JP2002020424A - フォトレジスト用高分子化合物、及びフォトレジスト組成物 - Google Patents

フォトレジスト用高分子化合物、及びフォトレジスト組成物

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JP2002020424A
JP2002020424A JP2000209287A JP2000209287A JP2002020424A JP 2002020424 A JP2002020424 A JP 2002020424A JP 2000209287 A JP2000209287 A JP 2000209287A JP 2000209287 A JP2000209287 A JP 2000209287A JP 2002020424 A JP2002020424 A JP 2002020424A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ可溶性や基板密着性等のレジスト特
性、特に基板密着性に優れたフォトレジスト用高分子化
合物を得る。 【解決手段】 フォトレジスト用高分子化合物は、分子
内に酸素原子含有基又は置換若しくは無置換アミノ基を
有する重合開始剤を用いた重合反応により得られるビニ
ル重合体からなる。前記重合開始剤として、例えばアゾ
系ラジカル重合開始剤を使用できる。前記酸素原子含有
基として、例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル基、
置換オキシ基、置換オキシカルボニル基、アシル基、置
換又は無置換カルバモイル基、ヒドロキシイミノ基、置
換オキシイミノ基、ニトロ基などが挙げられる。また、
前記ビニル重合体として、例えば、(メタ)アクリル系
モノマーの単独若しくは共重合体又は(メタ)アクリル
系モノマーと他のモノマーとの共重合体が挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体の微細加工な
どを行う際に用いるフォトレジスト用高分子化合物とフ
ォトレジスト組成物、並びに該フォトレジスト組成物を
用いた半導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】半導体製造工程で用いられるレジストは、
光照射により照射部がアルカリ可溶性に変化する性質、
シリコンウエハーへの密着性、プラズマエッチング耐
性、用いる光に対する透明性等の特性を兼ね備えていな
くてはならない。該レジストは、一般に、主剤であるポ
リマーと、光酸発生剤と、上記特性を調整するための数
種の添加剤を含む溶液として用いられるが、用途に応じ
たレジストを調整するには、主剤であるポリマーが上記
の各特性をバランス良く備えていることが極めて重要で
ある。
【0003】近年、半導体集積回路は集積化が進みLS
IやVLSIが実用化されており、これに伴って最小パ
ターンはサブミクロン領域に及び、さらに微細化する傾
向にある。微細パターンの形成には、薄膜を形成した被
処理基板上をレジストで被覆し、選択露光を行った後に
現像してレジストパターンを作製し、これをマスクとし
てドライエッチングを行い、その後前記レジストを除去
することにより所望のパターンを得るリソグラフィ技術
の使用が必須である。そしてこれに使用する露光光源と
して、当初は紫外線が使用されていたが、パターンの微
細化に伴い波長の短い遠紫外線や電子線、X線等が使用
されるようになってきた。
【0004】そのため、特にエキシマレーザー(波長2
48nmのKrFレーザー、波長193nmのArFレ
ーザー)を用いたリソグラフィ技術に対応して、高解像
性、高感度、優れた耐ドライエッチング性を有するレジ
スト材料が要求されている。従来のレジストはフェノー
ル樹脂又はノボラック樹脂をベースとするものが多い
が、これらの材料は芳香族環を含んでおり、耐ドライエ
ッチング性には優れているものの、KrFレーザー波長
に対しては透明性が低く、ArFレーザー波長に至って
は不透明である。このため、従来の樹脂を用いては微細
パターンを得ることはできなかった。
【0005】一方、最近、酸触媒と化学増幅効果を利用
した高感度レジストについて、各種の提案がなされてい
る。より具体的には、(1)活性光線(紫外線、遠紫外
線、真空紫外光、電子線、X線、各種レーザー光など)
の照射により酸を発生する光酸発生剤と、(2)酸に対
して不安定な反復的に存在する枝分かれした基を有する
重合体との組み合わせからなるレジスト組成物が注目さ
れている。このレジスト組成物から形成されたレジスト
膜に活性光線を照射すると、被照射部分において、光酸
発生剤から酸が生成し、この酸の作用を受けて、重合体
中の酸に対して不安定な反復的に存在する基が分解され
て極性基が生成する。これによって、レジスト膜の露光
領域及び未露光領域の溶解度特性に大きな変化が生じ
る。すなわち、露光領域の重合体は極性基が形成されて
アルカリ可溶となるため、アルカリ水溶液や極性溶媒で
現像することにより露光領域が選択的に除去される。一
方、未露光領域の重合体は無極性であるため、無極性溶
媒で現像すると未露光領域が選択的に除去される。した
がって、現像液を選択することにより、ポジ型、ネガ型
の何れにも使用可能となる。多くの場合、現像液として
アルカリ水溶液を用いることにより露光領域を除去して
いる。なお、重合体中の酸に対して不安定な反復的に存
在する枝分かれした基は保護されたアルカリ水溶性基で
あって、酸により重合体から脱離可能な基であることか
ら、保護基と称されている。光酸発生剤から生成した酸
の作用によりこの保護基の脱離反応(開裂反応)が生じ
るが、この反応に伴って、新たに酸が再生されるため、
このレジスト組成物は化学増幅型となり、高感度であ
る。
【0006】最近、エキシマ光に対して透明なレジスト
として、メタクリル酸t−ブチル重合体が提案されてい
るが、このレジストは耐ドライエッチング性に欠ける。
この耐ドライエッチング性を備え、さらにKrFレーザ
ー、ArFレーザーの波長に対して透明性を持つものと
して、脂環式基を有する重合体を用いた化学増幅型レジ
ストが報告されている(特開平4−39665号公報、
特開平5−257284号公報、特開平5−26521
2号公報、特開平7−234511号公報、特開平9−
73173号公報など)。前記脂環式基に対応する脂環
式炭化水素環として、ノルボルネン、パーヒドロアント
ラセン、シクロヘキサン、トリシクロデカン、アダマン
タンなどが望ましい。
【0007】しかしながら、上記の脂環式基を有する重
合体を用いた化学増幅型レジストにおいては、耐ドライ
エッチング性を付与する脂環式基が、その組成比の増加
につれて重合体の疎水性を高めるとともに剛直性をも増
大させる。このため、フェノール樹脂又はノボラック樹
脂をベースにしたレジスト並のドライエッチング耐性が
得られる組成比、例えば脂環式基を有する構造単位が5
0モル%以上の領域では、高い疎水性に加え、その硬さ
のために触媒であるプロトン酸の拡散が妨げられ、増幅
率が低下し、結果として生成するカルボン酸量が減少
し、現像液であるアルカリ水溶液に対する溶解性が低下
するという問題があった。
【0008】また、これらのレジストは密着性に乏し
く、脂環式基の導入によりレジスト膜が硬くなるため、
レジスト膜にかかる歪みが大きくなって剥がれやすくな
る。このため安定したパターン特性を得ることができな
いという問題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、アルカリ可溶性や基板密着性等のレジスト特性、特
に基板密着性に優れたフォトレジスト用高分子化合物
と、この高分子化合物を含むフォトレジスト組成物を提
供することにある。本発明の他の目的は、安定したパタ
ーン特性を得ることができるフォトレジスト組成物、及
び半導体の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため鋭意検討した結果、特定構造の重合開
始剤を用いて得られるビニル重合体をフォトレジスト用
樹脂として用いると、アルカリ可溶性や基板密着性等の
レジスト特性、特に基板密着性が劇的に改善できること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は、分子内に酸素原子含
有基又は置換若しくは無置換アミノ基を有する重合開始
剤を用いた重合反応により得られるビニル重合体からな
るフォトレジスト用高分子化合物を提供する。前記重合
開始剤として、例えばアゾ系ラジカル重合開始剤を使用
できる。前記酸素原子含有基として、例えば、ヒドロキ
シル基、カルボキシル基、置換オキシ基、置換オキシカ
ルボニル基、アシル基、置換又は無置換カルバモイル
基、ヒドロキシイミノ基、置換オキシイミノ基、ニトロ
基などが挙げられる。前記ビニル重合体として、例え
ば、(メタ)アクリル系モノマーの単独若しくは共重合
体又は(メタ)アクリル系モノマーと他のモノマーとの
共重合体が例示される。前記ビニル重合体を構成する単
量体の少なくとも一部は多環の非芳香族性環式基を分子
内に有する単量体、例えば多環の非芳香族性環式基を分
子内に有する(メタ)アクリル酸エステルであってもよ
い。
【0012】本発明は、また、上記のフォトレジスト用
高分子化合物と光酸発生剤とを含むフォトレジスト組成
物を提供する。本発明は、さらに、上記のフォトレジス
ト組成物を基材又は基板上に塗布してレジスト塗膜を形
成し、露光及び現像を経てパターンを形成する工程を含
む半導体の製造方法を提供する。なお、本明細書では、
「アクリル」と「メタクリル」とを「(メタ)アクリ
ル」、「アクリロイル」と「メタクリロイル」とを
「(メタ)アクリロイル」と総称する場合がある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のフォトレジスト用高分子
化合物は、分子内に酸素原子含有基又は置換若しくは無
置換アミノ基を有する重合開始剤を用いた重合反応によ
り得られるビニル重合体からなる。このビニル重合体は
単独重合体又は共重合体(ランダム重合体、交互重合
体、ブロック重合体等)の何れであってもよい。また、
前記フォトレジスト用高分子化合物は、前記ビニル重合
体の1種又は2種以上で構成されていてもよく、前記ビ
ニル重合体の1種又は2種以上と他の重合体とで構成さ
れていてもよい。
【0014】前記重合開始剤における酸素原子含有基と
しては、例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル基、置
換オキシ基、置換オキシカルボニル基、アシル基、置換
又は無置換カルバモイル基、ヒドロキシイミノ基、置換
オキシイミノ基、ニトロ基などが挙げられる。
【0015】前記置換オキシ基には、例えば、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、t−ブチルオキシ基等
のアルコキシ基(特に、C1-4アルコキシ基);フェノ
キシ基、ナフチルオキシ基等のアリールオキシ基;ベン
ジルオキシ基などのアラルキルオキシ基;アセトキシ
基、プロピオニルオキシ基、ベンゾイルオキシ基等のア
シルオキシ基(特に、C1-5脂肪族アシルオキシ基、芳
香族アシルオキシ基);メトキシカルボニルオキシ基、
エトキシカルボニルオキシ基等のアルコキシカルボニル
オキシ基(特に、C1-4アルコキシ−カルボニルオキシ
基);フェノキシカルボニルオキシ基等のアリールオキ
シカルボニルオキシ基;ベンジルオキシカルボニルオキ
シ基等のアラルキルオキシカルボニルオキシ基などが含
まれる。前記置換オキシカルボニル基には、例えば、メ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、t−ブチ
ルオキシカルボニル基等のアルコキシカルボニル基(特
に、C1-4アルコキシ−カルボニル基);フェノキシカ
ルボニル基等のアリールオキシカルボニル基;ベンジル
オキシカルボニル基等のアラルキルオキシカルボニル基
などが含まれる。
【0016】前記アシル基としては、ホルミル基、アセ
チル基、プロピオニル基、ヘキサノイル基等の脂肪族ア
シル基(特に、C1-6脂肪族アシル基);ベンゾイル基
等の芳香族アシル基;シクロヘキサンカルボニル基等の
脂環式アシル基;ピリジンカルボニル基等の複素環式ア
シル基などが挙げられる。
【0017】置換又は無置換カルバモイル基としては、
例えば、カルバモイル基;メチルカルバモイル基、エチ
ルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、ジエチル
カルバモイル基等のモノ又はジアルキルカルバモイル基
(特に、モノ又はジC1-4アルキルカルバモイル基);
1−ピロリジニルカルボニル基、ピペリジノカルボニル
基、モルフォリノカルボニル基等の環状アミノカルボニ
ル基などが挙げられる。前記置換オキシイミノ基には、
例えば、メトキシイミノ基、エトキシイミノ基等のアル
コキシイミノ基(特に、C1-4アルコキシイミノ基);
フェノキシイミノ基等のアリールオキシイミノ基;ベン
ジルオキシイミノ基等のアラルキルオキシイミノ基など
が含まれる。
【0018】前記置換若しくは無置換アミノ基として
は、例えば、アミノ基;メチルアミノ基、エチルアミノ
基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のモノ又は
ジアルキルアミノ基(特に、モノ又はジC1-4アルキル
アミノ基);1−ピロリジニル基、ピペリジノ基、モル
フォリノ基等の環状アミノ基などが挙げられる。
【0019】上記の酸素原子含有基及び置換若しくは無
置換アミノ基の中でも、酸素原子含有基、特にヒドロキ
シル基又はカルボキシル基が好ましい。重合開始剤の種
類としては、分子内に(特に、末端に)酸素原子含有基
又は置換若しくは無置換アミノ基を有する開始剤であれ
ば特に限定されないが、その代表的な例はアゾ系ラジカ
ル重合開始剤である。
【0020】前記アゾ系ラジカル重合開始剤の具体的な
例として、例えば、下記式(1)で表される2,2′−
アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキ
シメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミ
ド}[例えば、和光純薬(株)製、商品名「VA−08
0」]、式(2)で表される2,2′−アゾビス{2−
メチル−N−[2−(ヒドロキシブチル)]プロピオン
アミド}[例えば、和光純薬(株)製、商品名「VA−
085」]、式(3)で表される2,2′−アゾビス
[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオ
ンアミド][例えば、和光純薬(株)製、商品名「VA
−086」]、式(4)で表される2,2′−アゾビス
{2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾ
リン−2−イル]プロパン}ジヒドロクロリド、式
(5)で表される2,2′−アゾビス[N−(2−カル
ボキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]、式
(6)で表される2,2′−アゾビス(2−メチルプロ
ピオンアミドオキシム)、式(7)で表される4,4′
−アゾビス(4−シアノ吉草酸)[例えば、大塚化学
(株)製、商品名「ACVA」]、式(8)で表される
ジメチル2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオネー
ト)、式(9)で表される1,1′−アゾビス(1−ア
セトキシ−1−フェニルエタン)などが挙げられる。な
お、式(5)中、mは自然数を示す。
【0021】
【化1】
【0022】
【化2】
【0023】
【化3】
【0024】
【化4】
【0025】
【化5】
【0026】
【化6】
【0027】
【化7】
【0028】
【化8】
【0029】
【化9】
【0030】これらの開始剤うち、式(1)、(2)、
(3)及び(4)で表される化合物は分子内にヒドロキ
シル基を有し[式(1)、(2)、(3)の化合物は、
さらに置換カルバモイル基を有する]、式(5)及び
(7)で表される化合物は分子内にカルボキシル基を有
し[式(5)の化合物は、さらに、置換アミノ基及びヒ
ドロキシイミノ基を有する]、式(6)で表される化合
物は分子内にアミノ基(及びヒドロキシイミノ基)を有
し、式(8)で表される化合物は分子内に置換オキシカ
ルボニル基(アルコキシカルボニル基)を有し、式
(9)で表される化合物は分子内に置換オキシ基(アシ
ルオキシ基)を有している。
【0031】また、分子内にオキシカルボニル基(−C
OO−)を有する高分子開始剤(例えば、アゾ系高分子
開始剤)も本発明における重合開始剤に含まれる。この
ような高分子開始剤として、例えば、下記式(10)で表
される化合物[例えば、和光純薬(株)製、商品名「V
PE−0201」]、式(11)で表される化合物[例え
ば、和光純薬(株)製、商品名「VPE−0601」]
などが挙げられる。なお、式(10)、(11)中、n及び
xは自然数を示す。
【0032】
【化10】
【0033】
【化11】
【0034】本発明において、前記ビニル重合体として
は、ビニル重合可能なモノマーの単独又は共重合体であ
ればよいが、特に、(メタ)アクリル系モノマーの単独
若しくは共重合体又は(メタ)アクリル系モノマーと他
のモノマーとの共重合体が好ましい。中でも、ビニル重
合体として、構成単量体の少なくとも一部[例えば、1
0モル%以上(10〜95モル%程度)、好ましくは2
0モル%以上(20〜90モル%程度)、さらに好まし
くは30モル%以上(30〜90モル%程度)]が多環
の非芳香族性環式基を分子内に有する単量体、特に、多
環の非芳香族性環式基を分子内に有する(メタ)アクリ
ル酸エステルが好ましい。
【0035】前記多環の非芳香族性環式基としては、ア
ダマンタン環、ビシクロ[2.2.2]オクタン環、ト
リシクロ[5.2.1.02,6]デカン環、テトラシク
ロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカン環、ノルボ
ルナン環、ノルボルネン環、イソボルナン環、ピナン
環、ノルピナン環、ボルナン環、デカリン環(パーヒド
ロナフタレン環)、パーヒドロアントラセン環、パーヒ
ドロフェナントレン環、パーヒドロアセナフテン環、パ
ーヒドロフェナレン環、パーヒドロフルオレン環、パー
ヒドロインデン環等の2〜4環程度の多環脂環式炭化水
素環(橋かけ環式炭化水素環)に対応する多環脂環式
基;4−オキサトリシクロ[4.3.1.1 3,8]ウン
デカン−5−オン環等の酸素原子等のヘテロ原子を含有
する2〜4環程度の多環の複素環に対応する多環複素環
式基が挙げられる。なお、前記多環複素環式基は、複数
の環のうち少なくとも1つの環にヘテロ原子が含まれて
いればよい。
【0036】前記多環の非芳香族性環式基の環には1又
は2以上(例えば1〜4個程度)の置換基が結合してい
てもよい。このような置換基として、例えば、ハロゲン
原子(フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素原子)、アルキ
ル基(メチル、エチル、イソプロピル基などのC1-6
ルキル基、特にC1-4アルキル基など)、シクロアルキ
ル基、アリール基(フェニル基、ナフチル基など)、ヒ
ドロキシル基、ヒドロキシメチル基、アルコキシ基(メ
トキシ、エトキシ、イソプロポキシ基などのC1- 6アル
コキシ基、特にC1-4アルコキシ基など)、アシルオキ
シ基(アセチルオキシ、プロピオニルオキシ基、(メ
タ)アクリロイルオキシ基などのC2-6脂肪族アシルオ
キシ基、特にC2-4脂肪族アシルオキシ基など)、カル
ボキシル基、カルボキシメチル基、アルコキシカルボニ
ル基(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニル、t−ブチルオキシカルボニル基など
のC1-6アルコキシ−カルボニル基、特にC1-4アルコキ
シ−カルボニル基など)、シクロアルキルオキシカルボ
ニル基(シクロヘキシルオキシカルボニル基など)、ア
リールオキシカルボニル基(フェニルオキシカルボニル
基など)、アラルキルオキシカルボニル基(ベンジルオ
キシカルボニル基など)、2−テトラヒドロピラニルオ
キシカルボニル基、2−テトラヒドロフラニルオキシカ
ルボニル基、環にC1-4アルキル基等の置換基を有して
いてもよい2−オキソテトラヒドロフラニルオキシカル
ボニル基、置換又は無置換カルバモイル基(カルバモイ
ル基;メチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジ
エチルカルバモイル基などのモノ又はジC1-4アルキル
カルバモイル基など)、アシル基(アセチル、プロピオ
ニル基などのC2-6脂肪族アシル基、特にC2-4脂肪族ア
シル基など)、オキソ基、置換又は無置換アミノ基(ア
ミノ基;メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミ
ノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ基などのモノ又は
ジC1-6アルキルアミノ基、特にモノ又はジC1-4アルキ
ルアミノ基など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げられ
る。前記ヒドロキシル基、ヒドロキシメチル基、カルボ
キシル基、カルボキシメチル基、アミノ基は慣用の保護
基により保護されていてもよい。
【0037】前記多環の非芳香族性環式基を分子内に有
する単量体の代表的な例として、アダマンタン環を有す
る単量体を例にとると、例えば、1−(メタ)アクリロ
イルオキシアダマンタン、1−(メタ)アクリロイルオ
キシ−3,5−ジメチルアダマンタン、1−t−ブトキ
シカルボニル−3−(メタ)アクリロイルオキシアダマ
ンタン、1,3−ビス(t−ブトキシカルボニル)−5
−(メタ)アクリロイルオキシアダマンタン、1−t−
ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−5−(メタ)ア
クリロイルオキシアダマンタン、1−(2−テトラヒド
ロピラニルオキシカルボニル)−3−(メタ)アクリロ
イルオキシアダマンタン、1,3−ビス(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシカルボニル)−5−(メタ)アクリ
ロイルオキシアダマンタン、1−ヒドロキシ−3−(2
−テトラヒドロピラニルオキシカルボニル)−5−(メ
タ)アクリロイルオキシアダマンタン、1−ヒドロキシ
−3−(メタ)アクリロイルオキシアダマンタン、1,
3−ジヒドロキシ−5−(メタ)アクリロイルオキシア
ダマンタン、1−カルボキシ−3−(メタ)アクリロイ
ルオキシアダマンタン、1,3−ジカルボキシ−5−
(メタ)アクリロイルオキシアダマンタン、1−カルボ
キシ−3−ヒドロキシ−5−(メタ)アクリロイルオキ
シアダマンタン、1−(メタ)アクリロイルオキシ−4
−オキソアダマンタン、3−ヒドロキシ−1−(メタ)
アクリロイルオキシ−4−オキソアダマンタン、7−ヒ
ドロキシ−1−(メタ)アクリロイルオキシ−4−オキ
ソアダマンタンなどのアダマンタン環の橋頭位に(メ
タ)アクリロイルオキシ基が結合しているアダマンタン
誘導体;2−(メタ)アクリロイルオキシ−2−メチル
アダマンタン、1−ヒドロキシ−2−(メタ)アクリロ
イルオキシ−2−メチルアダマンタン、5−ヒドロキシ
−2−(メタ)アクリロイルオキシ−2−メチルアダマ
ンタン、1,3−ジヒドロキシ−2−(メタ)アクリロ
イルオキシ−2−メチルアダマンタン、1,5−ジヒド
ロキシ−2−(メタ)アクリロイルオキシ−2−メチル
アダマンタン、1,3−ジヒドロキシ−6−(メタ)ア
クリロイルオキシ−6−メチルアダマンタンなどのアダ
マンタン環の橋頭位以外の炭素原子に(メタ)アクリロ
イルオキシ基が結合しているアダマンタン誘導体;1−
(1−(メタ)アクリロイルオキシ−1−メチルエチ
ル)アダマンタン、1−ヒドロキシ−3−(1−(メ
タ)アクリロイルオキシ−1−メチルエチル)アダマン
タン、1,3−ジヒドロキシ−5−(1−(メタ)アク
リロイルオキシ−1−メチルエチル)アダマンタン、1
−(1−エチル−1−(メタ)アクリロイルオキシプロ
ピル)アダマンタン、1−(1−エチル−1−(メタ)
アクリロイルオキシプロピル)−3−ヒドロキシアダマ
ンタン、1−(1−(メタ)アクリロイルオキシ−1−
メチルプロピル)アダマンタン、1−(1−(メタ)ア
クリロイルオキシ−1−メチルプロピル)−3−ヒドロ
キシアダマンタン、1−(1−(メタ)アクリロイルオ
キシ−1,2−ジメチルプロピル)アダマンタン、1−
(1−(メタ)アクリロイルオキシ−1,2−ジメチル
プロピル)−3−ヒドロキシアダマンタン、1−(1−
エチル−1−(メタ)アクリロイルオキシプロピル)−
3,5−ジヒドロキシアダマンタン、1,3−ジヒドロ
キシ−5−(1−(メタ)アクリロイルオキシ−1−メ
チルプロピル)アダマンタン、1,3−ジヒドロキシ−
5−(1−(メタ)アクリロイルオキシ−1,2−ジメ
チルプロピル)アダマンタンなどのアダマンタン環の橋
頭位に(メタ)アクリロイルオキシアルキル基が結合し
ているアダマンタン誘導体などが挙げられる。これらの
アダマンタン誘導体は、例えば、対応するアダマンタン
骨格を有するアルコールと(メタ)アクリル酸又はその
反応性誘導体とを慣用のエステル化反応に付すことによ
り製造することができる。
【0038】アダマンタン環以外の多環の非芳香族性環
式基を分子内に有する単量体の例としては、上記のアダ
マンタン環を有する単量体に対応する化合物、例えば、
多環の非芳香族性環の橋頭位に(メタ)アクリロイルオ
キシ基が結合している化合物[例えば、1−(メタ)ア
クリロイルオキシ−4−オキサトリシクロ[4.3.
1.13,8]ウンデカン−5−オンなど]、多環の非芳
香族性環の橋頭位以外の炭素原子に(メタ)アクリロイ
ルオキシ基が結合している化合物[例えば、8−ヒドロ
キシメチル−4−(メタ)アクリロイルオキシメチルト
リシクロ[5.2.1.02,6]デカン、4−ヒドロキ
シメチル−8−(メタ)アクリロイルオキシメチルトリ
シクロ[5.2.1.02,6]デカン、4−(メタ)ア
クリロイルオキシメチルテトラシクロ[4.4.0.1
2,5.17,10]ドデカン、2−(メタ)アクリロイルオ
キシノルボルナン、2−(メタ)アクリロイルオキシイ
ソボルナン、2−(メタ)アクリロイルオキシメチルノ
ルボルナンなど]、多環の非芳香族性環の橋頭位に(メ
タ)アクリロイルオキシアルキル基が結合している化合
物などが挙げられる。前記ビニル重合体を構成する(メ
タ)アクリル系モノマーとしては、上記の多環の非芳香
族性環式基を分子内に有する(メタ)アクリル酸エステ
ルのほか、例えば、(a)(メタ)アクリル酸t−ブチ
ルなどのt−ブチルオキシカルボニル基を有する単量
体、(b)(メタ)アクリル酸2−テトラヒドロピラニ
ルなどの2−テトラヒドロピラニルオキシカルボニル基
を有する単量体、(c)(メタ)アクリル酸2−テトラ
ヒドロフラニルなどの2−テトラヒドロフラニルオキシ
カルボニル基を有する単量体、(d)2−(メタ)アク
リロイルオキシ−γ−ブチロラクトン、2−(メタ)ア
クリロイルオキシ−2−メチル−γ−ブチロラクトン、
2−(メタ)アクリロイルオキシ−4,4−ジメチル−
γ−ブチロラクトン、2−(メタ)アクリロイルオキシ
−2,4,4−トリメチル−γ−ブチロラクトン、2−
(メタ)アクリロイルオキシ−3,4,4−トリメチル
−γ−ブチロラクトン、2−(メタ)アクリロイルオキ
シ−2,3,4,4−テトラメチル−γ−ブチロラクト
ン、2−(メタ)アクリロイルオキシ−3,3,4−ト
リメチル−γ−ブチロラクトン、2−(メタ)アクリロ
イルオキシ−2,3,3,4−テトラメチル−γ−ブチ
ロラクトン、2−(メタ)アクリロイルオキシ−3,
3,4,4−テトラメチル−γ−ブチロラクトン、2−
(メタ)アクリロイルオキシ−2,3,3,4,4−ペ
ンタメチル−γ−ブチロラクトン、3−(メタ)アクリ
ロイルオキシ−γ−ブチロラクトン、3−(メタ)アク
リロイルオキシ−3−メチル−γ−ブチロラクトン、3
−(メタ)アクリロイルオキシ−4−メチル−γ−ブチ
ロラクトン、3−(メタ)アクリロイルオキシ−3,4
−ジメチル−γ−ブチロラクトン、3−(メタ)アクリ
ロイルオキシ−4,4−ジメチル−γ−ブチロラクト
ン、3−(メタ)アクリロイルオキシ−3,4,4−ト
リメチル−γ−ブチロラクトンなどのγ−ブチロラクト
ン環を有する単量体、(e)(メタ)アクリル酸4−オ
キソシクロヘキシルなどのシクロヘキサン環などの単環
の非芳香族性環式基(脂環式基、複素環式基)を有する
単量体、(f)(メタ)アクリル酸などが挙げられる。
【0039】また、前記(メタ)アクリル系モノマーと
共重合可能なコモノマーとして、例えば、(g)スチレ
ン、ビニルトルエン、α−メチルスチレンなどのスチレ
ン系単量体、(h)無水マレイン酸、(i)ノルボルネ
ン、5−ヒドロキシ−2−ノルボルネン、5−t−ブト
キシカルボニルノルボルネン、5−(2−テトラヒドロ
ピラニルオキシカルボニル)ノルボルネン、5−(2−
テトラヒドロフラニルオキシカルボニル)ノルボルネ
ン、4−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ
ン−8−エン−5−オン、3−オキサトリシクロ[5.
2.1.02,6]デカン−8−エン−4−オン、5−オ
キサトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカン−9
−エン−6−オン、4−オキサトリシクロ[6.2.
1.02,7]ウンデカン−9−エン−5−オン、4−オ
キサペンタシクロ[6.5.1.19, 12.02,6.0
8,13]ペンタデカン−10−エン−5−オン、3−オキ
サペンタシクロ[6.5.1.19,12.02,6
8,13]ペンタデカン−10−エン−4−オン、5−オ
キサペンタシクロ[6.6.1.110,13.02,7.0
9,14]ヘキサデカン−11−エン−6−オン、4−オキ
サペンタシクロ[6.6.1.110 ,13.02,7
9,14]ヘキサデカン−11−エン−5−オンなどのノ
ルボルネン誘導体又はその類縁体(ノルボルネン環に1
又は2以上の非芳香族性又は芳香族性の炭素環又は複素
環が縮合している化合物)などが挙げられる。
【0040】前記ビニル重合体を得る際の重合方式は溶
液重合、塊状重合、乳化重合、懸濁重合等の何れであっ
てもよいが、溶液重合が特に好ましい。溶液重合に使用
する溶媒として、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素類;アセトン、メチルエチルケト
ンなどのケトン類;メタノール、エタノールなどのアル
コール類;四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレンな
どのハロゲン化炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシドなどの非プロトン極性溶媒などが挙
げられる。これらの有機溶媒は単独で又は2種以上組み
合わせて使用できる。
【0041】重合系内には重合開始剤とともに連鎖移動
剤を存在させてもよい。連鎖移動剤としては慣用のもの
を使用できる。重合開始剤は、単量体と混合して系内に
供給してもよく、単量体とは別個に系内に供給してもよ
い。また、重合開始剤は重合初期に反応系内に一括して
添加してもよく、逐次的に添加してもよい。
【0042】重合は、通常、攪拌下で行われる。攪拌は
攪拌翼や攪拌子を回転させることにより行うことができ
る。回転は一定の速度で行うのが好ましい。
【0043】重合温度は、重合方式によっても異なる
が、例えば40〜150℃、好ましくは50〜100℃
程度である。重合時間は、例えば1〜24時間、好まし
くは3〜15時間程度である。
【0044】ビニル重合体の重量平均分子量(Mw)
は、好ましくは3,000〜100,000、さらに好
ましくは5,000〜80,000程度であり、分散度
(Mw/Mn)は、好ましくは7.0以下、さらに好ま
しくは6.0以下である。重量平均分子量及び分散度が
上記範囲内にある場合にはレジスト用溶剤に対する溶解
性が良好であり、化学増幅型レジストの基材高分子とし
て有利である。重量平均分子量(Mw)及び分散度(M
w/Mn)が大きすぎると、レジスト膜が白濁したり、
あるいは感度や解像度などのレジスト特性が低下する傾
向を示す。なお、重量平均分子量(Mw)及び数平均分
子量(Mn)は、屈折率(RI)を用いたテトラヒドロ
フラン溶媒でのゲルパーミションクロマトグラフィー
(GPC)により、スチレン換算の値として得ることが
できる。ビニル重合体の重量平均分子量や分散度は、単
量体の種類や組成比、重合開始剤の種類や量、重合温度
や重合時間等を適宜選択することにより調整することが
できる。
【0045】こうして得られるビニル重合体は、高分子
主鎖の少なくとも片末端に、前記重合開始剤に由来する
酸素原子含有基又は置換若しくは無置換アミノ基を有す
る。そのため、このビニル重合体をフォトレジスト用樹
脂として用いると、上記酸素原子含有基又は置換若しく
は無置換アミノ基により、基板に対する密着性が大幅に
増大するとともに、アルカリ可溶性も向上する。
【0046】本発明のフォトレジスト組成物は、前記本
発明のフォトレジスト用高分子化合物(感光性高分子化
合物)のほか、光酸発生剤、溶媒、及び必要に応じて各
種添加剤を含んでいる。フォトレジスト組成物は酸のク
エンチャーとしてアミン類を含んでいてもよい。
【0047】前記光酸発生剤としては、露光光を照射す
ることにより酸を発生するものであれば特に限定され
ず、慣用乃至公知の光酸発生剤を使用できる。例えば、
光酸発生剤として、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩
(例えば、ジフェニルヨードヘキサフルオロホスフェー
トなど)、スルホニウム塩(例えば、トリフェニルスル
ホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニル
スルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニ
ルスルホニウムメタンスルホネートなど)、スルホン酸
エステル[例えば、1−フェニル−1−(4−メチルフ
ェニル)スルホニルオキシ−1−ベンゾイルメタン、
1,2,3−トリスルホニルオキシメチルベンゼン、
1,3−ジニトロ−2−(4−フェニルスルホニルオキ
シメチル)ベンゼン、1−フェニル−1−(4−メチル
フェニルスルホニルオキシメチル)−1−ヒドロキシ−
1−ベンゾイルメタンなど]、オキサチアゾール誘導
体、s−トリアジン誘導体、ジスルホン誘導体(ジフェ
ニルジスルホンなど)、イミド化合物、オキシムスルホ
ネート、ジアゾナフトキノン、ベンゾイントシレートな
どが挙げられる。光酸発生剤は単独で又は2種以上組み
合わせて使用できる。
【0048】光酸発生剤の使用量は、光照射により生成
する酸の強度や前記フォトレジスト用高分子化合物にお
ける各モノマー単位の比率などに応じて適宜選択でき、
例えば、前記フォトレジスト用高分子化合物100重量
部に対して0.1〜30重量部、好ましくは1〜25重
量部、さらに好ましくは2〜20重量部程度の範囲から
選択できる。
【0049】前記溶媒としては、例えば、炭化水素類、
ハロゲン化炭化水素類、アルコール類、エステル類、ア
ミド類、ケトン類、エーテル類、セロソルブ類、カルビ
トール類、グリコールエーテルエステル類等の有機溶
媒、及びこれらの混合溶媒などが挙げられる。
【0050】上記フォトレジスト組成物は半導体の製造
用に好適に使用できる。すなわち、例えば、前記フォト
レジスト組成物を基材又は基板上に塗布し、乾燥した
後、所定のマスクを介して、塗膜(レジスト膜)に光線
を露光して(又は、さらに露光後ベークを行い)潜像パ
ターンを形成し、次いで現像することにより、微細なパ
ターンを高い精度で形成できる。
【0051】基材又は基板としては、シリコンウエハ、
金属、プラスチック、ガラス、セラミックなどが挙げら
れる。フォトレジスト組成物の塗布は、例えば、スピン
コータ、ディップコータ、ローラコータなどの慣用の塗
布手段を用いて行うことができる。塗膜の厚みは、例え
ば0.1〜20μm、好ましくは0.3〜2μm程度で
ある。
【0052】露光には、種々の波長の光線、例えば、紫
外線、X線などが利用でき、半導体レジスト用では、通
常、g線、i線、エキシマレーザー(例えば、XeC
l、KrF、KrCl、ArF、ArClなど)などが
使用される。露光エネルギーは、例えば1〜1000m
J/cm2、好ましくは10〜500mJ/cm2程度で
ある。
【0053】光照射により光酸発生剤から酸が生成し、
この酸により前記フォトレジスト用高分子化合物のうち
酸脱離性基が速やかに脱離して、可溶化に寄与するカル
ボキシル基等が生成する。本発明のフォトレジスト組成
物は、特に基板密着性に優れるため、安定したパターン
特性を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、高分子化合物が特定構
造の重合開始剤を用いた重合反応により得られたビニル
重合体で構成されているので、レジスト特性、特に基板
密着性が著しく改善される。そのため、レジスト膜の剥
離が起こらず、高解像度の微細パターンを安定して得る
ことができる。
【0055】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定
されるものではない。なお、物性の測定方法は、次の通
りである。
【0056】(1)重量平均分子量(Mw)及び分散度
(Mw/Mn) 重合体の重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(M
n)は、屈折率計(RI)を用いたテトラヒドロフラン
溶媒でのゲルパーミションクロマトグラフィー(GP
C)により測定したポリスチレン換算の重量平均分子量
及び数平均分子量として求めた。カラムとして、昭和電
工(株)製のカラム「E−800」を4本直列につない
だものを用い、カラム温度40℃、RI温度40℃、テ
トラヒドロフランの流速0.8ml/分の測定条件で測
定した。分散度(Mw/Mn)は、これらの測定値から
算出した。
【0057】(2)基板密着性 スピンコーターを用いてシリコン基板上に形成したレジ
スト膜の密着性をJIS 5400に規定の碁盤目法試
験に従って評価した。この場合、碁盤目状の切り傷とし
て、すきま間隔=2mm、ます目数=25に設定した。
また、碁盤目試験の評価点数も同様にJIS 5400
/JISD 0202/碁盤目法試験に従った。 評価点数10:切り傷1本ごとが、細くて両側が滑らか
で、切り傷の交点と正方形の1目1目にはがれがない。 評価点数8:切り傷の交点にわずかなはがれがあって、
正方形の1目1目にはがれがなく、欠損部の面積は全正
方形面積の5%以内である。 評価点数6:切り傷の両側と交点とにはがれがあって、
欠損部の面積は全正方形面積の5〜15%である。 評価点数4:切り傷によるはがれの幅が広く、欠損部の
面積は全正方形面積の15〜35%である。 評価点数2:切り傷によるはがれの幅は4点より広く、
欠損部の面積は全正方形面積の35〜65%である。 評価点数0:はがれの面積は、全正方形面積の65%以
上である。
【0058】実施例1 三角フラスコにアダマンタンアクリレート(=1−アク
リロイルオキシアダマンタン)2.34g(10.0m
mole)、t−ブチルアクリレート1.28g(1
0.0mmole)、開始剤2,2′−アゾビス{2−
メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2
−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}[和光純薬
(株)製、商品名「VA−080」]0.35gを入
れ、メタノール35.0gに溶解(懸濁)させてモノマ
ー溶液とした。このモノマー溶液を、還流管および3方
コックを備えた100mlフラスコに張り込み、温度を
60℃に保ち、10時間攪拌した後、反応液を500m
lのヘキサンに落とし、生じた沈殿をろ別した。さらに
もう一度再沈精製操作を行うことにより目的とする樹脂
(共重合体)0.5gを得た。回収したポリマーをGP
C分析したところ、Mwが58,000、分散度(Mw
/Mn)が4.20であった。得られたポリマーの基板
密着性を評価したところ、評価点数8であった。
【0059】実施例2 三角フラスコにアダマンタンアクリレート(=1−アク
リロイルオキシアダマンタン)2.34g(10.0m
mole)、t−ブチルアクリレート1.28g(1
0.0mmole)、開始剤2,2′−アゾビス{2−
メチル−N−[2−(1−ヒドロキシブチル)]プロピ
オンアミド}[和光純薬(株)製、商品名「VA−08
5」]0.35gを入れ、メタノール35.0gに溶解
(懸濁)させてモノマー溶液とした。このモノマー溶液
を、還流管および3方コックを備えた100mlフラス
コに張り込み、温度を60℃に保ち、10時間攪拌した
後、反応液を500mlのヘキサンに落とし、生じた沈
殿をろ別した。さらにもう一度再沈精製操作を行うこと
により目的とする樹脂(共重合体)1.5gを得た。回
収したポリマーをGPC分析したところ、Mwが15,
000、分散度(Mw/Mn)が3.30であった。得
られたポリマーの基板密着性を評価したところ、評価点
数6であった。
【0060】実施例3 三角フラスコにアダマンタンアクリレート(=1−アク
リロイルオキシアダマンタン)2.34g(10.0m
mole)、t−ブチルアクリレート1.28g(1
0.0mmole)、開始剤2,2′−アゾビス[2−
メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミ
ド][和光純薬(株)製、商品名「VA−086」]
0.35gを入れ、メタノール35.0gに溶解(懸
濁)させてモノマー溶液とした。このモノマー溶液を、
還流管および3方コックを備えた100mlフラスコに
張り込み、温度を60℃に保ち、10時間攪拌した後、
反応液を500mlのヘキサンに落とし、生じた沈殿を
ろ別した。さらにもう一度再沈精製操作を行うことによ
り目的とする樹脂(共重合体)1.7gを得た。回収し
たポリマーをGPC分析したところ、Mwが9,00
0、分散度(Mw/Mn)が2.40であった。得られ
たポリマーの基板密着性を評価したところ、評価点数6
であった。
【0061】実施例4 三角フラスコにアダマンタンアクリレート(=1−アク
リロイルオキシアダマンタン)2.34g(10.0m
mole)、t−ブチルアクリレート1.28g(1
0.0mmole)、開始剤4,4′−アゾビス(4−
シアノ吉草酸)[大塚化学(株)製、商品名「ACV
A」]0.35gを入れ、メタノール35.0gに溶解
(懸濁)させてモノマー溶液とした。このモノマー溶液
を、還流管および3方コックを備えた100mlフラス
コに張り込み、温度を60℃に保ち、10時間攪拌した
後、反応液を500mlのヘキサンに落とし、生じた沈
殿をろ別した。さらにもう一度再沈精製操作を行うこと
により目的とする樹脂(共重合体)1.8gを得た。回
収したポリマーをGPC分析したところ、Mwが12,
000、分散度(Mw/Mn)が2.90であった。得
られたポリマーの基板密着性を評価したところ、評価点
数8であった。
【0062】比較例1 三角フラスコにアダマンタンアクリレート(=1−アク
リロイルオキシアダマンタン)2.34g(10.0m
mole)、t−ブチルアクリレート1.28g(1
0.0mmole)、開始剤2,2′−アゾビス(2−
メチルブチロニトリル)[和光純薬(株)製、商品名
「V−59」]0.35gを入れ、メタノール35.0
gに溶解(懸濁)させてモノマー溶液とした。このモノ
マー溶液を、還流管および3方コックを備えた100m
lフラスコに張り込み、温度を60℃に保ち、10時間
攪拌した後、反応液を500mlのヘキサンに落とし、
生じた沈殿をろ別した。さらにもう一度再沈精製操作を
行うことにより目的とする樹脂(共重合体)2.0gを
得た。回収したポリマーをGPC分析したところ、Mw
が8000、分散度(Mw/Mn)が2.30であっ
た。得られたポリマーの基板密着性を評価したところ、
評価点数0であった。
【0063】比較例2 三角フラスコにアダマンタンアクリレート(=1−アク
リロイルオキシアダマンタン)2.34g(10.0m
mole)、t−ブチルアクリレート1.28g(1
0.0mmole)、開始剤2,2′−アゾビス(2,
4−ジメチルバレロニトリル)[和光純薬(株)製、商
品名「V−65」]0.35gを入れ、メタノール3
5.0gに溶解(懸濁)させてモノマー溶液とした。こ
のモノマー溶液を、還流管および3方コックを備えた1
00mlフラスコに張り込み、温度を60℃に保ち、1
0時間攪拌した後、反応液を500mlのヘキサンに落
とし、生じた沈殿をろ別した。さらにもう一度再沈精製
操作を行うことにより目的とする樹脂(共重合体)2.
1gを得た。回収したポリマーをGPC分析したとこ
ろ、Mwが7800、分散度(Mw/Mn)が2.50
であった。得られたポリマーの基板密着性を評価したと
ころ、評価点数0であった。上記の結果を表1にまとめ
た。
【0064】
【表1】
【0065】表1より、特定の官能基を有する開始剤を
用いた実施例1〜4の樹脂をフォトレジスト用組成物に
用いると、基板密着性が飛躍的に向上することが分か
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内に酸素原子含有基又は置換若しく
    は無置換アミノ基を有する重合開始剤を用いた重合反応
    により得られるビニル重合体からなるフォトレジスト用
    高分子化合物。
  2. 【請求項2】 重合開始剤がアゾ系ラジカル重合開始剤
    である請求項1記載のフォトレジスト用高分子化合物。
  3. 【請求項3】 酸素原子含有基が、ヒドロキシル基、カ
    ルボキシル基、置換オキシ基、置換オキシカルボニル
    基、アシル基、置換又は無置換カルバモイル基、ヒドロ
    キシイミノ基、置換オキシイミノ基又はニトロ基である
    請求項1記載のフォトレジスト用高分子化合物。
  4. 【請求項4】 ビニル重合体が(メタ)アクリル系モノ
    マーの単独若しくは共重合体又は(メタ)アクリル系モ
    ノマーと他のモノマーとの共重合体である請求項1記載
    のフォトレジスト用高分子化合物。
  5. 【請求項5】 ビニル重合体を構成する単量体の少なく
    とも一部が多環の非芳香族性環式基を分子内に有する単
    量体である請求項1記載のフォトレジスト用高分子化合
    物。
  6. 【請求項6】 ビニル重合体を構成する単量体の少なく
    とも一部が多環の非芳香族性環式基を分子内に有する
    (メタ)アクリル酸エステルである請求項1記載のフォ
    トレジスト用高分子化合物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかの項に記載のフォ
    トレジスト用高分子化合物と光酸発生剤とを含むフォト
    レジスト組成物。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のフォトレジスト組成物を
    基材又は基板上に塗布してレジスト塗膜を形成し、露光
    及び現像を経てパターンを形成する工程を含む半導体の
    製造方法。
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