JP2002015619A - 導電性材及びそれを用いた耐プラズマ部材及び半導体製造用装置 - Google Patents

導電性材及びそれを用いた耐プラズマ部材及び半導体製造用装置

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JP2002015619A
JP2002015619A JP2000197382A JP2000197382A JP2002015619A JP 2002015619 A JP2002015619 A JP 2002015619A JP 2000197382 A JP2000197382 A JP 2000197382A JP 2000197382 A JP2000197382 A JP 2000197382A JP 2002015619 A JP2002015619 A JP 2002015619A
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正明 小畑
Hidemi Matsumoto
秀美 松本
Hidehiro Nanjiyou
英博 南上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】均一処理及び再現性の高い処理を行うことので
きる導電性材、耐プラズマ部材及び半導体製造用装置を
提供する。 【解決手段】20〜250℃の導電率が10-10〜10
-3Ω-1cm-1、導電率の活性化エネルギーが0.1eV
以下であり、特に、3C型結晶を主体とする炭化珪素か
らなり、珪素以外の金属成分が0.1重量%以下であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性材に関し、
装置構成部品や治具として好適に用いられる導電性材、
例えば基体表面に気相法により成膜し、特に成膜後に基
体を除去して得られ、フォーカスリング、シャワーヘッ
ド、クランプリング、シールドリング等の半導体製造用
装置部品として用いられる炭化珪素からなる導電性材、
耐プラズマ部材及びそれを用いた半導体製造用装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術】一般に処理容器内にプラズマを発生させ、
このプラズマを用いて被処理体に所定の処理を施す処理
装置がある。例えば、半導体製造プロセスにおいてPV
DやCVD等の成膜プロセスやエッチングプロセスにお
いて、プラズマを用いた処理装置を用いている。この種
の装置の一例として特開平8−339895号公報を例
示できる。この方法では、処理容器内に上部電極と下部
電極とを対向配設し、その電極間に処理ガスを導入し、
上部及び下部電極に高周波電力を印加してプラズマを生
起し、被処理体を処理するように構成されており、そし
て、被処理体へのエッチング処理のエッチングレート等
を高めることによりその処理のスループットを向上する
ために、上部電極と下部電極の周辺に絶縁部材を配置
し、アルミナ系セラミックスを被覆した石英を用いてい
た。
【0003】また、近年の半導体製造プロセスの高度化
に伴って、スループットの向上が必須課題となってお
り、そのため、高速昇温や急冷に耐える部材が望まれて
いる。そのような部材として、焼結法で得られたセラミ
ックスに比べて高純度又は高強度である等の特徴を有す
るCVD法で作製されたセラミックスが注目されてい
る。
【0004】特に、CVD法により作製され、基体を除
去した自立型セラミックス(以後、CVD自立体と記
す)の要求が強くなってきており、特に炭化珪素からな
るCVD自立体が、半導体製造プロセスで使用される各
種装置、特にプラズマエッチング装置で使用されるフォ
ーカスリング等の部品として注目されている。
【0005】CVD自立体の製造方法については、例え
ば、基体表面にシリコン層を形成し、次いでCVD法に
より炭化珪素層を形成、シリコン層をエッチング除去し
て炭化珪素のCVD自立体を得る方法や基体を機械加工
で除去してCVD自立体を得る方法などがある。
【0006】例えば、特開平11−199323号公報
では、反りが少なく、かつ耐食性に優れたCVD自立体
として、X線回折線のピーク強度比と半値幅を規定した
炭化珪素からなるダミーウエハが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−3
39895号公報に記載されたアルミナを被覆した石英
は、絶縁体のため、成膜工程やエッチング工程において
前記アルミナの表面に導電率がアルミナより大きい材料
が付着した場合、プラズマが集中して腐食がその部位に
発生するという問題があった。
【0008】また、プラズマとプラズマの接する部材と
の相互作用により、プラズマの発生位置が部位によって
異なり、プラズマが均等に分布せず、局所的に強いとこ
ろや、逆に局所的に弱いところが発生するため、ウエハ
の処理が部位によって異なり、不良の発生につながった
り、プラズマによる処理の再現性が低下するという問題
があった。
【0009】さらに、この様な絶縁体の部材をフォーカ
スリング、クランプリング、シールドリング等のウエハ
周辺に配置される部品に使用した場合、絶縁体部材はプ
ラズマを遠ざける作用があるため、該部品に近いウエハ
周辺部のプラズマ密度が低下し、プラズマによる処理が
不均一になるという問題もあった。
【0010】また、特開平11−199323号公報の
方法によって作製した炭化珪素からなる部材をプラズマ
の接触する部位に用いた場合、炭化珪素の導電率が大き
いため、絶縁体を用いた場合の様な、ウエハ周辺部のプ
ラズマ密度の低下といった問題は起こらない。しかし、
従来の炭化珪素の導電率は、温度が高くなると大きくな
るため、プラズマ処理中の温度の上昇に伴いプラズマの
状態も変化するため、プラズマ処理の条件制御が困難に
なり、再現性も低下して歩留まりが低下するという問題
があった。
【0011】本発明は、均一処理及び再現性の高い処理
を行うことのできる導電性材、耐プラズマ部材及び半導
体製造用装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラズマを用
いた処理装置においてプラズマと接触する部材の導電率
とその活性化エネルギーを制御することによって、処理
の均一性及び再現性を高めることができるという知見に
基づくものである。
【0013】すなわち、本発明の導電性材は、20〜2
50℃の導電率が10-10〜10-3Ω-1cm-1、導電率
の活性化エネルギーが0.1eV以下であることを特徴
とするものである。これにより、プラズマの分布状態が
均一で、しかもプラズマ処理中のウエハ温度が変化して
も導電性材の導電率の変化が少なく、安定したプラズマ
分布状態を得ることができる。
【0014】特に、本発明の導電性材は、3C型結晶を
主体とする炭化珪素からなることが好ましい。導電性材
の導電率を10-10〜10-3Ω-1cm-1、導電率の活性
化エネルギーを0.1eV以下にすることが比較的容易
にできる。また、炭化珪素のCVD自立体は、通常の焼
結法で得られたセラミックスに比べて高純度であり、耐
プラズマ性に優れている。
【0015】また、上記炭化珪素に含まれる珪素以外の
金属成分が0.1重量%以下であることが好ましい。こ
れにより、不純物準位形成による導電性のばらつきを抑
制するとともに、前記炭化珪素部材表面の偏析部へのプ
ラズマ集中による局所腐食を低減し、デバイスの歩留ま
りを高めることができる。
【0016】さらに、本発明の耐プラズマ部材は、上記
の導電性材からなり、この部材はプラズマと接触するこ
とを特徴とするものである。この部材を用いることによ
り、プラズマの分布状態が均一で、しかもプラズマ処理
中のウエハ温度が変化しても導電性材の導電率の変化が
少なく、安定したプラズマ分布状態が得られるため、再
現性の高いプラズマ処理が可能となる。
【0017】さらにまた、本発明の半導体製造用装置
は、少なくともプラズマを内部に形成する装置であっ
て、該装置内の一部に本発明の導電性材及び/又は本発
明の耐プラズマ部材を用いたことを特徴とする。この装
置を使用することにより、プラズマの分布状態が均一
で、しかもプラズマ処理中のウエハ温度が変化しても導
電性材の導電率の変化が少なく、安定したプラズマ分布
状態が得られるため、再現性の高いプラズマ処理が可能
となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の導電性材は、20〜25
0℃の導電率が10-10〜10-3Ω-1cm-1の範囲であ
ることが重要である。
【0019】導電率が10-10Ω-1cm-1より低いと、
絶縁体の部材と同様、部材がプラズマを遠ざける作用が
強くなるため、プラズマの分布状態が不均一になる。特
に、該部材をフォーカスリングに使用する場合には、プ
ラズマがウエハ面上に均一なプラズマ分布状態を形成す
ることが困難となる。従って、導電率の下限値は10
-10Ω-1cm-1であることが重要であり、特に、導電率
の下限値が10-8Ω-1cm-1、さらに10-7Ω-1cm-1
が好ましい。
【0020】一方、導電率が10-3Ω-1cm-1より高い
と、導電性材のプラズマ暴露量が増加するため、導電性
材の寿命が短くなる。従って、導電率の上限値は10-3
Ω-1cm-1であることが重要であり、特に10-4Ω-1
-1、さらには10-5Ω-1cm-1が好ましい。
【0021】また、本発明の導電性材は、20〜250
℃の導電率の活性化エネルギーが0.1eV以下である
ことが重要である。ここで、活性化エネルギーは、横軸
を絶対温度の逆数、縦軸を導電率の自然対数としたグラ
フ上に測定値をプロットし、プロットした点を結んで得
られた直線の勾配を、−(活性化エネルギー/ボルツマ
ン定数)として、計算により求めたものである。
【0022】上記の活性化エネルギーが0.1eVを超
えると導電率の温度変化が大きくなる。その結果、プラ
ズマ処理中の温度の上昇による該部材の導電率変化に伴
いプラズマの状態が変化するため、プラズマ処理の条件
制御が困難になり、再現性も低下して歩留まりが低下す
る。
【0023】さらに、本発明の導電性材は、3C型結晶
を主体とする炭化珪素からなることが望ましい。炭化珪
素は250種類以上のポリタイプが存在すると言われて
おり、3C型結晶を主体とすることにより、20〜25
0℃の導電率を10-10〜10-3Ω-1cm-1、かつ20
〜250℃の導電率の活性化エネルギーを0.1eV以
下に制御できる。しかし、他の結晶型では上記特性の両
立が難しくなる。これは、3C型結晶は半導体化するた
めであると考えられる。また、炭化珪素のCVD自立体
は、通常の焼結法で得られたセラミックスに比べて高純
度であり、耐プラズマ性に優れている。
【0024】さらに、上記炭化珪素に含まれる珪素以外
の金属成分は0.1重量%以下であることが好ましい。
0.1重量%を超えると、プラズマ処理中に部材表面に
偏析した金属成分が多くなる。金属成分の導電率が、炭
化珪素等の本発明の部材よりも高い場合には、プラズマ
が金属偏析部に集中し、局所的な腐食が進むという問題
が起こる。
【0025】特に、Na、K等のアルカリ金属、Mg、
Ca等のアルカリ土類金属、及びFe、Ni、Cr等の
重金属等の金属は半導体デバイス中に混入すると不良の
発生になりやすいため、これらの金属は0.01重量%
以下であることが好ましい。
【0026】なお、本発明の導電性材は、除電効果があ
るため、チャージアップを嫌う部品、治具や装置、又は
通電する必要のある部品や治具等において、特に温度の
変化する環境において導電性の変化を小さくしたい場合
に、本発明の導電性材を好適に用いることができる。
【0027】本発明の導電性材は、炭化珪素からなる場
合、以下のように製造することができる。
【0028】まず、CVD装置を準備する。この装置
は、熱CVD装置、プラズマCVD装置、レーザーCV
D装置等の所望の気相法による装置を用いることができ
るが、析出速度が高く、かつ大型基板に対応できる熱C
VD装置が好ましい。
【0029】使用するガスは、公知の方法を用いること
ができる。例えば、四塩化珪素(SiCl4)、メタン
(CH4)及び水素からなるガス系、シラン(Si
4)、プロパン(C38)及び水素(H2)からなるガ
ス系、又はメチルトリクロルシラン(CH3SiCl3
等のアルキル基と塩素と珪素とからなる化合物及び水素
からなるガス系等を用いることができる。さらに、所望
により、アルゴン(Ar)やヘリウム(He)等の不活
性ガスを加えることができる。例えば、熱CVD装置
で、メチルトリクロルシラン(CH3SiCl3、以後M
TSと言う)及び水素を用いる場合、装置内に基体を配
置し、水素ガス中、減圧下で所定の温度に加熱後、MT
Sを導入してSiCを基体上に形成する。この時、基体
のみを加熱することが、原料ガス効率を高め、析出速度
を高めるために好ましい。
【0030】20〜250℃の導電率が10-10〜10
-3Ω-1cm-1、導電率の活性化エネルギーが0.1eV
以下の特性を得るため、CVD条件は、特に原料濃度や
CVD温度を制御することが重要である。例えば、上記
のようなMTSと水素を原料としたCVD法により作製
する場合、水素に対するMTSの濃度とCVD温度を制
御すればよい。
【0031】即ち、水素に対するMTSの濃度を高くす
ることによって、CVD自立体の導電率を高くでき、逆
に濃度を低くすることにより導電率を低くできる。CV
D条件は装置形状にもよるが、例えば、20〜250℃
の導電率が10-4〜10-7Ω -1cm-1を得るため、MT
S流量0.5〜5l/min、MTS/H2流量比0.
1〜1、圧力100〜1000Paを用いる。
【0032】また、CVD温度を高くすることによっ
て、基体の温度だけでなく基体以外の装置部材の温度も
高くなるため、装置部材でガスが消費され、基体上での
CVD条件が変化し、導電率の制御が困難になる。
【0033】CVD温度が高い場合、導電率の活性化エ
ネルギーが大きい傾向がある。そして、導電性の活性化
エネルギーを低下するためには、基体を急激に加熱し、
析出させることが重要である。理由は明確ではないが、
ガスが加熱により分解や反応によって形成される中間化
合物が成膜時に導電性の活性化エネルギーを低くしてい
るものと考えられる。
【0034】例えば、本発明に用いる装置は、基体を高
周波誘導加熱により昇温し、断熱材などの高周波を吸収
しにくい治具や基体支持体を用い、基体及びその近傍の
みを高温に維持し、成膜させる構造で、周波数は10〜
50kHz、コイルの巻き数を1又は2とすると良い。
【0035】得られたCVD膜は、機械的加工や酸化処
理等の方法により基体を除去し、CVD自立体とするこ
とができる。そして、プラズマとの接触面積を小さくし
てCVD自立体の寿命を延ばすため、CVD自立体の表
面を研磨し、表面粗さをRaで0.5μm以下、特に
0.3μm以下、さらには0.1μm以下にすることが
好ましい。
【0036】このように形成された導電性材は、20〜
250℃の導電率が10-10〜10- 3Ω-1cm-1、導電
率の活性化エネルギーが0.1eV以下であるため、プ
ラズマの空間分布を均一にし、その結果均一な処理が得
られるため、歩留まりが高くなり、再現性も高く、安定
した条件での製造が可能となる。
【0037】また、本発明の耐プラズマ部材は、本発明
の導電性材を使用するもので、プラズマの分布状態を均
一でき、しかもプラズマ処理中のウエハ温度が変化して
も安定したプラズマ分布状態が得られるため、再現性の
高いプラズマ処理が可能となる。特に、半導体製造用装
置としてフッ素や塩素などのハロゲンを含むガスのプラ
ズマを使用する装置、例えばエッチング装置における耐
プラズマ部材として、フォーカスリング、シャワーヘッ
ド、クランプリング、シールドリング、真空壁、ドーム
等の部品に好適に用いられる。
【0038】さらに、本発明の半導体製造用装置は、少
なくともプラズマを内部に形成する装置であって、該装
置内の一部に本発明の導電性材及び/又は耐プラズマ部
材を用いたことを特徴とするもので、エッチング装置や
プラズマCVD装置等に用いることによって歩留まりの
高いプロセス処理を実現できる。
【0039】
【実施例】メチルトリクロルシラン、四塩化珪素、メタ
ン、水素を原料として、表1に示す条件で、CVD法に
より成膜を行い、黒鉛基体(東洋炭素社製SIC12
材)上に炭化珪素膜を形成した。
【0040】CVD装置は、高周波誘導加熱により基体
を加熱するもので、周波数は20kHzであった。断熱
材からなる基体支持体上に、黒鉛基体を配置し、水素を
流して昇温し、所定の温度に達した後、反応ガスを流し
て成膜を行った。条件を表1に示した。
【0041】さらに機械加工により基体を除去し、20
×20×2mm角柱と、70φ×50φ×2tmmの円
板との形状を有する炭化珪素からなるCVD自立体を得
た。得られたCVD自立体の角柱試料を用いて、XRD
法によりその結晶型を調べた。また、ICP発光分光分
析にて珪素以外の金属量を測定し、金属不純物量として
表1に示した。さらに、25〜250℃の範囲で導電率
を測定した。
【0042】また、導電率の測定値を、横軸を絶対温度
の逆数、縦軸を導電率の対数としたグラフ上にプロット
し、プロットした点を結んで得られた直線の勾配を、−
(活性化エネルギー/ボルツマン定数)として、活性化
エネルギーを計算により求めた。
【0043】CVD自立体の角柱試料を用いて導電性材
の耐食性を調べた。即ち、25℃においてCF4(60
sccm)+Ar(60sccm)のフッ素系プラズマ
に3時間曝し、重量変化からエッチング率を算出した。
【0044】また、CVD自立体の円板については、そ
の内径内に径50mmのシリコンウエハを置き、RIE
プラズマエッチング装置にて、室温、及び室温から25
0℃まで昇温(室温1時間、昇温1時間、250℃1時
間)して、CF4(60sccm)+Ar(60scc
m)のフッ素系プラズマに3時間曝した後、シリコンウ
エハの中央部と外周部を切り出し、その断面をSEMに
て観察し厚さを測定、シリコンウエハの中央部と外周部
でエッチング率を算出して差を求め、中央部のエッチン
グ率に対する差を%で示した。
【0045】結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】25〜250℃の導電率が10-10〜10
-3Ω-1cm-1、導電率の活性化エネルギーが0.1eV
以下である本発明の試料No.1〜8は、エッチング率
が70nm/min以下と低く、ばらつきは25℃で
0.3%以下、昇温時で0.4%以下と良好であった。
【0048】一方、導電率が10-2〜10-3Ω-1cm-1
と大きく、本発明の範囲外の試料No.9は、エッチン
グ率が150nm/minと高かった。
【0049】また、導電率が10-11〜10-12Ω-1cm
-1と小さく、本発明の範囲外の試料No.10は、ばら
つきが25℃で2.0%、昇温時で2.5%と大きかっ
た。
【0050】さらに、活性化エネルギーが0.12eV
以上と高く、本発明の範囲外の試料No.11〜13
は、昇温を伴ったエッチングのばらつきが、1.8%以
上と大きかった。
【0051】
【発明の効果】本発明の導電性材は、導電率とその活性
化エネルギーを制御することにより、安定して再現性の
ある導電性材、特に耐プラズマ部材を得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G077 AA03 AB06 BE08 DB01 DB05 EB01 ED06 5G301 DA21 DD06 DD10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】20〜250℃の導電率が10-10〜10
    -3Ω-1cm-1、導電率の活性化エネルギーが0.1eV
    以下であることを特徴とする導電性材。
  2. 【請求項2】3C型結晶を主体とする炭化珪素からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の導電性材。
  3. 【請求項3】珪素以外の金属成分が0.1重量%以下で
    あることを特徴とする請求項2記載の導電性材。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の導電性
    材からなり、プラズマと接触することを特徴とする耐プ
    ラズマ部材。
  5. 【請求項5】少なくともプラズマを内部に形成する装置
    であって、該装置内の一部に請求項1乃至3のうちいず
    れかに記載の導電性材及び/又は請求項4記載の耐プラ
    ズマ部材を用いたことを特徴とする半導体製造用装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8168515B2 (en) 2009-05-11 2012-05-01 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method for manufacturing semiconductor substrate
JP2016052980A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 ツーシックス、インコーポレイテッドIi−Vi Incorporated シリコン化学蒸気輸送による炭化シリコン結晶成長

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