JP2002020039A - 巻取り用コア - Google Patents

巻取り用コア

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JP2002020039A
JP2002020039A JP2000204598A JP2000204598A JP2002020039A JP 2002020039 A JP2002020039 A JP 2002020039A JP 2000204598 A JP2000204598 A JP 2000204598A JP 2000204598 A JP2000204598 A JP 2000204598A JP 2002020039 A JP2002020039 A JP 2002020039A
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JP
Japan
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winding core
inner cylinder
winding
cylinder
paper
Prior art date
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Application number
JP2000204598A
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English (en)
Inventor
Soji Okamoto
壮司 岡本
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Kobayashi Kirokushi Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Kirokushi Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kobayashi Kirokushi Co Ltd filed Critical Kobayashi Kirokushi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取り用コアの内径を変えずに外径を拡大さ
せることで紙等のカールを軽減でき、かつ軽量化を図る
ことができる巻取り用コアを提供する。 【解決手段】 巻取り用コア1を、円筒状の内筒2と、
内筒2の外周に空間部5を介して設けられる円筒状の外
筒3と、内筒2および外筒3の両端部を結合する結合部
材4とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙,合成樹脂フ
ィルムなどを巻き取るための巻取り用コアに関し、特
に、巻取り終端のカールを軽減でき、かつ軽量化を図る
ことができる巻取り用コアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙,合成樹脂フィルムなどの印刷加工製
品の生産では、紙管などの巻取り用コアに巻きつけてロ
ール状にする工程を介するのが一般的である。その際に
使用する紙管は、一般に、内径が略76mm,肉厚が略
15mmの円筒形状をしているが、この紙管に上記紙等
をロール状に巻きつけた場合、巻取り終端に近づくにつ
れてそのロール径が小さくなることから巻き癖(以下、
カールという。)が発生しやすい。このカールを軽減す
るための技術として、特開平10−59598号公報に
は、コアの外径を、巻き取る紙の厚さにしたがって拡大
させる技術が記載されている。そこで、従来より、紙管
の外周面にやれ紙を巻きつけて紙管全体の外径を大きく
することで、カールを軽減するようにしている。
【0003】しかし、上記のように紙管の外周面にやれ
紙を巻きつけて紙管全体の外径を拡大させる方法では、
やれ紙の重量分だけ紙管全体の重量が大きくなり、取り
扱いや持ち運び、巻取り装置への装着などの作業性が劣
る。
【0004】これに対し、紙管の外周面にやれ紙を巻か
ずに、紙管の外径を拡大させようとすると、紙管の肉厚
がほぼ一定(略15mm)であるため、紙管の内径もそ
れにともなって拡大されてしまい、拡大された紙管の内
径に適合するように巻取り装置のシャフトを改造する必
要が生じる。
【0005】さらに、紙管が外側紙管と内側紙管との二
重構造からなり、その隙間内に硬化発泡樹脂が充填され
ている二重紙管が特開平9−300488号公報に記載
されているが、この二重紙管は、その外径を拡大させる
ことでカールを軽減することはできるが、外側紙管と内
側紙管とが紙から構成されているためにその強度に欠
け、また、その隙間内に硬化発泡樹脂が充填されている
ためにその軽量化が図れないという問題点が指摘されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、巻取り用コアの内径を変えずに外径を拡大
させることで紙等のカールを軽減でき、かつ軽量化を図
ることができる巻取り用コアを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る巻取り用コアは、円筒状の内筒と、
上記内筒の外周に空間部を介して設けられる円筒状の外
筒と、上記内筒および外筒の両端部を結合する左右の結
合部材と、から構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0008】ここで、内筒と外筒との二重構造とし外径
を拡大させることで紙等のカールを軽減でき、また、上
記空間部が設けられていることによって、巻取り用コア
の軽量化を図ることができる。
【0009】また、この発明に係る巻取り用コアは、上
記内筒および外筒はそれぞれフェノール樹脂,尿素樹
脂,メラミン樹脂等の合成樹脂から構成されていること
を特徴とするものである。
【0010】このことにより、巻取り用コアの強度を高
めることができる。
【0011】さらに、この発明に係る巻取り用コアは、
上記左右の結合部材の一方には凸部が形成され、他方に
は孔部又は凹部が形成されてなることを特徴とするもの
である。
【0012】これにより、紙幅の変動に対応してコア幅
を調整することができ、巻取り用コアの利便性が向上す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る巻取り用コ
アについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1に示すように、この発明に係る巻取り
用コア1は、円筒状の内筒2と、円筒状の外筒3と、両
者の両端部を結合する左右の結合部材4とから構成され
ている。
【0015】内筒2は、同図(a)に示すように、図示
しない巻取り装置のシャフトの外径に適合するように設
けられた内径を有し、その両端部には外周壁から内周壁
にかけてそれぞれ段部2’が形成されている。この段部
2’は、内筒2と外筒3の両端部を結合するために設け
られるものであって、この段部2’内には、後述するリ
ング状の結合部材4が嵌合される。
【0016】外筒3は、同図(b)に示すように、内筒
2の外径よりも大きな内径を有し、その両端部には上記
内筒2とは逆に内周壁から外周壁にかけてそれぞれ段部
3’が形成されている。この段部3’も上記と同様、外
筒3と内筒2の両端部を結合するために設けられるもの
であって、この段部3’内には、後述するリング状の結
合部材4が嵌合される。
【0017】上記内筒2および外筒3の素材は、従来の
紙管と同様に、紙から構成されていてもよいが、巻取り
用コア1の強度の面からフェノール樹脂,尿素樹脂,メ
ラミン樹脂等の合成樹脂から構成されていることが好ま
しい。
【0018】連結部材4は、同図(c)に示すように、
上記内筒2および外筒3の両端部を結合するためにリン
グ状に形成されており、その素材は、上記内筒2および
外筒3と同様に、フェノール樹脂,尿素樹脂,メラミン
樹脂等の合成樹脂から構成されていることが好ましい。
【0019】上記構成からなる各部材は、同図(d)に
示すように、内筒2の外周に空間部5を介して外筒3が
配置され、内筒2および外筒3の両端部に設けられた段
部2’,3’にリング状の結合部材4が嵌め込まれ、接
着されることにより、内筒2と外筒3とが強固に結合固
定され、この発明に係る巻取り用コア1が得られるもの
である。
【0020】また、上記内筒2および外筒3の両端部を
結合部材4によって結合させる形態としては、図2
(a)に示すように、内筒2および外筒3の両端部に段
部を形成せずに結合部材4に段部4’を形成するか、も
しくは、同図(b)に示すように、内筒2および外筒3
の両端部にそれぞれ段部2’,3’を形成し結合部材4
にも段部4’を形成することによっても、上記と同様
に、内筒2と外筒3とを結合固定させることができ、こ
の発明に係る巻取り用コア1を得ることができる。
【0021】この発明に係る巻取り用コア1によれば、
内筒2と外筒3との間には空間部5が形成されているの
で、軽量化を図ることができ、かつ外径を拡大させるこ
とができるので、カールの軽減を図ることができる。
【0022】次に、上記の如き巻取り用コア1を複数個
連結させる場合の実施形態を図3,4に基づいて説明す
る。
【0023】図3に示すように、この実施形態において
は、内筒2および外筒3の両端部を結合させる結合部材
4の一方側には少なくとも一箇所に凸部4aが形成さ
れ、それと対向する結合部材4の他方側の対応部位に孔
部4bが形成されている。
【0024】同図から明らかなように、結合部材4の一
方側の凸部4aを、それと対向する結合部材4の他方側
に形成された孔部4bに嵌め込むことによって、巻取り
用コア1を複数個連結させることができる。
【0025】次に、上記巻取り用コア1を複数個連結さ
せる場合の第二の実施形態を図4に基づいて説明する。
【0026】結合部材4の一方側に少なくとも一箇所凸
部4aが形成される点は上記実施形態と同一である。
【0027】上記実施形態と異なる点は、上記結合部材
4の他方側の対応部位の形状において差異がある点であ
る。すなわち、この実施形態においては、上記結合部材
4の凸部4aと対向する結合部材4の他方側の対応部位
に凹部4cが形成されている。これも上記実施形態と同
様に、結合部材4の一方側の凸部4aを、それと対向す
る結合部材4の他方側に形成された凹部4cに嵌め込む
ことによって、巻取り用コア1を複数個連結させること
ができる。
【0028】上記実施形態に係る巻取り用コア1によれ
ば、軽量化およびカールの軽減を図ることができる他、
紙幅に対応してコア幅を調整することができ、巻取り用
コア1の利便性が向上する。
【0029】
【発明の効果】この発明は上記のように構成されている
ので、以下のような効果を奏する。 (1)内筒の外周には空間部を介して外筒が設けられて
いるのでコアの外径を拡大させることができ、そのため
巻取り終端のカールを軽減することができる。 (2)内筒と外筒との間には空間部が設けられているの
でコアの軽量化を図ることができ、巻取り装置への装着
等の作業性が向上する。 (3)内筒と外筒とはそれぞれフェノール樹脂,尿素樹
脂,メラミン樹脂等の合成樹脂から構成されているので
巻取り用コアの強度を高めることができる。 (4)各巻取り用コアは結合部材を介して複数個連結さ
せることができるので、紙幅に変動があったとしてもそ
れに対応してコア幅を調整することができ、巻取り用コ
アの利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る巻取り用コアの断面図であり、
(a),(b),(c)はそれぞれ内筒,外筒,連結部
材を示し、(d)は(a),(b),(c)を結合して
形成した巻取り用コアを示す。
【図2】内筒および外筒の両端部を結合部材によって結
合させる他の実施形態を示す断面図である。
【図3】この発明に係る巻取り用コアを複数個連結した
場合の実施形態を示す断面図である。
【図4】この発明に係る巻取り用コアを複数個連結した
場合の第二の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 巻取り用コア 2 内筒 2’ 内筒の段部 3 外筒 3’ 外筒の段部 4 結合部材 4’ 結合部材の段部 4a 結合部材の凸部 4b 結合部材の孔部 4c 結合部材の凹部 5 空間部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の内筒と、 上記内筒の外周に空間部を介して設けられる円筒状の外
    筒と、 上記内筒および外筒の両端部を結合する左右の結合部材
    と、 から構成されていることを特徴とする巻取り用コア。
  2. 【請求項2】 上記内筒および外筒はそれぞれフェノー
    ル樹脂,尿素樹脂,メラミン樹脂等の合成樹脂から構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の巻取り用コ
    ア。
  3. 【請求項3】 上記左右の結合部材の一方には凸部が形
    成され、他方には孔部又は凹部が形成されてなることを
    特徴とする請求項1又は2記載の巻取り用コア。
JP2000204598A 2000-07-06 2000-07-06 巻取り用コア Pending JP2002020039A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012201471A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Fujifilm Corp ウェブ用の巻芯

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