JP2002025598A - 燃料電池システムとその運転方法 - Google Patents

燃料電池システムとその運転方法

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JP2002025598A JP2000211885A JP2000211885A JP2002025598A JP 2002025598 A JP2002025598 A JP 2002025598A JP 2000211885 A JP2000211885 A JP 2000211885A JP 2000211885 A JP2000211885 A JP 2000211885A JP 2002025598 A JP2002025598 A JP 2002025598A
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Noriyuki Imada
典幸 今田
Tetsuro Okano
哲朗 岡野
Katsunao Kamina
克尚 上名
Takashi Atsuji
崇志 阿津地
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Babcock Hitachi KK
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  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な装置構成と制御システムで、均一な触
媒層内の温度分布を実現し、十分なCO除去を行なう炭
素系燃料を原料とする燃料電池システムとその運転方法
を提供すること。 【解決手段】 本システムは、炭素系燃料等の燃料から
水素含有ガスを生成する改質器2と改質ガス中のCOを
選択的に燃焼させることでCO含有量を低減するCO選
択酸化器4を備え、CO選択酸化器4は一定温度に保た
れた水槽27と水槽27内に設けられた改質器2で生成
した改質ガスを流す配管34と配管34の一以上の空気
投入口22と配管34出口に設けたCO濃度計30と該
濃度計30からの信号に基づいて空気投入口22より投
入する空気量を制御器26で調節して、CO量を低減調
節し、また制御器26で燃料電池5での燃料排ガスを燃
焼装置21で燃焼させて熱交換器8で加熱された加圧水
の水槽27内への流量を調整して水槽内の温度を一定範
囲内に制御してCO酸化触媒20の活性を維持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭素系燃料から水素
含有ガスを製造し、この水素含有ガスを燃料として発電
する燃料電池システムに関し、特に固体高分子型燃料電
池(PEFC)を用いた燃料電池システムとその運転方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の炭素系燃料から水素含有ガス
を製造し、この水素含有ガスを燃料として発電する燃料
電池システムの構成を図6に示す。燃料として、都市ガ
ス、LPG、メタノール、ガソリン又は軽油などの炭素
系燃料が使用されるが、ここでは、都市ガスの主要成分
であるメタンを例にして説明する。
【0003】まず、改質器2に燃料であるメタンと水蒸
気配管19中の空気を投入する。改質器2の中では、次
の反応により水素含有ガスが発生する。 CH+HO ←→ CO+H (1) CO+HO ←→ H+CO (2)
【0004】上記の反応は平衡反応であり、生成する水
素含有ガス中には、水素の他に、H O、CO、CO
が含まれている。また、上記(1)式は吸熱反応であ
り、この反応を継続するためには外部から熱を供給する
必要がある。この熱供給方法として、外部加熱方式と内
部加熱方式がある。外部加熱方式は、上記(1)式、
(2)式の反応を進める反応管の外部より、ヒータある
いはバーナなどの外部加熱手段を用いて、熱を加える方
式である。
【0005】一方、内部加熱方式は反応管内に空気を投
入し、燃料であるメタンとの燃焼反応により発生する熱
を利用する方法である。この方法の場合は、水素含有ガ
スの組成には多量の窒素が含まれることとなる。
【0006】いずれの方法においても、改質器2から発
生する水素含有ガスには数%程度のCOが含まれる。C
Oは固体高分子型燃料電池5の燃料極表面に使用される
白金表面に吸着して発電量を低下させるため、燃料電池
5に供給する水素含有ガスのCO濃度を10ppm以下
にする必要がある。そのために、従来構造の発電システ
ムにおいては、改質器2と固体高分子型燃料電池5の間
にCO選択酸化器4が設置されている。CO選択酸化器
4にはCOだけを選択的に燃焼させるプラチナ(Pt)
などの触媒20が充填されており、CO燃焼用空気3を
投入することで、COをCOに変化させて、CO濃度
を10ppm程度まで低減している。
【0007】燃料電池5の燃料極に投入された水素含有
ガスは、その中に含まれる水素のほとんど(約90%程
度)が燃料電池5内で反応して電気及び熱エネルギーに
変換される。そして燃料極出口からは残りの10%の水
素を含んだ排ガスが排出される。
【0008】前記未使用水素を有効利用するために、水
素燃焼装置21が設けられているが水素燃焼装置21に
投入した未使用水素を含む排ガスは、燃焼装置21で燃
焼し、熱交換器8で熱回収された後、系外に放出され
る。燃焼装置21内の熱交換器8で熱回収した熱は改質
器2に投入する蒸気、空気及び燃料の予熱用熱源として
利用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記図6に示す従来技
術では、CO選択酸化器4内で用いられるCO選択酸化
触媒20の動作範囲が150〜170℃と非常に狭く、
それ以上でもそれ以下でもCOが発生してしまうため
に、CO選択酸化器4の反応器内部の温度を厳密に制御
する必要があった。図4に、CO選択酸化触媒温度とC
O濃度との関係を示すが、温度に対して非常に鋭敏な反
応であることが分かる。
【0010】従来技術ではCO選択酸化器4でCOと空
気中の酸素を反応させて、COにすることでCOを除
去しているために、COと酸素との反応時に熱が発生
し、反応ガス温度が上がってしまう。そのため、図6に
示す従来構造においては、CO選択酸化触媒20を複数
段に分割して配置し、かつ、各触媒設置段の入口に空気
投入口22を設け、さらに、各触媒設置段の後流に発生
した熱を除去する熱交換器23を設けている。そして、
熱交換器23の出口のガス温度を温度計24で計測し、
かつCO選択酸化器4の出口のCO濃度をCO濃度計2
5で計測し、ガス温度とCO濃度が設定値となるよう
に、熱交換器23で用いる冷媒循環量、温度、投入する
空気量の制御を制御器26で行っていた。そのために、
全体の装置構成が複雑となり、また、制御も複雑かつ不
安定であった。
【0011】さらに、個々のCO選択酸化触媒20の設
置段中で温度上昇があり、そのために触媒20の性能が
低下するという問題もあった。例として、CO選択酸化
触媒20内の温度分布を図7に示すが、各触媒設置段部
の後流側の段に行くに従い、酸化反応が進むために、ガ
ス温度が高くなっていることが分かる。図4に示したよ
うにガス温度が150〜170℃の範囲を超えると、C
O濃度が高くなってしまう。図7の場合、CO選択酸化
触媒20の各触媒設置段の後流側でガス温度が170℃
以上となっており、CO濃度が高くなっていることが分
かる。
【0012】本発明の課題は、単純な装置構成と制御シ
ステムで、均一な触媒層内の温度分布を実現し、十分な
CO除去を行なう炭素系燃料を原料とする燃料電池シス
テムとその運転方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題は、炭
素系燃料の燃料供給配管を接続し、該燃料供給配管から
供給される炭素系燃料から水素含有ガスを生成する改質
器と該改質器で生成した改質ガス中の一酸化炭素を選択
的に燃焼させることで一酸化炭素含有量を低減する一酸
化炭素除去器と該一酸化炭素除去器で得られた一酸化炭
素含有量が低減した水素含有ガスを燃料として発電する
燃料電池とを備えた燃料電池システムにおいて、前記一
酸化炭素除去器は、一定温度に保たれた水槽と、該水槽
内に設けられた改質器で生成した改質ガスを流す配管
と、該配管の一以上の箇所に設けられた空気投入口と、
前記配管の出口に設けた一酸化炭素濃度検知器と、一酸
化炭素濃度検知器からの信号に基づいて前記空気投入口
より投入する空気量を調整する制御器とを備えた燃料電
池システムで解決される。
【0014】本発明の燃料電池システムにおいて、改質
器内部に熱交換器を設け、該熱交換器には水槽からの加
熱水を供給する給水配管と、熱交換器で前記加熱水から
得られた蒸気を改質器に導入する蒸気配管を接続し、該
蒸気配管は、炭素系燃料を燃料供給配管から改質器へ吸
引するためのエジェクタを介して燃料供給配管に接続す
る構成にして炭素系燃料を蒸気で改質器に供給すると改
質器に改質原料を供給するエネルギーコストが節約でき
る。
【0015】また、本発明の燃料電池システムにおい
て、燃料電池を冷却するための冷却水配管と燃料電池で
得られた燃料排ガスを燃料源とする燃焼装置と該燃焼装
置内へ熱交換器と水槽への加熱水供給配管を設け、前記
冷却水配管を前記燃焼装置の熱交換器を経由して水槽へ
の加熱水配管に接続することができる。改質器の熱交換
器に接続する給水配管の水槽出口に水温度計を設け、該
水温計の水温検出値に基づき、前記制御器により給水量
が調節される給水量調節手段(加圧ポンプ等)を燃焼装
置の熱交換器から水槽へ供給する加熱水配管に設けるこ
とで、水槽内の温度を一定範囲内(150〜200℃の
範囲のいずれかの温度が好ましい)に保持することがで
きる。
【0016】
【作用】本発明の作用を図1に示す例で説明すると、改
質器2で得られた改質ガスは改質ガス配管37からCO
選択酸化器4を構成する水槽27に入り、水槽27中の
改質ガス配管37に設けられた空気投入口22から投入
された空気は改質ガスと混合した後、改質ガス配管37
の一部であるコイル状配管34中のCO選択酸化触媒3
3により一酸化炭素が選択的に酸化される。このとき、
酸化反応の発熱により多量の熱が発生するが、その熱は
改質ガス配管37の周囲の水に吸収される。水は熱伝達
率が高いので、改質ガス及び触媒33の温度を上昇させ
ることなく、早急な除熱が可能である。
【0017】また、多量の水を水槽27内に流している
ため、CO濃度が変化することで、CO選択酸化器(水
槽27)内部での発熱量が変化しても、水槽27内の温
度は変化することなく、改質ガス配管37内のガス温
度、すなわち、CO選択酸化触媒33の温度は常に一定
の温度に保たれる。
【0018】改質ガス配管内で発生した熱を吸収した水
は、改質器後流部に接した熱交換器32で、改質ガスの
持つ顕熱により約400℃に昇温された後、蒸気として
改質器に投入することで、有効に利用できる。このよう
に、水槽27内部は常に熱容量の大きな一定温度の水で
満たされているので、改質ガス配管37内のガス温度が
高温になることはない。そのために、水温の制御は簡単
であり、従来のような複雑な制御は必要ない。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面と共に
説明する。図1に示す本実施の形態の燃料電池システム
は、燃料である都市ガスを水素リッチなガスに改質する
改質器2と改質器2から発生する改質ガス中に含まれる
COを除去するためのCO選択酸化器4と出力3kWの
固体高分子型燃料電池5と燃料電池5から排出される残
水素を燃焼させる燃焼装置21等から構成されている。
【0020】本発明の実施の形態の特徴はCO選択酸化
器4にあり、CO選択酸化器4は水槽27と燃料電池の
冷却水を加圧するポンプ28と、加圧した水を燃焼装置
21の燃焼ガスで昇温する熱交換器8と、昇温した水を
水槽27に投入する加熱水配管29と、水槽27からの
水を改質器2内に設けた熱交換器32に導く配管36
と、改質器2で得られた改質ガスが水槽27内を通るよ
うに設けられた改質ガス配管37と、その改質ガス配管
37の途中に設けられた複数の空気投入口22と、改質
ガス配管37の水槽出口部に設けたCOセンサ30と、
COセンサ30からの信号に基づき、改質ガス配管37
に投入する各空気投入量などを調整する制御器26とか
ら構成されている。
【0021】また、改質器2には空気と燃料(メタン)
が投入されるが、燃料(メタン)は熱交換器32から供
給される蒸気とエジェクタ31で混合される。エジェク
タ31では熱交換器32からの加圧蒸気の噴射圧を利用
して、燃料を吸引する構成としている。
【0022】各部の動作状況を以下に示す。まず、都市
ガスなどの燃料はファン38によりエジェクタ31に送
られる。また燃料電池冷却用の水は、燃料電池5内に設
けられた熱交換器40で加熱され、更にポンプ28で加
圧され、燃料電池排ガスの燃焼装置21で更に加熱さ
れ、水配管29を経由してCO選択酸化器4の水槽27
内に入る。水槽27内の加熱水は水槽27から配管36
を通り、改質器2の後流部に設置されている熱交換器3
2で加熱され、約400℃、5kgf/cmの蒸気と
なりエジェクタ31に供給される。この蒸気の噴射エネ
ルギーによりエジェクタ31で都市ガスなどの燃料が吸
引され、混合ガスとなって改質器2に投入される。同時
に空気用ブロアより燃焼用空気が改質器2内に投入され
る。
【0023】改質器2では、部分酸化反応と水蒸気改質
反応により、水素を多量に含んだガスが発生する。本実
施の形態では、改質器2に熱交換器32とCOコンバー
タを含めて配置しているので、改質ガスの温度は200
℃となっている。また、改質ガス組成の一例を図5に示
すが、水素濃度が37%、CO濃度が1%となってい
る。
【0024】次に、上記改質ガスは、改質ガス配管37
によりCO選択酸化器4に導かれる。CO選択酸化器4
の詳細は図1の円A内の拡大図に示すような構造となっ
ている。すなわち、内径10mmの複数のコイル状配管
34の内部には、粒状のCO選択酸化触媒33を充填し
ている。また、各コイル状配管34の入口部に空気投入
口22を設け、さらに、最後のコイル状配管34の出口
部には、CO濃度が10ppm以上になると特定の電気
信号を発信するCOセンサ30を設置している。
【0025】これらのコイル状配管34は、図中に示す
水槽27内に配置されており、水槽27内には150℃
の水が満たされている。この水は、燃料電池5を冷却す
るために使用した約80℃の水を、加圧ポンプ28で5
kgf/cmに昇圧した後、燃焼装置21内の熱交換
器8で150℃に昇温し、水槽27に投入されたもので
ある。そして、この水は改質ガス中のCOがCOにな
る際に発生する熱を吸収した後、改質器2の熱交換器3
2に送られ、約400℃の蒸気とした後、エジェクタ3
1に投入される。
【0026】蒸気をエジェクタ31から改質器2へ供給
する燃料供給配管の導入することで燃料供給ポンプ38
の動力が従来技術に比して大きく低減でき、場合によっ
ては燃料供給ポンプ38の設置をする必要がない。ま
た、エジェクタ31を設置しないで、改質器2の熱交換
器32で得られた蒸気を改質器の改質反応部に燃料とは
別個に供給しても良い。
【0027】改質器2で発生した改質ガスはCO選択酸
化器4では、コイル状配管34に投入され、同時に微量
の空気が空気投入口22より投入される。ここで、本実
施の形態の場合、改質器2で発生したCO濃度は1%で
あるので、このCOを燃焼するのに必要な空気量の1/
3を、まず、1段目の空気投入口22より投入する。投
入された空気と改質ガス中のCOはCO選択酸化器4内
のコイル状配管34内のCO選択酸化触媒33により選
択的に酸化されてCOとなる。このとき、大量の熱を
発生するが、この熱は、コイル状配管34の外側に満た
された水に吸収されるので、触媒層のガス温度は、水槽
27とほぼ同じ温度となる。
【0028】例として、本実施の形態では、CO選択酸
化触媒33内のガス温度分布を図2に示すが、150℃
にほぼ均一に保たれており、CO濃度も低く抑えること
ができていることが分かる。
【0029】次に、制御方法について述べる。水槽27
の温度調整は水槽27の水出口部に設置した温度計35
の指示値が、所定温度となるように加圧ポンプ28の水
供給量を調整する。また、CO濃度は水槽27の出口に
設置したCOセンサ30から、信号が出なくなるまで
(CO濃度が10ppm以下になるまで)空気を投入す
る。
【0030】以上のように、本発明によるCOを選択的
に除去する装置として水槽27を利用したことで、装置
構成が簡略化され、また、制御が簡素化され、さらに、
触媒層内のガス温度が均一化されることで性能を向上さ
せることが可能となった。
【0031】本発明の他の実施の形態を図3に示す。図
3は、CO選択酸化器4を縦型に置いたものであり、C
O選択酸化器4内の配管を1つのコイル状配管で形成
し、その途中に空気投入口22を複数段設けたものであ
る。その他の構造、機能は図1に示すものと同一である
ので説明は省略する。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、燃料電池に供給する改
質ガス中に含まれるCO濃度を10ppm以下に低減す
るためのCO選択酸化器の装置構成を簡略化することが
でき、また、制御も簡素化することができるので、製造
コストを低減できる効果がある。さらに、触媒層内のガ
ス温度を均一化することができるのでCO選択酸化触媒
の性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態になる燃料電池システム
を示す。
【図2】 本発明の実施の形態のCO選択酸化触媒層の
温度分布を示す。
【図3】 本発明の実施の形態になる燃料電池システム
を示す。
【図4】 CO選択酸化触媒の特性を示す図で、温度と
CO濃度との関係を示す。
【図5】 改質器から発生する改質ガスのガス組成を示
す。
【図6】 従来技術の燃料電池システムを示す。
【図7】 従来技術におけるCO選択酸化触媒層の温度
分布を示す。
【符号の説明】
2 改質器 4 CO選択酸化器 5 固体高分子型燃料電池 8 熱交換器 19 水蒸気配管 20 触媒 21 燃焼装置 22 空気投入口 23 熱交換器 24 温度計 25 CO濃度計 26 空気投入量制御
器 27 水槽 28 加圧ポンプ 29、36 水配管 30 COセンサ 31 エジェクタ 32 熱交換器 33 CO選択酸化触媒 34 コイル状配管 35 温度計 37 改質ガス配管 38 ファン 40 熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上名 克尚 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 (72)発明者 阿津地 崇志 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06 BA01 BA17 KK31 KK48 MM12 MM16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素系燃料の燃料供給配管を接続し、該
    燃料供給配管から供給される炭素系燃料から水素含有ガ
    スを生成する改質器と該改質器で生成した改質ガス中の
    一酸化炭素を選択的に燃焼させることで一酸化炭素含有
    量を低減する一酸化炭素除去器と該一酸化炭素除去器で
    得られた一酸化炭素含有量が低減した水素含有ガスを燃
    料として発電する燃料電池とを備えた燃料電池システム
    において、 前記一酸化炭素除去器は、一定温度に保たれた水槽と、
    該水槽内に設けられた改質器で生成した改質ガスを流す
    配管と、該配管の一以上の箇所に設けられた空気投入口
    と、前記配管の出口に設けた一酸化炭素濃度検知器と、
    一酸化炭素濃度検知器からの信号に基づいて前記空気投
    入口より投入する空気量を調整する制御器とを備えたこ
    とを特徴とする燃料電池システム。
  2. 【請求項2】 改質器内部に熱交換器を設け、該熱交換
    器には水槽からの加熱水を供給する給水配管と、熱交換
    器で前記加熱水から得られた蒸気を改質器に導入する蒸
    気配管を接続したことを特徴とする請求項1記載の燃料
    電池システム。
  3. 【請求項3】 蒸気を改質器に導入する蒸気配管は、炭
    素系燃料を燃料供給配管から改質器へ吸引するためのエ
    ジェクタを介して、燃料供給配管に接続していることを
    特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  4. 【請求項4】 燃料電池を冷却するための冷却水配管と
    燃料電池で得られた燃料排ガスを燃料源とする燃焼装置
    と該燃焼装置内へ熱交換器と水槽への加熱水供給配管を
    設け、前記冷却水配管を前記燃焼装置の熱交換器を経由
    して水槽への加熱水供給配管に接続したことを特徴とす
    る請求項1記載の燃料電池システム。
  5. 【請求項5】 改質器内部に設けられた熱交換器に接続
    する給水配管の水槽出口には水温度計が設けられ、該水
    温計の水温検出値に基づき、前記制御器により給水量が
    調節される給水量調節手段を燃焼装置の熱交換器から水
    槽へ供給する加熱水配管に設けたことを特徴とする請求
    項1記載の燃料電池システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の燃料電池システムの運転
    方法であって、燃焼装置の熱交換器から水槽へ供給する
    加熱水配管に設けられる給水量調節手段の給水量を調節
    することで、水槽内の水温は150〜200℃の範囲の
    いずれかの温度に保つことを特徴とする燃料電池システ
    ムの運転方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の燃料電池システムの運転
    方法であって、燃焼装置の熱交換器から水槽へ供給する
    加熱水配管に設けられる給水量調節手段として加圧ポン
    プを用いることで水槽の内圧を4〜15kg/cm
    の範囲のいずれかの圧力、水槽内の水温は150〜20
    0℃の範囲のいずれかの温度に保つことを特徴とする燃
    料電池システムの運転方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040005064A (ko) * 2002-07-08 2004-01-16 현대자동차주식회사 연료 전지용 일산화탄소 제거기의 공기 유량 제어장치 및방법
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