JP2002015560A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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JP2002015560A
JP2002015560A JP2000195222A JP2000195222A JP2002015560A JP 2002015560 A JP2002015560 A JP 2002015560A JP 2000195222 A JP2000195222 A JP 2000195222A JP 2000195222 A JP2000195222 A JP 2000195222A JP 2002015560 A JP2002015560 A JP 2002015560A
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JP
Japan
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disk
disk device
spring
disk array
array device
Prior art date
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JP2000195222A
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English (en)
Inventor
Kohei Miyata
浩平 宮田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク装置の冷却効果を向上させたディス
クアレイ装置を提供する。 【解決手段】 ディスクアレイ装置の収納室1の内側面
に、ステンレス製のガイドバネ14を複数固定してお
く。ガイドバネ14は、四角板を波状に屈曲させた形状
とする。磁気ディスク装置2の突出部21,22をガイ
ドバネ14に係合させ、コネクタ24がコネクタ12に
接続されるまで磁気ディスク装置2を押し込むことによ
って、磁気ディスク装置2をディスクアレイ装置に装着
する。磁気ディスク装置2の熱は、ガイドバネ14から
ディスクアレイ装置の筐体に伝わり、送気ファン13及
び排気ファンによる空気の循環によって、磁気ディスク
装置2が冷却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
又は光ディスク装置等のディスク装置を複数装着可能な
ディスクアレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データの読み書きを高速化し、信頼性及
び耐久性を向上させることを目的として、例えば磁気デ
ィスク装置のようなディスク装置を複数装着し、夫々の
ディスク装置に対してデータの読み書きを行うディスク
アレイ装置が開発されている。
【0003】ディスクアレイ装置は、ディスク装置を装
着するために、直方体形状の筐体の内部にディスク装置
の収納室を有しており、この筐体の正面側の開口からデ
ィスク装置を装着することができるようになっている。
図5は、従来のディスクアレイ装置の収納室を示す斜視
図である。収納室1は、縦に長い直方体形状をなしてお
り、この収納室1の両内側面には、複数の四角棒状のガ
イドレール11が取り付けられている。また収納室1の
内奥面には、複数のコネクタ12が突設されている。
【0004】磁気ディスク装置2は、横長の略立方体形
状をなす本体部20を有しており、該本体部20の両側
面部には、本体部20の長さ方向に延設された板状の突
出部21,22が、夫々上下に対向する状態で配されて
いる。また本体部20の上面には、入出力インタフェー
スとして機能する基板回路23が取り付けられており、
該基板回路23の背面側端部には、コネクタ12と接続
されるコネクタ24が設けられている。
【0005】磁気ディスク装置2は、ディスクアレイ装
置の開口から挿入され、前記突出部21,22の間にガ
イドレール11が係合される状態で、コネクタ12とコ
ネクタ24とが嵌合するまで押し込まれることによっ
て、ディスクアレイ装置に装着される。
【0006】このようなディスクアレイ装置には、磁気
ディスク装置2を冷却するために、収納室1の側部に収
納室1に送気する送気ファン13が設けられており、ま
た収納室1の内部の空気を外部に排出する排気ファン
(図示せず)が設けられている。送気ファン13によっ
てディスクアレイ装置の外部の空気が収納室1に取り込
まれ、この空気が磁気ディスク装置2の熱を奪って暖め
られた後、排気ファンによって外部に放出される。この
ようにして、磁気ディスク装置2が冷却されるようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のディスクアレイ装置にあっては、収納室の内
側面に取り付けられたガイドレールが合成樹脂製である
ものが多く、このような合成樹脂は一般に金属と比べて
熱伝導率が低いため、ディスク装置から筐体へ十分に熱
が伝わらず、ディスク装置が冷却されにくいという問題
があった。
【0008】また、ディスク装置の着脱を容易にするた
めに、対向するガイドレール間の寸法が、ディスク装置
の幅寸法より少し大きくなっており、ディスクアレイ装
置に装着されているディスク装置では、ディスク装置の
側面とガイドレールとの間が若干離隔するようになって
いる。従って、ディスク装置とガイドレールとの接触面
積が十分に得られないため、ディスク装置から筐体へ十
分に熱が伝わらず、ディスク装置が冷却されにくいとい
う問題があった。
【0009】また、ディスクアレイ装置に装着されてい
るディスク装置では、ディスク装置の側面とガイドレー
ルとの間が若干離隔するようになっているため、ディス
ク装置がこの範囲で移動することができ、ディスク装置
の駆動時には、ディスク装置自身の振動によってディス
ク装置が前記範囲で移動する。従って、この移動により
ディスク装置が筐体に衝突し、この衝突が繰り返されて
ディスク装置の故障が発生する虞があるという問題があ
った。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、合成樹脂に比して熱伝導率が高い金属製のバ
ネでディスク装置を支持することによって、ディスク装
置で発生した熱を、バネを介してディスクアレイ装置の
他の部品に伝え、従来に比してディスク装置の冷却効率
を向上させたディスクアレイ装置を提供することを目的
とする。
【0011】本発明の他の目的は、ディスク装置を収納
室内面から離反する方向に付勢する金属製のバネでディ
スク装置を支持することによって、バネをディスク装置
に密着させ、ディスク装置とバネとの接触面積を十分に
確保して、従来に比してディスク装置の冷却効率を向上
させたディスクアレイ装置を提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、ディスク装置を
収納室内面から離反する方向に付勢する金属製のバネで
ディスク装置を支持することによって、ディスク装置の
駆動時に発生する振動をディスクアレイ装置側へ伝え、
ディスク装置とバネとの摩擦、バネと収納室内面との摩
擦、及びバネの機械的な損失等によって前記振動を減衰
させることができるディスクアレイ装置を提供すること
にある。
【0013】本発明の更に他の目的は、ディスク装置を
支持するバネが、このバネ及び支持されるディスク装置
を含む振動系の固有振動数がディスク装置の駆動時に発
生する振動の振動数とは異なるようなバネ定数を有する
ことによって、ディスク装置の振動による共振が発生し
ないディスクアレイ装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るディスク
アレイ装置は、複数のディスク装置を収納する収納室を
備えるディスクアレイ装置において、前記収納室の内面
に、前記ディスク装置に当接し、前記ディスク装置を前
記内面から離反する方向に付勢して、前記ディスク装置
を支持する金属製のバネを備えることを特徴とする。
【0015】第1発明に係るディスクアレイ装置による
場合は、合成樹脂に比して熱伝導率が高い金属製のバネ
でディスク装置を支持することによって、ディスク装置
で発生した熱をバネを介してディスクアレイ装置の他の
部品に伝えるため、従来に比してディスク装置の冷却効
率を向上させることが可能となる。
【0016】また、ディスク装置を収納室内面から離反
する方向に付勢する金属製のバネでディスク装置を支持
することによって、バネをディスク装置に密着させて支
持するため、ディスク装置とバネとの接触面積を十分に
確保することができ、従来に比してディスク装置の冷却
効率を向上させることが可能となる。
【0017】また、ディスク装置を収納室内面から離反
する方向に付勢する金属製のバネでディスク装置を支持
することによって、ディスク装置の駆動時に発生する振
動をディスクアレイ装置側へ伝え、ディスク装置とバネ
との摩擦、バネと収納室内面との摩擦、及びバネの機械
的な損失等によって前記振動を減衰させるため、この振
動によるディスク装置と収納室内面との衝突を防止し、
ディスク装置の故障の発生を防止することができる。
【0018】第2発明に係るディスクアレイ装置は、第
1発明に係るディスクアレイ装置において、前記バネ
は、該バネ及び該バネに支持されるディスク装置を含む
振動系の固有振動数が、前記ディスク装置を駆動させた
ときに発生する振動の振動数とは異なるようなバネ定数
を有することを特徴とする。
【0019】第2発明に係るディスクアレイ装置による
場合は、ディスク装置を支持するバネが、このバネ及び
支持されるディスク装置を含む振動系の固有振動数がデ
ィスク装置の駆動時に発生する振動の振動数とは異なる
ようなバネ定数を有しているため、ディスク装置の振動
によって共振が発生せず、前記振動によるディスク装置
の故障の発生を更に防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係るディ
スクアレイ装置の構成を示す外観斜視図である。図にお
いて、10は直方体形状をなすディスクアレイ装置の筐
体である。筐体10の正面には、外気を導入する吸気口
10aが開設されており、また磁気ディスク装置2,
2,…を収納する収納室1が設けられている。収納室1
は、筐体10の正面に、磁気ディスク装置2,2,…の
幅と略同寸の幅を有する長方形状の開口を有しており、
この開口から磁気ディスク装置2,2,…を装脱するよ
うになっている。
【0021】図2は、収納室1を示す斜視図である。収
納室1の壁面は鋼製であり、収納室1の両内側面には、
ステンレス鋼製の複数のガイドバネ14が取り付けられ
ている。ガイドバネ14は、金属製の四角板を波状に屈
曲した形状をなしており、収納室1の側面に縦方向に等
配されている。また収納室1の内奥面には、複数のコネ
クタ12が、縦方向に等間隔に突設されている。収納室
1の側面の、縦方向に相隣する2つのガイドバネ14の
間には、外気を収納室1に送気する送気ファン13が設
けられており、また収納室1の内部の空気を外部に排出
する排気ファン(図示せず)が、収納室1の背面に設け
られている。筐体10の背面には排気口(図示せず)が
設けられており、排気ファンから送られる空気を、この
排気口から筐体10の外部に排出するようになってい
る。
【0022】また、ガイドバネ14のバネ定数及び磁気
ディスク2の質量に基づいて定まる固有振動数が、磁気
ディスク2のモータの回転による振動の振動数と異なる
ように、ガイドバネ14のバネ定数は定められている。
【0023】なお、収納室1の壁面を鋼製とし、ガイド
バネ14をステンレス鋼製としたが、収納室1の壁面及
びガイドバネ14の材料はこれらに限定されず、他の金
属によって形成してもよいことはいうまでもない。
【0024】また、ガイドバネ14を、四角板が波状に
屈曲した形状の板バネとしたが、ガイドバネ14はこれ
に限定されず、例えば収納室1の内側面に、奥行き方向
に並設された複数のコイルバネの先端を四角板によって
連結し、この四角板が磁気ディスク装置2の側面に密着
して、磁気ディスク装置2を収納室1の内側に付勢する
ような構成であってもよい。
【0025】図3は、磁気ディスク装置2を示す斜視図
である。磁気ディスク装置2は、横長の略立方体形状を
なす本体部20を有しており、該本体部20の両側面部
には、本体部20の長さ方向に延設された板状の突出部
21,22が、夫々上下に対向する状態で配されてい
る。また本体部20の上面には、入出力インタフェース
として機能する基板回路23が取り付けられており、該
基板回路23の背面側端部には、コネクタ12と接続さ
れるコネクタ24が設けられている。
【0026】このような磁気ディスク装置2は、ディス
クアレイ装置正面の開口から挿入され、前記突出部2
1,22の間にガイドバネ14が係合される状態で、コ
ネクタ12とコネクタ24とが嵌合するまで押し込まれ
ることによって、ディスクアレイ装置に装着される。図
4は、磁気ディスク装置2の装着状態を説明する平面断
面図である。図に示すように、ガイドバネ14が磁気デ
ィスク装置2の側面に密着した状態で、磁気ディスク装
置2が支持される。
【0027】以上の如き構成により、磁気ディスク装置
2を駆動させたとき、磁気ディスク装置2が発熱し、こ
の熱がガイドバネ14を通じて収納室1の壁面に伝わ
る。収納室1の内部には、送気ファン13によって吸気
口10aから外気が導入される。そして、磁気ディスク
装置2の表面、ガイドバネ14の表面、及び収納室1の
壁面から放熱され、この放熱によって収納室1の内部の
空気が暖められる。暖められた空気は、排気ファンによ
って筐体10の排気口からディスクアレイ装置の外部に
排出される。このような空気の循環によって、磁気ディ
スク装置2の冷却が行われる。
【0028】また、磁気ディスク装置2は、内蔵するモ
ータの回転により、この回転数によって定まる振動数で
振動する。この振動は、ガイドバネ14と磁気ディスク
装置2との摩擦、ガイドバネ14と筐体10との摩擦、
及びガイドバネ14自身の機械的な損失等によって減衰
され、またガイドバネ14を介してディスクアレイ装置
の筐体10に伝達される。更に筐体10に伝達された振
動は、筐体10とディスクアレイ装置の設置面との間の
摩擦等によって減衰される。
【0029】前述したように、ガイドバネ14及び磁気
ディスク装置2を有する振動系の固有振動数が、磁気デ
ィスク装置2の駆動による振動の振動数とは異なるた
め、磁気ディスク装置2の振動による共振が発生せず、
磁気ディスク装置2の振動が良好に減衰されることとな
る。
【0030】なお、特許請求の範囲の項に図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構造に限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明に係るディ
スクアレイ装置による場合は、合成樹脂に比して熱伝導
率が高い金属製のバネでディスク装置を支持することに
よって、ディスク装置で発生した熱をバネを介してディ
スクアレイ装置の他の部品に伝えるため、従来に比して
ディスク装置の冷却効率を向上させることが可能とな
る。
【0032】また、ディスク装置を収納室内面から離反
する方向に付勢する金属製のバネでディスク装置を支持
することによって、バネをディスク装置に密着させて支
持するため、ディスク装置とバネとの接触面積を十分に
確保することができ、従来に比してディスク装置の冷却
効率を向上させることが可能となる。
【0033】また、ディスク装置を収納室内面から離反
する方向に付勢する金属製のバネでディスク装置を支持
することによって、ディスク装置の駆動時に発生する振
動をディスクアレイ装置側へ伝え、ディスク装置とバネ
との摩擦、バネと収納室内面との摩擦、及びバネの機械
的な損失等によって前記振動を減衰させるため、この振
動によるディスク装置と収納室内面との衝突を防止し、
ディスク装置の故障の発生を防止することが可能とな
る。
【0034】第2発明に係るディスクアレイ装置による
場合は、ディスク装置を支持するバネが、このバネ及び
支持されるディスク装置を含む振動系の固有振動数がデ
ィスク装置の駆動時に発生する振動の振動数とは異なる
ようなバネ定数を有しているため、ディスク装置の振動
によって共振が発生せず、前記振動によるディスク装置
の故障の発生を更に防止することが可能となる等本発明
は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクアレイ装置の構成を示す
外観斜視図である。
【図2】収納室を示す斜視図である。
【図3】磁気ディスク装置を示す斜視図である。
【図4】磁気ディスク装置の装着状態を説明する平面断
面図である。
【図5】従来のディスクアレイ装置の収納室を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 収納室 10 筐体 10a 吸気口 12 コネクタ 13 送気ファン 14 ガイドバネ 2 磁気ディスク装置 20 本体部 21,22 突出部 23 回路基板 24 コネクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスク装置(2)を収納する収
    納室(1)を備えるディスクアレイ装置において、 前記収納室(1)の内面に、前記ディスク装置(2)に
    当接し、前記ディスク装置(2)を前記内面から離反す
    る方向に付勢して、前記ディスク装置を支持する金属製
    のバネ(14)を備えることを特徴とするディスクアレ
    イ装置。
  2. 【請求項2】 前記バネ(14)は、該バネ(14)及
    び該バネ(14)に支持されるディスク装置(2)を含
    む振動系の固有振動数が、前記ディスク装置(2)を駆
    動させたときに発生する振動の振動数とは異なるような
    バネ定数を有することを特徴とする請求項1記載のディ
    スクアレイ装置。
JP2000195222A 2000-06-28 2000-06-28 ディスクアレイ装置 Pending JP2002015560A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006018807A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Seagate Technology Llc 多ディスクアレー用キャリア装置および方法
WO2014196060A1 (ja) * 2013-06-06 2014-12-11 株式会社日立製作所 電機機器の支持構造

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JP2006018807A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Seagate Technology Llc 多ディスクアレー用キャリア装置および方法
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