JP2002018980A - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤの製造方法

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JP2002018980A JP2000208491A JP2000208491A JP2002018980A JP 2002018980 A JP2002018980 A JP 2002018980A JP 2000208491 A JP2000208491 A JP 2000208491A JP 2000208491 A JP2000208491 A JP 2000208491A JP 2002018980 A JP2002018980 A JP 2002018980A
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Ryoji Hanada
亮治 花田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加硫成形時におけるカーカス層の補強コード
の局部的な曲がりを抑制することを可能にした空気入り
タイヤの製造方法を提供する。 【解決手段】 ベルト成形ドラム1の外周側に複数のベ
ルト層2,3,4,5を順次筒状に巻き付けた後、最外
周側のベルト層5の外周側にトレッドゴム6を密着する
ように筒状に巻き付けてベルト・トレッド組立体Xを成
形し、これを用いてグリーンタイヤを成形した際に、ベ
ルト・トレッド組立体Xのトレッドゴム6の外周面6a
のタイヤ子午線断面形状が、加硫時にトレッドゴム6が
当接する円弧状の金型内面の曲率半径の50〜300%
の曲率半径を有するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気入りタイヤの
製造方法タイヤに関し、更に詳しくは、加硫成形時にカ
ーカス層の補強コードが曲がるのを抑制するようにした
空気入りタイヤの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気入りタイヤの製造は、バン
ド成形ドラムにインナーライナー層とカーカス層とを順
次筒状に巻き付けた後、カーカス層の両端側にビードコ
アをセットし、カーカス層の両端部をビードコアの周り
に折り返し、左右のサイドウォールゴムを筒状に巻き付
けてバンド組立体を成形する一方、ベルト成形ドラムに
ベルト層を順次筒状に巻き付けて複数のベルト層を成形
した後、トレッドゴムを環状に巻き付けてベルト・トレ
ッド組立体を成形する。
【0003】次いで、バンド組立体をシェープアップド
ラムに移載した後、ベルト・トレッド組立体をバンド組
立体の外周側に移送する。そして、バンド組立体をトロ
イダル状にインフレートし、ベルト・トレッド組立体の
内周側に圧着してグリーンタイヤを成形するようにして
いる。
【0004】このようにして成形されたグリーンタイヤ
は、加硫工程において、高内圧により金型内面に圧着さ
れて加硫成形される。トレッド部分のベルト・トレッド
組立体は、ドラム軸に平行なベルト成形ドラムの外周面
に巻き付けられて成形されるため、幅方向が平面状にな
っている。そのため、高内圧により凹状の金型内面に圧
着される際に、その中央側ほど最も拡径するような拡張
変形を起こす。その際に、カーカス層の補強コードがそ
れに接するベルト層の補強コードに引きずられて、波打
つような曲がりを生じるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、加硫
成形時におけるカーカス層の補強コードの局部的な曲が
りを抑制することを可能にした空気入りタイヤの製造方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、バンド成形ドラムで補強コードをドラム幅方向に
配列したカーカス層の両端部をビードコアの周りに折り
返してバンド組立体を成形する一方、ベルト成形ドラム
の外周側に補強コードをドラム周方向に対し傾斜配列し
た複数のベルト層を順次筒状に巻き付けた後、最外周側
のベルト層の外周側にトレッドゴムを密着するように筒
状に巻き付けてベルト・トレッド組立体を成形し、前記
バンド組立体をトロイダル状にインフレートして前記ベ
ルト・トレッド組立体の内周側に圧着してグリーンタイ
ヤを成形するようにした空気入りタイヤの製造方法にお
いて、前記ベルト・トレッド組立体のトレッドゴム外周
面のタイヤ子午線断面形状を、前記トレッドゴムが加硫
時に当接する円弧状の金型内面の曲率半径の50〜30
0%の曲率半径を有するようにして前記グリーンタイヤ
を成形することを特徴とする。
【0007】このようにベルト・トレッド組立体のトレ
ッドゴム外周面を上記の範囲で金型内面に近似させた凸
形状にしてグリーンタイヤを成形することにより、加硫
時に高い内圧によりグリーンタイヤが金型内面に圧着さ
れた際に、ベルト・トレッド組立体からなるトレッド部
の拡張変形を従来よりも均一にすることができるので、
カーカス層の補強コードの局部的な曲がりを抑制するこ
とができる。
【0008】グリーンタイヤにおいてベルト・トレッド
組立体のトレッドゴム外周面を上記形状に成形するにあ
たって、ドラム幅方向に曲率を有する凸形状の外周面を
備えたベルト成形ドラムを使用し、該ベルト成形ドラム
の外周側に各ベルト層を筒状に巻き付ける毎にベルト成
形ドラムの外周面形状に合わせて型付けして複数のベル
ト層を順次成形し、次いでトレッドゴムを最外周側のベ
ルト層の外周側に筒状に巻き付けた後、該トレッドゴム
をベルト成形ドラムの外周面形状に合わせて型付けして
ベルト・トレッド組立体を成形することが好ましい。
【0009】また、ベルト成形ドラムの外周面形状と金
型内面の曲率半径とを考慮し、ベルト・トレッド組立体
のトレッドゴム外周面が上記形状になるようにトレッド
ゴムの厚さをトレッド幅方向に調整することも可能であ
る。
【0010】本発明では、複数のベルト層を型付けした
後、最外周側のベルト層の外周面上に有機繊維コードを
埋設したゴムストリップ材を螺旋状に巻回してベルトカ
バー層を成形することができる。この場合、トレッドゴ
ムをベルトカバー層の外周側に巻き付けた後、該トレッ
ドゴムをベルト成形ドラムの外周面形状に合わせて型付
けすれば良い。
【0011】また、ベルト層及びトレッドゴムを型付け
する際に、該ベルト層及びトレッドゴムを外周側から押
圧するようにしても良く、或いはベルト成形ドラムを拡
径するようにしても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照して具体的に説明する。
【0013】図1〜図10は、本発明の空気入りタイヤ
の製造方法の主要部であるベルト・トレッド組立体の成
形工程の一例を示し、1は回転可能なベルト成形ドラ
ム、2,3,4,5は未加硫のゴム層内にスチールコー
ドなどの補強コードをドラム周方向に対して傾斜配列し
たベルト層、6は未加硫のトレッドゴムである。
【0014】ベルト成形ドラム1は矢印aで示すドラム
径方向に拡縮自在になっている。ベルト成形ドラム1の
外周面1Aは、ドラム幅方向に曲率を有する凸形状に形
成されている。より具体的には、外周面1Aのドラム幅
方向の曲率半径Rは、加硫時にトレッドゴム6が当接す
る円弧状の金型内面の曲率半径の50〜300%の範囲
に設定されている。
【0015】本発明では、ベルト層2,3,4,5とト
レッドゴム6からなるベルト・トレッド組立体を成形す
る際に、複数のベルト層2,3,4,5は、内周側のベ
ルト層から1層毎に筒状に巻き付ける毎にベルト成形ド
ラム1の外周面1Aの形状に合わせて型付けされる。
【0016】即ち、図1に示すように、ベルト成形ドラ
ム1を回転させながらその外周側に1層目のベルト層2
を筒状に巻き付ける。続いて、ベルト成形ドラム1を再
度回転させながら、ステッチャー7でベルト層2を外周
側から押圧し、ベルト層2の内周面2aをベルト成形ド
ラム1の凸状の外周面1Aに密着させることにより、ベ
ルト層2をベルト成形ドラム1の外周面1Aの形状に合
わせて型付けする(図2)。
【0017】次いで、図3に示すように、ベルト成形ド
ラム1を回転させながら、2層目のベルト層3を1層目
のベルト層2の外周側に筒状に巻き付ける。続いて、1
層目と同様に、ステッチャー7でベルト層3を外周側か
ら押圧し、ベルト層3の内周面3aを1層目のベルト層
2の外周面2bに密着させることにより、ベルト層3を
ベルト成形ドラム1の外周面1Aの形状に合わせて型付
けする(図4)。
【0018】次いで、図5に示すように、ベルト成形ド
ラム1を回転させながら、3層目のベルト層4を2層目
のベルト層3の外周側に筒状に巻き付ける。1,2層目
と同様に、ステッチャー7でベルト層4を外周側から押
圧し、ベルト層4の内周面4aを2層目のベルト層3の
外周面3bに密着させることにより、ベルト層4をベル
ト成形ドラム1の外周面1Aの形状に合わせて型付けす
る(図6)。
【0019】そして、図7に示すように、ベルト成形ド
ラム1を回転させながら、4層目のベルト層5を3層目
のベルト層4の外周側に筒状に巻き付ける。1,2,3
層目と同様に、ステッチャー7でベルト層5を外周側か
ら押圧し、ベルト層5の内周面5aを3層目のベルト層
4の外周面4bに密着させることにより、ベルト層5を
ベルト成形ドラム1の外周面1Aの形状に合わせて型付
けする(図8)。
【0020】ベルト層成形後、図9に示すように、ベル
ト成形ドラム1を回転させながら、トレッドゴム6を最
外周側のベルト層5の外周側に筒状に巻き付ける。この
トレッドゴム6は、左右の端部6xを除いて、ベルト層
を覆う主要領域6yの厚さが略一定になっている。次い
で、図10に示すように、ベルト成形ドラム1を回転さ
せながら、ステッチャー7でトレッドゴム6を外周側か
ら押圧し、トレッドゴム6の内周面6aをベルト層5の
外周面5bに密着させることにより、トレッドゴム6を
ベルト成形ドラム1の外周面1Aの形状に合わせて型付
けする。その結果、少なくとも主要領域6yの外周面6
bのドラム径方向断面形状(タイヤ子午線断面形状)
が、加硫時にトレッドゴム6が当接する円弧状の金型内
面の曲率半径の50〜300%の曲率半径を有するベル
ト・トレッド組立体Xを得る。
【0021】そして、このベルト・トレッド組立体Xを
用いてグリーンタイヤを成形するが、それは従来の方法
で行えば良い。例えは、バンド組立体は、従来技術に記
載したように、バンド成形ドラムにインナーライナー層
と補強コードをドラム幅方向に配列したカーカス層とを
順次筒状に巻き付けた後、カーカス層の両端側にビード
コアをセットし、カーカス層の両端部をビードコアの周
りに折り返した後、左右のサイドウォールゴムを筒状に
巻き付けてバンド組立体を成形する。バンド組立体をシ
ェープアップドラムに移載した後、ベルト・トレッド組
立体Xをバンド組立体の外周側に移送する。そして、バ
ンド組立体をトロイダル状にインフレートし、ベルト・
トレッド組立体Xの内周側に圧着してグリーンタイヤを
成形することができる。
【0022】このように成形されたグリーンタイヤを金
型内で加硫することにより空気入りタイヤを得ることが
できるが、グリーンタイヤを金型内にセットし、高い内
圧により金型内面に圧着した際に、ベルト・トレッド組
立体Xのトレッドゴム6の外周面6bをその金型内面に
沿った形状に近似させているので、拡張変形をベルト層
全域で略均一にすることが可能になる。その結果、加硫
成形時にベルト・トレッド組立体Xの内周側に配置され
たカーカス層の補強コードがベルト層2の補強コードに
よって局部的に大きく引きずられることがない。従っ
て、カーカス層の補強コードが局部的に波打つような曲
がりの発生を抑制することができる。
【0023】上記実施形態ではベルト成形ドラム1の外
周面1Aのドラム幅方向の曲率半径Rを金型内面の曲率
半径の50〜300%の範囲に設定することで、トレッ
ドゴム6の外周面6bの曲率半径が金型内面の曲率半径
の50〜300%になるように成形したが、ベルト成形
ドラム1の外周面形状と金型内面の曲率半径に応じてト
レッドゴム6の厚さをトレッド幅方向に調整すること
で、ベルト・トレッド組立体Xにおけるトレッドゴム6
の外周面6bの曲率半径を適宜設定するようにしても良
い。
【0024】例えば、ベルト成形ドラム1の外周面1A
のドラム幅方向の曲率半径Rを金型内面の曲率半径の3
00%より大きく設定しながら、トレッドゴム6の外周
面6bを金型内面の曲率半径の50〜300%の曲率半
径を有するように成形する場合、図11に示すように、
トレッドゴム6の肉厚を幅方向両端側ほど薄く形成すれ
ば良い。なお、ベルト成形ドラム1の外周面1Aをドラ
ム軸方向に対して平行にした場合であっても、トレッド
ゴム6の肉厚を幅方向両端側ほど薄く形成すれば、ベル
ト・トレッド組立体Xにおけるトレッドゴム6の外周面
6bを金型内面の曲率半径の50〜300%の曲率半径
を有するように成形することが可能である。但し、この
場合はベルトエッジ付近のトレッドゴム厚さが不足する
ため耐摩耗性や耐久性に劣る。
【0025】また、ベルト成形ドラム1の外周面1Aの
ドラム幅方向の曲率半径Rを金型内面の曲率半径の50
%より小さく設定しながら、トレッドゴム6の外周面6
bを金型内面の曲率半径の50〜300%の曲率半径を
有するように成形する場合、図12に示すように、トレ
ッドゴム6の主要領域6yの肉厚を幅方向両端側ほど厚
く形成すれば良い。
【0026】本発明において、上記実施形態では、ベル
トカバー層を設けなかったが、最外周側のベルト層5の
外周面5b上に有機繊維コードを埋設したゴムストリッ
プ材を螺旋状に巻回してベルトカバー層を成形し、その
ベルトカバー層の外周側にトレッドゴム6を筒状に巻き
付けた後、その内周面6aをベルトカバー層の外周側に
密着させて、ベルト・トレッド組立体Xを成形するよう
にしても良い。
【0027】また、上記実施形態では、ベルト層2,
3,4,5及びトレッドゴム6を外周側から押圧して型
付けするようにしたが、ベルト成形ドラム1を各型付け
工程において0.25〜1.0%の範囲で拡径させるこ
とにより、ベルト層2,3,4,5やトレッドゴム6を
それぞれ型付けするようにしても良い。この場合、ベル
ト成形ドラム1はドラム径方向に多段階に拡縮自在に構
成すれば良い。
【0028】本発明は、特にトラックやバスなどの重荷
重車両に用いられる重荷重用空気入りタイヤの製造方法
に用いることが好ましく、この種のタイヤにおけるカー
カスコードウェーブの発生を効果的に抑制することがで
きる。
【0029】また、本発明はベルト構造が対称積層でな
い空気入りラジアルタイヤに適用することが好ましい。
これは、力学的に対称積層されたベルト構造ではカーカ
スコードウェーブが殆ど発生しないからである。複数の
ベルト層を補強コードが層間で互いに交差するように順
次積層したベルト構造は非対称積層に含まれるものであ
る。
【0030】
【発明の効果】上述したように本発明は、ベルト・トレ
ッド組立体のトレッドゴムの外周面のタイヤ子午線断面
形状を、トレッドゴムが加硫時に当接する円弧状の金型
内面の曲率半径の50〜300%の曲率半径を有するよ
うにしてグリーンタイヤを成形するようにしたので、加
硫成形時におけるトレッド部分の拡張変形をベルト幅全
域で均一化し、カーカス層の補強コードの局部的な曲が
りを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの製造方法におけるベ
ルト・トレッド組立体の成形工程において、ベルト成形
ドラムに1層目のベルト層を巻き付ける工程を示す半断
面図である。
【図2】本発明の空気入りタイヤの製造方法におけるベ
ルト・トレッド組立体の成形工程において、1層目のベ
ルト層をベルト成形ドラムの外周面形状に合わせて型付
けする工程を示す半断面図である。
【図3】本発明の空気入りタイヤの製造方法におけるベ
ルト・トレッド組立体の成形工程において、2層目のベ
ルト層を1層目のベルト層の外周側に巻き付ける工程を
示す半断面図である。
【図4】本発明の空気入りタイヤの製造方法におけるベ
ルト・トレッド組立体の成形工程において、2層目のベ
ルト層をベルト成形ドラムの外周面形状に合わせて型付
けする工程を示す半断面図である。
【図5】本発明の空気入りタイヤの製造方法におけるベ
ルト・トレッド組立体の成形工程において、3層目のベ
ルト層を2層目のベルト層の外周側に巻き付ける工程を
示す半断面図である。
【図6】本発明の空気入りタイヤの製造方法におけるベ
ルト・トレッド組立体の成形工程において、3層目のベ
ルト層をベルト成形ドラムの外周面形状に合わせて型付
けする工程を示す半断面図である。
【図7】本発明の空気入りタイヤの製造方法におけるベ
ルト・トレッド組立体の成形工程において、4層目のベ
ルト層を3層目のベルト層の外周側に巻き付ける工程を
示す半断面図である。
【図8】本発明の空気入りタイヤの製造方法におけるベ
ルト・トレッド組立体の成形工程において、4層目のベ
ルト層をベルト成形ドラムの外周面形状に合わせて型付
けする工程を示す半断面図である。
【図9】本発明の空気入りタイヤの製造方法におけるベ
ルト・トレッド組立体の成形工程において、トレッドゴ
ムを4層目のベルト層の外周側に巻き付ける工程を示す
半断面図である。
【図10】本発明の空気入りタイヤの製造方法における
ベルト・トレッド組立体の成形工程において、トレッド
ゴムをベルト成形ドラムの外周面形状に合わせて型付け
する工程を示す半断面図である。
【図11】本発明の他の空気入りタイヤの製造方法にお
いて使用されるトレッドゴムの断面図である。
【図12】本発明の更に他の空気入りタイヤの製造方法
において使用されるトレッドゴムの断面図である。
【符号の説明】
1 ベルト成形ドラム 1A 外周面 2,3,4,5 ベルト層 2a,3a,4a,5a 内周面 2b,3b,4b,5b 外周面 6 トレッドゴム 6a 内周面 6b 外周面 6x 端部 6y 主要領域 X ベルト・トレッド組立体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド成形ドラムで補強コードをドラム
    幅方向に配列したカーカス層の両端部をビードコアの周
    りに折り返してバンド組立体を成形する一方、ベルト成
    形ドラムの外周側に補強コードをドラム周方向に対し傾
    斜配列した複数のベルト層を順次筒状に巻き付けた後、
    最外周側のベルト層の外周側にトレッドゴムを密着する
    ように筒状に巻き付けてベルト・トレッド組立体を成形
    し、前記バンド組立体をトロイダル状にインフレートし
    て前記ベルト・トレッド組立体の内周側に圧着してグリ
    ーンタイヤを成形するようにした空気入りタイヤの製造
    方法において、前記ベルト・トレッド組立体のトレッド
    ゴム外周面のタイヤ子午線断面形状を、前記トレッドゴ
    ムが加硫時に当接する円弧状の金型内面の曲率半径の5
    0〜300%の曲率半径を有するようにして前記グリー
    ンタイヤを成形する空気入りタイヤの製造方法。
  2. 【請求項2】 ドラム幅方向に曲率を有する凸形状の外
    周面を備えたベルト成形ドラムを使用し、該ベルト成形
    ドラムの外周側に各ベルト層を筒状に巻き付ける毎に前
    記ベルト成形ドラムの外周面形状に合わせて型付けして
    前記複数のベルト層を順次成形し、次いでトレッドゴム
    を最外周側のベルト層の外周側に筒状に巻き付けた後、
    該トレッドゴムを前記ベルト成形ドラムの外周面形状に
    合わせて型付けして前記ベルト・トレッド組立体を成形
    する請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ベルト成形ドラムの外周面形状と前
    記金型内面の曲率半径に応じて前記トレッドゴムの厚さ
    をトレッド幅方向に調整するようにした請求項2に記載
    の空気入りタイヤの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記最外周側のベルト層の外周面上に有
    機繊維コードを埋設したゴムストリップ材を螺旋状に巻
    回してベルトカバー層を成形し、次いでトレッドゴムを
    前記ベルトカバー層の外周側に筒状に巻き付けた後、該
    トレッドゴムを前記ベルト成形ドラムの外周面形状に合
    わせて型付けする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の空気入りタイヤの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ベルト層及びトレッドゴムを型付け
    する際に、該ベルト層及びトレッドゴムを外周側から押
    圧する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の空気入
    りタイヤの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ベルト層及びトレッドゴムを型付け
    する際に、前記ベルト成形ドラムを拡径する請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005081728A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ成形方法及びこれに用いる成形ドラム
JP2013018138A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Bridgestone Corp 空気入りタイヤの製造方法
CN109278477A (zh) * 2018-08-02 2019-01-29 中策橡胶集团有限公司 重载充气轮胎带束层结构以及该带束层贴合鼓形状的确定方法

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