JPH09129761A - 不純物不添加またはホウ素不純物添加のフローティングゲートを備えた不揮発性メモリセル - Google Patents

不純物不添加またはホウ素不純物添加のフローティングゲートを備えた不揮発性メモリセル

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JPH09129761A
JPH09129761A JP8228952A JP22895296A JPH09129761A JP H09129761 A JPH09129761 A JP H09129761A JP 8228952 A JP8228952 A JP 8228952A JP 22895296 A JP22895296 A JP 22895296A JP H09129761 A JPH09129761 A JP H09129761A
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gate
memory cell
layer
undoped
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JP8228952A
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Meerad Faydorn
メーラッド フェイドーン
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Texas Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消去期間中の過剰消去に対し十分な余裕を有
し、かつ製造工程が比較的簡単な、フローティングゲー
ト型の不揮発性メモリセルを提供する。 【解決手段】 不純物が添加されていない多結晶フロー
ティングゲートまたはホウ素子不純物がわずかに添加さ
れたフローティングゲートを備えた集積回路メモリセル
が、半導体基板の表面上にアレイの形式で作成される。
これらのセルのおのおのは、ソースおよびドレインを有
する。フローティングゲートに不純物を添加しないこと
により、またはフローティングゲートにホウ素不純物を
添加することにより、改良された過剰消去特性が得られ
る。フローティングゲートに対し不純物が添加されてい
ない多結晶体を用いることにより、密集した分布の消去
閾値電圧VT が可能であり、そしてゲート酸化物を通過
する電子数がさらに少ないために、装置の寿命の改善が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EPROM装置ま
たはEEPROM装置のようなフローティング型の不揮
発性メモリに関する。特に、本発明は、共通にリン不純
物が添加された多結晶シリコン(ポリシリコンまたはポ
リ)層である2個の導電体層を有し、かつドレイン側か
らプログラミングするためにチャンネル・ホット電子を
用い、およびソース側から消去するためにファウラ・ノ
ルトハイム・トンネル効果を利用した、メモリセルに関
する。上側導電体層は、ワードラインおよび制御ゲート
を形成する。下側導電体層は、フローティングゲートを
形成する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式の多くのフ
ラッシュEEPROM装置では、ドレイン・列ラインを
浮遊にすることができることにより、およびソース・列
ラインに高い正電圧を加えることにより、ワードライン
(および制御ゲート)をアースに接続することによって
セルが消去される。消去モードでは、制御ゲートに関し
てソース・列ラインに加えられた高い電圧は、それぞれ
のセルのゲート酸化物(またはトンネル窓酸化物)の中
に高電界を生ずる。理想的には、消去用電界は、プログ
ラミングの期間中、多結晶フローティングゲートに存在
している電子のみを、ゲート酸化物を通して、フローテ
ィングゲートからソース拡散体に(ファウラ・ノルトハ
イム・トンネル作用により)トンネルさせることであ
る。すなわち、理想的には、消去用電界はフローティン
グゲートを過剰消去しない。過剰消去されたフローティ
ングゲートは同じ列の中の他のセルの回路を短絡し、こ
のことは読み出し動作の期間中のエラーの原因となる。
また、過剰消去の期間中にゲート酸化物を流れる不必要
な電子流は、セルの耐久性を低下させる原因となる。最
後に、過剰消去は、消去閾値電圧Vtの分布を広くする
原因となる。過剰消去の有害な効果は、スプリット・チ
ャンネルを作成することにより、または多重トランジス
タ・セルを用いることにより、場合により補正される
が、これらには付加的なセル領域、および/または、付
加的な処理工程段階が必要である。
【0003】現在、多くのフローティングゲート装置は
2重ポリシリコン積層構造体を用いている。この構造体
では、フローティングゲート・ポリシリコン層と制御ゲ
ート/ワードライン・ポリシリコン層との両方には、リ
ン不純物が添加される。リン不純物が添加されたポリシ
リコン・フローティングゲートを用いることにより生ず
る1つの問題点は、ウシヤマ(Usiyama)ほか名
の論文「不揮発性メモリのファウラ・ノルトハイム電流
偏差を引き起こす2次元不均質構造体およびゲート電極
/ゲート絶縁体インタフェース(Two Dimens
ionallyInhomogeneous Stru
cture and Gate Electrode/
Gate Insulator Interface
Causing Fowler−Nordheim C
urrent Deviation in Nonvo
latile Memory)」、1991年、IEE
E/IRPS、331頁〜336頁、に考察されてい
る。この論文は、フラッシュEEPROM装置のリン不
純物が添加されたポリシリコン・フローティングゲート
とソース接合との間のゲート酸化物を流れるファウラ・
ノルトハイム電圧/電流特性の偏差を考察している。こ
の偏差は、リン不純物が添加された多結晶シリコン構造
体の粒界(Grain Boundaries)におけ
る過剰なリンの分布が原因で起こる。リン不純物添加量
を種々に変えた場合が考察されている。ポリシリコンの
粒界にリンの偏析が、ワーデ(Wade)ほか名の論文
「大量にリンが注入された多結晶シリコンの結晶粒の成
長の機構(Grain Growth Mechani
sm of Heavily Phosphorous
−Implanted Polycrystallin
e Silicon)」、J.Electroche
m.Soc.、第125巻、1499頁〜1504頁、
1978年、が発表されている。リソグラフィ技術の発
展に伴ってフローティングゲートの寸法がますます小さ
くなっているので、粒界の有害な効果は増大する傾向に
ある。それは、個々の粒界に生ずる欠陥が、それぞれの
境界面領域の大きな割合を占めるからである。
【0004】消去の期間中における過剰消去に対する十
分な余裕が得られ、かつセルの製造工程をそれ程複雑化
しない、メモリセルおよびこのようなメモリセル・アレ
イの製造のための処理工程が要請されている。このよう
なメモリセルは、リン不純物が添加された多結晶シリコ
ン・フローティングゲートの粒界にリンが過剰に分布す
ることにより生ずる、ファウラ・ノルトハイム電圧/電
流特性の偏差があってはならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
不純物が添加されていないフローティングゲートを備
え、かつ、ホウ素不純物が添加されたフローティングゲ
ートを備えた、フラッシュEEPROMメモリセルを開
示する。これらのメモリセルは過剰消去に関し改善され
た余裕を有し、かつ消去閾値電圧Vtの分布が狭く、か
つゲート酸化物を通る電子の数が少ないために、さらに
よい耐久性を有する。
【0006】消去動作の期間中、不純物が添加されてい
ない多結晶フローティングゲートはフラッシュEEPR
OMメモリセルを過剰消去から欠乏(depletio
n)に進むのを防止し、したがって、読み出し動作の際
のエラーの原因となる閾値電圧Vtの総数が減少する。
【0007】不純物が添加されていない多結晶フローテ
ィングゲートを用いることにより得られる利点に加え
て、ホウ素不純物がわずかに添加されたフローティング
ゲートを用いることにより、さらに高速の応答時間が得
られる。リン不純物が添加された場合とは異なって、フ
ローティングゲートの中に存在する低濃度のホウ素は、
薄い酸化物ゲート絶縁体を通ってチャンネル領域の中に
拡散することはなく、その結果、不安定な(errat
ic)閾値電圧Vtの分布を生じない。
【0008】不純物が添加されていない多結晶フローテ
ィングゲートは、リン不純物が添加された多結晶フロー
ティングゲートよりも、「自由」電子(プログラミング
の期間中、多結晶フローティングゲートに存在する電子
に付加される電子)は少ない。したがって、消去動作の
期間中、結合電子を引き出すこと(to pullbo
nded electrons out)はさらに困難
である。したがって、フローティングゲートの過剰消去
が防止される傾向が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はメモリセルのアレイの1つ
の実施例の図であって、本発明がどのように利用される
かを示している。メモリセルのアレイは、メモリ・チッ
プの一部分である。それぞれのセルは、ソース11と、
ドレイン12と、フローティングゲート13と、制御ゲ
ート14とを備えた、フローティングゲート・トランジ
スタ10である。
【0010】1行のセル10のそれぞれの制御ゲート1
4は、ワードライン15に接続される。ワードライン1
5のおのおのは、ワードライン・デコーダ16に接続さ
れる。1行のセル10のそれぞれのソース11は、ソー
スライン17に接続される。1列のセル10のそれぞれ
のドレイン12は、ドレイン列ライン18に接続され
る。ソースライン17のおのおのは、列ライン17aに
より、列デコーダ19に接続される。ドレイン列ライン
18のおのおのは、列デコーダ19に接続される。
【0011】書込みモードまたはプログラム・モードで
は、ワードライン・デコーダ16は、ライン20rのワ
ードライン・アドレス信号と読出し/書込み/消去制御
回路21からの信号とに応答して動作することにより、
選定された制御ゲート導電体を含む選定されたワードラ
イン15に、予め選定された第1プログラミング電圧V
rw(+12V)を配置することができる。列デコーダ
19はまた、選定されたドレイン・列ライン18に、そ
してしたがって選定されたセル10のドレインに、第2
プログラミング電圧Vpp(+10V)を配置するよう
に動作することができる。ソースライン17は、基準電
位Vssに接続される。選定されないドレイン・列ライ
ン18の全部がこれらの基準電位Vssに接続される。
これらのプログラミング電圧は、選定されたメモリセル
10のチャンネルの中に、(ドレイン12からソース1
1への)高電流状態を生じ、その結果、ドレイン・チャ
ンネル接合の近傍に、選定されたセル10のフローティ
ングゲート13にチャンネル酸化物を横切って注入され
るチャンネル・ホット電子およびアバランシェ・ブレー
クダウン電子が発生する。プログラミング時間は十分に
長いように選定され、それにより、チャンネル領域に関
して約−2Vないし−6Vの負プログラム電荷でフロー
ティングゲート13をプログラムすることができる。好
ましい実施例に従って製造されたメモリセル10では、
制御ゲート/ワードライン15とフローティングゲート
13との間の結合係数は約0.5である。したがって、
選定された制御ゲートを含む選定されたワードライン1
5の、例えば12ボルトの、プログラミング電圧Vrw
は、選定されたフローティングゲート13に約+2Vな
いし+6Vの電圧を配置する。選定されたセル10のフ
ローティングゲート13は、プログラミングの期間中、
チャンネル・ホット電子で帯電され、そしてこれらの電
子は、次には、選定されたセル10のフローティングゲ
ート13の下のソース・ドレイン路を非導電状態にし、
この状態は「ゼロ」ビットとして読み出される。選定さ
れないセル10は、導電状態のままであるフローティン
グゲート13の下にソース・ドレイン路を有し、そして
これらのセル10は「1」ビットとして読み出される。
【0012】フラッシュ消去モードでは、列デコーダ1
9が機能することにより、すべてのドレイン・列ライン
18をフローティング状態のままにすることができる。
ワードライン・デコーダ16が機能することにより、す
べてのワードライン15を基準電位Vssに接続する。
列デコーダ19が機能することによりまた、すべてのソ
ースライン17に高い正電圧Vee(約+10Vないし
+15V)を加える。これらの消去電圧は、ゲート13
と基板との間に十分な電界強度を発生し、それによりフ
ローティングゲート13から電荷を転送するファウラ・
ノルトハイム・トンネル電流を発生し、そしてメモリセ
ル10が消去される。好ましい消去閾値電圧(これは紫
外線消去値に近い)が本発明により達成される。このこ
とは、下記で説明される。
【0013】読み出しモードでは、ワードライン・デコ
ーダ16は、ライン20rのワードライン・アドレス信
号と読出し/書込み/消去制御回路21からの信号とに
応答して機能することにより、選定されたワードライン
15に予め選定された正電圧Vcc(約+5V)を印加
し、および選定されないワードライン15に低電圧(ア
ースまたはVss)を印加する。列デコーダ19が機能
することにより、予め選定された正電圧Vsen(約+
1.0V)を少なくとも選定されたドレイン・列ライン
18に印加し、そして低電圧(0V)をソースライン1
7に印加する。列デコーダ19はまた、アドレス・ライ
ン20dの信号に応答して機能することにより、選定さ
れたセル10の選定されたドレイン・列ライン18をデ
ータ出力端子に接続する。選定されたドレイン・列ライ
ン18および選定されたワードライン15に接続された
セル10の導電状態または非導電状態は、データ出力端
子に接続されたセンス増幅器(図示されていない)によ
り検出される。メモリ・アレイに印加された読出し電圧
は、選定されたセル10に対しチャンネル・インピーダ
ンスを決定するのには十分であるが、いずれかのフロー
ティングゲート13の帯電状態を乱すようなホット電子
注入またはファウラ・ノルトハイム・トンネリング電流
を生ずるには不十分である。
【0014】便宜のために、読出し電圧と、書込み電圧
と、消去電圧との表が、下記の表1に与えられている。
【0015】
【表1】
【0016】フラッシュEPROMメモリ装置の消去動
作の期間中、あるビットは過剰消去されて消耗される。
これらのセルは、負閾値電圧Vtを有する。負閾値電圧
Vtは、読出し動作の際のエラーの原因となる。その理
由は、負閾値電圧を有するセルは常に導電状態にあり、
その結果、並列に接続されたすべてのセルのソース・ド
レイン路を短絡するからである。セルを過剰消去から保
護する1つの方法は、フローティングゲート・アバラン
シェ注入・金属・酸化物・半導体(FAMOS)におけ
るフローティングゲートとして、不純物の添加されてい
ない多結晶体(またはホウ素子不純物が添加された多結
晶体)を用いることである。その主要な理由は、不純物
が添加されていない多結晶フローティングゲートは、不
純物が添加された多結晶体よりも、利用可能な「自由」
電子(プログラミングの期間中、多結晶フローティング
ゲートに存在する電子に付加される電子)が少ないから
である。したがって、消去動作の期間中、結合された電
子を引き出すことがさらに困難であり、それにより、フ
ローティングゲートの過剰消去が防止される傾向があ
る。
【0017】図2は、Nチャンネル電界効果装置の横断
面図である。このNチャンネル電界効果装置は、不純物
が添加されていない多結晶シリコン・ゲート13と、P
形不純物が添加されたシリコン基板22とを有する。多
結晶シリコン・ゲート13とシリコン基板22とは、酸
化物ゲート絶縁体30により分離さる。このNMOS装
置では、シリコン基板22にはホウ素(P形不純物)不
純物が添加されている。
【0018】図3は、図2のFAMOS構造体の不純物
が添加されていない多結晶フローティングゲートの3次
元図である。図3の構造体の概略の寸法は、W(幅)=
1.0ミクロン、T(厚さ)=0.15ミクロン、L
(長さ)=2.5ミクロンであり、体積=0.375×
10-12 cm3 である。多結晶フローティングゲートの
中の自由電子の総数は、不純物の添加量に応じて変わ
る。表2は、フローティングゲートの中の不純物の添加
量と図3の「自由」電子の総数との間の関係を示した表
である。
【0019】
【表2】
【0020】多結晶フローティングゲートの中に熱的に
発生する電子の数に対しては、温度は最小限の効果しか
及ぼさない。それは、室温(T=300°K)にあるシ
リコンの固有キャリア数は1.45×1010/cm3
あり、そして127℃(T=400°K)にあるシリコ
ンの固有キャリア数は1×1013/cm3 であるからで
ある。これらの濃度は、フローティングゲートの小さな
体積を考えれば、無視できる程度の変化しかもたらさな
い。
【0021】もしセルが(約2.5ボルトの紫外線消去
閾値電圧から)約6.5ボルトの閾値電圧にプログラム
されるならば、不純物添加によりフローティングゲート
の自由電子の総数に加え、約1.3×105 個の電子が
フローティングゲートに配置される。したがって、高濃
度に不純物が添加されたフローティングゲートの中に不
純物添加による自由電子の総数は、プログラムされた電
子の総数よりも、約288倍多い。この数は、低濃度不
純物添加に対し、約17倍である。
【0022】図5〜図8は、図1および図4の装置を製
造する方法を説明した図である。図5〜図8は製造順次
の段階の図である。出発の部材は、P形シリコンのスラ
イスである。図に示されているスライス部分は、基板2
2のほんの一部分である。このスライスの直径は約20
センチメートル(約8インチ)であり、一方、個々の部
品セルの幅は数ミクロン、そして長さは数ミクロンに過
ぎない。メモリ・アレイの周辺のトランジスタを作成す
るために、通常、多数の処理工程段階が実行されるであ
ろうが、これらの処理工程段階はここでは説明しない。
例えば、EEPROMメモリ装置は、周辺トランジスタ
を作成するために前の処理工程の一部分として基板22
の中に作成された、N形ウエルおよびP形ウエルを有す
る相補形電界効果装置(CMOS)であることができ
る。
【0023】図5(A)および(B)に示されているよ
うに、厚さ約400オングストロームのパッド酸化物層
23が、基板22の表面の上に成長される、または沈着
される。パッド酸化物層23は、製造段階の初期の期間
中において、基板を保護する。後で、パッド酸化物層2
3は除去されるであろう。次に、窒化シリコン層24
が、低圧化学蒸気法により、パッド酸化物層23の上に
沈着される。その後、厚いセル分離フィールド絶縁体2
5を作成するべき領域を露出するために、窒化シリコン
層24がパターンに作成され、そしてプラズマ・エッチ
ングが行われる。
【0024】メモリセルを分離するP+チャンネル・ス
トップ領域26を作成するために、約7×1012/cm
2 の量のホウ素注入が行われる。フォトレジストが除去
された後、図5(A),図6(A),図7(A),図8
(A)に示されているように、厚いセル分離フィールド
絶縁体25を形成する厚いフィールド酸化物が、局所的
酸化処理工程により約6000〜10000オングスト
ロームの厚さにまで熱的に成長される。この熱的成長
は、約900℃、1気圧の気流の中に数時間さらすこと
により実行される。または、酸化時間を短くするため
に、高圧酸化(HIPOX)法を用いることができる。
よく知られているように、酸化物は窒化シリコン層の端
部の下にも成長し、その結果、明確な境界をもって遷移
するのではなく、「バーズビーク」(bird’s p
eak)が生ずる。
【0025】次に、図6(A)および(B)に示されて
いるように、パッド酸化物および窒化シリコン層の残っ
ている部分が除去される。この処理工程により、厚いセ
ル分離フィールド絶縁体25の間でシリコン基板22が
露出する。コーイ(Kooi)酸化物処理工程に従い、
この段階で、セル閾値電圧Vt調整注入を、約20〜6
0KeVで1×1011〜1×1013/cm2 の注入量で
ホウ素不純物を添加するといったような、標準的処理工
程で実行することができる。この後、コーイ酸化物除去
が行われ、そしてゲート絶縁体30を作成するために、
従来の処理工程を用いたゲート酸化処理工程が実行され
る。
【0026】この段階で、このウエハの上に、多結晶シ
リコンの層(フローティングゲート層13)が(例えば
1000〜2000オングストロームの厚さに)沈着さ
れる。次に、もしホウ素不純物が添加されたフローティ
ングゲートが要請されるならば、多分マスキング酸化物
を通してこの層にホウ素が注入され、そして短時間の間
焼き鈍しが行われる。ホウ素不純物添加は、約20Ke
Vないし25KeVで約20×1012/cm2 ないし2
5×1012/cm2 の注入量といった、低エネルギと低
注入量で行うことができる。その後、この多結晶層がパ
ターンに作成されそしてエッチングが行われて、長くて
平行なストリップが作成される。
【0027】次に、多結晶シリコン層の上に、従来の技
術により、200〜400オングストロームの範囲の等
価な酸化物(誘電体)厚さの酸化物/窒化物/酸化物
(ONO)のような中間レベル絶縁体層27が作成され
る。
【0028】次に、図7(A)および(B)に示されて
いるように、N+不純物添加ポリシリコン層28aおよ
びオプションのケイ化物28bが、中間レベル絶縁体層
27の上に作成される。N+不純物添加ポリシリコン層
28aおよびオプションのケイ化物層28bのおのおの
の厚さは、約1500〜3000オングストロームであ
る。層28aおよびオプション層28bは、セル10の
将来の制御ゲート14を包含する。
【0029】図8(A)および(B)に示されているよ
うに、層28a〜28bの上に、キャップ酸化物層29
を沈着することができる。次に、積層体エッチング工程
(stack−etch procedure)を用い
て、メモリセル10のおのおのに対しフローティングゲ
ート13および制御ゲート14が作成される。キャップ
酸化物層29と、層28aと、中間レベル絶縁体層27
と、多結晶シリコン(フローティングゲート13)とを
有するフローティングゲート13および制御ゲート14
の積層体を定めるために、フォトレジスト(図示されて
いない)が用いられる。制御ゲート14は、中間レベル
絶縁体27の対応する部分を通して、それぞれの下のフ
ローティングゲート13に静電容量的に結合する。
【0030】積層体エッチング工程により作成されたチ
ャンネルが予め定められた長さに構成され、そして積層
体エッチングされた多結晶シリコンおよび層28は、ソ
ース11およびドレイン12の間のチャンネル領域の長
さを設定するために、後の製造段階において注入マスク
として用いられる。このように、これらの接合を、ドレ
イン領域12におけるプログラミングに対し、および/
または、ソース領域11における消去に対し、最適の効
率を有するように調整することができる。
【0031】次の段階は、ソース領域11の中にリンを
注入する段階である。フォトレジスト(図示されていな
い)を用いてソース領域11が注入のために露出され、
そしてドレイン領域12がソース注入から保護される。
リン注入が約30KeVないし140KeVで約1×1
14/cm2 ないし8×1014/cm2 の注入量で実行
され、そしてヒ素注入が約100KeVで約5×1015
/cm2 の注入量で実行される。リン注入による接合を
駆動するために、および注入による損傷を修復するため
に、リンのソース注入の後、基板22に対し焼き鈍し雰
囲気中で、900〜1000℃での焼き鈍しが行われ
る。
【0032】この段階において、フォトレジスト(図示
されていない)を用いてドレイン領域11が注入のため
に露出され、そしてソース領域12がドレイン注入から
保護される。次に、ヒ素注入(約100KeVで約5×
1015/cm2 の注入量)およびホウ素注入が実行さ
れ、そして接合の駆動および注入による損傷の修復を得
るために、基板22に対し焼き鈍し雰囲気中で、900
℃での焼き鈍しが行われる。
【0033】この処理工程の後、この積層体の側面およ
び上面に酸化物層31を作成することにより、データを
維持する能力を改良することができる。その後、このス
ライスの表面に、ホウ・リン・ケイ酸ガラス(BPS
G)の層(図示されていない)を沈着することができ
る。BPSG層を通して、オフ・アレイの接触体を作成
することができ、および金属ビットラインからそれぞれ
の拡散領域にy方向に周期的にオン・アレイの接触体を
作成することができる。さらに、ワードライン15に対
する金属接触体が作成される。金属ビットラインが、拡
散領域の上および拡散領域に平行に走るように、BPS
G層の上に作成される。その後、保護のための被覆工程
が行われる。
【0034】表3は、3種の試料の場合、すなわち、2
個の低シート抵抗値フローティングゲートと、2個の高
シート抵抗値フローティングゲートと、4個の不純物不
添加のフローティングゲートとに対する、消去特性に関
する電気的測定の結果を要約した表である。この実験で
は、不純物不添加のフローティングゲートは、1000
秒の長さの消去パルスにさらされた後でも、消耗には進
まなかった。
【0035】
【表3】
【0036】本発明は、例示された実施例について説明
されたけれども、この説明は、本発明の範囲がこれらの
実施例に限定されることを意味するものではない。特
に、本発明は、積層体ゲート・ファウラ・ノルトハイム
・トンネル・フラッシュ消去可能メモリおよびファウラ
・ノルトハイム・トンネル・バイト・消去可能メモリを
含む、フローティングゲート形のすべてのメモリセル構
造体およびすべてのメモリセル・アレイに応用すること
ができる。例示された実施例を種々に変更した実施例お
よび種々に組み合わせた実施例、または本発明の他の実
施例の可能であることは、前記説明を参照すれば当業者
にはすぐに理解されるであろう。したがって、本発明は
このような変更実施例をすべて包含するものと理解しな
ければならない。
【0037】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1) フローティングゲートと、前記フローティング
ゲートの下に配置されかつ前記フローティングゲートか
ら絶縁されたチャンネル領域とを有し、かつ前記フロー
ティングゲートが帯電可能であってそれにより前記チャ
ンネル領域の導電度が制御され、かつ前記フローティン
グゲートが不純物添加されていない多結晶シリコンを有
する、方式のメモリセル。 (2) 第1項記載のメモリセルにおいて、前記フロー
ティングゲートが前記チャンネル領域の全長にわたって
延長されている、前記メモリセル。 (3) 第1項記載のメモリセルにおいて、前記フロー
ティングゲートがファウラ・ノルトハイム・トンネル作
用により消去される、前記メモリセル。 (4) 第1項記載のメモリセルにおいて、前記フロー
ティングゲートがチャンネル・ホット電子によりプログ
ラムされる、前記メモリセル。 (5) フローティングゲートを有し、かつ前記フロー
ティングゲートの下に配置されかつ前記フローティング
ゲートから絶縁されたチャンネル領域を有し、かつ前記
フローティングゲートが帯電可能であってそれにより前
記チャンネル領域の導電度が制御され、かつ前記フロー
ティングゲートがホウ素不純物が添加された多結晶シリ
コンで構成される、方式のメモリセル。 (6) 第5項記載のメモリセルにおいて、前記ホウ素
不純物が添加された多結晶シリコンが20ないし25K
eVで20×1012/cm2 ないし25×1012/cm
2 で不純物添加された、前記メモリセル。 (7) 第5項記載のメモリセルにおいて、前記フロー
ティングゲートが前記チャンネル領域の全長にわたって
延長されている、前記メモリセル。 (8) 第5項記載のメモリセルにおいて、前記フロー
ティングゲートがファウラ・ノルトハイム・トンネル作
用により消去される、前記メモリセル。 (9) 第5項記載のメモリセルにおいて、前記フロー
ティングゲートがチャンネル・ホット電子によりプログ
ラムされる、前記メモリセル。
【0038】(10) 基板の中に少なくとも1対の厚
いセル分離フィールド絶縁体領域を作成する段階と、前
記絶縁体領域の間に、かつ前記絶縁体領域に平行に、か
つ前記絶縁体領域の一部分の上に、下に配置されたゲー
ト絶縁体を備えた不純物が添加されていないフローティ
ング層ストリップを作成する段階と、前記基板の表面の
上に中間レベル絶縁体層を作成する段階と、前記基板の
前記表面の上に第2導電体層を作成する段階と、フロー
ティングゲートを定めるために、前記第2導電体層と、
前記中間レベル絶縁体層と、前記不純物が添加されてい
ないフローティング・ストリップとの積層体をエッチン
グする段階と、を有する、第1導電形の半導体基板の表
面に不揮発性メモリセルを製造する方法。 (11) 第10項記載のメモリセルにおいて、前記フ
ローティングゲートが前記チャンネル領域の全長にわた
って延長されている、前記メモリセル。 (12) 第10項記載のメモリセルにおいて、前記フ
ローティングゲートがファウラ・ノルトハイム・トンネ
ル作用により消去される、前記メモリセル。 (13) 第10項記載のメモリセルにおいて、前記フ
ローティングゲートがチャンネル・ホット電子によりプ
ログラムされる、前記メモリセル。
【0039】(14) 基板の中に少なくとも1対の厚
いセル分離フィールド絶縁体領域を作成する段階と、前
記絶縁体領域の間に、かつ前記絶縁体領域に平行に、か
つ前記絶縁体領域の一部分の上に、下に配置されたゲー
ト絶縁体を備えたホウ素不純物が添加されたフローティ
ング層ストリップを作成する段階と、前記基板の表面の
上に中間レベル絶縁体層を作成する段階と、前記基板の
前記表面の上に第2導電体層を作成する段階と、フロー
ティングゲートを定めるために、前記第2導電体層と、
前記中間レベル絶縁体層と、前記ホウ素不純物が添加さ
れたフローティング・ストリップとの積層体をエッチン
グする段階と、を有する、第1導電形の半導体基板の表
面に不揮発性メモリセルを製造する方法。 (15) 第14項記載のメモリセルにおいて、前記ホ
ウ素不純物が添加されたフローティング層ストリップが
20ないし25KeVで20×1012/cm2 ないし2
5×1012/cm2 で不純物添加された、前記メモリセ
ル。 (16) 第14項記載のメモリセルにおいて、前記フ
ローティングゲートが前記チャンネル領域の全長にわた
って延長されている、前記メモリセル。 (17) 第14項記載のメモリセルにおいて、前記フ
ローティングゲートがファウラ・ノルトハイム・トンネ
ル作用により消去される、前記メモリセル。 (18) 第14項記載のメモリセルにおいて、前記フ
ローティングゲートがチャンネル・ホット電子によりプ
ログラムされる、前記メモリセル。
【0040】(19) 不純物が添加されていない多結
晶フローティングゲート13またはホウ素子不純物がわ
ずかに添加されたフローティングゲート13を備えた、
集積回路メモリセル10が作成される。これらのセル1
0は、半導体基板22の表面上にアレイの形式で作成さ
れる。これらのセルのおのおのは、ソース11およびド
レイン12を有する。フローティングゲート13に不純
物を添加しないことにより、またはフローティングゲー
ト13にホウ素不純物を添加することにより、改良され
た過剰消去特性が得られる。フローティングゲート13
に対し不純物が添加されていない多結晶体を用いること
により、密集した分布の消去閾値電圧VTが可能であ
り、そしてゲート酸化物30を通過する電子数がさらに
少ないために、装置の寿命の改善が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部分がブロック線図で示されたメモリセル・
アレイの電気概要図。
【図2】フローティングゲートを備えたNMOS電界効
果トランジスタの横断面図。
【図3】図2の多結晶フローティングゲートの3次元拡
大立体図。
【図4】メモリセル・アレイの一部分の拡大平面図。
【図5】(A)は図4の線B−B′に沿った断面のメモ
リセル・アレイの一部分の拡大正面図。(B)は図4の
線A−A′に沿った断面のメモリセル・アレイの一部分
の拡大正面図。
【図6】(A)は図4の線B−B′に沿った断面のメモ
リセル・アレイの一部分の拡大正面図。(B)は図4の
線A−A′に沿った断面のメモリセル・アレイの一部分
の拡大正面図。
【図7】(A)は図4の線B−B′に沿った断面のメモ
リセル・アレイの一部分の拡大正面図。(B)は図4の
線A−A′に沿った断面のメモリセル・アレイの一部分
の拡大正面図。
【図8】(A)は図4の線B−B′に沿った断面のメモ
リセル・アレイの一部分の拡大正面図。(B)は図4の
線A−A′に沿った断面のメモリセル・アレイの一部分
の拡大正面図。
【符号の説明】
10 集積回路メモリセル 11 ソース 12 ドレイン 13 フローティングゲート 22 半導体基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティングゲートと、前記フローテ
    ィングゲートの下に配置されかつ前記フローティングゲ
    ートから絶縁されたチャンネル領域とを有し、かつ前記
    フローティングゲートが帯電可能であってそれにより前
    記チャンネル領域の導電度が制御され、かつ前記フロー
    ティングゲートが不純物添加されていない多結晶シリコ
    ンを有する、方式のメモリセル。
  2. 【請求項2】 基板の中に少なくとも1対の厚いセル分
    離フィールド絶縁体領域を作成する段階と、 前記絶縁体領域の間に、かつ前記絶縁体領域に平行に、
    かつ前記絶縁体領域の一部分の上に、下に配置されたゲ
    ート絶縁体を備えた不純物が添加されていないフローテ
    ィング層ストリップを作成する段階と、 前記基板の表面の上に中間レベル絶縁体層を作成する段
    階と、 前記基板の前記表面の上に第2導電体層を作成する段階
    と、 フローティングゲートを定めるために、前記第2導電体
    層と、前記中間レベル絶縁体層と、前記不純物が添加さ
    れていないフローティング・ストリップとの積層体をエ
    ッチングする段階と、を有する、第1導電形の半導体基
    板の表面に不揮発性メモリセルを製造する方法。
JP8228952A 1995-08-30 1996-08-29 不純物不添加またはホウ素不純物添加のフローティングゲートを備えた不揮発性メモリセル Pending JPH09129761A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US520807 1983-08-05
US52080795A 1995-08-30 1995-08-30

Publications (1)

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JP8228952A Pending JPH09129761A (ja) 1995-08-30 1996-08-29 不純物不添加またはホウ素不純物添加のフローティングゲートを備えた不揮発性メモリセル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100953066B1 (ko) * 2003-06-30 2010-04-13 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리 셀

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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