JP2002017503A - 応接椅子における座の前傾、昇降方法および前傾、昇降自在の座を備えた応接椅子 - Google Patents

応接椅子における座の前傾、昇降方法および前傾、昇降自在の座を備えた応接椅子

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JP2002017503A
JP2002017503A JP2000204926A JP2000204926A JP2002017503A JP 2002017503 A JP2002017503 A JP 2002017503A JP 2000204926 A JP2000204926 A JP 2000204926A JP 2000204926 A JP2000204926 A JP 2000204926A JP 2002017503 A JP2002017503 A JP 2002017503A
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chair
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Takeshi Koshimura
武史 越村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】着座者の立ち上がり動作にかかる負担を激減さ
せる。 【解決手段】応接椅子において、基部フレーム18上方
に、付勢手段20を介して前傾または/および昇降自在
に装着された座10を、着座時の着座者の荷重により付
勢手段20を圧縮させ、前傾または/および上昇方向に
付勢力を作用させて支持固定し、立ち上がり時に座10
の支持固定を解除し、座10の前傾または/および上昇
方向に作用させた付勢手段20の付勢力により、座10
を前傾または/および上昇させ、着座者の立ち上がり動
作を補助することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、応接椅子の座を前
傾または/および昇降させる方法および前傾、昇降自在
の座を備えた応接椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高齢化がすすんだ近年において、比較的
健康な高齢者にとって、日常生活の動作中、最も頻繁に
行う立ち上がりおよび着座動作の負担を軽減するため、
椅子位置高さでの生活の方が、膝部の屈曲の負担も軽く
なることから、洋間が大部分を占有する洋風化住居が増
加してきている。
【0003】また、この洋間において使用される応接椅
子は、電動方式、スライド金具方式により、座を昇降さ
せ、着座位置を調整するものが主流であり、着座者の立
ち上がり動作を補助するものは皆無であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、応接椅子は着座
位置調整のために座を昇降させることはできるが、着座
者の立ち上がり動作を補助することができないことが問
題となっていた。
【0005】また、比較的健康な高齢者にとって生活が
し易い椅子位置高さでの生活を確保できる洋間におい
て、高齢者の日常生活動作中、最も頻繁に行う立ち上が
りおよび着座動作の負担を軽減できる安価な応接椅子の
開発が強く要望されてきている。
【0006】本発明は、この要望に対処すべく、着座
者、特に比較的健康な高齢者の立ち上がり動作にかかる
負担を激減させることができる応接椅子における座の前
傾、昇降方法および前傾、昇降自在の座を備えた応接椅
子を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、座および背か
らなる応接椅子において、椅子本体の基部フレーム上方
に、付勢手段を介して前傾または/および昇降自在に装
着された座を、着座時の着座者の荷重により付勢手段を
圧縮させ、前傾または/および上昇方向に作用させたま
ま支持固定し、立ち上がり時に座の支持固定を解除し、
座の前傾または/および上昇方向に作用させた付勢手段
の付勢力により、座を前傾または/および上昇させ、着
座者の立ち上がり動作を補助することを特徴とするも
の、または座に対する付勢手段の装着角度を調整するこ
とにより、座に作用する付勢手段の付勢力を調整するこ
とを特徴とするもの、または付勢手段の付勢力を基部フ
レームと座との間に装着させた緩衝機構により調整し、
座の前傾または/および上昇させる付勢力を調整するこ
とを特徴とするもの、または座の前方部分を下方に屈曲
させ、立ち上がり時に着座者の大腿部裏側にかかる付勢
手段の付勢力を激減させることを特徴とするものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で使用する応接椅子は、座
10および背12、並びにアームレスト14を備えた応
接椅子、例えばソファ等である。
【0009】本発明に係る前傾、昇降自在の座を備えた
応接椅子の第1例は、図1〜図5に示すように、以下の
構成からなるものである。
【0010】背12、アームレスト14等を備えた椅子
本体16の下方に位置する基部フレーム18上方に、付
勢手段20を介して座10が、前傾自在に配設されてい
る。
【0011】本例において、座10の前方下部(図1〜
図3の左右部分においてそれぞれ左側)が基部フレーム
18に軸支され、座10の下面に、基部フレーム18に
軸支して配設された付勢手段20であるエアシリンダー
の作用部を当接させ、この付勢手段20の付勢力を介し
て座10の前方下部を支点として座10が前傾する。
【0012】また、座10に対する付勢手段20の装着
角度を調整することにより、座10に作用する付勢手段
20の付勢力を調整することができる。
【0013】本例において、付勢手段20の角度調整機
構は、椅子本体16の外側に突出させ、かつ付勢手段2
0に装着させたレバー22と、椅子本体16の前後方向
に沿わせて配設された、レバー22を支持する調整溝2
4が複数形成されたガイド板26と、レバー22をガイ
ド板26の各調整溝24内に弾性的に支持させるための
弾性体28と、により構成されている。
【0014】この角度調整機構のレバー22を弾性体2
8の弾性力に抗して下方に押下させて付勢手段20のガ
イド板26に対する支持固定を解除し、レバー22を介
して付勢手段20を椅子本体16の前後方向に対して移
動させた後、レバー22から手を放すことにより、レバ
ー22を弾性体28の弾性力によりガイド板26の調整
溝24内に支持固定させ、付勢手段20の角度調整を行
う。
【0015】この付勢手段20であるエアシリンダーの
作用部の座10に対する当接位置が、座10の前方寄り
になるほど、付勢手段20の付勢力が小さくなり、座1
0の後方寄りになるほど、付勢手段20の付勢力が大き
くなる。
【0016】座10を支持固定するストッパー30が椅
子本体16に配設されている。
【0017】本例において、ストッパー30は、座10
の下方に延出させた、上下に一対の支持溝32を形成さ
せたストッパー受け34と、ストッパー受け34の支持
溝32内に弾性力により嵌入するストッパー本体36
と、ストッパー本体36をストッパー受け34の支持溝
32から外すハンドル38と、から構成されている。
【0018】また、ストッパー受け34の配設位置を変
更することにより、付勢手段20による付勢力を調整
し、座10の前傾高さ、付勢力をも調整することができ
る。
【0019】なお、基部フレーム18に対する座10の
前方軸支部および付勢手段20は、座10の一側のみに
ついて説明してあるが、各構成要素は座10の他側にも
装着されている。
【0020】また、図1〜図5中、40は座10の後方
下部に装着したフック、42は基部フレーム18に装着
した係止具、44は座10の後方下部を支持するフレー
ムを示し、このフック40と係止具42との係止により
立ち上がり時に座10を支持し、フレーム44により着
座時に座10を支持する。
【0021】本例の応接椅子の座を前傾させる方法を以
下に詳述する。
【0022】まず、本応接椅子に着座者が着座すること
により、座10の下部と基部フレーム18間に装着され
た付勢手段20が、着座者の荷重により圧縮され、座1
0を前傾方向に付勢力を作用させたままストッパー30
により支持固定する。
【0023】この際、図5に示すように、着座者が着座
することにより、ストッパー30のストッパー本体36
が、座10のストッパー受け34の上部支持溝32内に
弾性力により嵌入し、座10が最下点(着座位置)で支
持固定される(図4(イ)参照)。
【0024】次に、立ち上がり時にハンドル38を外側
に引くことにより、ストッパー本体36を、ストッパー
受け34の上部支持溝32から外し、座10の支持固定
を解除する。
【0025】この支持固定が解除された座10は、前傾
方向に作用する付勢手段20の付勢力により、基部フレ
ーム18との軸支部を支点として後部が斜め上方へ移動
する(図1〜図3の右側部分参照)。
【0026】このため、着座者の臀部が座10により押
し上げられ、立ち上がり動作が補助され、着座者は容易
に立ち上がることができる。
【0027】また、付勢手段20であるエアシリンダー
の作用部の座10に対する当接位置を、座10の後方寄
りに設定することにより、付勢手段20の付勢力が大き
くなり、着座者の立ち上がり時の負担をより軽減するこ
とができる。
【0028】また、立ち上がり後、ストッパー本体36
が座10のストッパー受け34の下部支持溝32に弾性
力により嵌入するため、座10が最上点(立ち上がり位
置)で支持固定され、座10の必要以上の前傾が制御さ
れる(図4(ロ)参照)。
【0029】また、座10が最上点で支持固定された本
応接椅子に着座者が着座する際、ハンドル38を外側に
引くことにより、ストッパー本体36を、ストッパー受
け34の下部支持溝32から外し、座10の支持固定を
解除し、着座する。
【0030】この際、座10の下部と基部フレーム18
間に装着された付勢手段20の付勢力が着座者の荷重の
反力として作用するため、この付勢力により着座者の荷
重が座10で受止められるので、着座時に着座者が衝撃
を受けることがなくなり、着座動作の負担をも激減する
ことができる。
【0031】また、付勢手段20であるエアシリンダー
の作用部の座10に対する当接位置を、座10の前方寄
りに設定することにより、付勢手段20の付勢力が小さ
くなり、着座者にかかる負担を軽減することができる。
【0032】また、本発明に係る応接椅子の第2例が、
図6〜図9に示してある。
【0033】本例の応接椅子は、第1例と同様、座10
および背12、並びにアームレスト14を備えた応接椅
子、例えばソファ等であり、座10を昇降させる構造の
ものであり、以下にその構成を詳述する。
【0034】背12、アームレスト14等を備えた椅子
本体16の下方に位置する基部フレーム18の長さ方向
の両側に、一対の移動アーム46が軸支され、この一対
の移動アーム46の下端間が連結アーム48により連結
され、この連結アーム48の略中央に付勢手段20であ
るエアシリンダーの作用部が軸支されている。
【0035】本例において、各移動アーム46は椅子本
体16にその中央を軸支させ、付勢手段20であるエア
シリンダーの基部も椅子本体16に軸支させてあり、付
勢手段20であるエアシリンダーの伸縮により、移動ア
ーム46上部に装着された座10を前方上部へ移動させ
る構造である。
【0036】また、座10の前方部分11を分断し、座
10と回動自在に軸支させると共に、分断した座10の
前方部分11の下端縁を椅子本体16に回動自在に軸支
させてある。
【0037】よって、座10を前方上部へ移動させるこ
とにより、座10の分断させた前方部分11が下方に屈
曲する。
【0038】座10を支持固定するストッパー30が椅
子本体16に配設されている。
【0039】本例において、ストッパー30は、上下支
持溝32を形成させた略扇形のストッパー受け34、ス
トッパー本体36、ハンドル38と、から構成されてい
る。
【0040】また、このストッパー30の略扇形のスト
ッパー受け34の位置を調整することにより、付勢手段
20の付勢力を調整する緩衝機構50が構成されてい
る。
【0041】本例において、緩衝機構50は、略扇形の
ストッパー受け34をスライドネジ52により上方へ展
開自在とし、座10と基部フレーム18との間隔を調整
するものであり、座10と基部フレーム18との間隔を
狭く設定する(図6参照)ほど、付勢手段20の付勢力
が大きくなり、座10と基部フレーム18との間隔を広
く設定する(図7参照)ほど、付勢手段20の付勢力が
小さくなる。
【0042】なお、付勢手段20、移動アーム46、連
結アーム48、等の各構成要素において、座10の一側
のみについて説明してあるが、各構成要素は座10の他
側にも装着されている。
【0043】本例の応接椅子の座を上昇させる方法を以
下に詳述する。
【0044】まず、本応接椅子に着座者が着座すること
により、座10と基部フレーム18との間に配設された
付勢手段20が、着座者の荷重により圧縮され、座10
を上昇方向に付勢力を作用させたままストッパー30に
より支持固定する。
【0045】この際、着座者が着座することにより、ス
トッパー30のストッパー本体36が、座10のストッ
パー受け34の上部支持溝32内に弾性力により嵌入
し、座10が最下点(着座位置)で支持固定される。
【0046】次に、立ち上がり時にハンドル38を外側
に引くことにより、ストッパー本体36を、ストッパー
受け34の上部支持溝32から外し、座10の支持固定
を解除する。
【0047】この支持固定が解除された座10は、上昇
方向に作用する付勢手段20の付勢力により、移動アー
ム46の椅子本体16との軸支部を支点として前部上方
へ移動する。
【0048】また、座10の前部上方への移動に伴い、
座10の分断された前方部分11が下方に屈曲する。
【0049】このため、着座者の大腿部裏側にかかる付
勢手段20による付勢力を激減させた状態で、着座者の
臀部が座10により押し上げられ、立ち上がり動作が補
助されるため、着座者は容易に立ち上がることができ
る。
【0050】また、緩衝機構50により座10と基部フ
レーム18との間隔を狭く設定することにより、付勢手
段20の付勢力が大きくなり、着座者の立ち上がり時の
負担をより軽減することができる。
【0051】また、立ち上がり後、ストッパー本体36
が座10のストッパー受け34の下部支持溝32に弾性
力により嵌入するため、座10が最上点(立ち上がり位
置)で支持固定され、座10の必要以上の上昇が制御さ
れる。
【0052】また、座10が最上点で支持固定された本
応接椅子に着座者が着座する際、ハンドル38を外側に
引くことにより、ストッパー本体36を、ストッパー受
け34の下部支持溝32から外し、座10の支持固定を
解除し、座10に着座する。
【0053】この際、座10を昇降させる付勢手段20
の付勢力が着座者の荷重の反力として作用するため、こ
の付勢力により着座者の荷重が座10に受止められるの
で、着座時に着座者が衝撃を受けることがなくなり、着
座動作の負担を激減することができる。
【0054】また、緩衝機構50により座10と基部フ
レーム18との間隔を広く設定することにより、付勢手
段20の付勢力が小さくなり、着座時の負担をより軽減
することができる。
【0055】また、本発明に係る応接椅子の第3例が、
図10および図11に示してある。
【0056】本例の応接椅子は、第2例と同様、座10
と基部フレーム18との間隔を調整する緩衝機構50に
加え、基部フレーム18と座10の後方下部との間にコ
イルスプリング54をその弾性力を調整自在に配設させ
た第2緩衝機構58を備えてなるものであり、その他の
構造および使用方法については同様であるためその説明
は省略し、第2例に付加した第2緩衝機構58のみを以
下に詳述する。
【0057】本例において、第2緩衝機構58を構成す
るコイルスプリング54の弾性力の調整は、基部フレー
ム18の下方から内部に向けて配設させた調整ボルト5
6へのコイルスプリング54の螺着位置を調整すること
により行う。
【0058】このコイルスプリング54の調整ボルト5
6への螺着位置を下方にするほど、コイルスプリング5
4は伸長され、その弾性力が大きくなり(図10参
照)、調整ボルト56への螺着位置を上方にするほど、
コイルスプリング54は縮短され、その弾性力が小さく
なる(図11参照)。
【0059】このため、着座者の立ち上がり時に、緩衝
機構50により座10と基部フレーム18との間隔を広
く設定することに加え、第2緩衝機構58のコイルスプ
リング54の調整ボルト56への螺着位置を下方とし、
コイルスプリング54の弾性力を大きくすることによ
り、昇降速度をより遅くすることが可能となり、着座者
の立ち上がり時の負担を激減することができる。
【0060】また、着座時に、緩衝機構50により座1
0と基部フレーム18との間隔を狭く設定することに加
え、第2緩衝機構58のコイルスプリング54の調整ボ
ルト56への螺着位置を上方とし、コイルスプリング5
4の弾性力を小さくすることにより、昇降速度をより早
くすることが可能となり、着座時の負担を激減すること
ができる。
【0061】また、本発明に係る応接椅子の第4例が、
図12および図13に示してある。
【0062】本例の応接椅子は、第3例と同様、座10
と基部フレーム18との間隔を調整する緩衝機構50に
加え、基部フレーム18と座10の後方下部との間にコ
イルスプリング54をその弾性力を調整自在に配設させ
た第2緩衝機構58を備えてなるものであり、この第2
緩衝機構58のコイルスプリング54の調整機構のみが
第3例と相違しているため、このコイルスプリング54
の弾性力の調整機構のみを以下に詳述する。
【0063】本例において、コイルスプリング54の弾
性力の調整は、基部フレーム18の後方から内部に向け
て配設させた調整ボルト56へのコイルスプリング54
の螺着位置を調整することにより行う。
【0064】このコイルスプリング54の調整ボルト5
6への螺着位置を前方にするほど、コイルスプリング5
4は伸長され、その弾性力が大きくなり(図12参
照)、調整ボルト56への螺着位置を後方にするほど、
コイルスプリング54は縮短され、その弾性力が小さく
なる(図13参照)。
【0065】また、使用による作用、効果については第
3例と同様であるため、説明は省略する。
【0066】なお、全例において、椅子本体16にはア
ームレスト14が備えられているが、アームレストは必
要不可欠な要素ではない。
【0067】また、椅子本体16の下端に、移動性を向
上させるためのキャスター等を装着させることは自由で
ある。
【0068】また、座10、背12、アームレスト14
等、椅子本体16を抗菌、消臭作用があるカバーにより
被覆すること、内部に充填するウレタンも抗菌、消臭作
用のある素材とすること、は自明である。
【0069】また、付勢手段20は、エアシリンダーで
あるが、コイルスプリング、バネ、油圧シリンダー、そ
の他の付勢力を発生する機構のものであればよい。
【0070】また、座10の前傾、昇降機構は、付勢手
段20あるいは移動アーム46およ連結アーム48によ
るものであるが、座10を前傾、昇降させる他の構造を
採用することは自由である。
【0071】また、緩衝機構50は、ストッパー30の
ストッパー受け34を利用するものであるが、第3例、
第4例に示したコイルスプリング54および調整ボルト
56からなる第2緩衝機構58のみを利用してもよい。
【0072】また、座10の前部11を屈曲自在として
あるが、屈曲させなくても、着座者の立ち上がり、着座
動作の補助ができることは自明である。
【0073】また、本発明に係る応接椅子は一人掛け用
に限定されることはなく、二人掛け用、三人掛け用とす
ることは自由であり、その際には座10を一体、または
個々に前傾または/および上昇させることも自由であ
る。
【0074】
【発明の効果】本発明に係る応接椅子における座の前
傾、昇降方法および前傾、昇降自在の座を備えた応接椅
子によれば、付勢手段を介して前傾または/および昇降
自在とした座に、着座時の着座者の荷重により付勢手段
を圧縮させ、前傾または/および上昇方向に付勢力を作
用させたまま支持固定し、立ち上がり時に座の支持固定
を解除し、座の前傾または/および上昇方向に作用させ
た付勢手段の付勢力により、座を前傾または/および上
昇させるため、着座者、特に比較的健康な高齢者の立ち
上がり動作を補助することができ、立ち上がり動作にか
かる負担を激減させることができる。
【0075】また、着座時においても、付勢手段の付勢
力が作用するため、この付勢手段の付勢力が着座者の荷
重の反力として作用するため、この付勢力により着座者
の荷重を座が受止めるので、着座時に着座者が衝撃を受
けることがなくなり、着座動作の負担をも激減すること
ができる。
【0076】また、座を付勢手段を介して前傾または/
および昇降させる機構であるため、従来の電気方式、ス
ライド金具方式に比べ、構造が極めて簡易となり、コス
トも安価となる。
【0077】また、付勢手段の座に対する装着角度を調
整することにより、座に作用する付勢手段の付勢力を調
整することができるため、極めて容易に付勢手段の付勢
力を調整することが可能となる。
【0078】また、座の前傾または/および上昇方向に
作用する付勢手段による付勢力を緩衝機構により緩衝さ
せることにより、座の前傾または/および上昇時に作用
する付勢力を小さくすることができ、着座者の立ち上が
りおよび着座動作負担をより一層激減することができ
る。
【0079】また、着座者が立ち上がる際、座の前方部
を下方に屈曲させることにより、着座者の大腿部裏側に
かかる付勢手段の付勢力を激減させた状態で、着座者の
臀部が座により押し上げられ、立ち上がり動作が補助さ
れるため、着座者は容易に立ち上がることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る前傾、昇降自在の座を備えた応接
椅子の使用状態を示す略線正面図。
【図2】同、付勢手段の装着位置を変えた状態を示す正
面図。
【図3】同、付勢手段の装着位置をさらに変えた状態を
示す正面図。
【図4】同、座の支持状態を示す要部断面図であり、
(イ)は着座時を示し、(ロ)は立ち上がり時を示す。
【図5】同、着座時の座の支持状態を示す要部拡大断面
図。
【図6】第2例の着座位置を最下点とした状態を示す正
面図。
【図7】第2例の着座位置を最上点とした状態を示す正
面図。
【図8】第2例の使用状態を示す要部断面図。
【図9】第2例の使用状態を示す要部拡大正面図。
【図10】第3例の第2緩衝機構の弾性力を大きくした
状態を示す略線正面図。
【図11】第3例の第2緩衝機構の弾性力を小さくした
状態を示す略線正面図。
【図12】第4例の第2緩衝機構の弾性力を大きくした
状態を示す略線正面図。
【図13】第4例の第2緩衝機構の弾性力を小さくした
状態を示す略線正面図。
【符号の説明】
10 座 12 背 16 椅子本体 18 基部フレーム 20 付勢手段 30 ストッパー 50 緩衝機構 58 第2緩衝機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座(10)および背(12)からなる応接椅子に
    おいて、椅子本体(16)の基部フレーム(18)上方に、付勢
    手段(20)を介して前傾または/および昇降自在に装着さ
    れた座(10)を、着座時の着座者の荷重により付勢手段(2
    0)を圧縮させ、前傾または/および上昇方向に付勢力を
    作用させたまま支持固定し、立ち上がり時に座(10)の支
    持固定を解除し、座(10)の前傾または/および上昇方向
    に作用させた付勢手段(20)の付勢力により、座(10)を前
    傾または/および上昇させ、着座者の立ち上がり動作を
    補助することを特徴とする応接椅子における座の前傾、
    昇降方法。
  2. 【請求項2】 座(10)に対する付勢手段(20)の装着角度
    を調整することにより、座(10)に作用する付勢手段(20)
    の付勢力を調整することを特徴とする請求項1記載の応
    接椅子における座の前傾、昇降方法。
  3. 【請求項3】 付勢手段(20)の付勢力を基部フレーム(1
    8)と座(10)との間に装着させた緩衝機構(50)により調整
    し、座(10)の前傾または/および上昇させる付勢力を調
    整することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    応接椅子における座の前傾、昇降方法。
  4. 【請求項4】 座(10)の前方部分(11)を下方に屈曲さ
    せ、立ち上がり時に着座者の大腿部裏側にかかる付勢手
    段(20)の付勢力を激減させることを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3記載の応接椅子における座
    の前傾、昇降方法。
  5. 【請求項5】 座(10)および背(12)からなる応接椅子に
    おいて、椅子本体(16)の基部フレーム(18)上方に、付勢
    手段(20)を介して座(10)が、前傾または/および昇降自
    在に配設され、座(10)を支持固定するストッパー(30)が
    椅子本体(16)に配設されてなり、着座時の着座者の荷重
    により付勢手段(20)を圧縮させ、前傾または/および上
    昇方向に付勢力を作用させたまま座(10)をストッパー(3
    0)により支持固定し、立ち上がり時にストッパー(30)を
    解除し、座(10)の前傾または/および上昇方向に作用さ
    せた付勢手段(20)の付勢力により、座(10)を前傾または
    /および上昇させ、着座者の立ち上がり動作を補助する
    ことを特徴とする前傾、昇降自在の座を備えた応接椅
    子。
  6. 【請求項6】 座(10)に対する付勢手段(20)の装着角度
    を調整することにより、座(10)に作用する付勢手段(20)
    の付勢力を調整することを特徴とする請求項5記載の前
    傾、昇降自在の座を備えた応接椅子。
  7. 【請求項7】 付勢手段(20)の付勢力を基部フレーム(1
    8)と座(10)との間に装着させた緩衝機構(50)により調整
    し、座(10)の前傾または/および上昇させる付勢力を調
    整することを特徴とする請求項5または請求項6記載の
    前傾、昇降自在の座を備えた応接椅子。
  8. 【請求項8】 座(10)の前方部分(11)を下方に屈曲さ
    せ、立ち上がり時に着座者の大腿部裏側にかかる付勢手
    段(20)の付勢力を激減させることを特徴とする請求項
    5、請求項6または請求項7記載の前傾、昇降自在の座
    を備えた応接椅子。
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