JP2002016095A - 樹脂封止型半導体素子用金型 - Google Patents

樹脂封止型半導体素子用金型

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JP2002016095A
JP2002016095A JP2000195968A JP2000195968A JP2002016095A JP 2002016095 A JP2002016095 A JP 2002016095A JP 2000195968 A JP2000195968 A JP 2000195968A JP 2000195968 A JP2000195968 A JP 2000195968A JP 2002016095 A JP2002016095 A JP 2002016095A
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JP
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mold
groove
resin
lead portion
lead
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JP2000195968A
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Inventor
Shinichi Miyata
伸一 宮田
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、マウントベッド部に薄バリが発生す
ることを回避することを課題とする。 【解決手段】第1のリード部及び該第1のリード部と比
べ幅寸法が大きい第2のリード部をもつ樹脂封止型半導
体素子の成形に使用される半導体素子用金型において、
前記第1のリード部に対応する金型の溝13部分の幅寸
法と前記第2のリード部に対応する金型の溝14部分の
幅寸法を、同一断面形状にしたことを特徴とする樹脂封
止型半導体素子用金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂封止型半導体
素子用金型の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂封止型半導体素子としては、
例えば図8(A),(B),(C)に示す構成のものが
知られている。ここで、図8(A)は同半導体素子の平
面図、図8(B)は図8(A)の側面図、図8(C)は
図8(A)の裏面図を示す。前記半導体素子1は、複数
のリード部2と、このリード部2の一部が幅広のマウン
トベッド部3と、このマウントベッド部3上に搭載され
た半導体チップ(図示せず)と、この半導体チップを樹
脂封止する外囲器4とから構成されている。ここで、前
記マウントベッド部3はリード部2と比べて幅広であ
り、外囲器4から外に露出して半導体チップで生ずる熱
を放散する働きをしている。
【0003】図4(A),(B),(C),(D)は、
従来の金型の構造を示す。ここで、図4(A)は金型の
うちの上型の平面図、図4(B)は図4(A)のX−X
線に沿う断面図、図4(C)は成形後の金型の側面図、
図4(D)は図4(C)のY矢視図を示す。
【0004】図4において、付番5は、上型6に形成さ
れた前記リード部2に対応する溝を示す。また、付番7
は上型6に形成された前記マウントベッド部3に対応す
る溝を示し、該溝7は前記溝5と比べて幅が広い。な
お、付番8は下型を示す。
【0005】従来、上記構成の上型6への溝加工は、図
5(A),(B)のように行なっている。即ち、リード
部2に相当する部分を図5(A)に示すように砥石9に
より研磨加工を施して溝5を形成した後、マウントベッ
ド部3に対応する部分を図5(B)に示すように電極1
0を用いて放電加工を施して溝7を形成することにより
行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マウントベ
ッド部3に対応する溝7の断面形状と、リード部2に対
応する溝5の断面形状は異なるため、同時研磨加工では
製作できず、図5(B)に示すような放電加工が必要と
なる。
【0007】しかし、上記のように2ステップでの加工
方法では、研磨加工面Aと放電加工面Bがリードフレー
ムの各素子ごとに面一にするのは、非常に難しく、数μ
m程度の中でばらつき段差が発生することがあった。
【0008】しかして、図6に示すように、研磨加工面
Aよりも放電加工面Bの方が数μm追い込まれて加工さ
れていると、図7に示すようにリードフレーム31を挟
み込んでも、マウントベッド部3に対する金型の押えが
少なく、マウントベッド部3に薄バリ(樹脂バリ)32
を発生させることがあった。
【0009】本発明はこうした事情を考慮してなされた
もので、第1のリード部に対応する金型の溝部分の幅寸
法と前記第1のリード部より幅寸法が大きい前記第2の
リード部に対応する金型の溝部分の幅寸法を、同一断面
形状にしたことにより、マウントベッド部上に樹脂バリ
が発生するのを回避しえる樹脂封止型半導体素子用金型
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1のリード
部及び該第1のリード部と比べ幅寸法が大きい第2のリ
ード部をもつ樹脂封止型半導体素子の成形に使用される
半導体素子用金型において、前記第1のリード部に対応
する金型の溝部分の幅寸法と前記第2のリード部に対応
する金型の溝部分の幅寸法を、同一断面形状にしたこと
を特徴とする樹脂封止型半導体素子用金型である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明において、前記第2のリード部としては、
例えばマウントベッド部が挙げられる。従って、この場
合、前記第1のリード部,マウントベッド部に対応する
金型の溝部分の幅寸法を、同一断面形状にすることが必
要である。また、第2のリード部としては、単に第1の
リード部よりも幅寸法が大きいリードの場合があり、こ
の際は、第1のリード部,第2のリード部に対応する金
型の溝部分の幅寸法を同一断面形状にすることが必要で
ある。
【0012】本発明において、第1のリード部、第1の
リード部より幅寸法が大きい第2のリード部をもつ半導
体素子の成形に使用される半導体素子用金型において
は、前記第1,第2のリード部に対応する金型の溝部分
の幅を、第1,第2のリード部の夫々の実幅寸法に対し
て大きくすることが好ましい。こうした上記の場合、成
形により第1,第2のリード部となるリードフレームに
夫々余分な樹脂バリを積極的に生じさせた後、リードフ
レームの抜きだれに生じた樹脂バリを機械的にたたき落
とし、さらにリードフレームを所定の位置でカット、折
り曲げ等の加工をすることにより製品を得る。従って、
成形後、リードフレームの抜きだれに生じた樹脂バリを
機械的にたたき落としやすいとともに、抜きだれ上のバ
リも取り除くことができる。
【0013】本発明において、前記第2のリード部の両
サイドに第1のリード部が形成されているタイプの樹脂
封止型半導体素子を成形する半導体素子用金型の場合
は、第2のリード部に対応する金型の溝と第1のリード
部に対応する金型の溝を互いに連通させて共通化させる
ことが好ましい。これにより、溝加工の際、従来のよう
に放電加工が必要でなくなるので、薄バリ取り加工のし
にくい樹脂バリの発生を防ぐことができるというメリッ
トを有する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の各実施例に係る樹脂封止型半
導体素子用金型について図面を参照して説明する。
【0015】(実施例1)図1(A),(B)を参照す
る。ここで、図1(A)は金型の一構成部材である上型
の平面図、図1(B)は図1(A)の側面図を示す。
【0016】図中の付番11は上型を示し、中央部に半
導体素子の外囲器に対応する開口部12が形成されてい
る。また、この開口部12の上方向側の上型11面に
は、半導体素子のリード部に対応する第1の溝13が形
成されている。一方、前記開口部12の下方向側の上型
11面には、半導体素子のリード部に対応する第1の溝
13が形成されているとともに、マウントベッド部に対
応する第2の溝14が形成されている。ここで、前記第
2の溝14は、リード部に対応する前記第1の溝も兼ね
ている。つまり、第2の溝14では、第1の溝の幅を第
2の溝14の幅と同じ断面形状にしている。
【0017】このように、実施例1では、マウントベッ
ド部に対応する上型11の第2の溝14の幅寸法を、マ
ウントベッド部と一体のリード部に対応する第1の溝1
3と同一断面形状にした構成であるため、上型11の溝
加工を総て研磨加工で行うことができる。従って、従来
のように放電加工が必要でなくなるので、薄バリ取り加
工のしにくい樹脂バリの発生を防ぐことができる。
【0018】(実施例2)図2(A),(B)を参照す
る。ここで、図2(A)は金型の一構成部材である上型
の平面図、図2(B)は図2(A)の側面図を示す。但
し、図1と同部材は同付番を付して説明を省略する。
【0019】本実施例2は、図1において、開口部12
の下方側に位置する上型11の第2の溝及び該溝を挟み
込む第1の溝を連通させて、共通の溝15としたことを
特徴とする。
【0020】上記実施例2によれば、実施例1と同様、
研磨加工で同時に溝加工を行なうことが出来るので、樹
脂バリの発生を防止できる。
【0021】(実施例3)図3(A),(B)を参照す
る。ここで、図3(A)は金型で成形した後のリードフ
レームの平面図、図3(B)は図(3)のX−X線に沿
う断面図を示す。但し、図1と同部材は同付番を付して
説明を省略する。
【0022】本実施例3は、リード部,マウンドベッド
部に対応する上型11の溝部分の幅を、リード部,マウ
ントベッド部の実幅寸法に対して夫々大きくしたことを
特徴とする。
【0023】図3において、付番21はリード部(第1
のリード部)、付番22は第2のリード部としてのマウ
ントベッド部、付番23は外囲器を夫々示す。成形後の
前記リード部21には、樹脂バリ24が発生している。
【0024】ところで、上型11の溝部分には放電加工
による段差がなくなっため、マウントベッド部及びリー
ド部表面上には薄バリが発生していない。そして、プレ
スで製作したリードフレーム25には、抜きだれ(プレ
スだれ)26が必ず発生し、その上に樹脂バリ24がの
ってしまう。しかるに、上記実施例3では、上型11の
溝部分の寸法を上述したようにマウントベッド部やリー
ド部の実幅寸法より大きくしているため、この残った樹
脂バリ24を機械的にたたき落とすことがやりやすいと
ともに、この時、同時に抜きだれ上の樹脂バリ24もと
れやすくなる。従って、この後のバリ除去処理を簡便化
することができる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、リー
ド部又はマウントベッド部に対応する金型の溝部分の幅
寸法を、同一断面形状にすることにより、マウントベッ
ド部上に薄バリが発生するのを回避しえる樹脂封止型半
導体素子用金型を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る樹脂封止型半導体素子
用金型の説明図。
【図2】本発明の実施例2に係る樹脂封止型半導体素子
用金型の説明図。
【図3】本発明の実施例2に係る樹脂封止型半導体素子
用金型によるリードフレームの説明図。
【図4】従来の樹脂封止型半導体素子用金型の説明図。
【図5】図4の金型の製作方法の説明図。
【図6】従来の金型の製作方法によって得られる研磨加
工面及び放電加工面の説明図。
【図7】従来の金型の製作方法による薄バリの発生の説
明図。
【図8】樹脂封止型半導体素子の説明図。
【符号の説明】
11…上型、 12…開口部、 13…第1の溝、 14…第2の溝、 15…共通の溝、 21…リード部(第1のリード部)、 22…マウントベッド部(第2のリード部)、 23…外囲器、 24…樹脂バリ、 25…リードフレーム、 26…プレスだれ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のリード部及び該第1のリード部と
    比べ幅寸法が大きい第2のリード部をもつ樹脂封止型半
    導体素子の成形に使用される半導体素子用金型におい
    て、 前記第1のリード部に対応する金型の溝部分の幅寸法と
    前記第2のリード部に対応する金型の溝部分の幅寸法
    を、同一断面形状にしたことを特徴とする樹脂封止型半
    導体素子用金型。
  2. 【請求項2】 前記第1のリード部,第2のリード部に
    夫々対応する金型の溝部分の幅を、第1のリード部,第
    2のリード部の実幅寸法に対して夫々大きくしたことを
    特徴とする請求項1記載の樹脂封止型半導体素子用金
    型。
  3. 【請求項3】 前記第2のリード部の両サイドに第1の
    リード部が形成されているタイプの樹脂封止型半導体素
    子を成形する半導体素子用金型であり、第2のリード部
    に対応する金型の溝と第1のリード部に対応する金型の
    溝を互いに連通させて共通化させたことを特徴とする請
    求項1記載の樹脂封止型半導体素子用金型。
  4. 【請求項4】 前記第2のリード部はマウントベッド部
    であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の樹
    脂封止型半導体素子用金型。
JP2000195968A 2000-06-29 2000-06-29 樹脂封止型半導体素子用金型 Pending JP2002016095A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1331224C (zh) * 2002-12-06 2007-08-08 三菱电机株式会社 树脂封装型半导体装置

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CN1331224C (zh) * 2002-12-06 2007-08-08 三菱电机株式会社 树脂封装型半导体装置

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