前記スクイズテーブルを前記盤面と鋳
    枠当接面とが一致するまで前記重合枠及びスクイズヘッ
    ドに相対的に接近させて前記鋳物砂を模型面側スクイズ
    し、該模型面側スクイズの終了後に前記スクイズヘッド
    を前記重合枠及びスクイズテーブルに相対的に接近させ
    て鋳物砂を前記背面側予備スクイズ圧力より高い背面側
    スクイズ圧力で背面側スクイズすることを特徴とする鋳
    型造型装置。
  4. 【請求項4】 駆動装置により造型経路に沿って互いに
    対向して相対的に進退移動されるスクイズテーブルとス
    クイズヘッドとを装置本体に設け、前記スクイズテーブ
    ルとの間で鋳枠を受け渡しする鋳枠受渡装置を前記造型
    経路内に設け、上盛枠を該鋳枠受渡装置と前記スクイズ
    ヘッドとの間で造型経路に沿って移動可能に設け、下盛
    枠を模型が取付けられた模型定盤を囲んで前記経路方向
    に進退可能にスクイズテーブルに設け、前記下盛枠を鋳
    枠当接面が前記模型定盤の盤面と一致する後退位置と前
    記盤面より鋳枠厚さの15乃至25%の距離だけ模型側
    に位置する前進位置との間で進退させる下盛枠進退装置
    を前記スクイズテーブルに設け、前記駆動装置によるス
    クイズテーブルの前進に連れて順次積み重ねられた下盛
    枠と鋳枠と上盛枠とで重合枠を構成し、前記下盛枠が前
    進位置に位置する状態で前記重合枠に鋳物砂を供給する
    装置を設け、鋳物砂の供給後に前記スクイズヘッドと前
    記重合枠との相対移動を許容した状態で前記スクイズテ
    ーブル及びスクイズヘッドを前記駆動装置により互いに
    接近させて鋳物砂を背面側予備スクイズ圧力で背面側予
    備スクイズし、前記スクイズヘッドと前記重合枠との相
    対移動を規制した状態で前記スクイズテーブル及びスク
    イズヘッドを前記駆動装置により前記下盛枠が後退位置
    に後退するまで互いに接近させて前記鋳物砂を模型面側
    スクイズし、該模型面側スクイズの終了後に前記スクイ
    ズヘッドと前記重合枠との相対移動を許容した状態で前
    記スクイズテーブル及びスクイズヘッドを前記駆動装置
    により互いに接近させて鋳物砂を前記背面側予備スクイ
    ズ圧力より高い背面側スクイズ圧力で背面側スクイズす
    ることを特徴とする鋳型造型装置。
  5. 【請求項5】 模型を取付けた模型定盤が固定され該模
    型定盤を取り囲む下盛枠を移動可能に嵌合されたスクイ
    ズテーブルを装置本体に設け、前記スクイズテーブルに
    向かって駆動装置により進退移動されるスクイズヘッド
    を装置本体に装架し、前記下盛枠を鋳枠当接面が前記模
    型定盤の盤面と一致する後退位置と前記盤面より鋳枠厚
    さの15乃至25%の距離だけ模型側に位置する前進位
    置との間で進退させる下盛枠進退装置を前記スクイズテ
    ーブルに設け、前記下盛枠の鋳枠当接面上に鋳枠及び上
    盛枠を順次積み重ねて重合枠を構成し、前記下盛枠が前
    進位置に位置する状態で前記重合枠に鋳物砂を供給する
    装置を設け、鋳物砂の供給後に前記スクイズヘッドと前
    記重合枠との相対移動を許容した状態で前記スクイズヘ
    ッドを前記スクイズテーブルに前記駆動装置により接近
    させて鋳物砂を背面側予備スクイズ圧力で背面側予備ス
    クイズし、前記スクイズヘッドと前記重合枠との相対移
    動を規制した状態で前記スクイズヘッドを前記駆動装置
    により前記スクイズテーブルに前記下盛枠が後退位置に
    後退するまで接近させて前記鋳物砂を模型面側スクイズ
    し、該模型面側スクイズの終了後に前記スクイズヘッド
    と前記重合枠との相対移動を許容した状態で前記スクイ
    ズヘッドを前記駆動装置により前記スクイズテーブルに
    接近させて鋳物砂を前記背面側予備スクイズ圧力より高
    い背面側スクイズ圧力で背面側スクイズすることを特徴
    とする鋳型造型装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は請求項5に記載の鋳型造型
    装置において、前記背面側予備スクイズ圧力が0.2乃
    至0.35MPaであり、背面側スクイズ圧力が0.7
    乃至1.5MPaであることを特徴とする鋳型造型装
    置。
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