JP2002018714A - 研削盤の安全装置 - Google Patents

研削盤の安全装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】研削砥石の回転が停止している時のみ開閉扉を
開放することができる研削盤の安全装置を得る。 【解決手段】開閉扉16を有するケース12内で研削砥
石10が回転駆動される研削盤1の安全装置は、開閉扉
16を施錠する施錠手段20及び研削砥石10の回転を
検出する回転検出手段26、28を備え、研削砥石回転
停止状態検出時においてのみ施錠手段20の解錠操作を
有効とする。これにより、研削砥石10が回転状態であ
るときの解錠操作を無効として開閉扉16の開放を防止
し、研削砥石10が停止状態であるときのみ解錠操作を
有効として開閉扉16の開放を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削盤の安全装置
に関し、特に開閉扉を有するケース内で研削砥石が回転
駆動される研削盤の安全装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、ケース内で研削砥石が回転駆動
されワークを研削する研削盤がある。研削盤は、電源供
給によって研削砥石を回転駆動し、電源供給停止により
回転停止させるモータを備えている。また、ケースに
は、メンテナンス作業用或いはワーク供給用等の開口部
が開口形成され、その開口部を開閉する開閉扉が設けら
れている。開閉扉は、研削中は開口部を閉塞し、メンテ
ナンス作業やワークの入れ替え等を行う場合に開放され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、研削砥
石は、所定の重量を有し高速回転駆動されるため、回転
停止操作によりモータへの電源供給が停止された後も慣
性力によりしばらくの間惰性回転を継続する。従って、
回転停止操作後、研削砥石の惰性回転時に作業員が誤っ
て開閉扉を開放することが懸念される。
【0004】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、研削砥石が回転停止している時のみ開閉扉を開
放することができる研削盤の安全装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載の発明による研削盤の安全装置は、開閉扉を
有するケース内で研削砥石が回転駆動される研削盤の安
全装置において、開閉扉を施錠する施錠手段及び研削砥
石の回転を検出する回転検出手段を備え、研削砥石回転
停止状態検出時においてのみ施錠手段の解錠操作を有効
とすることを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、研削砥石が回転
停止状態であるときのみ施錠手段の解錠操作が有効とさ
れることから、回転状態であるときは施錠手段の解錠操
作を行っても解錠されず、開閉扉の開放が防止される。
従って、作業員は、研削砥石が回転停止状態であるとき
のみ開閉扉を開放することができ、開口部からのメンテ
ナンス作業やワーク交換などを行うことができる。従っ
て、簡易な構成によって容易に作業員の安全を確保する
ことができる。
【0007】請求項2に記載の発明による研削盤の安全
装置は、開閉扉を有するケース内で研削砥石が回転駆動
される研削盤の安全装置において、研削砥石の回転に同
期して異なる信号を繰り返し出力する回転検出手段と、
開閉扉を施錠する施錠手段と、研削盤停止操作から予め
設定された第1設定時間経過後に回転検出手段からの同
一信号状態が予め設定された第2設定時間継続した際に
施錠手段の解錠操作を有効とする施錠制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明によれば、研削盤停止操作
から予め設定された第1設定時間経過後に回転検出手段
からの同一信号状態が予め設定された第2設定時間継続
した際に施錠手段の解錠操作が有効とされることから、
研削砥石の回転が確実に停止した後においてのみ開閉扉
を開放することができ、開口部からメンテナンス作業や
ワーク交換などを行う作業者の安全をより確実に確保す
ることができる。尚、第1設定時間とは、回転停止操作
から研削砥石の回転が停止したとみなし得る時間であ
り、予めシミュレーションや実験等により決定される。
【0009】請求項3に記載の発明による研削盤の安全
装置は、回転検出手段が、研削砥石の回転に同期してO
N・OFFを繰り返し出力し、施錠制御手段が、研削盤
の停止操作から予め設定された第1設定時間経過後に回
転検出手段からのON及びOFFのいずれか一方の状態
が予め設定された第2設定時間継続した際に解錠操作を
有効とすることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明を具体
的に示したものであり、研削盤停止操作から第1設定時
間経過後に回転検出手段からON及びOFFのいずれか
一方の状態が第2設定時間継続した際に解錠操作が有効
とされることから、回転検出手段からのON・OFFに
基づいて監視することによって研削砥石の回転状態が容
易に検知でき、簡単な構成及び制御処理によって研削砥
石の回転停止判断を容易に行うことができる。
【0011】請求項4に記載の発明による研削盤の安全
装置は、回転検出手段が、研削砥石と連動して回転する
突起部と、非回転部材に固設され突起部の接近及び離反
によってON・OFFの切換えを行う近接センサである
ことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明によれば、近接センサ及び
突起部によって回転検出手段が形成されることから、既
存の近接センサを活用することによって低コストで提供
することができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項2ないし請
求項4記載の発明において、前記施錠制御手段は、砥石
完全停止状態が検出され、且つ解錠要求があったときの
み、施錠手段に解錠信号を出力し、前記施錠手段は、常
時ロッド突出式のアクチュエータから構成され、施錠制
御手段から解錠信号が出力されたときのみ、ロッドを引
込み開閉扉を開放可能とすることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明によれば、砥石完全停
止状態が検出され、且つ解錠要求があったときのみ、施
錠制御手段から解錠信号が施錠手段としてのアクチュエ
ータに出力される。そして、アクチュエータは常時ロッ
ド突出式であり、施錠制御手段から解錠信号が出力され
たときのみ、ロッドを引込み開閉扉を開放可能とするの
で、研削運転中や、研削中に停電した場合など、作業者
が開閉扉を開放しようとしても、アクチュエータのロッ
ド突出により開閉扉が施錠され、研削砥石が惰性回転し
ている場合には確実に開閉扉の開放を防止することがで
き、的確に作業者の安全を確保し得る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。図1は、本実施の形態におけ
る研削盤1の正面図であり、図中で符号3は、研削盤1
の制御を行う制御盤である。研削盤1は、図示していな
い床面上に設置固定される基台4上に、2台のモータ5
を有している。
【0016】モータ5は、互いの回転軸心が略水平でか
つ同軸心上に対向配置されており、各モータ5にはアタ
ッチメント7を介して円盤形状の研削砥石10がそれぞ
れ結合されている。アタッチメント7は、研削砥石10
の中心部に一端が固定され、他端がモータ5の回転軸
(図示せず)に軸方向に沿って移動可能に取り付けられ
ている。また、アタッチメント7には、アクチュエータ
(図示せず)が連結されており、アクチュエータの操作
により研削砥石10を回転状態で互いに接近若しくは離
反させる矢印X方向に移動させることができる。
【0017】基台4上には、対向配置された2機のモー
タ5の間の位置で研削砥石10の周囲を覆うようにケー
ス12が設けられている。ケース12は、下面が開放さ
れた箱形状をなし、上面14には研削砥石10の交換等
のメンテナンスをするための開口部15が開口形成さ
れ、開閉扉16によって閉塞されている。
【0018】開閉扉16は、一側辺がケース12の上面
14に軸支されており、他側辺側に開閉ハンドル17と
安全プラグ18が設けられている。安全プラグ18は、
開閉扉16の閉塞によってケース12側に設けられたソ
ケット(図示せず)に保持させることができる一方、開
閉扉16の開放によって必ずソケットから取り外され、
その取り外しによって研削盤の主電源を遮断する構造を
有している。
【0019】ケース12の上部には、開閉扉16を施錠
する電磁ソレノイド等のアクチュエータからなるシリン
ダロック(施錠手段)20が設けられている。シリンダ
ロック20は、常時ロッド突出式であり、ケース12に
固定されるシリンダ本体21と、シリンダ本体21に内
設されたスプリング(図示せず)の付勢力により突出
し、後述の処理により砥石完全停止状態が検出され、且
つロック解除ボタン35のONによる解錠要求により制
御盤3の制御部40から制御信号(解錠信号;ON)が
出力されたときのみ、シリンダ本体21内の図示しない
電磁コイルが通電されてコイルの励磁力により引込むロ
ッド22とを有している。ロッド22は、閉塞された開
閉扉16の上部に突出することにより、開閉扉16を施
錠しその開放を阻止する。
【0020】尚、ケース12の背面(図示せず)には、
対向する研削砥石10の間に被研削対象物であるワーク
Wを挿入するための開口穴(図示せず)が設けられてい
る。本実施の形態において研削されるワークWは、自動
車のブレーキディスクであり、図中に示すように、両デ
ィスク面Wa、wbが各研削砥石10にそれぞれ接面し
挟持される姿勢に保持される。
【0021】図2は、回転検出手段の説明図であり、図
2(a)は図1のA矢視図、図2(b)は、図2(a)
のB−B線断面図である。図中で符号25は、プーリで
あり、プーリ25は、モータ5を介して研削砥石10と
反対側に設けられており、内側面の中心部がモータ5の
回転軸6に結合され、外側面の周縁部に突起部26を有
している。
【0022】プーリ25の周囲には、図1に示すよう
に、プーリ25を覆う非回転部材であるプーリカバー2
7が設けられている。プーリカバー27は、下端が基台
4上に固定されており、上部には突起部26の通過位置
に対向して近接センサ28が設けられている。近接セン
サ28は、制御部40に電気的に接続されており、プー
リ25の回転に連動して移動する突起部26の接近によ
りON信号を出力し、離反によりOFF信号を出力す
る。
【0023】制御盤3は、盤内にシーケンス回路によっ
て構成された研削盤1の運転制御を行う制御部40を有
しており、制御部40はシリンダロック20の施錠と解
錠とを制御する施錠制御手段としての機能も備える。ま
た、制御盤3の盤面には研削操作用の回転開始ボタン3
1、回転停止ボタン32、非常停止ボタン33の他に、
シリンダロック20を施錠操作するロック操作ボタン3
4、解錠操作するロック解除ボタン35、ロック操作ボ
タン34とロック解除ボタン35の操作が有効な状態で
あるか否かを表示する操作有効ランプ36が設けられて
いる。
【0024】図3は、制御部40の入出力を説明するブ
ロック図である。制御部40は、内部機構として監視タ
イマ41と回転停止判断処理手段42を有しており、入
力側には安全プラグ18、近接センサ28、回転開始ボ
タン31、回転停止ボタン32、非常停止ボタン33、
ロック操作ボタン34、ロック解除ボタン35が接続さ
れ、出力側にはモータ5、アタッチメント7に連結する
アクチュエータ、シリンダロック20、操作有効ランプ
36が接続されている。
【0025】制御部40は、近接センサ28や各種操作
ボタンから入力される信号に基づいて、モータ5への電
源供給、アクチュエータ8及びシリンダロック20の操
作、操作有効ランプ36の点灯等の各種制御処理を行
う。
【0026】上記構成を有する研削盤2の研削砥石10
を交換するメンテナンス作業は、図4に示すフローにし
たがって行われる。
【0027】まず、研削運転状態で回転停止ボタン32
が操作されると(ステップS1)、制御部40に回転停
止指令が入力され、モータ5への電源供給が停止され、
同時に回転停止判断処理手段42により後述する回転停
止判断処理が行われる。
【0028】この判断処理により、研削砥石10の回転
が停止していないと判断された場合は、制御盤3の操作
有効ランプ36は消灯したままで、ロック操作ボタン3
4及びロック解除ボタン35の操作は無効である状態が
維持され、これらの操作ボタンを操作しても全てキャン
セルされる。従って、開閉扉16は、シリンダロック2
0によって施錠状態が維持され、開放することができな
い。
【0029】一方、研削砥石10の回転が完全停止した
と判断されると、ロック操作ボタン34及びロック解除
ボタン35の操作が有効な状態とされ、盤面の操作有効
ランプ36が点灯する。操作有効ランプ36の点灯確認
後(ステップS2)、ロック解除ボタン35を操作する
と(ステップS3)、制御部40からシリンダロック2
0に対して制御信号が送られ、ロッド22が引込み開閉
扉16が解錠される。そして、安全プラグ18の取り外
しと共に開閉扉16を開放し(ステップS4)、研削砥
石10を交換する(ステップS5)。
【0030】研削砥石10の交換後、開閉扉16を閉じ
(ステップS6)、安全プラグ18をソケットに挿入保
持した後に、ロック操作ボタン34がON操作されると
(ステップS7)、制御部40からシリンダロック20
に対する制御信号の出力が遮断し、シリンダ本体21に
内設された図示しないスプリングの付勢力によりシリン
ダロック20のロッド22が突出し、シリンダロック2
0により開閉扉16が施錠される。
【0031】開閉扉16が施錠された状態で回転開始ボ
タン31が操作されるとモータ5に電源が供給され、研
削砥石10が回転される(ステップS8)。回転停止判
断処理手段42により研削砥石10が回転中と判断され
ると、再び操作有効ランプ36は消灯され、ロック操作
ボタン34及びロック解除ボタン35の操作は全て無効
とされる。
【0032】次に、回転停止判断処理手段42によって
行われる判断処理について以下に説明する。図5は、回
転停止判断処理を説明するフローチャートであり、図6
は、近接センサ28の出力信号を示すタイムチャートで
ある。まず最初に、ステップS11では、回転停止ボタ
ン32が操作されたか否かが判断され、回転停止ボタン
32が操作されると(YES)、回転停止ボタン32を
操作してから研削砥石10の回転が停止するまでに必要
な時間として予め設定された第1設定時間t1が経過し
たか否かを判断すべくステップS12に移行する。
【0033】ステップS12では、制御部40内に設け
られている監視タイマ41による計時に基づいて回転停
止ボタン32の操作後からの経過時間tが第1設定時間
1(例えば30秒)を越えた(t1<t)か否かが判断
される。そして、経過時間tが第1設定時間t1を経過
するまでは(NO)は次のステップに移行せず、経過後
(YES)に、研削砥石10の回転が完全に停止したか
否かを判断すべくステップS13に移行する。
【0034】ステップS13では、第1設定時間t1
過後に近接センサ28からの出力信号がON及びOFF
のいずれか一方の出力状態を第2設定時間t2(例えば
10秒)の間、継続されたか否かが判断される。ここ
で、継続されなかったと判断された場合(NO)、即ち
第2設定時間t2の間にONとOFFの両方が入力され
た場合は、研削砥石10が未だ回転していると判断し、
次のステップには移行せずに継続して監視を行う。
【0035】そして、ON及びOFFのいずれか一方の
出力状態が第2設定時間t2の間、継続された場合(Y
ES)、研削砥石10の回転は完全に停止したと判断し
てステップS14に移行する。図6(a)は、突起部2
6がOFFを出力する位置で回転停止した場合を示し、
図6(b)は、突起部26がONを出力する位置で回転
停止した場合を示している。
【0036】ステップS14では、シリンダロック20
の操作を有効なものとする処理がなされる。ここでは、
ロック操作ボタン34及びロック解除ボタン35の操作
が有効とされ、操作有効ランプ36が点灯される。従っ
て、研削砥石10の回転が完全に停止している場合の
み、開閉扉16を解錠して開放することができ、開口部
15を介してケース12内のメンテナンス作業等を行う
ことができる。
【0037】上述した研削盤1によれば、近接センサ2
8により研削砥石10の回転が監視され、研削砥石10
が回転している間はシリンダロック20により開閉扉1
6が施錠されるため、開閉扉16の不用意な開放が防止
される。
【0038】従って、モータ5への電源供給が停止さ
れ、研削砥石10が慣性力により惰性回転を行っている
場合にも、開閉扉16の開放を防止することができ、ケ
ース12内のメンテナンス作業を行う作業者の安全を確
実に確保することができる。
【0039】また、運転制御中に操作電源が遮断された
場合、例えば制御盤3の盤面に設けられた非常停止ボタ
ン33が押された場合、研削運転中に安全プラグ18が
ソケットから取り外された場合、停電等の場合は、シリ
ンダロック20による施錠状態が保たれるため、開閉扉
16の開放を防止することができ、再び操作電源が入力
された場合、回転停止判断処理手段42により研削砥石
の回転監視が行われる。従って、ケース12内で研削砥
石10が惰性回転している場合には開閉扉16の開放を
防止することができ、作業者の安全を確保することがで
きる。
【0040】また、回転停止判断処理手段42では、回
転停止ボタン32の操作から第1設定時間t1が経過し
た後に、近接センサ28からON信号及びOFF信号の
いずれか一方の出力状態が第2設定時間t2の間継続し
た場合に解錠操作が有効なものとされるため、研削砥石
の回転状態を確実に監視することができる。
【0041】更に既存の研削盤1にシリンダロック20
や近接センサ28等の簡単な構成部品を取り付けると共
に、制御盤3内のシーケンス回路を若干改造するのみで
容易に構成することができるため、低コストで提供する
ことができる。
【0042】尚、上述の実施の形態では、研削砥石10
の回転を検出する手段として近接センサ28を用いた
が、これに限定されるものではなく、例えば光電式セン
サ等の他の非接触センサを用いてもよく、また、施錠手
段も本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能
である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る研削
盤によれば、研削砥石が回転停止状態であるときのみ施
錠手段の解錠操作が有効とされることから、回転状態で
あるときは施錠手段を解錠操作しても解錠されず、開閉
扉の開放を防止することができる。従って、開口部から
のメンテナンス作業やワーク交換などを行う作業員の安
全を、簡易な構成によって容易に確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における研削盤の正面図である。
【図2】回転検出手段の説明図である。
【図3】制御部への入出力を説明するブロック図であ
る。
【図4】研削砥石を交換するメンテナンス作業を説明す
るフローチャートである。
【図5】回転停止判断処理を説明するフローチャートで
ある。
【図6】近接センサの出力信号を示すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 研削盤 3 制御盤 10 研削砥石 12 ケース 16 開閉扉 20 シリンダロック(施錠手段;アクチュエータ) 26 突起部(回転検出手段) 28 近接センサ(回転検出手段) 40 制御部(施錠制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉扉を有するケース内で研削砥石が回
    転駆動される研削盤の安全装置において、 前記開閉扉を施錠する施錠手段及び前記研削砥石の回転
    を検出する回転検出手段を備え、研削砥石回転停止状態
    検出時においてのみ前記施錠手段の解錠操作を有効とす
    ることを特徴とする研削盤の安全装置。
  2. 【請求項2】 開閉扉を有するケース内で研削砥石が回
    転駆動される研削盤の安全装置において、 前記研削砥石の回転に同期して異なる信号を繰り返し出
    力する回転検出手段と、 前記開閉扉を施錠する施錠手段と、 研削盤停止操作から予め設定された第1設定時間経過後
    に前記回転検出手段からの同一信号状態が予め設定され
    た第2設定時間継続した際に前記施錠手段の解錠操作を
    有効とする施錠制御手段と、 を備えたことを特徴とする研削盤の安全装置。
  3. 【請求項3】 前記回転検出手段は、前記研削砥石の回
    転に同期してON・OFFを繰り返し出力し、 前記施錠制御手段は、前記研削盤の停止操作から予め設
    定された第1設定時間経過後に前記回転検出手段からの
    ON及びOFFのいずれか一方の状態が予め設定された
    第2設定時間継続した際に前記解錠操作を有効とするこ
    とを特徴とする請求項2に記載の研削盤の安全装置。
  4. 【請求項4】 前記回転検出手段は、 前記研削砥石と連動して回転する突起部と、 非回転部材に固設され上記突起部の接近及び離反によっ
    てON・OFFの切換えを行う近接センサであることを
    特徴とする請求項2又は3に記載の研削盤の安全装置。
  5. 【請求項5】 前記施錠制御手段は、砥石完全停止状態
    が検出され、且つ解錠要求があったときのみ、前記施錠
    手段に解錠信号を出力し、 前記施錠手段は、常時ロッド突出式のアクチュエータか
    ら構成され、前記施錠制御手段から解錠信号が出力され
    たときのみ、ロッドを引込み前記開閉扉を開放可能とす
    ることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の研
    削盤の安全装置。
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