JP2002027770A - ブレーキ機能付整流子モータ - Google Patents
ブレーキ機能付整流子モータInfo
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- JP2002027770A JP2002027770A JP2000206670A JP2000206670A JP2002027770A JP 2002027770 A JP2002027770 A JP 2002027770A JP 2000206670 A JP2000206670 A JP 2000206670A JP 2000206670 A JP2000206670 A JP 2000206670A JP 2002027770 A JP2002027770 A JP 2002027770A
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- Japan
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- coil
- brake
- field coil
- armature
- motor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータ出力の低下を生じさせずにブレーキ機
能を付与できるようにすること。 【解決手段】 運転時はスイッチ５を実線の如く接続す
ると電源１−アーマチュア４−並列接続されたブレーキ
コイル２と界磁コイル３の閉回路を作り、停止時はスイ
ッチ５を破線の如く接続するとアーマチュア４が電源１
から開放されると同時に並列接続された界磁コイル３を
切り離し、ブレーキコイル２とアーマチュア４の閉回路
が作られように構成する。
能を付与できるようにすること。 【解決手段】 運転時はスイッチ５を実線の如く接続す
ると電源１−アーマチュア４−並列接続されたブレーキ
コイル２と界磁コイル３の閉回路を作り、停止時はスイ
ッチ５を破線の如く接続するとアーマチュア４が電源１
から開放されると同時に並列接続された界磁コイル３を
切り離し、ブレーキコイル２とアーマチュア４の閉回路
が作られように構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電動工具に用
いられるブレーキ機能付整流子モータに関するものであ
る。
いられるブレーキ機能付整流子モータに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の界磁コイル３とブレーキコイル２
を用いた制動方式は、図２に示す様に運転時にはスイッ
チ５を実線の如く接続して電源１−アーマチュア４−界
磁コイル３の閉回路を構成し、停止時にはスイッチ5を
破線の如く接続してアーマチュア４、界磁コイル３を電
源１から開放すると同時にアーマチュア４−ブレーキコ
イル２の閉回路を作ることにより、誘導電流と磁束によ
って発電制動がかかる。この方式では、ブレーキコイル
２は線径の細いマグネットワイヤを用いコイル抵抗を大
きくすることにより急激な反動を抑制している。一方、
図3に示す様にブレーキコイル２を巻回せず、界磁コイ
ル３をスイッチ5の切り換えによりブレーキ時に使用す
る方式もある。
を用いた制動方式は、図２に示す様に運転時にはスイッ
チ５を実線の如く接続して電源１−アーマチュア４−界
磁コイル３の閉回路を構成し、停止時にはスイッチ5を
破線の如く接続してアーマチュア４、界磁コイル３を電
源１から開放すると同時にアーマチュア４−ブレーキコ
イル２の閉回路を作ることにより、誘導電流と磁束によ
って発電制動がかかる。この方式では、ブレーキコイル
２は線径の細いマグネットワイヤを用いコイル抵抗を大
きくすることにより急激な反動を抑制している。一方、
図3に示す様にブレーキコイル２を巻回せず、界磁コイ
ル３をスイッチ5の切り換えによりブレーキ時に使用す
る方式もある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の界磁コイル３と
ブレーキコイル２を有する図２の方式は界磁コアに界磁
コイル３に加え、更にブレーキコイル２を巻く必要があ
り、ブレーキコイル２を有しないモータよりも界磁コイ
ル３の線経が細くなる。このため、界磁コイル3の抵抗
が増加し、運転時の銅損が増加し、モータ性能が低下す
るという問題があった。一方、界磁コイル３のみを巻回
したモータで、界磁コイル３をブレーキ時にも用いる図
３の方式では、モータ運転中の性能は確保されるが、界
磁コイル３の抵抗が小さく、ブレーキ時の反動が大きい
という問題がある。別途、制動用抵抗６を挿入すること
により、制動力を抑制する方法もあるが、発熱に耐えら
れる容量にするため体積が大きくなること、制動用抵抗
６を収納するスペースの確保が必要になるという問題が
ある。
ブレーキコイル２を有する図２の方式は界磁コアに界磁
コイル３に加え、更にブレーキコイル２を巻く必要があ
り、ブレーキコイル２を有しないモータよりも界磁コイ
ル３の線経が細くなる。このため、界磁コイル3の抵抗
が増加し、運転時の銅損が増加し、モータ性能が低下す
るという問題があった。一方、界磁コイル３のみを巻回
したモータで、界磁コイル３をブレーキ時にも用いる図
３の方式では、モータ運転中の性能は確保されるが、界
磁コイル３の抵抗が小さく、ブレーキ時の反動が大きい
という問題がある。別途、制動用抵抗６を挿入すること
により、制動力を抑制する方法もあるが、発熱に耐えら
れる容量にするため体積が大きくなること、制動用抵抗
６を収納するスペースの確保が必要になるという問題が
ある。
【０００４】本発明の目的は、別に制動用抵抗を必要と
しない界磁コイルとブレーキコイルを用いたブレーキ機
能付整流子モータにおいて、モータ出力の低下を生じさ
せずにブレーキ機能を付与できるようにすることであ
る。
しない界磁コイルとブレーキコイルを用いたブレーキ機
能付整流子モータにおいて、モータ出力の低下を生じさ
せずにブレーキ機能を付与できるようにすることであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的は、運転時に界
磁コイルとブレーキコイルを並列接続し、停止時にブレ
ーキコイルのみがアーマチュアに接続されるように構成
することにより達成される。
磁コイルとブレーキコイルを並列接続し、停止時にブレ
ーキコイルのみがアーマチュアに接続されるように構成
することにより達成される。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1に示
す。１は電源、２はブレーキコイル、３は界磁コイル、
４はアーマチュア、５はスイッチである。
す。１は電源、２はブレーキコイル、３は界磁コイル、
４はアーマチュア、５はスイッチである。
【０００７】スイッチ５を実線の如く接続すると、電源
１−アーマチュア４−並列接続されたブレーキコイル２
と界磁コイル３の閉回路が構成されて、アーマチュア４
は回転を開始する。
１−アーマチュア４−並列接続されたブレーキコイル２
と界磁コイル３の閉回路が構成されて、アーマチュア４
は回転を開始する。
【０００８】次に、スイッチ５を破線の如く接続すると
アーマチュア４が電源１から開放されると同時に並列接
続された界磁コイル３を切り離し、ブレーキコイル２−
アーマチュア４の閉回路が構成され、界磁コイル３によ
って作られた残留磁束とその磁束とアーマチュア４の回
転によって生じる誘導電流がブレーキコイル２に流れる
ことで磁束が増磁され、アーマチュア４の回転方向とは
反対方向に制動力が発生するためブレーキがかかる。
アーマチュア４が電源１から開放されると同時に並列接
続された界磁コイル３を切り離し、ブレーキコイル２−
アーマチュア４の閉回路が構成され、界磁コイル３によ
って作られた残留磁束とその磁束とアーマチュア４の回
転によって生じる誘導電流がブレーキコイル２に流れる
ことで磁束が増磁され、アーマチュア４の回転方向とは
反対方向に制動力が発生するためブレーキがかかる。
【０００９】本発明の方式によれば、ブレーキコイル２
も運転中に界磁コイル３の一部として使用するため、モ
ータ運転時の界磁コイル３部での銅損増加が抑えられ、
モータ性能の低下を防ぐことが可能となる。この原理を
以下に説明する。運転時はブレーキコイル２と界磁コイ
ル３が並列接続なので、界磁コイル３の抵抗値をＲｓ、
ブレーキコイル2は(ブレーキ時の反動を抑制するため)
線径の細いマグネットワイヤを用いており、その抵抗Ｒ
ｂは一般にＲｂ>Ｒｓである。Ｒｂ＝ａ×Ｒｓ（ａ＞
１）とするとモータ運転中の界磁としてのコイル抵抗は
ａ／（１＋ａ）×Ｒｓとなり、界磁コイル３のみを用い
たモータの抵抗値Ｒｓよりも小さい。このため銅損が減
少しモータ出力の低下を防げる。ブレーキ時にはブレー
キコイル２のみを接続したことにより閉回路内の抵抗が
増加しブレーキ初期時の反動を緩和することが可能とな
る。これによりモータ運転時の性能を低下させることな
くブレーキ機能付整流子モータを提供することが可能と
なる。
も運転中に界磁コイル３の一部として使用するため、モ
ータ運転時の界磁コイル３部での銅損増加が抑えられ、
モータ性能の低下を防ぐことが可能となる。この原理を
以下に説明する。運転時はブレーキコイル２と界磁コイ
ル３が並列接続なので、界磁コイル３の抵抗値をＲｓ、
ブレーキコイル2は(ブレーキ時の反動を抑制するため)
線径の細いマグネットワイヤを用いており、その抵抗Ｒ
ｂは一般にＲｂ>Ｒｓである。Ｒｂ＝ａ×Ｒｓ（ａ＞
１）とするとモータ運転中の界磁としてのコイル抵抗は
ａ／（１＋ａ）×Ｒｓとなり、界磁コイル３のみを用い
たモータの抵抗値Ｒｓよりも小さい。このため銅損が減
少しモータ出力の低下を防げる。ブレーキ時にはブレー
キコイル２のみを接続したことにより閉回路内の抵抗が
増加しブレーキ初期時の反動を緩和することが可能とな
る。これによりモータ運転時の性能を低下させることな
くブレーキ機能付整流子モータを提供することが可能と
なる。
【００１０】また、界磁コイル３をブレーキコイル２と
して用いる方式は、モータ仕様から界磁コイル３の巻回
数が決まり、その巻回数ではブレーキを安定に機能させ
る磁束が生じ得ないこともあるが、本発明のブレーキコ
イル２の巻回数は界磁コイル３の巻回数と等しくする必
要はなく、ブレーキ機能に見合った巻回数にすることが
可能である。
して用いる方式は、モータ仕様から界磁コイル３の巻回
数が決まり、その巻回数ではブレーキを安定に機能させ
る磁束が生じ得ないこともあるが、本発明のブレーキコ
イル２の巻回数は界磁コイル３の巻回数と等しくする必
要はなく、ブレーキ機能に見合った巻回数にすることが
可能である。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、モータ性能を低下させ
ることなくブレーキコイルによってブレーキ機能を付加
することができる。
ることなくブレーキコイルによってブレーキ機能を付加
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明ブレーキ付整流子モータの一実施形態
を示す回路図。
を示す回路図。
【図２】 従来の界磁コイルとブレーキコイルを有する
ブレーキ付整流子モータの回路図。
ブレーキ付整流子モータの回路図。
【図３】従来の界磁コイルのみのブレーキ付整流子モー
タの回路図。
タの回路図。
1は電源、2はブレーキコイル、3は界磁コイル、4はアー
マチュア、5はスイッチ、6は制動用抵抗である。
マチュア、5はスイッチ、6は制動用抵抗である。
Claims (1)
- 【請求項１】 界磁コアのスロット内に界磁コイルに加
え界磁コイルより線径が細く界磁コイルの巻回数と同数
以上の巻回数を有するブレーキコイルを巻回し、運転時
には界磁コイルとブレーキコイルを並列接続した上でア
ーマチュアおよび電源と接続し、停止時にはアーマチュ
アを電源と界磁コイルから切り離した状態でブレーキコ
イルとアーマチュアとの閉回路を作り、発電制動するこ
とを特徴とするブレーキ機能付整流子モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000206670A JP2002027770A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ブレーキ機能付整流子モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000206670A JP2002027770A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ブレーキ機能付整流子モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002027770A true JP2002027770A (ja) | 2002-01-25 |
Family
ID=18703558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000206670A Withdrawn JP2002027770A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ブレーキ機能付整流子モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002027770A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011013088A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Shimadzu Corp | 材料試験機 |
| US10630223B2 (en) | 2015-12-28 | 2020-04-21 | Koki Holdings Co., Ltd. | Power tool |
-
2000
- 2000-07-07 JP JP2000206670A patent/JP2002027770A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011013088A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Shimadzu Corp | 材料試験機 |
| US10630223B2 (en) | 2015-12-28 | 2020-04-21 | Koki Holdings Co., Ltd. | Power tool |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071002 |