JP2002016116A - 不純物添加装置および半導体装置の作製方法 - Google Patents
不純物添加装置および半導体装置の作製方法Info
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Abstract
加した領域のシート抵抗を作製工程の早期の段階で予測
する。 【解決手段】 熱活性化前の不純物を添加した領域のラ
マンスペクトルと熱活性化後のシート抵抗との間に相関
があることを利用する。例えば、不純物添加領域のシー
ト抵抗を1kΩ/□以下にしたい場合、イオンドーピン
グ後514.5mmのレーザーを用いてラマンスペクト
ル測定をして、ラマン散乱スペクトルのピークが51
5.5cm−1以下であれば可、以上であればさらに不
純物添加の要がある。
Description
導体(以下、結晶性半導体という)を用いたトランジス
タやダイオード、抵抗素子などで構成される半導体装
置、および該半導体装置の作製方法に関し、また、当該
半導体装置に不純物添加領域を形成する不純物添加装置
に関する。
ース・ドレイン領域やLDD領域などの不純物添加領域
を作製する場合、何らかの方法で不純物を添加し、その
後、熱処理を行うことにより不純物を活性化する方法が
採用されている。
法やイオンドーピング法などが使われている。イオン注
入法とはシリコンなどの半導体にボロン(B)やリン
(P)などの元素をイオン化し、質量分析して必要なイ
オンのみを電界で加速して打ち込む技術であり、イオン
ドーピング法は質量分析を行わずにイオンを電界で加速
して打ち込む技術である。イオン注入法やイオンドープ
法は不純物添加時に結晶構造を破壊する。
どといった不純物添加の条件は、半導体装置の性質を左
右する。例えばMOSトランジスタにおいて、不純物の
量が少ないと不純物添加領域のシート抵抗が大きくな
り、MOSトランジスタのオン電流が減少する。
−256557号公報では活性層の最下部層に結晶が一
部残る条件で注入することが熱処理後のシート抵抗を下
げるために重要であると述べている。特開平10−25
6557号公報では理想的な不純物添加条件を与えてい
るが、その妥当性は配線形成後の電気測定で判断するし
かなかった。
決するために、半導体装置を作製する早期の段階で不純
物を添加した領域のシート抵抗を予測し、不純物添加条
件の妥当性を確かめることができる技術を提供すること
を課題とする。
添加後、活性化前に、添加した領域のラマン散乱光スペ
クトルを測定する。結晶性半導体に結晶が残っていれ
ば、その結晶特有のピークが確認できる。そして前記ピ
ーク位置と活性化後のシート抵抗には相関があることが
わかった。ゆえに前記相関関係を用いてピーク位置から
不純物添加領域のシート抵抗を予測することができる。
て活性化前に活性化後のシート抵抗を予測できれば、活
性化後のシート抵抗が不適切な場合、不純物を追加で添
加することができる。
測定装置を組み合わせると、不純物添加後、ラマン散乱
光スペクトル測定を行い、前記相関関係からシート抵抗
を予測し、必要であれば不純物を再添加することができ
る装置ができる。
注入法やイオンドーピング法などがある。イオン注入法
とはシリコンなどの半導体にボロン(B)やリン(P)
などの元素をイオンにして引きだした後、質量分析して
必要なイオンのみを電界で加速して打ち込む技術であ
り、イオンドーピング法は質量分析を行わずにイオンを
電界で加速して打ち込む技術である。イオン注入法やイ
オンドープ法は不純物添加時に結晶性を破壊する。
マルアニール、レーザー活性化などがある。例えばイオ
ン注入においては、注入後の不純物の多くは結晶内で格
子位置に置換できず欠陥としての格子間原子として存在
している。活性化はこれらの不純物を結晶格子の置換位
置に置き換え、電気的にアクセプターまたはドナーとし
て働くようにする。この時にイオン注入などで破壊され
た結晶性もある程度回復できる。
構造を有する半導体であり、例えば単結晶半導体、多結
晶半導体、微結晶半導体、結晶とアモルファスの混在し
た半導体である。ただしラマン散乱光スペクトル測定
で、ピークが確認できるものでなければならない。また
不純物とは、ボロン(B)やリン(P)などの13族ま
たは15族の元素で、シリコンなどの半導体に添加して
不純物半導体を構成する。
ドーピング法で不純物を添加する。その後、514.5
nmのレーザーを用いてラマン散乱光スペクトル測定を
行った場合、結晶が残っていれば500cm―1から5
20.6cm―1の範囲にピークが確認できる(図
1)。前記ピーク位置と活性化後のシート抵抗には相関
があることがわかった。図2に前記ピーク位置と850
℃で30分間熱活性化した後のシート抵抗との関係を示
す。この相関関係を用いて、活性化前に活性化後のシー
ト抵抗を予測することができる。
抗を1kΩ/□以下にしたい場合、ラマン散乱光スペク
トルのピークが515.5cm―1以下である必要があ
る。もしラマン散乱光スペクトルのピークが515.5
cm―1以上であった場合、さらに不純物を添加する。
もう一度ラマン散乱光スペクトル測定を行い、ピークが
515.5cm―1以下になっていれば、活性化後のシ
ート抵抗が1kΩ/□以下となる。
法により半導体に不純物元素を添加する手段と、ラマン
散乱光スペクトルを測定する手段とを組合せ、一つの筐
体内において、或いは複数の筐体内において、不純物の
添加と、ラマン散乱スペクトル測定を行い、前記相関関
係からシート抵抗を予測し、プロセスの妥当性を判断
し、必要であれば追加で不純物を添加するといった不純
物添加装置を形成することができる。
(P)などの13族または15族の元素で、シリコンな
どの半導体に添加して不純物半導体を構成する。また結
晶性のシリコンとは、少なくとも一部に結晶性を有する
シリコンであり、例えば単結晶シリコン、多結晶シリコ
ン、微結晶シリコン、結晶とアモルファスの混在したシ
リコンである。ただしラマン散乱光スペクトル測定で、
波長514.5nmのレーザーを用いた場合に500c
m―1から520.6cm―1にピークが確認できるもの
でなければならない。
ボロン(B)やリン(P)などの元素をイオンにして引
きだした後、電界で加速して打ち込む技術である。イオ
ンドープは不純物添加時に結晶性を破壊する。
を用いてラマン散乱光スペクトルを測定した場合を示し
たが、488.0nmなど他の波長を用いてもデータを
取り直すことで可能である。また、活性化として850
℃30分の熱活性化を例にあげたが、この工程はラピッ
ドサーマルアニール、レーザー活性化などでもよく、熱
活性化の場合には400℃〜1400℃で行える。ただ
し、データを取り直す必要がある。
ランジスタのソース・ドレイン領域の形成に適用し、結
晶質半導体膜から表示装置を作製する実施例を説明す
る。ここでは、画素領域の画素TFT及び保持容量と、
画素領域の周辺に設けられる駆動回路のTFTを同時に
作製する方法について図面を参照しながら説明する。
ニング社の#7059ガラスや#1737ガラスなどに
代表されるバリウムホウケイ酸ガラスやアルミノホウケ
イ酸ガラスなどのガラス基板の他に、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(P
EN)、ポリエーテルサルフォン(PES)など光学的
異方性を有しないプラスチック基板を用いることができ
る。ガラス基板を用いる場合には、ガラス歪み点よりも
10〜20℃程度低い温度であらかじめ熱処理しておい
ても良い。そして、基板301のTFTを形成する表面
に基板301からの不純物拡散を防ぐために、酸化シリ
コン膜、窒化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜など
の絶縁膜から成る絶縁膜302を形成する。例えば、プ
ラズマCVD法でSiH4、NH3、N2Oから作製され
る酸化窒化シリコン膜を10〜100nmの厚さに形成
し、絶縁膜302とする。
マCVD法を用いて形成する。酸化窒化シリコン膜は、
SiH4を16.91Pa・l/sec、NH3を16
9.1Pa・l/sec、N2Oを33.82Pa・l
/secとして反応室に導入し、基板温度325℃、反
応圧力40Pa、放電電力密度0.41W/cm2、放
電周波数60MHzとする。
〜60nm)の厚さで非晶質構造を有する半導体膜30
3を、プラズマCVD法やスパッタ法などの公知の方法
で形成する。代表的には、プラズマCVD法で非晶質シ
リコン膜を55nmの厚さに形成する。また、絶縁膜3
02と非晶質シリコン膜303とを連続形成することも
可能である。例えば、前述のように酸化窒化シリコン膜
を成膜後、反応ガスをSiH4、N2O、H2からSiH4
とH2或いはSiH4のみに切り替えれば、大気雰囲気に
晒すことなく連続して形成できる。その結果、この界面
での汚染を防ぐことが可能となり、作製するTFTの特
性バラツキやしきい値電圧の変動を低減させることがで
きる。
結晶化法で行う。パルス発振型のエキシマレーザーに代
表されるガスレーザーや、YAGレーザー、YVO4レ
ーザーに代表される固体レーザーを用いる。これらのレ
ーザーを用いる場合には、レーザー発振器から放射され
たレーザー光を光学系で線状または長方形状または矩形
状に集光し半導体膜に照射する方法を用いると良い。非
晶質半導体膜に対するレーザーの照射条件は実施者が適
宣選択するものであるが、エキシマレーザーを用いる場
合はパルス発振周波数30Hzとし、レーザーエネルギ
ー密度を100〜400mJ/cm2(代表的には20
0〜300mJ/cm2)とする。また、YAGレーザ
ーを用いる場合にはその第2高調波を用いパルス発振周
波数1〜10kHzとし、レーザーエネルギー密度を3
00〜600mJ/cm2(代表的には350〜500
mJ/cm2)とすると良い。そして幅100〜100
0μm、例えば400μmで線状に集光したレーザー光
を基板全面に渡って照射し、この時の線状レーザー光の
重ね合わせ率(オーバーラップ率)を80〜98%とし
て行う。
晶質半導体膜305は複数の結晶粒が集合した多結晶構
造を有する。
ロセスによりレジストパターンを形成し、ドライエッチ
ングによって結晶質半導体膜305を島状に分割し、島
状の半導体膜306〜309を形成する。ドライエッチ
ングにはCF4とO2の混合ガスを用いる。ゲート絶縁膜
310はプラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚
さを40〜200nmとしてシリコンを含む絶縁膜で形
成する。プラズマCVD法でSiH4とN2Oの混合ガス
から作製される酸化窒化シリコン膜はゲート絶縁膜とし
て適した材料であり、80nmの厚さに形成しゲート絶
縁膜とする。勿論、ゲート絶縁膜はこのような酸化窒化
シリコン膜に限定されるものでなく、他のシリコンを含
む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良い。例
えば、酸化シリコン膜を用いる場合には、プラズマCV
D法でTEOSとO2とを混合し、反応圧力40Pa、
基板温度300〜400℃とし、高周波(13.56M
Hz)電力密度0.5〜0.8W/cm2で放電させて
形成することができる。このようにして作製される酸化
シリコン膜は、その後400〜500℃の熱アニールに
よりゲート絶縁膜として良好な特性を得ることができ
る。
極を形成するための第1の導電膜311と第2の導電膜
312とを形成する。本実施例で示すTFTのゲート電
極は2層構造で形成し、第1の導電膜311を窒化タン
タル(本明細書ではTaNと表記する)膜で50〜10
0nmの厚さに形成し、第2の導電膜312をタングス
テン(W)膜で100〜300nmの厚さに形成する。
を念頭におくと、熱安定性の高い優れた材料である。W
膜はWをターゲットとしたスパッタ法で形成する。その
他に6フッ化タングステン(WF6)を用いる熱CVD
法で形成することもできる。いずれにしてもゲート電極
として使用するためには低抵抗化を図る必要がある。W
膜は結晶粒を大きくすることで低抵抗率化を図ることが
できるが、W中に酸素などの不純物元素が多い場合には
結晶化が阻害され高抵抗化する。Wのターゲットには純
度99.9999%のものを用い、さらに成膜時に気相
中からの不純物の混入がないように十分配慮してW膜を
形成することにより、抵抗率9〜20μΩ・cmを実現
することができる。
よるマスク313を形成し第1のエッチング処理を行
う。エッチング方法に限定はないが、好適にはICP
(Inductively Coupled Plas
ma:誘導結合型プラズマ)エッチング装置を用いる。
エッチング用ガスにはCF4とCl2を用い、0.5〜2
Pa、好ましくは1Paの圧力でコイル型の電極に50
0WのRF(13.56MHz)電力を投入してプラズ
マを生成してエッチングを行う。基板側(試料ステー
ジ)にも100WのRF(13.56MHz)電力を投
入し、実質的に負の自己バイアス電圧が印加された状態
で行う。CF4とCl2を混合した場合にはW膜及びTa
膜とも同程度の速度でエッチングすることがでできる。
及び第2の導電層の端部がテーパー形状となるように加
工する。テーパー部の角度は15〜45°とする。しか
し、ゲート絶縁膜上に残渣を残すことなくエッチングす
るためには、10〜20%程度の割合でエッチング時間
を増加させるオーバーエッチング処理をすると良い。W
膜に対する酸化窒化シリコン膜の選択比は2〜4(代表
的には3)であるので、オーバーエッチング処理によ
り、酸化窒化シリコン膜が露出した面は20〜50nm
程度エッチングされる。こうして、第1のエッチング処
理により第1の導電層と第2の導電層から成る第1の形
状の導電層314〜318(第1の導電層314a〜3
18aと第2の導電層314b〜318b)を形成す
る。
ング処理を行う。ICPエッチング装置を用い、エッチ
ングガスにCF4とCl2とO2を混合して、1Paの圧
力でコイル型の電極に500WのRF電力(13.56
MHz)を供給してプラズマを生成する。基板側(試料
ステージ)には50WのRF(13.56MHz)電力
を投入し、第1のエッチング処理に比べ低い自己バイア
ス電圧となるようにする。このような条件によりW膜を
異方性エッチングし、かつ、それより遅いエッチング速
度でTaN膜を異方性エッチングして第2の形状の導電
層319〜323(第1の導電層319a〜323aと
第2の導電層319b〜323b)を形成する。324
はゲート絶縁膜であり、第2の形状の導電層319〜3
23で覆われない領域は、第1のエッチング処理と第2
のエッチング処理により40〜80nm程度エッチング
され薄くなった領域が形成される。
FTの不純物領域の形成は、第2の形状の導電層を利用
して自己整合的に形成する。nチャネル型TFTには濃
度の異なる2種類の不純物領域を形成する。図4(C)
は第1のドーピング処理(高加速電圧低ドーズ量の条
件)でn型を付与する不純物元素を添加して、第1の導
電層319a〜323aと重なる第1の不純物領域32
5〜328を形成する工程を示す。この場合、第1の不
純物領域325〜328の外側には第2の不純物領域3
29〜332が形成される。ドーピング処理の方法は、
イオンドープ法やイオン注入法などにより行う。n型を
付与する不純物元素は、周期律表第15族の元素であ
り、代表的にはリン(P)または砒素(As)を用い
る。添加される不純物元素の濃度は第1の不純物領域に
おいて2×1016〜1×1018/cm3となるようにす
る。また、第2の不純物領域においては、1×1017〜
5×10 18/cm3となるようにする。
よるマスク333を形成する。このマスクは画素TFT
と駆動回路の内サンプリング回路のnチャネル型TFT
のソース及びドレイン領域を確定するために形成する。
第2のドーピング処理は駆動回路のnチャネル型TFT
に第3の不純物領域334を形成するために行う。第3
の不純物領域334に添加されるn型を付与する不純物
元素の濃度は5×10 17〜5×1019/cm3となるよ
うにする。さらに、第3のドーピング処理を行い、n型
を付与する不純物元素が1×1020〜1×1021/cm
3濃度で添加される第4の不純物領域335〜337を
形成する。
散乱光スペクトルを測定する。波長514.5nmのレ
ーザーを用いてラマン散乱光スペクトルを測定した場合
に、500cm―1から520.6cm―1の範囲にピー
クができることを確認する(図1)。本実施例では不純
物の活性化を500℃1時間の加熱処理で行うので、あ
らかじめ500℃1時間で加熱処理した場合のピーク位
置とシート抵抗との関係のデータを取得しておく。シー
ト抵抗を目標の値にするピーク位置になるように、必要
におおじて何度か不純物を添加する。
ザーを用いてラマン散乱光スペクトルを測定した場合を
示したが、488.0nmなど他の波長を用いてもデー
タを取り直すことで可能である。また、第二の不純物添
加領域329〜332に対しても同様に可能である。第
一の不純物領域325〜328、第3の不純物添加領域
334に対しても基板裏面からラマン散乱光スペクトル
を測定することで、同様に可能である。
の形成は、図5(B)で示す様に、レジストのマスク3
38をnチャネル型TFTが形成される領域を保護する
ように形成し、第4のドーピング処理によりp型を付与
する不純物元素が添加された第5の不純物領域339、
340を形成する。p型を付与する不純物元素は、周期
律表第13族の元素であり、代表的にはボロン(B)を
用いる。
も、あらかじめ500℃1時間で加熱処理した場合のピ
ーク位置とシート抵抗との関係のデータを取得してお
き、第4不純物添加領域と同様にラマン散乱光スペクト
ルを測定し、目標のシート抵抗になるように必要におお
じて何度か不純物を添加する。
びゲート絶縁膜上から第1の層間絶縁膜341を形成す
る。第1の層間絶縁膜は酸化シリコン膜、酸化窒化シリ
コン膜、窒化シリコン膜、またはこれらを組み合わせた
積層膜で形成すれば良い。いずれにしても第1の層間絶
縁膜341は無機絶縁物材料から形成し、膜中に5〜3
0原子%、好ましくは15〜25原子%の水素を含有さ
せておくと良い。第1の層間絶縁膜341の膜厚は10
0〜200nmとする。酸化シリコン膜を用いる場合に
は、プラズマCVD法で、TEOSとO2とを混合し、
反応圧力40Pa、基板温度300〜400℃とし、高
周波(13.56MHz)電力密度0.5〜0.8W/
cm2で放電させて形成する。酸化窒化シリコン膜を用
いる場合には、プラズマCVD法でSiH4、N2O、N
H3から作製される酸化窒化シリコン膜、またはSi
H4、N2Oから作製される酸化窒化シリコン膜で形成す
れば良い。この場合の作製条件は反応圧力20〜200
Pa、基板温度300〜400℃とし、高周波(60M
Hz)電力密度0.1〜1.0W/cm2で形成するこ
とができる。また、SiH4、N2O、H2から作製され
る酸化窒化水素化シリコン膜を適用しても良い。窒化シ
リコン膜も同様にプラズマCVD法でSiH4、NH3か
ら作製することが可能である。
たはp型を付与する不純物元素を活性化する工程を行
う。この工程はファーネスアニール炉を用いて加熱処理
を行っても良いし、レーザーアニール法で行っても良
い。加熱処理で行う場合には酸素濃度が1ppm以下、
好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲気中で400〜
700℃、代表的には400〜550℃で行うものであ
り、本実施例では500℃で1時間の加熱処理を行う。
この加熱処理により、第1の層間絶縁膜341が含有す
る水素が半導体膜中に拡散し、同時に水素化を行うこと
もできる。また、基板301に耐熱温度が低いプラスチ
ック基板を用いる場合には、レーザーアニール法を適用
することが好ましい。
%の水素を含む雰囲気中において300〜450℃で1
〜12時間の熱処理を行って、半導体膜を水素化しても
良い。いずれにしても、水素化の目的は半導体膜にある
1016〜1018/cm3のダングリングボンドを水素で
補償してその密度を低減させることにある。水素化の他
の手段として、プラズマ水素化(プラズマにより励起さ
れた水素を用いる)を行っても良い。
料を用い平均膜厚1.0〜2.0μmで形成する。有機
樹脂材料としては、ポリイミド、アクリル、ポリアミ
ド、ポリイミドアミド、BCB(ベンゾシクロブテン)
等を使用することができる。例えば、基板に塗布後、熱
重合するタイプのポリイミドを用いる場合には、クリー
ンオーブンを用い300℃で焼成して形成する。また、
アクリルを用いる場合には、2液性のものを用い、主材
と硬化剤を混合した後、スピナーを用いて基板全面に塗
布した後、ホットプレートで80℃60秒の予備加熱を
行い、さらにクリーンオーブンを用い250℃で60分
焼成して形成することができる。
で形成することにより、表面を良好に平坦化させること
ができる。また、有機樹脂材料は一般に誘電率が低いの
で、寄生容量を低減することができる。しかし、吸湿性
があり保護膜としては適さないので、本実施例のよう
に、保護絶縁膜341として形成した酸化シリコン膜、
酸化窒化シリコン膜、窒化シリコン膜などと組み合わせ
て用いる必要がある。
ーンのレジストマスクを形成し、それぞれの半導体膜に
形成されるソース領域またはドレイン領域に達するコン
タクトホールを形成する。コンタクトホールの形成はド
ライエッチング法により行う。この場合、エッチングガ
スにCF4、O2、Heの混合ガスを用い有機樹脂材料か
ら成る第2の層間絶縁膜342をエッチングし、その
後、続いてエッチングガスをCF4、O2として第1の層
間絶縁膜341をエッチングする。さらに、島状半導体
膜との選択比を高めるために、エッチングガスをCHF
3に切り替えてゲート絶縁膜をエッチングすることによ
り、良好にコンタクトホールを形成することができる。
空蒸着法で形成し、光露光プロセスにより所定のパター
ンのレジストマスクを形成し、エッチングによってソー
ス配線及びドレイン配線343〜349を形成する。同
時に形成される350は画素電極として機能するもので
ある。図示していないが、本実施例ではこの電極を、T
i膜を50〜150nmの厚さで形成し、島状半導体膜
のソースまたはドレイン領域を形成する半導体膜とコン
タクトを形成し、そのTi膜上に重ねてアルミニウム
(Al)を300〜400nmの厚さで形成して配線と
する。
間の加熱処理(シンタリング)を行うと良好なオーミッ
ク接触を得ることができる。この加熱処理を水素雰囲気
中で行えば、水素化処理を兼ねることもできる(図5
(C))。
動回路のTFTと画素領域の画素TFTとを一体形成し
た基板を完成させることができる。駆動回路356には
第1のpチャネル型TFT351、第1のnチャネル型
TFT352、第2のnチャネル型TFT353、画素
領域357には画素TFT354、保持容量355が形
成されている。本明細書では便宜上このような基板をア
クティブマトリクス基板と呼ぶ。
T351には、チャネル形成領域358、第5の不純物
領域から成るソースまたはドレイン領域359、360
を有したシングルドレインの構造で形成されている。し
かし、ソースまたはドレイン領域359は第1の導電層
319aと重なるように形成されている。
ル形成領域361、ゲート電極である第2の導電層32
0aと重なる第3の不純物領域362、ゲート電極の外
側に形成される第4の不純物領域363を有している。
第3の不純物領域362はLDD(Lightly D
oped Drain)領域であり、第4の不純物領域
363はソース領域またはドレイン領域として機能する
領域である。特に、第3の不純物領域362はゲート電
極とオーバーラップするLDD領域(このようなLDD
領域をLovと表記する)であり、GOLD(Gate
Overlapped Drain)構造とも呼ばれ
ている。これによりホットキャリア効果によるTFTの
劣化を防止することができ、10V以上の高い電圧を印
加してもきわめて安定した動作を得ることができる。
チャネル形成領域364、ゲート電極である第2の導電
層321aと重なる第1の不純物領域365、ゲート電
極の外側に形成される第2の不純物領域366、第4の
不純物領域367を有している。第1の不純物領域36
5はLovであり、ホットキャリア効果によるTFTの
劣化を防止する。第2の不純物領域366はゲート電極
とオーバーラップしないLDD領域(このようなLDD
領域をLoffと表記する)であり、オフ電流を低減す
る効果がある。
368、第1の不純物領域369、第2の不純物領域3
70、第4の不純物領域371を有している。図5
(C)では画素TFT354をダブルゲート構造で示し
たが、シングルゲート構造でも良いし、複数のゲート電
極を設けたマルチゲート構造としても差し支えない。さ
らに、容量配線323と、ゲート絶縁膜と同じ材料から
成る絶縁膜と、半導体膜374、375(375にはn
型を付与する不純物元素が添加されている)とから保持
容量355が形成されている。
はn型を付与する不純物元素が添加されている。第1の
不純物領域には2×1016〜1×1018/cm3、第2
の不純物領域には1×1017〜5×1018/cm3、第
3の不純物領域には5×101 7〜5×1019/cm3、
第4の不純物領域には1×1020〜1×1021/cm3
の濃度で不純物元素を添加する。第5の不純物領域はp
型を付与する不純物元素が添加され、第4の不純物領域
よりも1.5〜3倍の濃度で不純物元素を添加してお
く。
ovであり、チャネル長方向の長さを0.5〜3μm、
好ましくは0.5〜1.5μmで形成する。この2つの
不純物領域において添加する不純物元素の濃度に違いを
持たせる理由は、前者はオフ電流の低減を考慮して可能
な限り低濃度で形成するのに対し、後者は電流駆動能力
を高めるためにオン電流を重視していることに由来して
いる。第2の不純物領域はLoffであり、チャネル長
方向の長さを0.5〜3μm、好ましくは1.0〜1.
5μmで形成する。
のnチャネル型TFT352はシフトレジスタ回路やバ
ッファ回路などを形成する。第2のnチャネル型TFT
353はサンプリング回路に適用する。このように、ア
クティブマトリクス基板上に形成される各回路が要求す
る仕様に応じてTFTの構造を最適化しその動作性能と
信頼性を向上させることが可能となる。
である。図中に示すA−A'断面が図5(C)に示す画
素部の断面図に対応している。画素TFT354のゲー
ト電極322は、図示されていないゲート絶縁膜を介し
てその下の島状半導体膜309と交差している。図示は
していないが、島状半導体膜309には、ソース領域、
ドレイン領域、LDD領域が形成されている。また、3
72はソース配線349とソース領域とのコンタクト
部、373は画素電極350とドレイン領域とのコンタ
クト部である。保持容量355は、画素TFT354の
ドレイン領域から延在する半導体膜とゲート絶縁膜を介
して容量配線323が重なる領域で形成されている。こ
こで示す構成は、画素電極350がソース配線やドレイ
ン配線と同じ材料で形成されており、即ち、反射型の表
示装置に適用可能なアクティブマトリクス基板を示して
いる。
マトリクス基板は反射型の表示装置に適用することがで
きる。一方、透過型の液晶表示装置とする場合には画素
部の各画素に設ける画素電極を透明電極で形成すれば良
い。本実施例では透過型の液晶表示装置に対応するアク
ティブマトリクス基板の作製方法について図7を用いて
説明する。
様に作製する。しかし、ソース配線及びドレイン配線を
形成する前に、第2の層間絶縁膜342上に透明導電膜
を形成し、画素電極376を形成する。その後、ソース
配線377及びドレイン配線378を形成する。ドレイ
ン配線378は画素電極376と重ね合わせてコンタク
ト部を形成する。ソース配線及びドレイン配線の一例
は、Ti膜を50〜150nmの厚さで形成し、島状半
導体膜のソースまたはドレイン領域を形成する半導体膜
とコンタクトを形成し、そのTi膜上に重ねてAlを3
00〜400nmの厚さで形成して設ける。この構成に
すると、画素電極376はドレイン配線378を形成す
るTi膜のみと接触することになる。その結果、透明導
電膜材料とAlとが反応するのを防止できる。
n2O3)や酸化インジウム酸化スズ合金(In2O3―S
nO2;ITO)などをスパッタ法や真空蒸着法などを
用いて形成して用いることができる。このような材料の
エッチング処理は塩酸系の溶液により行う。しかし、特
にITOのエッチングは残渣が発生しやすいので、エッ
チング加工性を改善するために酸化インジウム酸化亜鉛
合金(In2O3―ZnO)を用いても良い。酸化インジ
ウム酸化亜鉛合金は表面平滑性に優れ、ITOに対して
熱安定性にも優れているので、ドレイン配線378の端
面で接触するAlとの腐蝕反応を防止できる。同様に、
酸化亜鉛(ZnO)も適した材料であり、さらに可視光
の透過率や導電率を高めるためにガリウム(Ga)を添
加した酸化亜鉛(ZnO:Ga)などを用いることがで
きる。
対応したアクティブマトリクス基板を完成させることが
できる。本実施例では、実施例1と同様な工程として説
明したが、このような構成は実施例2や実施例3で示す
アクティブマトリクス基板に適用することができる。
施例2で作製したアクティブマトリクス基板から、アク
ティブマトリクス型液晶表示装置を作製する工程を説明
する。図8に示すように、図5(C)の状態のアクティ
ブマトリクス基板に柱状スペーサから成るスペーサを形
成する。スペーサは数μmの粒子を散布して設ける方法
でも良いが、ここでは基板全面に樹脂膜を形成した後こ
れをパターニングして形成する方法を採用する。このよ
うなスペーサの材料に限定はないが、例えば、JSR社
製のNN700を用い、スピナーで塗布した後、露光と
現像処理によって所定のパターンに形成する。さらにク
リーンオーブンなどで150〜200℃で加熱して硬化
させる。このようにして作製されるスペーサは露光と現
像処理の条件によって形状を異ならせることができる
が、好ましくは、柱状スペーサ401、402の形状は
柱状で頂部が平坦な形状となるようにすると、対向側の
基板を合わせたときに液晶表示装置としての機械的な強
度を確保することができる。形状は円錐状、角錐状など
特別の限定はない。がその高さは使用する液晶材料にも
依存して、ネマチック液晶の場合には3〜8μm、スメ
チック液晶の場合には1〜4μmとなるようにする。
いが、好ましくは、図8で示すように、画素領域におい
ては画素電極350のコンタクト部373と重ねてその
部分を覆うように柱状スペーサ401を形成すると良
い。コンタクト部373は平坦性が損なわれこの部分で
は液晶がうまく配向しなくなるので、このようにしてコ
ンタクト部373にスペーサ用の樹脂を充填する形で柱
状スペーサ401を形成することでディスクリネーショ
ンなどを防止することができる。
にはポリイミド樹脂を用る。配向膜を形成した後、ラビ
ング処理を施して液晶分子がある一定のプレチルト角を
持って配向するようにする。画素領域に設けた柱状スペ
ーサ401の端部からラビング方向に対してラビングさ
れない領域が2μm以下となるようにする。また、ラビ
ング処理では静電気の発生がしばしば問題となるが、駆
動回路のTFT上にも柱状スペーサ402を形成してお
くと、スペーサとしての本来の役割と、静電気からTF
Tを保護する効果を得ることができる。
で形成される対向電極405および配向膜406を形成
する。そして、画素領域と駆動回路が形成されたアクテ
ィブマトリクス基板と対向基板とをシール剤(図示せ
ず)で貼り合わせる。その後、両基板の間に液晶407
を注入し、封止材(図示せず)によって完全に封止す
る。液晶材料には公知の液晶材料を用いれば良い。この
ようにして図8に示すアクティブマトリクス型の液晶表
示装置が完成する。
ティブマトリクス基板の上面図を示し、画素部および駆
動回路部とスペーサおよびシール剤の位置関係を示す上
面図である。画素領域588の周辺に駆動回路として走
査信号駆動回路585と画像信号駆動回路586が設け
られている。さらに、その他CPUやメモリなどの信号
処理回路587も付加されていても良い。そして、これ
らの駆動回路は接続配線583によって外部入出力端子
582と接続されている。画素部588では走査信号駆
動回路585から延在するゲート配線群589と画像信
号駆動回路586から延在するソース配線群590がマ
トリクス状に交差して画素を形成し、各画素にはそれぞ
れ図5(C)で示す画素TFT354と保持容量355
が設けられている。
すべての画素に対して設けても良いが、マトリクス状に
配列した画素の数個から数十個おきに設けても良い。即
ち、画素部を構成する画素の全数に対するスペーサの数
の割合は20〜100%とすると良い。また、駆動回路
部に設けるスペーサ402はその全面を覆うように設け
ても良いし、図8で示したように各TFTのソースおよ
びドレイン配線の位置にあわせて複数個に分割して設け
ても良い。シール材579は、基板301上の画素部5
88および走査信号制御回路585、画像信号制御回路
586、その他の信号処理回路587の外側であって、
外部入出力端子582よりも内側に形成する。
示装置の構成を図10の斜視図を用いて説明する。図1
0においてアクティブマトリクス基板は、基板301上
に形成された、画素部588と、走査信号駆動回路58
5と、画像信号駆動回路586とその他の信号処理回路
587とで構成される。画素部588には画素TFT3
54と保持容量355が設けられ、画素部の周辺に設け
られる駆動回路はCMOS回路を基本として構成されて
いる。走査信号駆動回路585と、画像信号駆動回路5
86はそれぞれゲート配線322とソース配線349で
画素TFT354に接続している。また、フレキシブル
プリント配線板(Flexible Printed
Circuit:FPC)591が外部入力端子582
に接続していて画像信号などを入力するのに用いる。そ
して接続配線583でそれぞれの駆動回路に接続してい
る。また、対向基板404には図示していないが、遮光
膜や透明電極が設けられている。
1、2で示すアクティブマトリクス基板を用いて形成す
ることができる。実施例1で示すアクティブマトリクス
基板を用いれば反射型の液晶表示装置が得られ、実施例
2で示すアクティブマトリクス基板を用いると透過型の
液晶表示装置を得ることができる。
様の電子機器の表示装置や各種集積回路、或いは、従来
の集積回路に代わる回路用途に応用することができる。
このような半導体装置には、携帯情報端末(電子手帳、
モバイルコンピュータ、携帯電話等)、ビデオカメラ、
スチルカメラ、パーソナルコンピュータ、テレビ、プロ
ジェクター等が挙げられる。それらの一例を図11〜図
13に示す。
ネル2701、操作用パネル2702、接続部2703
から成り、表示用パネル2701には液晶表示装置また
はEL表示装置に代表される表示装置2704、音声出
力部2705、アンテナ2709などが設けられてい
る。操作パネル2702には操作キー2706、電源ス
イッチ2702、音声入力部27058などが設けられ
ている。本発明は表示装置2904及びそれに付随する
半導体集積回路の作製工程に用いることができる。
9101、液晶表示装置またはEL表示装置に代表され
る表示装置9102、音声入力部9103、操作スイッ
チ9104、バッテリー9105、受像部9106から
成っている。本発明は表示装置9102及びそれに付随
する半導体集積回路の作製工程に用いることができる。
は携帯型情報端末であり、本体9201、カメラ部92
02、受像部9203、操作スイッチ9204、液晶表
示装置またはEL表示装置に代表される表示装置920
5で構成されている。本発明は表示装置9205及びそ
れに付随する半導体集積回路の作製工程に用いることが
できる。
9401、スピーカ9402、液晶表示装置またはEL
表示装置に代表される表示装置9403、受信装置94
04、増幅装置9405等で構成される。本発明は表示
装置9403及びそれに付随する半導体集積回路の作製
工程に用いることができる。
01、液晶表示装置またはEL表示装置に代表される表
示装置9502、9503、記憶媒体9504、操作ス
イッチ9505、アンテナ9506から構成されてお
り、ミニディスク(MD)やDVDに記憶されたデータ
や、アンテナで受信したデータを表示するものである。
本発明は表示装置9502、9503及びそれに付随す
る半導体集積回路の作製工程に用いることができる。
あり、本体9601、画像入力部9602、液晶表示装
置またはEL表示装置に代表される表示装置9603、
キーボード9604で構成される。本発明は表示装置9
601及びそれに付随する半導体集積回路の作製工程に
用いることができる。
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体9701、液晶表示装置またはEL表示装置に
代表される表示装置9702、スピーカ部9703、記
録媒体9704、操作スイッチ9705で構成される。
なお、この装置は記録媒体としてDVD(Digtia
l Versatile Disc)、CD等を用い、音
楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインターネットを行うこと
ができる。本発明は表示装置9702及びそれに付随す
る半導体集積回路の作製工程に用いることができる。
体9801、液晶表示装置またはEL表示装置に代表さ
れる表示装置9802、接眼部9803、操作スイッチ
9804、受像部(図示しない)で構成される。本発明
は表示装置9802及びそれに付随する半導体集積回路
の作製工程に用いることができる。
であり、投射装置3601、スクリーン3602で構成
される。本発明は表示装置3601及びそれに付随する
半導体集積回路の作製工程に用いることができる。
り、本体3701、投射装置3702、ミラー370
3、スクリーン3704で構成される。本発明は表示装
置3702及びそれに付随する半導体集積回路の作製工
程に用いることができる。
21(B)中における投射装置3601、3702の構
造の一例を示した図である。投射装置3601、370
2は、光源光学系3801、ミラー3802、3804
〜3806、ダイクロイックミラー3803、プリズム
3807、液晶表示装置3808、位相差板3809、
投射光学系3810で構成される。投射光学系3810
は、投射レンズを含む光学系で構成される。本実施例は
三板式の例を示したが、特に限定されず、例えば単板式
であってもよい。また、図21(C)中において矢印で
示した光路に実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を
有するフィルムや、位相差を調節するためのフィルム、
IRフィルム等の光学系を設けてもよい。
おける光源光学系3801の構造の一例を示した図であ
る。本実施例では、光源光学系3801は、リフレクタ
ー3811、光源3812、レンズアレイ3813、3
814、偏光変換素子3815、集光レンズ3816で
構成される。なお、図21(D)に示した光源光学系は
一例であって特に限定されない。例えば、光源光学系に
実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を有するフィル
ムや、位相差を調節するフィルム、IRフィルム等の光
学系を設けてもよい。
他にもナビゲーションシステムをはじめ冷蔵庫、洗濯
機、電子レンジ、固定電話機、ファクシミリなどに組み
込む表示装置としても適用することも可能である。この
ように本発明の適用範囲はきわめて広く、さまざまな製
品に適用することができる。
成される不純物添加領域のラマン散乱光スペクトルのピ
ーク位置を判別することにより、該不純物添加領域の活
性化前に活性化後のシート抵抗を予測することができ
る。その結果を基に、必要があれば追加のドーピングを
行い、不純物添加領域における活性化後のシート抵抗を
1kΩ/□以下とすることができる。このような本発明
の方法を適用すれば、結晶性シリコンを用いて作製され
る半導体素子の特性ばらつきを低減させることができ
る。
をイオンドーピングで添加し、ラマン散乱光スペクトル
測定を行った結果である。矢印と点線で示したピークは
結晶性のシリコンによるものである。
を850℃で30分間熱処理した後電気測定を行い、シ
ート抵抗を求めたものとの関係である。
示す断面図。
示す断面図。
示す断面図。
断面図。
スペーサ、シール剤の配置を説明する上面図。
Claims (4)
- 【請求項1】結晶性半導体に、イオン注入またはイオン
ドーピングを用いて不純物を添加する第一の工程と、 前記第一の工程において不純物を添加した領域のラマン
散乱光スペクトルを測定する工程とを有することを特徴
とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項2】結晶性半導体に、イオン注入またはイオン
ドーピングを用いて不純物を添加する第一の工程と、 前記第一の工程において不純物を添加した領域のラマン
散乱光スペクトルを測定する第二の工程と、 前記第二の工程において得られたラマン散乱光スペクト
ルの測定結果をもとに第一の工程の妥当性を判断し、不
適切であれば第一の工程を再度行う工程とを含むことを
特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項3】結晶性半導体に、イオン注入またはイオン
ドーピングを用いて不純物を添加する第一の手段と、 前記第一の手段において不純物を添加した領域のラマン
散乱光スペクトルを測定する第二の手段とを有すること
を特徴とする不純物添加装置。 - 【請求項4】結晶性半導体に、イオン注入またはイオン
ドーピングを用いて不純物を添加する第一の手段と、 前記第一の手段において不純物を添加した領域のラマン
散乱光スペクトルを測定する第二の手段と、 前記第二の手段において得られたラマン散乱光スペクト
ルのピーク位置を判断する第三の手段とを有することを
特徴とする不純物添加装置。
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