JP2002019342A - パスポートのデータシートに個人データを記録する方法 - Google Patents

パスポートのデータシートに個人データを記録する方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】パスポートのデータシートへの個人データの記
録を比較的簡単な装置で行えるようにし、再発行を含め
たパスポートの発行を迅速且つ容易に行えるようにす
る。 【解決手段】転写情報として個人データ7を記録した転
写シート8を用意し、該転写シート8を製本済みのパス
ポートに綴られているデータシート2とカバーフィルム
3間に挿入して上記個人データ7を上記転写シート8か
ら上記データシート2へ転写し、次に上記転写シート8
を抜去した後、上記データシート2にカバーフィルム3
を接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパスポートのデータ
シートに、顔写真、姓名、年齢、性別、現住所、本籍、
国籍等の渡航者本人の個人データを記録する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パスポートの発行においては、図
1に示すように、表紙1と個人データが記録されていな
いデータシート2とカバーフィルム3とビザシート4と
を、中央折線Yにて糸綴じしたバージンパスポートの製
本を行い、これを多量にストックしておき、図8Aに示
すように、見開き状態にしたバージンパスポートのデー
タシート2へ印刷機5によって個人データを直接印刷
し、次に図8Bに示すように、個人データ記録済みのデ
ータシート2に、予め綴じ込まれたカバーフィルム3を
被せ、熱盤又は高周波接着手段6にて接着するパスポー
ト発行ラインによって、大量のパスポートを効率的に発
行できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】旅行先で渡航者がパス
ポートを紛失したり盗難されたりした場合、パスポート
を再発行するには極めて時間が掛かり、その間渡航者は
現地に足止めされ不便を強いられることとなる。そこで
パスポートの再発行を窓口において迅速且つ容易に行え
るようにすることが各国で課題となっていが、従来のパ
スポートの発行方法では、迅速な対応が困難である。
【0004】又糸綴じされたバージンパスポートに直接
データを印刷する場合には、データシートの糸綴じされ
た中央折線Yに沿った領域に対し、データの記録が困難
である問題点や、データシートへの印刷ミスを生じた場
合には、パスポート全体を廃棄せねばならない問題点も
有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記問
題を適切に解決し、上記再発行を含めたパスポートの発
行を迅速且つ容易に行えるようにするパスポートのデー
タシートに個人データを記録する方法を提供するもので
ある。
【0006】又データシートの糸綴じ線(中央折線)に
直近した領域へのデータの記録を可能にすると共に、個
人データの印刷ミスを生じた場合にもパスポート全体を
廃棄せずに対応できる、パスポートのデータシートに個
人データを記録する方法を提供するものである。
【0007】まず、転写情報として個人データを記録し
た転写シートを用意し、該転写シートを製本済みのパス
ポートに綴られているデータシートとカバーフィルム間
に挿入し、上記個人データを上記転写シートから上記カ
バーフィルム又はデータシートへ転写する。上記転写シ
ートを抜去した後、上記データシートにカバーフィルム
を接着して、パスポートのデータシートに個人データを
記録する。
【0008】上記方法によれば、転写シートを介し比較
的簡単な装置でパスポートのデータシートへ個人データ
を記録することができる。特にパスポートを再発行する
場合の窓口での迅速な対応が可能になる。
【0009】又転写シートをデータシートとカバーフィ
ルム間に挿入し、個人データを転写することにより、糸
綴じ線(中央折線)に直近した領域に対してのデータの
記録が可能になる。又個人データの印刷ミスを生じた場
合には、転写シートを廃棄するのみで対応できる。
【0010】好ましくは上記転写シートは、上記製本済
みのパスポートの前小口より張り出すつまみ代を有し、
データ転写後の転写シートの抜去を容易にする。
【0011】上記つまみ代を折曲して上記パスポートの
前小口に突き当て、該つまみ代を定規面として上記転写
シートの転写位置と挿入深さを設定することができる。
【0012】特に上記転写シート上の個人データを構成
する機械読み取り用個人情報を上記つまみ代に対して並
行に記録し、該機械読み取り用個人情報を仕上げ断ちさ
れたパスポートの前小口に対して並行にデータシートへ
印刷し、機械読み取り精度を高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例を図1乃至
図7に基づき説明する。
【0014】図1に示すように、表紙1の内側に個人デ
ータを記録するためのデータシート2を丁合し、該デー
タシート2の内側に個人データを目視可能に保護するた
めのカバーフィルム3を丁合し、更に該カバーフィルム
3の内側に出入国認証印を押印する複数枚のビザシート
4を丁合し、これらを中央折線Yにおいて糸綴じして、
個人データが記録されていない所謂バージンパスポート
Aを製本する。
【0015】上記バージンパスポートAとして、図2に
鎖線で示すように、仕上げ断ち代19を備えるように予
備断ちされたバージンパスポートを用いる。該予備断ち
されたバージンパスポートは、表紙1とデータシート2
とカバーフィルム3とビザシート4の夫々の切断面にて
前小口14(fore−edge),天小口15(to
p−edge),地小口16(bottom−edg
e)を形成する。
【0016】又は同図に実線で示すように、上記仕上げ
断ち代19を仕上げ断ちにより除去し、表紙1とデータ
シート2とカバーフィルム3とビザシート4の夫々が同
一垂直面で切断され、該切断面にて前小口14(for
e−edge),天小口15(top−edge),地
小口16(bottom−edge)を形成したバージ
ンパスポートを用いる。
【0017】他方、図3Aに示すように、転写情報とし
て渡航者の個人データ7を記録した転写シート8を用意
する。上記転写シート8は、好ましくは上記仕上げ断ち
されたバージンパスポートA又は予備断ちされたバージ
ンパスポートAの上下端縁間(天小口15と地小口16
間)の寸法と同巾に形成する。
【0018】上記個人データ7は顔写真,姓名,生年月
日等の目視用個人情報17と、記号やバーコード等の機
械読み取り用個人情報18とで構成されている。
【0019】上記転写シート8は、一方表面のパスポー
トへの挿入始端22側に上記目視用個人情報17が記録
され、同挿入終端側に上記機械読み取り用個人情報18
が記録されている。上記機械読み取り用個人情報18
は、パスポートのデータシート2に転写された後に、該
パスポートの前小口14、即ちデータシート2及び表紙
1の前端縁を基準面(摺動面)として読み取り機で読み
取る。
【0020】上記転写シート8は、仕上げ断ちされたバ
ージンパスポートAへ挿入し該パスポートを閉本した状
態において、該バージンパスポートAの前小口14(前
端縁)より張り出すつまみ代13を有する。又は予備断
ちされたバージンパスポートAの前小口14(前端縁)
より張り出すつまみ代13を有する。
【0021】上記転写シート8のパスポートAへの挿入
終端縁に沿う領域、即ち上記機械読み取り用個人情報1
8と転写シート8の挿入終端縁間に、上記機械読み取り
用個人情報18の列と並行に、同転写シートの上下端間
に延在する折線12を形成し、該折線12にてパスポー
トの前小口14に沿う上記つまみ代13を形成する。
【0022】上記折線12はミシン目状の間欠切り込み
線で形成する。又は型による筋押し又は罫線又は刻線等
にて上記折線12を形成し、該折線12により上記つま
み代13の巾を設定する。
【0023】図6Bに示すように、上記つまみ代13を
折線12にて上記個人データ7が記録された表面側に折
曲し、転写シート8上に重ねられたカバーフィルム3と
ビザシート4と表紙1の夫々の前端面(仕上げ断ちされ
た切断面)に突き当てた時に、該つまみ代13の端部が
表紙1の上方へ突出する長さに設定する。
【0024】又は上記つまみ代13を予備断ちされたパ
スポートのカバーフィルム3とビザシート4と表紙1の
夫々の前端面(切断面)に突き当てた時に、該つまみ代
13の端部が表紙1の上方へ突出する長さに設定する。
【0025】又図6Bに破線で示すように、上記つまみ
代13を折線12にて上記個人データ7が記録されてい
ない表面側に折曲し、転写シート8の下に重ねられたデ
ータシート2と表紙1の前端面(仕上げ断ちされた切断
面)に突き当てた時に、該つまみ代13の端部が表紙1
の下方へ突出する長さに設定する。
【0026】又は上記つまみ代13を予備断ちされたパ
スポートのデータシート2と表紙1の前端面(切断面)
に突き当てた時に、該つまみ代13の端部が表紙1の下
方へ突出する長さに設定する。
【0027】図3Bに示すように、上記転写シート8は
ベースシート9の一方表面又は両表面を覆うようにフィ
ルム10を貼り付け、該フィルム10上に剥離コート層
11を介して上記個人データ7を印刷する。
【0028】図4に従い、上記転写シート8を用いてバ
ージンパスポートAのデータシート2へカバーフィルム
3を介して個人データ7を印刷する、第1の方法につい
て工程順に説明する。
【0029】図4Aに示すように、上面に個人データ7
が転写可能に印刷された転写シート8を用意する。
【0030】次に図4Bに示すように、上記転写シート
8のつまみ代13を上記折線12にて折曲し、上記個人
データ7が記録された表面側又は記録されていない表面
側に直角に立ち上げる。上記つまみ代13の折曲げは、
次工程で転写シート8をバージンパスポートAへ挿入し
た後に行ってもよい。
【0031】次に図4Cに示すように、上記転写シート
8を上記バージンパスポートAに綴られているデータシ
ート2とカバーフィルム3間に挿入し、該転写シート8
の個人データ7が記録された表面とカバーフィルム3の
内表面とを対向せしめ、次いで図4Dに示すように閉本
する。
【0032】図4D,図6Aに示すように上記折曲した
つまみ代13を、仕上げ断ちされたバージンパスポート
Aの前小口14に突き当て、上記転写シート8上の個人
データ7の転写位置と、該転写シート8の挿入深さを適
正に設定すると共に、同転写シート8の上下端縁を夫々
バージンパスポートAの天小口15及び地小口16に夫
々一致させ、上下方向における位置決めを行う。
【0033】又は予備断ちされたバージンパスポートA
の前小口14に、上記折曲したつまみ代13を突き当
て、上記転写シート8上の個人データ7の転写位置と、
該転写シート8の挿入深さを適正に設定すると共に、同
転写シート8の上下端縁を夫々天小口15及び地小口1
6に夫々一致させ、上下方向における位置決めを行う。
【0034】図6Bは上記つまみ代13の突き当て状態
を示し、転写シート8上に重ねられたカバーフィルム3
とビザシート4と表紙1の夫々の前端垂直面によって形
成された前小口14につまみ代13を突き当てる。
【0035】又は同図に破線で示すように上記つまみ代
13を転写シート8の下に重ねられたデータシート2と
表紙1の夫々の前端垂直面によって形成された前小口1
4に突き当てる。
【0036】上記転写シート8上に記録される個人デー
タ7の機械読み取り用個人情報18を上記折線12とつ
まみ代13に沿って並行に記録し、該つまみ代13をパ
スポートの前小口14へ突き当てることにより、転写シ
ート8上の機械読み取り用個人情報18をカバーフィル
ム3の表面へ前小口14に対して並行に転写することが
できる。
【0037】つまり上記つまみ代13をパスポートの前
小口14に対する定規面とすることにより、データシー
ト2への機械読み取り用個人情報18の印刷精度を高
め、ひいては機械読み取り精度を向上させることができ
る。
【0038】上記転写シート8の挿入方向における長さ
は、上記つまみ代13をパスポートAの前小口14に突
き当てた状態で、同転写シート8の挿入始端22が糸綴
じ線(中央折線Y)に突き当たらない長さに設定し、上
記データシート2上に転写シート8が重ならない領域、
即ち中央折線Yと転写シート8の挿入始端22との間に
非転写領域23を形成する。
【0039】上記非転写領域23の形成により、転写シ
ート8に対する中央折線Yにおける糸綴じ線の干渉を防
ぎ、糸綴じ線に曲がりや傾き等が生じていたとしても、
上記個人データ7、特に機械読み取り用個人情報18を
パスポートの前小口14に対して並行に印刷することが
できるようにする。
【0040】次に同図4Dに示すように、上記閉本した
パスポートの表紙1の外面から熱圧ロール20等により
加熱しつつ加圧し、上記個人データ7を上記転写シート
8から上記カバーフィルム3へ転写する。上記加圧によ
り転写シート8の剥離コート層11上に記録されていた
個人データ7は、カバーフィルム3の内表面へと転写さ
れる。
【0041】次に図4Eに示すように、個人データ7を
カバーフィルム3へ転写した後の転写シート8を、上記
つまみ代13を摘んで抜去する。
【0042】次に図4Fに示すように、上記個人データ
7が転写されたパスポートを閉本状態にし、該閉本した
パスポートの表紙1の外表面から、上記熱圧ロール20
又は別の熱圧ロール21を用いて熱と圧力を加える。
【0043】上記熱圧プレスによって図4Gに示すよう
に、上記データシート2にカバーフィルム3を全面的に
接着し、図7に示すように該データシート2とカバーフ
ィルム3との接着界面に上記個人データ7を目視可能に
隠蔽する。
【0044】上記カバーフィルム3の内表面、即ち、デ
ータシート2と対向する重ね合わせ面に熱可塑性の接着
剤を予めコーティングしておき、ロール等で熱プレスし
上記接着剤を塑化して上記データシート2とカバーフィ
ルム3とを貼り合わせる。
【0045】次に図5に従い、上記転写シート8を用い
てバージンパスポートAのデータシート2へ個人データ
を印刷する、第2の方法について工程順に説明する。
【0046】図5Aに示すように、下面に個人データ7
が転写可能に印刷された転写シート8を用意する。この
場合、上記個人データ7はリバース印刷しておく。
【0047】次に図5Bに示すように、上記転写シート
8のつまみ代13を上記折線12にて折曲し、上記個人
データ7が記録されていない表面側又は記録されている
表面側へ立ち上げる。又は上記つまみ代13の折曲げ
は、次工程で転写シート8をバージンパスポートAへ挿
入した後に行ってもよい。
【0048】次に図5Cに示すように、上記転写シート
8を上記バージンパスポートAに綴られているデータシ
ート2とカバーフィルム3間に挿入し、該転写シート8
の個人データ7が記録された表面とデータシート2の内
表面とを対向せしめ、次いで図5Dに示すように閉本す
る。
【0049】図5D,図6Aに示すように上記折曲した
つまみ代13を、仕上げ断ちされたバージンパスポート
Aの前小口14に突き当て、上記転写シート8上の個人
データ7の転写位置と、該転写シート8の挿入深さを適
正に設定すると共に、同転写シート8の上下端縁を夫々
バージンパスポートAの天小口15及び地小口16に夫
々一致させ、上下方向における位置決めを行う。
【0050】又は予備断ちされたバージンパスポートA
の前小口14に、上記折曲したつまみ代13を突き当
て、上記転写シート8上の個人データ7の転写位置と、
該転写シート8の挿入深さを適正に設定すると共に、同
転写シート8の上下端縁を夫々天小口15及び地小口1
6に夫々一致させ、上下方向における位置決めを行う。
【0051】図6Bは上記つまみ代13の突き当て状態
を示し、転写シート8上に重ねられたカバーフィルム3
とビザシート4と表紙1の夫々の前端垂直面によって形
成された前小口14につまみ代13を突き当てる。
【0052】又は同図に破線で示すように、上記つまみ
代13を転写シート8の下に重ねられたデータシート2
と表紙1の夫々の前端垂直面によって形成された前小口
14に突き当てる。
【0053】上記転写シート8上に記録される個人デー
タ7の機械読み取り用個人情報18を、上記折線12と
つまみ代13に沿って並行に記録し、該つまみ代13を
パスポートの前小口14へ突き当てることにより、転写
シート8上の機械読み取り用個人情報18をデータシー
ト2の表面へ前小口14に対して並行に転写することが
できる。
【0054】つまり上記つまみ代13をパスポートの前
小口14に対する定規面とすることにより、データシー
ト2への機械読み取り用個人情報18の印刷精度を高
め、ひいては機械読み取り精度を向上させることができ
る。
【0055】上記転写シート8の挿入方向における長さ
は、上記つまみ代13をパスポートAの前小口14に突
き当てた状態で、同転写シート8の挿入始端22が糸綴
じ線(中央折線Y)に突き当たらない長さに設定し、上
記データシート2上に転写シート8が重ならない領域、
即ち中央折線Yと転写シート8の挿入始端22との間に
非転写領域23を形成する。
【0056】上記非転写領域23の形成により、転写シ
ート8に対する中央折線Yにおける糸綴じ線の干渉を防
ぎ、糸綴じ線に曲がりや傾き等が生じていたとしても、
上記個人データ7、特に機械読み取り用個人情報18を
パスポートの前小口14に対して並行に印刷することが
できるようにする。
【0057】次に同図5Dに示すように、上記閉本した
パスポートの表紙1の外面から熱圧ロール20等により
加熱しつつ加圧し、上記個人データ7を上記転写シート
8から上記データシート2へ転写する。上記加圧により
転写シート8の剥離コート層11上に記録されていた個
人データ7は、データシート2の内表面へと転写され
る。
【0058】次に図5Eに示すように、個人データ7を
データシート2へ転写した後の転写シート8を、上記つ
まみ代13を摘んで抜去する。
【0059】次に図5Fに示すように、上記個人データ
7が転写されたパスポートを閉本状態にし、該閉本した
パスポートの表紙1の外表面から上記熱圧ロール20又
は別の熱圧ロール21を用いて熱と圧力を加える。
【0060】上記熱圧プレスによって図5Gに示すよう
に、上記データシート2にカバーフィルム3を全面的に
接着し、図7に示すように該データシート2とカバーフ
ィルム3との接着界面に上記個人データ7を目視可能に
隠蔽する。
【0061】上記カバーフィルム3の内表面、即ち、デ
ータシートと対向する重ね合わせ面に熱可塑性の接着剤
を予めコーティングしておき、ロール等で熱プレスし上
記接着剤を塑化して上記データシート2とカバーフィル
ム3とを貼り合わせる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、冊子状に製本されたバ
ージンパスポートへ転写シートを挟み込んで個人データ
を転写する方法により、比較的簡単な装置でパスポート
のデータシートへ個人データを記録することができる。
特にパスポートを再発行する場合等の窓口での迅速な対
応を可能にする。
【0063】又冊子状に製本されたパスポートへ印刷機
を用いて直接印刷せずに、転写シートを介してデータを
転写することにより、糸綴じ線による制限を伴うことな
く中央折線に直近した領域に対してのデータの記録が可
能になる。又個人データの印刷ミスを生じた場合にも、
転写シートのみを再印刷することで対応できる。
【0064】又上記転写シートにつまみ代を設け、該つ
まみ代を折曲して上記パスポートの前小口に対する定規
面とすることにより、転写シートの転写位置と挿入深さ
を適正に設定することができる。
【0065】上記つまみ代に対して並行に個人データの
機械読み取り用個人情報を記録することにより、該機械
読み取り用個人情報をデータシート上の前小口に対して
並行に印刷し、機械読み取り精度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】個人データが記録されていないバージンパスポ
ートを示す断面図。
【図2】上記バージンパスポートの平面図。
【図3】Aは転写シートを示す平面図、Bは同A−A線
断面図。
【図4】A乃至Gは本発明のパスポートのデータシート
に個人データを記録する第1の方法を工程順に示す断面
図。
【図5】A乃至Gは上記パスポートのデータシートに個
人データを記録する第2の方法を工程順に示す断面図。
【図6】Aは上記バージンパスポートのデータシートと
カバーフィルム間に転写シートを挿入し閉本した状態を
示す平面図、Bは同要部断面図。
【図7】上記データシートに個人データが記録された状
態を示す断面図。
【図8】Aは従来のパスポートのデータシートを印刷す
る方法を、Bは同データシートにカバーフィルムを接着
する方法を夫々示す断面図。
【符号の説明】
1 表紙 2 データシート 3 カバーフィルム 4 ビザシート 5 印刷機 6 熱盤又は高周波接着手段 7 個人データ 8 転写シート 9 ベースシート 10 フィルム 11 剥離コート 12 折線 13 つまみ代 14 前小口 15 天小口 16 地小口 17 目視用個人情報 18 機械読み取り用個人情報 19 仕上げ断ち代 20 熱圧ロール 21 熱圧ロール 22 挿入始端 23 非転写領域 A バージンパスポート Y 中央折線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写情報として個人データを記録した転写
    シートを用意し、該転写シートを製本済みのパスポート
    に綴られているデータシートとカバーフィルム間に挿入
    して上記個人データを上記転写シートから上記カバーフ
    ィルムへ転写し、次に上記転写シートを抜去した後上記
    データシートにカバーフィルムを接着することを特徴と
    するパスポートのデータシートに個人データを記録する
    方法。
  2. 【請求項2】転写情報として個人データを記録した転写
    シートを用意し、該転写シートを製本済みのパスポート
    に綴られているデータシートとカバーフィルム間に挿入
    して上記個人データを上記転写シートから上記データシ
    ートへ転写し、次に上記転写シートを抜去した後上記デ
    ータシートにカバーフィルムを接着することを特徴とす
    るパスポートのデータシートに個人データを記録する方
    法。
  3. 【請求項3】上記転写シートは上記製本済みのパスポー
    トの前小口より張り出すつまみ代を有することを特徴と
    する請求項1又は2記載のパスポートのデータシートに
    個人データを記録する方法。
  4. 【請求項4】上記つまみ代を折曲して上記パスポートの
    前小口に突き当て、上記転写シートの転写位置と挿入深
    さを設定する構成としたことを特徴とする請求項3記載
    のパスポートのデータシートに個人データを記録する方
    法。
  5. 【請求項5】上記転写シート上の個人データを構成する
    機械読み取り用個人情報を上記つまみ代に対して並行に
    記録したことを特徴とする請求項3記載のパスポートの
    データシートに個人データを記録する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008018672A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Pompreece Kk 犬旅券(dogpassport)

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