JP2002016407A - 配線基板およびその導波管との接続構造 - Google Patents
配線基板およびその導波管との接続構造Info
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Abstract
管とを接続にあたり損失のバラツキの低減ができ、歩留
りが向上し低コスト化が可能となり信頼性も向上できる
配線基板と導波管との接続構造を提供する。 【解決手段】誘電体基板1の一方の表面に形成された信
号伝送線路5と導波管Bとを接続可能な配線基板であっ
て、導波管Bとの接続部が、誘電体基板1の他方の表面
に形成され、信号伝送線路5の終端5aと対峙する位置
にスロット孔6が形成されてなるグランド層7と、グラ
ンド層7の表面に積層形成された誘電体層10と、誘電
体層10を貫通して前記グランド層7と電気的に接続さ
れ、スロット孔6を囲む位置に所定間隔をもって配列形
成された複数の垂直導体12と、を具備してなり、誘電
体層10における垂直導体12により囲まれた誘電体領
域9を接続される導波管Bの断面開口部13よりも小さ
くする。
Description
素子や高周波用受動素子などの高周波素子等を収納する
ための高周波用パッケージ、あるいはそれら素子を収納
したパッケージを実装する回路基板、あるいは各種素子
を直接表面実装した回路基板などに用いられ、導波管と
の接続が可能な配線基板に関し、信号伝送線路−導波管
間の信号変換の特性バラツキが小さく小型で信頼性が高
くしかも製造コストの低い配線基板とその導波管との接
続構造に関するものである。
携帯電話に代表されるように無線化、パーソナル化が進
んでいる。このような状況の中、さらに高速大容量の情
報伝達を可能にするために、ミリ波(30〜300GH
z)領域で動作する半導体素子の開発が進んでいる。最
近ではこのような高周波半導体素子技術の進歩に伴い、
その応用として車間レーダーや無線LANのようなミリ
波の電波を用いたさまざまな応用システムも提案される
ようになってきた。例えば、ミリ波を用いた車間レーダ
ー(1995年電子情報通信学会エレクトロニクスソサ
イエティ大会、SC−7−6参照)、コードレスカメラ
システム(1995年電子情報通信学会エレクトロニク
スソサイエティ大会、C−137参照)、高速無線LA
N(1995年電子情報通信学会エレクトロニクスソサ
イエティ大会、C−139参照)が提案されている。
れらの応用を可能とするための要素技術の開発も同時に
進められており、特に、各種の電子部品においては、必
要な伝送特性を有しながら、いかに小型で信頼性が高く
低コストとするかが大きな課題となっている。
が収納された回路基板あるいはパッケージと、外部電気
回路とをいかに簡単で且つ小型な構造で接続するかが重
要な要素として位置づけられている。とりわけ、伝送損
失の最も小さい導波管が形成された外部電気回路と、高
周波素子を搭載した回路基板あるいはパッケージとをい
かに接続するかが大きな問題であった。
を外部電気回路に形成された導波管に接続する方法とし
ては、高周波用パッケージからコネクタを用いて一旦同
軸線路に変換して導波管と接続する方法、外部電気回路
において、導波管を一旦マイクロストリップ線路等に接
続した後、そのマイクロストリップ線路と高周波用パッ
ケージとを接続する方法が採用される。
ジあるいはモジュール基板を外部電気回路の導波管に直
接接続する方法も提案されている(特開平8−2745
13)。この提案では、導波管変換部に多数のホールを
設け誘電率を調整し、なおかつ変換部の導波管が接続さ
れるのとは逆側に金属製のキャップを設けるものであ
る。
ように、外部電気回路の導波管を一旦、コネクタやマイ
クロストリップ線路などの他の伝送線路形態を介して、
パッケージと接続する方法では、接続構造自体が複雑化
するとともに、コネクタや他の伝送線路を形成する領域
を確保する必要があるために、接続構造自体が大型化し
てしまうという問題があった。しかも、他の線路形態や
コネクタを介することにより伝送損失が増大する可能性
もあった。また、他の線路形態やコネクタの使用は製造
工程を複雑にすることになり特性のバラツキが大きくな
りコストアップにつながった。
ッケージまで直接導入する方法は、接続構造を小型化で
きる点では有効的であるが、前記特開平8−27451
3号で提案されている方法は、導波管変換部に多数のホ
ールを設けなおかつ導波管を接続する箇所とは逆側に金
属製のキャップ等を設置することが必要であり、そのた
めに、工程数、部品点数が増えコストアップに繋がって
いた。
気密封止可能でありかつ信号伝送線路−導波管の信号変
換ができる技術が提唱されているが、これは導波管のズ
レや配線基板の信頼性についてなんら考慮されていなか
った。
れたもので、導波管との接続が可能な配線基板に関し、
信号伝送線路−導波管間の信号変換の特性バラツキが小
さく、小型で信頼性が高くしかも製造コストの低い配線
基板とその導波管との接続構造を提供することを目的と
する。
ついて鋭意検討した結果、誘電体基板と、該誘電体基板
の一方の表面に形成された信号伝送線路と、該信号伝送
線路と導波管とを接続可能な配線基板であって、導波管
との接続部が、前記誘電体基板の他方の表面に形成さ
れ、前記信号伝送線路の終端と対峙する位置にスロット
孔が形成されてなるグランド層と、該グランド層の表面
に積層形成された誘電体層と、誘電体層を貫通して前記
グランド層と電気的に接続され、前記スロット孔を囲む
位置に所定の間隔をもって配列形成された複数の垂直導
体とを具備し、前記誘電体層における前記垂直導体によ
り囲まれた誘電体領域を接続される導波管の断面開口部
よりも小さくすることによって信号伝送線路−導波管間
の信号の変換損失のバラツキを低減し、それにより歩留
りが向上し低コスト化が図れ、また高周波素子の気密封
止をも確実に行うことができ、かつ信頼性が高いことを
見出した。
続するにあたり、配線基板に対して導波管の導体壁を固
定可能な接続部材を取着することもできる。その場合、
接続部材の誘電体領域直下に内壁が導体からなる開口部
を有し、開口部を導波管の断面開口部と実質的に同一形
状とし、前記誘電体領域よりも大きく形成することが望
ましい。この接続部材に導波管を接続することにより、
導波管の装着が、接続部材へのネジ止め等で行うことが
可能となり、導波管の着脱が容易となり、半導体素子を
実装したパッケージを一旦測定し特性検査した後に実際
の製品として用いるという検査工程が行いやすくなる利
点がある。
について、典型的な応用例として高周波用パッケージの
例を以下に図面をもとに説明する。まず、図1は高周波
用パッケージの一例を説明するための(a)概略断面
図、(b)誘電体基板表面の平面図、(c)パッケージ
の底面図である。
用パッケージA1によれば、誘電体基板1と、蓋体2に
よって形成されたキャビティ3内において、高周波素子
4が誘電体基板1表面に実装搭載され、キャビティ3内
は蓋体2によって気密に封止されている。
は、高周波素子4と一端が接続され、且つ終端5aを有
する信号伝送線路5が形成されている。そして、誘電体
基板1の信号伝送線路5が形成された面とは反対の表面
には、一面にグランド層7が形成されており、そしてそ
のグランド層7の信号伝送線路5と対峙する部分には導
体が形成されていない長孔(いわゆる、スロット孔)6
が形成されている。
5は、これが中心導体をなし、グランド層7とともにマ
イクロストリップ構造の線路を形成している。なお、信
号伝送線路は上記マイクロストリップ線路に限らず、信
号伝送線路(中心導体)の両脇にグランド層を形成し、
グランド層7とともにグランド付きコプレーナ構造の線
路でも良い。また、誘電体基板1の信号伝送線路5の周
辺には、蓋体2を取り付けるための導体層8が形成され
ている。
いては、グランド層7の表面には、誘電体層10が積層
形成されている。そして、この誘電体層10には、この
誘電体層10を貫通してグランド層7と電気的に接続さ
れ、スロット孔6を囲む位置に所定間隔をもって配列形
成された複数の垂直導体12が設けられている。そし
て、この垂直導体12によって囲まれた部分によって誘
電体領域9が形成されている。なお、図面では垂直導体
12に円柱状の物を用いているが、角柱状のものでも楕
円柱のものでも特に問題は無い。
には、導体層11が形成されており、この導体層11は
垂直導体12によってグランド層7と電気的に接続され
ている。
ップ線路の信号伝送線路5は、スロット孔6と電磁結合
されている、言い換えれば電磁結合によりスロット孔6
に給電する。この電磁結合構造は、具体的には、図1
(b)の誘電体基板1の平面図に示すように、マイクロ
ストリップ線路の信号伝送線路5の終端5aがスロット
孔6中心から信号周波数の1/4波長の長さLで突出す
るように形成することにより電磁結合することができ
る。しかし、電磁結合は必ずしも前記寸法の組み合わせ
だけでなく、その他の組み合わせでも良好な結合は可能
である。
を接続した時の構造を説明するための(a)概略断面図
と、(b)導波管開口部と誘電体領域の大きさを把握す
るための底面図である。
る場合には、導波管Bの開放端のフランジB’をパッケ
ージA1の導体層11に当接させるが、その際に、グラ
ンド層7のスロット孔6が導波管Bの中心となるように
位置合わせする。そして、フランジB’は、導体層11
に対して単に当接させるか、またはフランジB’を導体
層11にロウ付けにより接合するか、あるいはフランジ
B’を誘電体基板1および誘電体層10にネジ止めなど
の機械的な接合手段により組み合わせて取り付ける。
誘電体層10表面の導体層11と電気的に接続される結
果、導波管Bの導体壁16はフランジB’、導体層1
1、垂直導体12を介してグランド層7と電気的に接続
され、グランド層7と導波管Bの電位が同電位に維持さ
れる。
て、パッケージA1の誘電体層10に形成された誘電体
領域9が、導波管Bの開口部13よりも小さいことが重
要である。即ち、図2(b)に示す通り、導波管Bの開
口断面が長方形である場合、その開口の大きさがL2,
W2であって、誘電体領域9もL1,W1の長方形から
なる場合、誘電体L1<L2およびW1<W2でなけれ
ばならない。望ましくは、L1とL2の関係は(L2×
0.6)≦L1≦(L2−0.1mm)が好ましく、ま
たW1とW2の関係は(W2×0.6)≦W1≦(W2
−0.1mm)が好ましい。
口部13よりも小さくすることで、導波管Bをパッケー
ジA1の誘電体層10に取り付ける場合に位置ズレが発
生しても、誘電体領域9は、常に導波管開口部13内に
収納される確率を高くすることができる結果、接続時の
特性のバラツキを低減することができる。
波管開口部13の大きさが同一である場合、導波管Bを
ロウ材などを用いて接続した場合に、充分なロウ材のメ
ニスカスができず、信頼性が劣る場合がある。
体基板1と誘電体層10、信号伝送線路5、導体層8、
グランド層7、導体層11、垂直導体12などを、周知
のセラミック積層技術を用いて一括して焼成して製造す
ることができる点で有利である。また、銅箔パターン等
を有する有機材料誘電体基板を用いて一括積層しても製
造可能である。
にて高周波素子4と接続された信号伝送線路5における
信号は、グランド層7に設けられたスロット孔6により
電磁結合され、誘電体領域9を通過し信号が導波管Bに
伝達される。ここで、誘電体領域9の大きさが導波管開
口部13より小さくなっており、それぞれの大きさが同
じ場合に比べて、導波管Bが多少ずれても誘電体領域9
の開口部13の大きさは変化しない。そのため、導波管
Bの接続時の位置ズレに対する変換損失の変化は小さく
なり特性バラツキが小さくなる。これにより歩留りが向
上しコストを低く抑えることが可能となる。
剤や銀ロウ、半田などロウ材で接合した場合、誘電体領
域9を導波管開口部13よりも小さくすることで、導体
層11と導波管Bの接合部端面にロウ材のメニスカスが
形成可能となり、接合部端面での応力集中を回避でき、
ロウ付け時に生じる温度変化からくる接合部の破壊を抑
制でき歩留りを向上できる。また、温度変化などに対す
る信頼性も向上できる。
すパッケージであり、(a)は概略断面図、(b)は導
波管Bと接続した時の概略断面図である。この高周波用
パッケージA2によれば、誘電体層10の表面に、金属
などからなる接続部材15をロウ剤等の導電性接着剤を
用いて取付けることもできる。そして、この接続部材1
5に導波管Bの開放端のフランジB’を当接するか、ロ
ウ付けにより接合するかあるいは接続部材15にネジ止
めなどの機械的な接合手段により取り付けることができ
る。
A1と同様に接続部材15の開口部16を導波管Bの断
面開口部13と実質的に同一形状とし、誘電体領域9を
開口部16よりも小さくすることで誘電体層10への接
続部材15の接続時の位置ズレからくる特性バラツキを
抑えることができる。また、温度変化などに対する信頼
性も向上できる。
を開口部16の内壁を導体によって形成すれば、任意の
材料によって形成でき、特に金属のように剛性の高い材
料によって形成できるために、セラミックスなどの誘電
体層10に固定する場合に比較して導波管Bを接続部材
15を介して高周波用パッケージA2に対して強固に接
合することができ、パッケージA2と導波管Bとの接続
信頼性を高めることができる。なお、図3では、誘電体
基板1の底面に存在する2つの接続部の直下に2つの開
口部16を有する接続部材15を形成したが、パッケー
ジA2内に存在する複数の導波管との接続部に対して、
各接続部毎に接続部材を個別に設けても良い。
を示す概略断面図である。この高周波用パッケージA3
によれば、誘電体領域9の内部あるいは表面に、アンテ
ナ的機能や、共振器的機能、電磁場整合機能を具備する
導体層17を設けて特性の改善を図ってもよい。
波素子4は、誘電体基板1の表面に実装された構造から
なるが、その変形例として、図4のパッケージA3に示
すように、誘電体基板1と誘電体層10によりキャビテ
ィ3を形成して、グランド層7を誘電体層10の表面に
形成して、さらにそのグランド層7の表面に高周波素子
4を実装することも可能である。
実装し蓋体によって気密封止したパッケージについて述
べたが、信号伝送線路を具備する一般の回路基板と導波
管との接続、あるいは表面に信号伝送線路が形成され、
半導体素子を直接実装搭載し、素子を樹脂などによって
封止した回路基板と導波管との接続においても、図1乃
至図4の接続構造が適用できる。
パッケージA1乃至A3においては、誘電体基板1、誘
電体領域9、誘電体層10は、セラミックスまたは有機
樹脂、あるいはそれらの複合体からなる構成することが
できる。例えば、セラミックスとしては、Al2O3、A
lN、Si3N4などのセラミック材料や、ガラス材料、
あるいはガラスとAl2O3、SiO2、MgOなどの無
機質フィラーとの複合体からなるガラスセラミック材料
により形成でき、これらの原料粉末を用いて所定の基板
形状に成形した後、焼成することにより形成される。ま
た、有機樹脂としては、有機系材料からなるプリント基
板やテフロン基板によって形成することができる。
グランド層は、タングステン、モリブデンなどの高融点
金属や、金、銀、銅などの低抵抗金属などにより形成す
ることができ、これらは、用いる基板材料に応じて適宜
選択して、従来の積層技術をもって一体的に形成するこ
とができる。
N4などのセラミック材料により形成する場合には、タ
ングステン、モリブデン等の高融点金属を用いて未焼成
体に印刷塗布して、1300〜1900℃の温度で焼成
すればよく、基板をガラス材料、ガラスセラミック材料
により形成する場合には、銅、金、銀などを用いて同様
にして800〜1100℃の温度で焼成することにより
作製できる。なお、基板を有機樹脂を含む絶縁材料によ
り形成す場合には、銅、金、銀などを用いてペーストを
塗布するか、金属箔を接着することにより線路やグラン
ド層を形成することができる。
には、一般的な金属であれば特に問題は無い。例えば、
Fe−Co−Ni合金やNi−Cr−Fe合金、Cu−
Wや、ステンレスでも特に問題は無い。
用、出力用の信号伝送線路同士を接続する以外は、全く
図3のパッケージと同一形状からなる図5のサンプル基
板aを作製し、導波管と信号伝送線路間の接続特性を評
価した。図5は、サンプル基板aの概略断面図と、
(b)その導波管bとの接続構造を示す概略断面図であ
る。サンプル基板aは、対象周波数を94GHzとして
設計した。測定には、ネットワークアナライザーを用い
た。サンプル基板aの測定形態は以下の通りである。
1をサンプル基板aの金属製接続部材15にねじ止めし
て接続し、導波管b内の信号が変換部xで変換されマイ
クロストリップ線路5を通過し再び変換部yで変換され
導波管b2につながる形態とした。
電体層を形成する材料としては誘電率9.0のAl2O3
セラミックスを用い、種々の導体層および垂直導体をタ
ングステンを用いて基板と同時焼成して形成した。な
お、上記の露出した導体層の表面には厚さ3μmのAu
メッキを施した。また、接続部材としてはFe−Ni−
Co合金を用い誘電体層に対してAgロウによって接合
した。
領域9の大きさw1、L1を表1のように変えた数種類
のサンプル基板を作成した。各種類について10個づつ
作製し、評価を行なった。なお、接続部材15の開口部
16の大きさは導波管b1,b2の断面開口部と全く同
一とした。
平均値、最良値(best)、最悪値(worst)、
最良値(best)と最悪値(worst)との差をバ
ラツキとして評価した。
試験を行い信頼性の評価も行った。条件は液槽の温度サ
イクル試験であり、0℃、100℃で各5分間保持し
た。サンプル数は10個であり、サンプル基板のうち、
1個でも壊れた時点でのサイクル数を表に示した。なお
試験は1000サイクルまで行い100サイクル毎にサ
ンプルの外観チェックを行い破壊を調査した。
管の断面開口部と同一にした試料No.1は、基板間で
のS21のバラツキが大きく、また、100サイクルで
磁器と接続部材との接合部界面で亀裂が発生した。
誘電体領域の大きさを導波管の断面開口部より小さくす
ることでバラツキが低減できており、しかも信頼性試験
においてもも300サイクルまで破壊しなかった。
o.3、4、5、6では更にバラツキが低減可能であ
り、熱衝撃試験においても1000サイクルまで信頼性
向上が図れた。
線基板表面に形成された信号伝送線路と導波管との信号
の伝送にあたり、小型化ならびに損失のバラツキの低減
ができ、配線基板として気密封止が可能であり、歩留り
が向上し低コスト化が可能となり信頼性も向上できる。
A1と、その導波管Bとの接続構造の一実施態様を説明
するためものであり、(a)は高周波用パッケージA1
の概略断面図、(b)は高周波用パッケージA1におけ
る誘電体層の平面図、(c)は底面図である。
続した時の(a)概略断面図と、(b)導波管開口部と
誘電体領域の大きさを把握するための底面図である。
ジA2と導波管Bとの接続構造を説明するためものであ
り、(a)は高周波用パッケージA2の概略断面図、
(b)はその導波管Bとの接続構造を説明するための概
略断面図である。
ッケージA3を説明するためものであり、高周波用パッ
ケージA3の概略断面図である。
明するためのものであり、(a)は特性評価用サンプル
基板の概略断面図、(b)は特性評価用サンプル基板の
導波管Bとの接続構造を説明するための概略断面図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】誘電体基板と、該誘電体基板の一方の表面
に形成された信号伝送線路と、該信号伝送線路と導波管
とを接続可能な配線基板であって、導波管との接続部
が、前記誘電体基板の他方の表面に形成され、前記信号
伝送線路の終端と対峙する位置にスロット孔が形成され
てなるグランド層と、該グランド層の表面に積層形成さ
れた誘電体層と、誘電体層を貫通して前記グランド層と
電気的に接続され、前記スロット孔を囲む位置に所定間
隔をもって配列形成された複数の垂直導体と、を具備し
てなり、前記誘電体層における前記垂直導体により囲ま
れた誘電体領域が、接続される導波管の断面開口部より
も小さいことを特徴とする配線基板。 - 【請求項2】前記誘電体層表面に、導波管の導体壁を固
定可能な接続部材を取着してなり、該接続部材の前記誘
電体領域形成部に内壁が導体からなる開口部を有し、該
開口部が導波管の断面開口部と実質的に同一形状からな
り、前記誘電体領域よりも大きいことを特徴とする請求
項1記載の配線基板。 - 【請求項3】請求項1乃至請求項2のいずれか記載の配
線基板の接続部に導波管を接続してなることを特徴とす
る配線基板と導波管との接続構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000194398A JP3628238B2 (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 配線基板およびその導波管との接続構造 |
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JP2000194398A JP3628238B2 (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 配線基板およびその導波管との接続構造 |
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