JP2002028521A - 廃棄物の移送解砕装置 - Google Patents

廃棄物の移送解砕装置

Info

Publication number
JP2002028521A
JP2002028521A JP2000212524A JP2000212524A JP2002028521A JP 2002028521 A JP2002028521 A JP 2002028521A JP 2000212524 A JP2000212524 A JP 2000212524A JP 2000212524 A JP2000212524 A JP 2000212524A JP 2002028521 A JP2002028521 A JP 2002028521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
rotary
waste
rotary shaft
fixed blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000212524A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kawai
篤 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Ltd filed Critical Kurimoto Ltd
Priority to JP2000212524A priority Critical patent/JP2002028521A/ja
Publication of JP2002028521A publication Critical patent/JP2002028521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬い異物の噛み込みトラブルを防止でき、か
つ、小さなごみ袋に入った廃棄物も確実に解砕できる廃
棄物の移送解砕装置を提供することである。 【解決手段】 上部に廃棄物の投入口2が設けられた水
平容器1の中に、一端側側部の排出口3に先端を向け
て、スクリュ羽根4を有する片持ち支持の回転軸5を配
置し、この回転軸5の先端に、排出口3に取り付けた固
定刃6と半径方向でラップして係合する回転刃7を設
け、このラップする係合部を回転軸5の軸方向に傾斜さ
せることにより、係合部に硬い異物を噛んだときに、回
転刃7を内周側へ押圧する分力を発生させ、片持ち支持
の回転軸5を撓ませて係合部の隙間を拡げ、噛んだ異物
を自然に脱落させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、袋等の容器に入
れられた廃棄物を移送解砕する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】各種廃棄物はビニル樹脂製やポリエチレ
ン製等のごみ袋に入れて供出されることが多い。段ボー
ル等の箱に入れて供出されることもある。これらの容器
に入れて供出される廃棄物は、破砕装置や焼却装置に投
入される前に、予備的に解砕される場合がある。
【0003】すなわち、事前に容器、特にごみ袋を解砕
(破袋)しておくことにより、破砕装置に投入する場合
は、その内容物を効率よく破砕することができる。ま
た、焼却装置に投入する場合は、内容物が分散された状
態で投入されるので、廃棄物の定量供給性がよくなり、
安定して燃焼させることができる。
【0004】このような目的で廃棄物を予備的に解砕す
る装置としては、例えば、特公平3−5858号公報に
開示された廃棄物の移送解砕装置がある。この移送解砕
装置は、図5および図6に示すように、上部に廃棄物の
投入口52が設けられ、一端側の側部に排出口53が設
けられた水平容器51の中に、排出口53に先端を向け
て片持ち支持されたスクリュ羽根54を有する回転軸5
5を配置し、この回転軸55の先端に、排出口53に取
り付けられた固定刃56の外面側(水平容器51の排出
端側)で摺接する回転刃57を設けたものである。
【0005】前記投入口52から投入される廃棄物は、
スクリュ羽根54で解砕されながら排出口53に移送さ
れ、排出口53で固定刃56と回転刃57によりある程
度の大きさに裁断され、こののち、破砕装置や焼却装置
に送られる。なお、回転軸55の先端に設けられた回転
刃57は固定刃56の外面側で摺接するので、スクリュ
羽根54に作用する廃棄物の送り反力により、回転刃5
7は回転軸55を介して固定刃56に押し当てられ、は
さみの刃のように固定刃56と噛み合って廃棄物を裁断
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記廃棄物が入れられ
た袋等の容器には、石、針金、金属片等の硬い異物が混
入することがある。このため、上述した従来の移送解砕
装置では、これらの硬い異物が固定刃と回転刃の間に噛
み込まれて、固定刃や回転刃が破損したり、回転軸の駆
動装置が故障したりする問題がある。
【0007】また、大きなごみ袋や段ボール箱はスクリ
ュ羽根で容易に解砕されるが、小さなごみ袋が、図6中
に一点鎖線で示すように、内周側からはさみのように噛
み合う固定刃と回転刃から外周側へ逃げ、かつ、回転刃
が水平容器の排出端側で固定刃と摺接するので、外周側
へ逃げた小さなごみ袋が、解砕されずにそのまま排出さ
れやすい問題もある。
【0008】そこで、この発明の課題は、硬い異物の噛
み込みトラブルを防止でき、かつ、小さなごみ袋に入っ
た廃棄物も確実に解砕できる廃棄物の移送解砕装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、上部に廃棄物の投入口が設けられ、
一端側の側部に排出口が設けられた水平容器と、この水
平容器内に前記排出口に先端を向けて片持ち支持され、
先端に回転刃が取り付けられたスクリュ羽根を有する回
転軸と、前記排出口に取り付けられ、前記回転刃と係合
する固定刃とを備え、前記投入口から投入される廃棄物
を、前記スクリュ羽根により前記排出口が設けられた排
出端側へ移送しながら、前記回転刃と固定刃の係合によ
り解砕する廃棄物の移送解砕装置において、前記回転刃
と固定刃の係合部を前記回転軸の軸方向に傾斜させた構
成を採用した。
【0010】すなわち、回転刃と固定刃の係合部を回転
軸の軸方向に傾斜させることにより、係合部に硬い異物
を噛んだときに、回転刃を内周側へ押圧する分力を発生
させ、片持ち支持の回転軸を撓ませて係合部の隙間を拡
げ、噛んだ異物を自然に脱落させるようにした。
【0011】前記固定刃を前記回転刃に対して、前記水
平容器の排出端側に配置することで、回転刃の回転によ
り外周側へ逃げるごみ袋を固定刃により捕捉するので、
ごみ袋がそのまま解砕されずに水平容器から排出される
のを防止することができ、また、固定刃の係合部と反対
側の裏面側に、廃棄物が溜まるデッドゾーンが形成され
ることもない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。この廃棄物の移送解砕装
置は、図1および図2に示すように、上部に廃棄物の投
入口2が設けられた水平容器1の中に、一端側の側部に
設けられた2つの排出口3に先端を向けて、スクリュ羽
根4を有する片持ち支持された2本の回転軸5が平行に
配置され、各回転軸5の先端には、各排出口3に設けら
れた固定刃6と半径方向でラップして係合する回転刃7
が設けられている。
【0013】前記各排出口3は円筒部材8で形成され、
固定刃6は各円筒部材8の内周面に120°の位相で3
箇所に取り付けられている。また、各回転軸5の回転刃
7は、180°の位相で配置された2枚刃となってい
る。固定刃6と回転刃7とを異なる位相としたのは、後
述する異物12が、万一、複数の係合部で同時に噛み込
まれるのを防止するためである。
【0014】前記各回転軸5は、投入口2から投入され
る廃棄物をスクリュ羽根4で排出口3側に移送する方向
に、モータ9により回転駆動される。また、スクリュ羽
根4には所定の間隔を開けて複数の爪10が取り付けら
れており、水平容器1の底に設けられた突起11と係合
して、スクリュ羽根4で排出口3へ送られるごみ袋等に
入った廃棄物を解砕するようになっている。
【0015】図3に示すように、前記固定刃6は回転刃
7に対して排出端側に配置され、かつ、両者は半径方向
でラップしており、それぞれの刃6、7の先端側に、回
転軸5の軸方向に傾斜し、互いに対向する係合部として
の傾斜面6a、7aが形成されている。この係合部で
は、スクリュ羽根4では解砕されなかった小さなごみ袋
を捕捉して解砕する。なお、固定刃6が排出端側に配置
されているので、ごみ袋は固定刃6により捕捉されて、
回転刃7で解砕(破袋)される。
【0016】図4は、前記傾斜面6a、7a間に針金等
の硬い異物12を噛んだときに作用する力Fを示す。こ
の力Fは各傾斜面6a、7aに垂直に作用し、その分力
として、回転軸5の半径方向と軸方向に、それぞれアキ
シアル荷重Fa とスラスト荷重Ft が発生する。回転軸
5は片持ち支持されているので、アキシアル荷重Faを
受けて撓み、この結果として傾斜面6a、7a間の隙間
が拡がって、噛まれた異物12が係合部から脱落する。
【0017】なお、上述したように、万が一にも異物1
2が複数の係合部で同時に噛み込まれることはないの
で、アキシアル荷重Fa が周方向の複数箇所で発生し、
互いに干渉することはない。
【0018】前記係合部の半径方向でのラップ高さHは
約30mm、各傾斜面6a、7aの回転軸5と直角方向
からの傾斜角θは約40°となっている。傾斜角θを大
きくする程、異物12を噛んだときに回転軸5を撓ませ
るアキシアル荷重Fa は大きくなるが、あまり傾斜角θ
を大きくするとラップ高さHが小さくなる。ラップ高さ
Hは、小さなごみ袋も捕捉できるように、10mm以上
であることが望ましい。
【0019】上述した実施形態では、固定刃と回転刃の
係合部を一様に対向する傾斜面で形成したが、係合部が
全体として回転軸の軸方向に傾斜していればよく、いず
れか一方または両方の刃に屈曲部や湾曲部を設けてもよ
い。なお、回転刃を固定刃に対して排出端側に配置する
こともできる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明の廃棄物の移送
解砕装置は、回転軸の先端に取り付けた回転刃と固定刃
の係合部を回転軸の軸方向に傾斜させ、係合部に硬い異
物を噛んだときに、回転刃を内周側へ押圧する分力を発
生させ、片持ち支持の回転軸を撓ませて係合部の隙間を
拡げるようにしたので、噛んだ異物を自然に脱落させ、
硬い異物の噛み込みトラブルを防止することができる。
【0021】また、固定刃を回転刃に対して、水平容器
の排出端側に配置することにより、回転刃の回転により
外周側へ逃げるごみ袋を固定刃により捕捉し、ごみ袋が
そのまま解砕されずに水平容器から排出されるのを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移送解砕装置の実施形態を示す縦断面図
【図2】図1の一部切欠き側面図
【図3】図1の要部拡大図
【図4】図3の係合部に異物が噛んだときに作用する力
を示す断面図
【図5】従来の移送解砕装置を示す要部拡大断面図
【図6】図5の側面図
【符号の説明】
1 水平容器 2 投入口 3 排出口 4 スクリュ羽根 5 回転軸 6 固定刃 7 回転刃 6a、7a 傾斜面 8 円筒部材 9 モータ 10 爪 11 突起 12 異物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に廃棄物の投入口が設けられ、一端
    側の側部に排出口が設けられた水平容器と、この水平容
    器内に前記排出口に先端を向けて片持ち支持され、先端
    に回転刃が取り付けられたスクリュ羽根を有する回転軸
    と、前記排出口に取り付けられ、前記回転刃と係合する
    固定刃とを備え、前記投入口から投入される廃棄物を、
    前記スクリュ羽根により前記排出口が設けられた排出端
    側へ移送しながら、前記回転刃と固定刃の係合により解
    砕する廃棄物の移送解砕装置において、前記回転刃と固
    定刃の係合部を前記回転軸の軸方向に傾斜させたことを
    特徴とする廃棄物の移送解砕装置。
  2. 【請求項2】 前記固定刃を前記回転刃に対して、前記
    水平容器の排出端側に配置した請求項1に記載の廃棄物
    の移送解砕装置。
JP2000212524A 2000-07-13 2000-07-13 廃棄物の移送解砕装置 Pending JP2002028521A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000212524A JP2002028521A (ja) 2000-07-13 2000-07-13 廃棄物の移送解砕装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000212524A JP2002028521A (ja) 2000-07-13 2000-07-13 廃棄物の移送解砕装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002028521A true JP2002028521A (ja) 2002-01-29

Family

ID=18708440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000212524A Pending JP2002028521A (ja) 2000-07-13 2000-07-13 廃棄物の移送解砕装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002028521A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009011986A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Kurimoto Mec Ltd 1軸減容裁断機
CN102963579A (zh) * 2012-12-10 2013-03-13 南通市国瑞特机械制造有限公司 一种新型拆包装置
CN106423434A (zh) * 2016-05-10 2017-02-22 成都易顺通环保科技有限公司 一种固废物及生活垃圾管道运输螺旋破碎装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009011986A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Kurimoto Mec Ltd 1軸減容裁断機
CN102963579A (zh) * 2012-12-10 2013-03-13 南通市国瑞特机械制造有限公司 一种新型拆包装置
CN106423434A (zh) * 2016-05-10 2017-02-22 成都易顺通环保科技有限公司 一种固废物及生活垃圾管道运输螺旋破碎装置
CN106423434B (zh) * 2016-05-10 2018-07-24 成都易顺通环保科技有限公司 一种固废物及生活垃圾管道运输螺旋破碎装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1160013A1 (en) Roll crusher
JPH0214759A (ja) 複式オーガーシュレッダ
JP5873061B2 (ja) 破砕機
JP2002028521A (ja) 廃棄物の移送解砕装置
JP2006346576A (ja) 一軸型破砕機
JP2008093524A (ja) 剪断式破砕装置
JP2721807B2 (ja) 破袋機能と不適物排出機能を有する粗破砕式給じん装置
JP3098745B1 (ja) 破砕機
KR200255569Y1 (ko) 음식물쓰레기 처리기
JP2003260378A5 (ja)
JP4578306B2 (ja) 剪断式破砕装置
JP2003146444A (ja) スクリュー式給じん装置
JP2001000882A (ja) 破砕機
JP2678134B2 (ja) ごみ供給装置およびごみ供給方法
JP3097822B2 (ja) 袋詰め固形廃棄物用破袋機
JP2944421B2 (ja) 古紙の処理装置
KR102397836B1 (ko) 컨테이너 직결형 폐기물 처리시스템
JP3067650B2 (ja) 竪型破砕機
JP4459293B1 (ja) 押出機
JPH11333313A (ja) 横型一軸破砕機及び廃棄物の破砕方法
JP2002126551A (ja) 破砕機
JPH022619B2 (ja)
JPH0244857Y2 (ja)
JPH0217636Y2 (ja)
JPS6134058Y2 (ja)