JP2002025869A - コイン型電気化学素子 - Google Patents

コイン型電気化学素子

Info

Publication number
JP2002025869A
JP2002025869A JP2000203803A JP2000203803A JP2002025869A JP 2002025869 A JP2002025869 A JP 2002025869A JP 2000203803 A JP2000203803 A JP 2000203803A JP 2000203803 A JP2000203803 A JP 2000203803A JP 2002025869 A JP2002025869 A JP 2002025869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
coin
metal
pair
polarizable electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000203803A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Oizumi
亘 大泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP2000203803A priority Critical patent/JP2002025869A/ja
Publication of JP2002025869A publication Critical patent/JP2002025869A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温・高湿の条件下で使用しても電解液の液
漏れが無く、安全性に優れたコイン型電気化学素子を得
る。 【解決手段】 一対の分極性電極の間に介在されたセパ
レータ15と、前記一対の分極性電極11a,11bと
セパレータ15に含浸された電解液と、前記一対の分極
性電極11a,11bを収納する金属ケース13と、前
記金属ケース13の開口部をガスケット16を介して密
封する金属蓋14とで構成されるコイン型電気化学素子
であって、前記金属蓋14と前記ガスケット16が密着
する部分、および前記金属ケース13と前記ガスケット
16が密着する部分の両方にゴム弾性を有する高分子化
合物層17を設けたコイン型電気化学素子とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイン型電気化学
素子に関するものであって、特に、その構成部であるガ
スケット部の機密構造を改善したコイン型電気化学素子
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコイン型電気化学素子について、
その一例であるコイン型電気二重層キャパシタを例にし
て説明を行う。
【0003】図2に、従来のコイン型電気二重層キャパ
シタの説明図を示す。図2に示した従来のコイン型電気
二重層キャパシタは、活性炭粉末を適当なバインダーと
混練してシート状にしたものや活性炭素繊維の織布を分
極性電極1a、1bとし、この分極性電極1a、1bを
それぞれステンレススチールまたはアルミニウムからな
る金属ケース2及び金属蓋3に炭素系結着剤4a、4b
を介して収納するとともに、二つの分極性電極1a、1
b間に電解液を含んだセパレータ5を介して対向させ、
そして金属ケース2および金属蓋3の周縁部をガスケッ
ト6を介して封口し、前記金属蓋3と前記ガスケット6
が密着する部分と前記金属ケース2と前記ガスケット6
が密着する部分にシール剤7を介在させることにより構
成されている。
【0004】ここで、シール剤7の例を挙げると、特開
平1−241109号公報では真空加熱によって揮発成
分を除去したアスファルトが使用されている。また、電
解液には、例えば有機溶媒としてプロピレンカーボネイ
トに電解質としてテトラエチルアンモニウムテトラフル
オロボレイト(EtNBF)を混合したものが用い
られる。このため、ガスケット6には、前記の有機溶媒
に侵されない耐薬品性が要求され、従来よりポリプロピ
レンやポリエチレンが用いられてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たコイン型電気二重層キャパシタの構成を持ってして
も、高温・高湿の条件下で使用した場合、金属蓋とガス
ケットが密着する部分と金属ケースとガスケットが密着
する部分のシール剤特性が低下するため、電解液の漏れ
が生じやすくなり、安全性が低下してしまう。これは、
コイン型電気二重層キャパシタに限定されるものではな
く、コイン型電気化学素子が有する共通の問題である。
【0006】従って、本発明の目的は、上記記述の問題
点を解決するものであり、高温・高湿の条件下で使用し
ても電解液の液漏れが無く、安全性に優れたコイン型電
気化学素子を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のコイン型電気化
学素子では、一対の分極性電極の間に介在されたセパレ
ータと、前記一対の分極性電極とセパレータに含浸され
た電解液と、前記一対の分極性電極を収納する金属ケー
スと、前記金属ケースの開口部をガスケットを介して密
封する金属蓋とで構成されたコイン型電気化学素子にお
いて、前記金属蓋と前記ガスケットが密着する部分と前
記金属ケースと前記ガスケットが密着する部分のいずれ
か一方に、あるいは両者の部分にゴム弾性を有する高分
子化合物層を設けたコイン型電気化学素子である。ここ
で、この高分子化合物層は加硫剤を、配合されたブチル
ゴムを熱処理することで形成するものである。
【0008】上記コイン型電気化学素子の構成によれ
ば、前記高分子化合物層の存在により金属蓋とガスケッ
トの密着性と、金属ケースとガスケットの密着性が向上
するため、高温・高湿の条件下で使用しても電解液の液
漏れが無く、安全性に優れたコイン型電気化学素子を得
ることができる。
【0009】即ち、本発明は、一対の分極性電極の間に
介在されたセパレータと、前記一対の分極性電極とセパ
レータに含浸された電解液と、前記一対の分極性電極を
収納する金属ケースと、前記金属ケースの開口部をガス
ケットを介して密封する金属蓋とで構成されるコイン型
電気化学素子であって、前記金属蓋と前記ガスケットが
密着する部分、あるいは前記金属ケースと前記ガスケッ
トが密着する部分のいずれかの部分にゴム弾性を有する
高分子化合物層を設けたコイン型電気化学素子である。
【0010】また、本発明は、一対の分極性電極の間に
介在されたセパレータと、前記一対の分極性電極とセパ
レータに含浸された電解液と、前記一対の分極性電極を
収納する金属ケースと、前記金属ケースの開口部をガス
ケットを介して密封する金属蓋とで構成されるコイン型
電気化学素子であって、前記金属蓋と前記ガスケットが
密着する部分、および前記金属ケースと前記ガスケット
が密着する部分の両方にゴム弾性を有する高分子化合物
層を設けたコイン型電気化学素子である。
【0011】また、本発明は、前記高分子化合物層は、
加硫剤が配合されたブチルゴムを熱処理し硬化させたコ
イン型電気化学素子である。
【0012】
【実施例】本発明の実施例によるコイン型電気化学素子
について、以下に説明する。
【0013】図1は、本発明の実施例によるコイン型電
気化学素子において、電気二重層キャパシタの例につい
て、その構成を示す断面図である。なお、以下で説明す
る電気二重層キャパシタの実施例は、本発明の一実施例
であり、これに限定されるものではなく、これ以外のコ
イン型二次電池などのコイン型電気化学素子にも本発明
は適用できるものである。
【0014】図1において、活性炭80重量%、カーボ
ンブラック10重量%、バインダー10重量%から構成
される厚さ4.5mmのシート状の分極性電極11a、
11bを直径10mmに打ち抜き、この分極性電極11
a、11bを炭素系結着剤12a、12bで金属ケース
13および金属蓋14に接着し、減圧加熱処理を行っ
た。
【0015】続いて、乾燥窒素雰囲気のグローブボック
ス中で電解液を分極性電極11a、11bに含浸せしめ
た。電解液は、テトラエチルアンモニウムテトラフルオ
ロボレートを0.7mol/lの濃度でプロピレンカー
ボネートに溶解することによって調製した。
【0016】この電解液を含浸した分極性電極11a、
11bをセパレータ15を介して対向させ、ガスケット
16を用いてカシメ封口し、直径9.0mm・高さ2.0
mmのコイン型電気二重層キャパシタを作製した。
【0017】また、前記金属蓋14と前記ガスケット1
6が密着する部分と前記金属ケース13と前記ガスケッ
ト16が密着する部分には、ゴム弾性を有する高分子化
合物層17が設けられている。この高分子化合物層17
は、加硫剤を配合されたブチルゴムを金属蓋14および
金属ケース13に刷毛で塗布し、60℃で30分熱処理
を行って溶媒を除去し、次いで、150℃で30分熱処
理を行うことで硬化処理を行って成形した。
【0018】(比較例1)図2に示すコイン型電気二重
層キャパシタにおける金属蓋14とガスケット16が密
着する部分と金属ケース13とガスケット16が密着す
る部分を真空加熱によって揮発成分を除去したアスファ
ルトからなるシール剤7を介在させてコイン型電気二重
層キャパシタを製作した。
【0019】(比較例2)図2に示すコイン型電気二重
層キャパシタにおいて、シール剤7を介在せずにコイン
型電気二重層キャパシタを製作した。
【0020】上記の実施例と比較例1、比較例2で得ら
れた電気二重層キャパシタをそれぞれ10個用意し、こ
れらの電気二重層キャパシタに70℃の雰囲気下で2.
5Vの直流電圧を印加して、電圧印加時間と電気二重層
キャパシタの特性変化および封止部分からの電解液の漏
れを検証した結果を表1に示した。
【0021】
【表1】
【0022】表1より明らかなように、比較例の電気二
重層キャパシタでは、5000時間後から電解液の漏れ
が確認され、10000時間後の静電容量および内部抵
抗のキャパシタ特性は、初期特性と比較して著しく劣化
している。一方、本発明の一実施例では、10000時
間後でも電解液の漏れは確認できず、またキャパシタ特
性の変化も比較例と比べれば小さいものであった。
【0023】ここで、以上説明した本実施例では、コイ
ン型電気二重層キャパシタについて例示したが、このコ
イン型電気二重層キャパシタだけに限定されるものでは
なく、コイン型二次電池などのコイン型電気化学素子全
般に適用できるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明のコイン型
電気化学素子によれば、一対の分極性電極の間に介在さ
れたセパレータと、前記一対の分極性電極とセパレータ
に含浸された電解液と、前記一対の分極性電極を収納す
る金属ケースと、前記金属ケースの開口部をガスケット
を介して密封する金属蓋とを有し、前記金属蓋と前記ガ
スケットが密着する部分、または前記金属ケースと前記
ガスケットが密着する部分に、あるいは両者の部分の両
方に、加硫剤を配合されたブチルゴムを熱処理してゴム
弾性を有する高分子化合物層を設けることで、金属蓋と
ガスケットの密着性および金属ケースとガスケットの密
着性が向上するため、高温・高湿の条件下で使用しても
電解液の液漏れが無く、安全性に優れたコイン型電気化
学素子を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるコイン型電気二重層キャ
パシタの断面図。
【図2】従来のコイン型電気二重層キャパシタの縦断面
図。
【符号の説明】
1a,1b 分極性電極 2 金属ケース 3 金属蓋 4a,4b 炭素系結着剤 5 セパレータ 6 ガスケット 7 シール剤 11a、11b 分極性電極 12a、12b 炭素系結着剤 13 金属ケース 14 金属蓋 15 セパレータ 16 ガスケット 17 高分子化合物層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の分極性電極の間に介在されたセパ
    レータと、前記一対の分極性電極とセパレータに含浸さ
    れた電解液と、前記一対の分極性電極を収納する金属ケ
    ースと、前記金属ケースの開口部をガスケットを介して
    密封する金属蓋とで構成されるコイン型電気化学素子で
    あって、前記金属蓋と前記ガスケットが密着する部分、
    あるいは前記金属ケースと前記ガスケットが密着する部
    分のいずれかの部分にゴム弾性を有する高分子化合物層
    を設けたことを特徴とするコイン型電気化学素子。
  2. 【請求項2】 一対の分極性電極の間に介在されたセパ
    レータと、前記一対の分極性電極とセパレータに含浸さ
    れた電解液と、前記一対の分極性電極を収納する金属ケ
    ースと、前記金属ケースの開口部をガスケットを介して
    密封する金属蓋とで構成されるコイン型電気化学素子で
    あって、前記金属蓋と前記ガスケットが密着する部分、
    および前記金属ケースと前記ガスケットが密着する部分
    の両方にゴム弾性を有する高分子化合物層を設けたこと
    を特徴とするコイン型電気化学素子。
  3. 【請求項3】 前記高分子化合物層は、加硫剤が配合さ
    れたブチルゴムを熱処理し硬化させて形成したことを特
    徴とする請求項1および2に記載のコイン型電気化学素
    子。
JP2000203803A 2000-07-05 2000-07-05 コイン型電気化学素子 Pending JP2002025869A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000203803A JP2002025869A (ja) 2000-07-05 2000-07-05 コイン型電気化学素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000203803A JP2002025869A (ja) 2000-07-05 2000-07-05 コイン型電気化学素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002025869A true JP2002025869A (ja) 2002-01-25

Family

ID=18701167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000203803A Pending JP2002025869A (ja) 2000-07-05 2000-07-05 コイン型電気化学素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002025869A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005055259A1 (ja) * 2003-12-03 2005-06-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. コイン形蓄電セル

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005055259A1 (ja) * 2003-12-03 2005-06-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. コイン形蓄電セル
US7576969B2 (en) 2003-12-03 2009-08-18 Panasonic Corporation Coin-shaped storage cell
US7742280B2 (en) 2003-12-03 2010-06-22 Panasonic Corporation Coin-shaped storage cell
TWI425538B (zh) * 2003-12-03 2014-02-01 Panasonic Corp Button type power storage unit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3436189B2 (ja) 電気二重層コンデンサおよびその製造方法
JP4706824B2 (ja) 蓄電装置
US10199179B2 (en) Electrolyte solution for electric double layer capacitors, and electric double layer capacitor
JP2002025869A (ja) コイン型電気化学素子
JP4688710B2 (ja) 電解コンデンサの製造方法
JP3466117B2 (ja) 電気二重層コンデンサ及びその基本セル並びに基本セルの製造方法
JP2005191507A (ja) コイン形蓄電素子
JPS63188928A (ja) 電気二重層コンデンサ
JPH10256087A (ja) コイン形電気化学素子
JPH0864484A (ja) 電気二重層コンデンサ
JP2735646B2 (ja) 電解コンデンサ用封口体およびその製造方法
JPS5936818B2 (ja) コンデンサ
JPH10106890A (ja) コイン形電気化学素子
JP3185644B2 (ja) 非水電解液二次電池用封口板
JPH1070049A (ja) 電気二重層コンデンサ
JP4254378B2 (ja) 分極性電極の製造方法及び分極性電極並びにそれを用いた電気二重層キャパシタ
JPH1126325A (ja) コイン形電気化学素子
JPH06310377A (ja) 電気二重層コンデンサ
JP2001093784A (ja) 電気二重層コンデンサ
JP2002043188A (ja) シート状電極およびその製造方法
JP2001068383A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP2003264129A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2004158708A (ja) アルミニウム電解コンデンサ
JP2003151863A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP2005268468A (ja) 電気二重層キャパシタの製造方法