JP2002025645A - 電子装置の接地構造及び回転ドラム装置 - Google Patents

電子装置の接地構造及び回転ドラム装置

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JP2002025645A
JP2002025645A JP2000209549A JP2000209549A JP2002025645A JP 2002025645 A JP2002025645 A JP 2002025645A JP 2000209549 A JP2000209549 A JP 2000209549A JP 2000209549 A JP2000209549 A JP 2000209549A JP 2002025645 A JP2002025645 A JP 2002025645A
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fixed drum
drum
rotary drum
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JP2000209549A
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Keizo Kamikui
圭三 神喰
Takayuki Mogi
隆幸 茂木
Tetsuyuki Yoshida
哲之 吉田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で確実な接地を行うと共に電子装置に悪
影響を与えることなく、さらに、電子装置の小型化を図
ることを課題とする。 【解決手段】 固定ドラム2に対して回転ドラム9が回
転可能に配設され、導電性材料から成る固定ドラムに嵌
合孔20を形成し、導線性金属板で筒部22と接続舌片
23とを一体に形成して成る接地ピン21の上記筒部を
上記嵌合孔に嵌合支持させ、上記固定ドラムに支持した
回路基板14の接地パターン14に上記接地ピンの接続
舌片を上記筒部の外側で半田付け26した回転ドラム装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な電子装置の接
地構造及び回転ドラム装置に関する。詳しくは、安価で
確実な接地を行うと共に電子装置に悪影響を与えること
なく、さらに、電子装置の小型化を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子装置にあっては、主装置に支持され
た回路基板の接地パターンを主装置のグランド部に接地
する場合がある。
【0003】例えば、ビデオテープレコーダ、デジタル
オーディオレコーダ等に使用される回転ドラム装置にあ
っては、回転ドラムに支持された磁気ヘッドと外部回路
との間の信号の伝達をロータリトランス及び信号伝達用
回路基板を介して行っている。この際、品質の良い信号
を得るために信号伝達用回路基板の接地パターンを導電
材料から成る固定ドラムに接地することが行われてい
る。
【0004】そして、上記信号伝達用回路基板の接地パ
ターンと固定ドラムとの間を接地させる構造としては以
下のようなものがある。
【0005】まず、導電性金属の丸棒を切削加工して大
径部と小径部とが一体に形成された接地ピンを形成し、
該接地ピンの大径部を固定ドラムに形成した嵌合孔に圧
入し、信号伝達用回路基板の接地パターン形成部に形成
された挿通孔に上記接地ピンの小径部を挿通すると共に
該小径部と接地パターンとを半田付けする構造があっ
た。
【0006】ところが、この接地構造にあっては、接地
ピンの中実の大径部を固定ドラムの嵌合孔に圧入するの
で、固定ドラムの変形量が大きいという問題がある。ま
た、接地ピンは金属の丸棒を切削加工して製造するの
で、製造コストが高いという問題がある。
【0007】次ぎに、信号伝達用回路基板の接地パター
ンを固定ドラムの底面に接触させ、信号伝達用回路基板
の接地パターン形成箇所に形成した挿通孔を通してネジ
を固定ドラムに締結し、上記接地パターンを固定ドラム
の底面に圧接させる構造があった。
【0008】この接地構造にあっては、汎用品であるネ
ジを使用することが出来るためコストは低減することが
出来るが、ネジ止め後に、フレキシブル基板である信号
伝達用回路基板がクリープ変形を起こして締結部がゆる
み、そのために接地パターンと固定ドラムの底面との間
の導通が不安定になる惧がある。それを防ぐために、回
路基板とネジの頭との間にバネ座金を介在させると、部
品点数が1点増えることになり、コストが嵩むことにな
る。また、バネ座金の分だけ高さが高くなり、回転ドラ
ム装置の小型化を阻害するという問題が生じる。
【0009】そこで、上記した問題を解決するものとし
て、図5乃至図7に示したものがある。
【0010】回転ドラム装置aの固定ドラムbと回転ド
ラムcとの間ではロータリートランスdを介して信号の
伝達が為される。そして、回転ドラムcに支持された回
転ヘッドeとロータリートランスdのローター部drと
が接続され、ロータリートランスdのステータ部dsが
信号伝達用のフレキシブル回路基板fを介して外部の回
路と接続されている(図5参照)。
【0011】固定ドラムbは、例えば、アルミニウム等
の導電性を有する金属で形成されていて、その底面壁g
には円形の圧入孔hが形成されており、上記フレキシブ
ル回路基板fは底面壁gの内面に接して配置され、接地
パターンiは上記圧入孔hに対面していて少なくともそ
の一部が上記圧入孔hに対して露出されている(図5、
図6参照)。
【0012】上記圧入孔hにはアースブッシュjが圧入
される。アースブッシュjは、図7に示すように、導電
性及びバネ性を有する金属板で形成されており、円環状
を為す主部kの外周縁から複数の弾接片l、l、・・・
が一の方向へやや斜め外側を向く向きで突出され、主部
kの内縁から接触片mが他の方向へ且つ中心方向へ斜め
に突出されている。
【0013】そして、上記アースブッシュjが接触片m
側を上にした向きで固定ドラムcの底面側から固定ドラ
ムcの圧入孔hに圧入される。これによって、アースブ
ッシュjはその弾接片l、l、・・・が圧入孔hの内周
面に弾接されて圧入孔h内に保持されると共に、接触片
mがフレキシブル回路基板fの接地パターンiのうち圧
入孔hに対して露出している部分に圧接状に接触する。
そこで、該接触片mと接地パターンiとを半田付けnす
る(図5、図6参照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記した図5及び図6
に示した接地構造にあっては、アースブッシュjは板金
材料によって形成されるため、これを固定ドラムbの圧
入孔hに圧入する際の圧入力は比較的小さくて済み、固
定ドラムbの変形を抑えることができる。また、アース
ブッシュjは板金材料で形成されるため、コストを低く
抑えることができる。さらに、アースブッシュjと接地
パターンiとの間は半田付けnされるため、接地パター
ンiと固定ドラムbとの間の導通が不安定になる惧れも
ない。
【0015】しかしながら、アースブッシュjの中央部
まで突出した接触片mをフレキシブル回路基板fの接地
パターンiに半田付けnするために半田ごてを挿入する
ためのスペースを確保する必要があり、アースブッシュ
jの大きさ及びこれを圧入する圧入孔hの大きさを小さ
くすることができず、これが回転ドラム装置の小型化を
阻害する要因となっている。
【0016】そこで、本発明は、安価で確実な接地を行
うと共に電子装置に悪影響を与えることなく、さらに、
電子装置の小型化を図ることを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明電子装置の接地構
造は、上記した課題を解決するために、主装置のグラン
ド部に嵌合孔を形成し、導線性金属板で筒部と接続舌片
とを一体に形成して成る接地ピンの上記筒部を上記嵌合
孔に嵌合支持させ、上記接地ピンの接続舌片を上記筒部
の外側で上記回路基板の接地パターンに半田付けして成
るものである。
【0018】従って、本発明電子装置の接地構造にあっ
ては、主装置の嵌合孔には金属板で形成された接地ピン
の筒部を圧入するので、主装置の変形を抑えることがで
き、しかも、接地ピンは金属板を加工して形成されるの
で、コストを低く抑えることができる。また、接地ピン
と接地パターンとの間の接続は半田付けによって為され
るので、接地パターンと主装置のグランド部との間の導
通が不安定になることもなく、また、上記半田付けは上
記筒部の外側で為されるので、筒部やこれが圧入される
嵌合孔の大きさを小さくすることができ、従って、主装
置の小型化が可能になる。
【0019】また、本発明回転ドラム装置は、上記した
課題を解決するために、導電性材料から成る固定ドラム
に嵌合孔を形成し、導線性金属板で筒部と接続舌片とを
一体に形成して成る接地ピンの上記筒部を上記嵌合孔に
嵌合支持させ、上記固定ドラムに支持した回路基板の接
地パターンに上記接地ピンの接続舌片を上記筒部の外側
で半田付けしたものである。
【0020】従って、本発明回転ドラム装置にあって
は、固定ドラムの嵌合孔には金属板で形成された接地ピ
ンの筒部を圧入するので、固定ドラムの変形を抑えるこ
とができ、しかも、接地ピンは金属板を加工して形成さ
れるので、コストを低く抑えることができる。また、接
地ピンと接地パターンとの間の接続は半田付けによって
為されるので、接地パターンと固定ドラムとの間の導通
が不安定になることもなく、また、上記半田付けは上記
筒部の外側で為されるので、筒部やこれが圧入される嵌
合孔の大きさを小さくすることができ、従って、固定ド
ラム、ひいては、回転ドラム装置の小型化が可能にな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明電子装置の接地構
造及び回転ドラム装置の実施の形態を添付図面を参照し
て説明する。
【0022】図1乃至図3は本発明をビデオテープレコ
ーダにおける回転ドラム装置に適用した実施の形態を示
すものである。
【0023】回転ドラム装置1は固定ドラム2を備え
る。固定ドラム2はアルミニウム等の導電性を有する金
属材料で形成され、底面部3の周縁部から背の低い円筒
形をした周壁部4と底面部3の中心部から上方へ突出し
た円筒形をした軸支持部5とが一体に形成されて成る。
そして、軸支持部5の高さは周壁部4の高さより高くな
っており、軸支持部5と周壁部4との間の部分は上方に
開口した配置部6となっている(図1参照)。
【0024】固定ドラム2の軸支持部5には2つのベア
リング7、7を介して回転軸8が回転自在に支持されて
いる。該回転軸8は上下両端部が軸支持部5の上下両端
よりそれぞれ突出されている(図1参照)。
【0025】上記回転軸8の軸支持部5の上端より上方
に突出した上端部には回転ドラム9が固定されている
(図1参照)。
【0026】回転ドラム9は、中心に圧入孔10が形成
されており、該圧入孔10に上記回転軸8の上端部が圧
入されている。これによって、回転ドラム9は固定ドラ
ム2に対して回転自在に支持される(図1参照)。
【0027】回転ドラム9の下面の周縁寄りの位置には
複数の回転磁気ヘッド11(図1に1個のみ示す)が支
持されており、該回転磁気ヘッド11の先端が回転ドラ
ム9の外周部の下面に形成された切欠12(図1に1個
のみ示す)から外部に臨んだ状態とされている。
【0028】回転ドラム9の下部の固定ドラム2の配置
部6内へと突出した部分の下面と固定ドラム2の配置部
6とにロータリートランス13が配設される。すなわ
ち、固定ドラム2の配置部6内にロータリトランス13
のステータ部13sが配置され、回転ドラム9の下面に
上記ステータ部13sに微小な間隔をあけて対向した状
態でロータリートランス13のロータ部13rが配置さ
れる。そして、上記回転磁気ヘッド11はロータリート
ランス13のロータ部13rと接続されている(図1参
照)。
【0029】ロータリートランス13のステータ部13
sの下側にはビデオ信号伝達用フレキシブル回路基板1
4が配置され、該フレキシブル回路基板14上に形成さ
れた各信号伝達線15、15、・・・は上記ステータ部
13sの所定のチャンネルと接続されている。そして、
フレキシブル回路基板14の接続部16は固定ドラム2
の周壁部4に形成された引出孔17から外に引き出さ
れ、該接続部16の先端部が図示しない外部コネクタと
接続されるコネクタ部18となっている(図1、図2参
照)。そして、フレキシブル回路基板14は上記コネク
タ部18が接続される外部コネクタを介して信号処理回
路と接続され、信号処理回路から送出された記録用信号
はフレキシブル回路基板14を経てロータリートランス
13を介して回転磁気ヘッド11に伝達され、該回転磁
気ヘッド11によって、固定ドラム2及び回転ドラム9
の外周面に巻き付けられた状態で走行される図示しない
磁気テープに記録され、また、上記磁気テープに記録さ
れている信号は回転磁気ヘッド11によって読みとら
れ、該読み取られた信号がロータリートランス13を介
してフレキシブル回路基板14を経て信号処理回路に送
られ、該信号処理回路で処理されて出力装置に送られ
る。
【0030】上記固定ドラム2の底面部3のうち上記フ
レキシブル回路基板14の接続部16を外部に引き出す
ための引出孔17が形成された部分に対応した部分を含
む領域に切欠部19が形成され、該切欠部19の周縁寄
りの位置に底面部3の下面から上面へと貫通した嵌合孔
20が形成されている(図1、図2参照)。
【0031】上記嵌合孔20に接地ピン21が取着され
る。接地ピン21は、導電性及びバネ性を有する金属板
によって形成され、筒部22に接続舌片23が一体に形
成されて成る。筒部22は金属板を湾曲させて一端部に
行くに従って径が細くなる筒状に形成され、軸方向に延
びるスリット22aが形成されている。接続舌片23は
細い帯状をしており、上記筒部22の径が太い方の端部
のスリット22aが位置する部分と反対側の部分に一体
に連接され、筒部22に連接された部分の直ぐ近くの部
分でU字状に折り返され、筒部22のスリット22aが
形成された側面と反対側の側面に沿って延び、先端部2
3aは筒部22の径の細い一端部よりさらに突出してい
る(図3参照)。
【0032】上記した接地ピン21は筒部22が径の細
い方の端部から固定ドラム2の上記嵌合孔20に下面側
から圧入される。このとき、筒部22の外径を嵌合孔2
0の内径よりやや大きめにしておけば、筒部22は材料
の持つ弾性によってスリット22aが縮小するように撓
み、嵌合孔20内にぴったりと圧入される(図1参
照)。そして、筒部22が宿径するときの反力は、接地
ピン21の材料が板金材料であるため、それほぼ大きな
ものではなく、固定ドラム2を変形させるようなもので
はない。そして、筒部22が上記したように、嵌合孔2
0に圧入されると、接続舌片23は固定ドラム2の嵌合
孔20が形成された箇所の直ぐ近くの外周面に沿って延
び先端部23aは底面部3の上面より上の位置まで延び
ている(図1参照)。
【0033】上記フレキシブル回路基板14に形成され
た接地パターン24は固定ドラム2に取着された接地ピ
ン21の接続舌片23の先端部23aが位置した箇所
で、下側の被覆が除去されて露出され、該露出部24a
に挿通孔25が形成されている。そして、接地ピン21
の接続舌片23の先端部23aはフレキシブル回路基板
14に形成された上記挿通孔25を下側から上側へと挿
通され、且つ、接地パターン24の上記露出部24aに
半田付け26されている。これによって、上記接地パタ
ーン24は接地ピン21を介して固定ドラム2に接地さ
れる。
【0034】上記回転軸8の固定ドラム2の軸支持部5
の下端から突出した部分にはモータ27のロータ28が
固定される。ロータ28は円板状に形成されたロータケ
ース28aの中心に圧入孔28bが形成されると共に上
面に円環状をしたロータマグネット28cが固定され、
さらに、回転ヨーク28dが取着されて成る。そして、
ロータケース28aの圧入孔28bに回転軸8の下端部
が圧入される。そして、図示しないコイルが搭載された
ステータ基板29が上記ロータマグネット28cと回転
ヨーク28dとの間に位置するように固定ドラム2に固
定されてモータ27が構成される(図1参照)。
【0035】固定ドラム2の底面部3の下端部には外方
へ張り出したフランジ部30が形成され、該フランジ部
30には周方向に間隔を置いて螺穴31、31、31が
形成されている(図1、図2参照)。そして、シャーシ
32に形成された開口部33の開口縁部に形成された取
付孔34、34、34(図1に1個のみ示す)を下方か
ら挿通された取付ネジ35、35、35(図1に1個の
み示す)が固定ドラム2のフランジ部30に形成された
螺穴31、31、31に螺着され、これによって、回転
ドラム装置1はシャーシ32に取り付けられる(図1参
照)。従って、このシャーシ32が導電性を有する材料
で形成されていると、フレキシブル回路基板14の接地
パターン24は固定ドラム2を介してシャーシ32に接
地されることになる。
【0036】上記した回転ドラム装置1にあっては、ビ
デオ信号伝達用フレキシブル回路基板14に形成された
接地パターン14は接地ピン21を介して固定ドラム2
に接地され、そして、接地ピン21は板金材料で形成さ
れ、その筒部22が固定ドラム2に形成された嵌合孔2
0に圧入されるので、該圧入による固定ドラム2の変形
は生じない。また、接地ピン21は板金材料で形成され
るため、コストを低く抑えることができる。さらに、接
地ピン21の接続舌片23と接地パター14とは半田付
け26によって接続されるので、接地ピン21と接地パ
ターン14との間の接続が不安定になるということがな
い。さらにまた、接続舌片23と接地パターン14との
半田付け26は筒部22の外側で為されるので、筒部の
径を小さくすることができ、従って、固定ドラム2の嵌
合孔20の径も小さくすることができるので、固定ドラ
ム2の小型化、ひいては、回転ドラム装置1の小型化が
可能になる。
【0037】図4は変形例を示すものである。
【0038】この変形例にあっては、接地ピン21の接
続舌片23の先端部23aをビデオ信号伝達用フレキシ
ブル回路基板14の接地パターン24の露出部24aと
接する位置で筒部22と反対の方向にL字状に折り曲
げ、該先端部23aを接地パターン24の露出部24a
に接触させると共に該先端部23aと接地パターン24
の露出部24aとを半田付け26するものである。
【0039】この変形例に示すように、接地ピン21の
接続舌片23の先端部23aを回路基板14に挿通させ
てから半田付けしなくとも、上記した各効果を奏するこ
とができる。しかしながら、上記実施の形態に示したよ
うに、接地ピン21の接続舌片23の先端部23aを回
路基板14に形成した挿通孔25に挿通させた後該先端
部23aを接地パターン24の露出部24aに半田付け
26することによって、半田付け26が無くとも接続舌
片23の先端部23aと接地パターン24の露出部24
aとの間の位置ずれが防止されるので、半田付け作業が
容易であり、作業性が向上すると共に、接続舌片23と
接地パターン24との間の接続が確実になる。
【0040】なお、上記した実施の形態にあっては、本
発明を適用する電子装置の例として回転ドラム装置を示
したが、回転ドラム装置以外の電子装置に広く適用する
ことができることは勿論である。
【0041】また、回転ドラム装置はビデオテープレコ
ーダにおける回転ドラム装置を示したが、回転ドラム装
置がビデオテープレコーダにおけるものに限られること
を意味するものではない。
【0042】さらに、上記した実施の形態及び変形例に
おいて示した各部の形状乃至構造は、いずれも本発明を
実施する際に行う具体化のほんの一例を示したものにす
ぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に
解釈されることがあってはならないものである。
【0043】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明電子装置の接地構造は、電子装置の主装置に
支持された回路基板上に形成された接地パターンを主装
置のグランド部に接続するための電子装置の接地構造で
あって、上記主装置のグランド部に嵌合孔を形成し、導
線性金属板で筒部と接続舌片とを一体に形成して成る接
地ピンの上記筒部を上記嵌合孔に嵌合支持させ、上記接
地ピンの接続舌片を上記筒部の外側で上記回路基板の接
地パターンに半田付けして成ることを特徴とする。
【0044】従って、本発明電子装置の接地構造にあっ
ては、主装置の嵌合孔には金属板で形成された接地ピン
の筒部を圧入するので、主装置の変形を抑えることがで
き、しかも、接地ピンは金属板を加工して形成されるの
で、コストを低く抑えることができる。また、接地ピン
と接地パターンとの間の接続は半田付けによって為され
るので、接地パターンと主装置のグランド部との間の導
通が不安定になることもなく、また、上記半田付けは上
記筒部の外側で為されるので、筒部やこれが圧入される
嵌合孔の大きさを小さくすることができ、従って、主装
置の小型化が可能になる。
【0045】請求項2に記載した発明にあっては、上記
回路基板の接地パターンが形成された箇所に挿通孔を形
成し、該挿通孔に上記接地ピンの接続舌片を挿通させた
後該接続舌片を接地パターンに半田付けして成るので、
接地ピンと接地パターンとの接続が確実に為されると共
に半田付けの作業性が良好になる。
【0046】また、本発明回転ドラム装置は、固定ドラ
ムに対して回転ドラムが回転可能に配設された回転ドラ
ム装置であって、導電性材料から成る固定ドラムに嵌合
孔を形成し、導線性金属板で筒部と接続舌片とを一体に
形成して成る接地ピンの上記筒部を上記嵌合孔に嵌合支
持させ、上記固定ドラムに支持した回路基板の接地パタ
ーンに上記接地ピンの接続舌片を上記筒部の外側で半田
付けしたことを特徴とする。
【0047】従って、本発明回転ドラム装置にあって
は、固定ドラムの嵌合孔には金属板で形成された接地ピ
ンの筒部を圧入するので、固定ドラムの変形を抑えるこ
とができ、しかも、接地ピンは金属板を加工して形成さ
れるので、コストを低く抑えることができる。また、接
地ピンと接地パターンとの間の接続は半田付けによって
為されるので、接地パターンと固定ドラムとの間の導通
が不安定になることもなく、また、上記半田付けは上記
筒部の外側で為されるので、筒部やこれが圧入される嵌
合孔の大きさを小さくすることができ、従って、固定ド
ラム、ひいては、回転ドラム装置の小型化が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2及び図3と共に本発明をビデオテープレコ
ーダにおける回転ドラム装置に適用した実施の形態を示
すものであり、本図は回転ドラム装置の縦断面図であ
る。
【図2】回転ドラム装置の底面図である。
【図3】接地ピンの拡大斜視図である。
【図4】変形例を示す要部の拡大断面図である。
【図5】図6及び図7と共に従来の接地構造を回転ドラ
ム装置に適用した例を示すものであり、本図は回転ドラ
ム装置の縦断面図である。
【図6】回転ドラム装置の底面図である。
【図7】アースブッシュの拡大斜視図である。
【符号の説明】 1…回転ドラム装置(電子装置)、2…固定ドラム(主
装置のグランド部)、9…回転ドラム、14…ビデオ信
号伝達用フレキシブル回路基板(回路基板)、20…嵌
合孔、21…接地ピン、22…筒部、23…接続舌片、
24…接地パターン、25…挿通孔、26…半田付け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 哲之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D091 AA03 BB01 BB03 EE33 HH08 HH15 5E077 BB11 BB32 BB40 CC22 DD01 DD20 JJ20 5E085 BB08 BB11 BB30 CC01 CC03 DD01 DD07 EE02 EE11 EE13 FF14 HH01 JJ25 JJ50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子装置の主装置に支持された回路基板
    上に形成された接地パターンを主装置のグランド部に接
    続するための電子装置の接地構造であって、 上記主装置のグランド部に嵌合孔を形成し、 導線性金属板で筒部と接続舌片とを一体に形成して成る
    接地ピンの上記筒部を上記嵌合孔に嵌合支持させ、 上記接地ピンの接続舌片を上記筒部の外側で上記回路基
    板の接地パターンに半田付けして成ることを特徴とする
    電子装置の接地構造。
  2. 【請求項2】 上記回路基板の接地パターンが形成され
    た箇所に挿通孔を形成し、該挿通孔に上記接地ピンの接
    続舌片を挿通させた後該接続舌片を接地パターンに半田
    付けして成ることを特徴とする請求項1に記載の電子装
    置の接地構造。
  3. 【請求項3】 固定ドラムに対して回転ドラムが回転可
    能に配設された回転ドラム装置であって、 導電性材料から成る固定ドラムに嵌合孔を形成し、 導線性金属板で筒部と接続舌片とを一体に形成して成る
    接地ピンの上記筒部を上記嵌合孔に嵌合支持させ、 上記固定ドラムに支持した回路基板の接地パターンに上
    記接地ピンの接続舌片を上記筒部の外側で半田付けした
    ことを特徴とする回転ドラム装置。
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