JP2002014744A - Icカード及びicカード格納装置 - Google Patents

Icカード及びicカード格納装置

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JP2002014744A
JP2002014744A JP2000193678A JP2000193678A JP2002014744A JP 2002014744 A JP2002014744 A JP 2002014744A JP 2000193678 A JP2000193678 A JP 2000193678A JP 2000193678 A JP2000193678 A JP 2000193678A JP 2002014744 A JP2002014744 A JP 2002014744A
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storage device
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bus
personal computer
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Yasumasa Yoshida
泰昌 吉田
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺機器の設定、ソフトウェアのインストー
ルなどの作業が容易で、必要な機能を任意に選択して運
用することが可能なパーソナルコンピュータシステムを
提供すること。 【解決手段】 マイクロプロセッサ、記憶装置、インタ
ーフェイス装置、デバイスドライバ、プログラムなどの
コンピュータの構成要素を、別個に具備したICカード
を、周辺機器を接続するためのコネクタが装備されたI
Cカード格納装置に、必要に応じて装着して使用する。
これらに装置類には、機械的に駆動する部分がないの
で、従来に比較して消費電力を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータに代表される情報処理を行う電子機器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】個人レベルで手軽に情報の創成、加工、
閲覧を行うことのできる電子機器であるパーソナルコン
ピュータの普及は目覚ましく、世界で多数の機器が使用
されている。図5は、このパーソナルコンピュータの一
例として、ノートブック型の機器について外観の斜視図
を示したものである。
【0003】このパーソナルコンピュータ501は、本
体部502及び開閉可能な蓋部503から構成されてい
て、本体部502には内部に電子回路部(図示せず)が
収納され、また上面にはキーボード504及びポインテ
ィングデバイス505が設けられている。また、蓋部5
03には液晶表示装置(LCD)からなる表示部506
が設けられている。表示部506及びキーボード50
4、ポインティングデバイス505は、所定の手段で電
子回路部に接続されている。
【0004】また、図6は、このノートブック型のパー
ソナルコンピュータに関し、機能面から見た基本構造を
示したブロック図である。従来のパーソナルコンピュー
タにおいては、一般的に、電子回路部(機能部分)はシ
ングルボードとして提供され、パーソナルコンピュータ
の本体内に収納された構成をとる。図6において、マイ
クロプロセッサ601、キャッシュメモリ602、メイ
ンメモリ603は、データの処理及び制御を行う部分で
あり、高速バスであるメインバス604によって、入出
力制御データを内蔵したBIOS(Basic Input−Outp
ut System)605を含めた他のデバイスに接続されて
いる。
【0005】また、ディスケットコントローラ606、
及びそれに接続されたディスケットドライブ607は、
フロッピィディスク(図示せず)を駆動する部分であ
る。また、ハードディスクコントローラ608を介して
接続されるハードディスクドライブ609は、大容量の
データの保存装置であり、グラフィックサブシステム6
10、外部表示装置611は、表示機能部分を構成す
る。以上の各デバイスは、直接または間接に高速バスで
あるメインバス604に接続されている。
【0006】パーソナルコンピュータシステムには、通
常、メインバス604の他に、低速バスである入出力バ
ス613があり、メインバス604と入出力バス613
との間には、両者のデータの仲立ちを行うバスインター
フェイス612が設けられる。入出力バス613には、
キーボードコントローラ614を介してキーボード61
5、ポインティングデバイスコントローラ616を介し
ポインティングデバイス617が接続されており、また
容量不足に対応する必要がある場合にメモリを増設する
ための増設メモリカード618なども接続される。
【0007】以上示したノートブック型のパーソナルコ
ンピュータの従来例では、各デバイスは全て一体化され
て1つの筐体619に収納される。このような構成の従
来の電子機器には、下記の課題があった。
【0008】(1)機器を新規に増設する際には、ソフ
トウェアであるデバイスドライバのインストール、周辺
機器及びオペレーティングシステムの各種設定が必要で
あり、作業者に専門的な知識が要求されると共に、作業
には多大の時間を要していた。また、ソフトウェアのイ
ンストールやバージョンアップの作業においても、それ
に応じた知識と時間が必要とされ、誰もが容易に実施す
ることはできなかった。
【0009】(2)パーソナルコンピュータの機能を部
分的に変更する必要が生じた場合でも、多くの場合、パ
ーソナルコンピュータ全体を買い換える必要があり、多
額のコストを要していた。また、買い換えの場合には、
前記の各種設定作業を再び行う必要があるので、作業者
にそれに対応できる知識と時間が必要であった。
【0010】(3)パーソナルコンピュータの一部の部
品に不良が発生した場合でも、その修復には筐体の開閉
が必要であり、専門者による作業が必要なため、現場で
の修復が困難で、故障回復に時間を要していた。
【0011】(4)比較的大型の装置であるディスケッ
トドライブ及びハードディスクドライブを搭載している
ため電力消費が大きかった。
【0012】これら従来の課題を解決する方法として
は、特開平06−035566公報にて提案されている
パーソナルコンピュータとして用いられる電子装置の構
成が知られている。即ち、従来のパーソナルコンピュー
タシステムを構成する機能要素を、いくつかの要素ブロ
ックに分割し、要素ブロック毎にそれぞれカード形状の
媒体(カード状機能媒体)に該機能要素を付与した上
で、これらカード状機能媒体を着脱可能な状態で接続固
定する複数のコネクタを有する電子装置である。
【0013】この電子装置は、コネクタと内蔵されるマ
ザーボードの間をメインバスで電気的に接続した構成と
している。また、カード状機能媒体に同等の機能を付与
することにより、消費電力に問題があるディスケットド
ライブ及びハードディスクドライブを不要としている。
図7は、この電子装置の実施例における上面図及び背面
図である。また、図8に、この電子装置の機能面からみ
た基本構造を示したブロック図を示す。
【0014】図7に示した実施例では、電子装置はキー
ボード機能を具備し、カード状機能媒体を装着するため
の複数のコネクタを備えている。これらコネクタは、メ
インバスによりマザーボードに接続されている。キーボ
ード機能を具備することは、この電子装置にとって本質
的な構成ではなく、着脱可能としても構わない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
示した特開平06−035566公報に開示されている
電子装置は、以下の問題を抱えているため、その解決が
求められていた。
【0016】(1)従来のパーソナルコンピュータシス
テムを構成する機能要素をいくつかの要素ブロックに分
け、要素ブロック毎に1枚のカード状機能媒体に、それ
ぞれ機能要素を収納する構成としているために、システ
ムに必要なカード状機能媒体の枚数が多くなりがちであ
る。しかも、これらカード状機能媒体は、運用時には、
電子装置に設けられたコネクタに必ず収納しておかなけ
ればならず、該電子装置に必要なコネクタの数が多くな
るために、小型化、取り扱いの容易さを妨げる要因とな
っていた。
【0017】(2)要素ブロック毎にカード状機能媒体
を1枚使用する設計であるため、複数の要素ブロックを
用いて複数の機能を発現するカード状機能媒体や、要素
ブロックの一部の機能のみを有するカード状機能媒体を
組み合わせて、結果として1台のパーソナルコンピュー
タシステムを提供することは不可能である。
【0018】言い換えれば、要素ブロックを横断してカ
ード状機能媒体を用いることはできない。また、カード
状機能媒体により提供される機能要素が過剰となるケー
ス、例えばプロセッサ機能を有するカード状機能媒体を
2枚使用し、片方の(大抵はより高速な)プロセッサの
みを動作させる運用方法も実現不可能である。これは、
要素ブロック毎にカード状機能媒体を1枚のみ使用する
構成自体が、要素ブロック毎に各機能要素が過不足なく
提供されることを前提としているためである。
【0019】従って、本発明の技術的課題は、これら従
来の課題を解決するために、周辺機器の設定、ソフトウ
ェアのインストール及びバージョンアップ、不良箇所を
含むデバイスの交換などの作業を、個人が専門知識を要
せずに、かつ短時問で実施でき、消費電力が小さく、か
つ必要な機能を自在に組み合わせることを可能とするパ
ーソナルコンピュータシステムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来例に
てカード状機能媒体と表現した電子媒体であるICカー
ドに、パーソナルコンピュータが備えるべき機能の多く
を付与することにより、低消費電力で取り扱いの容易な
パーソナルコンピュータシステムを提供するものであ
る。即ち、マイクロプロセッサ及び記憶装置機能を1枚
もしくは複数のカードデバイスに内蔵したICカードを
使用し、該ICカードにオペレーティングシステム及び
アプリケーションを記憶させておき、さらにインターフ
ェイス機能を内蔵させる。
【0021】使用時には、このICカードをICカード
格納装置に設けたカードスロットに差し込み、周辺機器
をICカード格納装置の汎用コネクタに接続する。IC
カード格納装置は、インターフェイス機能を内蔵してお
らず、単にICカードのコネクタ形状を変換しているに
過ぎない。ICカード格納装置には、カードスロットを
複数基設けてもよく、複数のICカードに機能を分散さ
せてもよい。
【0022】即ち、本発明は、マイクロプロセッサ、イ
ンターフェイス装置、記憶装置をそれぞれ内蔵したIC
カードにおいて、前記記憶装置にオペレーティングシス
テム、アプリケーションソフトウェア及び前記インター
フェイス装置を稼働させるのに必要なドライバソフトウ
ェアを記憶させてなることを特徴とするICカードであ
る。
【0023】また、本発明は、マイクロプロセッサ、イ
ンターフェイス装置、記憶装置をそれぞれ別個に内蔵し
た複数のICカードにおいて、オペレーティングシステ
ム、アプリケーションソフトウェア及び前記インターフ
ェイス装置を稼動させるのに必要なドライバソフトウェ
アを、同一もしくは別個の前記ICカードに内蔵された
記憶装置に記憶させてなることを特徴とするICカード
である。
【0024】また、本発明は、前記のICカードにおい
て、前記記憶装置として揮発性記憶装置及び不揮発性記
憶装置を内蔵し、オペレーティングシステム、アプリケ
ーションソフトウェア及び前記インターフェース装置を
稼働させるのに必要なドライバソフトウェアを不揮発性
記憶装置に記憶させてなることを特徴とするICカード
である。
【0025】また、本発明は、1枚のICカードを収納
可能なICカード格納装置において、ICカード格納装
置には、ICカードを着脱可能に収納する1基のスロッ
ト機構を有し、周辺機器を接続し得る1つまたは複数の
汎用コネクタを有することを特徴としたICカード格納
装置である。
【0026】また、本発明は、1枚もしくは複数枚のI
Cカードを収納可能なICカード格納装置において、該
ICカード格納装置には、該ICカードを着脱可能に収
納する複数基のスロット機構を有し、周辺機器を接続し
得る1つまたは複数の汎用コネクタを有し、各スロット
に収納可能なICカードの種類が該スロット毎に特定さ
れないことを特徴としたICカード格納装置である。
【0027】また、本発明は、前記のカード格納装置に
おいて、カード格納装置にはマイクロプロセッサ、揮発
性の記憶装置及び不揮発性の記憶装置をともに搭載せ
ず、また周辺機器を動作させるためのインターフェイス
機能をも搭載しないことを特徴とするICカード格納装
置である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0029】図1は、本発明におけるICカードの実施
例に関し、機能面からみた基本構成を示したブロック図
である。図1に示す実施例では、ICカード101はマ
イクロプロセッサ102、キャッシュメモリ103、メ
インメモリ104、BIOS(Basic Input Output
System)106を有し、それらがICカード内に設けら
れたメインバス105によって接続されている。
【0030】また、メインバス105には、メモリイン
ターフェイス107を介して接続されるフラッシュメモ
リ108、グラフィックサブシステム109、LANイ
ンターフェイス110、ダイレクトバスインターフェイ
ス111、汎用バスインターフェイス112が接続さ
れ、さらにコネクタ113を介して外部のICカード格
納装置(図示せず)に接続されている。
【0031】本実施例では、コネクタ113は計4種の
データバスの入出力装置となっている。ここで、フラッ
シュメモリ108は、バックアップ電源がなくてもデー
タが保存される記憶装置で、一般的なパーソナルコンピ
ュータシステムにおけるハードディスクドライブの役割
を果たしている。従って、同装置には、オペレーティン
グシステムやユーザが必要とするアプリケーションソフ
トウェアがインストールされている。
【0032】また、ダイレクトバスインターフェイス1
11は、複数のICカード間をメインバスと同様の高速
で互いに接続するためのインターフェイスで、実質的に
メインバス105をICカード外に引き出したものであ
る。コネクタ113を介してICカード格納装置に収納
される他のICカードに接続するための機能要素である
ので、ICカード格納装置の外部の周辺機器には接続さ
れない。
【0033】図1に示す実施例では、ICカード101
がマイクロプロセッサ102、メインメモリ104、B
IOS106、フラッシュメモリ108、グラフィック
サブシステム109などパーソナルコンピュータシステ
ムに不可欠の機能要素を全て含むので、該ICカード1
01のみをICカード格納装置に収納して各種周辺機器
を接続すれば、それだけでパーソナルコンピュータシス
テムとして動作させることができる。
【0034】このような内部構成を持つICカードがI
Cカード格納装置に挿入されて、表示装置やスピーカ、
キーボードやポインティングデバイスなどのヒューマン
インターフェイス機器を介してユーザに使用される。
【0035】一方、図2は、本発明における図1とは異
なるICカードの実施例に関し、機能面からみた基本構
造を示したブロック図である。本ICカード201は、
図1に示す実施例とは異なり、それ自体以外の他のIC
カードを同時に使用しなければ、パーソナルコンピュー
タシステムとして動作させることができない。
【0036】図2に示す実施例では、ICカード201
はマイクロプロセッサを有せず、メインバス204にメ
モリコントローラ202を介して接続されるメインメモ
リ203、及びメモリインターフェイス205を介して
接続されるフラッシュメモリ206を有するのみであ
る。メインバス204は、ダイレクトバスインターフェ
イス207及びコネクタ208を介して外部のICカー
ド格納装置(図示せず)に接続されている。
【0037】本実施例では、図1の場合とは異なり、コ
ネクタ208は1種類のデータバスのみの入出力装置と
なっているが、その形状及び接続点の数は、互換性維持
のため図1の実施例と同一とする必要があるので、コネ
クタ208にはターミネータ209が設置されている。
【0038】実施例として示した前記の2種類の内部構
成のICカード以外にも、パーソナルコンピュータシス
テムを提供する目的に見合う、様々な内部構成のICカ
ードが想定される。ICカード格納装置には、これら1
枚または複数枚のICカードが収納され、表示装置やス
ピーカ、キーボードやポインティングデバイスなどのヒ
ューマンインターフェイス機器を介してユーザに使用さ
れる。
【0039】図3は、これらICカードを収納して用い
られるICカード格納装置と、該格納装置に接続される
外部機器の構成における実施例に関するブロック図であ
る。ICカード格納装置301内には、本実施例では2
枚のICカード302、303が収納されており、それ
ぞれにダイレクトバス304、汎用バス305、グラフ
ィックデータバス306、LANバス307の4種類の
データバスが、ICカードに設けられたコネクタを経由
して接続されている。
【0040】ここで、ICカード302、303として
は、前記図1及び図2に示した実施例の構成をそれぞれ
具備している。ICカード302は、マイクロプロセッ
サ、メインメモリ、BIOS、グラフィックサブシステ
ム、ダイレクトバスインターフェイス、LANインター
フェイス、汎用バスインターフェイスを有しており、各
種データはコネクタを介してICカード格納装置に伝達
される。
【0041】一方、ICカード303は、これら機能の
うちBIOS、グラフィックサブシステム、LANイン
ターフェイス、汎用バスインターフェイスを有していな
いので、ICカード格納装置301とICカード303
とは、ダイレクトバスインターフェイスを介してのみデ
ータの伝達を行う。両者の仲立ちをするコネクタを経由
し、ICカード側のダイレクトバスインターフェイスか
らのデータは、ICカード格納装置301側のダイレク
トバス304に、グラフィックサブシステムからのデー
タはグラフィックデータバス306に、汎用バスインタ
ーフェイスからのデータは汎用バス305に、LANイ
ンターフェイスからのデータはLANバス307にそれ
ぞれ伝達される。
【0042】ICカード302、303に接続された前
記4種のデータバスのうち、ダイレクトバス304は、
ICカード間でのデータの伝達を行う経路なので、前記
の通りICカード格納装置301の外部に出力されるこ
とはない。また、全てのICカードが最低限ダイレクト
バスによるデータの伝達が可能である必要がある。
【0043】一方、汎用バス305は、主にパーソナル
コンピュータシステムにおける入出力機器を接続するた
めの経路であり、ICカード格納装置301には汎用バ
ス305を経由するデータを外部機器に伝達するための
コネクタが、最低1個は設けられている必要がある。グ
ラフィックデータバス306は、表示装置308専用の
データ経路、LANバス307は外部のコンピュータネ
ットワークに接続するための専用のデータ経路である。
【0044】ICカード格納装置301には、これら経
路を外部と接続するためのコネクタをそれぞれ最低1個
は設けておく必要がある。上記3種のデータ伝達のため
のインターフェイス機能は、同時に用いられるICカー
ドのうち、最低どれか1枚に該当機能が搭載されていれ
ばよい。
【0045】図3に示した様々な外部機器は、パーソナ
ルコンピュータシステムにおいて、前記3種のデータ伝
達経路に接続して用いられる代表的な装置の例である。
グラフィックデータバス306が伝達するデータは、コ
ネクタを経由してICカード格納装置301の外部に取
り出され、ディスプレイケーブル316を経由して表示
装置308に送られる。
【0046】また、図3の実施例では、汎用バス305
の規格として広く用いられているUSB(Universal S
erial Bus)を採用した場合を表示しているので、汎用
バス305が伝達するデータは、ICカード格納装置3
01の外部で、USBケーブルにより主としてヒューマ
ンインターフェイス機器である各種のUSB機器309
ないし313に伝達される。さらに、LANバスが伝達
するデータは、ICカード格納装置301の外部でLA
Nケーブルにより、ネットワーク機器314に送られ
る。
【0047】図4は、以上に記した実施例にてICカー
ド格納機器に各種の外部機器を接続して用いる場合の、
接続方法の模式図である。ICカード格納装置401
は、ICカード403を収納するための複数のカードス
ロット402と、周辺機器を接続するための専用及び汎
用コネクタ(いずれも図示せず)を有している。専用コ
ネクタに接続されるディスプレイケーブル404には表
示装置405が、汎用コネクタに接続されるUSBケー
ブル407にはUSB機器がそれぞれ接続されており、
また他の専用コネクタにはLANケーブル406が接続
されている。
【0048】これらUSB機器としては、図示した装置
であるキーボード408、マウス409、マイクロフォ
ン410、スピーカ411、他のコンピュータネットワ
ークに接続するためのモデムもしくはターミナルアダプ
タなどが想定されるが、これら以外の装置の接続にも適
用可能なことは勿論である。
【0049】一方、LANケーブル406に接続される
ネットワーク機器としては、他のクライアントコンピュ
ータやネットワークサーバ、ネットワークプリンタなど
が想定されるが、図4では図示していない。
【0050】図4に示すICカード格納装置401に
は、プロセッサを搭載した論理演算装置や各種インター
フェイス機能を有する電子回路の類は全く搭載されてい
ない。搭載される電子機器は、ICカードスロット同
士、もしくはICカードスロットと専用及び汎用のコネ
クタとを結ぶ結線のみである。
【0051】ただし、必要な場合は、収納されるICカ
ードや、接続される各種の外部機器に駆動電力を供給す
るための電源装置や、一部のICカードスロットや、専
用及び汎用のコネクタが空いたまま用いる際に各データ
バスのインピーダンスの整合をとるためのターミネータ
を、ICカード格納装置401内に設けてもよい。
【0052】以上、実施例を交えて説明した、ICカー
ド及びICカード格納装置を用いたパーソナルコンピュ
ータシステムを実施する際の状況について以下に記す。
実施例の構成は、図4に示した構成例のシステムと同一
とした。即ち、ICカード格納装置401には2基のカ
ードスロット402を設け、それぞれに図1及び図2に
示した形状のICカード403を1枚ずつ収納する。
【0053】また、ICカード格納装置401には、デ
ィスプレイケーブル404を介して表示装置405を、
LANケーブル406を介してコンピュータネットワー
クに、またUSBケーブル407を介して5種類のUS
B機器(キーボード408、マウス409、マイクロフ
ォン410、スピーカ411、モデム412)をそれぞ
れ接続する。ターミナルアダプタは用いず、モデム41
2により電話回線を経由して、他のコンピュータネット
ワーク(インターネットなど)にアクセス可能とした。
ハードディスクなどの駆動式の固定記憶装置は、システ
ム中に設けられておらず、そのため現行のパーソナルコ
ンピュータシステムに比較して、システム全体の消費電
力も大幅に減少する。
【0054】本実施例のICカードは、名刺大の寸法で
あるが、電子回路を搭載するために、厚みがやや大きい
ものとなっていて、複数のデータバスの接点を並列に並
べるために、コネクタの接続点の数が多いことが特徴で
ある。マイクロプロセッサは、2枚のICカードのうち
1枚にしか搭載されておらず、残り1枚のICカードの
電子回路は、メインメモリ及びフラッシュメモリ、及び
それらを動作させるためのコントローラやインターフェ
イスの機能のみしか有していない。
【0055】ソフトウェアであるオペレーティングシス
テムは、専用装置を用いてマイクロプロセッサを搭載し
ているICカードのフラッシュメモリに予め記憶させて
ある。一方、ユーザの用いるアプリケーションソフトウ
ェアについては、LANを経由して他のコンピュータに
搭載されている入出力装置からインストール可能である
他、フロッピィディスクドライブやCD−ROM、CD
−R、CD−RWなどのドライブをUSB機器として接
続し、それら機器のドライバソフトウェアをインストー
ルしておけば、USB機器を用いてインストールするこ
ともできる。
【0056】また、アプリケーションソフトウェアやデ
ータについては、2枚のICカードのフラッシュメモリ
に、任意の構成で分散して記憶させて使用することが可
能である。従って、ソフトウェア販売者がアプリケーシ
ョンソフトウェアをICカードにインストールした形で
頒布すれば、ユーザは購入したICカードを差し込むだ
けで最新のアプリケーションソフトウェアを使用するこ
とができ、従来はユーザにとり大きな負担であったソフ
トウェアのインストールやアップグレ.一ド作業を行う
必要がない。
【0057】また、ICカード毎に異なるアプリケーシ
ョンソフトウェアをインストールしておけば、それらを
交換するだけでソフトウェアの使い分けが可能である。
また、ユーザメモリが不足している場合には、メインメ
モリ及びコントローラのみを搭載したICカードを入手
して、空いているICカードスロットに差し込むだけ
で、簡単にメモリの増設ができ、ユーザの負担は軽いも
のとなる。
【0058】更に、これらの使用において、ICカード
スロットが不足するのであれば、ICカードスロット数
のより多いICカード格納装置に交換すればよい。同装
置は論理演算回路などの高度な機能を有する電子回路を
搭載しておらず、そのため低コストにて提供することが
可能となる。
【0059】
【発明の効果】以上に記したように、本発明は、パーソ
ナルコンピュータシステムが有する機能の相当部分を1
枚または複数枚のICカードに付与することにより、低
消費電力で取り扱いの容易なパーソナルコンピュータシ
ステムを提供するものである。即ち、マイクロプロセッ
サおよび駆動部品を有しない記憶装置を1枚もしくは複
数枚のカードデバイスに内蔵したICカードと、1枚も
しくは複数枚のICカードを同時に収納して用いるIC
カード格納装置とを用い、必要な周辺機器はICカード
格納装置に接続して用いる。
【0060】ICカードには、オペレーティングシステ
ム及びアプリケーションソフトウェアを記憶させてお
き、またICカード格納装置には記憶回路や論理演算回
路、各種インターフェイスを一切搭載しない。ICカー
ドは、駆動部品を用いないので消費電力が低く、またア
プリケーションソフトウェアのインストールやアップグ
レードの作業を行わずとも、代わりに古いICカードを
新しいソフトウェアが記憶されたICカードに交換すれ
ばよいので、ユーザの新ソフトウェアヘの切り換え作業
の負担が大きく軽減される。
【0061】更に、複数のICカードを用いる際に、I
Cカード毎の機能に区割りが設けられていないので、I
Cカードの組み合わせにはとくに制限がなく、ユーザに
必要な機能が搭載されたICカードを自在に組み合わせ
た、運用方法の自由度の高いパーソナルコンピュータシ
ステムを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関し、機能面からみた基本構
造を示したブロック図。
【図2】本発明の図1とは異なる実施例に関し、機能面
からみた基本構造を示したブロック図。
【図3】本発明のICカード格納装置と、それに接続さ
れる外部機器の構成例を示したブロック図。
【図4】本発明のICカード格納装置に各種の外部機器
を接続して用いる際の、接続方法の模式図。
【図5】一般的なパーソナルコンピュータの例であるノ
ートブック型の斜視図。
【図6】一般的なノートブック型のパーソナルコンピュ
ータの機能面からみた基本構造を示したブロック図。
【図7】特開平06−035566公報に開示されてい
る電子装置の概略図、図7(a)は背面図、図7(b)
は上面図。
【図8】図7に示した従来例の電子回路部のブロック
図。
【符号の説明】
101,201,302,303,403 ICカー
ド 102,601 マイクロプロセッサ 103,602 キャッシュメモリ 104,203,603 メインメモリ 105,204,604,816 メインバス 106,605,809 BIOS(Basic Input
Output System) 107,205 メモリインターフェイス 108,206 フラッシュメモリ 109,610 グラフィックサブシステム 110 LANインターフェイス 111,207 ダイレクトバスインターフェイス 112 汎用バスインターフェイス 113,208 コネクタ 202 メモリコントローラ 209 ターミネータ 301,401 ICカード格納装置 304 ダイレクトバス 305 汎用バス(USB:Universal Serial Bu
s) 306 グラフィックデータバス 307 LANバス 308,405 表示装置 309〜313 USB機器 314 ネットワーク機器 315,407 USBケーブル 316,404 ディスプレイケーブル 317,406 LANケーブル 402 カードスロット 408 USB機器(キーボード) 409 USB機器(マウス) 410 USB機器(マイク) 411 USB機器(スピーカ) 412 USB機器(モデムもしくはターミナルアダ
プタ) 501 パーソナルコンピュータ 502 本体部 503 蓋部 504,615 キーボード505,617 ポイ
ンティングデバイス 506,814 表示部 606 ディスケットコントローラ 607 ディスケットドライブ 608 ハードディスクコントローラ 609 ハードディスクドライブ 611 外部表示装置 612 バスインターフェイス 613,817 入出力バス 614 キーボードコントーラ 616 ポインティングデバイスコントローラ 618,703,822 増設メモリカード 619 筐体 701 コネクタ(第1コネクタ) 702 コネクタ(第2コネクタ) 704,815 バスインターフェイスカード 705,801 マイクロプロセッサカード 706,808 オペレーティングシステム・アプリ
ケーションカード 707,819 メインメモリカード 708,821 オプションカード 709,813 グラフィックサブシステムカード 710,820 ディスクエミュレーションカード 711,812 ソリッドステートディスクカード 712,823 キーボードコントローラカード 713,818 マザーボード 714,715 接続線 802 マイクロプロセッサ部 803 クロック発振回路 804 リセット回路 805 バスバッファ回路 806 キャッシュメモリ部 807 数値演算コプロセッサ部 810 オペレーティングシステム 811 アプリケーションプログラム 824 キーボード(入力手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプロセッサ、インターフェイス
    装置、記憶装置をそれぞれ内蔵したICカードにおい
    て、前記記憶装置にオペレーティングシステム、アプリ
    ケーションソフトウェア及び前記インターフェイス装置
    を稼動させるのに必要なドライバソフトウェアを記憶さ
    せてなることを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 マイクロプロセッサ、インターフェイス
    装置、記憶装置をそれぞれ別個に内蔵した複数のICカ
    ードにおいて、オペレーティングシステム、アプリケー
    ションソフトウェア及び前記インターフェイス装置を稼
    動させるのに必要なドライバソフトウェアを、同一もし
    くは別個の前記ICカードに内蔵された記憶装置に記憶
    させてなることを特徴とするICカード。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のICカ
    ードにおいて、前記記憶装置として揮発性記憶装置及び
    不揮発性記憶装置を内蔵し、オペレーティングシステ
    ム、アプリケーションソフトウェア及び前記インターフ
    ェース装置を稼働させるのに必要なドライバソフトウェ
    アを、不揮発性記憶装置に記憶させてなることを特徴と
    するICカード。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のICカードを着脱可能
    に収納するスロット機構を1基、及び周辺機器を接続し
    得る汎用コネクタを少なくとも1つ具備したことを特徴
    とするICカード格納装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のICカードを着脱可能に収納し得るスロット機構を
    複数基、及び周辺機器を接続し得る汎用コネクタを少な
    くとも1つ具備し、前記複数のスロット機構に収納可能
    なICカードが、スロット毎に特定されないことを特徴
    とするICカード格納装置。
  6. 【請求項6】 マイクロプロセッサ、揮発性記憶装置、
    不揮発性記憶装置、及び周辺機器を動作させるためのイ
    ンターフェイス機能を搭載しないことを特徴とする請求
    項4ないし請求項5のいずれかに記載のICカード格納
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100475643B1 (ko) * 2002-02-18 2005-03-10 (주)뉴어텍 컴퓨터와 주변 장치를 연결하는 주변 장치 구동 프로그램내장형 어댑터
JP2006221364A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Toshiba Corp 半導体装置及びbios認証システム

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