JP2001515807A - 複写マテリアルのマルチパートセット - Google Patents
複写マテリアルのマルチパートセットInfo
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
- Color Printing (AREA)
- Duplication Or Marking (AREA)
- Printing Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
マルチパートセットの異なる紙葉の間に所謂”ノンカーボン”複写を行う複数枚の紙葉を備えるマルチパートセット（１８，２８，３８）である。
【解決手段】紙のような基材のシート（１０，２０，３０）を備え，このシートは，該シートの少なくとも一方の面にそれぞれの部分（１２，１３；２３，２４；２４，２５；３５，３３；３３，３４；３４，３６）を有し，これら部分は，該部分が対面関係になったとき，それらの間でイメージを付与し，前記マテリアルのシートには，少なくとも１本の分離線（１１；２１，２２；３１，３２）が設けられており，そして，前記分離線にそうか，又は，近接して前記シートが折り曲げられて，前記部分が対面関係になって，前記セットの紙葉を構成する。ビジネスフォーム（Ｉ，ＩＩ）のような所定のイメージが前記シートを折り曲げる前に選択された部分に施される。ツーパートセット（１８），スリーパートセット（２８）およびフォアーパート（３８）セットが記載され，追加の紙葉（４１）がツーパートセット（１８）の紙葉（１２，１３）の間に挿入された”ハイブリッド”セット（４０）が記載されている。
Description
【０００１】
この発明は，複写マテリアルのマルチパートセット（即ち，２枚又はそれ以上
の枚数で対面状態で一緒になっているシートマテリアルを含むセット）に関し，
該セットは，所謂”ノンカーボン”（カーボンなし）複写のもの又はイメージも
のを前記セットの紙葉（リーフ）の間に付与し，これによって，前記セットの上
側紙葉にイメージをインパクトプリントすれば，これと同時に，前記セットの一
枚又は複数枚の別の紙葉面に同じイメージが形成されるものであり，さらに，前
記セットの紙葉の内の少なくともいくつかの紙葉には，イメージが予め施されて
いるものである。
の枚数で対面状態で一緒になっているシートマテリアルを含むセット）に関し，
該セットは，所謂”ノンカーボン”（カーボンなし）複写のもの又はイメージも
のを前記セットの紙葉（リーフ）の間に付与し，これによって，前記セットの上
側紙葉にイメージをインパクトプリントすれば，これと同時に，前記セットの一
枚又は複数枚の別の紙葉面に同じイメージが形成されるものであり，さらに，前
記セットの紙葉の内の少なくともいくつかの紙葉には，イメージが予め施されて
いるものである。
【０００２】 前記シートマテリアルは，通常，紙であり，ここでは，そのように一般的に表
現する；しかしながら，この発明は，他の適切なシートマテリアルの使用に適用
されることを理解すべきである。
現する；しかしながら，この発明は，他の適切なシートマテリアルの使用に適用
されることを理解すべきである。
【０００３】
所謂”ノンカーボン”紙のマルチパートセットは，周知であり，このセットに
おいては，重ねられた紙葉の隣り合う面に二つのコーティングがそれぞれ施され
ている。これらのコーティングは，ＣＢコーティングとして一般的に知られてい
て，破けるキャリア媒体内に水滴状の発色物質を含むものと，ＣＦコーティング
として一般的に知られていて，前記発色物質が前記ＣＢコーティングから釈放さ
れたとき，前記発色物質と反応する物質のレセプター層からなるものを備えてい
るのが通常である。前記ＣＢコーティングは，最上側の紙葉の裏（下面）に設け
れ，前記ＣＦコーティングは，最も下側の紙葉の表（上面）に設けられているの
が通常であり，中間の紙葉は，その表面にＣＦコーティングを有し，その裏面に
ＣＢコーティングを有している。
おいては，重ねられた紙葉の隣り合う面に二つのコーティングがそれぞれ施され
ている。これらのコーティングは，ＣＢコーティングとして一般的に知られてい
て，破けるキャリア媒体内に水滴状の発色物質を含むものと，ＣＦコーティング
として一般的に知られていて，前記発色物質が前記ＣＢコーティングから釈放さ
れたとき，前記発色物質と反応する物質のレセプター層からなるものを備えてい
るのが通常である。前記ＣＢコーティングは，最上側の紙葉の裏（下面）に設け
れ，前記ＣＦコーティングは，最も下側の紙葉の表（上面）に設けられているの
が通常であり，中間の紙葉は，その表面にＣＦコーティングを有し，その裏面に
ＣＢコーティングを有している。
【０００４】 前記発色物質は，通例，適当なバインダーでコーティングを形成するようにデ
ポジットされる破ける独立したマイクロカプセル内に納められているか，又は，
破ける連続した態様のキャリアマテリアル内に形成された独立の複数のボイド内
に納められているが，ここでは，便宜上，用語”カプセル封入”及びその派生語
でこれら両タイプの閉じ込みを含むようにしている。
ポジットされる破ける独立したマイクロカプセル内に納められているか，又は，
破ける連続した態様のキャリアマテリアル内に形成された独立の複数のボイド内
に納められているが，ここでは，便宜上，用語”カプセル封入”及びその派生語
でこれら両タイプの閉じ込みを含むようにしている。
【０００５】 前記の発色物質は，通常，無色の化学剤の混合物からなり，これは，一般的に
は，油性溶媒に溶解し，周知の技術により，独立したマイクロカプセル内にカプ
セル封入されるか，又は，連続相のキャリアマテリアルのマイクロボイド内に閉
じ込められるものである。このように作られた複数のマイクロカプセル又はキャ
リアマテリアルズは，機械的インパクトをもつ印刷プロセスにおけるインパクト
によるなどの機械的圧力で破け，前記化学剤がＣＢコーティングから放出され，
反応して，接触する紙葉のＣＦコーティング面に可視のマークを形成する。
は，油性溶媒に溶解し，周知の技術により，独立したマイクロカプセル内にカプ
セル封入されるか，又は，連続相のキャリアマテリアルのマイクロボイド内に閉
じ込められるものである。このように作られた複数のマイクロカプセル又はキャ
リアマテリアルズは，機械的インパクトをもつ印刷プロセスにおけるインパクト
によるなどの機械的圧力で破け，前記化学剤がＣＢコーティングから放出され，
反応して，接触する紙葉のＣＦコーティング面に可視のマークを形成する。
【０００６】 このようにして形成されるイメージで，通常の場合，マルチパートセットのエ
ンドユーザーにより記入される可変情報からなるイメージに加えて，通常の場合
前記ユーザーにより記入されるインフォメーションの記入枠となる所定のイメー
ジが，前記複数枚のシートにおけるコーティングを殆ど損傷することがないノン
インパクト印刷プロセス（例えば，オフセット，インクジェットまたはトナー定
着）のような適当な印刷プロセスにより前記複数の紙葉の少なくとも１枚の少な
くとも上面に複数部分セットの製造者の手により予め施されることができるもの
である。
ンドユーザーにより記入される可変情報からなるイメージに加えて，通常の場合
前記ユーザーにより記入されるインフォメーションの記入枠となる所定のイメー
ジが，前記複数枚のシートにおけるコーティングを殆ど損傷することがないノン
インパクト印刷プロセス（例えば，オフセット，インクジェットまたはトナー定
着）のような適当な印刷プロセスにより前記複数の紙葉の少なくとも１枚の少な
くとも上面に複数部分セットの製造者の手により予め施されることができるもの
である。
【０００７】 大抵の場合，上記したような複写システムが用いられ，このシステムにおいて
は，エッセンシャルに無色の発色剤が適当なレセプターマテリアルへ放出される
と，発色するようになるものであるが，別のシステム，特に，反応レセプターコ
ーティングを必要としないシステムも使用できる。例えば，前記ＣＢコーティン
グは，カプセル封入されたインクを有し，該インクが放出される接触している紙
葉に対し直かにマークするか，又は，前記コーティングが別個にカプセル封入さ
れたコンポーネンツを有し，これらが放出されたとき，反応し，混合して，接触
する紙葉へ複写する着色インクを形成する。
は，エッセンシャルに無色の発色剤が適当なレセプターマテリアルへ放出される
と，発色するようになるものであるが，別のシステム，特に，反応レセプターコ
ーティングを必要としないシステムも使用できる。例えば，前記ＣＢコーティン
グは，カプセル封入されたインクを有し，該インクが放出される接触している紙
葉に対し直かにマークするか，又は，前記コーティングが別個にカプセル封入さ
れたコンポーネンツを有し，これらが放出されたとき，反応し，混合して，接触
する紙葉へ複写する着色インクを形成する。
【０００８】 したがって，ここに使用されている用語”発色剤”及び”色を出すもの”は，
カプセル封入されることができ，そして，放出され，イメージを作るために反応
性レセプターコーティングの有無を問わない隣り合うシートに定着したとき，見
えるか又は見えないイメーシを作り出すことができる物質すべてを含み，ここに
使用の用語”複写コーティング”は，そのような発色剤が放出できるように組み
込まれているコーティングを指すものである。
カプセル封入されることができ，そして，放出され，イメージを作るために反応
性レセプターコーティングの有無を問わない隣り合うシートに定着したとき，見
えるか又は見えないイメーシを作り出すことができる物質すべてを含み，ここに
使用の用語”複写コーティング”は，そのような発色剤が放出できるように組み
込まれているコーティングを指すものである。
【０００９】
殆ど多くの場合，このようなマルチパートセットは，１枚１枚が別々のシート
になっている複数枚の紙葉を準備し，接着剤を用いて，これらを一緒に綴じてセ
ットにされて作られている。別々のシート複数枚を丁合いしてセットに組み合わ
せ，接着剤を使用して綴じ合わせることは，手間暇がかかり，不経済なものであ
る。前記接着剤がセットにされている複数枚のシートのみを接着させ，別になっ
ているセットへ接着しないようにすることを確実にするには，特別のコーティン
グが必要になる。このような作業には，熟練と経験とが要求され，結果は，信頼
できるものとは限らない。この段階で生じる問題は，失敗が直されなければ，前
記シートへの印刷が含まれることが多い比較的経費をかけてしまった処理が既に
なされてしまっているマテリアルの無駄使いが必然的に発生する点である。
になっている複数枚の紙葉を準備し，接着剤を用いて，これらを一緒に綴じてセ
ットにされて作られている。別々のシート複数枚を丁合いしてセットに組み合わ
せ，接着剤を使用して綴じ合わせることは，手間暇がかかり，不経済なものであ
る。前記接着剤がセットにされている複数枚のシートのみを接着させ，別になっ
ているセットへ接着しないようにすることを確実にするには，特別のコーティン
グが必要になる。このような作業には，熟練と経験とが要求され，結果は，信頼
できるものとは限らない。この段階で生じる問題は，失敗が直されなければ，前
記シートへの印刷が含まれることが多い比較的経費をかけてしまった処理が既に
なされてしまっているマテリアルの無駄使いが必然的に発生する点である。
【００１０】
この発明の目的は，広く言えば，接着剤を必要とせずに，マルチパートセット
のコスト効率がよい製造を提供することである。
のコスト効率がよい製造を提供することである。
【００１１】 この発明の一つのアスペクトによれば，複数枚の重ねられた紙葉を備え，前記
紙葉は１枚のシートマテリアルから形成され，前記１枚のシートが少なくとも１
本の線にそって折り曲げられ，これによって，前記１枚のシートが前記紙葉の枚
数に枚数が一致する複数の各部分に分けられ，前記複数の各部分は，面接触の関
係を保って配置されて，前記重ねられた紙葉を形成し；そして，前記シートの少
なくとも一方の面においては，前記各部分の一つが前記部分の少なくとも一部に
わたって複写コーティングを担持して，ユーザーが記入のイメージを前記コーテ
ィングが施されている部分から，この部分と面接触関係にある前記部分の別の部
分へ複写するようになっている複写マテリアルのマルチパートセットが提供され
る。
紙葉は１枚のシートマテリアルから形成され，前記１枚のシートが少なくとも１
本の線にそって折り曲げられ，これによって，前記１枚のシートが前記紙葉の枚
数に枚数が一致する複数の各部分に分けられ，前記複数の各部分は，面接触の関
係を保って配置されて，前記重ねられた紙葉を形成し；そして，前記シートの少
なくとも一方の面においては，前記各部分の一つが前記部分の少なくとも一部に
わたって複写コーティングを担持して，ユーザーが記入のイメージを前記コーテ
ィングが施されている部分から，この部分と面接触関係にある前記部分の別の部
分へ複写するようになっている複写マテリアルのマルチパートセットが提供され
る。
【００１２】 前記シートが折り曲げられる線は，分離線としても作用し，これによって，前
記複数の部分の使用後の切り離しが容易になる。このためには，手作業又は機械
により前記シートを前記線にそって折り曲げて折り目をつけるだけでよい。
記複数の部分の使用後の切り離しが容易になる。このためには，手作業又は機械
により前記シートを前記線にそって折り曲げて折り目をつけるだけでよい。
【００１３】 しかしながら，前記シートが折り曲げられる線は，前記シートマテリアルに予
め形成された脆弱な線が好ましく，この脆弱な線は，前記複数部分のセットの製
造の間における前記シートを最初に折るための折り曲げ線及び前記セットを使用
するときの前記紙葉の使用後の分離のための分離線の両者として機能する。
め形成された脆弱な線が好ましく，この脆弱な線は，前記複数部分のセットの製
造の間における前記シートを最初に折るための折り曲げ線及び前記セットを使用
するときの前記紙葉の使用後の分離のための分離線の両者として機能する。
【００１４】 また別に，分離線と平行な線（予め形成された脆弱な線であるか否かは別とし
て）にそって折り曲げを行い，この折り曲げ線と前記分離線との間の部分が前記
分離線の他方の側が切り取られたとき，前記セットに残る部分に付いたままにな
るようにしてもよい。
て）にそって折り曲げを行い，この折り曲げ線と前記分離線との間の部分が前記
分離線の他方の側が切り取られたとき，前記セットに残る部分に付いたままにな
るようにしてもよい。
【００１５】 通常の場合，前記のような分離線は，部分部分を切る互い違いに切り取ること
により，例えば，不連続の切り取り線またはパーフォレーションラインにより形
成されるものであり，これらは，いずれも折り曲げ及び分離を容易にするもので
ある。前記分離線は，前記マテリアルに対し厚み方向に刻み目部分をつけて形成
し，前記部分から分離しやすくできる。また別に前記分離線は，引き裂き線又は
カットラインでもよい。
により，例えば，不連続の切り取り線またはパーフォレーションラインにより形
成されるものであり，これらは，いずれも折り曲げ及び分離を容易にするもので
ある。前記分離線は，前記マテリアルに対し厚み方向に刻み目部分をつけて形成
し，前記部分から分離しやすくできる。また別に前記分離線は，引き裂き線又は
カットラインでもよい。
【００１６】 以上のほかに，分離折り曲げ線は，例えば，前記シートマテリアルに前記分離
線から離れて平行の位置で折り曲げることによって形成することができる。
線から離れて平行の位置で折り曲げることによって形成することができる。
【００１７】 この発明の第２のアスペクトによれば，紙葉が複数枚重ねられている複写マテ
リアルのマルチパートセットを作るために使用されるマテリアルのシートで，前
記シートは，少なくとも二つの部分で構成され，前記シートを折り曲げると，前
記部分のそれぞれの部分が面接触の関係になって前記複数枚の紙葉を形成し；そ
して，前記シートの少なくとも一方の面において，前記それぞれの部分の少なく
とも一方が前記部分の少なくとも一部にわたる複写コーティングを担持し，前記
コーティングが付与された前記部分からユーザー記入のイメージが面接触してい
る関係にある前記部分の他方へ複写するようになっているものが提供される。
リアルのマルチパートセットを作るために使用されるマテリアルのシートで，前
記シートは，少なくとも二つの部分で構成され，前記シートを折り曲げると，前
記部分のそれぞれの部分が面接触の関係になって前記複数枚の紙葉を形成し；そ
して，前記シートの少なくとも一方の面において，前記それぞれの部分の少なく
とも一方が前記部分の少なくとも一部にわたる複写コーティングを担持し，前記
コーティングが付与された前記部分からユーザー記入のイメージが面接触してい
る関係にある前記部分の他方へ複写するようになっているものが提供される。
【００１８】 好ましくは，前記シートには，少なくとも１本の分離線が形成され，これによ
って，前記シートは，前記各部分に分かれ，これによって，使用後，前記部分の
分離がしやすくなる。前記マルチパートセットを作るには，前記シートを前記少
なくとも１本の分離線にそって，又は，これに近接して折り曲げ，前記複数の部
分を必要とする面接触関係にする。また別に，前記シートマテリアルを手作業又
は機械により前記線にそって折り曲げて折り目をつけるだけでもよい。
って，前記シートは，前記各部分に分かれ，これによって，使用後，前記部分の
分離がしやすくなる。前記マルチパートセットを作るには，前記シートを前記少
なくとも１本の分離線にそって，又は，これに近接して折り曲げ，前記複数の部
分を必要とする面接触関係にする。また別に，前記シートマテリアルを手作業又
は機械により前記線にそって折り曲げて折り目をつけるだけでもよい。
【００１９】 この発明のさらなるアスペクトによれば，１枚のシートマテリアルからなる複
数枚の重ねられた紙葉を備え，前記１枚のシートを少なくとも１本の線にそって
折り曲げ，これによって，前記１枚のシートを前記紙葉の枚数に枚数が一致する
複数の各部分に分け，そして，そのような態様において，前記複数の各部分を面
接触の関係を保って配置して，前記重ねられた紙葉を形成し；そして，前記折り
曲げの前に，前記それぞれの部分に対する前記シートの少なくとも一方の面に，
複写コーティングを施し，前記異なる部分が面接触関係におかれているときに，
前記部分の異なる部分の間でユーザーによる記入のイメージが複写するこのであ
る複写マテリアルのマルチパートセットが提供される。
数枚の重ねられた紙葉を備え，前記１枚のシートを少なくとも１本の線にそって
折り曲げ，これによって，前記１枚のシートを前記紙葉の枚数に枚数が一致する
複数の各部分に分け，そして，そのような態様において，前記複数の各部分を面
接触の関係を保って配置して，前記重ねられた紙葉を形成し；そして，前記折り
曲げの前に，前記それぞれの部分に対する前記シートの少なくとも一方の面に，
複写コーティングを施し，前記異なる部分が面接触関係におかれているときに，
前記部分の異なる部分の間でユーザーによる記入のイメージが複写するこのであ
る複写マテリアルのマルチパートセットが提供される。
【００２０】 前記のように，少なくとも１本の分離線が前記シートに形成され，使用後にお
ける前記複数の部分の分離が容易となり，そして，好ましくは，またそのような
分離線は，前記シートを折り曲げて，前記シートに複数の部分をそれぞれ形成す
ることがができるようになっている。
ける前記複数の部分の分離が容易となり，そして，好ましくは，またそのような
分離線は，前記シートを折り曲げて，前記シートに複数の部分をそれぞれ形成す
ることがができるようになっている。
【００２１】 前記の方法は，さらに，前記シートを折り曲げる前に，前記シートの少なくと
も一部の一方の面にイメージを付与する工程を備える。したがって，そのような
イメージは，前記複数枚のシートにおけるコーティングを殆ど損傷することがな
いノンインパクトプリンティングプロセス（例えば，オフセット，インクジェッ
ト又はトナー定着）のような適当なプリンティングプロセスにより，前記複数の
紙葉の少なくとも１枚の表側に施すもので，該イメージの代表的なものには，エ
ンドユーザーにより完成されるビジネスフォームが含まれる。
も一部の一方の面にイメージを付与する工程を備える。したがって，そのような
イメージは，前記複数枚のシートにおけるコーティングを殆ど損傷することがな
いノンインパクトプリンティングプロセス（例えば，オフセット，インクジェッ
ト又はトナー定着）のような適当なプリンティングプロセスにより，前記複数の
紙葉の少なくとも１枚の表側に施すもので，該イメージの代表的なものには，エ
ンドユーザーにより完成されるビジネスフォームが含まれる。
【００２２】 前記シートに付与された複写コーティングは，既知のコーティングものであり
，これは，マルチパートセットの表紙葉を介して該セットの１枚又は複数枚の紙
葉へ，”ノンカーボン”プロセスによりインパクト手段でイメージを複写するこ
とができるものである。代表的には，該複写コーティングは，発色剤（ＣＢ）コ
ーティングを備え，これは，”ノンカーボン”イメージ形成の通例のものであり
，さらに，前記ＣＢコーティングと接触されるようになる前記シートの対応部分
（複数）へレセプター（ＣＦ）コーティングが施される。
，これは，マルチパートセットの表紙葉を介して該セットの１枚又は複数枚の紙
葉へ，”ノンカーボン”プロセスによりインパクト手段でイメージを複写するこ
とができるものである。代表的には，該複写コーティングは，発色剤（ＣＢ）コ
ーティングを備え，これは，”ノンカーボン”イメージ形成の通例のものであり
，さらに，前記ＣＢコーティングと接触されるようになる前記シートの対応部分
（複数）へレセプター（ＣＦ）コーティングが施される。
【００２３】 前記発色剤（ＣＢ）コーティングは，マイクロカプセル化された発色剤物質を
含もことが好ましく，前記レセプターコーティングは，適当な反応性クレイ層か
ら形成されているとよいが，また別に，石炭酸ＣＦ，サルチル酸亜鉛などのよう
な他のレセプターマテリアルズからなるものでもよい。
含もことが好ましく，前記レセプターコーティングは，適当な反応性クレイ層か
ら形成されているとよいが，また別に，石炭酸ＣＦ，サルチル酸亜鉛などのよう
な他のレセプターマテリアルズからなるものでもよい。
【００２４】 好ましくは，前記基材は，紙であるが，場合によっては，紙に匹敵する他のマ
テリアルズも使用できる。
テリアルズも使用できる。
【００２５】 最も単純な実施例においては，この発明は，二つの部分のセット製造に適用さ
れるもので，この場合においては，前記発色剤（ＣＢ）コーティングとレセプタ
ー（ＣＦ）コーティングとが前記基材のシートの同じ面に第１と第２の部分にそ
れぞれ設けられ，前記シートを折り曲げると，二つの重なった紙葉が形成されて
，前記第１と第２の部分における前記コーティングが面接触関係になるものであ
る。前記シートに分離線を形成する場合，これを前記部分の間に配置し，前記分
離線において，又は，分離線に近接して折り曲げができる。
れるもので，この場合においては，前記発色剤（ＣＢ）コーティングとレセプタ
ー（ＣＦ）コーティングとが前記基材のシートの同じ面に第１と第２の部分にそ
れぞれ設けられ，前記シートを折り曲げると，二つの重なった紙葉が形成されて
，前記第１と第２の部分における前記コーティングが面接触関係になるものであ
る。前記シートに分離線を形成する場合，これを前記部分の間に配置し，前記分
離線において，又は，分離線に近接して折り曲げができる。
【００２６】 必要に応じて，製造者が施すイメージは，前記レセプターコーティングを有す
る前記シートの部分の前記コーティングと同じ面に付与し，そして，前記発色剤
コーティングを有する前記シートの部分の前記コーティングに対し裏の面に付与
することができる。
る前記シートの部分の前記コーティングと同じ面に付与し，そして，前記発色剤
コーティングを有する前記シートの部分の前記コーティングに対し裏の面に付与
することができる。
【００２７】 別の実施例においては，この発明は，スリーパートのセットの製造に適用でき
る。この場合においては，前記基材のシートを互いに平行に伸び，間隔をおいて
いる２本の線にそって折り曲げ，前記シートを三つの部分に折り曲げることがで
き，前記三つの部分は，サイズが等しいか又は実質的に等しいものであるが，場
合によっては，実質的に異なるサイズのものでもよい。前記シートマテリアルに
レセプター（ＣＦ）コーティングと発色剤（ＣＢ）コーティングが施される場合
，前記部分においては，前記部分が折り曲げられると，前記レセプター（ＣＦ）
コーティングが発色剤（ＣＢ）コーティングに接触するようになるものであると
理解される。
る。この場合においては，前記基材のシートを互いに平行に伸び，間隔をおいて
いる２本の線にそって折り曲げ，前記シートを三つの部分に折り曲げることがで
き，前記三つの部分は，サイズが等しいか又は実質的に等しいものであるが，場
合によっては，実質的に異なるサイズのものでもよい。前記シートマテリアルに
レセプター（ＣＦ）コーティングと発色剤（ＣＢ）コーティングが施される場合
，前記部分においては，前記部分が折り曲げられると，前記レセプター（ＣＦ）
コーティングが発色剤（ＣＢ）コーティングに接触するようになるものであると
理解される。
【００２８】 特に，前記シートの一方の面において，前記部分の第１の部分に前記レセプタ
ー（ＣＦ）コーティングが施され，前記第１の部分に隣り合う前記部分の第２の
部分に発色剤（ＣＢ）コーティングが施される一方，前記シートの他方の面にお
いて，前記第２の部分と隣り合う前記部分の第３の部分に発色剤（ＣＢ）コーテ
ィングが施され，前記第２の部分に前記レセプター（ＣＦ）コーティングが施さ
れると，これにより，前記第２の部分は，一方の面にＣＢコーティングを有し，
その他方の面にＣＦコーティングを有することになる（即ち，ＣＦＢ部分を構成
する）。
ー（ＣＦ）コーティングが施され，前記第１の部分に隣り合う前記部分の第２の
部分に発色剤（ＣＢ）コーティングが施される一方，前記シートの他方の面にお
いて，前記第２の部分と隣り合う前記部分の第３の部分に発色剤（ＣＢ）コーテ
ィングが施され，前記第２の部分に前記レセプター（ＣＦ）コーティングが施さ
れると，これにより，前記第２の部分は，一方の面にＣＢコーティングを有し，
その他方の面にＣＦコーティングを有することになる（即ち，ＣＦＢ部分を構成
する）。
【００２９】 このようにして作られ，そして，所要に応じて，その複数の部分にイメージが
予め形成されているシートをジグザグに折り曲げて，スリーパートのセットにす
ることができ，このセットにおいては，三つの部分がフルに重なった状態，又は
，部分的に重なった状態で対面するようにされたそれぞれの複数枚の紙葉を形成
することができる。前記コーティングの配置を別なものにして，前記複数の部分
を別手段で折り曲げてスイーパートのセットにすることもできる。
予め形成されているシートをジグザグに折り曲げて，スリーパートのセットにす
ることができ，このセットにおいては，三つの部分がフルに重なった状態，又は
，部分的に重なった状態で対面するようにされたそれぞれの複数枚の紙葉を形成
することができる。前記コーティングの配置を別なものにして，前記複数の部分
を別手段で折り曲げてスイーパートのセットにすることもできる。
【００３０】 原理としては，平行な分離線の数を増やし，このようにして作った複数の部分
をジグザグその他の態様で折り曲げることにより，１枚ものの基材のシートから
４枚，５枚，６枚又はそれ以上の枚数の紙葉をもつ多数部分のセット（マルチパ
ートセット）を形成することができる。
をジグザグその他の態様で折り曲げることにより，１枚ものの基材のシートから
４枚，５枚，６枚又はそれ以上の枚数の紙葉をもつ多数部分のセット（マルチパ
ートセット）を形成することができる。
【００３１】 別の実施例において，しかしながら，この発明は，基材のシートを互いに直交
する２本の線にそって折り曲げ，互いにサイズが等しいか，又は，概ね等しい４
つの部分に前記シートを分けることで，フォアーパート（４つの部分のセット）
を製造することに適用できる。ここでも再び前記シートマテリアルには，レセプ
ター（ＣＦ）コーティングと発色剤（ＣＢ）コーティングとが施され，これらコ
ーティングは，前記複数の部分にあって，前記複数の部分の折り曲げで，前記レ
セプター（ＣＦ）コーティングが発色剤（ＣＢ）コーティングに接触するように
なっている。
する２本の線にそって折り曲げ，互いにサイズが等しいか，又は，概ね等しい４
つの部分に前記シートを分けることで，フォアーパート（４つの部分のセット）
を製造することに適用できる。ここでも再び前記シートマテリアルには，レセプ
ター（ＣＦ）コーティングと発色剤（ＣＢ）コーティングとが施され，これらコ
ーティングは，前記複数の部分にあって，前記複数の部分の折り曲げで，前記レ
セプター（ＣＦ）コーティングが発色剤（ＣＢ）コーティングに接触するように
なっている。
【００３２】 特に，前記複数の部分の第１の部分には，その一方の面に前記発色剤（ＣＢ）
コーティングが施され，前記複数の部分の第２の部分には，その一方の面に前記
レセプター（ＣＦ）コーティングが施される一方，前記複数の部分の残る二つの
部分には，その一方の面に前記発色剤（ＣＢ）コーティングが施され，それらの
それぞれの裏面に前記レセプター（ＣＦ）コーティングが施されて，それらがＣ
ＦＢ部分になる。ついで，前記シートマテリアルを適当に切り取り，そして，折
り曲げることで，フォアーパートセットが作られ，このセットにおいては，発色
剤（ＣＢ）コーティングのみが設けられた前記第１の部分と，前記レセプター（
ＣＦ）コーティングのみが設けられた前記第２の部分とがそれぞれ前記セットの
最も表側の紙葉及び最も裏側の紙葉を構成し，前記両方のコーティングが設けら
れている前記残りの部分が前記セットの中間の紙葉を構成するものとなる。
コーティングが施され，前記複数の部分の第２の部分には，その一方の面に前記
レセプター（ＣＦ）コーティングが施される一方，前記複数の部分の残る二つの
部分には，その一方の面に前記発色剤（ＣＢ）コーティングが施され，それらの
それぞれの裏面に前記レセプター（ＣＦ）コーティングが施されて，それらがＣ
ＦＢ部分になる。ついで，前記シートマテリアルを適当に切り取り，そして，折
り曲げることで，フォアーパートセットが作られ，このセットにおいては，発色
剤（ＣＢ）コーティングのみが設けられた前記第１の部分と，前記レセプター（
ＣＦ）コーティングのみが設けられた前記第２の部分とがそれぞれ前記セットの
最も表側の紙葉及び最も裏側の紙葉を構成し，前記両方のコーティングが設けら
れている前記残りの部分が前記セットの中間の紙葉を構成するものとなる。
【００３３】 所望のイメージ又は複数のイメージは，前記複数部分の折り曲げに先立ち，所
望の通りに前記複数の部分にプリントされて，セットにする。
望の通りに前記複数の部分にプリントされて，セットにする。
【００３４】 この発明は，また，上記の方法のいずれかにより作られるマルチパートセット
を提供するものである。
を提供するものである。
【００３５】 この発明は，さらにまた，この発明の方法を実施するために使用するシートマ
テリアルを提供するものであり，このシートマテリアルは，前記の”ノンカーボ
ン”イメージングを間に設けるために処理される前記シートの複数の部分と，前
記シートのそれぞれの複数の部分の間に少なくとも１本の分離線とを備えるもの
である。前記処理される複数の部分には，好ましくは，ＣＦコーティング及び／
又はＣＢコーティングが上記の構成のいずれかで設けられる。
テリアルを提供するものであり，このシートマテリアルは，前記の”ノンカーボ
ン”イメージングを間に設けるために処理される前記シートの複数の部分と，前
記シートのそれぞれの複数の部分の間に少なくとも１本の分離線とを備えるもの
である。前記処理される複数の部分には，好ましくは，ＣＦコーティング及び／
又はＣＢコーティングが上記の構成のいずれかで設けられる。
【００３６】 上記したように調製されるシートマテリアルは，プリンターにかけられて，例
えば，顧客の要求に応じたフォーム（様式）が前記複数のシート上にプリントさ
れ，ついで，該シートを折り曲げ，多数部分のセット（マルチパート・セット）
にされて，使用に供される。このようなプリンティングは，例えば，オフセット
印刷又は電子印刷プロセスにより行われる。
えば，顧客の要求に応じたフォーム（様式）が前記複数のシート上にプリントさ
れ，ついで，該シートを折り曲げ，多数部分のセット（マルチパート・セット）
にされて，使用に供される。このようなプリンティングは，例えば，オフセット
印刷又は電子印刷プロセスにより行われる。
【００３７】 この発明を実施するに当たり，発明の特定の実施例の以下の記述からも理解さ
れるように，前記基材のシートの複数の部分に予め施されるイメージは，前記シ
ートの両面にプリントする必要がある。このようなプリンティングは，前記シー
トマテリアルの片面のみにプリンティングするよりもコストが高くなるが，この
発明による多数部分のセットは，これまで提案されている方法によるものよりも
経済的に作ることができる。
れるように，前記基材のシートの複数の部分に予め施されるイメージは，前記シ
ートの両面にプリントする必要がある。このようなプリンティングは，前記シー
トマテリアルの片面のみにプリンティングするよりもコストが高くなるが，この
発明による多数部分のセットは，これまで提案されている方法によるものよりも
経済的に作ることができる。
【００３８】 この発明を添付の図面を参照しながら実施例により記述する。図面において； 図１は，この発明の第１の実施例による二つの部分のセット製造の間における
基材のシートの一方の面を示し； 図２は，図１に示したシートの裏面を示し； 図３は，必要な二つの部分のセットを作るための折り曲げ途次における図１と
図２に示したシートマテリアルを示し； 図４から図６は，この発明の第２の実施例による三つの部分のセットの製造を
図示する図１から図３のそれとそれぞれ類似する説明図； 図７から図９は，この発明の第３の実施例による四つの部分のセットの製造を
図示する図１から図３のそれとそれぞれ類似する説明図； 図１０は，この発明の別の実施例を示す。
基材のシートの一方の面を示し； 図２は，図１に示したシートの裏面を示し； 図３は，必要な二つの部分のセットを作るための折り曲げ途次における図１と
図２に示したシートマテリアルを示し； 図４から図６は，この発明の第２の実施例による三つの部分のセットの製造を
図示する図１から図３のそれとそれぞれ類似する説明図； 図７から図９は，この発明の第３の実施例による四つの部分のセットの製造を
図示する図１から図３のそれとそれぞれ類似する説明図； 図１０は，この発明の別の実施例を示す。
【００３９】
まず最初に図面の図１から図３を参照すると，これらは，この発明によるツー
パートセットの製造を示す。図１は，好ましくは，紙である概ね矩形のシート基
材を示す。このシート１０は，これを横切る分離線１１により，第１と第２の部
分１２，１３に分けられているもので，これらは，同じサイズで示されているが
，前記二つの部分は，異なるサイズを有する場合もある。分離線１１は，便宜的
には小さなパーフォレーションライン又は間隔をおいたスリットラインにより形
成されるもので，第１と第２の部分１２，１３を互いに分離する。
パートセットの製造を示す。図１は，好ましくは，紙である概ね矩形のシート基
材を示す。このシート１０は，これを横切る分離線１１により，第１と第２の部
分１２，１３に分けられているもので，これらは，同じサイズで示されているが
，前記二つの部分は，異なるサイズを有する場合もある。分離線１１は，便宜的
には小さなパーフォレーションライン又は間隔をおいたスリットラインにより形
成されるもので，第１と第２の部分１２，１３を互いに分離する。
【００４０】 図１に示される面１０ａにおいては，シート１０には，第１の部分１２の全部
又は一部に発色（ＣＢ）コーティング，例えば，内部に発色化学剤がマイクロカ
プセル化されたものが，第２の部分１３の全部又は一部にレセプター（ＣＦ）コ
ーティング，例えば，適当なレセプタークレイがパッチコート（斑点状に被着）
されている一方，前記シートの他面１０ｂには，そのようなコーティングが施さ
れていない。前記コーティングは，前記シートのコートされていない部分のよう
に薄い色合いのものにできる。
又は一部に発色（ＣＢ）コーティング，例えば，内部に発色化学剤がマイクロカ
プセル化されたものが，第２の部分１３の全部又は一部にレセプター（ＣＦ）コ
ーティング，例えば，適当なレセプタークレイがパッチコート（斑点状に被着）
されている一方，前記シートの他面１０ｂには，そのようなコーティングが施さ
れていない。前記コーティングは，前記シートのコートされていない部分のよう
に薄い色合いのものにできる。
【００４１】 前記シート１０は，平らな状態にしておいて，所要のイメージが前以て印刷さ
れる。特には，ビジネスフォームのようなイメージＩが図２に示すように第１の
部分１２のコートされていない面１０ｂに印刷されるもので，図示の実施例にお
いては，同じ又は異なるビジネスフォームのような別のイメージＩＩが図１に示
すように，前記シートの第２の部分１３に印刷されて示されているが，前記別の
イメージを必要としない場合があることも理解される。
れる。特には，ビジネスフォームのようなイメージＩが図２に示すように第１の
部分１２のコートされていない面１０ｂに印刷されるもので，図示の実施例にお
いては，同じ又は異なるビジネスフォームのような別のイメージＩＩが図１に示
すように，前記シートの第２の部分１３に印刷されて示されているが，前記別の
イメージを必要としない場合があることも理解される。
【００４２】 このような印刷は，前記コーティングを付与する前に行われるが，紙コーター
は，印刷装置を有していないのが通常であるから，コーティング操作の前に印刷
を行うことが好ましく，そして，通常は，異なった場所で行われる。
は，印刷装置を有していないのが通常であるから，コーティング操作の前に印刷
を行うことが好ましく，そして，通常は，異なった場所で行われる。
【００４３】 その後，図１，２の矢印Ａで示すように，シート１０を分離線１１又は分離線
に近接した折り曲げ線にそって折り曲げてツーパートセット（二つの部分が一組
みになったもの）１８を作り，第１の部分１２の面１０ａのＣＢコーティングを
第２の部分１３の面１０ａのＣＦコーティングに対面接触するようにする。
に近接した折り曲げ線にそって折り曲げてツーパートセット（二つの部分が一組
みになったもの）１８を作り，第１の部分１２の面１０ａのＣＢコーティングを
第２の部分１３の面１０ａのＣＦコーティングに対面接触するようにする。
【００４４】 図３に示すように，このように作られた前記ツーパートセットにおいては，印
刷されたフォームＩが第１の部分１２の上面１０ｂに現れ，前記セットの表紙面
になり，第２の部分１３が前記セットの裏表紙面になる。そして，第２の部分１
３のＣＦコートの表面１０ａに印刷されたフォームＩＩがフォームＩに合わされ
，ユーザーによりフォームＩに記入された情報がフォームＩＩに複写される。
刷されたフォームＩが第１の部分１２の上面１０ｂに現れ，前記セットの表紙面
になり，第２の部分１３が前記セットの裏表紙面になる。そして，第２の部分１
３のＣＦコートの表面１０ａに印刷されたフォームＩＩがフォームＩに合わされ
，ユーザーによりフォームＩに記入された情報がフォームＩＩに複写される。
【００４５】 フォームＩＩが第２の部分１３の面１０ａに印刷されることが必要である場合
，フォームＩとフォームＩＩとの印刷は，複式印刷，即ちシート１０の両面１０
ａ，１０ｂに印刷を行うことを認識されたい。
，フォームＩとフォームＩＩとの印刷は，複式印刷，即ちシート１０の両面１０
ａ，１０ｂに印刷を行うことを認識されたい。
【００４６】 図４と図５は，２本の分離線２１，２２により第１，第２及び第３の部分２３
，２４，２５に分けられたシート２０を示す。図４に見られるシートの面２０ａ
には，第１の部分２３の全部又は一部にＣＦコーティングが，第２の部分２４の
全部又は一部にＣＢコーティングが施される。図５に見られるシート２０の面２
０ｂには，第３の部分２５の全部又は一部にＣＢコーティングが，第２の部分２
４の全部又は一部にＣＦコーティングが施され，前記部分２４は，ＣＦＢ部分と
なり，そのそれぞれの面にＣＢコーティングとＣＦコーティングとを有するもの
になる。
，２４，２５に分けられたシート２０を示す。図４に見られるシートの面２０ａ
には，第１の部分２３の全部又は一部にＣＦコーティングが，第２の部分２４の
全部又は一部にＣＢコーティングが施される。図５に見られるシート２０の面２
０ｂには，第３の部分２５の全部又は一部にＣＢコーティングが，第２の部分２
４の全部又は一部にＣＦコーティングが施され，前記部分２４は，ＣＦＢ部分と
なり，そのそれぞれの面にＣＢコーティングとＣＦコーティングとを有するもの
になる。
【００４７】 図６に示すような態様で，分離線２１，２２においてジグザグに前記シートを
折り曲げることで，スリーパートシート（三つの部分が一組みになったもの）２
８を作り，第１の部分２３のＣＦコート面２０ａを隣接する第２の部分２４のＣ
Ｂコート面２０ａに，第３の部分２５のＣＦコート面２０ｂを第２の部分のＣＦ
コート面２０ｂに当接させれば，第３の部分２５が前記セットの表表紙になり，
第２の部分２４が中間紙葉を形成し，第１の部分２３が前記セットの裏表紙にな
る。
折り曲げることで，スリーパートシート（三つの部分が一組みになったもの）２
８を作り，第１の部分２３のＣＦコート面２０ａを隣接する第２の部分２４のＣ
Ｂコート面２０ａに，第３の部分２５のＣＦコート面２０ｂを第２の部分のＣＦ
コート面２０ｂに当接させれば，第３の部分２５が前記セットの表表紙になり，
第２の部分２４が中間紙葉を形成し，第１の部分２３が前記セットの裏表紙にな
る。
【００４８】 このように折り曲げる前に，第３の部分２５のコートされていない面２０ａ及
び第１と第２の部分２３，２４のＣＦコート面２０ａ，２０ｂそれぞれは，前記
したような所要のイメージ又は複数のイメージが印刷されてりてもよい。
び第１と第２の部分２３，２４のＣＦコート面２０ａ，２０ｂそれぞれは，前記
したような所要のイメージ又は複数のイメージが印刷されてりてもよい。
【００４９】 対応する長い長さのシート基材を用い，これを付加した分離線により，さらに
いくつかの部分に分け，これら部分を同じようにジグザグの折り曲げることによ
り，４つ，５つ，さらにはもっと多くの部分を有するセットにすることが可能で
あることを認識されたい。
いくつかの部分に分け，これら部分を同じようにジグザグの折り曲げることによ
り，４つ，５つ，さらにはもっと多くの部分を有するセットにすることが可能で
あることを認識されたい。
【００５０】 ジグザグの折り曲げが好ましいが，他の折り方もできる。かくして，例えば，
必要に応じての前記コーティングの再配置により，図４と図５とに示すマテリア
ルのシート２０の第１の部分２３を線２１で折り曲げて，前記第２の部分２４と
第３の部分２５の間にそれを介在させることができる。同様に，４つ又はそれ以
上の部分のセットにおいて，２つの端となる部分を内側へ折り曲げたり，外側へ
折り曲げたりして，それぞれ隣り合う部分に重ねることもできる。
必要に応じての前記コーティングの再配置により，図４と図５とに示すマテリア
ルのシート２０の第１の部分２３を線２１で折り曲げて，前記第２の部分２４と
第３の部分２５の間にそれを介在させることができる。同様に，４つ又はそれ以
上の部分のセットにおいて，２つの端となる部分を内側へ折り曲げたり，外側へ
折り曲げたりして，それぞれ隣り合う部分に重ねることもできる。
【００５１】 図面の図７，８を参照すると，これらの図は，基材シート３０を示し，これに
は，互いに直交する２本の分離線３１，３２が設けてあって，実質的に等しいサ
イズの４つの部分３３，３４，３５，３６に前記シートが区分されている。
は，互いに直交する２本の分離線３１，３２が設けてあって，実質的に等しいサ
イズの４つの部分３３，３４，３５，３６に前記シートが区分されている。
【００５２】 図７に見られるシートの面３０ａには，第１の部分３３の全部又は一部にＣＦ
コーティングが，第２と第３の部分３４，３５の全部又は一部にＣＢコーティン
グが，第４の部分３６の全部又は一部にＣＢコーティングが施されている。図８
に見られるシート３０の面３０ｂには，第１の部分３３の全部又は一部にＣＢコ
ーティングが，第２の部分３４の全部又は一部にＣＦコーティングが施され，第
３と第４の部分３５，３６は，コーティングが施されていない。
コーティングが，第２と第３の部分３４，３５の全部又は一部にＣＢコーティン
グが，第４の部分３６の全部又は一部にＣＢコーティングが施されている。図８
に見られるシート３０の面３０ｂには，第１の部分３３の全部又は一部にＣＢコ
ーティングが，第２の部分３４の全部又は一部にＣＦコーティングが施され，第
３と第４の部分３５，３６は，コーティングが施されていない。
【００５３】 種々の部分の適当な複数の面にビジネスフォームのような所要のイメージが印
刷された後，シート３０を第３と第４の部分３５，３６を区分する分離線３１に
そって切断したり，又は，その他で切り離す。ついで，前記第３と第４の部分を
図９の矢印Ｂに示すように，分離線３２にそって折り曲げ，ＣＢ及びＣＦコート
面それぞれを第１と第２の部分３３，３４のＣＦ及びＣＢコート面それぞれに面
接触させる。さらに，第１と第４の部分３４，３６を分離線３１にそって背折り
し，第１の部分３３のＣＢコート面３０ｂを第２の部分３４のＣＦコート面３０
ｂに面接触させる。かくして，フォアーパートセット（４つのパートの一組みも
の）３８が形成され，この構造においては，第３の部分３５が表紙葉になり，第
１と第２の部分３３，３４が中間紙葉になり，第４の部分３６が前記セットの裏
紙葉になるものである。
刷された後，シート３０を第３と第４の部分３５，３６を区分する分離線３１に
そって切断したり，又は，その他で切り離す。ついで，前記第３と第４の部分を
図９の矢印Ｂに示すように，分離線３２にそって折り曲げ，ＣＢ及びＣＦコート
面それぞれを第１と第２の部分３３，３４のＣＦ及びＣＢコート面それぞれに面
接触させる。さらに，第１と第４の部分３４，３６を分離線３１にそって背折り
し，第１の部分３３のＣＢコート面３０ｂを第２の部分３４のＣＦコート面３０
ｂに面接触させる。かくして，フォアーパートセット（４つのパートの一組みも
の）３８が形成され，この構造においては，第３の部分３５が表紙葉になり，第
１と第２の部分３３，３４が中間紙葉になり，第４の部分３６が前記セットの裏
紙葉になるものである。
【００５４】 さもなければ，前記コーティングスを適宜再位置させることで，他の折り方も
可能である。
可能である。
【００５５】 このように，この発明は，これまでの場合のように個々のシートの丁合と接着
固定することなしに，マルチパートセット（複数パートの一組みもの）を作るこ
とができる。
固定することなしに，マルチパートセット（複数パートの一組みもの）を作るこ
とができる。
【００５６】 にも拘らず，例えば，図１０に示すように，”ハイブリッド”マルチパートセ
ットを作ることができ，該図は，前記ツーパートセットの部分１２，１３の間に
中間ＣＦＢ紙葉を挿入することで，図３に示すようなツーパートセットから形成
されるスリーパートセットを示す。中間紙葉４１は，部分１２，１３により形成
される表紙葉と裏紙葉に固着しない状態にしておくことができ，摩擦により所定
位置に保たれるようにしてもよいし，又は，中間紙葉４１の上縁に接着剤を施し
て，所定位置に保持されるようにしてもよく，そして，接着剤は，前記ツーパー
トセットの折り曲げられたシート１０により包まれるから，重ね積みされたとき
に，前記のようなスリーパートセットが互いに接着しないようになっている。当
然ではあるが，中間紙葉４１は，複数枚のものを前記セットの表紙葉と裏紙葉と
の間に入れることができ，実際には，２枚の折られたシートを”巣に納める”よ
うにして，フォアーパートセットを作ることができる。
ットを作ることができ，該図は，前記ツーパートセットの部分１２，１３の間に
中間ＣＦＢ紙葉を挿入することで，図３に示すようなツーパートセットから形成
されるスリーパートセットを示す。中間紙葉４１は，部分１２，１３により形成
される表紙葉と裏紙葉に固着しない状態にしておくことができ，摩擦により所定
位置に保たれるようにしてもよいし，又は，中間紙葉４１の上縁に接着剤を施し
て，所定位置に保持されるようにしてもよく，そして，接着剤は，前記ツーパー
トセットの折り曲げられたシート１０により包まれるから，重ね積みされたとき
に，前記のようなスリーパートセットが互いに接着しないようになっている。当
然ではあるが，中間紙葉４１は，複数枚のものを前記セットの表紙葉と裏紙葉と
の間に入れることができ，実際には，２枚の折られたシートを”巣に納める”よ
うにして，フォアーパートセットを作ることができる。
【００５７】 添付の図面に示されているように，この発明は，コンベンショナルのＣＦ及び
ＣＢコーティングの使用を参考して例示したが，別のタイプの”ノンカーボン”
複写システムも同様に，特に，反応性リセプターコーティングの形態を必要とし
ないシステムを使用することができ，これにより，各隣の対の面の一方の面のみ
に発色コーティングを付与すればよいことになる。
ＣＢコーティングの使用を参考して例示したが，別のタイプの”ノンカーボン”
複写システムも同様に，特に，反応性リセプターコーティングの形態を必要とし
ないシステムを使用することができ，これにより，各隣の対の面の一方の面のみ
に発色コーティングを付与すればよいことになる。
【００５８】 さらに，図示の実施例は，すべて，折り曲げ線としても役立つ物理的分離線を
形成する弱くされた線を有しているが，このような弱くされた線を基材からなく
し，その代わりに，指示線にそい該基材を折り曲げ，このような折り曲げで折り
目を作り，折り曲げによって分離線を作るようにしてもよい。
形成する弱くされた線を有しているが，このような弱くされた線を基材からなく
し，その代わりに，指示線にそい該基材を折り曲げ，このような折り曲げで折り
目を作り，折り曲げによって分離線を作るようにしてもよい。
【００５９】 前記の記述又はつぎの特許請求の範囲又は添付の図面に記載され，記載された作
用を行う手段の特定の形態又は条件に述べられた特徴又は記載された結果を達成
する方法又はプロセスは，種々の態様においての本発明実現のために，適宜，別
個に利用され，又は，前記のような特徴との組み合わせで利用される。
用を行う手段の特定の形態又は条件に述べられた特徴又は記載された結果を達成
する方法又はプロセスは，種々の態様においての本発明実現のために，適宜，別
個に利用され，又は，前記のような特徴との組み合わせで利用される。
【図１】この発明の第１の実施例による二つの部分のセット製造の間における
基材のシートの一方の面を示す。
基材のシートの一方の面を示す。
【図２】図１に示したシートの裏面を示す。
【図３】必要な二つの部分のセットを作るための折り曲げ途次における図１と
図２に示したシートマテリアルを示す。
図２に示したシートマテリアルを示す。
【図４】この発明の第２の実施例による三つの部分のセットの製造を図示する
図１と類似する説明図。
図１と類似する説明図。
【図５】この発明の第２の実施例による三つの部分のセットの製造を図示する
図２と類似する説明図。
図２と類似する説明図。
【図６】この発明の第２の実施例による三つの部分のセットの製造を図示する
図３と類似する説明図。
図３と類似する説明図。
【図７】この発明の第３の実施例による四つの部分のセットの製造を図示する
図１と類似する説明図。
図１と類似する説明図。
【図８】この発明の第３の実施例による四つの部分のセットの製造を図示する
図２と類似する説明図。
図２と類似する説明図。
【図９】この発明の第３の実施例による四つの部分のセットの製造を図示する
図３と類似する説明図。
図３と類似する説明図。
【図１０】この発明の別の実施例を示す。
１０ シート １０ａ シートの一方の面 １０ｂ シートの他方の面 １１，２１，２２ 分離線 １２，２３ 第１の部分 １３，２４ 第２の部分 １８ ツーパートセット（二つの部分が一組みになったもの） ２０ａ ＣＢコート面 ２０ｂ ＣＦコート面 ２５ 第３の部分 Ｉ，ＩＩ イメージ ２８ スリーパートシート（三つの部分が一組みになったもの） ３０ 基材シート ３０ａ，３０ｂ シートの面 ３１，３２ 分離線 ３３，３４，３５，３６ ４つの部分
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ド”セット（４０）が記載されている。
Claims (41)
- 【請求項１】 複数枚に重ねられた紙葉を備えてなる複写マテリアルの
マルチパートセットに使用されるシートマテリアルであって，前記シートは，少
なくとも二つの部分を備え，前記シートは，折り曲げられて，前記部分のそれぞ
れの部分が面接触関係にされて，前記紙葉を形成し；そして，前記シートの少な
くとも一方の面においては，前記各部分の一つが前記部分の少なくとも一部にわ
たって複写コーティングを担持して，ユーザーが記入のイメージを前記コーティ
ングが施されている部分から，この部分と面接触関係にある前記部分の別の部分
へ複写されるようになっているもの。 - 【請求項２】 前記複写コーティングは，発色剤コーティングを備え，
レセプターコーティングが前記複数の部分の他方の面に設けられていて，前記シ
ートを折り曲げて前記複数の紙葉を形成するとき，前記レセプターがコートされ
た面が前記発色剤コーティングと面接触する関係になる請求項１によるシート。 - 【請求項３】 前記複数の部分の少なくとも一方の部分少なくとも一方
の面が所定のプリントされたイメージを担持する請求項１によるシート。 - 【請求項４】 前記所定のイメージは，前記ユーザー記入の情報をユー
ザーにより付加されるビジネスフォームからなる請求項３によるシート。 - 【請求項５】 前記シートに少なくとも１本の分割線が形成され，これ
によって使用後の前記複数の部分の分離が容易になる請求項１によるシート。 - 【請求項６】 前記シートを第１と第２の部分に分ける１本の前記分割
線が形成されており，少なくとも前記第１の部分が前記複写コーティングを担持
して前記二つの部分の間で前記イメージを複写するようになっており，これによ
って，前記シートが前記分割線において，又は，これに近接して折り曲げられる
と，前記二つの部分が面接触関係になってツーパートの複写セットになる請求項
５によるシート。 - 【請求項７】 前記分割線が２本形成され，これらが互いに実質的に平
行で，互いに間隔をおいていて，前記シートを三つの前記部分に分ける請求項５
によるシート。 - 【請求項８】 前記分割線が３本形成され，これらが互いに実質的に平
行で，互いに間隔をおいていて，前記シートを四つの前記部分に分ける請求項５
によるシート。 - 【請求項９】 前記シートの一方の面において，互いに隣接する一対の
前記部分の少なくとも一方が前記複写コーティングを担持して，前記一対の部分
の間で前記イメージを複写するようになっており，前記シートの他方の面におい
て，互いに隣接する一対の前記部分の少なくとも一方が前記複写コーティングを
担持して，前記一対の他の部分の間で前記イメージを複写するようになっており
，前記複数対の各々の一方の部分が前記複数対の両者に共通であって，これによ
り，前記シートが前記分割線において，又は，これに近接して折り曲げられると
，前記三つの部分が面接触関係になってスリーパートの複写セットになる請求項
７又は請求項８によるシート。 - 【請求項１０】 前記２本の分割線が互いに実質的に平行に延びて前記
シートを四つの前記部分に分け，一方の面において前記三つの部分が前記複写コ
ーティングを担持して，前記面接触関係にある前記部分の間で前記イメージを複
写するようになっていて，これにより，前記シートが前記分割線において，又は
，これに近接して部分的に切断され，そして，折り曲げられると，前記二つの部
分が前記面接触関係になって，フォアーパート複写セットになる請求項５による
シート。 - 【請求項１１】 複数枚に重ねられた紙葉を備えてなる複写マテリアル
のマルチパートセットであって，前記複数枚の紙葉は，１枚のシートマテリアル
から形成され，前記１枚のシートは，少なくとも１本の線にそって折り曲げられ
，これによって，前記１枚のシートは，前記紙葉の枚数に枚数が一致する複数の
それぞれの部分に分けられ，そして，前記それぞれの部分は，面接触の関係にさ
れて，前記重ねられた紙葉を形成し；そして，前記シートの少なくとも一方の面
においては，前記それぞれの部分の少なくとも一つが前記部分の少なくとも一部
にわたって複写コーティングを担持して，ユーザーが記入のイメージを前記コー
ティングが施されている部分から，この部分と面接触関係にある前記部分の別の
部分へ複写されるようになっているもの。 - 【請求項１２】 前記複写コーティングは，発色剤コーティングを備え
，レセプターコーティングが前記発色剤コーティングと面接触する関係になる前
記複数の部分の他方の面に設けられている請求項１２によるマルチパートセット
。 - 【請求項１３】 前記シートの前記複数の部分の少なくとも一方の部分
の少なくとも一方の面が所定のプリントされたイメージを担持する請求項１１に
よるマルチパートセット。 - 【請求項１４】 前記所定のイメージは，前記ユーザー記入の情報をユ
ーザーにより付加されるビジネスフォームからなる請求項１３によるマルチパー
トセット。 - 【請求項１５】 前記シートに少なくとも１本の分割線が形成され，こ
れによって使用後の前記複数の部分の分離が容易になる請求項１１によるマルチ
パートセット。 - 【請求項１６】 前記２枚の紙葉からなり，前記シートに前記シートを
前記部分の第１の部分と第２の部分とに分ける１本の前記分割線が形成され，そ
して，少なくとも前記第１の部分が前記複写コーティングを担持して前記二つの
部分の間で前記イメージを複写するようになっており；前記シートは，前記分割
線において，又は，これに近接して折り曲げられて，前記二つの部分が面接触関
係にされて前記２枚に重ねられた紙葉を形成する請求項１５によるマルチパート
セット。 - 【請求項１７】 ３枚の前記紙葉を備え，前記シートに前記分割線が２
本形成され，これらが互いに実質的に平行で，互いに間隔をおいていて，前記シ
ートを三つの前記部分に分ける請求項１５によるマルチパートセット。 - 【請求項１８】 少なくとも４枚の前記紙葉を備え，前記シートに前記
分割線が少なくとも３本形成され，これらが互いに実質的に平行で，互いに間隔
をおいていて，前記シートを少なくとも四つの前記部分に分ける請求項１５によ
るマルチパートセット。 - 【請求項１９】 前記シートの一方の面において，互いに隣接する一対
の前記部分の少なくとも一方が前記複写コーティングを担持して，前記一対の部
分の間で前記イメージを複写するようになっており，前記シートの他方の面にお
いて，互いに隣接する一対の前記部分の少なくとも一方が前記複写コーティング
を担持して，前記一対の他の部分の間で前記イメージを複写するようになってお
り，前記複数対の各々の一方の部分が前記複数対の両者に共通であって；そして
前記シートが前記分割線において，又は，これに近接して折り曲げられると，面
接触関係になる前記３枚の重ねられた紙葉を形成する請求項１７又は請求項１８
によるマルチパートセット。 - 【請求項２０】 ４枚の前記紙葉を備え，前記シートに前記分割線が２
本形成され，これらが互いに実質的に平行で，互いに間隔をおいていて，前記シ
ートを四つの前記部分に分け；そして，一方の面において前記部分の三つの部分
が前記複写コーティングを担持して面接触関係にある前記部分の間で前記イメー
ジを複写するようになっており；前記シートは，所望に応じて前記分割線におい
て切断され，そして，折り曲げられて，前記面接触関係にある前記４枚の重ねら
れた紙葉を形成する請求項１５によるマルチパートセット。 - 【請求項２１】 １枚の基材シートを少なくとも１本の線にそって折り
曲げることにより複数枚に重ねられた紙葉を備えてなる複写マテリアルのマルチ
パートセットを製造する方法であり，前記の折り曲げにより，前記１枚のシート
を前記紙葉の枚数と枚数が一致する複数のそれぞれの部分に分け，そして，その
ような態様で，前記それぞれの部分は，面接触の関係にされて，前記重ねられた
紙葉を形成し；そして，前記折り曲げに先立ち，前記シートの少なくとも一方の
面における前記それぞれの部分の少なくとも一つの部分に対し，前記部分の少な
くとも一部にわたって複写コーティングを付与して，前記別々の部分が面接触関
係に配置されたとき，前記部分の別々の部分の間でユーザー記入のイメージが複
写されるようになっている前記マルチパートセットを製造する方法。 - 【請求項２２】 前記少なくとも一つの部分の一方の面の少なくとも一
部に施される前記複写コーティングは，発色剤コーティングを備えている請求項
２１による製造方法。 - 【請求項２３】 前記レセプターコーティングが前記少なくとも一つの
部分の一方の面の少なくとも一部に施される請求項２２による製造方法。 - 【請求項２４】 前記シートに少なくとも１本の分割線が形成され，こ
れによって使用後の前記複数の部分の分離が容易になる工程をさらに含む請求項
２１による製造方法。 - 【請求項２５】 前記シートの前記複数の部分の間の少なくとも１本の
分割線が前記部分を部分的に切り離すことによって形成されている請求項２４に
よる製造方法。 - 【請求項２６】 前記シートを折り曲げる前に，前記シートの前記複数
の部分の少なくとも一方の部分の少なくとも一方の面に所定のイメージを付与す
る請求項２１から請求項２５による方法。 - 【請求項２７】 前記所定のイメージは，前記ユーザー記入の情報をユ
ーザーにより付加されるビジネスフォームからなる請求項２６による方法。 - 【請求項２８】 ２枚が重なった紙葉を備えるマルチパートセットを作
る請求項２１から請求項２５のいずれかによる方法で，この方法においては，基
材の前記シートの折り曲げは，前記シートを前記第１と第２の部分に分けるため
に１本の線にそって行われ，前記の折り曲げに先立ち，前記二つの部分の間で前
記イメージを複写するために前記複写コーティングの付与の工程を前記第１の部
分に行う請求項２１から請求項２５による方法。 - 【請求項２９】 前記シートを折り曲げる前に，前記発色剤コーティン
グを有する前記第１の部分の裏の面に所定のイメージを付与することを含む請求
項２８による方法。 - 【請求項３０】 前記発色剤コーティングに接触するようになる前記第
２の部分の面に所定のイメージを付与することを含む請求項２９による方法。 - 【請求項３１】 ３枚の重なった紙葉を備えるマルチパートセットを作
る請求項２１から請求項２５のいずれかによる方法で，この方法においては，基
材の前記シートの折り曲げは，前記シートを三つの部分に分けるために２本の平
行な線にそって行われ，前記の折り曲げに先立ち，前記一対の部分の間で前記イ
メージを複写するために，前記シートの一方の面における互いに隣り合う前記一
対の部分の少なくとも一方に対し前記複写コーティングが付与され，そして，前
記別の対の部分の間で前記イメージを複写するために，前記シートの他方の面に
おける互いに隣り合う前記別の一対の部分の少なくとも一方に対し前記複写コー
ティングが付与され，前記対と対の各々の一つの部分は，これら対の両者に共通
するものである請求項２１から請求項２７による方法。 - 【請求項３２】 両方の対に共通な前記三つの部分の前記一つは，その
一方の面に発色剤コーティングを有し，他方の面にレセプターコーティングを有
し，ついで，前記シートは，ジグザグ状態で折られる請求項３１による方法。 - 【請求項３３】 前記シートを少なくとも四つの部分に分けるために基
材の前記シートを少なくとも３本の平行な線にそって折り曲げることにより，そ
して，前記の折り曲げに先立ち，前記一対の部分の各々における前記部分の間で
前記イメージを複写するために，前記シートの一方の面における互いに隣り合う
前記一対の部分の少なくとも一方に対し前記複写コーティングが付与され，前記
対と対の各々の一つの部分は，これら対の両者に共通するものになっていること
により，少なくとも４枚の重なった紙葉を備えるマルチパートセットを作る請求
項２１から請求項２５のいずれかによる方法。 - 【請求項３４】 前記発色剤コーティングが前記シートの裏面における
該裏面の交互の部分に施され，ついで，前記シートをジグザグ状に折る請求項２
２に従属する請求項３３による方法。 - 【請求項３５】 ４枚の重ねられた紙葉を備えるマルチパートセットを
作る請求項２１から請求項２７のいずれか一つによる方法であって，この方法に
おいては，前記基材のシートの折り曲げは，互いに実質的に平行な２本の線にそ
って行われて，前記シートを四つの部分に分け，そして，前記シートを前記線の
一方の線の一部にそって追加的に切断し；そして，前記折り曲げと切断に先立ち
，前記部分の折り曲げで前記面接触関係になるとき，前記部分の間でイメージが
写るように前記部分のそれぞれの面に前記複写コーティングが施される請求項２
１から請求項２７のいずれか一つによる方法。 - 【請求項３６】 前記複写コーティングは，発色剤コーティングを備え
，これは，前記シートの一方の面における前記部分の対角線状に対向する対の部
分と，前記シートの他方の面における前記部分の別の部分とに施される請求項２
２に従属する請求項３５による方法。 - 【請求項３７】 前記シートが折り曲げられるとき，他方の部分の発色
剤がコートされた複数の面に接触する前記部分のそれらの複数の面にレセプター
コーティングが施される請求項３６による方法。 - 【請求項３８】 請求項２８から請求項３０のいずれか一つに請求され
た方法と前記セットの２枚の紙葉の間に，前記イメージを転複写するためにコー
トされた少なくとも１枚の別の紙葉を挿入することによりツーパートセットを作
ることからなる複写マテリアルのマルチパートセットを作る方法。 - 【請求項３９】 請求項１によるもので，添付の図面の図１及び図２又
は図４及び図５又は図７及び図８を参照して実質的に前記されたものであるシー
トマテリアル。 - 【請求項４０】 請求項１１によるもので，添付の図面の図３，図５，
図９及び図１０のいずれか一つを参照して実質的に前記されたものである複写マ
テリアルのマルチパートセット。 - 【請求項４１】 請求項２１によるもので，実質的に前記されたもので
ある複写マテリアルのマルチパートセットの製造方法。
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