JP2002016157A - 三重ウェルを有するフラッシュ・メモリ・セルの製造方法 - Google Patents

三重ウェルを有するフラッシュ・メモリ・セルの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より低い電位で動作するフラッシュ・メモリ
の提供 【解決手段】 フラッシュ・メモリ・セルは好適にシリ
コン基板20内に製造される。基板はP導電型のシリコ
ンであり、P型基板20内にはN型導電型のシリコン・
ウェル22が形成される。Nウェル22内には、P導電
型のウェル24が形成される。Pウェル24と電気的に
接触させるため、ソース27とドレン26が付加的にド
ーピングされた領域28とともにPウェル内に形成され
る。フローティングゲート29と制御ゲート21が設け
られ、更に、ウェル22のバイアスを可能にするためN
ウェルへの接点25が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願との関係の記載】本特許出願は1996年5
月30日に出願の係属中の米国特許暫定出願シリアルナ
ンバー第60/018,694号から優先権を主張する
ものである。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路不揮発性メ
モリに関し、特にフラッシュ・メモリに関する。フラッ
シュ・メモリとは一度の操作でセル群を消去できる電気
的消去可能な不揮発性メモリのことである。
【0003】
【従来の技術】現在、多くの種類の集積回路メモリが、
その製造工程とともに公知である。集積回路メモリの特
定の一つの種類が不揮発性メモリである。不揮発性メモ
リがそう呼ばれるのは、メモリから電力を遮断してもメ
モリ内に記憶された情報が失われないからである。不揮
発性メモリは給電が遮断されることがある製品に多くの
用途を持っている。例えば、フラッシュ・メモリを使用
している公知の製品の一つはPCMCIA、もしくはP
Cカードである。PCカードは内部にコンピュータ・プ
ログラムまたはその他の情報が記憶されている不揮発性
メモリを収納した小型のクレジットカードのサイズのパ
ッケージである。このようなデバイスによって、ユーザ
ーはメモリ・カード内に記憶されたプログラムを失うこ
となくメモリ・カードをコンピュータ、またはその他の
電子機器に接続したり、遮断したりすることができる。
【0004】不揮発性メモリ・デバイスには読出し専用
メモリ(ROM)、プログラムできる読出し専用メモリ
(PROM)、電気的消去可能な読出し専用メモリ(E
EPROM)、並びにその他の種類がある。電気的消去
可能なプログラムできるメモリの分野の中で、ある分類
のデバイスはフラッシュ・メモリ、またはフラッシュE
EPROMとして知られている。このようなメモリは選
択的にプログラム可能、および消去可能であり、代表的
にはセル群を一度の操作で消去できる。従来形のフラッ
シュ・メモリでは、各メモリ・セルはソース、ドレン、
制御ゲートおよびフローティングゲートを有するトラン
ジスタから構成されている。フローティングゲートは制
御ゲートと基板との間に形成されている。フローティン
グゲート上に捕捉された電荷の有無は、メモリ・セルの
内容を表示するために利用できる。フローティングゲー
トに捕捉された電荷によってトランジスタのしきい値電
圧が変化し、その2進状態を検知することが可能にな
る。図1Aおよび図1Bは従来形の代表的なフラッシュ
・メモリ・セルを示している。
【0005】ほとんどのフラッシュ・メモリでは、内容
を読出すための通常の動作状態以外の状態でメモリを動
作することによって、電荷がフローティングゲートに印
加され、またはそこから除去される。例えば、ゲートと
ソース、ドレンまたはチャネル領域の間の相対電位を調
整することによって、電子の形態の電荷をフローティン
グゲートへと注入し、またはフローティングゲートから
除去することができる。既成のフラッシュ・メモリの残
念な欠点は、フローティングゲートをプログラムするた
めに制御ゲートに高電位を印加しなければならないこと
にある。例えば、制御ゲートに8.5ボルトのような高
い正電圧を印加し、ソース領域をアースすることによっ
て、電子はソースからフローティングゲートへと引き寄
せられ、そこで捕捉される。そこで、メモリ・セル内に
“1”または“0”が存在することを表示するため、フ
ローティングゲートの負の電荷を利用できる。プログラ
ミング(または消去)のためにこのような高電位を使用
する必要があることの残念な結果は、周辺回路をそのよ
うな高電位を処理できるように設計しなければならない
ことである。言い換えると、8.5ボルトが印加される
トランジスタとアクセス回路の全てが、それ自体で8.
5ボルトの電位を処理できなければならない。更に高電
位によって漏れ電流が生じ、ホットホール劣化を引き起
こす。このような代表的な従来形のNOR負・セルの一
つは米国特許明細書第5,077,691号「負のゲー
ト電圧消去機能を伴うフラッシュEEPROMアレイ」
に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、より低い電位
で動作し、上記の不都合な作用を最小限にし、性能が向
上するフラッシュ・メモリを提供することが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は先行技術のフラ
ッシュ・メモリ・セルと比較して独自の利点を有するフ
ラッシュ・メモリ・セルをその製造工程および関連する
周辺回路とともに提供するものである。本発明のフラッ
シュ・メモリ・セルは先行技術のフラッシュ・メモリ・
セルで使用されるよりも大幅に低い電圧を利用してプロ
グラムおよび消去が可能である。それによって、メモリ
・アレイを支援し、同じ集積回路チップ上にある周辺回
路をより低い電圧を処理するように設計できるという利
点が得られる。それによってより小型のトランジスタを
使用でき、その結果、収率が高まり、信頼性が高まり、
コストが低下する。好適な実施例では、本発明のフラッ
シュ・メモリ・セル構造は3重のウェルを有する集積回
路構造を含んでいる。すなわち、メモリ・セルは第1導
電型の材料から形成され、上表面を有する半導体基板を
含んでいる。第2導電型の第1ウェル領域が表面の近傍
で基板内に延びており、第2導電型は第1導電型とは反
対である。第1ウェルはその内部に、これも基板の表面
の近傍に形成され、第1導電型の材料からなる第2ウェ
ルを含んでいる。フローティングゲート・トランジスタ
が第2ウェル領域内に形成され、表面の上方に配設さ
れ、基板から電気的に絶縁されたソース領域、ドレン領
域、フローティングゲートを含んでいる。フローティン
グゲートはソースとドレン領域の間に延びている。制御
ゲートはフローティングゲートの情報に配置されてい
る。第1ウェルの電位を制御するために第1接点領域が
第1ウェルに設けられ、第2ウェルの電位を制御するた
めに第2接点領域が第2ウェルに設けられている。後述
するように、複数個のウェルを使用することによって、
メモリ・セルは従前まで可能であったよりも低い電圧で
プログラムおよび消去が可能になる。それによって更
に、周辺回路が高電位を処理する必要性が最小限に抑え
られる。周辺回路は所望の特性に応じて、第1ウェル、
第2ウェル、または双方のウェルの外側の基板内を含む
所望の任意の位置に形成することができる。
【0008】本発明は更に集積回路メモリ・セルを製造
する工程をも含んでいる。このような工程の好適な実施
例では、第1導電型の半導体基板が使用される。第1導
電型とは反対である第2導電型の第1ウェル領域が基板
内に形成され、この領域は周辺部分を有している。第1
ウェル領域の周辺部分内に、しかし同様に基板の表面の
近傍に第2ウェル領域が形成されている。第2ウェル領
域は第1導電型の材料製であることが好ましい。第1ウ
ェル領域の周辺部分内には更に、第2ウェル領域から間
隔を隔てた第1接点領域も形成されている。第1接点領
域は第2導電型の材料からなり、第1ウェル領域よりも
導電率が高い。第1絶縁層が基板の表面を横切って形成
され、導電層が絶縁層上に形成されて、基板の表面上方
に配置され、この表面から電気的に絶縁されたフローテ
ィングゲートをなしている。第1導電層の表面上には第
2絶縁層が形成されている。第2絶縁層の情報には第2
導電層が形成され、これが制御ゲートをなしている。制
御ゲートとフローティングゲートをマスクとして使用し
て、ドープ剤を第2ウェル領域に誘導してソース領域と
ドレン領域が形成される。この工程中、第2ウェルに接
触する接点領域も形成される。接点領域はソース領域お
よびドレン領域から間隔を隔てられ、第2ウェルよりも
導電率が高い。
【0009】本発明は更にメモリ・セルをプログラムす
るための特有の技術をも含んでいる。好適な実施例で
は、メモリ・セルは制御ゲートの電位を最高9.0ボル
トの第1電位まで上昇させることによってプログラムさ
れる。ドレンの電位は最高5.0ボルトの電位まで上昇
される。ソースはアース電位と結合され、ソースとドレ
ンがその内部に形成されている半導体材料の領域はアー
ス電位以下の電位にされる。このような条件に対応し
て、電子は基板チャネルから絶縁層を通ってフローティ
ングゲート上へと移動せしめられる。フローティングゲ
ート上の電子の存在(または不在)はメモリ・セルの状
態を表示するために利用できる。本発明は更にメモリ・
セルを消去するための技術も含んでいる。本発明に基づ
くメモリ・セルは制御ゲートの電位を最低−9.0ボル
トの負の電位に降下させることによって消去できる。ソ
ースおよびドレン領域がいずれの電位源からも遮断さ
れ、その後、ソースおよびドレン領域がその内部に形成
されている半導体材料が最高8.0ボルトの正の電位に
設定される。この状態に対応して、フローティングゲー
ト上に捕捉された電子は介在酸化物を経てチャネルをト
ンネリングし、基板へと戻される。その結果、メモリ・
セルは消去される。
【0010】本発明の3重ウェルを有するフラッシュ・
メモリの特別の利点は、非均一な(ソース・エッジ)消
去ではなく均一な消去を行うことができることにある。
均一な消去によって耐久性とデータ保存性が高まる。均
一な消去が有利である理由は、電子が絶縁層をトンネリ
ングし、先行技術のデバイスの問題点であった帯域対帯
域のトンネリングおよびソース・エッジに起因するホッ
ト・ホールの問題が解消されるからである。ホット・ホ
ール劣化にはゲートとソース領域の間の絶縁酸化層内に
捕捉されるホールが含まれる。その結果、電流漏れと、
消去特性の変化が生ずる。3重ウェル構造の更に別の利
点は、それによってメモリ・セル領域の基板の電位を周
辺の回路基板の電位とは別個に制御できることにある。
言い換えると、メモリ・セルの領域の基板の電位を周辺
回路領域内の基板の電位とは別個に制御することができ
る。先行技術のデバイスと工程とは対照的に、それによ
って、同時に周辺デバイスの領域内でアース電位を維持
しつつ、セル基板の正または負の電圧を印加することが
できる。このような方式によってチャネル消去が均一に
なり、また、より低い電位を利用できる。
【0011】従来形のフラッシュ・メモリでは、ブロッ
クを消去するには20−30ミリアンペアの大きさの電
流が必要であり、基板と制御ゲートとの間の電位差を充
分に大きくすることができなかったため、チャネル消去
を利用することはできなかった。ここに記載する技術を
利用すれば、セルのブロックを消去するための消去電流
は100マイクロアンペアまで低減できる。本発明では
低電力、低電流しか必要ないことによって、バッテリ給
電式のデバイスに特に有利に利用できる。
【0012】
【実施例】図1はプログラム・モード(図1A)と消去
モード(図1B)の従来のフラッシュ・メモリ・セルを
示している。図示されたフラッシュ・メモリ・セルは代
表的には単結晶シリコンである基板10と、二重拡散さ
れたソース領域18と、ドレン領域18とを含んでい
る。基板の上方に薄い絶縁層13によって間隔を隔てら
れてフローティングゲート15が配置されている。フロ
ーティングゲートの上方には、フローティングゲートか
ら電気的に絶縁されて制御ゲート12が配置されてい
る。代表的には、図示したフラッシュ・メモリ・セルは
著しく大規模なメモリ、たとえば100万ビットオーダ
のフラッシュ・メモリを備えた集積回路チップに単一の
ビットを付与するものである。集積回路上の個々のトラ
ンジスタは直交して配列されたビット線と語線とのマト
リクスに構成されている。代表的には、ドレン領域16
はビット線に接続され、一方、制御ゲート12は語線に
接続される。このようにしてマトリクスのアドレス指定
がなされる。
【0013】図1Aおよび図1Bに示したフラッシュ・
メモリ・セルは幾つかの異なるモード、すなわちプログ
ラム、消去、および読出しモードで動作することができ
る。それぞれのモードの動作状態は後述する。従来形の
デバイスのプログラム・モードでは、好ましくは+8.
5ボルトの高電圧が選択されたワード線用の制御ゲート
12に印加される。選択されない語線はアース電位のま
まに留まる。選択されたビット線は約+4.5ボルトに
設定され、このビット線はドレン16と結合される。ソ
ース領域18はアースされる。このような条件の結果、
チャネル電流によってホット電子が生成され、制御ゲー
ト上の+8.5ボルトの電位によって誘引され、フロー
ティングゲート15とチャネル領域18の間の酸化物薄
層をトンネリングする。フローティングゲートに到達す
ると、上記の電子は捕捉され、フローティングゲートに
負の電荷を荷電する。負の電荷はトランジスタのしきい
電圧を変化させる。このようにしてメモリ・セルがプロ
グラムされる。
【0014】従来形のメモリ・セルを読出すには、代表
的には約+5ボルトのVccである電位が選択された語
線に印加され、一方、約1ボルトが選択されたビット線
に印加される。フローティングゲート上に電子が存在す
るか、しないかによってトランジスタはターンオンし難
くなったり、し易くなったりする。ビット線が電位を変
化させたか否かを検出することによって、フローティン
グゲートの状態を検知することができる。図1Bに示し
た消去モードでは、通常は−8.5ボルトである大きい
負電圧が、消去されるべく選択されたデバイス群の制御
ゲートに印加される。ビット線の電位は浮動することが
でき、一方ソースは例えば3から5ボルトである中間的
な正の電位に保持される。制御ゲート上の負の電位とソ
ース上の正の電位の組合わせが電子をフローティングゲ
ートから遊離させて、ソース領域を経て基板へと戻すこ
とによってフローティングゲートを放電し、セルを消去
する。
【0015】図2Aおよび図2Bは本発明の実施例に基
づくフラッシュ・メモリ・セルの断面図を示している。
同じセルが図2Aと図2Bに示されているが、図2Aは
プログラミング用の状態を示し、図2Bは消去用の状態
を示している。 図2Aでは、フラッシュ・メモリ・セ
ルは好適にシリコン基板20内に製造されている。基板
はP導電型のシリコンであり、P型基板20内にはN導
電型のシリコン・ウェル22が形成されている。(図2
Aおよび図2Bに示した構造の製造工程は後述する。)
Nウェル22は図示したフラッシュ・メモリ・セルを含
み、代表的には百または千オーダのセルを含むだけの充
分な規模である。通常は、少なくともブロック消去動作
に必要な数のセルがNウェル22に形成される。Nウェ
ル22内には、P導電型のウェル24が形成される。P
ウェル24と電気的に接触させるため、ソース27とド
レン26が付加的にドーピングされた領域28とともに
Pウェル内に形成される。フローティングゲート29と
制御ゲート21も示されている。Nウェル22のバイア
スを可能にするためNウェルへの接点25が設けられて
いる。
【0016】セルをプログラムするには、好適な実施例
では制御ゲート21が最高+9.0ボルト、好ましくは
+6.5ボルトの電位に保たれ、一方、ドレン26は+
5ボルト、またはそれ未満、好ましくは+4ボルトの正
の供給電圧に接続される。ソース27はNウェル接点2
5と同様にアースされている。PウェルへのP接点28
は代表的には−4ボルトである負の電位に保たれる。図
示した状態によって電界エンハンスメント型チャネルの
ホット電子効果が生じ、それによって、Pウェル上の負
の電圧と、制御ゲート上の正の電圧により電子はチャネ
ル上方のゲート酸化物を経てフローティングゲート29
上へとトンネリングする。それによってフローティング
ゲートに負の電荷が荷電される。第1図に示した従来形
の回路と比較して、大幅に低いプログラミング電位しか
必要ないことに留意されたい。それによってより高い容
量の周辺回路の必要が縮減され、動作電位が低下し、電
力消費が節減される。
【0017】プログラミングの後、図2Aに示したセル
は代表的にはVcc、すなわち+5ボルトの正の電位を
制御ゲート21に印加し、1ボルト信号をビット線26
に印加することによって読出すことがでる。選択されな
いワード線はアース電位に保持され、一方、選択されな
いビット線の電位は浮動状態のままであることができ
る。フローティングゲート29上に電子が存在するか否
かによってトランジスタはターンオンし難くなったり、
し易くなったりし、この状態はドレン26に接続された
ビット線によって検知される。トランジスタがターンオ
ンすると、ビット線はアースへと放電される。そこでビ
ット線は“1”または“0”として読み取られる。図示
したデバイスは図2Bに示した状態を利用して消去でき
る。図示のように、セルを消去するには制御ゲートは最
高−9.0ボルト、好ましくは−6.5ボルトのより低
い電位に設定され、一方、Pウェル24とNウェル22
は最高+8ボルトであるが、+6.5ボルトであること
が好ましい正の電位にされる。ウェル上の正の電位は、
制御ゲート上の負の電位と結合されてフローティングゲ
ート上の電子をゲート酸化物を経て再び基板内に戻るよ
うに誘引させ、それによってデバイスを消去する。図2
Bに示したデバイスには図1Bに示したデバイスに対し
てより大幅に低い電位が印加されることに再度留意され
たい。
【0018】下記の表1は図2Aおよび図2Bに示した
3重ウェルを有するセルの読出し、消去、およびプログ
ラミング状態を要約したものである。プログラム確認、
消去2、およびプログラム2モードも示されている。こ
れらについては後述するが、基本的に消去2およびプロ
グラム2モードがソース側の消去とプログラム機能を果
たし、一方、前述の消去およびプログラム機能はチャネ
ルの消去とプログラム機能を果たす。
【0019】
【表1】 代表的な動作電位(ボルト) 表 1 読出し 消去 プログラム プログラム 消去2 プログラム2 確認 ワード線 Vee -3.0〜-9.0 +5.0 〜+9.5 +5.0 -5.0 〜-9.0 +5.0 (選択) (+5) (-6.5) (+6.5) (−6.5) ワード線 0 0 0 0 0 0 (非選択) ビット線 (+1.0) F +3.0 〜+5.0 +1.0 F +1.0 (選択) (+4.0) ビット線 F F F F F F (非選択) ソース 0 F 0 0 +3.0 〜+6.5 -4.0 N−ウェル 0 +3.0 〜+9.0 0 0 +2.0 〜+6.0 0 (-6.5) P−ウェル 0 +3.0 〜+9.0 -2.0 〜-4.0 0 +2.0 〜+6.0 F (-6.5) (−4.0) 注:上記の表で、好ましい動作条件を括弧内に示してある。
【0020】本発明の別の実施例では、フローティング
ゲート29とPウェル30との間の一定電界は、ゲート
またはPウェルのいずれか一方、または双方に傾斜して
変化する電圧、もしくは段階的に変化する電圧を印加す
ることによって消去中に保持される。例えばPウェル電
圧は+3から+7ボルトまで傾斜して、もしくは段階的
に変換することができ、および(または)ゲート上の電
圧を−5ボルトから−9ボルトまで傾斜して変化するこ
とができる。このような技術は、低速消去ビット(slow
-to-erase-bit)をより高速な消去ビットと同時に消去さ
せることができるという利点を有している。これは消去
時間の配分をより厳格なものとし、同時に漏れ電流の誘
発の原因となる消去時の応力を軽減するのに役立つ。更
にこれは、必要であった消去確認動作が不要になるとい
う利点を有している。ここでは“消去2”と呼ばれる補
足的な消去動作によって、バンド間のトンネリング電流
を抑止するためにPウェル電圧によるソース・エッジ消
去が可能になる。それによって更にウインドゥの閉鎖が
軽減さこれる。このような消去動作によって消去中の電
力消費が節減され、ソース−ゲート領域のエッジ部に発
生するホット・ホールが縮減することによってデバイス
の耐性が高まる。同様のプログラミング動作は“プログ
ラム2”と呼ばれる。図3乃至31は本発明に基づくフ
ラッシュ・メモリの製造工程の実施例を示している。本
発明を充分に明確にするため、図示し、後述する工程は
異なる種類の5個のトランジスタを形成するステップを
含んでいる。図3、および同様にそれ以降の図面の上部
には本発明の工程によって形成される異なる種類のトラ
ンジスタが示されている。すなわち、本発明の工程によ
ってPチャネル型とNチャネル型の双方の種類のフラッ
シュ・メモリ・セルを周辺CMOS回路とともに製造す
ることができる。勿論、特定のフラッシュ・メモリ製品
の実施に際しては、P型とN型の双方のトランジスタを
備える必要はないが、完全を期すために図面には双方の
種類を示してある。
【0021】図3の上部に示すように、図3乃至31の
それぞれの左部分では酸化物薄層のNチャネル・トラン
ジスタを形成するのに必要な工程が説明される。この一
つのトランジスタのようなNチャネル・トランジスタは
+5ボルト程度の電圧で動作する。酸化物薄層のNチャ
ネル製造工程のすぐ近傍では、厚い酸化物層のNチャネ
ル・デバイスの製造工程が説明されている。厚い酸化物
層のNチャネル・デバイスはより高い電圧の印加用に周
辺回路で使用される。例えば、このようなデバイスは代
表的には、およそ+9ボルトに及ぶ程度の電位が印加さ
れるプログラミングおよび消去モードを処理するために
使用される。各図面の中央部では、フラッシュ・メモリ
・セルを形成する工程が説明されている。前述のよう
に、このフラッシュ・メモリ・セルは、NウェルがP基
板内に形成され、全体がNウェル内にあるPウェル内で
メモリ・セルが形成される3重ウェル構造で形成され
る。勿論、必要ならば、ただし図面の断面図には図示さ
れていないが、Nチャネル・デバイスもPウェル内に形
成することもできる。これらのNチャネル・デバイスは
メモリ・セルとは異なりフローティングゲートを含まな
い。
【0022】図面のメモリ・セルのすぐ近傍では酸化物
薄層のPチャネル・トランジスタを形成する工程が説明
されている。このようなデバイスは、例えば約+5ボル
トまでのより低い電位を処理するための周辺回路で使用
される。図面のその近傍には、厚い酸化物層のPチャネ
ル・トランジスタを形成する工程が説明されている。こ
れらのトランジスタは近傍に形成されたより薄い酸化物
層のPチャネル・デバイスよりも高い電位で動作する。
厚い酸化物層のNチャネル・デバイスの場合と同様に、
厚い酸化物層のPチャネル・デバイスはフラッシュ・メ
モリ・セルのプログラミングと消去に必要なより高い電
位を発生し、配分するための回路に使用される。図3で
は、好ましくは抵抗率が8−10オーム・センチメート
ルで、水晶配向〈100〉のP導電型のシリコン基板が
設けられている。従来の工程を利用して、シリコン酸化
物の薄層31を得るために基板が酸化される。二酸化シ
リコン31の上表面上には、好ましくはフォトレジスト
のマスク32が形成される。公知の技術を利用して、N
ウェル22(図2Aを参照)が必要な領域からマスクを
除去するためにマスクは露出され、現像される。次に、
再び公知の技術を利用して、Nウェルをドーピングする
ために例えば燐であるN導電型の不純物がシリコン表面
内に注入される。注入は2.2mevのエネルギと、6
E12cm-2の不純物濃度で行われることが好ましい。
注入の終了時の構造の外見は図3に示すとおりである。
図3には、周辺回路トランジスタとメモリ・セル(フラ
ッシュ)とが形成される基本位置を表記した標識が付さ
れている。ほとんどの集積回路では、表面の大部分がメ
モリ・セルからなっている。
【0023】次に、図4に示すように、フォトレジスト
32が除去され、Nウェル・ドープ剤を駆使して、Nウ
ェル40を生成するためにアニーリング工程が実施され
る。新たなフォトレジスト層41が集積回路の上表面に
被覆され、次にPウェルが必要な領域を露出するために
マスキングと現像が行われる。次に、例えば濃度が1.
5E13cm-2で、エネルギが100kevでボロンま
たはその他のP導電型の不純物を用いてPウェル注入が
行われる。Nウェルはチップのメモリ・セル領域を含ん
でいる。これは個数が所望のとおりの少なさまたは多さ
のメモリ・セルを含むことができ、別のメモリ・セル群
は別のNウェル内に形成される。Nウェルを使用するこ
とによって小ブロック、例えば単一の語線の消去が可能
であり、消去ブロックのブロック・サイズを任意に選択
できる。これは3重ウェル工程に必要な電位が従来形の
ソース側消去と比較して低いことの結果である。従来形
のデバイスでは消去ブロックのサイズは電流の制限によ
って規定されていた。使用される高電力を処理するため
に大型のデコーディング・トランジスタが必要であり、
それによってチップ面積が過剰なものになっていた。本
発明では、Nウェルを用いることで大型のデコーディン
グ・トランジスタを使用する必要がなくなり、任意のセ
ル群を同時に消去することが可能になる。更に、前述の
ように、チャネル消去を利用することによって消去をよ
り均一にすることができる。図4はP型不純物の注入後
の構造の外見を示している。
【0024】フォトレジスト41は除去され、図5に示
すように、Pウェル・ドープ剤が熱アニーリング工程の
際に駆使される。上表面上の全ての二酸化シリコンは、
例えば酸浸漬、またはプラズマ・エッチング工程を利用
して剥離される。次に、例えば熱処理を利用して200
オングストロームの二酸化シリコンを生成するため、集
積回路の上表面に新たな二酸化シリコン層51が形成さ
れる。二酸化シリコン51の上正面上には、例えば化学
蒸着のような公知の技術を用いて、好ましくは厚さ約4
00オングストロームの多結晶シリコン層53が形成さ
れる。多結晶シリコン層53の機能は応力除去層として
役立つことである。多結晶シリコン層53の上面にはこ
の場合も化学蒸着を利用して、代表的には約2000オ
ングストロームの厚さに窒化シリコン層54が蒸着され
る。窒化シリコン54の上面には、別のフォトレジスト
層55が蒸着される。その後、層55はこの場合も公知
の技術を利用して露出され、現像される。次にフォトレ
ジスト55のアイランドの間に露出した窒化シリコン領
域54を除去するためにプラズマ、もしくは反応性イオ
ン・エッチングが施される。このようなエッチングはこ
の分野では公知である。工程のこの段階での構造の外見
は図5に示されている。
【0025】工程の次の段階を図6を参照しつつ説明す
る。図示のとおり、フォトレジストは構造の上表面から
除去され、図ではFOXと記されている電界酸化領域6
1を生成するために、代表的には高温での酸化が行われ
る。電界酸化領域61は集積回路の種々の部分を互いに
電気的に絶縁する機能を果たす。好適な実施例では、電
界酸化物の厚さは0.5ミクロンであり、基板を115
0℃の温度に300分間加熱することによって形成され
る。領域61のような電界酸化領域はこの分野では公知
である。電界酸化領域の形成の後、例えば熱したH2
4 溶液(燐酸)への浸漬によって窒化物層が構造の表
面から剥離される。次に、下層の多結晶シリコン、並び
に多結晶シリコンの下の二酸化シリコン層51が除去さ
れる。次に、好ましくはシリコンを加熱することによっ
て構造の上表面に新たな二酸化シリコン層63が形成さ
れる。酸化物層63は後に除去されるので犠牲酸化物と
呼ばれる。犠牲酸化物63を除去した後の構造の外見が
図6に示されている。
【0026】次に構造の上表面にフォトレジスト層71
が形成され、その後、電界注入が必要な領域を露出する
ためにマスキングと現像が行われる。電界注入はP型領
域内に導入される。このNチャネル電界注入は、後に能
動Nチャネル・デバイスが形成される領域での深注入で
ある。これは図7に示されている。Nチャネル注入は1
65kevのエネルギと、濃度が5E12cm-2のボロ
ン不純物を使用して導入されることが好ましい。図8は
工程の次の段階を示している。図示のように、この場合
も公知のフォトリトグラフ技術を利用して修正回路の表
面の所望の領域に新たなフォトレジスト・マスキング層
81が形成される。フォトレジストは、少なくとも後に
メモリ・セルが形成される領域から除去され、次にこれ
らの領域内でしきい電圧調整用の注入が行われる。
【0027】図9に示すように、新たなマスク83が形
成され、これらの周辺トランジスタを調整するためにP
チャネルしきい電圧注入が行われる。次にフォトレジス
トが除去され、集積回路の露出部分の表面から犠牲酸化
物を除去するためにエッチング動作が施される。図10
に示すように、構造上に新たな二酸化シリコン層92が
形成される。この新たな層によって周辺回路内の厚い酸
化物層のPおよびnチャネル・トランジスタ用の厚い酸
化物ゲートが備えられる。図11に示すように、メモリ
・セルへのしきい電圧注入が行われる領域96を露出す
るために新たなフォトレジスト・マスク94が施され
る。セル注入、すなわちボロンであることが好ましいP
型不純物が3E13cm-2の投与量と、40kevのエ
ネルギで導入される。 セル注入の後、厚いゲート酸化
物層92を除去するために同じマスク94が使用され
る。次に、露出された二酸化シリコンがエッチング処理
され(図12を参照)、この場合も公知の技術を用いて
新たなゲート酸化物層98が形成される。この新たな層
98によって、メモリ・セルのプログラミングと消去の
間に電子がそこを通ってトンネリングするトンネル酸化
物層が得られる。トンネリング酸化物層98は厚さが8
5オングストロームであることが好ましく、構造を85
0℃の温度に45分間だけ蒸気中で加熱し、N2 内で3
0分間900℃でアニーリングすることによって形成さ
れる。
【0028】酸化物層98の形成後、多結晶シリコン層
95が、例えば化学蒸着によって構造の上表面に蒸着さ
れて、厚さ約1000オングストロームの層が形成され
る。次にこの層には燐不純物がドーピングされて、導電
性にされる。多結晶シリコン層95によってメモリ・セ
ル用のフローティングゲートと、周辺回路内のトランジ
スタ用の制御セルとが備えられる。図14に示すよう
に、構造上に残されることになる多結晶シリコン95の
所望の領域をマスキングするために、好ましくはフォト
レジストである別のマスク99が形成される。それによ
って露出された多結晶シリコン95が、例えば公知のプ
ラズマ・エッチング、または異方性エッチング工程を用
いて構造の表面からエッチングされる。エッチングの完
了後の構造の外見は図14に示されている。
【0029】図15は製造工程の次の段階を示してい
る。フォトレジスト層99が剥離され、次に二酸化シリ
コン、窒化シリコン、および二酸化シリコンの蒸着が順
次行われて、“ONOサンドイッチ”状の複合絶縁層1
02が形成される。この層は、多結晶シリコン層95が
形成された領域では多結晶シリコン95の上表面上にあ
り、回路の別の領域では厚いゲート酸化物層92の上表
面上にある。ONO層は化学蒸着を用いて蒸着すること
が好ましい。しかし、別の公知の技術を用いてもよい。
ONO層は厚さ50オングストロームの下部の二酸化シ
リコン層、厚さ60オングストロームの中間の窒化シリ
コン層、および厚さ50オングストロームの上部の二酸
化シリコン層から構成されることが好ましい。ONO層
の形成後、新たなマスキング層107が蒸着され、多結
晶シリコン層95が残される領域を保護するように形成
される。
【0030】マスク107の形成後、図16に示すよう
に、従来のエッチング手順を用いてONOサイドイッチ
構造の露出領域が除去される。この段階では、ONO複
合層が除去され、かつ露出領域内の厚いゲート酸化物層
92も除去される。次にフォトレジストが剥離される。
新たなゲート酸化物層128が形成される。この新たな
ゲート酸化物層はより薄く(約110オングストロー
ム)、電力がより低いPおよびNチャネル・トランジス
タを形成するべき位置に形成される。次に、図17に示
すように、多結晶シリコンの第2層132が構造の表面
に蒸着される。多結晶シリコン132の厚さは1000
オングストロームであることが好ましく、従来の化学蒸
着工程の技術を用いて蒸着される。多結晶シリコン13
2の蒸着に引き続き、この層にはPOCl3工程を用いて
燐不純物がドーピンされる。この“多結晶2”層によっ
て回路内の相互接続が形成される。第2多結晶シリコン
層は回路の周辺領域内の第1多結晶シリコン層への相互
接続用に利用できる。これによって更にコンデンサが備
えられ、またはメモリ・セル領域内の別の接続用に利用
できる。次に第2多結晶層を選択的に防護するためマス
ク135が形成される。図18に示すように、次に多結
晶シリコン132は構造上の不要な位置からこれを除去
するためにエッチング処理される。次に珪化タングステ
ン層133が多結晶シリコン132の上表面に蒸着され
る。珪化タングステンの上正面上には、反射防止コーテ
ィング(図示せず)が蒸着され、珪化タングステンの上
表面からの反射を最小限に抑止することによってマスキ
ング公差をより精密にすることが可能になる。最後に、
第2多結晶シリコン層が残されるべき構造の領域を更に
規定するために、構造の上表面にマスク139が形成さ
れる。図面中の断面図では、ゲート電極が必要な領域が
ある。マスク139を利用して、第2多結晶シリコン層
132がエッチング処理される。次に、構造の一部を保
護し、多結晶第1層95(図19を参照)内に制御およ
びフローティングゲートを形成するために新たなマスク
140(図19を参照)が形成される。
【0031】図20に示すように、次にこれも従来の処
理技術を利用して第2多結晶シリコン層132がエッチ
ングされる。第2多結晶シリコン層132のエッチング
後、第2多結晶シリコン層132はONOサンドイッチ
層の露出領域を除去できるようにするマスクとして利用
される。次にONOサンドイッチは多結晶シリコン層9
5の第1レベルをエッチングするためのマスクとして機
能する。このようにして、メモリ・セル・ゲートが形成
される。エッチング後、それによって露出したシリコン
領域上に再び防護用の酸化物層を形成するため、構造は
再加熱される。メモリ・セル・トランジスタはフローテ
ィングゲートと制御ゲートを含み、一方、周辺回路で使
用するように意図された別のトランジスタはこれらのゲ
ートを含んでいないことに留意されたい。
【0032】図21は製造工程の次の段階を示してい
る。メモリ・セル・トランジスタのソース領域以外の領
域を保護するため、構造の表面にマスク161が形成さ
れる。次に二重注入が行われ、N形不純物の第1次注入
は比較的少ない3E14cm-2の投与量と、50kev
のエネルギで行われる。第1次注入後に、濃度がより高
い第2次注入が行われる。これらの注入によってメモリ
・セルの二重拡散ソース領域濃度が規定される。図22
に示すように、全てのフォトレジストが除去され、メモ
リ・セルのドレン領域だけを露出させる新たなマスク1
71が形成される。別の注入が行われ、この場合は3.
5E15cm-2の濃度量と、50kevのエネルギでヒ
素不純物が注入される。図22はその結果生じた注入済
のドレン領域を示している。
【0033】図23は別のトランジスタ用のソースおよ
びドレン領域を形成するためのマスク175を介した同
様の注入を示している。フォトレジストが除去され、次
にソース・ドレン注入をアニーリングするため900°
Cの温度で25分間だけ加熱される。その結果、ソース
およびドレン領域181と182が形成される。このア
ニーリング動作によって更に多結晶シリコン上に二酸化
シリコン層184が形成される。次にブラチンケット・
エッチングを利用してこの層のほとんどが除去される。
全ての酸化物が除去される前にエッチングを停止するこ
とによって、多結晶シリコン・ゲートの側壁にスペーサ
領域184が残される。それによって軽くドーピングさ
れたドレン構造の形成が可能である。次により高度にド
ーピングされたソース/ドレンが必要な位置で周辺トラ
ンジスタを露出させるために新たなマスク175が形成
される。次に、図23に示すように3.5E15cm-2
の注入が行われる。
【0034】図26に示すように、アニーリングの後、
構造の上表面に二酸化シリコン層が蒸着され、その後で
BPSG層(リン化ホウケイ酸塩ガラス)が蒸着され
る。次に構造はBPSG186層をほぼ平坦化するため
に加熱される。BPSGの上表面にマスク(図示せず)
が形成され、BPSGは図27に示すようにエッチング
処理されて構造の表面並びに別の領域への接触位置が形
成される。次に図28で例えばチタン/窒化チタンのよ
うな障壁用金属がBPSG層186の開口部内に蒸着さ
れ、その後で所望の第1金属化層が蒸着される。第1金
属層はアルミニウムであることが好ましい。アルミニウ
ムの上表面上には、反射防止コーティングを施すために
窒化チタン層が蒸着される。次に第1金属層がマスキン
グおよびエッチングされ、フォトレジストが剥離され
る。残された帰属接点188が図28に示されている。
BPSG186と金属接点188の上表面に、化学蒸着
法を利用して例えば二酸化シリコン材料の金属間酸化物
が蒸着される。第29図にはIMO層211が示されて
いる。IMO層の頂部には、スピン−オン・ガラス21
2が蒸着され、その上表面上には別の金属間酸化物21
4が蒸着される。層211の厚さは約1000オングス
トロームであり、一方層214の厚さは約2000オク
ロンであることが好ましい。次にマスク(図示せず)が
第2金属間酸化物の上表面に形成される。このマスクは
層212および214のエッチングのための開口部を形
成するために露出され、現像される。次にこれらの層
は、第1金属層への経路217用の開口部を形成するた
め、好ましくはプラズマを利用してエッチングされる。
フォトレジストが除去され、構造の外見は図21に示さ
れている。
【0035】図30に示すように、経路用開口部217
を充填し、第2金属層を備えるために例えばアルミニウ
ムである別の金属層がチップの上表面に蒸着される。そ
の上表面上に反射防止用の窒化チタン・コーティングが
蒸着され、次に第2金属層がマスキングおよびエッチン
グされ、かつフォトレジストが剥離されて、第30図に
示した構造が製造される。図31は第2金属層221の
上表面上に不動態化層232を付加した後の完成した構
造を示している。不動態化層はマスキング、およびエッ
チングされ、フォトレジストが剥離され、次にウェーハ
内に完成した集積回路を製造するために構造は窒素内で
アニーリングされる。この段階に続いて、公知の半導体
製造工程を利用して、製造された製品はテストされ、パ
ッケージ内に収納され、パッケージと相互接続され、か
つカプセルに封入される。
【0036】これまで本発明のフラッシュ・メモリ・セ
ルおよびその製造工程を説明してきた。多くの特定の時
間、温度およびその他の工程上の細部を提示してきた
が、当業者には本発明の範囲を離れることなく、多くの
変化形が可能であることが理解されよう。本発明の範囲
は特許請求の範囲によって規定されるものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、ウェルを3重
構造にすることによって、動作用の電位を著しく低下さ
せることができ、かつメモリ・セルを均一に消去でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1A及び1Bは、従来形のフラッシュ・メモ
リ・セルを示す。
【図2】図2A及び2Bは、本発明のフラッシュ・メモ
リ・セルの好適な実施例を示す。
【図3】図3乃至31は、本発明のフラッシュ・メモリ
・セルの製造方法の好適な実施例を示し、本図は、nウ
ェルの注入後の構造を示す。
【図4】Pウェルの注入後の構造を示す。
【図5】PおよびNウェルのアニーリングとマスクの形
成後の構造を示す。
【図6】フィールド酸化物領域の形成後の構造を示す。
【図7】Nチャネルフィルードの注入後の構造を示す。
【図8】Pチャネルしきい電圧注入後の構造を示す。
【図9】Nチャネルしきい電圧注入後の構造を示す。
【図10】ゲート酸化物の形成後の構造を示す。
【図11】セル注入後の構造を示す。
【図12】選択された領域内でゲート酸化物層を除去し
た後の構造を示す。
【図13】多結晶シリコンの第1層の形成後の構造を示
す。
【図14】多結晶シリコンの第1層のマスキングとエッ
チング後の構造を示す。
【図15】ONO絶縁層の形成後の構造を示す。
【図16】選択された位置に新たなゲート酸化物を形成
した後の構造を示す。
【図17】多結晶シリコンの第2層の形成後の構造を示
す。
【図18】マスクの形成後の構造を示す。
【図19】多結晶シリコンの第2層のエッチングおよび
新たなマスクの形成後の構造を示す。
【図20】更なるエッチングの完了後の構造を示す。
【図21】メモリ・セルのソース領域注入後の構造を示
す。
【図22】メモリ・セルのドレン領域注入後の構造を示
す。
【図23】幾つかの周辺トランジスタのP型ドレン注入
後の構造を示す。
【図24】別の周辺トランジスタのN型ドレン注入後の
構造を示す。
【図25】更に別の周辺トランジスタのP型ソース・ド
レン注入後の構造を示す。
【図26】BPSGのアニーリングと蒸着後の構造を示
す。
【図27】接点マスクの形成後の構造を示す。
【図28】第1金属層の蒸着後の構造を示す。
【図29】第2接点層の形成後の構造を示す。
【図30】第2金属層の蒸着後の構造を示す。
【図31】不動態化層の蒸着後の構造を示す。
【符号の説明】
10 基板 12 制御ゲート 13 絶縁薄層 15 フローティングゲート 16 ドレン領域 18 ソース領域 20 基板 22 Nウェル 24 Pウェル 26 ドレン 27 ソース 28 P接点 29 フローティングゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/788 29/792 (31)優先権主張番号 08/863919 (32)優先日 平成9年5月27日(1997.5.27) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 08/863920 (32)優先日 平成9年5月27日(1997.5.27) (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 イェイン チェン ヨウン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95035 ミルピタス メドーランド ドラ イヴ 193 (72)発明者 クワン ミン サン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94577 サン リーンドロー マグノリア コート 945 (72)発明者 イーユン チョイ 大韓民国 ソウル ソングパーク バンギ −ドン (番地なし) アパートメント 5−605 Fターム(参考) 5F048 AA00 AB01 AC03 BA01 BB05 BB14 BB16 BC03 BC06 BC20 BE02 BE03 BE09 BF02 BF07 BF17 BF18 BG12 DA25 5F083 EP02 EP23 EP42 EP63 EP67 EP68 ER22 ER29 ER30 GA05 GA16 MA06 MA16 MA19 PR05 PR36 PR41 PR43 PR49 PR53 PR54 5F101 BA01 BA07 BA14 BA29 BA36 BB05 BC01 BH09 BH15 BH21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路メモリの製造方法において、 表面を有する第1導電型の半導体基板内に、第1導電型
    の導電性とは反対の第2導電型の、周辺を有する第1ウ
    ェル領域を形成するステップと、 第1ウェル領域の周辺内に、かつ表面の近傍に第1導電
    型の第2ウェル領域を形成するステップと、 これも第1ウェル領域の周辺内に、第2ウェル領域から
    間隔を隔てて第2導電型であって、第1ウェルよりも導
    電率が高い第1接点領域を形成するステップと、 基板表面上方に第1の厚さの第1の絶縁層を配設するス
    テップと、 上記第2ウェル領域上方に上記第1の絶縁層の第1の部
    分をエッチングするステップと、 上記第2ウェル領域の上記エッチングされた第1の部分
    の上方に第1の厚さと異なる第2の厚さの第2の絶縁層
    を配設するステップと、 第1の絶縁層上方に第1導電層を堆積してフローティン
    グを設け、かつ第2の絶縁層上方に第1導電層を堆積し
    て第1の周辺ゲートを設け、上記フローティングゲート
    が上記第2ウェル領域の上方に配置され、上記第1の周
    辺ゲートが、上記フローティングゲートから間隔を隔て
    て基板表面上方に設置されるステップと、 上記絶縁層の第2の部分をエッチングするステップと、 上記エッチングされた第2の部分上方に第1及び第2の
    厚さと異なる第3の厚さの第3の絶縁層を配設するステ
    ップ、 第1導電層上に第2導電層を堆積して、上記フローティ
    ングゲートの上方に、フローティングゲートから電気的
    に絶縁された制御ゲートを設け、かつ第3の絶縁層上方
    に第2導電層を堆積して、上記フローティングゲートと
    上記第1の周辺ゲートから間隔を隔てて基板表面上方に
    第2の周辺ゲートを設けるステップと、からなることを
    特徴とする製造方法。
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