JP2002015389A - 介護支援方法及び装置 - Google Patents

介護支援方法及び装置

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JP2002015389A
JP2002015389A JP2000195233A JP2000195233A JP2002015389A JP 2002015389 A JP2002015389 A JP 2002015389A JP 2000195233 A JP2000195233 A JP 2000195233A JP 2000195233 A JP2000195233 A JP 2000195233A JP 2002015389 A JP2002015389 A JP 2002015389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 要介護者のプライバシーの保護が図れるとと
もに、介護センター側で利用者自身が自分の意志でリア
ルタイムの情報送信を休止しているか不慮の事故で同情
報送信を休止しているかを判断できる。 【解決手段】 要介護者の情報を検出するセンサが設け
られ、通常は、介護センター側からのモニタリング信号
に応じて、センサで検出された要介護者の情報をリアル
タイムで介護センターに送り、介護センターに設けたモ
ニタで要介護者の情報を表示する。要介護者側にセンサ
で検出されたリアルタイムの情報を介護センターへ送信
するのを休止する情報送信休止部を備えていて、この情
報送信休止部がオン操作された後、介護センター側から
モニタリング信号が発せらると、要介護者のリアルタイ
ムの情報ではなく、代わりに記憶手段に記憶されてい
る、情報送信休止部がオン操作される前の要介護者の情
報が介護センター側へ送られ、モニターで表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、介護支援方法およ
び装置に係り、特に、要介護者のプライバシーの保護が
図れる介護支援方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2000年4月からの介護制度導入によ
り、各ケヤ機関または医療機関等が画像通信を用いた介
護支援システムを構築し、要介護者の支援を図ろうとし
ている。このような介護支援システムの一つに、各ケヤ
機関または医療機関等に介護センターを設置し、該介護
センターに通信端末を設けるとともに、要介護者宅に介
護センターとの間で画像等の情報を含む通信を可能とす
る通信端末を設け、介護センター側から発せられるモニ
タリング信号に基づいて、要介護者宅に設けた通信端末
から要介護者の情報を介護センターに送り、介護センタ
ー側で要介護者の状況をリアルタイムで監視するものが
ある。この介護支援システムでは、要介護者宅に設けた
通信端末から送られてくる要介護者のリアルタイムの情
報例えば画像情報等から、要介護者の状況を把握するこ
とができ、仮に、要介護者が異常を来していると判断し
たときには、例えば、該要介護者を担当するヘルパーに
携帯端末等を介して通信し、該ヘルパーに要介護者宅に
向かわせて介護を行わせるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の介護支援
システムには、次の問題があった。すなわち、上述の介
護支援システムは、基本的に、介護センター側からモニ
タリング信号が発せられるときは、いつでも要介護者の
情報を介護センターに送ることで要介護者の状況をリア
ルタイムで把握監視するシステムであり、要介護者がモ
ニタリング機能をある程度容認していることが前提とな
っているものの、介護センター側からいつでも容易に要
介護者宅への接続が可能となるため、プライバシー保護
の概念において欠落し、介護センターと要介護者間にお
いて問題を引き起こしかねない。つまり、要介護者側
は、例えば着替えの途中や化粧中である場合には、自身
の画像情報等を他人に見られたくないという要求がある
が、上述した従来の介護支援システムでは、この要求に
応えることができなかった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みて成されたもの
であって、その目的とするところは、要介護者宅に設置
される通信端末側において、介護センター側へ送られる
画像情報等の要介護者の情報を送信する際、要介護者自
身に送信するか否かの選択権を持たせることにより利用
者の意志を的確に反映でき、プライバシーの保護が図れ
るとともに、介護センター側で要介護者が自身の意志で
リアルタイムの情報送信を休止しているか否かを判定す
ることができる介護支援方法及び装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、以下の点を特徴としている。すなわち、
請求項1にかかる発明は、要介護者の情報を検出するセ
ンサを設け、介護センター側からのモニタリング信号に
応じて、前記センサで検出された要介護者の情報を送信
手段を介して前記介護センターに送り、介護センターに
設けたモニタで前記要介護者の情報を表示する介護支援
方法であって、前記センサから送られてくる要介護者の
情報を更新しながら記憶する記憶手段と、要介護者側に
設けられて前記センサで検出されたリアルタイムの要介
護者の情報を前記介護センターへ送信するのを休止する
情報送信休止部とを備え、該情報送信休止部がオン操作
されると、前記記憶手段にてそれ以降の更新を取り止
め、その後、前記介護センター側からのモニタリング信
号が発せられた際に、前記記憶手段に記憶されている、
前記情報送信休止部がオン操作される前の要介護者の情
報を介護センター側へ送って前記モニターで表示するこ
とを特徴とする。請求項2にかかる発明は、要介護者の
情報を検出するセンサを設け、介護センター側からのモ
ニタリング信号に応じて、前記センサで検出された要介
護者の情報を送信手段を介して前記介護センターに送
り、介護センターに設けたモニタで前記要介護者の情報
を表示する介護支援装置であって、前記センサから送ら
れてくる要介護者の情報を更新しながら記憶する記憶手
段と、要介護者側に設けられて前記センサで検出された
リアルタイムの要介護者の情報を前記介護センターへ送
信するのを休止する情報送信休止部と、前記情報送信休
止部がオン操作されると、前記記憶手段にてそれ以降の
更新を取り止め、その後、前記介護センター側からのモ
ニタリング信号が発せられた際に、前記記憶手段に記憶
されている、前記情報送信休止部がオン操作される前の
要介護者の情報を介護センター側へ送って前記モニター
で表示する制御部とを備えることを特徴とする。請求項
3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前
記センサはカメラであって、前記要介護者の情報は画像
情報であることを特徴とする。請求項4にかかる発明
は、請求項2にかかる発明において、前記センサは、カ
メラとマイクであって、前記要介護者の情報は、画像情
報と音声情報であることを特徴とする。
【0006】この発明では、通常は、介護センター側か
らのモニタリング信号に応じて、センサで検出された要
介護者の情報を送信手段を介して介護センターに送り、
介護センターに設けたモニタで該情報をリアルタイムで
表示する。要介護者が情報送信休止部をオン操作する
と、記憶手段ではそれ以降の更新が取り止められる。し
たがって、該記憶手段には、情報送信休止部がオン操作
される前の要介護者の情報が記憶されたままとなる。そ
して、介護センター側からのモニタリング信号が発せら
れると、要介護者のリアルタイムの情報ではなく、記憶
手段に記憶されている情報が介護センター側へ送られ、
モニターで表示されることとなる。この結果、介護セン
ター側へは情報送信休止部がオン操作された以降の要介
護者の情報は送信されないこととなり、要介護者のプラ
イバシーは保護される。また、介護センター側では、記
憶手段に記憶されている情報送信休止部をオン操作され
る前の要介護者の情報を知ることができ、この情報か
ら、要介護者が自らの位置によって情報送信休止部を操
作したか、あるいは不慮の事故で同情報送信操作部を操
作したか等を容易に判定できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図3は本発明の実施の形態
を示し、図1は介護支援装置の全体構成を示す構成図、
図2は要介護者側の通信端末の構成を示すブロック図、
図3は同介護支援装置を用いた介護支援方法を示すフロ
ーチャートである。
【0008】図1において、符号1は介護センター側の
通信端末、2は例えば要介護者宅に置かれる要介護者側
の通信端末である。要介護者側の通信端末2は、一つの
介護センター側の通信端末1に対して例えば数十個等複
数個がネットワーク網3を介して接続可能となってい
る。また、4は携帯用の通信端末であり、要介護者を担
当する各ヘルパー(介護者)が携帯している。そして、
ヘルパーは、例えば、緊急時に、介護センター側からの
指令によって要介護者宅を訪問して介護できるようにな
っている。
【0009】前記介護センター側の通信端末1には、職
員が前記ネットワーク網3を介して要介護者と画面を見
ながら通信するための画面表示部及びスピーカからなる
モニター11並びに通信手段12が設けられ、他に、各
要介護者側の情報を貯えるサーバーが備えられる。
【0010】要介護者側の通信端末2について説明する
と、図2において符号21はカメラ、22は画面表示
部、23はマイク、24はスピーカ、25はキーボート
やマウス等の端末操作部である。これらはそれぞれ要介
護者のマンマシンインターフェイスとして機能するもの
であって、端末本体26に接続されている。前記カメラ
21は、要介護者の様子を監視できる箇所、例えば要介
護者が横たわるベッドを含む室内の様子を撮像できる箇
所に配置されている。また、前記端末操作部25には、
前記カメラ21で検出されたリアルタイムの画像信号を
前記介護センター側へ送信するのを休止するための情報
送信休止部25aが設けられている。
【0011】端末本体26には、前記カメラ21と画面
表示部22に接続される画像信号処理部27が設けら
れ、また、前記マイク23とスピーカ24に接続される
音声信号処理部28が設けられている。これら信号処理
部27及び音声信号処理部28は、マイクロコンピュー
タ等からなる制御部29に接続されている。制御部29
には、当該要介護者側の通信端末2からの送信信号をネ
ットワーク網3を介して送信処理するとともに、及び介
護センター側の通信端末1からの受信信号を前記ネット
ワーク網3を介して受信処理するベースバンド処理部3
0が接続されている。また、前記画像信号処理部27及
び音声信号処理部28にはメモリ31が接続されてい
て、このメモリ31に例えば、カメラ21から画像信号
処理部27を介して送られてくる要介護者に関する画像
情報を所定時間置きに更新しながら記憶するようになっ
ている。
【0012】次に、前記介護支援装置を用いた介護支援
方法について図3を参照しながら説明する。まず、要介
護者宅の通信端末2の電源をオン操作し、立ち上げる
(ステップ1)。これと同時に、カメラ21が起動し、
要介護者のいる室内を撮像して、画像信号の形で画像信
号処理部27に送る。
【0013】制御部29には内部時計が備えられ、この
内部時計に従い所定時間経過毎に割り込み処理が行わ
れ、カメラ21から画像信号処理部27を介して送られ
てくる要介護者に関する画像情報をメモリ31に書き込
む(ステップ2、3)。メモリ31では、画像信号処理
部27から送られてくる信号を記憶するための容量が限
られており、画像信号処理部27から送られてくる画像
信号の累積量がその容量を超えると、メモリ31に記憶
されている要介護者に関する画像情報のうち最も古いも
のが削除され、代わりに最新の情報が記憶される。つま
り、要介護者に関する画像情報は所定時間置きに更新さ
れながら記憶される。
【0014】ここで、例えば、介護センター側からモニ
タリング信号が発せられると、その旨がネットワーク網
3を介して要介護者側の通信端末2に至り、該通信端末
2で着呼された後、自動的に介護センター側の通信端末
1と要介護者側の通信端末2が接続される。
【0015】このように接続された後は、通常のテレビ
電話装置を用いた通信が行える。すなわち、介護センタ
ー側の通信端末1から送信されてくる音声信号と画像信
号は、ベースバンド処理部30で受信され、ここで所定
の分離処理が行われた後に制御部9を介して音声信号処
理部28と画像信号処理部27へ送られる。ここで、ア
ナログ化処理並びにデコーダ処理が行われた後、それぞ
れスピーカ24と画像表示部22に出力される。一方、
マイク23とカメラ21でそれぞれ検出された音声信号
と画像信号は、音声信号処理部28と画像信号処理部2
7へ送られ、ここで、ディジタル化処理並びにエンコー
ダ処理が行われた後、制御部29を介してベースバンド
処理部30へ送られる。ベースバンド処理部30では音
声信号と画像信号を併合し、ネットワーク網3を介して
介護センター側の通信端末1へ送信する。
【0016】つまり、介護センター側では、必要に応じ
て要介護者の情報を、リアルタイムで音声と画像の形
で、スピーカと画像表示部であるモニタ11を介して直
接聞いたり見たりすることができ、もって、要介護者の
状態をいつでも遠隔地で監視できる。また、必要であれ
ば、ネットワーク網3を介し携帯用の通信端末4を通じ
てヘルパを要介護者宅に向かわせて所定の介護を行うこ
ともできる。
【0017】その後、要介護者が着替えの途中や化粧中
である等の場合であって、自身の画像情報等を他人に見
せたくない等の場合には、それらの動作を行う前に、要
介護者側の通信端末2の端末操作部25に設けられた情
報送信停止部25aをオン操作する(ステップ4)。す
ると、その操作信号は制御部9に送られ、該制御部9か
ら発せられる制御信号に基づき、これまでメモリ31で
行われていた、要介護者に関する画像情報の所定時間置
きの書き込み更新処理が停止される。したがって、メモ
リ31には、情報送信休止部25aがオン操作される前
の要介護者の画像情報が記憶されたままとなる(ステッ
プ5)。
【0018】この状態で、介護センター側からモニタリ
ング信号が発せられると(ステップ6)、その旨がネッ
トワーク網3を介して要介護者側の通信端末2に至り、
該通信端末2で着呼された後(ステップ7)、自動的に
介護センター側の通信端末1と要介護者側の通信端末2
とが接続される(ステップ8、9)。このように介護セ
ンター側からのモニタリング信号に基づき、両通信端末
1、2が接続される点は、前述した情報送信休止部25
aがオン操作される前と同様である。両通信端末1、2
が接続された後は、介護センター側からの音声信号並び
に要介護者側からの音声信号は、それぞれ音声信号処理
部28や制御部9を通してリアルタイムで相手側に送信
され、通常の音声による通信が行われる。また、介護セ
ンター側のカメラで撮像された画像信号は、所定の信号
処理が行われた後、そのまま要介護者側の制御部9や画
像信号処理部27に至り、画像表示部22で映像の形で
表示される(ステップ11、12)。
【0019】他方、要介護者側のカメラ21で撮像され
た画像信号はそのままリアルタイムで介護センター側に
送られるのではなく、代わりに前記メモリ31に記憶さ
れている画像情報が制御部9によって読み出され、この
読み出された画像情報が画像信号の形でベースバンド処
理部30を介して介護センター側に送られる(ステップ
12、13)。
【0020】このため、介護センター側では、要介護者
側の音声をリアルタイムで聞くことができるものの、画
像表示部で映し出される画像は、情報送信休止部25a
がオン操作される前の要介護者の状況である。この結
果、所定時間の間画像情報を他人に見せたくないという
要介護者自身の要求を満たすことができ、要介護者のプ
ライバシーが保護される。また、この場合、要介護者側
の通信端末2は、要介護者が意図的にリアルタイムの画
像情報を送信せず、代わりにメモリ31に記憶されてい
る画像情報を送信する設定にしている旨を、介護センタ
ー側の通信端末1に予め取り決めされたステータスコマ
ンドのような情報を用いて通知してもよい。この場合、
この情報を受けた介護センター側の通信端末1では、そ
の受信した旨をOSD機能などを用いて表示することに
より、オペレータに通知することとなる。
【0021】また、介護センター側で、要介護者側の通
信端末2のメモリ31に記憶されている画像情報をモニ
タリングするにあたり、メモリ31に記憶される情報を
経時的にモニタ11に表示するのではなく、介護センタ
ー側から要介護者側の通信端末2に直接指示信号を送
り、メモリ31に記憶される情報のうち早く見たい部
分、例えば情報送信停止操作部25aがオン操作される
直前部分を優先的にモニタ11に表示するようにしても
よい。こうすることによって、後述する要介護者が意図
的に情報送信休止部を操作したか、要介護者が不慮に事
故によって情報送信休止部25aをオン操作したかの判
断を早期に行える。
【0022】その後、要介護者が介護センター側へ自身
の画像を送信可能な状態になったときには、要介護者は
端末操作部25に設けられた図示せぬ解除キーを操作
し、その旨を制御部9を介して通知する(ステップ1
5)。制御部9は、通知を受けた後、前記メモリ31に
記憶されている情報を送信する代わりに、カメラ21で
撮像された画像信号を介護センター側へ送信する。この
結果、情報送信休止部25aがオン操作される前の状態
と同様に、要介護者側と介護センター側との間で双方向
の画像通信が可能となる(ステップ16、17)。
【0023】ところで、上述した要介護者側のカメラで
撮像された画像信号がそのままリアルタイムで介護セン
ター側に送られるのではなく、代わりにメモリ31に記
憶されている過去の画像情報が介護センター側に送られ
る状態、つまり、双方画像通信が実現されない状態は、
要介護者の意志によるものの他、機器の故障、要介護者
側の誤操作、誤作動等によっても起こる可能性がある。
【0024】しかしながら、その判断は、メモリ31に
記憶されている過去の画像情報を見ることによって、介
護センター側で行える。つまり、情報送信休止部25a
がオン操作される前の要介護者の画像情報から、要介護
者が意図的に情報送信休止部を操作したか、要介護者が
不慮に事故によって情報送信休止部25aをオン操作
(誤操作)したか等を判断することができる。
【0025】そして、介護センター側で、メモリ31に
記録されている画像情報から何らかの不慮の事故により
片方のみのリアルタイム画像送信状態になっている場合
であって、設定解除のみで対応できると判断した場合に
は、介護センター側から要介護者に呼びかけて指示を出
し、要介護者に設定解除のための動作を行わせることに
よって、前述した双方向の画像通信状態に復帰すること
ができる。他方、故障等であって設定解除のみでは対応
できないと判断した場合には、介護センター側が保有す
るサービス機関から修理に向かわせる等により、迅速に
対処できる。
【0026】その他、このような機能をもたせることに
より、要介護者がトイレ、風呂、外出などしばらくの間
要介護者側の通信端末2から姿を消す場合に置いても、
当該介護支援装置を、簡易な音声、画像付き留守録機能
としても用いることが可能となり、ケア、医療機関側か
ら見ても安心のできるシステム構築を図ることができ
る。
【0027】なお、上述した実施の形態では、メモリ3
1に画像情報のみを記憶させ、情報送信休止部25aが
オン操作された後はメモリ31に記憶されている画像情
報を介護センター側に送信するようにしているが、これ
に限られることなく、メモリ31に画像情報と音声情報
の双方の情報を記憶させ、情報送信休止部25aがオン
操作された後は、メモリに記憶された画像情報と音声情
報を送信するようにしてもよい。また、メモリ31は、
ICチップや磁気テープあるいは磁気ディスク等であっ
てもよく、要は書き込みと呼び出しが自由に行える記憶
媒体であれば足りる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、要
介護者が情報送信休止部をオン操作した後、介護センタ
ー側からのモニタリング信号が発せられると、要介護者
のリアルタイムの情報ではなく、記憶媒体に記憶されて
いる情報送信休止部をオン操作される前の要介護者の情
報が介護センター側へ送られてモニターで表示されるこ
ととなり、この結果、要介護者のプライバシーは保護さ
れる。また、介護センター側では、記憶媒体に記憶され
ている情報送信休止部をオン操作される前の要介護者の
情報を知ることができ、この情報から、要介護者が自ら
の意志によって情報送信休止部を操作したか、あるいは
不慮の事故で同情報送信操作部を操作したかを容易に判
定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 介護支援装置の全体構成を示す構成図であ
る。
【図2】 要介護者側の通信端末の構成を示すブロック
図である。
【図3】 同介護支援装置の用いた介護支援方法を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 介護センター側の通信端末 2 要介護者側の通信端末 3 ネットワーク網 4 携帯用の通信端末 11 モニタ 12 通信手段 21 カメラ 22 画像表示部 23 マイク 24 スピーカ 25 端末操作部 25a 情報送信休止操作部 26 端末本体 27 画像信号処理部 28 音声信号処理部 29 制御部 30 ベースバンド処理部 31 メモリ(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C341 LL10 5C087 AA02 AA03 BB03 BB74 DD03 EE05 EE08 FF01 FF04 GG18 GG66 GG70 GG83 5K042 AA08 CA13 EA01 EA15 FA15 FA23 GA01 HA01 HA06 JA01 LA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 要介護者の情報を検出するセンサを設
    け、 介護センター側からのモニタリング信号に応じて、前記
    センサで検出された要介護者の情報を送信手段を介して
    前記介護センターに送り、介護センターに設けたモニタ
    で前記要介護者の情報を表示する介護支援方法であっ
    て、 前記センサから送られてくる要介護者の情報を更新しな
    がら記憶する記憶手段と、 要介護者側に設けられて前記センサで検出されたリアル
    タイムの要介護者の情報を前記介護センターへ送信する
    のを休止する情報送信休止部とを備え、 該情報送信休止部がオン操作されると、前記記憶手段に
    てそれ以降の更新を取り止め、 その後、前記介護センター側からのモニタリング信号が
    発せられた際に、前記記憶手段に記憶されている、前記
    情報送信休止部がオン操作される前の要介護者の情報を
    介護センター側へ送って前記モニターで表示することを
    特徴とする介護支援方法。
  2. 【請求項2】 要介護者の情報を検出するセンサを設
    け、 介護センター側からのモニタリング信号に応じて、前記
    センサで検出された要介護者の情報を送信手段を介して
    前記介護センターに送り、介護センターに設けたモニタ
    で前記要介護者の情報を表示する介護支援装置であっ
    て、 前記センサから送られてくる要介護者の情報を更新しな
    がら記憶する記憶手段と、 要介護者側に設けられて前記センサで検出されたリアル
    タイムの要介護者の情報を前記介護センターへ送信する
    のを休止する情報送信休止部と、 前記情報送信休止部がオン操作されると、前記記憶手段
    にてそれ以降の更新を取り止め、その後、前記介護セン
    ター側からのモニタリング信号が発せられた際に、前記
    記憶手段に記憶されている、前記情報送信休止部がオン
    操作される前の要介護者の情報を介護センター側へ送っ
    て前記モニターで表示する制御部とを備えることを特徴
    とする介護支援装置。
  3. 【請求項3】 前記センサはカメラであって、前記要介
    護者の情報は画像情報であることを特徴とする請求項2
    記載の介護支援装置。
  4. 【請求項4】 前記センサは、カメラとマイクであっ
    て、前記要介護者の情報は、画像情報と音声情報である
    ことを特徴とする請求項2記載の介護支援装置。
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