JP2002022025A - 自在継手の止水用ゴム輪 - Google Patents

自在継手の止水用ゴム輪

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JP2002022025A
JP2002022025A JP2000207165A JP2000207165A JP2002022025A JP 2002022025 A JP2002022025 A JP 2002022025A JP 2000207165 A JP2000207165 A JP 2000207165A JP 2000207165 A JP2000207165 A JP 2000207165A JP 2002022025 A JP2002022025 A JP 2002022025A
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JP
Japan
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rubber ring
lip
universal joint
main body
water
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JP2000207165A
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English (en)
Inventor
Keiji Matsumoto
圭司 松本
Yosuke Matsushita
要介 松下
Chikanori Fukui
親徳 福井
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 止水用ゴム輪10の本体40が挿口外面に装
着され、本体40から延びるリップ部42が突起42b
のみにおいて受口内面に当接される。 【効果】 受口内面と挿口外面との隙間幅が変化する場
合でも、常に突起42bが受口内面に当接されるので、
安定した止水性能を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自在継手の止水用ゴム
輪に関し、特にたとえば2つの管部材を角度変更が可能
なように互いに接続するための自在継手に適用される、
止水用ゴム輪に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(A)を参照して、一般的な自在継
手1では、第1の管接続部2の挿口2aが第2の管接続
部3の受口3aに挿入され、挿口2aの外面と受口3a
の内面との隙間が止水用ゴム輪4により止水される。そ
して、第1の管接続部2に対して第2の管接続部3が相
対的に回動されることにより接続角度が変更される。そ
のため、自在継手1の止水用ゴム輪4には、止水性およ
び回動性を確保する機能が要求される。
【0003】従来の止水用ゴム輪4は、図5(B)に示
すように、挿口2aの外面に装着される本体5と、本体
5の外周部から延びるリップ部6とを含み、リップ部6
の先端部および中央部には、それぞれ環状の止水部6a
および6bが形成されていた。そして、止水部6aおよ
び6bが受口3aの内面に押圧されることにより止水性
が確保され、リップ部6の柔軟構造により回動性が確保
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の止水用ゴム輪4
では、リップ部6に2つの止水部6aおよび6bが形成
されていたので、土圧などの曲げ荷重によって、受口3
aの内面と挿口2aの外面との隙間幅Wが周方向におい
て変化する場合には、図6に示すような3つの状態が生
じていた。
【0005】すなわち、隙間幅Wが広い箇所では、図6
(A)に示すように、先端側の止水部6aが受口3aの
内面に押圧され、隙間幅Wが狭くなると、図6(B)に
示すように、止水部6aおよび6bの双方が受口3aの
内面に押圧され、隙間幅Wがさらに狭くなると、図6
(C)に示すように、中央側の止水部6bが受口3aの
内面に押圧されていた。
【0006】したがって、図6(A)の状態では、地下
水等が止水部6aの直ぐ外側にまで侵入し、図6(B)
の状態では、その水が止水部6aと止水部6bとの間を
通り、図6(C)の状態では、その水が管路内へ侵入し
ていた。つまり、従来の止水用ゴム輪4では、侵入水を
阻止することができなかった。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、止
水性をより向上できる、自在継手の止水用ゴム輪を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、挿口の外
面に装着されるゴム輪本体と、ゴム輪本体から延びて受
口の内面に当接されるリップ部とを備える、自在継手の
止水用ゴム輪において、リップ部は、内面および外面が
平坦に形成された環状のリップ本体と、リップ本体の先
端部外面に形成された環状の突起とを含み、突起のみに
おいてリップ部が受口の内面に当接されることを特徴と
する、自在継手の止水用ゴム輪である。
【0009】第2の発明は、受口の内面に装着されるゴ
ム輪本体と、ゴム輪本体から延びて挿口の外面に当接さ
れるリップ部とを備える、自在継手の止水用ゴム輪であ
って、リップ部は、内面および外面が平坦に形成された
環状のリップ本体と、リップ本体の先端部内面に形成さ
れた環状の突起とを含み、突起のみにおいてリップ部が
挿口の外面に当接される、自在継手の止水用ゴム輪であ
る。
【0010】
【作用】第1の発明では、リップ本体の内面および外面
が平坦に形成され、リップ本体の先端部外面に突起が形
成され、この突起のみにおいてリップ部が受口の内面に
当接される。つまり、受口内面と挿口外面との隙間幅に
かかわらず、常に突起が受口の内面に当接される。一
方、第2の発明では、リップ本体の先端部内面に突起が
形成され、この突起のみにおいてリップ部が挿口の外面
に当接される。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、受口内面と挿口外面
との隙間幅が変化する場合でも、安定した止水性能を確
保できる。
【0012】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】図1に示すこの実施例の自在継手の止水用ゴ
ム輪10は、たとえば図2に示すような自在継手12の
接合部14に装着されて、漏水を防止するためのもので
ある。
【0014】自在継手12(図2)は、2つの管を接続
角度の変更が可能なように互いに接続するためのもので
あり、第1の管接続部16および第2の管接続部18を
含む。第1の管接続部16と第2の管接続部18とは、
各々の軸線に対して所定角度で傾斜する傾斜面Sで突き
合わせられ、両者が互いに回動されることにより接続角
度が変更される。
【0015】第1の管接続部16は、図示しない管を受
容する受口20を含み、受口20の内周面には、ゴム輪
装着溝22が形成される。また、受口20の基部から軸
方向に延びて挿口24が形成され、挿口24の端部外面
には、ゴム輪装着溝26,係止フランジ28およびがた
付き防止フランジ30が形成される。
【0016】第2の管接続部18は図示しない管の受口
に挿入される差口32を含み、差口32の基部には、受
口34が形成される。そして、受口34の内周面には、
止水用ゴム輪10が当接される止水面36が形成され、
受口34の端部には、係止フランジ28の外周縁に係合
される係止溝38が形成される。
【0017】自在継手12(図2)を組み立てる際に
は、第1の管接続部16の挿口24(ゴム輪装着溝2
6)に止水用ゴム輪10が装着され、この挿口24が第
2の管接続部18の受口34内に挿入される。そして、
挿口24に形成された係止フランジ28と受口34に形
成された係止溝38とが嵌合される。
【0018】止水用ゴム輪10(図1)は、全体として
略「V」字状の断面を有し、その一辺を構成する環状の
本体40と、本体40の外面側において他辺を構成する
環状のリップ部42とを含む。
【0019】本体40は、ゴム輪装着溝26に装着され
る部分であり、本体40の内径はゴム輪装着溝26の底
部外径とほぼ同サイズに設定され、本体40の軸方向長
さは、ゴム輪装着溝26の軸方向長さよりもやや短めに
設定される。そして、本体40の中央部外周面には、略
半円形の断面を有する環状の突起44が全周にわたって
連続して形成される。
【0020】リップ部42は、軸に対して所定角度θ
(この実施例では50度)で傾斜する板状のリップ本体
42aを含む。リップ本体42aの内面および外面は、
互いに平行でかつ平坦に形成され、リップ本体42aの
先端部外面には、略半円形の断面を有する環状の突起4
2bが全周にわたって連続して形成される。
【0021】なお、この実施例では、リップ本体42a
の基部の肉厚に対して先端部の肉厚が80%程度に設定
されているが、70〜100%の範囲内であれば、「平
行」とみなすものとする。また、リップ部42の傾斜角
度θや突起42bの高さaは、接合部14において、止
水性および回動性を満足できるように設定される必要が
あり、そのためには、傾斜角度θが45°〜60°の範
囲にあり、かつ、突起42bの高さaがリップ本体42
aの肉厚bの30%〜50%の範囲にあることが望まし
い。
【0022】止水用ゴム輪10(図1)を自在継手12
(図2)に装着した状態では、図3に示すように、受口
34の内面と挿口24の外面との隙間幅Wの広狭にかか
わらず、突起42bにおいてのみリップ部42が受口3
4の内面(止水面36)に当接される。また、リップ本
体42aは、内面および外面が互いに平行であり、基部
から先端部にわたってほぼ一定の肉厚を有するため、リ
ップ本体42aの先端部において十分な反発力を得るこ
とができるとともに、その先端部における圧縮率を大き
くすることができる。
【0023】したがって、この実施例によれば、隙間幅
Wが周方向において変化する場合でも、安定した止水性
能を得ることができ、接合部14における水漏れを防止
できる。
【0024】なお、上述の実施例では、挿口24の端部
外面にゴム輪装着溝26を形成し、そこに止水用ゴム輪
10を装着するようにしているが、たとえば図4(A)
に示すように、受口34の内面にゴム輪装着溝46を形
成し、そこに図4(B)に示すような止水用ゴム輪48
を装着するようにしてもよい。
【0025】止水用ゴム輪48は、略「V」字状の一辺
を構成する環状の本体50と、本体50の内面側におい
て他辺を構成する環状のリップ部52とを含み、リップ
本体52aの先端部内面に突起52bが形成される。
【0026】この止水用ゴム輪48(図4(B))にお
いても、リップ部52の傾斜角度θや突起52aの高さ
aは、止水性および回動性を満足できるように設定され
る必要があり、そのためには、傾斜角度θが45°〜6
0°の範囲にあり、かつ、突起52bの高さaがリップ
本体52aの肉厚bの30%〜50%の範囲にあること
が望ましい。
【0027】さらに、リップ本体の内外面の平行度,リ
ップ部の傾斜角度θおよび突起の高さa等は、隙間幅W
の広狭にかかわらず突起のみにおいてリップ部が止水面
に当接されるように設定される必要はあるが、それらの
具体的な値は、上述した望ましい範囲を越えて設定され
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例の使用状態を示す図解図である。
【図3】図1実施例の止水状態を示す図解図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【図5】従来技術を示す図解図である。
【図6】従来技術の止水状態を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …止水用ゴム輪 12 …自在継手 14 …接合部 16 …第1の管接続部 18 …第2の管接続部 24 …挿口 26 …ゴム輪装着溝 34 …受口 36 …止水面 40 …本体 42 …リップ部 42a …リップ本体 42b …突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 親徳 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 Fターム(参考) 3H104 JA02 JB03 JC09 JD01 LF16 3J006 AB02 AE41 3J040 AA13 AA15 AA17 BA05 EA03 EA16 FA05 HA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿口の外面に装着されるゴム輪本体と、前
    記ゴム輪本体から延びて受口の内面に当接されるリップ
    部とを備える、自在継手の止水用ゴム輪において、 前記リップ部は、内面および外面が平坦に形成された環
    状のリップ本体と、前記リップ本体の先端部外面に形成
    された環状の突起とを含み、前記突起のみにおいて前記
    リップ部が前記受口の内面に当接されることを特徴とす
    る、自在継手の止水用ゴム輪。
  2. 【請求項2】受口の内面に装着されるゴム輪本体と、前
    記ゴム輪本体から延びて挿口の外面に当接されるリップ
    部とを備える、自在継手の止水用ゴム輪であって、 前記リップ部は、内面および外面が平坦に形成された環
    状のリップ本体と、前記リップ本体の先端部内面に形成
    された環状の突起とを含み、前記突起のみにおいて前記
    リップ部が前記挿口の外面に当接される、自在継手の止
    水用ゴム輪。
JP2000207165A 2000-07-07 2000-07-07 自在継手の止水用ゴム輪 Pending JP2002022025A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198590A (ja) * 2005-12-28 2007-08-09 Toyoda Gosei Co Ltd ガスケットおよびタンク用キャップならびにタンク用開閉装置
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JP2012211605A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Kubota-Ci Co 自在継手
JP2014518122A (ja) * 2011-07-01 2014-07-28 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ シールを有する電気式加熱容器
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JP2021533046A (ja) * 2018-08-20 2021-12-02 パズルロック インコーポレイテッドPuzzleLock Inc. パッキン構造

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