以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
本被監視者監視装置は、監視対象である被監視者を検知して前記被監視者を監視する被監視者監視装置であって、前記被監視者を監視する監視機能を停止する監視機能停止処理部を備えるものである。このような被監視者監視装置は、1個の機器として、一体に構成されて実現されて良く、また、システムとして、複数の機器で実現されて良い。被監視者監視装置が複数の機器で実現される場合に、前記監視機能停止処理部は、これら複数の機器のうちのいずれに実装されて良い。一例として、ここでは、前記被監視者監視装置がシステムとして複数の機器で実現されている場合について、前記被監視者監視装置の実施形態を説明する。なお、前記被監視者監視装置が1個の機器として一体に構成されて実現される場合についても、以下の説明と同様に、前記被監視者監視装置が構成できる。一例として、ここでは、前記監視機能停止処理部が後述の管理サーバユニットSVに実装される場合について、説明するが、このシステムのうちの他の機器(他のユニット)に実装される場合についても、以下の説明と同様に、前記被監視者監視装置が構成できる。あるいは、このシステムに、さらに、前記監視機能停止処理部を実装した機器(例えば監視機能の停止および解除を入り切りする壁スイッチやリモートコントローラ(いわゆるリモコン)等)を追加することもでき、この場合についても、以下の説明と同様に、説明できる。
図1は、実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。図2は、前記被監視者監視システムにおける管理サーバユニットの構成を示す図である。図3は、前記管理サーバユニットに記憶される監視機能停止解除情報テーブルの構成を示す図である。図4は、前記被監視者監視システムにおける携帯端末ユニットの構成を示す図である。
前記被監視者監視装置をシステムとして実現したその一例の被監視者監視システムMSは、監視すべき(見守るべき)監視対象(見守り対象)である被監視者(見守り対象者)Ob(Ob−1〜Ob−4)を検知して前記被監視者Obを監視するシステムである。この被監視者監視システムMSは、例えば、図1に示すように、1または複数の検知ユニット(センサーユニット)SU(SU−1〜SU−4)と、管理サーバユニットSVと、固定端末ユニットSPと、1または複数の携帯端末ユニットTA(TA−1、TA−2)とを備え、これらは、有線や無線で、LAN(Local Area Network)、電話網およびデータ通信網等の網(ネットワーク、通信回線)NWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWには、通信信号を中継する例えばリピーター、ブリッジ、ルーターおよびクロスコネクト等の中継機が備えられても良い。図1に示す例では、これら複数の検知ユニットSU−1〜SU−4、管理サーバユニットSV、固定端末ユニットSPおよび複数の携帯端末ユニットTA−1、TA−2は、アクセスポイントAPを含む無線LAN(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN等)NWによって互いに通信可能に接続されている。
被監視者監視システムMSは、被監視者Obに応じて適宜な場所に配設される。被監視者(見守り対象者)Obは、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、被監視者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、被監視者監視システムMSは、被監視者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、被監視者監視システムMSは、複数の被監視者Obが入居する複数の居室RMや、ナースステーション等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
検知ユニットSUは、ネットワークNWを介して他のユニットと通信する通信機能を備え、被監視者Obを検知する機器である。検知ユニットSUは、例えば、被監視者Obの放射する赤外線を検出することで被監視者Obを検知する人感センサや、マイクロ波を送受信して被監視者Obの体動(例えば呼吸動作等)によって生じた前記マイクロ波のドップラシフトを検出することで被監視者Obを検知するドップラシフト方式の体動センサや、被監視者Obを撮像して画像を生成しこの生成した画像から被監視者Obを検知する画像センサ等である。本実施形態では、検知ユニットSUは、管理サーバユニットSVとネットワークNWを介して通信可能に接続され、前記体動センサ、前記画像センサ、前記体動センサの出力(体動センサ出力)および前記画像センサの出力(画像)に基づいて被監視者Obの検知結果として被監視者Obの状態(状況)を判定するデータ処理回路、前記通信機能を行う通信インターフェース回路(例えばLANカード等)、これらを制御する制御回路およびその周辺回路を備えて構成され、前記検知結果を管理サーバユニットSVへ送信する。検知ユニットSUは、所定の他のユニットSV、SP、TAに前記生成した画像(静止画および動画を含む)を送信する。本実施形態では、検知ユニットSUは、固定端末ユニットSPや携帯端末ユニットTA等に対してナースコールを通知するナースコール回路、および、固定端末ユニットSPや携帯端末ユニットTA等との間で音声通話を行う通話回路を備え、ナースコールおよび音声通話が可能となっている。図1には、一例として、4個の第1ないし第4検知ユニットSU−1〜SU−4が示されており、第1検知ユニットSU−1は、被監視者Obの一人であるAさんOb−1の居室RM−1(不図示)に配設され、第2検知ユニットSU−2は、被監視者Obの一人であるBさんOb−2の居室RM−2(不図示)に配設され、第3検知ユニットSU−3は、被監視者Obの一人であるCさんOb−3の居室RM−3(不図示)に配設され、そして、第4検知ユニットSU−4は、被監視者Obの一人であるDさんOb−4の居室RM−4(不図示)に配設されている。検知ユニットSUは、後記検知部の一例である。
固定端末ユニットSPは、ネットワークNWを介して他のユニットSU、SV、TAと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、および、所定の指示やデータを入力する入力機能等を備え、管理サーバユニットSVや携帯端末ユニットTAに与える所定の指示やデータを入力したり、検知ユニットSUで得られた検知結果や画像を表示したり等することによって、被監視者監視システムMSのユーザインターフェース(UI)として機能する機器である。このような固定端末ユニットSPは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
携帯端末ユニットTAは、ネットワークNWを介して他のユニットと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、所定の指示やデータを入力する入力機能、および、音声通話を行う通話機能等を備え、管理サーバユニットSVや検知ユニットSUに与える所定の指示やデータを入力したり、管理サーバユニットSVからの通知によって検知ユニットSUで得られた前記検知結果や画像を表示したり等することによって、被監視者Obに対する監視に関する情報(監視情報)を受けて表示する機器である。
このような携帯端末ユニットTAは、本実施形態では、例えば、図4に示すように、端末制御処理部(TA制御処理部)41と、端末記憶部(TA記憶部)42と、端末通信インターフェース部(TA通信IF部)43と、端末音入出力部(TA音入出力部)41と、端末入力部(TA入力部)45と、端末表示部(TA表示部)46と、端末インターフェース部(TAIF部)47とを備える。
TA音入出力部44は、TA制御処理部41に接続され、外部の音を取得して携帯端末ユニットTAに入力するためのデバイスであって、TA制御処理部41の制御に従って音を表す電気信号に応じた音を生成して出力するためのデバイスである。TA音入出力部44は、例えば、音の音響振動を電気信号に変換するマイクロホン等と、音の電気信号を音の音響振動に変換するスピーカ等とを備えて構成される。TA音入出力部44は、外部の音を表す電気信号をTA制御処理部44へ出力し、TA制御処理部44から入力された電気信号を音の音響振動に変換して出力する。
TA入力部45は、TA制御処理部41に接続され、例えば、所定の操作を受け付け、携帯端末ユニットTAに入力するデバイスであり、例えば、所定の機能を割り付けられた複数の入力スイッチ等である。前記所定の操作には、被監視者監視システムMSにおける前記監視機能の停止か否かを指示するコマンド等の各種コマンドの入力操作、および、ログインするためのIDの入力操作等の監視する上で必要な各種操作等が含まれる。TA表示部46は、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って、TA入力部45から入力された所定の操作内容、および、被監視者監視システムMSによって監視されている被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報(例えば監視結果や画像等)等を表示するデバイスであり、例えばLCD(液晶ディスプレイ)および有機ELディスプレイ等の表示装置である。本実施形態では、TA入力部45およびTA表示部46からタッチパネルが構成されている。この場合において、TA入力部45は、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等の操作位置を検出して入力する位置入力デバイスである。このタッチパネルでは、TA表示部46の表示面上に位置入力デバイスが設けられ、TA表示部46に入力可能な1または複数の入力内容の候補が表示され、看護師や介護士等のユーザが、入力したい入力内容を表示した表示位置を触れると、位置入力デバイスによってその位置が検出され、検出された位置に表示された表示内容がユーザの操作入力内容として携帯端末ユニットTAに入力される。
TAIF部47は、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って、外部機器との間でデータの入出力を行うデバイスであり、例えば、Bluetooth(登録商標)規格を用いたインターフェース回路、IrDA(Infrared Data Asscoiation)規格等の赤外線通信を行うインターフェース回路、および、USB(Universal Serial Bus)規格を用いたインターフェース回路等である。
TA通信IF部43は、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って通信を行うための通信デバイスである。TA通信IF部43は、TA制御処理部41から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他のユニットSU、SV、SPへ送信する。TA通信IF部43は、ネットワークNWを介して他のユニットSU、SV、SPから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをTA制御処理部41が処理可能な形式のデータに変換してTA制御処理部41へ出力する。
TA記憶部43は、TA制御処理部41に接続され、TA制御処理部41の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報をネットワークNWを介して送受信する情報送受信プログラムや、被監視者監視システムMSにおける前記監視機能の停止か否かを指示する監視機能指示処理プログラ等の制御処理プログラムが含まれる。TA記憶部42は、例えば不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)や書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。そして、TA記憶部42は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるTA制御処理部41のワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。
TA制御処理部41は、携帯端末ユニットTAの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obに対する監視に関する情報を処理するための回路である。TA制御処理部41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。TA制御処理部41には、制御処理プログラムが実行されることによって、端末制御部(TA制御部)411および端末監視処理部(TA監視処理部)412を機能的に備える。
TA制御部411は、携帯端末ユニットTAの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、携帯端末ユニットTAの全体制御を司るものである。TA監視処理部412は、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を処理するものである。
このような携帯端末ユニットTAは、例えば、いわゆるタブレット型コンピュータやスマートフォンや携帯電話機等の、持ち運び可能な通信端末装置によって構成可能である。
次に、管理サーバユニットSVについて説明する。管理サーバユニットSVは、ネットワークNWを介して他のユニットと通信する通信機能を備え、検知ユニットSUから被監視者Obに関する前記検知結果を受信して被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を管理する機器である。このような管理サーバユニットSVは、例えば、図2に示すように、サーバ制御処理部(SV制御処理部)11と、サーバ記憶部(SV記憶部)12と、サーバ通信インターフェース部(SV通信IF部)13とを備える。
SV通信IF部13は、TA通信IF部43と同様に、SV制御処理部11に接続され、SV制御処理部11の制御に従って通信を行うための通信デバイスである。SV通信IF部13は、SV制御処理部11から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他のユニットSU、SP、TAへ送信する。SV通信IF部13は、ネットワークNWを介して他のユニットSU、SP、TAから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSV制御処理部11が処理可能な形式のデータに変換してSV制御処理部11へ出力する。
SV記憶部12は、TA記憶部42と同様に、SV制御処理部11に接続され、SV制御処理部11の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、クライアント(本実施形態では固定端末ユニットSPおよび携帯端末ユニットTA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供するサーバプログラムや、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を管理する監視情報管理プログラムや、被監視者監視システムMSにおける前記監視機能の停止か否かを制御する監視機能処理プログラ等の制御処理プログラムが含まれる。SV記憶部12は、例えばROMやEEPROM等を備える。そして、SV記憶部12は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるSV制御処理部11のワーキングメモリとなるRAM等を含む。
そして、SV記憶部12は、監視機能情報を記憶する停止解除情報記憶部121を機能的に備えている。前記監視機能情報は、検知ユニットSUを特定し識別するための検知ユニット識別子(検知ID)、および、前記検知IDに対応付けられ前記検知IDに対応付けられた前記検知ユニットSUに関する監視機能の停止か否かを表す監視機能停止解除情報を含む。この監視機能停止解除情報は、前記監視機能の停止を表す監視機能停止情報、および、前記監視機能の停止の解除(すなわち、前記監視機能の実行中、前記監視機能の稼働中)を表す監視機能非停止情報を含む。
この監視機能情報は、本実施形態では、テーブル形式で停止解除情報記憶部121に記憶されている。この監視機能情報を登録する監視機能情報テーブルTBは、例えば、図3に示すように、前記検知IDを登録する検知IDフィールド1211と、検知IDフィールドに登録された検知IDに対応する検知ユニットSUの前記配設場所情報を登録する配設場所フィールド1212と、検知IDフィールドに登録された検知IDに対応する検知ユニットSUの前記監視機能停止解除情報を登録する停止解除情報フィールド1213とを備え、検知IDごとにレコードを備える。停止解除情報フィールド1213には、監視機能停止解除情報を示すフラグが登録されている。例えば、図3に示す例では、停止解除情報フィールド1213には、前記監視機能の停止を表す前記監視機能停止情報を意味するフラグ「1」、あるいは、前記監視機能の停止の解除を表す前記監視機能非停止情報を意味するフラグ「0」が登録される。この図3に示す例では、第1番目のレコードにおいて、検知IDフィールド1211、配設場所フィールド1212および停止解除情報フィールド1213それぞれには、「SU−1」、「101」および「1」が登録されており、第2番目のレコードにおいて、検知IDフィールド1211、配設場所フィールド1212および停止解除情報フィールド1213それぞれには、「SU−2」、「102」および「0」が登録されており、第3番目のレコードにおいて、検知IDフィールド1211、配設場所フィールド1212および停止解除情報フィールド1213それぞれには、「SU−3」、「103」および「0」が登録されており、第4番目のレコードにおいて、検知IDフィールド1211、配設場所フィールド1212および停止解除情報フィールド1213それぞれには、「SU−4」、「104−A」および「1」が登録されており、第5番目のレコードにおいて、検知IDフィールド1211、配設場所フィールド1212および停止解除情報フィールド1213それぞれには、「SU−5」、「104−B」および「1」が登録されており、そして、第6番目のレコードにおいて、検知IDフィールド1211、配設場所フィールド1212および停止解除情報フィールド1213それぞれには、「SU−6」、「201」および「0」が登録されている。なお、図3において、「*」は、情報が未登録(またはデフォルト)であることを示している。この図3の例では、第1、第4および第5検知ユニットSU−1、SU−4、SU−5に関する監視機能が停止されている。
なお、デフォルトでは、停止解除情報フィールド1213には、前記監視機能非停止情報を意味するフラグ「0」が登録される。
SV制御処理部11は、TA制御処理部41と同様に、管理サーバユニットSVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、検知ユニットSUから被監視者Obに関する前記検知結果を受信して被監視者Obの前記監視情報を管理する回路である。SV制御処理部11は、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SV制御処理部11には、制御処理プログラムが実行されることによって、サーバ制御部(SV制御部)111、監視機能停止処理部112および停止解除情報処理部113を機能的に備える。
SV制御部111は、管理サーバユニットSVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、管理サーバユニットSVの全体制御を司るものである。
停止解除情報処理部113は、SV通信IF部13で受信した通信信号に収容されていた検知IDに対応し停止解除情報記憶部121に記憶されている監視機能停止解除情報を、前記SV通信IF部13で受信した前記通信信号に収容されていた監視機能停止解除情報で更新して停止解除情報記憶部121に記憶するものである。
監視機能停止処理部112は、被監視者Obを監視する監視機能を停止するものである。より具体的には、本実施形態では、監視機能停止処理部112は、SV通信IF部13で受信した前記通信信号に収容されていた検知IDに対応する検知ユニットSUの監視機能の停止か否かを、前記SV通信IF部13で受信した前記通信信号に収容されていた前記監視機能停止解除情報で制御するものである。
監視機能停止処理部112は、前記監視機能を停止した後、所定の時間の経過後に、前記監視機能の停止を解除するものである。より具体的には、本実施形態では、停止解除情報処理部113は、前記監視機能を停止した後、前記所定の時間の経過後に、前記監視機能を停止した検知ユニットSUに検知IDを介して対応し停止解除情報記憶部121に記憶されている監視機能停止解除情報を、前記監視機能停止解除情報の1つである前記監視機能非停止情報に更新して停止解除情報記憶部121に記憶し、監視機能停止処理部112は、前記監視機能を停止した後、前記所定の時間経過後に、前記監視機能を停止した前記検知ユニットSUの前記監視機能の停止を解除するものである。
なお、管理サーバユニットSVは、図1に破線で示すように、必要に応じて、さらに、制御処理部11に接続され例えば各種コマンドや各種データ等を入力するサーバ入力部(SV入力部)14、SV入力部14で入力された各種コマンドや各種データおよび被監視者Obに対する監視に関する情報等を出力するサーバ出力部(SV出力部)15、および、外部機器との間でデータの入出力を行うサーバインターフェース部(SVIF部)16等を備えても良い。
このような管理サーバユニットSVは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
次に、本実施形態の動作について説明する。このような構成の被監視者監視システムMSでは、各ユニットSU、SV、SP、TAは、電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。管理サーバユニットSVでは、その制御処理プログラムの実行によって、SV制御処理部11には、SV制御部111、監視機能停止処理部112および停止解除情報処理部113が機能的に構成され、携帯端末ユニットTAでは、その制御処理プログラムの実行によって、TA制御処理部41には、TA制御部411およびTA監視処理部412が機能的に構成される。
そして、上記構成の被監視者監視システムMSは、大略、次の動作によって、各被監視者Obそれぞれを監視している。検知ユニットSUは、所定のサンプリング周期で前記体動センサの出力および前記画像センサの出力をサンプリングし、このサンプリングした前記体動センサの出力および前記画像センサの出力に基づいて被監視者Obの状態(状況)を判定し、この判定の結果、被監視者Obが予め設定された状態(例えば、起床、離床、転倒転落および微体動異常等の予め設定された所定の行動)であると判定すると、被監視者Obの検知結果として被監視者Obの状態(状況)を表す情報(被監視者状態情報)および自機の検知ID等を収容した通信信号(検知結果通信信号)をネットワークNWを介して管理サーバユニットSVへ送信する。検知ユニットSUは、公知技術によって被監視者Obの状態(状況)を判定できる。例えば、検知ユニットSUは、前記体動センサによって被監視者Obの呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出し、その胸部の体動における周期の乱れや予め設定された閾値以下である前記胸部の体動における振幅を検知すると、前記微体動異常であると判定する。また例えば、検知ユニットSUは、前記画像センサによって被監視者Obの画像を取得し、この取得した画像から被監視者Obの人物領域を検出し、この検出した人物領域の縦横比から被監視者Obの姿勢(例えば立位、座位および横臥等)を判定し、この検出した人物領域の位置を検出し、これら判定、検出した被監視者Obの姿勢および位置に基づいて前記起床、離床および転倒転落の別を判定する。管理サーバユニットSVは、前記検知結果通信信号をネットワークNWを介して検知ユニットSUから受信すると、この検知結果通信信号に収容された被監視者Obの検知結果および検知IDを対応付けて記憶部12に記憶(記録)し、そして、この検知結果通信信号を固定端末ユニットSPおよび携帯端末ユニットTAに向け例えばブロードキャストやマルチキャストの同報通信で送信する。これによって被監視者Obの検知結果が報知される。なお、管理サーバユニットSVは、前記検知結果通信信号を、前記検知結果通信信号を送信した検知ユニットSUに予め対応付けたれた携帯端末ユニットTAにユニキャストで送信しても良い。固定端末ユニットSPおよび携帯端末ユニットTAは、前記検知結果通信信号をネットワークNWを介して管理サーバユニットSVから受信すると、この検知結果通信信号に収容された被監視者Obの検知結果、検知IDに予め対応付けられた配設場所、および、前記検知IDに予め対応付けられた被監視者Obの氏名を表示する。このような動作によって、被監視者監視システムMSは、各検知ユニットSU、管理サーバユニットSV、固定端末ユニットSPおよび携帯端末ユニットTAによって、各被監視者Obを検知して各被監視者Obを監視している。
次に、被監視者監視システムMSにおける、被監視者Obを監視する監視機能を停止する動作について、説明する。図5は、前記管理サーバユニットにおける、監視機能の停止および解除に関する動作を示すフローチャートである。図6は、前記管理サーバユニットにおける、監視機能の停止の自動解除に関する動作を示すフローチャートである。図7は、前記携帯端末ユニットにおける、監視機能の停止および解除の指示に関する動作を示すフローチャートである。図8は、前記携帯端末ユニットにおける表示画面の一例を示す図である。図8Aは、入力画面を示し、図8Bは、監視リスト画面を示す。
まず、前記監視機能の停止を被監視者監視システムMSに設定する動作について説明する。例えば看護師や介護士等のユーザは、図8Aに示す表示画面451を携帯端末ユニットTAに表示させる。より具体的には、携帯端末ユニットTAを起動すると、あるいは、TA入力部45でユーザの所定の操作を受け付けると、TA制御処理部のTA監視処理部412は、この図8Aに示す表示画面451をTA表示部46に表示する。前記表示画面451は、ユーザ名表示領域4511と、ログインボタン4512と、見守り一時停止ボタン4513と、業務終了ボタン4514とを備える。ユーザ名表示領域4511は、当該携帯端末ユニットTAのユーザとして予め設定登録されているユーザ名を表示するための領域である。図8Aに示す例では、「NAさん」がユーザ名表示領域4511に表示されている。ログインボタン4512は、ログインを行うためのログイン画面に移行する指示を携帯端末ユニットTAに入力するためのボタンである。見守り一時停止ボタン4513は、前記監視機能の停止および解除を行うための監視機能停止解除画面に移行する指示を携帯端末ユニットTAに入力するためのボタンである。業務終了ボタン4514は、業務終了(ログオフ)を行うための業務終了画面(ログオフ画面)に移行する指示を携帯端末ユニットTAに入力するためのボタンである。
ユーザが見守り一時停止ボタン4513を操作し、図7において、TA監視処理部412は、このユーザによる見守り一時停止ボタン4513の操作を受け付けると(S41)、管理サーバユニットSVに前記監視機能情報を要求する旨を表す情報を収容した通信信号(監視機能情報要求通信信号)を送信し、停止解除情報記憶部121の監視機能情報テーブルTBを参照した管理サーバユニットSVから、前記監視機能情報(検知ID、この検知IDに対応付けられた監視機能停止解除情報、および、この検知IDに対応付けられた検知ユニットSUの配設場所情報)を収容した通信信号(監視機能情報返信通信信号)を受信すると、この受信した監視機能情報返信通信信号の前記監視機能情報に基づいて、例えば図8Bに示す監視機能停止解除画面452aをTA表示部46に表示する(S42)。前記監視機能停止解除画面452aは、監視リスト4521と、更新ボタン4522と、戻るボタン4523と、見守りボタン4524と、一時停止ボタン4525とを備える。
監視リスト4521は、被監視者監視システムMSによって監視されている被監視者Obの一覧であり、前記監視機能の停止および解除の別を携帯端末ユニットTAに仮入力する機能を持つ。より具体的には、監視リスト4521は、検知IDに対応する検知ユニットSUにおける現在の監視機能停止解除情報(監視機能停止情報または監視機能非停止情報)を表示する停止解除情報表示欄45211と、前記検知IDに対応する検知ユニットSUの配置場所情報を表示する配置場所表示欄45212と、前記検知IDに対応する検知ユニットSUの配置場所に割り当てられている被監視者Ob(すなわち、前記検知IDに対応する検知ユニットSUによって検知される被監視者Ob)の氏名を表示する被監視者氏名表示欄45213を備え、前記検知IDごとに表示行を備える。検知IDは、検知ユニットSUに1対1で対応し、検知ユニットSUは、被監視者Obに1対1で対応するので、見た目上、監視リスト4521は、被監視者Obごとに表示行を備えることになる。なお、前記検知IDに対応する検知ユニットSUによって検知される被監視者Obの氏名は、検知IDに対応付けられて携帯端末ユニットTAに予め記憶される。あるいは、前記氏名は、前記検知IDに対応付けられて監視機能情報返信通信信号に収容されても良い。図8Aに示す例では、停止解除情報表示欄45211の「レ」は、この表示行の検知IDに対応する検知ユニットSUに関する監視機能が停止であることを示し、停止解除情報表示欄45211の空欄は、この表示行の検知IDに対応する検知ユニットSUに関する監視機能が非停止(監視機能の実行中、監視機能の稼働中)であることを示す。
そして、本実施形態では、ユーザの操作入力によって前記監視機能の停止および解除の別が、携帯端末ユニットTAに仮入力され、停止解除情報表示欄45211は、この仮入力状態も表示する。より具体的には、ユーザは、タッチパネルにおいて、前記監視機能の停止および解除の別を切り換えたい監視機能停止解除情報を表示している表示行をタップする。このタップを受け付けると、TA監視処理部412は、監視リスト4521における前記タップされた表示行の表示色を変え(例えば緑色表示から赤色点滅表示へ変え)、前記監視機能の停止および解除の別が仮入力状態であることを表示する。
更新ボタン4522は、監視リスト4521を更新する指示を携帯端末ユニットTAに入力するためのボタンである。ユーザによる更新ボタン4522の操作を受け付けると、TA監視処理部412は、管理サーバユニットSVに前記監視機能情報要求通信信号を送信し、管理サーバユニットSVから前記監視機能情報返信通信信号を受信すると、この受信した監視機能情報返信通信信号の前記監視機能情報に基づいて監視リスト4521を更新した監視機能停止解除画面452aをTA表示部46に表示する。
戻るボタン4523は、当該監視機能停止解除画面452aを表示する1つ前に表示していた表示画面に戻る指示を携帯端末ユニットTAに入力するためのボタンである。ユーザによる戻るボタン4523の操作を受け付けると、TA監視処理部412は、現在表示している監視機能停止解除画面452aの1つ前に表示していた表示画面をTA表示部46に表示する。
見守りボタン4524は、前記仮入力状態を表示している表示行に対応する検知IDの検知ユニットSUに関する監視機能の非停止の指示を携帯端末ユニットTAに入力するためのボタンである。
一時停止ボタン4525は、前記仮入力状態を表示している表示行に対応する検知IDの検知ユニットSUに関する監視機能の停止の指示を携帯端末ユニットTAに入力するためのボタンである。
次に、ユーザが一時停止ボタン4525または見守りボタン4524を操作し、TA監視処理部412は、このユーザによる一時停止ボタン4525または見守りボタン4524の操作を受け付けると(S43)、TA監視処理部412は、管理サーバユニットSVに停止解除情報通信信号を送信し(S44)、処理を終了する。より具体的には、ユーザが一時停止ボタン4525を操作し、TA監視処理部412は、このユーザによる一時停止ボタン4525の操作を受け付けると(S43)、TA監視処理部412は、前記仮入力状態を表示している表示行に対応する検知ID、および、監視機能停止解除情報として監視機能停止情報を収容した停止解除情報通信信号を管理サーバユニットSVへ送信し(S44)、前記仮入力状態を表示している表示行の停止解除情報表示欄45211を、監視機能が停止であることを示す「レ」に更新した監視リスト4521をTA表示部46に表示し、処理を終了する。この監視機能停止情報を収容した停止解除情報通信信号を受信した管理サーバユニットSVの動作は、図5を用いて後述される。一方、ユーザが見守りボタン4524を操作し、TA監視処理部412は、このユーザによる見守りボタン4524の操作を受け付けると(S43)、TA監視処理部412は、前記仮入力状態を表示している表示行に対応する検知ID、および、監視機能停止解除情報として監視機能非停止情報を収容した停止解除情報通信信号を管理サーバユニットSVへ送信し(S44)、前記仮入力状態を表示している表示行の停止解除情報表示欄45211を、監視機能が非停止であることを示す空欄に更新した監視リスト4521をTA表示部46に表示し、処理を終了する。この監視機能非停止情報を収容した停止解除情報通信信号を受信した管理サーバユニットSVの動作は、図5を用いて次に後述される。
次に、管理サーバユニットSVにおける、監視機能の停止および解除に関する動作につて説明する。一方、監視機能の停止および解除に関し、管理サーバユニットSVは、図5において、SV通信IF部13によって通信信号を受信すると(S11)、SV制御処理部11は、この受信した通信信号が前記停止解除情報通信信号であるか否かを判定する(S12)。この判定の結果、前記受信した通信信号が前記停止解除情報通信信号ではない場合(No)には、管理サーバユニットSVは、この監視機能の停止および解除に関する動作を終了し、前記判定の結果、前記受信した通信信号が前記停止解除情報通信信号である場合(Yes)には、管理サーバユニットSVは、次の処理S13を実行する。
この処理S13では、管理サーバユニットSVは、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されている監視機能停止解除情報が監視機能停止情報であるか監視機能非停止情報であるかを判定する。この判定の結果、監視機能停止情報である場合(停止)には、管理サーバユニットSVは、次の処理S14を実行する。一方、前記判定の結果、監視機能非停止情報である場合(解除)には、管理サーバユニットSVは、次の処理S15を実行する。
この処理S14では、管理サーバユニットSVは、監視機能停止処理部112によって、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されていた検知IDに対応する検知ユニットSUに関する監視機能を停止し、停止解除情報処理部113によって、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されていた検知IDに対応し停止解除情報記憶部121に記憶され監視機能情報テーブルBTに登録されている監視機能停止解除情報を、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されていた監視機能停止情報で更新して停止解除情報記憶部121に記憶し、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されていた検知IDに対応する検知ユニットSUに関する監視機能を停止した旨を各携帯端末ユニットTA等に報知するために、監視機能停止処理部112によって、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されていた検知IDおよび当該検知IDに対応する検知ユニットSUに関する監視機能を停止した旨を表す情報を収容した通信信号(監視機能停止端末報知通信信号)を同報通信し、この監視機能の停止および解除に関する動作を終了する。監視機能停止処理部112は、例えば、前記検知結果通信信号をネットワークNWを介して検知ユニットSUから受信した場合に実行される上述の検知結果通信信号の同報通信を停止することで監視機能の停止を行う。また、前記監視機能停止端末報知通信信号を受信することで、携帯端末ユニットTA等は、前記監視機能の停止に関し、最新の状況を保持できる。
この処理S15では、管理サーバユニットSVは、監視機能停止処理部112によって、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されていた検知IDに対応する検知ユニットSUに関する監視機能の停止を解除(監視機能を稼働、監視機能の停止から復帰)し、停止解除情報処理部113によって、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されていた検知IDに対応し停止解除情報記憶部121に記憶され監視機能情報テーブルBTに登録されている監視機能停止解除情報を、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されていた監視機能非停止情報で更新して停止解除情報記憶部121に記憶し、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されていた検知IDに対応する検知ユニットSUに関する監視機能の停止を解除した旨を各携帯端末ユニットTA等に報知するために、監視機能停止処理部112によって、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されていた検知IDおよび当該検知IDに対応する検知ユニットSUに関する監視機能の停止を解除した旨を表す情報を収容した通信信号(監視機能停止解除端末報知通信信号)を同報通信し、この監視機能の停止および解除に関する動作を終了する。監視機能停止処理部112は、例えば、前記検知結果通信信号をネットワークNWを介して検知ユニットSUから受信した場合に実行される上述の検知結果通信信号の同報通信を実行(再開)することで監視機能の停止の解除を行う。また、前記監視機能停止解除端末報知通信信号を受信することで、携帯端末ユニットTA等は、前記監視機能の停止に関し、最新の状況を保持できる。
次に、管理サーバユニットSVにおける、監視機能の停止の自動解除に関する動作について説明する。上述の処理S14で監視機能が停止されると、管理サーバユニットSVは、監視機能停止処理部112によって、前記受信した前記停止解除情報通信信号に収容されていた検知IDに対応付けたタイマーをリセットしてスタートする(S21)。
次に、管理サーバユニットSVは、監視機能停止処理部112によって、スタート中のタイマーがタイムアップしているか否かを判定する(S22)。この判定の結果、タイムアップしていない場合(No)には、管理サーバユニットSVは、処理を処理S22に戻し、一方、タイムアップしている場合(Yes)には、管理サーバユニットSVは、次の処理S23を実行する。
この処理S23では、タイムアップしたタイマーに対応する検知IDを持つ検知ユニットSUに関する監視機能が既に解除されているか否かを、SV記憶部12の停止解除情報記憶部121に記憶されている監視機能情報テーブルTBを参照することによって、判定する。この判定の結果、既に解除されている場合(Yes)には、管理サーバユニットSVは、この監視機能の停止の自動解除に関する動作を終了し、一方、既に解除されていない場合(停止である場合)(No)には、管理サーバユニットSVは、次の処理S24を実行する。
この処理S24では、管理サーバユニットSVは、タイムアップしたタイマーに対応する検知IDを持つ検知ユニットSUに関する監視機能の停止を解除し、この監視機能の停止の自動解除に関する動作を終了する。より具体的には、管理サーバユニットSVは、上述の処理S15と同様に、監視機能停止処理部112によって、タイムアップしたタイマーに対応する検知IDに対応する検知ユニットSUに関する監視機能の停止を解除(監視機能を稼働、監視機能の停止から復帰)し、停止解除情報処理部113によって、タイムアップしたタイマーに対応する検知IDに対応し停止解除情報記憶部121に記憶され監視機能情報テーブルBTに登録されている監視機能停止解除情報を、監視機能非停止情報で更新して停止解除情報記憶部121に記憶し、この監視機能の停止の自動解除に関する動作を終了する。監視機能停止処理部112は、例えば、前記検知結果通信信号をネットワークNWを介して検知ユニットSUから受信した場合に実行される上述の検知結果通信信号の同報通信を実行(再開)することで監視機能の停止の解除を行う。
以上説明したように、被監視者監視装置の一例である被監視者監視システムMSおよびこれに実装された被監視者監視方法は、監視機能停止処理部112を備えるので、必要に応じて、前記監視機能を停止でき、被監視者Ob以外の者に対する誤監視を低減できる。例えば清掃者等が被監視者Obの居場所に入る等の場合に、前記監視機能を停止できるから、このような場合における誤監視による安否確認を促す発報が行われず、誤発報に伴う例えば看護師等の監視者に生じる無駄な手間が防止できる。
なお、前記特許文献1には、モニタに表示されるカメラの撮像映像に対して、患者の判別を不可能とするための判別不可処理を実施する判別不可処理部が開示されているが、この判別不可処理部は、患者のプライバシーを保護するために、カメラの撮像映像をモザイク処理したり、カメラの撮像映像をマスキング処理したりするものであり、監視機能を停止するものではない。
被監視者監視装置の一例である被監視者監視システムMSおよびこれに実装された被監視者監視方法は、検知ユニットSU(検知ID)ごとに、前記監視機能の停止か否かを表す監視機能停止解除情報を受け付ける停止解除情報受付部をさらに備えるので、前記複数の検知ユニットSU(検知ID)ごとにきめ細かく前記監視機能の停止か否かを設定できる。なお、被監視者監視システムMSにとって携帯端末ユニットTAが、上述したように、後記停止解除情報受付部の一例に相当し、管理サーバユニットSVにとってSV通信IF部13が、上述したように、後記停止解除情報受付部の一例に相当する。また、管理サーバユニットSVがSV入力部14を備える場合には、このSV入力部14が、後記停止解除情報受付部の一例に相当しても良い。
被監視者監視装置の一例である被監視者監視システムMSおよびこれに実装された被監視者監視方法は、前記監視機能を停止した後、所定の時間の経過後に、前記監視機能の停止を自動的に解除するので、前記監視機能の停止の解除を受け付けなかった場合でも、前記監視機能を自動的に復帰でき、被監視者Obの監視を自動的に再開できる。
なお、上述の実施形態において、監視機能停止処理部112は、複数の検知ユニットSUをグループ分けしたグループごとに前記監視機能を停止するように、構成されて良い。そして、このような場合に、前記停止解除情報受付部(携帯端末ユニットTAやSV通信IF部13)は、前記グループごとに、前記監視機能停止解除情報を受け付けるように、構成されて良い。
より具体的には、上述の実施形態において、複数の検知ユニットSU(検知ID)は、第1集団としてグループ分けされており、停止解除情報記憶部121は、検知ユニットSU(検知ID)の属する第1集団のグループG1を特定し識別するための第1グループ識別子(第1グループID)を検知IDに対応付けてさらに記憶する。より詳しくは、上述では、監視機能情報は、監視機能情報テーブルTBに登録されて停止解除情報記憶部121に記憶されるので、例えば、監視機能情報テーブルTBは、検知IDフィールド1211、配設場所フィールド1212および停止解除情報フィールド1213に加えて、図3に破線で示すように、検知IDフィールドに登録された検知IDに対応する検知ユニットSUの属する第1集団のグループにおける第1グループIDを登録する第1グループIDフィールド1214をさらに備える。このような監視機能情報テーブルTBを記憶することで、停止解除情報記憶部121は、第1グループIDを記憶する。なお、図3に示す例では、第2および第3検知ユニットSU−2、SU−3は、同一のグループG1−1に属し、そして、第4および第5検知ユニットSU−4、SU−5は、同一のグループG1−2に属し、第2および第3検知ユニットSU−2、SU−3のグループG1−1と第4および第5検知ユニットSU−4、SU−5のグループG1−2とは、互いに異なる。そして、前記停止解除情報受付部は、外部から第1グループIDおよび前記第1グループIDに前記検知IDを介して対応付けられた前記検知ユニットSUに関する前記監視機能の停止か否かを表す第1グループ監視機能停止解除情報をさらに受け付け、停止解除情報処理部113は、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第1グループIDに前記検知IDを介して対応し停止解除情報記憶部121に記憶され監視機能情報テーブルTBに登録されている前記監視機能停止解除情報を、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第1グループ監視機能停止解除情報で更新して停止解除情報記憶部121に記憶し、監視機能停止処理部112は、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第1グループIDに前記検知IDを介して対応する検知ユニットSUの監視機能の停止か否かを、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第1グループ監視機能停止解除情報で制御する。
図9は、この変形形態において、前記携帯端末ユニットにおける画面の一例を示す図である。一方、グループごとに前記監視機能の停止および解除の別を受け付け可能とするために、この変形形態では、ユーザが見守り一時停止ボタン4513を操作し、TA監視処理部412は、このユーザによる見守り一時停止ボタン4513の操作を受け付けると、管理サーバユニットSVに前記監視機能情報要求通信信号を送信し、停止解除情報記憶部121の監視機能情報テーブルTBを参照した管理サーバユニットSVから前記監視機能情報(検知ID、この検知IDに対応付けられた監視機能停止解除情報、この検知IDに対応付けられた検知ユニットSUの配設場所情報、および、この検知IDに対応付けられた検知ユニットSUの第1グループID)を収容した監視機能情報返信通信信号を受信すると、この受信した監視機能情報返信通信信号の前記監視機能情報に基づいて、図8Bに示す監視機能停止解除画面452aに代え、図9に示す監視機能停止解除画面452bをTA表示部46に表示する。この監視機能停止解除画面452bは、図8Bに示す監視機能停止解除画面452aの監視リスト4521に、さらに、第1グループIDごとに、前記第1グループIDに前記検知IDを介して対応付けられた前記検知ユニットSUに関する前記第1グループ監視機能停止解除情報を表示する第1グループ停止解除情報表示欄45214を備える。そして、ユーザの操作入力によってグループごとに前記監視機能の停止および解除の別が、携帯端末ユニットTAに仮入力され、第1グループ停止解除情報表示欄45214は、この仮入力状態も表示する。より具体的には、ユーザは、タッチパネルにおいて、グループごとに前記監視機能の停止および解除の別を切り換えたい第1グループ監視機能停止解除情報を表示している第1グループ停止解除情報表示欄45214の表示行をタップする。このタップを受け付けると、TA監視処理部412は、監視リスト4521における前記タップされた表示行の表示色を変え(例えば緑色表示から赤色点滅表示へ変え)、グループごとの前記監視機能の停止および解除の別が仮入力状態であることを表示する。そして、ユーザが一時停止ボタン4525または見守りボタン4524を操作し、TA監視処理部412は、このユーザによる一時停止ボタン4525または見守りボタン4524の操作を受け付けると、TA監視処理部412は、管理サーバユニットSVに、第1グループIDおよび前記第1グループIDの第1グループ監視機能停止解除情報を収容した停止解除情報通信信号を送信し、処理を終了する。
そして、管理サーバユニットSVは、SV通信IF部13によって、第1グループIDおよび前記第1グループIDの第1グループ監視機能停止解除情報を収容した停止解除情報通信信号を受信し、上述のように、停止解除情報処理部113によって監視機能情報テーブルTB更新し、監視機能停止処理部112によって、第1グループごとに前記監視機能を停止する。
このような被監視者監視装置の一例である被監視者監視システムMSおよびこれに実装された被監視者監視方法は、前記グループに属する複数の検知ユニットSU(第1グループID)を纏めて前記監視機能を停止できる。また、被監視者監視装置の一例である被監視者監視システムMSおよびこれに実装された被監視者監視方法は、前記グループごとに纏めて前記監視機能の停止か否かを設定できる。特に、前記グループに属する複数の検知ユニットSU(第1グループID)を纏めて前記監視機能の停止か否かを設定できるので、前記検知ユニットSU(検知ID)ごとに設定する場合に比べて、前記設定の手間を軽減できる。
また、このような観点から、監視機能停止処理部112は、複数の第1集団のグループをさらに第2集団のグループとしてグループ分けしたグループごとに前記監視機能を停止するように、構成されても良い。より具体的には、上述において、前記第1集団のグループは、複数であって、前記複数の第1集団のグループは、第2集団としてさらにグループ分けされており、停止解除情報記憶部121は、前記グループの属する第2集団のグループを特定し識別するための第2グループ識別子(第2グループID)を検知IDに対応付けてさらに記憶する。より詳しくは、例えば、監視機能情報テーブルTBは、検知IDフィールド1211、配設場所フィールド1212および停止解除情報フィールド1213に加えて、図3に破線で示すように、上述の第1グループIDフィールドおよび検知IDフィールドに登録された検知IDに対応する検知ユニットSUの属する第2集団のグループにおける第2グループIDを登録する第2グループIDフィールド1215をさらに備える。このような監視機能情報テーブルTBを記憶することで、停止解除情報記憶部121は、第2グループIDを記憶する。そして、前記停止解除情報受付部は、外部から第2グループIDおよび前記第2グループIDに検知IDを介して対応付けられた検知ユニットSUに関する前記監視機能の停止か否かを表す第2グループ監視機能停止解除情報をさらに受け付け、停止解除情報処理部113は、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第2グループIDに前記検知IDを介して対応し停止解除情報記憶部121に記憶されている監視機能停止解除情報を、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第2グループ監視機能停止解除情報で更新して停止解除情報記憶部121に記憶し、監視機能停止処理部112は、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第2グループIDに前記検知IDを介して対応する検知ユニットSUの監視機能の停止か否かを、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第2グループ監視機能停止解除情報で制御する。
また、上述の実施形態では、前記検知結果通信信号をネットワークNWを介して検知ユニットSUから受信した場合に実行される上述の検知結果通信信号の同報通信を停止することで前記監視機能が停止されたが、これに限定するものではない。例えば、検知ユニットSUが被監視者Obを検知する検知動作を停止することで、前記監視機能が停止されて良く、また、検知ユニットSUが被監視者Obの状態(状況)を判定する判定動作を停止することで、前記監視機能が停止されて良い。これによって検知ユニットSUの省電力化が図れ、また、ネットワークNWの通信トラフィックが低減できる。また例えば、検知ユニットSUが管理サーバユニットSVへの前記検知結果通信信号の送信を停止することで、前記監視機能が停止されて良い。これによってネットワークNWの通信トラフィックが低減できる。また例えば、監視機能を停止した検知ユニットSUの検知IDを含む前記検知結果通信信号をネットワークNWを介して検知ユニットSUから受信した場合に実行される上述の検知結果通信信号の同報通信を、前記検知結果通信信号が監視機能を停止した検知ユニットSUの検知IDを含む場合に、固定端末ユニットSPおよび携帯端末ユニットTAが通知に対し反応しないこと、例えば検知結果の表示を行わないなどで、前記監視機能が停止されて良い。この手法は、検知ユニットSUや管理サーバユニットSV等が特段の処理を実施することなく、携帯端末ユニットTAのみの対応で前記監視機能の停止をシンプルに実現できる。
なお、被監視者Obの状態(状況)の判定を、今回サンプリングされた前記体動センサの出力および前記画像センサの出力だけでなく、今回よりも過去にサンプリングされた前記体動センサの出力および前記画像センサの出力も用いる場合、すなわち、履歴を参照しながら判定する場合、前記検知動作の停止や判定動作の停止によって前記監視機能を停止すると、前記判定の精度が落ちてしまうが、上述の各ケース(同報通信の停止を含む)で前記監視機能が停止される場合、前記体動センサの出力および前記画像センサの出力は、遮断されないので、前記判定の精度が落ちることを防止できる。
また、上述の実施形態では、被監視者監視システムMSは、管理サーバユニットSVの情報処理量の軽減を図るために、検知ユニットSUが被監視者Obの状態(状況)を判定するように構成されたが、管理サーバユニットSVが検知ユニットSUから例えば前記体動センサの出力および前記画像センサの出力を受信して被監視者Obの状態(状況)を判定するように構成されても良い。
本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
一態様にかかる被監視者監視装置は、監視対象である被監視者の所定の行動を検知して通知する監視機能を停止する監視機能停止処理部を備える。好ましくは、他の一態様では、被監視者監視装置は、前記被監視者を検知する複数の検知部と、前記検知部を特定し識別するための検知識別子、および、前記検知識別子に対応付けられ前記検知識別子に対応付けられた前記検知部に関する前記監視機能の停止か否かを表す監視機能停止解除情報、を記憶する停止解除情報記憶部と、外部から前記検知識別子および前記監視機能停止解除情報を受け付ける停止解除情報受付部と、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記検知識別子に対応し前記停止解除情報記憶部に記憶されている前記監視機能停止解除情報を、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記監視機能停止解除情報で更新して前記停止解除情報記憶部に記憶する停止解除情報処理部と、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記検知識別子に対応する前記検知部の監視機能の停止か否かを、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記監視機能停止解除情報で制御する監視機能停止処理部とを備える。好ましくは、上述の被監視者監視装置において、前記監視機能停止解除情報は、前記監視機能の停止を表す監視機能停止情報および前記監視機能の停止の解除(すなわち、監視機能の実行中、監視機能の稼働中)を表す監視機能非停止情報を含む。
このような被監視者監視装置は、監視機能停止処理部を備えるので、必要に応じて、前記監視機能を停止でき、被監視者以外の者に対する誤監視を低減できる。
他の一態様では、上述の被監視者監視装置において、前記監視機能の停止は、前記通知の停止である。
このような被監視者監視装置は、精度を落とすことなく、監視機能を停止できる。
他の一態様では、上述の被監視者監視装置において、前記被監視者の所定の行動を検知する検知ユニットを有し、前記監視機能の停止は、前記検知ユニットの検知動作または判定動作の停止である。
このような被監視者監視装置は、検知ユニットの省電力化を図ることができる。
他の一態様では、上述の被監視者監視装置において、前記被監視者の所定の行動を検知する検知ユニットを有し、前記監視機能の停止は、前記検知ユニットからの検知情報の通知の停止である。
このような被監視者監視装置は、通信トラフィックを低減できる。
他の一態様では、上述の被監視者監視装置において、前記被監視者の所定の行動を検知する検知ユニットからの信号を受信する管理サーバをさらに有し、前記監視機能の停止は、前記管理サーバからの検知情報の通知の停止である。
このような被監視者監視装置は、通信トラフィックを低減できる。
他の一態様では、上述の被監視者監視装置において、前記通知を受信する端末ユニットをさらに有し、前記監視機能の停止は、前記端末ユニットが前記通知に対し反応しないことである。
このような被監視者監視装置は、検知ユニットや管理サーバユニット等が特段の処理を実施することなく、受信側の携帯端末ユニットのみの対応で前記監視機能の停止をシンプルに実現できる。
他の一態様では、これら上述の被監視者監視装置において、前記被監視者の前記所定の行動を検知する複数の検知ユニットを備え、前記監視機能停止処理部は、前記複数の検知ユニットをグループ分けしたグループごとに前記監視機能を停止する。好ましくは、他の一態様では、上述の被監視者監視装置において、前記複数の検知部は、第1集団としてグループ分けされており、前記停止解除情報記憶部は、前記検知部の属する第1集団のグループを特定し識別するための第1グループ識別子を前記検知識別子に対応付けてさらに記憶し、前記停止解除情報受付部は、外部から前記第1グループ識別子および前記第1グループ識別子に前記検知識別子を介して対応付けられた前記検知部に関する前記監視機能の停止か否かを表す第1グループ監視機能停止解除情報をさらに受け付け、前記停止解除情報処理部は、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第1グループ識別子に前記検知識別子を介して対応し前記停止解除情報記憶部に記憶されている前記監視機能停止解除情報を、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第1グループ監視機能停止解除情報で更新して前記停止解除情報記憶部に記憶し、前記監視機能停止処理部は、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第1グループ識別子に前記検知識別子を介して対応する前記検知部の監視機能の停止か否かを、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第1グループ監視機能停止解除情報で制御するものである。
このような被監視者監視装置は、前記グループに属する複数の検知部を纏めて前記監視機能を停止できる。
このような観点から、好ましくは、他の一態様では、上述の被監視者監視装置において、前記グループは、複数であって、前記複数のグループは、第2集団としてグループ分けされており、前記停止解除情報記憶部は、前記グループの属する第2集団のグループを特定し識別するための第2グループ識別子を前記検知識別子に対応付けてさらに記憶し、前記停止解除情報受付部は、外部から前記第2グループ識別子および前記第2グループ識別子に前記検知識別子を介して対応付けられた前記検知部に関する前記監視機能の停止か否かを表す第2グループ監視機能停止解除情報をさらに受け付け、前記停止解除情報処理部は、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第2グループ識別子に前記検知識別子を介して対応し前記停止解除情報記憶部に記憶されている前記監視機能停止解除情報を、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第2グループ監視機能停止解除情報で更新して前記停止解除情報記憶部に記憶し、前記監視機能停止処理部は、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第2グループ識別子に前記検知識別子を介して対応する前記検知部の監視機能の停止か否かを、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記第2グループ監視機能停止解除情報で制御するものである。
他の一態様では、これら上述の被監視者監視装置において、前記検知ユニットごとおよび前記グループごとのうちの少なくとも一方で、前記監視機能の停止か否かを表す監視機能停止解除情報を受け付ける停止解除情報受付部をさらに備え、前記監視機能停止処理部は、前記停止解除情報受付部で受け付けた前記監視機能停止解除情報に応じて前記監視機能の停止か否かを制御する。
このような被監視者監視装置は、停止解除情報受付部を備えるので、前記複数の検知部ごとに受け付け可能に構成されている場合には、前記複数の検知部ごとにきめ細かく前記監視機能の停止か否かを設定でき、前記グループごとに受け付け可能に構成されている場合には、前記グループごとに纏めて前記監視機能の停止か否かを設定できる。特に、前記グループごとに受け付け可能に構成されている場合には、上記被監視者監視装置は、前記グループに属する複数の検知部を纏めて前記監視機能の停止か否かを設定できるので、前記検知部ごとに設定する場合に比べて、前記設定の手間を軽減できる。
他の一態様では、これら上述の被監視者監視装置において、前記監視機能停止処理部は、前記監視機能を停止した後、所定の時間の経過後に、前記監視機能の停止を解除する。好ましくは、他の一態様では、これら上述の被監視者監視装置において、前記停止解除情報処理部は、前記監視機能を停止した後、所定の時間の経過後に、前記監視機能を停止した前記検知部に前記検知識別子を介して対応し前記停止解除情報記憶部に記憶されている前記監視機能停止解除情報を、前記監視機能停止解除情報の1つである、前記監視機能の停止の解除を表す監視機能非停止情報に更新して前記停止解除情報記憶部に記憶し、前記監視機能停止処理部は、前記監視機能を停止した後、所定の時間経過後に、前記監視機能を停止した前記検知部の前記監視機能の停止を解除するものである。
このような被監視者監視装置は、前記監視機能を停止した後、所定の時間の経過後に、前記監視機能の停止を自動的に解除するので、前記監視機能の停止の解除を受け付けなかった場合でも、前記監視機能を自動的に復帰でき、被監視者の監視を自動的に再開できる。
他の一態様にかかる被監視者監視方法は、監視対象である被監視者の所定の行動を検知する検知ステップと、前記検知の結果を通知する通知ステップと、前記検知ステップおよび前記通知ステップのうちの少なくともいずれか一方を停止する監視機能停止処理ステップを備える。
このような被監視者監視方法は、監視機能停止処理ステップを備えるので、必要に応じて、前記被監視者の監視を停止でき、被監視者以外の者に対する誤監視を低減できる。
この出願は、2015年3月26日に出願された日本国特許出願特願2015−65287を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。