JP2002014912A - メモリ制御方法、データ受信装置、データ送受信方法およびデータ送受信システム - Google Patents

メモリ制御方法、データ受信装置、データ送受信方法およびデータ送受信システム

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JP2002014912A
JP2002014912A JP2001125381A JP2001125381A JP2002014912A JP 2002014912 A JP2002014912 A JP 2002014912A JP 2001125381 A JP2001125381 A JP 2001125381A JP 2001125381 A JP2001125381 A JP 2001125381A JP 2002014912 A JP2002014912 A JP 2002014912A
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Kohei Nakanishi
広平 仲西
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ストリーミングデータのRAMへの書き込み、
及びRAMからの読み出しを工夫して、RAMのコスト
及びサイズ面の負担を増やさずに、ストリーミングデー
タの処理を効率よくするRAMの制御方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】RAM(ランダムアクセスメモリ)を論理
的に二面分割し、読み出し及び書き込み処理をそれそれ
独立させ、次ページが空いた場合、論理的分割RAMが
所有するモジュールの空きを通知することにより、その
内の一面にデータを書き込み、別の一面からデータを読
み出しと交互に面を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、携帯端
末装置などの電子機器の内部に設けられるRAM(Ra
ndom Access Memory)へのストリー
ミングデータ等のデータの書き込み/読み出しの制御方
法、ストリーミングデータ等を受信して処理するデータ
受信装置、ストリーミングデータ等を送受信する場合の
データ送受信方法、ストリーミングデータ等を送受信す
るデータ送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】音声データやMIDI(Musical
Instrument Digital Inter
face)データなどのストリーミングデータは、これ
を恒久的に保持する保存用メモリから暫定的に保持する
処理用メモリヘ転送して処理が行われる。すなわち、ス
トリーミングデータは、そのデータ量が大きいために、
1つの楽曲などの1まとまりのデータの全部を処理用メ
モリに書き込んだ後にこれを処理するのではなく、1ま
とまりのデータを処理用メモリに書き込みながら、これ
を当該処理用メモリから読み出して処理することによ
り、遅滞なく、しかも途切れることなく再生する必要の
あるものである。
【0003】一般的に言って、データを処理するCPU
(Central Processing Unit)
の処理能力を理由に保存用メモリを所有するモジュール
と処理用メモリを所有するモジュールとが異なる場合が
多い。これは、ストリーミングデータの再生に関する処
理までを1つのCPUで行なうようにした場合には、そ
の1つのCPUにかかる負荷が大きくなってしまい好ま
しくないためである。
【0004】そして、処理用メモリはRAMを使用する
が、コスト面、サイズ面を考慮すると莫大な容量のRA
Mを搭載することは困難である。また、保存用メモリか
らのデータの読み出しと、処理用メモリへのデータの書
き込みとが、別モジュールで行われるので、両モジュー
ル間において処理のタイミングを合わせなければならな
いなど、ストリーミングデータを処理するには工夫が必
要である。
【0005】従来、ストリーミングデータを処理するた
めに異なるモジュール間のデータ転送はいわゆるリング
バッファ制御方式が用いられて行われていた。このリン
グバッファ制御方式は、1つの処理用メモリをリング状
に形成されたバッファメモリとみなし、その処理用メモ
リいっぱいにデータを書き込んだときには、その処理用
メモリの先頭からデータを上書きするようにするととも
に、その処理用メモリへのデータの書き込みと、その処
理用メモリからのデータの読み出しとをタイミングを異
ならせて行なうようにするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のリングバッファ
制御方式の場合には、バッファメモリとして用いられる
処理用メモリへのデータの書き込みタイミングを当該処
理用メモリの空きに応じて制御しなければならないの
で、処理用メモリの空き容量を正確に逐一計算する必要
がある。このように、リングバッファ制御方法の場合に
は、処理用メモリの空き管理を行なう処理が入るため
に、当該処理用メモリが搭載されたモジュールにおける
処理効率が著しく低下する。
【0007】また、処理用メモリを有するモジュールと
は異なるモジュールであって、保存用メモリを有するモ
ジュールにおいての当該保存用メモリからのデータの読
み出しについても、処理用メモリの空きに応じて制御し
なければならない。つまり、処理用メモリの空きに応じ
て、保存用メモリを有するモジュールと、処理用メモリ
を有するモジュールとにおいて行なわれる処理のタイミ
ングを合わせなければないので、両モジュールの制御が
複雑になってしまう。
【0008】以上のことにかんがみ、この発明は、上記
問題点を一掃し、ストリーミングデータ等のデータの処
理を効率よく行なうことが可能なメモリ制御方法、デー
タ受信装置、データ送受信方法、データ送受信システム
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明のメモリ制御方法は、処理用
のメモリの記憶領域を論理的に二面に分割することによ
り、前記二面について読み出し用と書き込み用とに役割
を二分するようにし、前記二面のうちの一方の面にデー
タを書き込んでいるときには、前記二面のうちの他方の
面からデータを読み出すようにし、前記一方の面へのデ
ータの書き込みを終えたときには、前記他方の面からの
データの読み出しが終了するまでデータの書き込みを停
止するようにし、前記一方の面へのデータの書き込みを
終えた後であって、前記他方の面からのデータの読み出
しを終えたときには、前記一方の面からのデータの読み
出しを行なうとともに、前記他方の面に対して、データ
の書き込みを再開するようにして、前記二面のそれぞれ
の役割を交互に換えることを特徴とする。
【0010】この請求項1に記載の発明のメモリ制御方
法によれば、処理用メモリを論理的に二面分割し、デー
タの書き込み処理、及び、読み出し処理をそれぞれ独立
して異なる面に対して行なう。そして、一方の面に対し
てデータの書き込みが終了したときには、他方の面から
のデータの読み出しが終了するまで待ち状態となり、当
該他方の面からのデータの読み出しが終了した場合に、
データの書き込み面と、データの読み出し面とを換え
る。つまり、二分割されたそれぞれの面に割り当てられ
た役割を交換するようにする。
【0011】このように処理用メモリについて2面管理
を行なうことにより、処理用メモリの空き容量をまった
く管理する必要がなく、処理用メモリに対するデータの
書き込み/読み出しの制御アルゴリズムが単純なものと
することができる。そして、処理用メモリを有するモジ
ュールのデータ処理の効率を向上させることができる。
【0012】また、請求項2に記載の発明のメモリ制御
方法は、請求項1に記載のメモリ制御方法であって、デ
ータの書き込みに応じて変化し、データの書き込み位置
を示す書き込み指示子を前記二面のそれぞれに対して設
け、データの読み出しに応じて変化し、データの読み出
し位置を示す1つの読み出し指示子を設け、当該読み出
し指示子を前記二面で共用するようにし、データが読み
出されている面の前記書き込み指示子が示す位置と、前
記読み出し指示子が示す位置とが一致した場合に、当該
面からのデータの読み出しが終了したと判別するように
することを特徴とする。
【0013】この請求項2に記載の発明のメモリ制御方
法によれば、処理メモリ上の書き込み位置を示す書き込
み指示子は、分割されて形成されたに二面のそれぞれに
対して1つづつ設けられ、また、処理メモリ上の読み出
し位置を示す読み出し指示子は、各面で共用するように
1つだけ設けられる。
【0014】そして、データの書き込みが終了した処理
メモリ上の面において、当該面の書き込み指示子が示す
位置は、データの書き込み終了位置を示していることに
なる。したがって、データの書き込みが終了した後にデ
ータの読み出しが行なわれている面の書き込み終了指示
子が示す位置と、読み出し指示子が示す位置とが一致し
た場合には、当該面からのデータの読み出しが終了した
と簡単に判別することができる。
【0015】このように、処理用メモリの記憶領域に形
成するようにされた二面のそれぞれに設けられる書き込
み指示子と、2面で共用される読み出し指示子とを用い
ることによって、各面の役割の切り換えタイミングを確
実に、かつ、簡単に検知することができる。
【0016】また、請求項3に記載の発明のメモリ制御
方法は、請求項2に記載のメモリ制御方法であって、デ
ータが読み出されていた前記面からのデータの読み出し
が終了したと判別した場合に、データが読み出されてい
た当該面の書き込み指示子を当該面の先頭に位置付ける
とともに、前記読み出し指示子を、データの書き込みが
行なわれていた他の面の先頭に位置付けることにより、
前記二面の役割を換えることを特徴とする。
【0017】この請求項3に記載の発明のメモリ制御方
法によれば、データの読み出しが行なわれていた面から
のデータの読み出しが終了した後においては、データの
書き込みが行なわれていた面の先頭に読み出し指示子が
位置付けられ、データの読み出しを行なっていた面(デ
ータの読み出しが終了した面)の先頭に書き込み指示子
が位置付けられることによって、分割した二面のそれぞ
れの役割を簡単に切り換えることができる。
【0018】このように、処理用メモリの記憶領域に形
成するようにされた二面のそれぞれに設けられる書き込
み指示子と、2面で共用される読み出し指示子とを用い
ることによって、処理用メモリの記憶領域を分割するこ
とにより形成された面のそれぞれの役割の切り換えを簡
単に行なうことができる。
【0019】また、請求項4に記載の発明のメモリ制御
方法は、請求項1、請求項2または請求項3に記載のメ
モリ制御方法であって、前記二面の役割が入れ換えられ
たときには、これを前記データの送信元に通知すること
を特徴とする。
【0020】この請求項4に記載の発明のメモリ制御方
法によれば、二面分割された処理用メモリの各面の役割
が切り換えられた場合には、データの読み出しが終わ
り、データの書き込みが可能となった面が発生したこと
を意味するので、これをデータの送信元に通知する。
【0021】これにより、データの送信元は、停止させ
たデータの送信の再開タイミングを確実かつ正確にし
り、適正なタイミングで停止するようにしたデータの送
信を再開することができるようにされる。つまり、デー
タの送信元と受信先の処理のタイミングを合わせること
が簡単にできるようにされる。
【0022】また、請求項5に記載の発明のメモリ制御
方法は、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4
に記載のメモリ制御方法であって、前記データの書き込
みを停止した場合に、これを前記データの送信元に通知
することを特徴とする。
【0023】この請求項5に記載の発明のメモリ制御方
法によれば、処理用メモリの記録領域を分割することに
より形成するようにされた二面のうちの一方の面へのデ
ータの書き込みが終了した場合に、これがデータの送信
元に通知される。
【0024】これにより、データの書き込みが終了し、
データの書き込みが可能な面が空いていない場合に、デ
ータの書き込みを停止したことを確実にデータの送信元
に通知し、データの送信元からの送信を適正なタイミン
グで確実に停止させるようにすることができる。つま
り、データの送信元と受信先の処理のタイミングを合わ
せることが簡単にできるようにされる。
【0025】また、請求項6に記載の発明のメモリ制御
方法は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4また
は請求項5に記載のメモリ制御方法であって、前記メモ
リの書き込み/読み出しの対象となる前記データは、前
記メモリへ書き込まれながら、前記メモリから読み出さ
れて処理するようにされるストリーミグデータであるこ
とを特徴とする。
【0026】この請求項6に記載の発明のメモリ制御方
法によれば、処理用メモリを仮想的に無限容量のメモリ
とするようにすることができるので、音声データやMI
DIデータなどストリーミングデータであっても、これ
を適正に、かつ、迅速に処理することができるようにさ
れる。また、無限長ストリーミングデータを処理するこ
ともできるようにされる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、図を参照しながら、この発
明によるメモリ制御方法、データ受信装置、データ送受
信方法、データ送受信システムの一実施の形態について
説明する。以下に説明する実施の形態においては、この
発明によるメモリ制御方法、データ受信装置を携帯電話
端末に搭載される音声再生処理部に適用した場合を例に
して説明し、また、この発明によるデータ送受信方法、
データ送受信システムを、携帯電話端末とこれに搭載さ
れた音声再生処理部とからなるシステムに適用した場合
を例にして説明する。
【0028】[携帯電話端末について]図1は、この実
施の形態の携帯電話端末を説明するためのブロック図で
ある。この実施の形態の携帯電話端末は、図1に示すよ
うに、通信機能を実現する部分として、送受信アンテナ
1、アンテナ共用器2、受信部3、ベースバンド処理部
4、音声コーデックとし用いられるDSP(Digit
al Signal Processor)5、スピー
カ(受話器)6、マイクロホン(送話器)7、送信部
8、周波数シンセサイザ9を備えている。
【0029】また、音楽などの音声データの再生機能を
実現する部分として、音声再生処理部10やヘッドホン
端子15を備えている。音声再生処理部10は、この実
施の形態の携帯電話端末に対して着脱可能とされた例え
ばカード型のものである。そして、前述もしたように、
この音声再生処理部10が、この発明によるデータ受信
装置、メモリ制御方法が適用された部分である。
【0030】また、図1に示すように、この実施の形態
の携帯電話端末は、各部を制御する制御部20を備えて
いる。制御部20は、図1に示すように、CPU(Ce
ntral Processing Unit)21
と、ROM(Read Only Memory)22
と、RAM(Radom Access Memor
y)23と、EEPROM(Electrically
Erasable and Programmabl
e ROM)24とが、CPUバスを通じて接続されて
形成されたマイクロコンピュータである。
【0031】この制御部20が、メモリから音楽などの
音声データを読み出し、音声再生処理部10に転送する
メインモジュールとしての機能を有している。すなわ
ち、この実施の形態の携帯電話端末の制御部20をメイ
ンモジュールとし、音声再生処理部10をサブモジュー
ルとするデータ送受信システムに、この発明によるデー
タ送受信システム、データ送受信方法が適用されてい
る。
【0032】制御部20を構成するROM22は、CP
U21において実行されるプログラムや、表示用のフォ
ント等の必要となるデータが予め記憶されたものであ
る。また、RAM23は、主に作業領域として用いられ
るものであり、CPU21がプログラム実行中におい
て、必要に応じて計算途中のデータなどを記憶したり、
制御部20と、各部との間でやり取りするデータを一時
記憶したりするなどの場合に用いられる。
【0033】EEPROM24は、携帯電話端末の電源
がオフされても例えば直前の設定条件などを記憶してお
き、次の電源オン時に同じ設定にするような使用方法を
する場合に、それらの設定パラメータを記憶するなどの
ためにもちいられる。すなわち、EEPROM24は、
携帯電話端末の電源がオフにされてもこれに記憶されて
いるデータが消滅してしまうことのない不揮発性メモリ
である。
【0034】また、制御部20には、外部メモリインタ
ーフェース(以下、外部メモリI/Fと言う。)31を
通じて、外部メモリスロット32が接続されている。外
部メモリスロット32は、着脱可能な例えば半導体メモ
リである外部メモリ50の着脱口を備え、これに装着さ
れた外部メモリ50からデータを読み出して制御部20
に供給したり、制御部20からのデータを外部メモリ5
0に記録するリーダ/ライタとしての機能を有するもの
である。
【0035】また、制御部20は、外部インターフェー
ス(以下、外部I/Fと略称する。)33、入出力端子
34を通じて、例えば、パーソナルコンピュータなどの
外部機器との間で、データの送受を行うこともできるよ
うにされている。さらに、制御部20には、キーインタ
ーフェース(以下、キーI/Fと略称する。)35を通
じて、キー操作部36が接続されている。
【0036】キー操作部36は、ダイヤルキー(テンキ
ー)や各種のファンクションキーなどの複数の操作キー
を有するものであり、このキー操作部36の操作キーを
通じて、使用者からの指示入力を受ける。また、 ま
た、制御部20には、LCD(Liquid Crys
tal Display)コントローラ37を通じて、
LCD38が接続されているとともに、リンガ39が接
続されている。
【0037】LCD38には、通信の相手先の電話番号
やその他の必要なガイダンスメッセージなどが表示され
る。また、この実施の形態の携帯電話端末は、インター
ネットに接続可能なものであり、インターネットを通じ
て受信した電子メールやいわゆるWebページなどのテ
キストデータや画像情報を表示することができるととも
に、キー操作部36を通じて入力した送信しようとする
電子メールなどのテキストデータを表示することができ
るものである。リンガ39は、自機への着信を使用者に
通知したり、警告音などを発生させるものである。
【0038】なお、図示しないが、制御部20には、カ
レンダ機能を備えた時計回路が接続されており、LCD
38を通じて、現在日時、曜日、現在時刻などの日付や
時刻に関する情報を使用者に通知するなどのことができ
るようにされている。
【0039】次に、この実施の形態の携帯電話端末の受
信系について説明する。アンテナ1を通じて受信した受
信信号は、アンテナ共用器2を通じて受信部3に供給さ
れる。受信部3は、受信信号が適正なレベルになるよう
に、必要な帯域制限、AGC(Automatic G
ain Control)を行なうとともに、局発部
(周波数シンセサイザ)9からの信号に基づいて、受信
信号の周波数を一定の周波数にするなどの処理を行っ
て、処理後の信号をベースバンド処理部4に供給する。
【0040】ベースバンド処理部4は、受信部3からの
信号をA/D変換し、フェージングなどの影響除去や、
受信した信号の種別判別、デ・インターリーブ、エラー
訂正を行い、適切な復号処理を行って、音声データとそ
の他の通信データとを分離する。そして、音声データ
は、コーデック5に供給され、その他の通信データであ
る、例えば、各種の制御情報や文字データなどは、制御
部20に供給される。
【0041】コーデック5は、ベースバンド処理部4か
らの音声データをD/A変換してアナログ音声信号を形
成し、これをスピーカ6に供給する。スピーカ6は、コ
ーデック5からのアナログ音声信号により駆動され、受
信信号に応じた音声がスピーカ6から放音される。
【0042】一方、ベースバンド処理部4から制御部2
0に供給された通信データは、この携帯電話端末用の制
御データや文字データなどの場合には、制御部20のR
AM23に一時記憶されて、この携帯電話端末において
使用される。また、それ以外の通信データは、例えば、
外部メモリI/F31を通じて、外部メモリスロット3
2に装着された外部メモリに記録されたり、あるいは、
外部I/F33、入出力端子34を通じて、この携帯電
話端末に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部
装置に供給するようにされる。
【0043】次に、この実施の形態の携帯電話端末の送
信系について説明する。マイクロホン7は、収音した音
声をアナログ音声信号に変換し、これをコーデック5に
供給する。コーデック5は、マイクロホン7からのアナ
ログ音声信号をA/D変換して、デジタル音声信号を形
成し、これをベースバンド処理部4に供給する。
【0044】ベースバンド処理部4は、コーデック5か
らのデジタル音声信号を所定の符号化方式で符号化して
圧縮し、所定のブロックにまとめる。またベースバンド
処理部4は、外部入出力端子34、外部I/F33を通
じて携帯電話端末に供給されたデジタルデータを所定の
ブロックにまとめる。ベースバンド処理部4は、圧縮さ
れたデジタル音声信号や外部装置からのデジタルデータ
をまとめ、送信部8に供給する。
【0045】送信部8は、ベースバンド処理部4からの
デジタルデータから変調信号を形成し、この変調信号を
所定の送信周波数に変換するために、変調信号と、周波
数シンセサイザ9からの変換用の信号とを混合して、送
信用変調信号を形成する。この送信部8において形成さ
れた送信用変調信号は、アンテナ共用器2を経由して、
送受信アンテナ1から送信される。
【0046】このような受信系および送信系を備えたこ
の実施の形態の携帯電話端末においては、待ち受け受信
時においては、制御部20は、ベースバンド処理部4か
らの受信信号を監視することにより、自機への着信を検
出する。そして、制御部20は、自機への着信を検出し
た場合には、リンガ39を制御して、呼び出し音(リン
ガ音)を放音するようにして、自機への着信を携帯電話
端末の使用者に通知する。
【0047】そして、携帯電話端末の使用者が、キー操
作部36に設けられているオフフックキーを押下するな
どのオフフック操作を行なうことにより、着信に応答し
た場合には、制御部20は、送信系を通じて、接続応答
を送出するなどして通信回線を接続し、前述したよう
に、受信系、送信系の動作によって通話が可能となる。
【0048】また、この実施の形態の携帯電話端末から
発呼する場合には、キー操作部36のオフフックキーを
押下するなどのオフフック操作を行った後、キー操作部
36のダイヤルキーを通じて、また、予め登録された電
話番号リストから相手先の電話番号を選択することによ
り、ダイヤル動作を行なうようにする。
【0049】これにより、制御部20は、発呼要求を形
成し、送信系を通じて送信することにより、目的とする
相手先の電話端末との間に通信回線を接続するようにす
る。そして、相手先からの着信応答が返信されてきて、
通信回線の接続を確認すると、前述したように、受信
系、送信系の動作によって通話が可能となる。
【0050】次に、この実施の形態の携帯電話端末が備
える音楽などの音声データを再生する音声再生機能につ
いて説明する。なお、音声データとしては、PCM(P
ulse Code Modulation)データ、
MIDIデータ、所定の符号化方式でデータ圧縮された
符号化データなど種々のものがあるが、この実施の形態
の携帯電話端末においては、そのそれぞれを扱うことが
できるものである。
【0051】この実施の形態の携帯電話端末は、インタ
ーネットなどのネットワークを通じて音楽などの音声デ
ータをダウンロードして、EEPROM24や外部メモ
リ50に記録するこことができるようにされている。ま
た、外部機器であるパーソナルコンピュータなどから入
出力端子34、外部I/F33を通じて供給される音楽
などの音声データもまた、EEPROM24や外部メモ
リ50に記録することができるようにされている。
【0052】そして、EEPROM24や外部メモリ5
0に記憶された音声データを再生する場合には、キー操
作部36に設けられた操作キーを操作して、再生する音
声データを選択するとともに、音声データの再生キーを
操作すると、制御部20は、指示された音声データをE
EPROM24あるいは外部メモリ50から指示された
音声データを読み出し、これを音声再生処理部10に供
給する。
【0053】音声再生処理部10は、後述もするよう
に、処理用メモリとしてのRAMを備え、制御部20か
らの音声データをRAMに順次に取り込むとともに、R
AMに取り込まれた音声データを順次に読み出して処理
し、再生することができるようにしている。音声データ
は、そのデータ量が大きいため、音声再生処理部10
は、順次にRAMに取り込むとともに順次に読み出して
処理するいわゆるストリーミング処理を行なうことによ
って、再生処理を滞らせることなく行なうようにしてい
る。
【0054】この音声再生処理部10においての再生処
理により、音声データから形成されたアナログ音声信号
は、ヘッドホン端子15を通じて、これに接続されたヘ
ッドホン(図示せず)に供給され、このヘッドホンを通
じて再生音声を聴取することができるようにされる。
【0055】[制御部20と音声再生処理部10につい
て]次に、制御部20のEEPROM24に記憶されて
いるMIDIデータを音声再生処理部10に供給して再
生する場合を例にして、制御部20、音声再生処理部1
0について詳細に説明する。図2は、図1に示した携帯
電話端末において、音声データの再生処理に関連する部
分を説明するためのブロック図である。
【0056】図2に示すように、図1に示した携帯電話
端末において、EEPROM24に記憶されているMI
DIデータの再生処理に関する部分は、大きく分けると
制御部20と音声再生処理部10である。図2において
は説明を簡単にするため、制御部20において、MID
Iデータの再生に直接関与しない部分については省略し
た。
【0057】また、音声再生処理部10は、図2に示す
ように、外部I/F11、シーケンサ(sequenc
er)としての機能を有するCPU12、詳しくは後述
もするように、論理的二面分割メモリとして用いられる
RAM13(処理用メモリ)、音源14、ヘッドホン端
子(音声信号出力端子)15を備えたものである。この
音声再生処理部10は、前述もしたように、この発明に
よるデータ受信装置およびメモリ制御方法が適用された
部分である。
【0058】また、図2に示すように、制御部20をサ
ブモジュールにMIDIデータを転送するメインモジュ
ールとし、音声再生処理部10をメインモジュールから
の音声データを受信するサブモジュールとしたデータ送
受信システムを構成するようにしている。
【0059】そして、この実施の形態の携帯電話端末の
使用者が、EEPROM24に記憶されているMIDI
データを再生するようにする所定の操作をキー操作部3
6に対して行なうと、制御部20のCPU21は、指示
された音楽のMIDIデータをEEPROM24から読
み出し、これを外部I/F41を通じて音声再生処理部
10に転送(送信)する。
【0060】音声再生処理部10は、制御部20からの
MIDIデータを外部I/F11を通じて受信する。音
声再生処理部10のCPU12は、受信したMIDIデ
ータを論理的二面分割メモリであるRAM13の書き込
み用とされた面(ページ)に書き込むとともに、読み出
し用とされた他方の面(ページ)に既に書き込まれてい
るMIDIデータを読み出して、この読み出したMID
Iデータから音源14を鳴動させるための信号を形成
し、この信号を音源14に供給する。
【0061】音源14は、シーケンサとしてのCPU1
2からの信号に応じたアナログ音声信号を形成し、これ
をヘッドホン端子15を通じて出力する。これにより、
ヘッドホン端子15に接続されたヘッドホンを通じて再
生音声の聴取ができるようにされる。
【0062】そして、サブモジュールとしての音声再生
処理部10においては、処理用メモリであるRAM13
を、図2に示したように、論理的に二面に分割し、この
分割することにより形成した2つの面をページ1、ペー
ジ2というように、別個のメモリとして扱うようにす
る。
【0063】そして、例えば、ページ1をデータの書き
込み用として用いているときには、ページ2をデータの
読み出し用として用い、読み出し用ページであるページ
2からのデータの読み出しが終了したときには、ページ
1を読み出し用として用い、ページ2を書き込み用とし
て用いるというように、その役割を交互に換えるように
する。
【0064】そして、従来のリングバッファ制御方式の
ように、メモリの残量を遂次正確に計算し、これを管理
しなくても、処理用メモリであるRAM13を無限容量
のメモリとして簡単な制御で扱えるようし、さらに、メ
インモジュールとしての制御部20と、サブモジュール
としての音声再生処理部10との処理のタイミング(処
理の同期)をも簡単に合わせることができるようにす
る。
【0065】このようにすることによって、メインモジ
ュールである制御部20のCPU21の負荷を大きくす
ることなく、かつ、サブモジュールである音声再生処理
部10のCPU12の負荷を大きくすることがないよう
にして、ストリーミングデータであるMIDIデータを
その再生処理を滞らせることがないように再生する。
【0066】次に、メインモジュールである制御部部2
0と、サブモジュールである音声再生処理部10とが協
働して行なう論理的二面分割メモリであるRAM13に
対する制御(メモリ制御)について詳細に説明する。図
3、図4、図5は、音声再生処理部10のRAM13に
対するメモリ制御について説明するためのものである。
【0067】前述もしたように、処理用メモリであるR
AM13の記憶領域を論理的に二面に分割し、分割する
ことにより形成するようにしたページ1(第1面)、ペ
ージ2(第2面)のそれぞれにデータの書き込み位置を
示す書き込み指示子であるライトポインタを設けるよう
にする。
【0068】この例において、音声再生処理部10のC
PU12は、ページ1に対しては、ライトポインタWP
1を、ページ2に対しては、ライトポインタWP2を設
けている。また、音声再生処理部10のCPU12は、
データの読み出し位置を示す読み出し指示子として、ペ
ージ1とページ2とで共通に用いる1つのリードポイン
タRPを設けるようにしている。これらライトポインタ
WP1、WP2、リードポインタRPは、この例の場合
には、音声再生処理部10のCPU12により管理され
る。
【0069】図3は、ページ2の記憶領域いっぱいにデ
ータが書き込まれた後、次にページ1に対してデータの
書き込みが行なわれるとともに、ページ2からはデータ
の読み出しが行なわれている場合のRAM13の状態を
示している。図3に示すように、ページ1は、書き込み
中とされ、メインモジュールである制御部20からのデ
ータが順次に書き込まれ、未読み出しデータが増加して
いく。そして、ライトポインタWP1は、データの書き
込みを行なっているページ1上の位置を示す。
【0070】また、ページ2には、その領域いっぱいに
データが書き込まれているので、ライトポインタWP2
は、図3に示すように、ページ2の最後にデータを書き
込んだ位置に位置付けられている。そして、ページ2の
先頭からページ2に記憶されたデータが順次に読み出さ
れてCPU12により再生処理される。このとき、リー
ドポインタRPは、図3に示すように、データを読み出
しているページ2の位置を示す。
【0071】そして、ページ1へのデータの書き込みが
進み、例えば、所定量のデータを音声再生処理部10に
転送したために、ページ1へのデータの書き込みが終了
すると、音声再生処理部10のCPU12は、ページ2
からのデータの読み出し処理が終了したか否かを判断す
る。この判断は、ページ2に位置付けられているリード
ポインタRPが示すページ2上のデータの読み出し位置
が、ページ2のライトポインタWP2が示すデータの書
き込み終了位置と一致したか否かによって判断すること
ができる。
【0072】メインモジュールである制御部20は、ペ
ージ2からのデータの読み出しが処理中であると判断し
た場合には、データの書き込みが可能な空きページがな
いので、データの転送を停止させることにより、図4に
示すように、RAM12へのデータの書き込み処理を停
止させ、IDLE状態とする。この場合、音声再生処理
部10のCPU12は、ページ2からのデータの読み出
し、および、読み出したデータの再生処理を続行する。
そして、制御部20は、ページ2からのデータの読み出
し処理が終了するのを待つ。
【0073】この後、ページ2に位置付けられているリ
ードポインタRPが示すページ2上のデータの読み出し
位置が、ページ2のライトポインタWP2が示すデータ
の書き込み終了位置と一致した場合に、音声再生処理部
10のCPU12は、ページ2からデータの読み出しが
終了したと判断する。
【0074】そして、ページ2からのデータの読み出し
が終了したと判断した場合には、音声再生処理部10の
CPU12は、図5に示すように、リードポインタRP
を既に所定量のデータの書き込みが終了しているページ
1の記憶領域の先頭に位置付けて、ページ1からのデー
タの読み出し、および、読み出したデータの再生処理を
行なうとともに、ページ2のライトポインタWP2をペ
ージ2の記憶領域の先頭に位置付けてメインモジュール
である制御部20からのデータの書き込みをページ2に
対して続行するようにする。
【0075】すなわち、図4に示した状態から図5に示
した状態への遷移は、ページ1の役割とページ2の役割
とが換えられたことを意味する。このページ切り換えの
発生をサブモジュールである音声再生処理部10からメ
インモジュールの制御部20に通知することにより、制
御部20からのデータの転送を再開させる。
【0076】これにより、データのRAM13からのデ
ータの読み出し処理を途切れることなく行なうととも
に、メインモジュールである制御部20からのデータの
RAM13への書き込みを漏れを生じさせることなく行
なうようにすることができる。また、サブモジュールで
ある音声再生処理部10の処理とメインモジュールであ
る制御部20の処理との同期を正確に、しかも簡単に合
わせることができる。
【0077】この図3、図4、図5に示したメモリ制御
についてまとめると以下のようになる。図3は、ページ
1に書き込み、ページ2から読み出し処理を行っている
場合のRAM13の状態を示している。メインモジュー
ルである制御部20は、ページ1への書き込み処理が終
了するとページ2が処理中かどうかを判定し処理中の場
合は書き込み処理を停止させる(図4参照)。書き込み
処理は読み出し処理が次のページに移ったとき、つまり
ページ2の処理が行われてないときにRAM13を所有
するサブモジュールからの通知により再開させる(図5
参照)。
【0078】ページごとにライトポインタを所有するこ
とで、ページのどこまでデータが書き込まれたかを知る
ことが可能で、ライトポインタとリードポインタが一致
した時にリードポインタRPを次のページの先頭にジャ
ンプさせる。これにより、読み出し用ページの切り換え
が可能となる。また、同時に、データの読み出しが終了
したページのライトポインタをそのページの先頭に位置
付けることにより、書き込み用ページの切り換えも可能
となる。
【0079】このようにして、RAM13の記憶領域が
2面に分割されて形成されたページ1とページ2の役割
を交互に切り換えることにより、MIDIデータを途切
れることなく再生処理することができる。また、RAM
13に対するメモリ制御も簡単で、メインモジュールの
処理とサブモジュールの処理とのタイミングのずれが発
生することもない。
【0080】すなわち、この実施の形態においての論理
的二分割RAM使用方法では、書き込み中ページは読み
出しを不可とし、逆に読み出し中ページは書き込みを不
可とする。そして、メインモジュールである制御部20
は、書き込み用ページへのデータの書き込みが完了した
後、ページが空いているかどうかによって、データを転
送し、書き込みを続行するかどうか決める。
【0081】また、サブモジュールである音声再生処理
部10は、データのRAM13への書き込みを停止した
後においても、データの読み出し処理を続行し、読み出
し用ページからのデータの読み出しが終了した時点で、
メインモジュールに対してページが空いていることを通
知する。この通知により、メインモジュールは、データ
の書き込み処理(データのサブモジュールへの転送処
理)を再開させることができる。
【0082】このように処理用メモリとしての論理的二
分割RAM13のページ管理をすることで、メインモジ
ュールである制御部20は、リアルタイムにリードポイ
ンタ、ライトポインタを管理する必要がないため、再生
処理の対象とするMIDIデータの読み出し制御などが
容易となり、その負荷が大きくなることを防止すること
ができる。
【0083】次に、音声再生処理部10に設けられた論
理的二面分割RAM13においてのページの切り換え時
の処理について、図6を用い説明する。図6は、RAM
13に対するページの切り換え情報の処理を説明するた
めの図である。
【0084】図6(A)に示すように、RAM13のペ
ージ1が読み出し用ページとされ、このページ1からデ
ータが読み出されている。また、ページ2が書き込み用
ページとされているが、ページ2に対するデータの書き
込み処理は終了し、既にライトポインタWP2が示す位
置にまでデータが書き込まれた状態で、書き込み処理が
IDLE状態となっているとする。
【0085】ページ1からのデータの読み出しが進み、
図6(A)に示すように、ライトポインタWP1が示す
位置と、リードポインタRPが示す位置とが一致し、ペ
ージ1に書き込んだデータの全部を読み出した場合に
は、音声再生処理部10のCPU12は、メインモジュ
ールである制御部20に対し、リードポインタRPが読
み出し用ページを切り換えたことを通知し、図6(B)
に示すように、リードポインタRPを次のページである
ページ2の先頭に位置付ける。
【0086】そして、音声再生処理部10のCPU12
は、ページ2からのデータの読み出し、および、読み出
したデータの再生処理を行なうとともに、図6(C)に
示すように、ページ1のライトポインタWP1をページ
1の先頭に位置付け、制御部20から転送されてくるデ
ータをページ1に書き込む。
【0087】また、ページ2からのデータの読み出しが
終了したときには、メインモジュールである制御部20
に対し、リードポインタRPが読み出し用ページを切り
換えたことを通知し、リードポインタRPを次のページ
であるページ1の先頭に位置付けてデータの読み出しを
続行し、ページ2のライトポインタ2をページ2の先頭
に位置付けて、ページ2に対して制御部20からのデー
タの書き込みを再開するようにする。このように、音声
再生処理部10においてのRAM13のページの切り換
え処理は、比較的に簡単に、かつ、正確に行なうことが
できるので、MIDIデータなどのストリーミングデー
タを高品位に再生することができる。
【0088】次に、MIDIデータの再生処理時におい
ての制御部20(メインモジュール)の動作と、音声再
生処理部10(サブモジュール)の動作について説明す
る。まず、メインモジュール側の処理について説明す
る。メインモジュールである制御部20は、使用者から
の指示に応じて、指示されたデータをサブモジュールで
ある音声再生処理部10のRAM13にデータを転送す
る。
【0089】転送されたデータは、音声再生処理部10
の論理的二分割メモリであるRAM13の空きページに
書き込まれる。そして、例えば、所定量のデータの転送
後、次ページが空いていればその次ページにデータの書
き込み処理を行なうようにし、次ページが読み出し処理
中であれば書き込み処理を停止させる。サブモジュール
からは、読み出し用ページの処理が終了した場合に通知
がくるので、それをトリガーにしてメインモジュール
は、データの転送を再開し、次ページへのデータの書き
込み処理を再開させる。
【0090】なお、この明細書において、次ページとい
うときは、目的とする処理を行なっていたページの他の
ページ、すなわち、次に処理を行なうべきページをい
う。また、前ページというときは、現在その目的とする
処理を行なう前に、その目的とする処理を行なっていた
ページをいう。したがって、次ページ、前ページも、時
間方向は異なるが、目的とする処理を行なっているペー
ジとは場別のページをいみする。
【0091】一方、SUBモジュールである音声再生処
理部10においては、メインモジュールである制御部2
0から転送されたデータの書き込みが終了しているペー
ジを読み出し用ページとし、その読み出し用ページから
データを読み出し、これを再生処理していく。このと
き、他方のページは、書き込み用ページとされ、制御部
20から転送されてくるデータが書き込まれるようにさ
れる。
【0092】そして、読み出し用ページとされたページ
からのデータの読み出しが終了すると、制御部20から
転送されてくるデータの書き込みが終了している他方の
ページが読み出し用ページとされ、このページからデー
タを読み出し、これを再生処理するとともに、データの
読み出しが終了したページを書き込み用ページとし、そ
の書き込み用とされたページの先頭に、ライトポインタ
を位置付けて、そのページに制御部20からのデータを
書き込むようにする。
【0093】なお、書き込み時にページの最終データを
示すライトポインタの値を保存しておくことにより、リ
ードポインタの値が、保存したライトポインタの値と一
致した時点で次ページを読み出し用ページとすることが
できる。そして、このように、論理的二分割メモリとさ
れたRAM13の2つのページ(面)のそれぞれの役割
を交互に換えることにより、RAM13を無限容量のメ
モリとして用いて、ストリーミングデータである音声デ
ータを遅滞なく処理することができるとともに、メイン
モジュール、サブモジュール双方の負荷を大きくするこ
となく処理することができる。
【0094】次に、上述したメインモジュールである制
御部20の動作と、サブモジュールである音声再生処理
部10の動作について、図7、図8、図9のフローチャ
ートを参照しながらより具体的に説明する。まず、メイ
ンモジュールである制御部20の動作について、図7の
フローチャートを参照しながら説明する。
【0095】図7は、MIDIデータの再生時におい
て、メインモジュールである制御部20において行なわ
れる処理を説明するためのフローチャートである。この
図7に示す処理は、前述もしたように、使用者により音
声データの再生が指示された場合に制御部20のCPU
21により実行される。
【0096】制御部20のCPU21は、指示されたM
IDIデータをEEPROM24から読み出し、これを
サブモジュールである音声再生処理部10に転送して、
処理用メモリとしてのRAM13に書き込むようにする
処理を開始する(ステップS101)。そして、制御部
20のCPU21は、RAM13の書き込み用とされた
ページへのデータの書き込みが終了したか否かを判断す
る(ステップS102)。このステップS102の判断
は、書き込み用とされたページに割り当てられているラ
イトポインタの値や、データの転送量に基づいて判断す
ることができる。
【0097】そして、ステップS102の判断処理にお
いて、書き込み用とされたページへのデータの書き込み
が終了していないと判断したときには、データの音声再
生処理部10への転送を続行し、書き込み用とされたペ
ージへのデータの書き込みが終了したと判断したときに
は、制御部20のCPU21は、音声再生処理部10の
RAM13にデータの書き込みが可能とされた空きペー
ジがあるか否かを判断する(ステップS103)。この
ステップS103の判断処理は、例えば、次ページの先
頭にライトポインタが、位置付けられているか否かによ
って判断することができる。
【0098】ステップS103の判断処理にいて、デー
タの書き込みが可能な空きページがあると判断したとき
には、制御部20のCPU21は、EEPROM24か
らのデータの読み出し、および、音声再生処理部10へ
の転送を続行し(ステップS104)、RAM13の次
ページへのデータの書き込みを行なうようにする。
【0099】そして、制御部20のCPU21は、ステ
ップS102の判断処理と同様に、MIDIデータの書
き込みが終了したか否かを判断し(ステップS10
5)、書き込みが終了していないと判断したときには、
MIDIデータの転送を続行し、終了したと判断したと
きには、ステップS103からの処理を繰り返す。
【0100】また、ステップS103の判断処理におい
て、データの書き込みが可能な空きページがないと判断
したときには、制御部20のCPU21は、EEPRO
M24からのMIDIデータの読み出し、および、音声
再生処理部10への転送を停止し(ステップS10
6)、音声再生処理部10からのページを切り換えたこ
とを通知するページ切り換え通知が送信されてくるのを
待つ(ステップS107)。
【0101】ステップS107判断処理において、ペー
ジ切り換え通知が送信されて来たと判断したときには、
制御部20のCPU21は、EEPROM24からのデ
ータの読み出し、および、音声再生処理部10への転送
を再開する(ステップS108)。そして、制御部20
のCPU21は、ステップS105において、書き込み
が終了するまでMIDIデータの読み出し、および、転
送を続行し、書き込みが終了したと判断したときには、
ステップS103からの処理を繰り返す。
【0102】このようにして、メインモジュールとして
の制御部20は、サブモジュールである音声再生処理部
10の二面分割されるRAM13において、空きページ
があるときには、MIDIデータ転送を行ない、空きペ
ージがないときには、空きページができるまでデータの
転送待ちとなることによって、音声再生処理部10のR
AM13の使用状況に応じたMIDIデータの転送を行
なうことができる。
【0103】次に、サブモジュールである音声再生処理
部10の動作について、図8、図9のフローチャートを
参照しながら説明する。図8、図9は、MIDIデータ
の再生時において、サブモジュールである音声再生処理
部10において行なわれる処理を説明するためのフロー
チャートである。この図8、図9に示す処理は、例え
ば、制御部20からの開始指示に応じて、音声再生処理
部10において実行される。
【0104】まず、サブモジュールである音声再生処理
部10は、二面分割メモリであるRAM13のページ1
のライトポインタWP1にページ1の先頭アドレスST
AD1をセットし(ステップS201)、ページ2のラ
イトポインタWP2にページ2の先頭アドレスSTAD
2をセットする(ステップS202)。
【0105】そして、この例においては、まず、ページ
1を書き込み用ページとして、制御部20から送信され
てくるデータをRAM13のページ1に書き込むように
する(ステップS203)。次に、音声再生処理部10
のCPU12は、ページ1へのデータの書き込みが終了
したか否かを判断する(ステップS204)。このステ
ップS204の判断処理は、書き込み用ページとされた
ページ1のライトポインタWP1の値や、制御部20か
らのMIDIデータの有無などによって判断することが
できる。
【0106】ステップS204の判断処理において、ペ
ージ1へのデータの書き込みが終了していないと判断し
たときには、音声再生処理部10のCPU12は、ステ
ップS203からの処理を繰り返し、制御部20から送
信されてくるデータをRAM13のページ1に書き込む
処理を続行する。
【0107】ステップS204の判断処理において、ペ
ージ1へのデータの書き込みが終了したと判断したとき
には、音声再生処理部10のCPU12は、ライトポイ
ンタWP1の値、すなわち、ページ1における書き込み
終了アドレスEDAD1を保持するようにする(ステッ
プS205)。
【0108】そして、音声再生処理部10のCPU12
は、読み出し位置を示すリードポインタRPにページ1
の先頭アドレスをセットすることにより、リードポイン
タRPをページ1の先頭に位置付けるようにする(ステ
ップS206)。そして、音声再生処理部10のCPU
12は、制御部10からのデータが書き込まれたページ
1からデータを読み出して、これを再生処理し(ステッ
プS207)、制御部20から転送されてくるデータを
ページ2に書き込むようにする(ステップS208)。
【0109】次に、音声再生処理部10のCPU12
は、ページ2へのデータの書き込みが終了したか否かを
判断する(ステップS209)。このステップS209
の判断処理も、ステップS204の判断処理の場合と同
様に、書き込み用ページとされたページ2のライトポイ
ンタWP2の値や、制御部20からのMIDIデータの
有無などによって判断することができる。
【0110】ステップS209の判断処理において、ペ
ージ2へのデータの書き込みが終了していないと判断し
たときには、音声再生処理部10のCPU12は、ステ
ップS207からの処理を繰り返し、ページ1からのデ
ータの読み出し、および、再生処理を続行し(ステップ
S207)、制御部20から送信されてくるデータをR
AM13のページ2に書き込む処理を続行する(ステッ
プS208)。
【0111】ステップS209の判断処理において、ペ
ージ2へのデータの書き込みが終了したと判断したとき
には、音声再生処理部10のCPU12は、ライトポイ
ンタWP2の値、すなわち、ページ2における書き込み
終了アドレスEDAD2を保持するようにする(ステッ
プS210)。
【0112】そして、音声再生処理部10のCPU12
は、リードポインタRPの値が、ページ1のライトポイ
ンタWP1の値と等しくなったか、すなわち、ページ1
のデータの書き込み終了位置までのデータの読み出しが
終了したか否かを判断する(ステップS211)。
【0113】ステップS211の判断処理において、ペ
ージ1からのMIDIデータの読み出しが終了していな
いと判断したときには、音声再生処理部10のCPU1
2は、ページ1からのデータの読み出し、および、再生
処理を続行し(ステップS212)、ステップS211
からの処理を繰り返す。
【0114】ステップS211の判断処理において、ペ
ージ1からのMIDIデータの読み出しが終了したと判
断したときには、音声再生処理部10のCPU12は、
図9に示す処理に移り、RAM13のページ1のライト
ポインタWP1にページ1の先頭アドレスSTAD1を
セットすることにより、ライトポインタWP1をページ
1の先頭に位置付け(ステップS213)、リードポイ
ンタRPにページ2の先頭アドレスSTAD2をセット
することにより、リードポインタRPをページ1の先頭
に位置付けるようにする(ステップS214)。
【0115】そして、音声再生処理部10のCPU12
は、RAM13のページの役割、すなわち、書き込み用
ページと読み出し用ページとを切り換えたことを制御部
20に通知する(ステップS215)。これにより、制
御部20からのデータの転送が再開される。
【0116】そして、音声再生処理部10のCPU12
は、ページ2からのデータの読み出し、および、再生処
理を行なうようにし(ステップS216)、制御部20
から送信されてくるデータをRAM13のページ1に書
き込む処理を行なうようにする(ステップS217)。
【0117】次に、音声再生処理部10のCPU12
は、ページ1へのMIDIデータの書き込みが終了した
か否かを判断する(ステップS218)。このステップ
S218の判断処理も、ステップS204の判断処理の
場合と同様に、書き込み用ページとされたページ1のラ
イトポインタWP1の値や、制御部20からのMIDI
データの有無などによって判断することができる。
【0118】ステップS218の判断処理において、ペ
ージ1へのデータの書き込みが終了していないと判断し
たときには、音声再生処理部10のCPU12は、ステ
ップS216からの処理を繰り返し、ページ2からのデ
ータの読み出し、および、再生処理を続行し(ステップ
S216)、制御部20から送信されてくるデータをR
AM13のページ1に書き込む処理を続行する(ステッ
プS217)。
【0119】ステップS218の判断処理において、ペ
ージ1へのデータの書き込みが終了したと判断したとき
には、音声再生処理部10のCPU12は、ライトポイ
ンタWP1の値、すなわち、ページ1における書き込み
終了アドレスEDAD1を保持するようにする(ステッ
プS219)。
【0120】そして、音声再生処理部10のCPU12
は、リードポインタRPの値が、ページ2のライトポイ
ンタWP2の値と等しくなったか、すなわち、ページ2
のデータの書き込み終了位置までのデータの読み出しが
終了したか否かを判断する(ステップS220)。
【0121】ステップS220の判断処理において、ペ
ージ1からのMIDIデータの読み出しが終了していな
いと判断したときには、音声再生処理部10のCPU1
2は、ページ2からのデータの読み出し、および、再生
処理を続行し(ステップS221)、ステップS220
からの処理を繰り返す。
【0122】ステップS220の判断処理において、ペ
ージ2からのMIDIデータの読み出しが終了したと判
断したときには、音声再生処理部10のCPU12は、
RAM13のページ2のライトポインタWP2にページ
2の先頭アドレスSTAD1をセットすることにより、
ライトポインタWP2をページ2の先頭に位置付け(ス
テップS222)、リードポインタRPにページ1の先
頭アドレスSTAD1をセットすることにより、リード
ポインタRPをページ2の先頭に位置付けるようにする
(ステップS223)。
【0123】そして、音声再生処理部10のCPU12
は、RAM13のページの役割、すなわち、書き込み用
ページと読み出し用ページとを切り換えたことを制御部
20に通知する(ステップS224)。これにより、制
御部20からのデータの転送が再開される。そして、音
声再生処理部10のCPU12は、図8に示したステッ
プS207からの処理を繰り返す。
【0124】このようにして、ストリーミングデータで
あるMIDIデータを異なるモジュール間で処理する場
合、簡単な制御で処理用メモリをオーバーフローさせる
ことなく処理するようにすることができる。また、従来
のリングバッファの場合とは異なり、リードポインタと
ライトポインタの境界での複雑な制御が不要となり、処
理用メモリを2つのページ(二面)に分割し、この処理
用メモリについて、いわゆるページ管理を行なうように
することでリードポインタとライトポインタが独立で処
理できるためメモリ制御が容易となる。
【0125】また、メインモジュールである制御部20
は、書き込み用ページへのデータの書き込みを終了した
のち、次のデータの書き込み用ページが空くまで、その
次のページの監視をせずにデータの転送処理(データの
書き込み処理)を停止させることができるので、データ
転送時のCPUの使用を抑えることが可能で消費電力の
削減になる。
【0126】また、音声データ等のストリーミングデー
タをRAMに書き込み、必要に応じてそこから読み出し
する際に、RAMの空き容量を計算しながら書き込み制
御する必要がなく、簡単なRAMの管理で効率よくRA
Mへのデータの書き込み、又、RAMからのデータの続
み出し制御を行なうことができる。
【0127】なお、前述の実施の形態においては、音声
再生処理部10のRAM13を二面分割することにより
形成したページ(面)にデータを書き込むようにしてい
る場合に、書き込み用とされたページにデータを書き終
えたか否かを、データの送信元の制御部20が判別する
ようにした。しかしこれに限るものではない。
【0128】例えば、音声再生処理部10のCPU12
が、書き込み用ページのライトポインタに基づいて、所
定量のデータを書き込み用されたページに書き込んだこ
とを検知した場合に、これをデータの送信元である制御
部20に通知するようにしてもよい。そして、この通知
を受けたときに、データの音声再生処理部10lへの転
送を停止するようにする。
【0129】このようにすることにより、データの転送
の停止のタイミングと、データの転送の再開タイミング
との両方をサブモジュールである音声再生処理部10か
らの通知によって確実に知ることができ、メインモジュ
ールとしての制御部20のCPUの負荷を更に軽減する
ようにすることができる。
【0130】また、前述の実施の形態において、音声再
生処理部10は、携帯電話端末に対して着脱可能とされ
たものとして説明したが、これに限るものではない。は
じめから携帯電話端末に音声再生処理部が搭載されてい
る場合にもこの発明を適用することができる。
【0131】また、前述の実施の形態においては、制御
部20のEEPROM24に記憶されているMIDIデ
ータを再生する場合を例にして説明したが、これに限る
ものではない。この実施の形態の携帯電話端末に着脱可
能とされた外部メモリに記憶されているMIDIデータ
についても、EEPROM24に記憶されているMID
Iデータを再生する場合と同様にして再生処理すること
ができる。
【0132】また、処理するストリーミングデータは、
MIDIデータに限るものではない、PCMデータであ
ってもよいし、各種の高能率符号化方式により符号化さ
れることによりデータ圧縮された音声データを再生する
場合にも同様にして再生処理することができる。
【0133】例えば、外部メモリ50にデータ圧縮され
て格納されている音声データを再生する場合について説
明する。図10は、外部メモリ50に記憶されているデ
ータ圧縮された音声データをこの実施の形態の携帯電話
端末において再生する場合を説明するためのブロック図
である。
【0134】図10に示すように、また、前述もしたよ
うに、制御部20には、外部メモリI/F31を介して
外部メモリスロット32が接続されおり、この外部メモ
リスト32に外部メモリ50を装着することにより、こ
の外部メモリ50に、記憶されているデータの利用や、
外部メモリ50へのデータの記録が可能となる。
【0135】そして、外部メモリスロット32に装着さ
れた外部メモリ50にデータ圧縮されて記憶されている
音声データの再生指示が、キー操作部36を通じて与え
られると、制御部20においては、図7に示した処理が
実行され、音声再生処理部10においては、図8、図9
に示した処理が実行される。
【0136】すなわち、外部メモリスロット32に装着
された外部メモリ50にデータ圧縮されて記憶されてい
る音声データの再生指示が、キー操作部36を通じて与
えられると、制御部20のCPU21は、外部メモリI
/F31、外部メモリスロット32を通じて、指示され
た音声データを外部メモリ50から読み出し、これを外
部I/F41を通じて、音声再生処理部10に転送す
る。
【0137】音声再生処理部10は、外部I/F11を
通じて、制御部20からの音声データを受信し、CPU
12を通じてRAM13の書き込み用とされたページに
書き込む。この書き込み用ページへのデータの書き込み
が終了した場合であって、次ページが空いている場合に
は、その空きページが書き込み用ページとされ、このペ
ージに制御部からの音声データが書き込まれる。
【0138】このとき、先に音声データの書き込みが終
了した前ページから音声データが読み出され、これをC
PU12が復号化処理を行なって、高能率符号化前の元
の音声データに復元し、D/A変換した後に、オーディ
オアンプ16、ヘッドホン端子17を通じて出力され、
ヘッドホン端子17に接続されたヘッドホンを通じて再
生音声を聴取することができるようにされる。
【0139】そして、書き込み用ページとされたページ
への音声データの書き込みが終了すると、読み出し用ペ
ージとされている次ページが空きとなるまで、制御部2
0からの音声データの転送が停止される。読み出し用ペ
ージからの音声データの読み出しが終了すると、この読
み出し用ページとされていたページを書き込み用ページ
とし、また、先にデータの書き込みが終了しているペー
ジを読み出し用ページとするページの役割を切り換え、
データの読み出し、書き込みを行なう。
【0140】このように、外部メモリに記憶されている
高能率符号化された音声データについても、処理用メモ
リであるRAM13のオーバーフロー、アンダーフロー
を生じさせることなく書き込み/読み出しを行なって処
理するようにすることができる。
【0141】なお、前述の実施の形態においては、MI
DIデータや高能率符号化された音声データを再生処理
する場合を例にして説明したが、これに限るものではな
い。異なるモジュール間で各種のデータを伝送するよう
にし、伝送されてくるデータを処理用メモリに書き込み
ながら、別のタイミングで読み出して各種の処理を行な
うようにする場合にこの発明を適用することができる。
【0142】すなわち、この発明は、音声データなどの
いわゆるストリーミングデータの処理だけでなく、モジ
ュール間でデータ転送する場合にも広く用いることがで
きる。したがって、メインモジュールとしてのデータの
送信元と、サブモジュールとしてのデータの受信先と
が、前述した実施の形態の場合のように、同一筐体内に
存在する場合、メインモジュールとサブモジュールとが
別体である場合、さらに、メインモジュールとサブモジ
ュールとが有線で接続されている場合、メインモジュー
ルとサブモジュールとが無線で接続されている場合など
にも、この発明を適用できる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データを転送し受け側において処理する場合に、受け側
の処理用メモリを仮想的に無限容量のメモリとすること
ができデータ量の大きなデータを確実に処理することが
できる。
【0144】また、処理用メモリを書き込み用の面(記
憶領域)と読み出し用の面(記憶領域)とに仮想的に分
割することによって、それぞれの領域を独立に制御する
ことができ、メモリ制御を単純化し、データの送信側、
受信側双方の負荷を軽減することができる。
【0145】また、書き込み用の面へのデータの書き込
みが完了した場合、次の面が空きになるまで転送元モジ
ュールはCPUを停止できるため消費電力を少なくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるデータ送受信方法、データ送受
信システムの一実施の形態が適用された携帯電話端末を
説明するためのブロック図である。
【図2】この発明によるデータ送受信方法、データ送受
信システムの一実施の形態が適用された携帯電話端末に
おいて、データの送受を行なう制御部と音声再生処理部
について説明するためのブロック図である。
【図3】この発明によるメモリ制御方法、データ受信装
置の一実施の形態が適用された音声再生処理部において
の処理用メモリとしてのRAMの制御について説明する
ための図である。
【図4】この発明によるメモリ制御方法、データ受信装
置の一実施の形態が適用された音声再生処理部において
の処理用メモリとしてのRAMの制御について説明する
ための図である。
【図5】この発明によるメモリ制御方法、データ受信装
置の一実施の形態が適用された音声再生処理部において
の処理用メモリとしてのRAMの制御について説明する
ための図である。
【図6】この発明によるメモリ制御方法、データ受信装
置の一実施の形態が適用された音声再生処理部において
の処理用メモリとしてのRAMの制御について説明する
ための図である。
【図7】図2に示した制御部20において行なわれる処
理を説明するためのフローチャートである。
【図8】図2に示した音声再生処理部10において行な
われる処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】図8に続くフローチャートである。
【図10】外部メモリからのデータを処理する場合につ
いて説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1…送受信アンテナ、2…アンテナ共用器、3…受信
部、4…ベースバンド処理部、5…音声コーデック(D
SP:Digital Signal Process
or)、6…スピーカ(受話器)、7…マイクロホン
(送話器)、8…送信部、9…局発部(周波数シンセサ
イザ)、10…音声再生処理部、20…制御部、21…
CPU、22…ROM、23…RAM、24…EEPR
OM、31…外部メモリインターフェース、32…外部
メモリスロット、33…外部インターフェース、34…
入出力端子、35…キーインターフェース、36…キー
操作部、37…LCDコントローラ、38…LCD、3
9…リンガ、11…外部I/F、12…CPU(シーケ
ンサ:sequencer)、13…RAM(論理的二
面分割メモリ)、14…音源、15…ヘッドホン端子、
WP1、WP2…ライトポインタ、RP…リードポイン
タ、16…オーディオアンプ、17…ヘッドホン端子、
50…外部メモリ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理用のメモリの記憶領域を論理的に二面
    に分割することにより、前記二面について読み出し用と
    書き込み用とに役割を二分するようにし、 前記二面のうちの一方の面にデータを書き込んでいると
    きには、前記二面のうちの他方の面からデータを読み出
    すようにし、 前記一方の面へのデータの書き込みを終えたときには、
    前記他方の面からのデータの読み出しが終了するまでデ
    ータの書き込みを停止するようにし、 前記一方の面へのデータの書き込みを終えた後であっ
    て、前記他方の面からのデータの読み出しを終えたとき
    には、前記一方の面からのデータの読み出しを行なうと
    ともに、前記他方の面に対して、データの書き込みを再
    開するようにして、前記二面のそれぞれの役割を交互に
    換えることを特徴とするメモリ制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のメモリ制御方法であっ
    て、 データの書き込みに応じて変化し、データの書き込み位
    置を示す書き込み指示子を前記二面のそれぞれに対して
    設け、 データの読み出しに応じて変化し、データの読み出し位
    置を示す1つの読み出し指示子を設け、当該読み出し指
    示子を前記二面で共用するようにし、 データが読み出されている面の前記書き込み指示子が示
    す位置と、前記読み出し指示子が示す位置とが一致した
    場合に、当該面からのデータの読み出しが終了したと判
    別するようにすることを特徴とするメモリ制御方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のメモリ制御方法であっ
    て、 データが読み出されていた前記面からのデータの読み出
    しが終了したと判別した場合に、データが読み出されて
    いた当該面の書き込み指示子を当該面の先頭に位置付け
    るとともに、前記読み出し指示子を、データの書き込み
    が行なわれていた他の面の先頭に位置付けることによ
    り、前記二面の役割を換えることを特徴とするメモリ制
    御方法。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    のメモリ制御方法であって、 前記二面の役割が入れ換えられたときには、これを前記
    データの送信元に通知することを特徴とするメモリ制御
    方法。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4に記載のメモリ制御方法であって、 前記データの書き込みを停止した場合に、これを前記デ
    ータの送信元に通知することを特徴とするメモリ制御方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
    または請求項5に記載のメモリ制御方法であって、 前記メモリの書き込み/読み出しの対象となる前記デー
    タは、前記メモリへ書き込まれながら、前記メモリから
    読み出されて処理するようにされるストリーミグデータ
    であることを特徴とするメモリ制御方法。
  7. 【請求項7】記憶領域を論理的に二面に分割することに
    より、前記二面について読み出し用と書き込み用とに役
    割を二分できるようにした処理用メモリと、 送信されてくるデータを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記データを前記処理用
    メモリの書き込み用とされた面に書き込む書き込み手段
    と、 前記処理用メモリの読み出し用とされた面に書き込まれ
    ているデータを読み出す読み出し手段と、 前記書き込み用とされた面へのデータの書き込みが終了
    した後、前記読み出し用とされた面からのデータの読み
    出しが終了した場合に、前記二面のそれぞれ面の役割を
    入れ換えるように前記書き込み手段と前記読み出し手段
    とを制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするデータ受信装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のデータ受信装置であっ
    て、 前記制御手段は、 データの書き込みに応じて変化し、データの書き込み位
    置を示す書き込み指示子を前記二面のそれぞれに対応し
    て有し、 データの読み出しに応じて変化し、データの読み出し位
    置を示す1つの読み出し指示子であって、前記二面で共
    用するようにする読み出し指示子を有し、 データが読み出されている面の前記書き込み指示子が示
    す位置と、前記読み出し指示子が示す位置とが一致した
    場合に、当該面からのデータの読み出しが終了したと判
    別するようにすることを特徴とするデータ受信装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のデータ受信装置であっ
    て、 前記制御手段は、データが読み出されていた前記面から
    のデータの読み出しが終了したと判別した場合に、デー
    タが読み出されていた当該面の前記書き込み指示子を当
    該面の先頭に位置付けるとともに、前記読み出し指示子
    を、データの書き込みが行なわれていた他の面の先頭に
    位置付けることにより、前記二面の役割を換えることを
    特徴とするデータ受信装置。
  10. 【請求項10】請求項7、請求項8または請求項9に記
    載のデータ受信装置であって、 前記二面の役割が入れ換えられたときには、これを前記
    データの送信元に通知する入れ換え通知手段を備えるこ
    とを特徴とするデータ受信装置。
  11. 【請求項11】請求項7、請求項8、請求項9または請
    求項10に記載のデータ受信装置であって、 前記データの書き込みが停止された場合に、これを前記
    データの送信元に通知する停止通知手段を備えることを
    特徴とするデータ受信装置。
  12. 【請求項12】請求項7、請求項8、請求項9、請求項
    10または請求項11に記載のデータ受信装置であっ
    て、 送信されてくる前記データは、前記処理用メモリに書き
    込まれながら、当該処理用メモリから読み出されて処理
    するようにされるストリーミグデータであることを特徴
    とするデータ受信装置。
  13. 【請求項13】データを送信する送信装置と、前記送信
    装置からの前記データを受信して処理する受信装置とに
    より行なうデータ送受信方法であって、 前記送信装置においては、 データ保存用メモリに記憶されている目的とするデータ
    を前記受信装置に送信し、 前記受信装置の処理用メモリに空きがない場合に、前記
    データの前記受信装置への送信を停止し、 前記受信装置からデータの送信要求が送信されて来た場
    合に、前記データの前記受信装置への送信を再開し、 前記受信装置においては、 処理用メモリの記憶領域を論理的に二面に分割すること
    により、前記二面について読み出し用と書き込み用とに
    役割を二分できるようにし、 前記二面のうちの一方の面に前記送信装置からの前記デ
    ータを書き込んでいるときには、前記二面のうちの他方
    の面からデータを読み出すようにし、 前記一方の面への前記送信装置からのデータの書き込み
    を終えたときには、前記他方の面からのデータの読み出
    しが終了するまでデータの書き込みを停止するように
    し、 前記一方の面へのデータの書き込みを終えた後であっ
    て、前記他方の面からのデータの読み出しを終えたとき
    には、前記一方の面からのデータの読み出しを行なうと
    ともに、前記他方の面に対して、データの書き込みを再
    開するようにして、前記メモリの記憶領域を分割するこ
    とにより形成した二面のそれぞれの役割を交互に換え、 前記二面の役割を入れ換えた場合に、データの送信要求
    を前記送信装置に送信することを特徴とするデータ送受
    信方法。
  14. 【請求項14】請求項13に記載のデータ送受信方法で
    あって、 前記受信装置においては、 データの書き込みに応じて変化し、データの書き込み位
    置を示す書き込み指示子を前記二面のそれぞれに対応し
    て有し、 データの読み出しに応じて変化し、データの読み出し位
    置を示す1つの読み出し指示子であって、前記二面で共
    用するようにする読み出し指示子を有し、 データが読み出されている面の前記書き込み指示子が示
    す位置と、前記読み出し指示子が示す位置とが一致した
    場合に、当該面からのデータの読み出しが終了したと判
    別するようにすることを特徴とするデータ送受信方法。
  15. 【請求項15】請求項14に記載のデータ送受信方法で
    あって、 前記受信装置においては、 データが読み出されていた前記面からのデータの読み出
    しが終了したと判別した場合に、データが読み出されて
    いた当該面の前記書き込み指示子を当該面の先頭に位置
    付けるとともに、前記読み出し指示子を、データの書き
    込みが行なわれていた他の面の先頭に位置付けることに
    より、前記二面の役割を換えることを特徴とするデータ
    送受信方法。
  16. 【請求項16】請求項13、請求項14、または、請求
    項15に記載のデータ送受信方法であって、 前記送信装置においては、前記受信装置からのデータの
    送信停止要求を受信した場合に、前記データの送信を停
    止し、 前記受信装置においては、前記受信装置からのデータを
    書き込み用の面への書き込みが終了し、データの書き込
    みが可能な面がない場合に、データの送信停止要求を前
    記送信装置に送信することを特徴とするデータ送受信方
    法。
  17. 【請求項17】請求項13、請求項14、請求項15ま
    たは請求項16に記載のデータ送受信方法であって、 前記送信装置から前記受信装置に送信されるデータは、
    前記受信装置の前記処理用メモリに書き込まれながら、
    当該処理用メモリから読み出されて処理するようにされ
    るストリーミグデータであることを特徴とするデータ送
    受信方法。
  18. 【請求項18】データを送信する送信装置と、前記送信
    装置からの前記データを受信して処理する受信装置とか
    らなるデータ送受信システムであって、 前記送信装置は、 データ保存用メモリから目的とするデータを読み出し
    て、読み出した前記データを前記受信装置に送信する送
    信手段と、 前記受信装置からの通知情報を受信する通知情報受信手
    段と、 前記受信装置の処理用メモリに空きがない場合には、前
    記データの送信を停止し、前記データの送信を停止した
    後に、前記通知情報受信手段により、前記受信装置から
    の役割入れ換え通知を受信した場合には、前記データの
    送信を再開するように、前記送信手段を制御する制御手
    段とを備え、 前記受信装置は、 記憶領域を論理的に二面に分割することにより、前記二
    面について読み出し用と書き込み用とに役割を二分でき
    るようにした処理用メモリと、 前記送信装置からの前記データを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記データを前記処理用
    メモリの書き込み用とされた面に書き込む書き込み手段
    と、 前記処理用メモリの読み出し用とされた面に書き込まれ
    ているデータを読み出す読み出し手段と、 前記書き込み用とされた面へのデータの書き込みが終了
    した後、前記読み出し用とされた面からのデータの読み
    出しが終了した場合に、前記二面のそれぞれ面の役割を
    入れ換えるように前記書き込み手段と前記読み出し手段
    とを制御する制御手段と、 前記制御手段により、面の役割が入れ換えられるように
    された場合に、役割入れ換え通知を前記送信装置に通知
    する通知手段とを備えることを特徴とするデータ送受信
    システム。
  19. 【請求項19】請求項18に記載のデータ送受信システ
    ムであって、 前記受信装置の前記制御手段は、 データの書き込みに応じて変化し、データの書き込み位
    置を示す書き込み指示子を前記二面のそれぞれに対応し
    て有し、 データの読み出しに応じて変化し、データの読み出し位
    置を示す1つの読み出し指示子であって、前記二面で共
    用するようにする読み出し指示子を有し、 データが読み出されている面の前記書き込み指示子が示
    す位置と、前記読み出し指示子が示す位置とが一致した
    場合に、当該面からのデータの読み出しが終了したと判
    別することを特徴とするデータ送受信システム。
  20. 【請求項20】請求項19に記載のデータ送受信システ
    ムであって、 前記受信装置の前記制御手段は、 データが読み出されていた前記面からのデータの読み出
    しが終了したと判別した場合に、データが読み出されて
    いた当該面の前記書き込み指示子を当該面の先頭に位置
    付けるとともに、前記読み出し指示子を、データの書き
    込みが行なわれていた他の面の先頭に位置付けることに
    より、前記二面の役割を換えることを特徴とするデータ
    送受信システム。
  21. 【請求項21】請求項18、請求項19、または、請求
    項20に記載のデータ送受信システムであって、 前記送信装置の前記制御手段は、 前記通知情報受信手段により、前記受信装置からの送信
    停止通知を受信した場合に、前記送信手段を制御して、
    前記データの送信を停止するようにし、 前記受信装置は、 前記受信装置からのデータを書き込み用の面への書き込
    みが終了し、データの書き込みが可能な面がない場合
    に、データの送信停止通知を前記送信装置に送信する送
    信停止通知手段を備えることを特徴とするデータ送受信
    システム。
  22. 【請求項22】請求項18、請求項19、請求項20ま
    たは請求項21に記載のデータ送受信システムであっ
    て、 前記送信装置から前記受信装置に送信されるデータは、
    前記受信装置の前記処理用メモリに書き込まれながら、
    当該処理用メモリから読み出されて処理するようにされ
    るストリーミグデータであることを特徴とするデータ送
    受信システム。
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