JP2002018183A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2002018183A
JP2002018183A JP2000201019A JP2000201019A JP2002018183A JP 2002018183 A JP2002018183 A JP 2002018183A JP 2000201019 A JP2000201019 A JP 2000201019A JP 2000201019 A JP2000201019 A JP 2000201019A JP 2002018183 A JP2002018183 A JP 2002018183A
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detergent
washing machine
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motor
washing
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Application number
JP2000201019A
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English (en)
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Koichi Hosomi
光一 細見
Masahiro Teranishi
政弘 寺西
Koji Kuno
功二 久野
Masaji Wada
正次 和田
Morimasa Komatsu
守正 小松
Tetsuyuki Kono
哲之 河野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として、洗濯機本体に対する洗剤投入装置
の着脱の判断、並びに洗剤投入装置の洗剤貯留量の判断
ができ、しかも、それらの判断が合理的な構成でできる
ようにする。 【解決手段】 洗濯機本体に対する洗剤投入装置の着脱
に応じた信号を出力すると共に、該洗剤投入装置の洗剤
貯留量に応じた信号を出力するように両方兼用で設けら
れた電流センサ55(出力手段)を具え、この電流セン
サ55の出力信号から、上記洗濯機本体に対する洗剤投
入装置の着脱の判断をすると共に、該洗剤投入装置の洗
剤貯留量の判断をするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗剤投入装置を着脱
可能に具えた洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機においては、洗剤投入
装置を具えたものが供されている。この洗剤投入装置
は、洗濯複数回分の洗剤を貯留し、その洗剤を洗濯槽内
に対し自動的に投入するもので、その洗濯槽を有する洗
濯機本体に、爪等により着脱可能に装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように洗濯機本
体に装着された洗剤投入装置の取外しをするのは、例え
ば洗剤投入装置内に洗剤を補充するときであり、あるい
は洗剤投入装置の掃除、もしくは洗濯機本体の洗剤投入
装置装着部分の掃除をするとき等であって、それぞれ、
洗剤投入装置を洗濯機本体から取外して作業をすること
により、それらの作業が容易に行える利点を有してい
る。
【0004】しかしながら、取外した洗剤投入装置は、
装着し直すのを忘れることがあり、その場合、洗剤の投
入が行われず、その状態で洗濯が行われることにより、
所期の洗濯性能が得られない無駄な運転を行ってしまう
結果となっていた。又、洗剤投入装置が装着し直された
としても、その洗剤投入装置の洗剤貯留量が少なくなる
か、もしくは無くなると、洗剤の投入が充分に行われ
ず、もしくは全く行われないようになって、その状態で
洗濯が行われることにより、上述同様、無駄な運転を行
ってしまう結果となっていた。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、主として、洗濯機本体に対
する洗剤投入装置の着脱の判断、並びに洗剤投入装置の
洗剤貯留量の判断ができ、しかも、それらの判断が合理
的な構成でできる洗濯機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機は、洗濯槽を有する洗濯機本体と、
洗濯複数回分の洗剤を貯留し、前記洗濯機本体に着脱可
能に装着されて、貯留した洗剤を前記洗濯槽内に対し自
動的に投入する洗剤投入装置と、この洗剤投入装置の前
記洗濯機本体に対する着脱に応じた信号を出力すると共
に、該洗剤投入装置の洗剤貯留量に応じた信号を出力す
るように両方兼用で設けられた出力手段と、この出力手
段の出力信号から、前記洗剤投入装置の洗濯機本体に対
する着脱の判断をすると共に、該洗剤投入装置の洗剤貯
留量の判断をする判断手段とを具備して成ることを特徴
とする(請求項1の発明)。
【0007】このものによれば、取外した洗剤投入装置
を装着し直すのを忘れたとき、それに応じた信号が出力
手段から出力され、その出力信号を受けて、判断手段
が、洗剤投入装置が装着されていないとの判断をする。
又、洗剤投入装置の洗剤貯留量が所定量以下となると、
それに応じた信号が出力手段から出力され、その出力信
号を受けて、判断手段が、洗剤投入装置の洗剤貯留量が
所定量以下であるとの判断をする。この場合、出力手段
は両方に兼用であり、個別に出力手段を要することがな
い。
【0008】上記洗剤投入装置が、洗濯複数回分の洗剤
を貯留する貯留部と、その貯留した洗剤の投入をする洗
剤投入部材とを具備し、洗濯機本体に洗剤投入装置の装
着状態で前記洗剤投入部材を駆動するモータが設けられ
たものでは、上記出力手段は、そのモータを回転させた
ときの該モータに流れる電流の大きさに応じた信号を出
力するものであると良い(請求項2の発明)。
【0009】洗濯機本体に洗剤投入装置を装着していな
いとき、洗剤投入装置の洗剤投入部材を駆動するモータ
は、洗剤投入部材が離脱状態にあることにより、該洗剤
投入部材を駆動せず、無負荷状態で回転される。このた
め、そのモータに流れる電流は小さく、それに応じて出
力手段から出力される信号も小さい。これに対し、洗濯
機本体に洗剤投入装置を装着していて、モータが洗剤投
入部材を駆動する状態にあれば、モータは洗剤投入部材
を駆動するものであり、上述の場合より負荷が増すた
め、モータに流れる電流が大きくなり、それに応じて出
力手段から出力される信号も上述の場合より大きくな
る。
【0010】又、洗濯機本体に洗剤投入装置を装着して
いて、モータが洗剤投入部材を駆動する状態にあると
き、洗剤投入装置の洗剤貯留量が少なければ、洗剤投入
部材が洗剤の重量による抵抗を少なく受ける状況で回転
されるから、モータの負荷が増加するものの、その増加
の度合は少なく、モータに流れる電流が大きくなる度合
が少ない。従って、それに応じて出力手段から出力され
る信号もやや大きくなる程度である。
【0011】そして、洗濯機本体に洗剤投入装置を装着
していて、モータが洗剤投入部材を駆動する状態にある
とき、洗剤投入装置の洗剤貯留量が多ければ、洗剤投入
部材が洗剤の重量による抵抗を大きく受ける状況で回転
されるから、モータの負荷が大きく増加し、モータに流
れる電流はかなり大きくなる。従って、それに応じて出
力手段から出力される信号もかなり大きくなる。
【0012】このように、洗剤投入装置の洗剤投入部材
を駆動するモータに流れる電流は、洗剤投入装置の洗濯
機本体に対する着脱の状況と、該洗剤投入装置の洗剤貯
留量の多寡とでそれぞれに異なるものであり、それに応
じて出力手段から出力される信号も異なる。よって、そ
の出力信号から、洗剤投入装置の洗濯機本体に対する着
脱の判断と、該洗剤投入装置の洗剤貯留量の判断とがで
きる。
【0013】この洗剤投入装置の洗剤投入部材を駆動す
るモータに流れる電流の大きさに応じた信号を出力手段
が出力するとき、モータは洗剤投入時の回転方向とは逆
の方向に回転させると良い(請求項3の発明)。洗剤投
入装置の洗剤投入部材を駆動するモータを洗剤投入時の
回転方向とは逆の方向に回転させると、洗剤投入装置か
ら洗剤が出されることはない。よって、この場合、洗剤
投入装置から余分に洗剤を出させることなく、洗剤投入
装置の洗濯機本体に対する着脱の判断と、該洗剤投入装
置の洗剤貯留量の判断とができることになる。
【0014】又、洗剤投入装置は、洗濯複数回分の洗剤
を貯留する貯留部に半透明部を具え、出力手段が、洗濯
機本体に対する洗剤投入装置の装着状態で前記半透明部
を挟んで対向する発光素子と受光素子とから成って、そ
の発光素子から受光素子に達した光の量に応じた信号を
出力するものであっても良い(請求項4の発明)。この
ものの場合、洗濯機本体に洗剤投入装置を装着していな
いとき、発光素子から発せられた光は直接受光素子に達
し、その達した光の量の大きさから大きな信号を出力す
る。
【0015】これに対し、洗濯機本体に洗剤投入装置を
装着していれば、発光素子から発せられた光は洗剤投入
装置の貯留洗剤に遮られて受光素子に達しないか、もし
くは洗剤投入装置の半透明部を通って受光素子に達する
ものであり、前者では信号の出力がなく、後者では洗剤
投入装置の半透明部を通ることで減じられた光の量に応
じ、洗濯機本体に洗剤投入装置を装着していないときよ
りも小さな信号を出力する。
【0016】又、上述の、発光素子から発せられた光が
洗剤投入装置の半透明部を通って受光素子に達する状況
は、洗剤投入装置の洗剤貯留量が少なくて、発光素子と
受光素子との間の高さ以上に洗剤が貯留されていないと
きであり、このときには、上述のごとく小さな信号を出
力する。一方、発光素子から発せられた光が洗剤投入装
置の貯留洗剤に遮られて受光素子に達しない状況は、洗
剤投入装置の洗剤貯留量が多くて、発光素子と受光素子
との間の高さ以上に洗剤が貯留されているときであり、
このときには、信号の出力はない。
【0017】このように、洗濯機本体に対する洗剤投入
装置の装着状態で該洗剤投入装置の半透明部を挟んで対
向する発光素子と受光素子とから成って、その発光素子
から受光素子に達した光の量に応じた信号を出力する出
力手段の出力信号は、洗剤投入装置の洗濯機本体に対す
る着脱の状況と、該洗剤投入装置の洗剤貯留量の多寡と
でそれぞれに異なるものであり、よって、その出力信号
から、洗剤投入装置の洗濯機本体に対する着脱の判断
と、該洗剤投入装置の洗剤貯留量の判断とができる。
【0018】洗剤投入装置が、固定係止部材と可動係止
部材とにより洗濯機本体に装着されるものにおいては、
上記出力手段を、その可動係止部材側に配設すると良い
(請求項5の発明)。このものでは、洗剤投入装置を装
着するとき、固定係止部材を洗濯機本体に係止させ、そ
の後に可動係止部材を洗濯機本体に係止させて装着す
る。従って、洗剤投入装置が正しく装着されていないと
きは、可動係止部材を洗濯機本体に係止させていない状
況であって、この可動係止部材側の状況で洗剤投入装置
の着脱の判断をすることにより、該洗剤投入装置の着脱
の判断がより確実にできる。
【0019】又、判断手段による、洗剤投入装置の洗濯
機本体に対する着脱の判断は、洗剤の投入中に行うと良
い(請求項6の発明)。洗剤の投入中は、洗剤投入装置
が作動しているときであり、このようなときに洗剤投入
装置が装着されていなければ、その駆動部分に異物が巻
き込まれたりするおそれがあって、より好ましくない。
よって、洗剤投入装置の洗濯機本体に対する着脱の判断
を、洗剤の投入中に行うことにより、より効果的な判断
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図7を参照して説明する。まず、図2に
は、洗濯機本体1と、これに装着した洗剤投入装置2と
を示している。
【0021】洗濯機本体1は、外箱3と、これの最上部
に装着したトップカバー4、及び後述する蓋5、並びに
バックカバー6で外殻を構成しており、その外箱3の内
部に洗濯槽7を配設している。洗濯槽7は、この場合、
脱水槽を兼ねるもので、外箱3の内部に弾性支持して配
設した図示しない水槽の内部に収容して軸支しており、
図1に示すモータ8により回転されることによって洗濯
物(図示せず)の脱水を行うようになっている。又、洗
濯槽7の内部には洗濯用の撹拌体(これも図示せず)を
配設しており、これを上述のモータ8により正逆回転さ
せることによって、洗濯物の洗濯(洗い及びすすぎ)を
行うようになっている。
【0022】これに対して、トップカバー4には、洗濯
槽7内に臨む洗濯物出入口9を形成しており、この洗濯
物出入口9を蓋5により開閉するようにしている。な
お、蓋5は、この場合、二つに折って開放され、その状
態から伸張されて閉鎖されるものである。トップカバー
4の前部には、洗濯機の運転に係る操作をするための操
作パネル10を設けており、この操作パネル10の裏側
(トップカバー4の前部内方)に、制御装置11を配設
している。制御装置11は洗濯機の作動全般を制御する
制御手段たるもので、例えばマイクロコンピュータを中
心に構成している。
【0023】一方、トップカバー4の後部にはバックカ
バー6を設けており、このバックカバー6に前記洗剤投
入装置2を取付けている。この洗剤投入装置2は、詳細
には図3に示すように、ケース12の内部にホッパ13
を有するもので、そのホッパ13は、洗濯複数回分、特
には市販のコンパクト洗剤1箱分の洗剤が入る容積を有
し、洗剤を貯留する貯留部として機能するようになって
いる。又、このホッパ13は、洗剤の貯留量が外部から
透視できるように、ケース12と共に例えば全体を半透
明の材料により形成している。
【0024】しかして、そのホッパ13の内下部には、
多数の突起を有する洗剤撹拌体14を横軸回転可能に軸
支して設けており、更にその下方のホッパ13内最下部
には、洗剤投入部材として機能するコイル15を設けて
いる。コイル15は、図中左側の基端部から中間部まで
漸次径大となって、中間部から図中右側の先端部までス
トレートに径大なものであり、これの中間部に洗剤撹拌
体14の突起の一つを係合させている。従って、コイル
15が回転されれば、それに伴って洗剤撹拌体14も、
コイル15と係合する突起を順次送り変えて回転される
ようになっている。
【0025】なお、ホッパ13の最下部の右側端部には
洗剤出口16を有しており、これの内部に上記コイル1
5の先端部を位置させている。又、その洗剤出口16に
対しては、それを常時は閉塞する開閉部材としてのキャ
ップ17を設けている。一方、ホッパ13の最下部の左
側端部には軸受部18を有しており、これの内部に、上
記コイル15の基端部に一体化した軸19を位置させ、
この軸19のコイル15側とは反対の左側部には、従動
ギヤ20を取付けている。
【0026】これらに対して、ケース12は、上部ケー
ス12aと、これに結合したプラスチック製の下部ケー
ス12bとから成るもので、その下部ケース12bの左
側下部に爪21を形成し、右側下部に爪22を形成して
いる。このうち、爪21は容易に変位、変形することの
ないものであり、従って、固定係止部材として機能する
ものである。
【0027】一方、爪22は、詳細には図4に示すよう
に、下部ケース12bの右側部に、逆U字形で頂部が薄
肉のばね部23により連ねてその外側先方に形成してお
り、そのばね部23のたわみによって爪22が内外(図
中、左右)に容易に変位するようになっている。従っ
て、この爪22は可動係止部材として機能するものであ
る。
【0028】又、爪22の外面部には、係止解除操作部
材としての押ボタン24を一体に形成しており、この押
ボタン24を外方(図中、右側)から内方(図中、左
側)へ押圧操作することにより、爪22がばね部23を
たわませて同方向に変位するようになっている。
【0029】加えて、下部ケース12bの右側下部に
は、ばね部23よりも内方に位置して、下向きの凹部2
5を形成し、該凹部25に、スプリング26と突子27
とを組込んでいる。このうち、突子27は、この場合、
有底の円筒状を成しており、その底部と凹部25の内上
面との間に、スプリング26を介在させている。スプリ
ング26は、この場合、圧縮コイルスプリングであり、
突子27を外下方へ付勢するものである。なお、スプリ
ング26の付勢力による突子27の抜け出しを防止する
ために、突子27と凹部25との間には、爪と孔など、
適宜の抜止め手段を設けている。
【0030】これに対して、バックカバー6には、図3
に示すように、ホッパ13の下部を収容し得る大きさの
凹陥部28を形成している。又、この凹陥部28の上部
開口縁の左側部と右側部には、それぞれ係止受部として
の爪掛け部29,30を形成しており、その左側の爪掛
け部29に爪21を係止させ、その後に、右側の爪掛け
部30に爪22を係止させて、バックカバー6に洗剤投
入装置2を装着し、ひいては洗濯機本体1に洗剤投入装
置2を装着している。
【0031】又、凹陥部28の上部開口縁の右側部に
は、図4に示すように、段部31を形成しており、上記
洗剤投入装置2の装着の折り、この段部31に突子27
の下端面をスプリング26の付勢力に抗して圧接させ、
更にそれを進めて、スプリング26を圧縮しつつ突子2
7を凹部25内に没入させている。この結果、スプリン
グ26には突子27を介して弾発力が蓄えられ、その弾
発力にて、洗剤投入装置2を離脱方向である上方に付勢
している。従って、それら突子27及びスプリング26
は、洗剤投入装置2を離脱方向に付勢する付勢手段とし
て機能するものである。
【0032】更に、洗剤投入装置2のホッパ13の底部
外下面には、図3に示すように、脚相当の2条のリブ3
2を突設しており、上記洗剤投入装置2の装着の折り、
このリブ32を凹陥部28の底部内面に当接させてい
る。
【0033】ここで、上述のごとく洗濯機本体1に洗剤
投入装置2を装着した状態で、押ボタン24を指先にて
押圧操作すると、爪22がばね部23をたわませて同方
向に変位することにより、爪掛け部30から外れ、該爪
22による洗剤投入装置2の係止が解除される。又、そ
れにより、スプリング26も、突子27を介して圧縮さ
れた状態から解放され、図5に示すように、蓄えた弾発
力(付勢力)を放出して洗剤投入装置2を上方に押し上
げる。
【0034】よって、洗剤投入装置2の係止解除後、使
用者が押ボタン24から手を離しても、爪22が爪掛け
部30に係止されることはなく、すなわち、洗剤投入装
置2が洗濯機本体1に再び係止されることはない。従っ
て、その後は、爪21を爪掛け部29から外すようにし
て洗剤投入装置2を単に持ち上げるだけで、該洗剤投入
装置2を取外すことができる。なお、取外した洗剤投入
装置2の再取付けは、前述のようにして行うことができ
るものであり、かくして、バックカバー6(洗濯機本体
1)に対する洗剤投入装置2の着脱を可能ならしめてい
る。
【0035】しかして、バックカバー6は、トップカバ
ー4の前記洗濯物出入口9より後方の部分を覆ってお
り、この部分には、図3に示すように、前記従動ギヤ2
0と噛合する駆動ギヤ33を出力軸に取付けたコイル駆
動装置としてのモータ、特にはギヤードモータ34と、
前記キャップ17を図示しない作動機構を介して開閉さ
せるキャップ駆動装置としてのモータ、特には同じくギ
ヤードモータ35(図1参照)と、洗濯槽7内に給水す
るための給水手段としての、給水ポンプ36、給水弁3
7、及び注水ケース38を配設している。
【0036】なお、駆動ギヤ33に対して、従動ギヤ2
0は、前記洗濯機本体1に対する洗剤投入装置2の装着
によって噛合するものであり、洗剤投入装置2が取外さ
れれば、その噛合は解除される。又、キャップ17に対
して、図示しない作動機構は、同洗剤投入装置2の装着
によって連繋するものであり、洗剤投入装置2が取外さ
れれば、その連繋は解除される。
【0037】給水ポンプ36は、ポンプケース39の内
部に、モータ40と、これにより回転駆動される羽根車
41とを設けて成るもので、その羽根車41の回転によ
り吸水する吸水口42と、その吸水した水を吐出する吐
水口(図示せず)とを有し、そのうちの吸水口42を、
前記バックカバー6から上方に露出させている。
【0038】給水弁37は、上部に1つの入水口43を
有し、前部に第1及び第2の2つの出水口44,45を
有するもので、その入水口43から第1の出水口44へ
の流路の開放、並びに入水口43から第2の出水口45
への流路の開放を、ソレノイドやモータ等の駆動源の駆
動力により切換える三方弁から成っており、入水口43
を前記バックカバー6から上方に露出させている。
【0039】注水ケース38は、上記給水ポンプ36及
び給水弁37により供給される水を前記洗濯槽7内に注
入するもので、図3にはその一部のみ示しているが、給
水ポンプ36の吐水口が通じる水路と、給水弁37の第
1の出水口44が通じる水路、及び第2の出水口45が
通じる水路を有し、そのうちの給水弁37の第1の出水
口44が通じた水路を流れる水を図3に矢印Aで示して
いる。
【0040】又、バックカバー6の凹陥部28の底部と
注水ケース38には、前記洗剤投入装置2の洗剤出口1
6の下方に位置する洗剤通口46,47を形成してお
り、これらの下方に、上記給水弁37の第1の出水口4
4が通じた水路を通る水が流れるようになっている。な
お、このほか、給水ポンプ36の吐水口が通じた水路
と、給水弁37の第2の出水口45が通じた水路も、出
口は給水弁37の第1の出水口44が通じた水路と同じ
で、洗濯槽7内に臨んでいる。
【0041】又、それらの水路の共通した出口部には、
引出し48を前後に出し入れ可能に装着しており、この
引出し48には、特に給水弁37の第2の出水口45が
通じた水路に対して、洗濯補助剤例えば柔軟仕上剤を貯
留する貯留部を有し、その貯留された柔軟仕上剤がその
水路を流れる水によって例えばサイフォン方式により注
出されるようになっている。そして、洗剤投入装置2に
は、ホッパ13の上面の開口部を開閉する蓋49を設け
ている。
【0042】図1には、前記制御装置11を中心とした
電気的構成を示している。制御装置11は、前述の制御
手段として機能すると共に、後述のごとく、バックカバ
ー6に対する洗剤投入装置2の着脱の判断をし、且つ該
洗剤投入装置2の洗剤貯留量の判断をする判断手段とし
て機能するもので、交流の商用電源50から直流電源回
路51を介して必要な直流電源が供給されるようになっ
ている。
【0043】又、制御装置11には、前記洗濯槽7内の
水位を検知するように設けた水位検知手段である水位セ
ンサ52から水位検知信号が入力されると共に、洗濯槽
7内の水温を検知するように設けた温度センサ53から
温度検知信号が入力され、更に、前記操作パネル10が
有する各種操作スイッチから成るスイッチ入力部54か
ら各種操作信号が入力されると共に、前記ギヤードモー
タ34に流れる電流を検知するように設けた電流検知手
段である電流センサ55から電流検知信号が入力される
ようになっている。
【0044】この場合、電流センサ55は、例えば、ギ
ヤードモータ34の給電路に対して設けた変流器から成
っており、後述のごとく、ギヤードモータ34に流れる
電流の大きさに応じた信号を出力する出力手段として機
能するようになっている。
【0045】そして、それらの入力並びにあらかじめ記
憶された制御プログラムに基づいて、制御装置11は、
前記モータ8を駆動するインバータ回路56に駆動制御
信号を与えるようになっている。ここで、モータ8は、
例えば直流のブラシレスモータから成っており、制御装
置11はインバータ回路56を介してモータ8の回転速
度と回転方向とを制御するようになっている。
【0046】そのほか、制御装置11は、前記操作パネ
ル10が有する多数の表示素子からなる表示部57と、
報知手段たるブザー58、前記ギヤードモータ34、ギ
ヤードモータ35、給水弁37、給水ポンプ36、及び
洗濯槽7内からの排水をする排水弁59を駆動する駆動
回路60に駆動制御信号を与えるようになっている。
【0047】次に、上記構成のものの作用を述べる。ま
ず、洗濯機の使用に先立ち、給水弁37の入水口43
と、図示しない水道の蛇口とを、給水ホース(これも図
示せず)で接続する。又、風呂の残り湯(風呂水)で洗
濯をする場合には、給水ポンプ36の吸水口42に図示
しない吸水ホースの一端部を接続し、この吸水ホースの
他端部を図示しない浴槽の風呂水中に浸漬させる。更
に、ホッパ13内に洗濯複数回分の洗剤(粉末)を入れ
た洗剤投入装置2をバックカバー6に装着する。
【0048】こうした状態で、洗濯槽7内に図示しない
洗濯物を入れ、蓋5を閉じて、洗濯機の運転を開始させ
る。すると、制御装置11は、図6に示すように、最
初、洗濯機本体1に洗剤投入装置2が装着されているか
否かの判断をする(ステップS1)。ここで、その洗濯
機本体1に洗剤投入装置2が装着されているか否かの判
断は、ギヤードモータ34を回転させて、そのときの電
流センサ55の出力信号をみることにより行う。
【0049】この場合、洗濯機本体1に洗剤投入装置2
が装着されていなければ、駆動ギヤ33から従動ギヤ2
0が離間していることにより、ギヤードモータ34の回
転動力は従動ギヤ20に伝わらず、更にはコイル15に
伝わらない。よって、ギヤードモータ34はほゞ無負荷
状態で回転されるものであり、このため、このときにギ
ヤードモータ34に流れる電流は小さく、それに応じ
て、電流センサ55から出力される信号も、図7に「洗
剤投入装置未装着」で示すように、例えば約42〔m
A〕と小さい。
【0050】これに対し、洗濯機本体1に洗剤投入装置
2が装着されていれば、駆動ギヤ33に従動ギヤ20が
噛合していることにより、ギヤードモータ34の回転動
力は駆動ギヤ33から従動ギヤ20に伝わり、更にコイ
ル15に伝わる。よって、ギヤードモータ34の負荷が
上述の場合より増し、それに応じて、電流センサ55か
ら出力される信号も、図7に「洗剤投入装置装着」で示
すように、上述の例えば約42〔mA〕を越える値とな
る。
【0051】このように、洗剤投入装置2のコイル15
を駆動するギヤードモータ34に流れる電流は、洗濯機
本体1に対する洗剤投入装置2の着脱の状況によって異
なるものであり、それに応じて電流センサ55から出力
される信号も異なる。よって、その出力信号から、洗濯
機本体1に対する洗剤投入装置2の着脱の判断ができ
る。なお、この場合、ギヤードモータ34は、後述する
洗剤投入時の回転方向とは逆の方向に(コイル15の螺
退方向)回転させるものであり、従って、洗剤投入装置
2から洗剤が出されることはない。
【0052】ステップS1で、洗濯機本体1に洗剤投入
装置2が装着されていない(NO)と判断されれば、ブ
ザー58を作動させて異常の報知をすると共に、表示部
57による異常の表示をし(ステップS2)、前記ギヤ
ードモータ34の回転を停止させた(ステップS3)後
に、ステップS1に戻る。
【0053】これに対し、ステップS1で、洗濯機本体
1に洗剤投入装置2が装着されている(YES)と判断
されれば、次に、スタートスイッチが操作されたか否か
の判断をし(ステップS4)、操作された(YES)と
判断され次第、洗濯物量の測定を行う(ステップS
5)。この洗濯物量の測定は、例えば、モータ8により
洗濯槽7内の撹拌体を回転させ、このときのモータ8の
回転数を図示しない回転センサにより検知する等の方法
により行うもので、その測定結果から、必要水位の決定
をし、洗剤の供給量の決定をする(ステップS6)。こ
の場合、図示しない汚れセンサによる洗濯物の汚れの検
知結果や、温度センサ53による水温の検知結果等を加
味して、洗剤の供給量の決定をするようにするとなお良
い。
【0054】この後、洗濯槽7内への給水を開始する
(ステップS7)。この洗濯槽7内への給水は、給水弁
37の入水口43から第1の出水口44への流路を開放
させることにより行うもので、その第1の出水口44か
ら、これが通じた注水ケース38の水路を経て洗濯槽7
内に水道水が供給される。
【0055】その後、再び、洗濯機本体1に洗剤投入装
置2が装着されているか否かの判断をする(ステップS
8)。このときの、洗濯機本体1に洗剤投入装置2が装
着されているか否かの判断も、前述(ステップS1)同
様に行うもので、洗濯機本体1に洗剤投入装置2が装着
されていない(NO)と判断されれば、ブザー58によ
る異常の報知と、表示部57による異常の表示をし(ス
テップS9)、ギヤードモータ34の回転を停止させた
(ステップS10)後に、ステップS8に戻る。
【0056】これに対し、ステップS8で、洗濯機本体
1に洗剤投入装置2が装着されている(YES)と判断
されれば、次に、洗剤投入装置2に所定量以上の洗剤が
貯留されているか否かの判断をする(ステップS1
1)。この洗剤投入装置2に所定量以上の洗剤が貯留さ
れているか否かの判断も、ギヤードモータ34を回転、
特には後述する洗剤投入時とは逆の方向に回転させて、
そのときの電流センサ55の出力信号をみることにより
行う。
【0057】この場合、洗剤投入装置2の洗剤貯留量が
少なければ、コイル15は洗剤の重量による抵抗を少な
く受ける状況で回転されるものであり、従って、ギヤー
ドモータ34の負荷が増加するものの、その増加の度合
は少なく、ギヤードモータ34に流れる電流が大きくな
る度合が少ない。よって、それに応じ、電流センサ55
から出力される信号も、図7に「洗剤貯留量少」で示す
ように、例えば約43〔mA〕とやや大きくなる程度で
ある。
【0058】一方、洗剤投入装置2の洗剤貯留量が多け
れば、コイル15が洗剤の重量による抵抗を大きく受け
る状況で回転されるから、ギヤードモータ34の負荷が
大きく増加し、該ギヤードモータ34に流れる電流はか
なり大きくなる。従って、それに応じて、電流センサ5
5から出力される信号も、図7に「洗剤貯留量多」で示
すように、例えば約47〔mA〕とかなり大きくなる。
【0059】このように、洗剤投入装置2のコイル15
を駆動するギヤードモータ34に流れる電流は、洗剤投
入装置2の洗剤貯留量の多寡でも異なるものであり、そ
れに応じて電流センサ55から出力される信号も異なる
(洗濯機本体1に洗剤投入装置2が装着されていない場
合とも異なる)。よって、その出力信号から、洗剤投入
装置2の洗剤貯留量の判断ができる。ステップS11
で、洗剤投入装置2に所定量以上の洗剤が貯留されてい
ない(NO)と判断されれば、ステップS9に進んで異
常の報知と異常の表示をし、更にステップS10に進ん
でギヤードモータ34の回転を停止させる。
【0060】これに対し、ステップS11で、洗剤投入
装置2に所定量以上の洗剤が貯留されている(YES)
と判断されれば、洗剤の投入を開始する(ステップS1
2)。この洗剤の投入は、洗剤投入装置2のキャップ1
7をギヤードモータ35により開放させ、その状態でギ
ヤードモータ34を回転、特にはコイル15の螺進方向
に回転させることにより行う。このようにギヤードモー
タ34を回転させれば、前述のごとく、駆動ギヤ33か
ら従動ギヤ20を介してコイル15に回転動力が伝達さ
れ、このコイル15がコイル螺進方向に回転するから、
ホッパ13内に入れられた洗剤が少量ずつ、すなわち徐
々に洗剤出口16から図3に矢印Bで示すように自動的
に送り出される。
【0061】しかして、その送り出された洗剤は、洗剤
出口16の下方に位置した洗剤通口46,47を通って
更にその下方の注水ケース38の水路に落ち、この水路
を前述のように流れる水に溶かされて、その水と共に注
水ケース38の出口から洗濯槽7内に注入される。な
お、このとき、ホッパ13内では洗剤撹拌体14がコイ
ル15の回転に伴って回転されることにより、ホッパ1
3内の洗剤をほぐす働きをする。
【0062】又、このような洗剤の投入中には、更に洗
濯機本体1に洗剤投入装置2が装着されているか否かの
判断をする(ステップS13)。このときの、洗濯機本
体1に洗剤投入装置2が装着されているか否かの判断
も、前述(ステップS1,S8)同様に行うもので、洗
濯機本体1に洗剤投入装置2が装着されていない(N
O)と判断されれば、異常の報知と異常の表示をし(ス
テップS14)、ギヤードモータ34の回転を停止させ
た(ステップS15)後に、ステップS13に戻る。
【0063】これに対し、ステップS13で、洗濯機本
体1に洗剤投入装置2が装着されている(YES)と判
断されれば、次に、洗剤の投入時間(ギヤードモータ3
4の回転時間)が、先の洗濯物量の測定結果等から決定
した供給量を供給し終えるだけの所定時間に達したか否
かの判断をし(ステップS16)、達していない(N
O)と判断されるうちは、ステップS13に戻って洗剤
の投入を続けるが、達した(YES)と判断されれば、
ギヤードモータ34の回転を停止させると共に、キャッ
プ17を閉塞させて、洗剤の投入を終了する(ステップ
S17)。
【0064】そしてその後、洗濯槽7内の水位が設定水
位となったところで、給水弁37を閉塞させて給水を終
了し(ステップS18)、モータ8により洗濯槽7内の
撹拌体を正逆回転させることによる洗いを行う(ステッ
プS19)。更にその後、洗剤の追加投入が例えば選択
されたコースにより必要であるか否かの判断をし(ステ
ップS20)、必要である(YES)と判断されれば、
ステップS8に戻り、必要ではない(NO)と判断され
れば、すすぎを行い、そして脱水を行って全運転を終了
する。
【0065】なお、洗濯運転を風呂水で行う場合(風呂
水コース)では、洗剤供給の終了後、給水の終了をする
まで、水道水の供給を続けるのに代わって、給水ポンプ
36を作動させることにより、前記浴槽内から吸水ホー
スを通じ風呂水を吸い上げ、給水ポンプ36の吐水口が
通じた注水ケース38の水路を経て洗濯槽7内への風呂
水の供給をする。
【0066】又、複数回実行するすすぎ行程のうちの最
後のすすぎ行程に至ると、給水弁37が、このときには
入水口43から第2の出水口45への流路を開放するも
ので、これにより、前記水道の蛇口から給水弁37を通
じて供給される水は、給水弁37の第2の出水口45が
通じた注水ケース38の水路、及びこの水路にセットさ
れた引出し48の貯留部を経て洗濯槽7内に注入され
る。従って、このとき、引出し48の貯留部に洗濯補助
剤例えば柔軟仕上剤を入れておけば、その貯留された柔
軟仕上剤が、貯留部を経る水と共に洗濯槽7内に注入さ
れる。
【0067】このように本構成のものでは、洗濯機本体
1に対する洗剤投入装置2の着脱に応じた信号を出力す
ると共に、該洗剤投入装置2の洗剤貯留量に応じた信号
を出力する出力手段として電流センサ55を具え、この
電流センサ55の出力信号から、上記洗濯機本体1に対
する洗剤投入装置2の着脱の判断をすると共に、該洗剤
投入装置2の洗剤貯留量の判断をするようにしたもの
で、それにより、取外した洗剤投入装置2を装着し直す
のを忘れたとき、それに応じた信号が電流センサ55か
ら出力され、その出力信号を受けて、洗剤投入装置2が
装着されていないとの判断がなされる。
【0068】又、洗剤投入装置2の洗剤貯留量が所定量
以下となっても、それに応じた信号が電流センサ55か
ら出力され、その出力信号を受けて、洗剤投入装置2の
洗剤貯留量が所定量以下であるとの判断がなされる。し
かも、この場合、電流センサ55は、洗濯機本体1に対
する洗剤投入装置2の着脱の判断のためと、洗剤投入装
置2の洗剤貯留量の判断のための、両方に兼用であり、
個別にセンサを要することがないので、それらの判断が
合理的な構成ででき、それによって、例えば低コストに
ての実現を可能ならしめることができる。
【0069】更に、上述の洗剤投入装置2が装着されて
いないとの判断がなされたときと、洗剤投入装置2の洗
剤貯留量が所定量以下であるとの判断がなされたときに
は、それぞれ、異常の報知、表示をするようにしている
ので、それらの異常を使用者に知らしめることができ
る。又、この場合、異常なまま洗剤の投入動作を行うこ
とのないようにし、更に洗濯運転を行うこともないよう
にしているので、洗剤の無駄な投入動作、並びに無駄な
洗濯運転を行うことを避けることができる。
【0070】そして、洗剤投入装置2の洗剤投入部材で
あるコイル15を駆動するギヤードモータ34に流れる
電流は、洗濯機本体1に対する洗剤投入装置2の着脱の
状況と、該洗剤投入装置2の洗剤貯留量の多寡とでそれ
ぞれに異なるものであり、それに応じて電流センサ55
から出力される信号も異なることにより、その出力信号
から、洗濯機本体1に対する洗剤投入装置2の着脱の判
断と、該洗剤投入装置2の洗剤貯留量の判断とが確実に
できる。
【0071】更に、洗剤投入装置2のコイル15を駆動
するギヤードモータ34に流れる電流の大きさに応じた
信号を電流センサ55が出力するとき、ギヤードモータ
34は洗剤投入時の回転方向とは逆の方向に回転させる
ようにしており、これによって、洗剤投入装置2から余
分に洗剤を出させることなく、洗濯機本体1に対する洗
剤投入装置2の着脱の判断と、該洗剤投入装置2の洗剤
貯留量の判断とができる。
【0072】加えて、洗濯機本体1に対する洗剤投入装
置2の着脱の判断は、洗剤の投入中にも行うようにして
おり、特に洗剤の投入中は、洗剤投入装置2が作動して
いるときであって、このようなときに洗剤投入装置2が
洗濯機本体1に装着されていなければ、その駆動部分に
異物が巻き込まれたりするおそれがあり、より好ましく
ないが、それに対して、洗濯機本体1に対する洗剤投入
装置2の着脱の判断を、洗剤の投入中に行うようにした
ことによって、より効果的な判断ができる。
【0073】以上に対して、図8ないし図11は本発明
の第2実施例を示すもので、上記第1実施例と同一の部
分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分に
ついてのみ述べる。このものの場合、洗濯機本体1に対
する洗剤投入装置2の着脱に応じた信号を出力すると共
に、該洗剤投入装置2の洗剤貯留量に応じた信号を出力
する出力手段として、例えば発光ダイオードから成る発
光素子71と、例えばフォトトランジスタから成る受光
素子72との組を用いている。
【0074】詳細には、図8及び図9に示すように、洗
剤投入装置2の可動係止部材である爪22側において、
発光素子71を前側にし、受光素子72を後側にして、
これらがホッパ13の下部右側の半透明部を挟んで対向
するように、トップカバー4の前記洗濯物出入口9より
後方の部分に配置している。このものでは、洗濯機本体
1に洗剤投入装置2が装着されていないとき、発光素子
71から発せられた光は、直接受光素子72に達し、そ
の達した光の量の大きさから、受光素子72からは大き
な信号が出力される。図10は、「洗剤投入装置未装
着」で、その出力信号(電圧)を表しており、この場
合、1.0〔V〕の信号が出力される。
【0075】これに対し、洗濯機本体1に洗剤投入装置
2が装着されていれば、発光素子71から発せられた光
は、洗剤投入装置2の貯留洗剤に遮られて受光素子72
に達しないか、もしくは洗剤投入装置2の半透明部を通
って受光素子72に達するものであり、そのうちの前者
では信号の出力がなく、後者では洗剤投入装置2の半透
明部を通ることで減じられた光の量に応じ、上述の洗濯
機本体1に洗剤投入装置2を装着していないときよりも
小さな信号が出力される(図10の「洗剤投入装置装
着」参照)。
【0076】又、上述の、発光素子71から発せられた
光が洗剤投入装置2の半透明部を通って受光素子72に
達する状況は、洗剤投入装置2の洗剤貯留量が少なく
て、発光素子71と受光素子72との間の高さ以上に洗
剤が貯留されていないときであり、このときには、上述
のごとく洗剤投入装置2の半透明部を通ることで減じら
れた光の量に応じて、図10に「洗剤貯留量少」で示す
ように、小さな、例えば約0.3〔V〕の信号が出力さ
れる。
【0077】一方、発光素子71から発せられた光が洗
剤投入装置2の貯留洗剤に遮られて受光素子72に達し
ない状況は、洗剤投入装置2の洗剤貯留量が多くて、発
光素子71と受光素子72との間の高さ以上に洗剤が貯
留されているときであり、このときには、図10に「洗
剤貯留量多」で示すように、信号の出力はない。
【0078】このように、洗濯機本体1に対する洗剤投
入装置2の装着状態で該洗剤投入装置2の半透明部を挟
んで対向する発光素子71と受光素子72とから成っ
て、その発光素子71から受光素子72に達した光の量
に応じた信号を出力する出力手段の出力信号は、洗濯機
本体1に対する洗剤投入装置2の着脱の状況と、該洗剤
投入装置2の洗剤貯留量の多寡とでそれぞれに異なるも
のであり、その出力信号を、図11に示すように、前述
の電流センサ55に代わって制御装置11に入力するよ
うにすることによって、該出力信号から、先のステップ
S1、S8、S13では、洗濯機本体1に対する洗剤投
入装置2の着脱の判断がなされ、ステップS11では洗
剤投入装置2の洗剤貯留量の判断がなされる。従って、
このようにしても、洗濯機本体1に対する洗剤投入装置
2の着脱の判断と、該洗剤投入装置2の洗剤貯留量の判
断とが確実にできる。
【0079】又、この場合、上記発光素子71及び受光
素子72の組を洗剤投入装置2の可動係止部材である爪
22側に配設している。特に、洗剤投入装置2を固定係
止部材(爪21)と可動係止部材(爪22)とにより洗
濯機本体1に装着するものにおいては、洗剤投入装置2
の装着をするとき、先に固定係止部材(爪21)を洗濯
機本体1に係止させ、その後に可動係止部材(爪22)
を洗濯機本体1に係止させて装着するから、洗剤投入装
置2が正しく装着されていないときは、可動係止部材
(爪22)を洗濯機本体1に係止させていない状況であ
る。
【0080】従って、この可動係止部材(爪22)側の
状況で洗剤投入装置2の着脱の判断をすることにより、
該洗剤投入装置2の着脱の判断が、固定係止部材(爪2
1)が係止されていて可動係止部材(爪22)が係止さ
れていない半係りなど、不完全な場合も含めて、より確
実にできる。
【0081】なお、図8には、洗剤投入装置2が正しく
装着されていなくて、発光素子71と受光素子72との
間にホッパ13が達していない状況を二点鎖線で表して
おり、このとき、発光素子71から発せられた光は、ホ
ッパ13の半透明部を通ることなく直接受光素子72に
達し、それによって受光素子72からは大きな信号が出
力されるから、先のステップS1、S8、S13では、
洗剤投入装置2が装着されていないと判断される。
【0082】このほか、本発明は上記し且つ図面に示し
た実施例にのみ限定されるものではなく、特に洗濯機本
体1は、洗濯槽がドラムにより構成されるドラム式洗濯
機であっても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変更して実施し得る。
【0083】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機によれば、洗濯
機本体に対する洗剤投入装置の着脱の判断、並びに洗剤
投入装置の洗剤貯留量の判断ができ、しかも、それらの
判断が両方に兼用の手段により合理的な構成でできて、
例えば低コストにての実現を可能ならしめることができ
るる。
【0084】請求項2の洗濯機によれば、洗剤投入装置
の洗剤投入部材を駆動するモータに流れる電流の大きさ
に応じた信号を出力する出力手段の出力から、洗濯機本
体に対する洗剤投入装置の着脱の判断と、該洗剤投入装
置の洗剤貯留量の判断とが確実にできる。請求項3の洗
濯機によれば、洗剤投入装置から余分に洗剤を出させる
ことなく、洗濯機本体に対する洗剤投入装置の着脱の判
断と、該洗剤投入装置の洗剤貯留量の判断とができる。
【0085】請求項4の洗濯機によれば、洗濯機本体に
対する洗剤投入装置の装着状態で該洗剤投入装置の洗剤
を貯留する貯留部の半透明部を挟んで対向する発光素子
と受光素子とから成る出力手段の出力から、洗濯機本体
に対する洗剤投入装置の着脱の判断と、該洗剤投入装置
の洗剤貯留量の判断とが確実にできる。
【0086】請求項5の洗濯機によれば、洗濯機本体に
対する洗剤投入装置の着脱の判断が、固定係止部材が係
止されていて可動係止部材が係止されていない半係りな
ど、不完全な場合も含めて、より確実にできる。請求項
6の洗濯機によれば、洗濯機本体に対する洗剤投入装置
の着脱の判断が、洗剤投入装置の駆動部分に異物が巻き
込まれたりするおそれのある洗剤の投入中にできて、よ
り効果的な判断ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気的構成のブロッ
ク図
【図2】洗濯機全体の斜視図
【図3】図2のX−X線に沿う主要部分の縦断正面図
【図4】図3のY部分の拡大縦断正面図
【図5】図3のY部分の洗剤投入装置取外し操作状態に
おける拡大縦断正面図
【図6】作用説明のためのフローチャート
【図7】電流センサの出力信号の例を示す図
【図8】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図9】主要部分の縦断側面図
【図10】受光素子の出力信号の例を示す図
【図11】図1相当図
【符号の説明】 1は洗濯機本体、2は洗剤投入装置、7は洗濯槽、11
は制御装置(判断手段)、13はホッパ(貯留部)、1
5はコイル(洗剤投入部材)、21は爪(固定係止部
材)、22は爪(可動係止部材)、34はギヤードモー
タ(モータ)、55は電流センサ(出力手段)、71は
発光素子(出力手段)、72は受光素子(出力手段)を
示す。
フロントページの続き (72)発明者 久野 功二 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 和田 正次 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 小松 守正 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 河野 哲之 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 名工業所内 Fターム(参考) 3B155 AA21 BA23 BB02 BB08 BB19 GB02 GB04 HB09 HB30 KA31 KB08 KB14 KB27 LB21 LC02 LC33 MA01 MA02 MA05 MA06 MA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽を有する洗濯機本体と、 洗濯複数回分の洗剤を貯留し、前記洗濯機本体に着脱可
    能に装着されて、貯留した洗剤を前記洗濯槽内に対し自
    動的に投入する洗剤投入装置と、 この洗剤投入装置の前記洗濯機本体に対する着脱に応じ
    た信号を出力すると共に、該洗剤投入装置の洗剤貯留量
    に応じた信号を出力するように両方兼用で設けられた出
    力手段と、 この出力手段の出力信号から、前記洗剤投入装置の洗濯
    機本体に対する着脱の判断をすると共に、該洗剤投入装
    置の洗剤貯留量の判断をする判断手段とを具備して成る
    ことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗剤投入装置が、洗濯複数回分の洗剤を
    貯留する貯留部と、その貯留した洗剤の投入をする洗剤
    投入部材とを具備し、洗濯機本体に洗剤投入装置の装着
    状態で前記洗剤投入部材を駆動するモータが設けられ、
    出力手段が、そのモータを回転させたときの該モータに
    流れる電流の大きさに応じた信号を出力することを特徴
    とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 出力手段の信号の出力をするときに、モ
    ータを洗剤投入時の回転方向とは逆の方向に回転させる
    ことを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗剤投入装置が、洗濯複数回分の洗剤を
    貯留する貯留部に半透明部を具え、出力手段が、洗濯機
    本体に対する洗剤投入装置の装着状態で前記半透明部を
    挟んで対向する発光素子と受光素子とから成って、その
    発光素子から受光素子に達した光の量に応じた信号を出
    力することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 洗剤投入装置が、固定係止部材と可動係
    止部材とにより洗濯機本体に装着され、出力手段を、そ
    の可動係止部材側に配設したことを特徴とする請求項1
    記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 判断手段による、洗剤投入装置の洗濯機
    本体に対する着脱の判断を、洗剤の投入中に行うことを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の洗濯
    機。
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