JP2002017661A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2002017661A JP2000209602A JP2000209602A JP2002017661A JP 2002017661 A JP2002017661 A JP 2002017661A JP 2000209602 A JP2000209602 A JP 2000209602A JP 2000209602 A JP2000209602 A JP 2000209602A JP 2002017661 A JP2002017661 A JP 2002017661A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で安価に製造可能でありながら、
把持操作部内で進退する湾曲操作ワイヤを確実に案内で
き、強度的にも優れた内視鏡を得る。 【構成】 先端部に湾曲部を有し観察対象内に挿入され
る挿入部;挿入部に接続された把持操作部;把持操作部
の内部に固定した支持親板;支持親板に回動操作可能に
支持された湾曲操作部材;及び、湾曲操作部材と湾曲部
を接続し、湾曲操作部材の正逆の回動操作に応じて一方
が牽引され他方が繰出されて、湾曲部を正逆方向に湾曲
させる一対の湾曲操作ワイヤ;を備え、支持親板には、
該親板自体に形成した板厚平面と直交する方向の凹凸部
によって、一対の操作ワイヤの進退方向に向く案内面が
形成されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内視鏡の操作装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】体腔などの観察対象内に挿
入される挿入部を有し、この挿入部先端の湾曲部を湾曲
操作可能な内視鏡では、把持操作部側に設けた湾曲操作
部材を回動操作させると、該湾曲操作部材と湾曲部との
間を接続する一対の操作ワイヤの一方が牽引され、他方
が繰り出しされて湾曲部が湾曲される構成が多い。この
ような操作ワイヤを用いた湾曲操作機構では特に繰出側
の操作ワイヤが弛緩状態となるため、当該操作ワイヤを
案内する必要があるが、内視鏡における従来のワイヤガ
イド機構は、部品点数が多く、製造コストが高くなりが
ちであった。
【0003】また医療用の内視鏡では、医療用外観部に
導電性材料を露出させないようするため、把持操作部の
外皮部材を複数の樹脂製成形部品から形成し、この複数
の外皮部材を金属製材料からなる親板によって内側から
結合させた構成がある。親板は、外皮部材を結合させる
とともに、例えば上述した湾曲操作部材を支持する支持
部材としても機能する。この親板の強度が弱いと、例え
ば親板の板厚平面と直交する方向に曲げ力が作用した場
合、把持操作部が変形したり、複数の樹脂製成形部品か
らなる外皮部材に隙間が生じて水密性が損なわれたりす
るおそれがある。親板をより厚く形成すれば強度を向上
させることができるが、その反面、内視鏡が重くなって
しまう。
【0004】
【発明の目的】本発明は、湾曲操作ワイヤの案内機構を
備えながら部品点数が少なく安価に製造可能な内視鏡を
得ることを目的とする。本発明はまた、簡単で安価に製
造可能な構成でありながら把持操作部の強度に優れる内
視鏡を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明の内視鏡は、先端部に湾曲部を有
し観察対象内に挿入される挿入部;挿入部に接続された
把持操作部;把持操作部の内部に固定した支持親板;支
持親板に回動操作可能に支持された湾曲操作部材;及
び、湾曲操作部材と湾曲部を接続し、湾曲操作部材の正
逆の回動操作に応じて一方が牽引され他方が繰出され
て、湾曲部を正逆方向に湾曲させる一対の湾曲操作ワイ
ヤ;を備え、支持親板には、該親板自体に形成した板厚
平面と直交する方向の凹凸部によって、一対の操作ワイ
ヤの進退方向に向く案内面が形成されていることを特徴
としている。この構成によれば、支持親板自体が湾曲操
作ワイヤのガイド機構を構成するので、部品点数を少な
くして、製造コストを抑えることが可能になる。また、
板厚平面と直交する凹凸部を有した非平面の断面形状に
支持親板を形成することで、支持親板の曲げ強度が向上
し、結果として把持操作部の強度が向上する。このよう
な凹凸部を有する支持親板は、例えば、金属材料の機械
加工により形成することができる。
【0006】例えば、支持親板は、一対の湾曲操作ワイ
ヤに挟まれる位置に板厚平面と直交する方向へ突出する
コ字状断面の凸部を有し、該コ字状断面凸部の両側部に
各湾曲操作ワイヤの進退方向に向く一対の案内面を形成
する。そして、支持親板に着脱可能な別のガイド部材
に、該凸部の一対の案内面と対向する一対の案内面を形
成する。すると、この別ガイド部材の一対の案内面と上
記支持親板の凸部に形成された一対の案内面とによって
一対の湾曲操作ワイヤを進退方向に案内することができ
る。
【0007】別の形態としては、一対の湾曲操作ワイヤ
に挟まれる位置に板厚平面と直交する方向へ突出され、
各湾曲操作ワイヤの進退方向に向く一対の案内面が両側
部に形成されたコ字状断面の中間凸部と、該中間凸部の
一対の案内面と対向する、板厚平面と直交する方向に突
出する一対のフランジ部とを支持親板に形成する。する
と、この一対のフランジ部と中間凸部に形成された一対
の案内面とによって一対の湾曲操作ワイヤが進退方向に
案内される。つまり、別のガイド部材を用いずに支持親
板のみによって一対の湾曲操作ワイヤを案内することが
できる。
【0008】支持親板のみによって一対の湾曲操作ワイ
ヤを案内するには、一対の湾曲操作ワイヤの進退方向に
向けて、それぞれが板厚平面と直交する一対の対向案内
面を有する一対の溝部を支持親板に形成し、該一対の溝
部の各対向案内面によって一対の湾曲操作ワイヤを進退
方向に案内させてもよい。
【0009】上述のように、凹凸部を形成することで支
持親板の強度が向上するので、把持操作部の外皮部材を
分割可能な複数の樹脂製成形部材から構成し、該複数の
樹脂製成形部材が支持親板を介して結合されているよう
な内視鏡に本発明を適用することが好ましい。
【0010】また、湾曲操作ワイヤはそれぞれ、湾曲操
作部材に接続される部分と湾曲部に接続される部分とに
分割可能で、当該分割部分が把持操作部内でワイヤ接続
部材を介して接続されており、このワイヤ接続部材が支
持親板の凹凸部に形成した案内面に当接して湾曲操作ワ
イヤの進退方向に案内されることが好ましい。
【0011】本発明はまた、観察対象内に挿入される挿
入部と、この挿入部に接続する把持操作部とを備えた内
視鏡において、把持操作部は、細長中空状の外皮部材
と、該外皮部材内に長手方向に沿わせて固定した長尺の
親板とを備え、該親板には、その長手方向へ向けて、板
厚平面と直交する方向の凹凸部が形成されていることを
特徴としている。この内視鏡によれば、長尺の親板の曲
げ強度が向上するので、結果として把持操作部の強度を
高めることができる。したがって、本態様は、外皮部材
が分割可能な複数の樹脂製成形部材から形成され、該複
数の樹脂製成形部材は親板を介して結合されているよう
な内視鏡に適用すると特に有効である。親板は、例えば
金属材料の機械加工により形成することができる。
【0012】本態様の内視鏡ではさらに、挿入部の先端
に設けた湾曲部と;親板に回動操作可能に支持された湾
曲操作部材と;湾曲操作部材と湾曲部を接続し、湾曲操
作部材の正逆の回動操作に応じて一方が牽引され他方が
繰出されて、湾曲部を正逆方向に湾曲させる一対の湾曲
操作ワイヤ;を備え、親板の凹凸部には、一対の湾曲操
作ワイヤの進退方向に向くワイヤ案内面が形成されてい
ることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本実施形態は、医療用内視鏡の操
作装置に本発明を適用したものである。最初に内視鏡の
全体構造及び操作装置の概要を説明し、次に本発明の特
徴部分を説明する。図1に示す内視鏡10は、把持操作
部11と該把持操作部11と接続された挿入部12を有
し、挿入部12の先端部は、把持操作部11に設けた湾
曲操作装置13の操作に応じて上下及び左右方向に湾曲
される湾曲部12aとなっている。
【0014】湾曲部12a先端には、図示しない観察窓
(対物窓)と照明窓が設けられている。観察窓を介して
得られる画像は把持操作部11近傍に設けた接眼部15
から観察することができる。湾曲部12a先端の照明窓
には、コネクタ14に接続された光源装置17からライ
トガイド可撓管を介して照明用光が送られる。また、把
持操作部11と挿入部12の間には、処置具を挿入する
ための鉗子口18が設けられていて、鉗子口18から挿
入された処置具は湾曲部12aの先端から突出する。
【0015】図2は湾曲操作装置13付近の断面を示し
ている。湾曲操作装置13は、湾曲部12aを左右方向
に湾曲させるための左右湾曲機構13LRと、湾曲部1
2aを上下方向に湾曲させるための上下湾曲機構13U
Dを有している。図3と図4はそれぞれ、各部の動作を
分かりやすくするために、左右湾曲機構13LRと上下
湾曲機構13UDにおいて一体的に回動される部材を一
部材として表したものである。なお、図3では、左右湾
曲機構13LRにおいて一体的に回動される部分のみに
ハッチングを付し、図4では、上下湾曲機構13UDに
おいて一体的に回動される部分のみにハッチングを付し
ている。まず左右方向用の湾曲機構を説明する。
【0016】把持操作部11のハウジング(外皮部材)
11a内には支持親板(支持親板、親板)11bが固定
されており、この支持親板11b上に回動基軸20が固
定されている。回動基軸20は、ハウジング11aに形
成した貫通孔11cを通して上方に突出している。貫通
孔11cは、後述する固定台座50とハウジング11a
との間に配した蓋体11dによって塞がれている。
【0017】回動基軸20の外側には、左右湾曲機構1
3LRを構成する操作軸体21が回動可能に支持されて
いる。操作軸体21は金属材料で形成されており、回動
基軸20に嵌まる、該回動基軸20と同心の筒状部21
aと、この筒状部21aの上端部に位置する円板状部2
1bを有し、円板状部21bには、周方向に等間隔で複
数の円孔21cが形成されている(図5参照)。また、
円板状部21bの外縁から上方にはフランジ部21dが
突設され、フランジ部21dの外周面の一部には雄ねじ
21eが形成されている。
【0018】操作軸体21には、プラスチックの成形品
である湾曲操作ノブ23が固定される。湾曲操作ノブ2
3は、等角度間隔で4つの指掛部23aを外径方向に突
出させ、内部は中空に形成されている。湾曲操作ノブ2
3の対向する上面と下面には、それぞれ大径開口23b
と小径開口23cが形成されており、小径開口23cは
操作軸体21の円板状部21bに嵌まっている。湾曲操
作ノブ23において小径開口23cの近傍には、周方向
に等間隔で複数の凸部23dが形成され、この凸部23
dを円孔21c内に溶着させることによって、湾曲操作
ノブ23が操作軸体21と固定される。この湾曲操作ノ
ブ23と操作軸体21の結合体が、左右湾曲機構13L
Rにおける湾曲操作部材を構成している。
【0019】操作軸体21の下端部にはプーリー24が
固定されている。プーリー24には一対の操作ワイヤ
(湾曲操作ワイヤ)25、26が固定されており、プー
リー24の正逆の回動によって、操作ワイヤ25と操作
ワイヤ26の一方がプーリー24に巻き取られ、他方が
プーリー24から繰り出される。操作ワイヤ25と操作
ワイヤ26はそれぞれ挿入部12の湾曲部12aを構成
する節輪に接続しており、この操作ワイヤ25と操作ワ
イヤ26相互に対する牽引及び繰出動作によって、湾曲
部12aが左右方向に湾曲される。本実施形態では、図
7中のL方向に湾曲操作ノブ23と操作軸体21の結合
体を回動させると湾曲部12aが左方に湾曲され、同結
合体をR方向に回動させると湾曲部12aが右方に湾曲
される。
【0020】続いて上下方向用の湾曲機構を説明する。
操作軸体21の筒状部21aの外側には、上下湾曲機構
13UDを構成する操作軸体31が回動可能に支持され
ている。操作軸体31は金属材料で形成されており、筒
状部21aに回動可能に嵌まる、回動基軸20と同心の
筒状部31aと、この筒状部31aの上端部に位置する
円板状部31bを有している。円板状部31bには、周
方向に等間隔で複数の円孔31cが形成されている。
【0021】操作軸体31には、プラスチックの成形品
である湾曲操作ノブ33が固定される。湾曲操作ノブ3
3は、等角度間隔で5つの指掛部33aを外径方向に突
出させ、内部は中空に形成されている。湾曲操作ノブ3
3の対向する下面と上面には、それぞれ大径開口33b
と小径開口33cが形成されており、小径開口33cは
操作軸体31の円板状部31bに嵌まっている。湾曲操
作ノブ33において小径開口33cの近傍には、周方向
に等間隔で複数の凸部33dが形成され、この凸部33
dを円孔31c内に溶着させることによって、湾曲操作
ノブ33が操作軸体31と固定される。この湾曲操作ノ
ブ33と操作軸体31の結合体が、上下湾曲機構13U
Dにおける湾曲操作部材を構成している。また湾曲操作
ノブ33内には、大径開口33bの内側に金属材料から
なる環状の内枠33eが固定されている。この環状の内
枠33eは、内周面に雌ねじが形成されている。
【0022】操作軸体31の下端部には、プーリー34
が固定されている。プーリー34には一対の操作ワイヤ
(湾曲操作ワイヤ)35、36が固定されており、プー
リー34の正逆の回動によって、操作ワイヤ35と操作
ワイヤ36の一方がプーリー34に巻き取られ、他方が
プーリー34から繰り出される。操作ワイヤ35と操作
ワイヤ36はそれぞれ挿入部12の湾曲部12aに接続
されており、この操作ワイヤ35と操作ワイヤ36相互
に対する牽引及び繰出動作によって、湾曲部12aが上
下方向に屈湾曲される。本実施形態では、図7中のU方
向に湾曲操作ノブ33と操作軸体31の結合体を回動さ
せると湾曲部12aが上方に湾曲され、同結合体をD方
向に回動させると湾曲部12aが下方に湾曲される。
【0023】左右湾曲機構13LRと上下湾曲機構13
UDはそれぞれ、ロック機構によって湾曲操作ノブ2
3、33の回動操作を規制することができ、挿入部12
の湾曲部12aを所望の湾曲状態にさせることができ
る。まず左右湾曲機構13LRのロック機構を説明す
る。
【0024】回動基軸20の上端部には、回動基軸20
と同心の筒状部41aと円板状部41bを備えたロック
軸体41が設けられている。筒状部41aは回動基軸2
0に回動可能に嵌まっており、円板状部41b上には固
定ナット43を介してロック操作ノブ42が固定されて
いて、外部からロック操作ノブ42を回動操作するとロ
ック軸体41も一体に回動される。回動基軸20の上端
部には、このロック軸体41とロック操作ノブ42の結
合体の脱落を防止する抜止部材44が取り付けられてい
る。抜止部材44は、回動基軸20に対して回動しない
ように嵌まり、また固定ねじ20aによって回動基軸2
0の軸線方向にも脱落しないように固定される。
【0025】ロック軸体41とロック操作ノブ42の結
合体は、円板状部41b上に突設した回動規制突起41
cが、抜止部材44に周方向に位置を異ならせて設けた
一対の回動規制面(不図示)に係合するロック位置とア
ンロック位置とで回動規制される。このロック位置とア
ンロック位置では、ロック操作ノブ42に設けたクリッ
クばね45が、抜止部材44に形成したクリック凹部
(不図示)に嵌まる。
【0026】筒状部41aの外周面には雄ねじ41dが
形成され、この雄ねじ41dには、移動ロック部材46
の雌ねじ46aが螺合している。図5に示すように、回
動基軸20はその長手方向の一部が非円形断面部22と
して形成されており、この非円形断面部22に対して、
移動ロック部材46と相対回動不能に結合された回動規
制体47が嵌まることによって、移動ロック部材46は
該回動基軸20に対する回動が規制されている。したが
って、ロック操作ノブ42とロック軸体41の結合体を
回動させると、雄ねじ41dと雌ねじ46aの螺合関係
によって、移動ロック部材46は回動基軸20の軸線に
沿って回動することなく上下動される。
【0027】ロック操作ノブ42とロック軸体41の結
合体を上述のロック位置とアンロック位置とに回動させ
て移動ロック部材46が上下動すると、該移動ロック部
材46に固定された摩擦係合部46bが、固定ロック部
材48に固定された摩擦係合部48aに対して接離す
る。摩擦係合部46b、48aは摩擦係数の高い材料、
例えばコルクやシリコンゴムで形成されている。固定ロ
ック部材48は、雌ねじ48bを上述の雄ねじ21eに
螺合させることによって操作軸体21と結合されてお
り、湾曲操作ノブ23を回動操作したときには操作軸体
21と共に回動される。ロック操作ノブ42とロック軸
体41の結合体をロック位置に回動したときには、移動
ロック部材46が上方に移動して摩擦係合部46bが摩
擦係合部48aに押し付けられ、摩擦力によって固定ロ
ック部材48の回動が規制される。固定ロック部材48
の回動が規制されると、操作軸体21と湾曲操作ノブ2
3の結合体の回動が規制され、プーリー24が回動しな
いように係止される。その結果、湾曲部12aの左右方
向への湾曲動作が規制され、湾曲状態が維持される。逆
に、ロック操作ノブ42とロック軸体41の結合体をア
ンロック位置に回動したときには、移動ロック部材46
が下方に移動して摩擦係合部46bが摩擦係合部48a
から離れ、操作軸体21と湾曲操作ノブ23の結合体が
回動操作可能になる。なお、図7中では、F’方向がロ
ック操作ノブ42のロック位置への回動操作方向、F方
向が同アンロック位置への回動操作方向を表している。
【0028】また、湾曲操作ノブ23と操作軸体21の
結合体を回動規制した状態で固定ロック部材48のみを
回動させると、雌ねじ48bと雄ねじ21eの螺合関係
によって、移動ロック部材46に対する固定ロック部材
48の上下方向位置が調整される。固定ロック部材48
の上下方向位置が変化すると、ロック操作ノブ42をロ
ック位置に回動操作したときの摩擦係合部46bと摩擦
係合部48aの間の摩擦力が変化するため、湾曲操作ノ
ブ23に対するロック強さを調整することができる。
【0029】続いて上下湾曲機構13UDのロック機構
を説明する。操作軸体31の外側には、回動基軸20と
同心の筒状に形成された固定台座50が設けられてい
る。固定台座50は、その下端部が回動基軸20と共に
支持親板11bに固定されており、固定台座50と回動
基軸20との間の空間には、操作軸体21、31、プー
リー24、34が支持されている。一方、固定台座50
の外周面にはロック軸体51が支持されている。ロック
軸体51は、回動基軸20と同心の筒状部51aと円板
状部51bを備え、筒状部51aは固定台座50の外周
面に対して回動可能に、かつ軸方向(上下方向)には移
動しないように嵌まっている。円板状部51bには周方
向に位置を異ならせて複数の円孔51cが形成されてお
り、この円孔51cに凸部52aを嵌めて溶着すること
によってロック操作レバー52が固定される。つまり、
ロック操作レバー52はロック軸体51と共に、固定台
座50(回動基軸20)を中心として回動可能に支持さ
れている。上述した中空状のロック操作ノブ42とは異
なり、ロック操作レバー52は、回動操作を行いやすく
するために、回動基軸20の軸線に対して径方向に長く
延出されたレバー形状に形成されている。
【0030】ロック軸体51とロック操作レバー52の
結合体は、ロック軸体51の筒状部51aと固定台座5
0との間に設けた図示しない回動規制機構によってロッ
ク位置とアンロック位置で係止され、各回動位置におい
て、クリックばね55がクリック感を発生させるストッ
パとして作用する。
【0031】筒状部51aの外周面には雄ねじ51dが
形成され、この雄ねじ51dには、移動ロック部材56
の雌ねじ56aが螺合している。図6に示すように、固
定台座50はその上端部が非円形断面部54として形成
されており、この非円形断面部54に対して、移動ロッ
ク部材56に固定された回動規制体57が嵌まることに
よって、移動ロック部材56は固定台座50及び回動基
軸20に対する回動が規制されている。したがって、ロ
ック操作レバー52とロック軸体51の結合体を回動さ
せると、雄ねじ51dと雌ねじ56aの螺合関係によっ
て、移動ロック部材56が回動基軸20の軸線に沿って
回動することなく上下動される。回動規制体57は移動
ロック部材56と別部材としてから固定してもよいし、
回動規制体57に相当する部分を移動ロック部材56に
一体に形成してもよい。
【0032】ロック操作レバー52とロック軸体51の
結合体を上述のロック位置とアンロック位置とに回動さ
せて移動ロック部材56が上下動すると、該移動ロック
部材56の一部に形成された摩擦係合部56bが、固定
ロック部材58に固定された摩擦係合部58aに対して
接離する。固定ロック部材58は、湾曲操作ノブ33の
内枠33eに対し、周方向には一体に回動するように係
合しており、湾曲操作ノブ33を回動操作したときには
共に回動される。ロック操作レバー52とロック軸体5
1の結合体をロック位置に回動したときには、移動ロッ
ク部材56が下方に移動して摩擦係合部56bが摩擦係
合部58aに押し付けられ、摩擦力によって固定ロック
部材58の回動が規制される。固定ロック部材58の回
動が規制されると、操作軸体31と湾曲操作ノブ33の
結合体の回動が規制され、プーリー34が回動しないよ
うに係止される。結果として、上下方向への湾曲部12
aの湾曲動作が規制され、特定の湾曲位置に保たれる。
逆に、ロック操作レバー52とロック軸体51の結合体
をアンロック位置に回動したときには、移動ロック部材
56が上方に移動して摩擦係合部56bが摩擦係合部5
8aから離れ、操作軸体31と湾曲操作ノブ33の結合
体が回動操作可能になる。なお、図7中では、F’方向
がロック操作レバー52のロック位置への回動操作方
向、F方向が同アンロック位置への回動操作方向を表し
ている。
【0033】なお、固定ロック部材58は、湾曲操作ノ
ブ33の内枠33eに対して上下方向移動可能に嵌まっ
ている。内枠33eには雌ねじが形成されており、この
雌ねじに螺合する雄ねじを備えたロック調整ナット60
が、固定ロック部材58を下方から支えている。湾曲操
作ノブ33と操作軸体31の結合体を回動規制しつつロ
ックナット60を回動させると、内枠33eに対してロ
ック調整ナット60の上下方向位置が調整され、これに
応じて移動ロック部材56に対する固定ロック部材58
の上下方向位置を調整することができる。固定ロック部
材58の上下方向位置が変化すると、ロック操作レバー
52をロック位置に回動操作したときの摩擦係合部56
bと摩擦係合部58aの間の摩擦力が変化するため、ロ
ック強さを調整することができる。
【0034】湾曲操作装置13の周りには、湾曲操作装
置13自体と把持操作部11の内部を水密に保ったり、
埃などの異物の侵入を防ぐために、弾性を有するOリン
グなどからなるシール材S1〜S5が配されている。
【0035】続いて、図9から図15を参照して本発明
の特徴部分を説明する。図9から図11は、本発明の第
1の実施形態を示している。なお、図9では、本発明の
特徴を分かり易くするため、上下湾曲機構13UDに接
続する操作ワイヤ35、36とそのガイド機構は省略さ
れている。上述したように、左右湾曲機構13LRの湾
曲操作ノブ(湾曲操作部材)23を回動操作するとプー
リー24が回転して、操作ワイヤ25、26の一方はプ
ーリー24に巻き取られるように牽引され、他方はプー
リー24から繰り出される。その結果、操作ワイヤ2
5、26に接続する湾曲部12aの節輪(不図示)に操
作力が伝達されて、湾曲部12aが左右方向に湾曲され
る。
【0036】図9に示すように、湾曲操作ワイヤ25
は、一端部がプーリー24に接続されたプーリー側ワイ
ヤ25aと、一端部が湾曲部12aの節輪に接続されて
他端部が把持操作部11内まで延出された湾曲部側ワイ
ヤ25bとから構成されており、プーリー側ワイヤ25
aと湾曲部側ワイヤ25bが、ワイヤ接続部材70によ
って操作把持部11内で接続されている。ワイヤ接続部
材70にはコマ受け凹部71が形成されており、プーリ
ー側ワイヤ25aと湾曲部側ワイヤ25bのそれぞれの
端部に設けたコマ25c、25dが該コマ受け凹部71
に嵌まっている。
【0037】同様に、湾曲操作ワイヤ26は、一端部が
プーリー24に接続されたプーリー側ワイヤ26aと、
一端部が湾曲部12aの節輪に接続されて他端部が把持
操作部11内まで延出された湾曲部側ワイヤ26bとか
ら構成されており、プーリー側ワイヤ26aと湾曲部側
ワイヤ26bがワイヤ接続部材72によって接続されて
いる。ワイヤ接続部材72には、中空状のコマ受け凹部
73が形成されており、プーリー側ワイヤ26aと湾曲
部側ワイヤ26bのそれぞれの端部に設けたコマ26
c、26dが該コマ受け凹部73に嵌まっている。
【0038】図2から分かるように、プーリー24、3
4を含んだ湾曲操作装置13は、把持操作部11のハウ
ジング(外皮部材)11a内に固定した支持親板(親
板)11bによって支持されている。支持親板11b
は、細長筒状に形成された挿入部11の内部形状に沿う
長尺の金属製板状部材であり、その周縁の一部が樹脂製
のハウジング11aに埋入されて固定されている。詳細
には、図9に示すように、把持操作部11の外皮を構成
するハウジング11aは、湾曲操作装置13を保持する
操作機構ケース部76とグリップ部77とから構成され
ており、支持親板11bの鍔部80が操作機構ケース部
76の内面に埋入されて固定されている。また、支持親
板11bは、鍔部80と反対側の一側部の一部が板厚平
面と直交する方向に折り曲げられており、この折曲部分
80aが押しボタンシリンダ79を介して操作機構ケー
ス部76と結合されている。押しボタンシリンダ79内
には、図1に示す押しボタン部材19が押圧操作可能に
支持されている。支持親板11bはさらに、長手方向に
おいて鍔部80とは反対の端部付近に設けた鍔部81を
グリップ部77側の内面に埋入させている。したがっ
て、支持親板11bを介して操作機構ケース部76とグ
リップ部77を相対的に固定させることで、把持操作部
11の外観部であるハウジング11aが形成される。操
作機構ケース部76とグリップ部77の接続部分には、
当該接続部分を水密に塞ぐためのOリング82が配設さ
れている。
【0039】支持親板11bには、鍔部80の近傍位置
に、湾曲操作装置13の支持位置を決定する位置決め孔
83が形成され、該位置決め孔83とは反対側の鍔部8
1の近傍位置には固定枠84が固定されている。図2に
示すように、位置決め孔83には回動基軸20の下端部
が嵌まり、該回動基軸20は、固定ねじ20bによって
固定台座50と共に支持親板11bに固定されている。
一方、支持親板11bにおいて挿入部12に近い位置に
設けられた固定枠84の内部には、ステーコイル固定部
材85が固定されており、該ステーコイル固定部材85
内にはステーコイル86、87が挿通支持されている。
ステーコイル86、87にはそれぞれ、上述の湾曲部側
ワイヤ25b、26bが挿通されている。
【0040】本実施形態の内視鏡10では、この支持親
板11bにおいて、位置決め孔83の形成位置から固定
枠84が設けられる側(挿入部12側)の端部へ向け、
その長手方向の略全長に、板厚平面と直交する方向のガ
イド凸部88を形成したことを特徴としている。
【0041】図10に示されるように、ガイド凸部88
は、操作ワイヤ25と26に挟まれる位置に設けられて
おり、支持親板11bの板厚平面と略直交する一対のガ
イド壁面(案内面)88a、88bと、該一対のガイド
壁面88a、88bを接続する、支持親板11bの板厚
平面と略平行な支持面88cとを有する断面コ字状に形
成されている。一対のガイド壁面88a、88bの間隔
は位置決め孔83側で最も広く、挿入部12側に近づく
につれて徐々に狭くなるように傾斜している。箱状のワ
イヤ接続部材70はその一側面をガイド壁面88aに摺
動可能に当接させており、箱状のワイヤ接続部材72は
その一側面をガイド壁面88bに摺動可能に当接させて
いる。本実施形態の支持親板11bは金属材料からなる
原板をプレス加工や穿孔加工することで形成でき、特に
ガイド凸部88は、金属板の折り曲げ加工あるいは絞り
加工によって形成される。
【0042】ガイド凸部88の支持面88c上には支持
親板11bとは別部材からなる中間支持板91が載置さ
れ、該中間支持板91上には、支持親板11bのガイド
壁面88a、88bとそれぞれ略平行なガイド面92
a、92bを両側部に有するガイドブロック92が載置
され、さらにガイドブロック92の上部はカバー部材9
3で覆われている。中間支持板91とガイドブロック9
2は、固定ねじ94によってガイド凸部88の支持面8
8c、すなわち支持親板11bに対して共締めされる。
カバー部材93は、接着などの固定手段によってガイド
ブロック92上に装着される。なお、中間支持板91と
ガイドブロック92に加えてカバー部材93も固定ねじ
94で共締めするようにしてもよい。
【0043】左右湾曲機構13LR側の操作ワイヤ2
5、26と同様に、上下湾曲機構13UD側の操作ワイ
ヤ35、36もそれぞれ、プーリー34に接続されるプ
ーリー側ワイヤと湾曲部12aの節輪に接続される湾曲
部側ワイヤとから構成され、該プーリー側ワイヤと湾曲
部側ワイヤが、箱状のワイヤ接続部材95、96を介し
て把持操作部11内で連結されている。ワイヤ接続部材
95はその一側面をガイド面92aに摺動可能に当接さ
せており、ワイヤ接続部材96はその一側面をガイド面
92aに摺動可能に当接させている。
【0044】カバー部材93は、ガイド凸部88のガイ
ド壁面88a及びガイドブロック92のガイド面92a
と対向するガイド壁(案内面)93aと、ガイド凸部8
8のガイド壁面88b及びガイドブロック92のガイド
面92bと対向するガイド壁(案内面)93bとを有し
ている。カバー部材93のガイド壁93aはガイド壁面
88a及びガイド面92aと略平行であり、ガイド壁9
3aとガイド壁面88a、ガイド壁93aとガイド面9
2aの間隔は、それぞれワイヤ接続部材70、ワイヤ接
続部材95の幅と略等しい。同様に、ガイド壁93bは
ガイド壁面88b及びガイド面92bと略平行であり、
ガイド壁93bとガイド壁面88b、ガイド壁93bと
ガイド面92bの間隔は、それぞれワイヤ接続部材7
2、ワイヤ接続部材96の幅と略等しい。
【0045】以上の構成により、湾曲操作ノブ23の回
動操作に応じて把持操作部11内で進退される操作ワイ
ヤ25のワイヤ接続部材70は、支持親板11bの板厚
平面方向(図10の左右方向)においてガイド凸部88
のガイド壁面88aとカバー部材93のガイド壁93a
に挟まれることによって、支持親板11bの長手方向へ
決まった軌跡で進退するように案内される。同様に、湾
曲操作ノブ23の回動操作に応じて把持操作部11内で
進退される操作ワイヤ26のワイヤ接続部材72は、支
持親板11bの板厚平面方向(図10の左右方向)にお
いてガイド凸部88のガイド壁面88bとカバー部材9
3のガイド壁93bに挟まれることによって、支持親板
11bの長手方向に決まった軌跡で進退するように案内
される。ワイヤ接続部材70、72はそれぞれ、支持親
板11bの板厚平面と直交する方向(図10の上下方
向)においては、支持親板11bの平面部分と中間支持
板91の間に保持されている。
【0046】また、操作ワイヤ35のワイヤ接続部材9
5は、カバー部材93のガイド壁93aとガイドブロッ
ク92のガイド面92aに挟まれ、操作ワイヤ36のワ
イヤ接続部材96は、カバー部材93のガイド壁93b
とガイドブロック92のガイド面92bに挟まれて、そ
れぞれ支持親板11bの長手方向に決まった軌跡で進退
するように案内される。ワイヤ接続部材95、96はそ
れぞれ、支持親板11bの板厚平面と直交する方向(図
10の上下方向)においては、中間支持板91とカバー
部材93の間に保持されている。
【0047】したがって、湾曲操作ノブ23または湾曲
操作ノブ33を回動操作してプーリー24またはプーリ
ー34が回動されたときに、操作ワイヤ25、26また
は操作ワイヤ35、36は把持操作部11内で進退すべ
き方向に移動され、湾曲部12aの湾曲状態を確実に変
化させることができる。ワイヤ接続式の湾曲操作装置で
は、プーリーから繰り出される側のワイヤが弛緩される
ため、この弛緩側のワイヤをガイドする必要があるが、
本実施形態の構成では弛緩側のワイヤを確実に案内でき
る。例えば、湾曲操作ノブ23を図7に示すL方向に回
動操作したとき、操作ワイヤ26がプーリー24に巻き
取られ、操作ワイヤ25がプーリー24から繰り出され
る。このとき、操作ワイヤ25(特にプーリーワイヤ2
5a)が弛緩状態となるが、該弛緩側の操作ワイヤ25
は、ワイヤ接続部材70の両側面がガイド壁面88aと
ガイド壁93aに挟まれているため、把持操作部11内
における所定の進退方向から逸れることなく移動する。
逆に、湾曲操作ノブ23をR方向に回動させたときに
は、弛緩側の操作ワイヤ26を接続するワイヤ接続部材
72が、ガイド壁面88bとガイド壁93bによりガイ
ドされる。また、湾曲操作ノブ33を回動操作したとき
も同様に、弛緩される側の操作ワイヤ35または36が
進退方向から逸れないようにガイドされる。
【0048】そして本実施形態では特に、左右湾曲機構
13LR側の操作ワイヤ25、26を案内するワイヤガ
イド機構の一部が、該左右湾曲機構13LRを支持する
支持親板11b自体に形成したガイド凸部88によって
構成されているので、このガイド凸部88に相当するガ
イド部材を別途作成する必要がない。よって、内視鏡の
把持操作部、特にワイヤガイド機構を構成するに際して
部品点数を少なくし、組立工程を減らすことができる。
例えば、図16に本実施形態との比較例を示すが、この
比較例では、支持親板200はガイド凸部88などを有
さない平板状に形成されており、支持親板200上に、
ガイド凸部88と同様に機能する別体のガイド部材20
2が固定されている。すなわち、ガイド部材202を支
持親板200とは別に形成し、さらに固定ねじ204で
支持親板200に固定させているので、本実施形態の構
成よりも部品点数が多くなり、製造に際して手間がかか
る。
【0049】また、支持親板11bを、ガイド凸部88
のような凹凸部分を有する非平面状の断面形状に形成す
ると、特にその板厚平面と直交する方向(図9の紙面に
対する垂直方向)における曲げ強度が増し、支持親板1
1bが変形しにくくなる。本実施形態の内視鏡では、把
持操作部11のハウジング11aは、金属製の支持親板
11bを介して樹脂製成形部材である操作機構ケース部
76とグリップ部77とを接続させて構成されている。
そのため、把持操作部11の全体的強度や、操作機構ケ
ース部76とグリップ部77の間の水密性などは、支持
親板11bの強度の影響を受けやすいが、本実施形態の
ようにガイド凸部88が形成された支持親板11bであ
れば外力によっても変形しにくいため十分な強度を得る
ことができる。
【0050】以上のように本実施形態の内視鏡によれ
ば、湾曲操作装置13における湾曲操作部材(湾曲操作
ノブ23、33)を回動可能に支持するための支持親板
11bに、板厚平面と略直交する方向に突出するガイド
凸部88を形成するという簡単な構成で、把持操作部1
1の強度を高めることができる。また、ガイド凸部88
には、湾曲操作ノブ23の回動操作に応じて牽引、繰出
される操作ワイヤ25、26の進退方向へ向かうガイド
壁面88a、88bが形成され、支持親板11b自体が
操作ワイヤ25、26を案内するガイド部として機能す
るので、同様のガイド部材を別設する場合に比して部品
点数を少なく抑えることができ、内視鏡を低コストに製
造することが可能になる。なお、折り曲げ加工あるいは
絞り加工によって形成されるガイド凸部88は、支持親
板11bの肉厚を増大させるものではないので、支持親
板11bの重量の増加は抑えられる。
【0051】図12ないし図14は本発明の第2の実施
形態を示しており、先に説明した第1の実施形態と同様
の部材は同符号で示している。この第2実施形態では、
ガイド凸部88のガイド壁面88a、88bに対向する
位置に、支持親板11bの縁部を板厚平面と直交する方
向に折曲させてフランジ部101、102が形成されて
いる点が第1実施形態と異なる。フランジ部101はガ
イド凸部88のガイド壁面88aと平行に、フランジ部
102はガイド凸部88のガイド壁面88bと平行に、
それぞれ支持親板11bの長手方向に向けて形成されて
いる。フランジ部101とガイド壁面88aの間には、
操作ワイヤ25を接続させるワイヤ接続部材70が支持
親板11bの長手方向に進退可能に嵌っており、フラン
ジ部102とガイド壁面88bの間には、操作ワイヤ2
6を接続させるワイヤ接続部材72が支持親板11bの
長手方向に進退可能に嵌っている。すなわち、支持親板
11bに形成したフランジ部101、102はそれぞ
れ、第1の実施形態におけるカバー部材93のガイド壁
93a、93bと同様の機能を有している。そして、第
2実施形態の支持親板11bは、第1実施形態に比して
フランジ部101、102を形成した分だけ板厚平面と
直交する方向への曲げ強度が向上した構成になる。ガイ
ド凸部88と同様に、フランジ部101、102は金属
板の折り曲げ加工や絞り加工によって形成することがで
きる。
【0052】なお第2実施形態において、フランジ部1
01、102はさらに、支持親板11b上に載置したガ
イドブロック92のガイド面92a、92bと対向する
高さまで延設されている。そして、上下湾曲機構13U
D側の操作ワイヤ35を接続するワイヤ接続部材95
は、フランジ部101とガイド面92aによって案内さ
れ、操作ワイヤ36を接続するワイヤ接続部材96は、
フランジ部102とガイド面92bによって案内されて
いる。
【0053】図15は本発明の第3実施形態を示してい
る。第3実施形態では、支持親板11bの板厚平面と直
交する方向に突出形成したガイド凸部88(ガイド壁面
88a、88b)と一対のフランジ部101、102に
よって、計4本の操作ワイヤ25、26、35及び36
をその進退方向に案内する点は第2実施形態と同様であ
るが、支持親板11bにおいてガイド凸部88と一対の
フランジ部101、102を接続する接続壁部110、
112が半円筒状の断面形状に形成されている点で第2
実施形態と異なる。この接続壁部110、112の内面
形状に対応して、操作ワイヤ25を接続するワイヤ接続
部材114と、操作ワイヤ26を接続するワイヤ接続部
材116も、その下半部分の外面形状が半円筒状になる
ように形成されている。
【0054】以上、図示実施形態によって本発明を説明
したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものでは
ない。例えば、実施形態では、プーリー24からステー
コイル86、87までの把持操作部11内での一対の操
作ワイヤ25、26の進退方向が非平行であり、これに
対応してガイド凸部88のガイド壁面88a、88bは
互いに非平行に形成されていた。しかし、ガイド凸部8
8のガイド壁面88a、88b(及び他のガイド面も)
を平行に形成し、一対の操作ワイヤ25、26が把持操
作部11内で平行に進退されるように案内させてもよ
い。
【0055】また、第2実施形態と第3実施形態では、
支持親板11bの板厚平面の基準位置(例えば、位置決
め孔83周囲の板面位置)をそれぞれ図13と図15に
おいて符合Pで示す位置にあるため、ガイド凸部88や
フランジ部101、102は該板厚平面位置Pよりも突
出して形成されていることになる。しかし、同図に符合
Qで示す位置に板厚平面が位置するような支持親板で
は、ワイヤ接続部材70、72(114、116)はそ
れぞれ、ガイド壁面88aとフランジ部101を対向案
内面とする溝部と、ガイド壁面88bとフランジ部10
2を対向案内面とする溝部とに嵌まって進退案内される
ことになる。つまり、図示実施形態とは逆に、支持親板
11bに板厚平面と直交する方向へ所定深さを有する溝
部を操作ワイヤの進退方向に向けて一対形成し、この一
対の溝部によって一対の湾曲操作ワイヤの進退を案内す
るという態様も可能である。
【0056】また、以上の実施形態では、支持親板11
bのガイド凸部88に案内される一対の操作ワイヤ2
5、26は、湾曲部12aを左右方向に湾曲させるため
の湾曲操作ワイヤであったが、同操作ワイヤ25、26
を上下方向に湾曲させるための湾曲操作ワイヤとしても
よい。さらに、実施形態では、湾曲部12aを上下左右
に湾曲操作するために二対の操作ワイヤを備えた内視鏡
に本発明を適用したが、一対の湾曲操作ワイヤのみを備
える内視鏡であっても本発明は適用可能である。
【0057】また、以上の各実施形態では、支持親板1
1bのガイド凸部88やフランジ部101、102は、
湾曲操作用のワイヤを案内する機能と、支持親板11b
自体の曲げ強度を向上させる補強部としての機能を兼ね
るものとした。該構成は、内視鏡がワイヤ操作方式の湾
曲操作装置を備える場合には、ワイヤ案内機構の部品点
数を少なく抑えることができつつ強度的にも優れている
ので、特に好ましい構成である。但し、樹脂製の外皮部
材であるハウジング11aと金属製の内部補強板である
支持親板11bから構成される内視鏡の把持操作部の強
度の向上を図るという観点からは、支持親板11bの板
厚平面と直交する方向への凹凸部分が、ガイド凸部88
やフランジ部101、102とは異なり、ワイヤの案内
面として機能しないようにした態様も可能である。換言
すれば、湾曲操作用のワイヤを備えない内視鏡におい
て、把持操作部の内部に設ける親板の断面形状を、凹凸
部を有する非平面形状として強度向上を図ってもよい。
あるいは、上記実施形態のガイド凸部88やフランジ部
101、102に加え、さらに強度を向上させる目的
で、ワイヤ案内面としては機能しない別の凹凸部を支持
親板11bに追加形成してもよい。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、湾曲操作
ワイヤの案内機構を備えながら部品点数が少なく安価に
製造可能な内視鏡を提供することができる。また本発明
によれば、構成が簡単で安価に製造可能でありながら把
持操作部の強度に優れる内視鏡を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する内視鏡の全体構造を示す外観
図である。
【図2】図1の内視鏡の湾曲操作装置付近の断面図であ
る。
【図3】図2から、左右湾曲機構で一体的に回動される
部材を一部材として示した図である。
【図4】図2から、上下湾曲機構で一体的に回動される
部材を一部材として示した図である。
【図5】図2のV-V断面線に沿う図である。
【図6】図2のVI-VI断面線に沿う図である。
【図7】湾曲操作装置の平面図である。
【図8】ハウジング内にある部分を除いて示す、湾曲操
作装置を底面側から見た図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る内視鏡の把持操作
部内を、上下湾曲機構の構成部材を除いて示す図であ
る。
【図10】図9のX-X断面線に沿う、左右湾曲機構用と
上下湾曲機構用を合わせた操作ワイヤの案内機構の断面
図である。
【図11】図9に示される支持親板を単体で示す図であ
る。
【図12】本発明の第2実施形態に係る内視鏡の把持操
作部内を、上下湾曲機構の構成部材を除いて示す図であ
る。
【図13】図12のXIII-XIII断面線に沿う、左右湾曲
機構用と上下湾曲機構用を合わせた操作ワイヤの案内機
構の断面図である。
【図14】図12に示される支持親板を単体で示す図で
ある。
【図15】本発明の第3実施形態を示す、図10及び図
13と同方向から見た操作ワイヤの案内機構の断面図で
ある。
【図16】本発明との比較例を示す操作ワイヤの案内機
構の断面図である。
【符号の説明】 10 内視鏡 11 把持操作部 11a ハウジング(外皮部材) 11b 支持親板(親板) 12 挿入部 12a 湾曲部 13 湾曲操作装置 13LR 左右湾曲機構 13UD 上下湾曲機構 20 回動基軸 21 33 操作軸体(湾曲操作部材) 23 33 湾曲操作ノブ(湾曲操作部材) 24 34 プーリー 25 26 35 36 操作ワイヤ(湾曲操作ワイ
ヤ) 25a 26a プーリー側ワイヤ 25b 26b 湾曲部側ワイヤ 25c 25d 26c 26d コマ 70 72 95 96 ワイヤ接続部材 71 73 コマ受け凹部 76 操作機構ケース部 77 グリップ部 80 81 鍔部 83 位置決め孔 84 固定枠 85 ステーコイル固定部材 86 87 ステーコイル 88 ガイド凸部(凹凸部、凸部、中間凸部) 88a 88b ガイド壁面(案内面) 88c 支持面 91 中間支持板 92 ガイドブロック 92a 92b ガイド面 93 カバー部材 93a 93b ガイド壁 94 固定ねじ 101 102 フランジ部(凹凸部) 110 112 接続壁部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に湾曲部を有し観察対象内に挿入
    される挿入部;上記挿入部に接続された把持操作部;上
    記把持操作部の内部に固定した支持親板;該支持親板に
    回動操作可能に支持された湾曲操作部材;及び該湾曲操
    作部材と上記湾曲部を接続し、湾曲操作部材の正逆の回
    動操作に応じて一方が牽引され他方が繰出されて、湾曲
    部を正逆方向に湾曲させる一対の湾曲操作ワイヤ;を備
    え、 上記支持親板には、該親板自体に形成した板厚平面と直
    交する方向の凹凸部によって、上記一対の操作ワイヤの
    進退方向に向く案内面が形成されていることを特徴とす
    る内視鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載の内視鏡において、上記
    支持親板は、一対の湾曲操作ワイヤに挟まれる位置に板
    厚平面と直交する方向へ突出するコ字状断面の凸部を有
    し、該コ字状断面凸部の両側部に各湾曲操作ワイヤの進
    退方向に向く一対の案内面が形成されており、 さらに、該凸部の一対の案内面と対向する一対の案内面
    を有する、上記支持親板に着脱可能な別のガイド部材を
    備え、 この別ガイド部材の一対の案内面と上記支持親板の凸部
    に形成された一対の案内面とによって上記一対の湾曲操
    作ワイヤが進退方向に案内される内視鏡。
  3. 【請求項3】 請求項1項記載の内視鏡において、上記
    支持親板は、 一対の湾曲操作ワイヤに挟まれる位置に板厚平面と直交
    する方向へ突出され、各湾曲操作ワイヤの進退方向に向
    く一対の案内面が両側部に形成されたコ字状断面の中間
    凸部と;該中間凸部の一対の案内面と対向する、板厚平
    面と直交する方向に突出する一対のフランジ部と;を備
    え、 この一対のフランジ部と中間凸部に形成された一対の案
    内面とによって上記一対の湾曲操作ワイヤが進退方向に
    案内される内視鏡。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の内視鏡において、上記支
    持親板には、上記一対の湾曲操作ワイヤの進退方向に向
    けて、それぞれが板厚平面と直交する一対の対向案内面
    を有する一対の溝部が形成され、 該一対の溝部の上記対向案内面によって上記一対の湾曲
    操作ワイヤが進退方向に案内される内視鏡。
  5. 【請求項5】 請求項1から4いずれか1項記載の内視
    鏡において、上記支持親板は金属材料の機械加工により
    形成される内視鏡。
  6. 【請求項6】 請求項1から5いずれか1項記載の内視
    鏡において、上記把持操作部の外皮部材は分割可能な複
    数の樹脂製成形部材からなり、該複数の樹脂製成形部材
    が上記支持親板を介して結合されている内視鏡。
  7. 【請求項7】 請求項1から6いずれか1項記載の内視
    鏡において、上記一対の湾曲操作ワイヤはそれぞれ、湾
    曲操作部材に接続される部分と湾曲部に接続される部分
    とに分割可能で、上記把持操作部内でワイヤ接続部材を
    介して接続されており、 該ワイヤ接続部材が上記支持親板の凹凸部に形成した案
    内面に当接して湾曲操作ワイヤの進退方向に案内される
    内視鏡。
  8. 【請求項8】 観察対象内に挿入される挿入部と、この
    挿入部に接続する把持操作部とを備えた内視鏡におい
    て、 上記把持操作部は、細長中空状の外皮部材と、該外皮部
    材内に長手方向に沿わせて固定した長尺の親板とを備
    え、 該親板には、その長手方向へ向けて、板厚平面と直交す
    る方向の凹凸部が形成されていることを特徴とする内視
    鏡。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の内視鏡において、上記外
    皮部材は分割可能な複数の樹脂製成形部材から形成され
    ており、該複数の樹脂製成形部材は上記親板を介して結
    合されている内視鏡。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の内視鏡におい
    て、上記親板は金属材料の機械加工により形成される内
    視鏡。
  11. 【請求項11】 請求項8から10いずれか1項記載の
    内視鏡において、さらに、 上記挿入部の先端に設けた湾曲部と;上記親板に回動操
    作可能に支持された湾曲操作部材と;該湾曲操作部材と
    上記湾曲部を接続し、湾曲操作部材の正逆の回動操作に
    応じて一方が牽引され他方が繰出されて、湾曲部を正逆
    方向に湾曲させる一対の湾曲操作ワイヤ;を備え、 上記親板の凹凸部には、上記一対の湾曲操作ワイヤの進
    退方向に向くワイヤ案内面が形成されている内視鏡。
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