JP2002014661A - 液晶表示装置及び液晶表示装置を備えた電子機器 - Google Patents
液晶表示装置及び液晶表示装置を備えた電子機器Info
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- JP2002014661A JP2002014661A JP2000196318A JP2000196318A JP2002014661A JP 2002014661 A JP2002014661 A JP 2002014661A JP 2000196318 A JP2000196318 A JP 2000196318A JP 2000196318 A JP2000196318 A JP 2000196318A JP 2002014661 A JP2002014661 A JP 2002014661A
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- display
- commercial power
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- display drive
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- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G3/00—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
- G09G3/20—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
- G09G3/34—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
- G09G3/36—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using liquid crystals
- G09G3/3611—Control of matrices with row and column drivers
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G2320/00—Control of display operating conditions
- G09G2320/02—Improving the quality of display appearance
- G09G2320/0247—Flicker reduction other than flicker reduction circuits used for single beam cathode-ray tubes
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G5/00—Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
- G09G5/18—Timing circuits for raster scan displays
Abstract
(57)【要約】
【課題】 如何なる国や地域で使用する場合でも表示の
ちらつきを確実に防止できるようにし、これにより表示
品質の向上を図る。 【解決手段】 表示駆動回路２１の表示タイミング発生
回路２１３に、２種類のＤＵＴＹ値を選択的に設定する
回路を備えると共に、記憶部１３に端末の位置情報に対
応付けてこの位置が含まれる地域、この地域で使用して
いる商用電源周波数及びこの商用電源周波数に対応付け
て設定された設定コマンドを記憶した地域情報テーブル
１３ａを設けている。そして、複数の周辺基地局の位置
情報をもとに自端末の位置を検出し、この検出した位置
をもとに上記地域情報テーブル１３ａから設定コマンド
を読み出して上記表示タイミング発生回路２１３に供給
し、ＤＵＴＹ値を切替選択するようにしたものである。
ちらつきを確実に防止できるようにし、これにより表示
品質の向上を図る。 【解決手段】 表示駆動回路２１の表示タイミング発生
回路２１３に、２種類のＤＵＴＹ値を選択的に設定する
回路を備えると共に、記憶部１３に端末の位置情報に対
応付けてこの位置が含まれる地域、この地域で使用して
いる商用電源周波数及びこの商用電源周波数に対応付け
て設定された設定コマンドを記憶した地域情報テーブル
１３ａを設けている。そして、複数の周辺基地局の位置
情報をもとに自端末の位置を検出し、この検出した位置
をもとに上記地域情報テーブル１３ａから設定コマンド
を読み出して上記表示タイミング発生回路２１３に供給
し、ＤＵＴＹ値を切替選択するようにしたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば携帯電話
機やノート型パーソナル・コンピュータ等の小型の電子
機器に使用される液晶表示装置と、この表示装置を備え
た電子機器に関する。
機やノート型パーソナル・コンピュータ等の小型の電子
機器に使用される液晶表示装置と、この表示装置を備え
た電子機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、携帯電話機やノート型パーソナ
ル・コンピュータ等の小型の電子機器では、表示手段と
して薄型で消費電力の小さい液晶（ＬＣＤ：Liquid Cry
stal Display）パネルを用いた表示装置が使用されてい
る。ＬＣＤパネルに表示データを表示する場合には、表
示駆動回路に設けられた表示ＲＡＭ（Random Access Me
mory）に表示データを展開させる。そして、タイミング
回路から表示用フレーム周波数に対応する表示駆動信号
を発生し、この表示駆動信号に同期して上記表示データ
をＬＣＤパネルに供給することにより行われる。
ル・コンピュータ等の小型の電子機器では、表示手段と
して薄型で消費電力の小さい液晶（ＬＣＤ：Liquid Cry
stal Display）パネルを用いた表示装置が使用されてい
る。ＬＣＤパネルに表示データを表示する場合には、表
示駆動回路に設けられた表示ＲＡＭ（Random Access Me
mory）に表示データを展開させる。そして、タイミング
回路から表示用フレーム周波数に対応する表示駆動信号
を発生し、この表示駆動信号に同期して上記表示データ
をＬＣＤパネルに供給することにより行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ＬＣＤ表示装置には次のような改善すべき課題があっ
た。すなわち、表示クロックの周波数は、要求される表
示応答速度と消費電力との兼ね合いにより装置ごとに任
意に設定される。このため、このＬＣＤ表示装置を使用
する国や地域によっては、表示にちらつきが発生する場
合がある。このちらつき現象は、ＬＣＤ表示装置を蛍光
灯の下で使用する場合に発生することから、その国や地
域で使用されている商用電源周波数との相互干渉が原因
と考えられ、改善が望まれている。
ＬＣＤ表示装置には次のような改善すべき課題があっ
た。すなわち、表示クロックの周波数は、要求される表
示応答速度と消費電力との兼ね合いにより装置ごとに任
意に設定される。このため、このＬＣＤ表示装置を使用
する国や地域によっては、表示にちらつきが発生する場
合がある。このちらつき現象は、ＬＣＤ表示装置を蛍光
灯の下で使用する場合に発生することから、その国や地
域で使用されている商用電源周波数との相互干渉が原因
と考えられ、改善が望まれている。
【０００４】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、如何なる国や地域で使
用する場合でも表示のちらつきを確実に防止できるよう
にし、これにより表示品質の向上を図った液晶表示装置
及び液晶表示装置を備えた電子機器を提供することにあ
る。
ので、その目的とするところは、如何なる国や地域で使
用する場合でも表示のちらつきを確実に防止できるよう
にし、これにより表示品質の向上を図った液晶表示装置
及び液晶表示装置を備えた電子機器を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係わる液晶表示装置は、複数の周波数特
性を持つ表示駆動信号を発生する表示駆動信号発生手段
と、自装置が使用される地域の商用電源周波数を検出す
る商用周波数検出手段とを設けて、この商用周波数検出
手段により検出した商用電源周波数に応じて上記表示駆
動信号発生手段が発生する表示駆動信号の周波数を可変
設定するように構成したものである。
に、この発明に係わる液晶表示装置は、複数の周波数特
性を持つ表示駆動信号を発生する表示駆動信号発生手段
と、自装置が使用される地域の商用電源周波数を検出す
る商用周波数検出手段とを設けて、この商用周波数検出
手段により検出した商用電源周波数に応じて上記表示駆
動信号発生手段が発生する表示駆動信号の周波数を可変
設定するように構成したものである。
【０００６】また、この発明に係わる電子機器は、液晶
表示装置に複数の周波数特性を持つ表示駆動信号を発生
する表示駆動信号発生手段を設けると共に、電子機器本
体に自機器が使用されるエリアの商用電源周波数を検出
する商用周波数検出手段と、表示駆動信号可変設定手段
とを設ける。そして、この表示駆動信号可変設定手段に
より、上記商用周波数検出手段で検出した商用電源周波
数に応じて、上記表示駆動信号発生手段が発生する表示
駆動信号の周波数を可変設定するように構成したもので
ある。
表示装置に複数の周波数特性を持つ表示駆動信号を発生
する表示駆動信号発生手段を設けると共に、電子機器本
体に自機器が使用されるエリアの商用電源周波数を検出
する商用周波数検出手段と、表示駆動信号可変設定手段
とを設ける。そして、この表示駆動信号可変設定手段に
より、上記商用周波数検出手段で検出した商用電源周波
数に応じて、上記表示駆動信号発生手段が発生する表示
駆動信号の周波数を可変設定するように構成したもので
ある。
【０００７】したがってこれらの発明によれば、地域ご
とにそこで使用される商用電源周波数が判定され、この
商用電源周波数に応じて表示駆動信号周波数が干渉を生
じない値に可変設定される。このため、液晶表示装置又
はこの液晶表示装置を備えた電子機器をどこの国や地域
に持ち込んで使用しても、室内の蛍光灯との干渉は回避
され、これにより常に高品質の表示を実現できる。
とにそこで使用される商用電源周波数が判定され、この
商用電源周波数に応じて表示駆動信号周波数が干渉を生
じない値に可変設定される。このため、液晶表示装置又
はこの液晶表示装置を備えた電子機器をどこの国や地域
に持ち込んで使用しても、室内の蛍光灯との干渉は回避
され、これにより常に高品質の表示を実現できる。
【０００８】具体的には、上記表示駆動信号発生手段
は、使用が想定される複数種の商用電源周波数の各々に
対応付けて周波数が予め設定された複数の表示駆動信号
を発生する機能を備え、上記周波数可変設定手段は、商
用周波数検出手段により判定された商用電源周波数に応
じて、上記表示駆動信号発生手段から対応する周波数の
表示駆動信号を選択的に発生させるように構成する。
は、使用が想定される複数種の商用電源周波数の各々に
対応付けて周波数が予め設定された複数の表示駆動信号
を発生する機能を備え、上記周波数可変設定手段は、商
用周波数検出手段により判定された商用電源周波数に応
じて、上記表示駆動信号発生手段から対応する周波数の
表示駆動信号を選択的に発生させるように構成する。
【０００９】このようにすれば、表示駆動信号発生手段
を例えば基準発振器と分周器を用いるだけで構成するこ
とができ、これにより例えばＰＬＬ回路等を用いる場合
に比べて、表示駆動信号発生手段の回路構成を簡単かつ
小型化することができる。また、基準発振周波数の温度
によるばらつきや制御誤差の影響を低減して、信頼性の
高い制御を実現できる。
を例えば基準発振器と分周器を用いるだけで構成するこ
とができ、これにより例えばＰＬＬ回路等を用いる場合
に比べて、表示駆動信号発生手段の回路構成を簡単かつ
小型化することができる。また、基準発振周波数の温度
によるばらつきや制御誤差の影響を低減して、信頼性の
高い制御を実現できる。
【００１０】また、上記商用周波数判定手段は、自機器
の使用が想定される複数の地域の各々に対応付けて商用
電源周波数を記憶する記憶手段と、自機器が存在する地
域を表す情報を取得する地域情報取得手段と、この地域
情報取得手段により取得した地域を表す情報をもとに当
該地域に対応する商用電源周波数を前記記憶手段から読
み出す手段とから構成される。
の使用が想定される複数の地域の各々に対応付けて商用
電源周波数を記憶する記憶手段と、自機器が存在する地
域を表す情報を取得する地域情報取得手段と、この地域
情報取得手段により取得した地域を表す情報をもとに当
該地域に対応する商用電源周波数を前記記憶手段から読
み出す手段とから構成される。
【００１１】このようにすれば、例えば電子機器の充電
器に周波数検出手段を設けて商用電源周波数を検出した
り、また蛍光灯のちらつきの周波数を光学センサ等によ
り直接検出する必要がなく、これにより簡単かつ安価な
構成により地域ごとの商用電源周波数を判定することが
できる。
器に周波数検出手段を設けて商用電源周波数を検出した
り、また蛍光灯のちらつきの周波数を光学センサ等によ
り直接検出する必要がなく、これにより簡単かつ安価な
構成により地域ごとの商用電源周波数を判定することが
できる。
【００１２】さらに、電子機器が通信回線を介して通信
網に接続する機能を有する場合に、上記記憶手段は、上
記通信網からダウンロードされる、自機器が存在する地
域と商用電源周波数との対応関係を表す情報を記憶する
ように構成される。
網に接続する機能を有する場合に、上記記憶手段は、上
記通信網からダウンロードされる、自機器が存在する地
域と商用電源周波数との対応関係を表す情報を記憶する
ように構成される。
【００１３】このようにすることで、電子機器を使用す
る地域ごとにその通信網から商用電源周波数の情報がダ
ウンロードされるので、使用が想定されるすべての地域
についての商用電源周波数をすべてメモリに記憶してお
く必要がなくなり、これによりメモリの記憶容量を削減
することができる。
る地域ごとにその通信網から商用電源周波数の情報がダ
ウンロードされるので、使用が想定されるすべての地域
についての商用電源周波数をすべてメモリに記憶してお
く必要がなくなり、これによりメモリの記憶容量を削減
することができる。
【００１４】さらに、電子機器が、基地局の位置を報知
する機能を有する通信網に接続する機能を有する場合
に、上記地域情報取得手段は、上記通信網から報知され
る基地局の位置をもとに自機器が存在する地域を特定す
るように構成される。このようにすることで、電子機器
は通信網が持つ既存の位置報知機能を利用することで、
簡単かつ正確に自己の機器が存在する地域を特定するこ
とができる。
する機能を有する通信網に接続する機能を有する場合
に、上記地域情報取得手段は、上記通信網から報知され
る基地局の位置をもとに自機器が存在する地域を特定す
るように構成される。このようにすることで、電子機器
は通信網が持つ既存の位置報知機能を利用することで、
簡単かつ正確に自己の機器が存在する地域を特定するこ
とができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】図１は、この発明に係わるＬＣＤ
表示装置を備えた電子機器の一実施形態であるＣＤＭＡ
移動通信端末の構成を示す回路ブロック図である。
表示装置を備えた電子機器の一実施形態であるＣＤＭＡ
移動通信端末の構成を示す回路ブロック図である。
【００１６】同図において、図示しない基地局から送信
された無線周波信号は、アンテナ１で受信されたのちア
ンテナ共用器２（ＤＵＰ）を介して受信回路（ＲＸ）３
に入力される。受信回路３では、上記無線周波信号が周
波数シンセサイザ（ＳＹＮ）４から出力された受信局部
発振信号とミキシングされて中間周波信号に周波数変換
される。なお、上記周波数シンセサイザ４から発生され
る受信局部発振信号の周波数は、制御部１２からの制御
信号ＳＹＣによって指示される。
された無線周波信号は、アンテナ１で受信されたのちア
ンテナ共用器２（ＤＵＰ）を介して受信回路（ＲＸ）３
に入力される。受信回路３では、上記無線周波信号が周
波数シンセサイザ（ＳＹＮ）４から出力された受信局部
発振信号とミキシングされて中間周波信号に周波数変換
される。なお、上記周波数シンセサイザ４から発生され
る受信局部発振信号の周波数は、制御部１２からの制御
信号ＳＹＣによって指示される。
【００１７】上記受信中間周波信号は、ＣＤＭＡ信号処
理部６において、直交復調処理が施されたのち、受信チ
ャネルに割り当てられた拡散符号（ＰＮ符号）により逆
拡散処理され、これによりデータレートに応じた所定の
フォーマットの復調データに変換される。そして、この
変換された復調データは音声符号処理部７に入力され、
また上記受信データのうちデータレートを示すデータに
ついては受信データレートとして制御部１２に入力され
る。
理部６において、直交復調処理が施されたのち、受信チ
ャネルに割り当てられた拡散符号（ＰＮ符号）により逆
拡散処理され、これによりデータレートに応じた所定の
フォーマットの復調データに変換される。そして、この
変換された復調データは音声符号処理部７に入力され、
また上記受信データのうちデータレートを示すデータに
ついては受信データレートとして制御部１２に入力され
る。
【００１８】音声符号処理部７は、上記ＣＤＭＡ信号処
理部６から出力された復調データに対し、制御部１２か
ら通知される受信データレートに応じた伸長処理を施し
たのち、ビタビ復号等を用いた復号処理と誤り訂正復号
処理を行って、ベースバンドの受信ディジタルデータを
再生する。
理部６から出力された復調データに対し、制御部１２か
ら通知される受信データレートに応じた伸長処理を施し
たのち、ビタビ復号等を用いた復号処理と誤り訂正復号
処理を行って、ベースバンドの受信ディジタルデータを
再生する。
【００１９】ＰＣＭ符号処理部８は、制御部１２から出
力されたディジタル音声信号通信の種別（音声通信、デ
ータ通信）に応じて異なる信号処理を行なう。すなわ
ち、音声通信時には、音声符号処理部７から出力された
受信ディジタルデータをＰＣＭ復号してアナログ受話信
号を出力する。このアナログ受話信号は、受話増幅器９
にて増幅されたのちスピーカ１０より拡声出力される。
またデータ通信時には、音声符号処理部７から出力され
た受信ディジタルデータを制御部１２へ出力する。制御
部１２は、上記受信ディジタルデータを記憶部１３に格
納する。また必要に応じて、上記受信ディジタルデータ
を図示しない外部インタフェースを介して携帯情報端末
（ＰＤＡ：Personal Digital Assistance ）やノート型
パーソナル・コンピュータ等のパーソナル・コンピュー
タへ出力する。
力されたディジタル音声信号通信の種別（音声通信、デ
ータ通信）に応じて異なる信号処理を行なう。すなわ
ち、音声通信時には、音声符号処理部７から出力された
受信ディジタルデータをＰＣＭ復号してアナログ受話信
号を出力する。このアナログ受話信号は、受話増幅器９
にて増幅されたのちスピーカ１０より拡声出力される。
またデータ通信時には、音声符号処理部７から出力され
た受信ディジタルデータを制御部１２へ出力する。制御
部１２は、上記受信ディジタルデータを記憶部１３に格
納する。また必要に応じて、上記受信ディジタルデータ
を図示しない外部インタフェースを介して携帯情報端末
（ＰＤＡ：Personal Digital Assistance ）やノート型
パーソナル・コンピュータ等のパーソナル・コンピュー
タへ出力する。
【００２０】これに対し、音声通信時における話者の送
話音声は、マイクロホン１１に入力されたのち、送話増
幅器１８で適正レベルまで増幅される。そして、ＰＣＭ
符号処理部８にてＰＣＭ符号化処理が施されたのち、送
信データとして音声符号処理部７に入力される。また、
図示しないパーソナル・コンピュータ等から出力された
データ或いは図示しないカメラから入力された画像デー
タは、外部インタフェースを介して制御部１２に入力さ
れ、この制御部１２ＡからＰＣＭ符号処理部８を介して
音声符号処理部７に出力される。
話音声は、マイクロホン１１に入力されたのち、送話増
幅器１８で適正レベルまで増幅される。そして、ＰＣＭ
符号処理部８にてＰＣＭ符号化処理が施されたのち、送
信データとして音声符号処理部７に入力される。また、
図示しないパーソナル・コンピュータ等から出力された
データ或いは図示しないカメラから入力された画像デー
タは、外部インタフェースを介して制御部１２に入力さ
れ、この制御部１２ＡからＰＣＭ符号処理部８を介して
音声符号処理部７に出力される。
【００２１】音声符号処理部７は、音声通信時には、Ｐ
ＣＭ符号処理部８から出力された送信音声データより入
力音声のエネルギー量を検出し、この検出結果に基づい
てデータレートを決定する。そして、上記送信データを
上記データレートに応じたフォーマットのバースト信号
に圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理を施したのちＣＤ
ＭＡ信号処理部６へ出力する。また、データ通信時にお
いては、ＰＣＭ符号処理部８を通過した送信データを、
予め設定されたデータレートに応じたフォーマットのバ
ースト信号に圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理を施し
てＣＤＭＡ信号処理部６へ出力する。なお、音声通信時
及びデータ通信時のいずれのデータレートも、送信デー
タレートとして制御部１２に通知される。
ＣＭ符号処理部８から出力された送信音声データより入
力音声のエネルギー量を検出し、この検出結果に基づい
てデータレートを決定する。そして、上記送信データを
上記データレートに応じたフォーマットのバースト信号
に圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理を施したのちＣＤ
ＭＡ信号処理部６へ出力する。また、データ通信時にお
いては、ＰＣＭ符号処理部８を通過した送信データを、
予め設定されたデータレートに応じたフォーマットのバ
ースト信号に圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理を施し
てＣＤＭＡ信号処理部６へ出力する。なお、音声通信時
及びデータ通信時のいずれのデータレートも、送信デー
タレートとして制御部１２に通知される。
【００２２】ＣＤＭＡ信号処理部６は、上記音声符号処
理部７にて圧縮されたバースト信号に対して、送信チャ
ネルに割り当てられたＰＮ符号を用いて拡散処理を施
す。そしてこの拡散符号化された送信信号に対して直交
変調処理を行い、この直交変調信号を送信回路（ＴＸ）
５へ出力する。
理部７にて圧縮されたバースト信号に対して、送信チャ
ネルに割り当てられたＰＮ符号を用いて拡散処理を施
す。そしてこの拡散符号化された送信信号に対して直交
変調処理を行い、この直交変調信号を送信回路（ＴＸ）
５へ出力する。
【００２３】送信回路５は、上記直交変調信号を周波数
シンセサイザ４から発生される送信局部発振信号と合成
して無線周波信号に変換する。そして、送信回路５は、
制御部１２により通知される送信データレートに基づい
て、上記無線周波信号の有効部分だけを高周波増幅し、
送信無線周波信号として出力する。この送信回路５から
出力された送信無線周波信号は、アンテナ共用器２を介
してアンテナ１に供給され、このアンテナ１から図示し
ない基地局へ向けてバースト送信される。
シンセサイザ４から発生される送信局部発振信号と合成
して無線周波信号に変換する。そして、送信回路５は、
制御部１２により通知される送信データレートに基づい
て、上記無線周波信号の有効部分だけを高周波増幅し、
送信無線周波信号として出力する。この送信回路５から
出力された送信無線周波信号は、アンテナ共用器２を介
してアンテナ１に供給され、このアンテナ１から図示し
ない基地局へ向けてバースト送信される。
【００２４】入力部１４には、ダイヤルキーや発信キ
ー、電源キー、終了キー、音量調節キー、モード指定キ
ー等のキー群が設けられている。また１７は電源回路で
あり、バッテリ１６の出力をもとに所定の動作電源電圧
Ｖccを生成して各回路部に供給する。
ー、電源キー、終了キー、音量調節キー、モード指定キ
ー等のキー群が設けられている。また１７は電源回路で
あり、バッテリ１６の出力をもとに所定の動作電源電圧
Ｖccを生成して各回路部に供給する。
【００２５】ところで、この移動通信端末は表示手段と
してＬＣＤ表示装置１５を備えている。ＬＣＤ表示装置
１５は、ＬＣＤパネル２０と、表示駆動回路２１とから
構成される。
してＬＣＤ表示装置１５を備えている。ＬＣＤ表示装置
１５は、ＬＣＤパネル２０と、表示駆動回路２１とから
構成される。
【００２６】このうち表示駆動回路２１は、表示ＲＡＭ
２１１と、ＭＰＵインタフェース（ＭＰＵＩ／Ｆ）２１
２と、表示タイミング発生回路２１３と、液晶用電源回
路２１４と、ＳＥＧ出力回路２１５と、ＣＯＭ出力回路
２１６とを備えている。
２１１と、ＭＰＵインタフェース（ＭＰＵＩ／Ｆ）２１
２と、表示タイミング発生回路２１３と、液晶用電源回
路２１４と、ＳＥＧ出力回路２１５と、ＣＯＭ出力回路
２１６とを備えている。
【００２７】ＭＰＵＩ／Ｆ２１２は、後述する制御部１
２のマイクロプロセッサ（ＭＰＵ）から出力される表示
データ及び制御信号の受信して、表示ＲＡＭ２１１、表
示タイミング発生回路２１３及び液晶用電源回路２１４
に供給する。表示ＲＡＭ２１１は、制御部１２から上記
ＭＰＵＩ／Ｆ２１２を介して供給された表示データを展
開する。ＳＥＧ出力回路２１５及びＣＯＭ出力回路２１
６は、上記表示ＲＡＭ２１１から読み出された表示デー
タをもとに列データ及び行データを生成してＬＣＤパネ
ル２０に供給し、上記表示データを表示させる。
２のマイクロプロセッサ（ＭＰＵ）から出力される表示
データ及び制御信号の受信して、表示ＲＡＭ２１１、表
示タイミング発生回路２１３及び液晶用電源回路２１４
に供給する。表示ＲＡＭ２１１は、制御部１２から上記
ＭＰＵＩ／Ｆ２１２を介して供給された表示データを展
開する。ＳＥＧ出力回路２１５及びＣＯＭ出力回路２１
６は、上記表示ＲＡＭ２１１から読み出された表示デー
タをもとに列データ及び行データを生成してＬＣＤパネ
ル２０に供給し、上記表示データを表示させる。
【００２８】表示タイミング発生回路２１３は、上記表
示ＲＡＭ２１１、ＳＥＧ出力回路２１５及びＣＯＭ出力
回路２１６を動作させるための表示クロックを生成する
もので、周波数の異なる２種類の表示クロックを選択的
に発生する。この２種類の表示クロック周波数はそれぞ
れ、商用電源周波数である５０Ｈｚ及び６０Ｈｚのとき
に、表示のちらつきが目立たない値に設定される。表示
タイミング発生回路２１３は、上記２種類の表示クロッ
ク周波数を発生するために、ＤＵＴＹ値を２つの値に切
り替える回路を備え、後述する制御部１２から発生され
る設定コマンドにより上記ＤＵＴＹ値を切り替える。
示ＲＡＭ２１１、ＳＥＧ出力回路２１５及びＣＯＭ出力
回路２１６を動作させるための表示クロックを生成する
もので、周波数の異なる２種類の表示クロックを選択的
に発生する。この２種類の表示クロック周波数はそれぞ
れ、商用電源周波数である５０Ｈｚ及び６０Ｈｚのとき
に、表示のちらつきが目立たない値に設定される。表示
タイミング発生回路２１３は、上記２種類の表示クロッ
ク周波数を発生するために、ＤＵＴＹ値を２つの値に切
り替える回路を備え、後述する制御部１２から発生され
る設定コマンドにより上記ＤＵＴＹ値を切り替える。
【００２９】記憶部１３には、位置対応地域情報テーブ
ル１３ａが格納されている。図３は、この位置対応地域
情報テーブル１３ａの構成の一例を示すもので、位置情
報に対応付けて、この位置が含まれる地域、この地域で
使用している商用電源周波数及びこの商用電源周波数に
対応付けて設定された設定コマンドを記憶したものであ
る。
ル１３ａが格納されている。図３は、この位置対応地域
情報テーブル１３ａの構成の一例を示すもので、位置情
報に対応付けて、この位置が含まれる地域、この地域で
使用している商用電源周波数及びこの商用電源周波数に
対応付けて設定された設定コマンドを記憶したものであ
る。
【００３０】制御部１２は、ハードウエアの面では、マ
イクロプロセッサ（ＭＰＵ）と、種々制御プログラムを
記憶したプログラムメモリと、送受信データや制御用デ
ータを一時記憶するデータメモリとを備える。またソフ
トウエアの面では、音声通信及びデータ通信を制御する
プログラムや、通話音声データを記憶部１３を用いて録
音／再生する制御プログラム等に加え、この発明に係わ
る制御機能である位置検出機能１２ａ及び表示駆動周波
数可変設定機能１２ｂを実現するための制御プログラム
を備えている。
イクロプロセッサ（ＭＰＵ）と、種々制御プログラムを
記憶したプログラムメモリと、送受信データや制御用デ
ータを一時記憶するデータメモリとを備える。またソフ
トウエアの面では、音声通信及びデータ通信を制御する
プログラムや、通話音声データを記憶部１３を用いて録
音／再生する制御プログラム等に加え、この発明に係わ
る制御機能である位置検出機能１２ａ及び表示駆動周波
数可変設定機能１２ｂを実現するための制御プログラム
を備えている。
【００３１】位置検出機能１２ａを実現するプログラム
は、待受状態において、複数の周辺基地局がページング
チャネルを使用して送信している報知情報をそれぞれ受
信し、この報知情報のシステムパラメータメッセージ
（System Parameter Message）から各周辺基地局の位置
情報を抽出する。そして、この抽出した周辺基地局の位
置情報をもとに自端末の存在位置を推定する。
は、待受状態において、複数の周辺基地局がページング
チャネルを使用して送信している報知情報をそれぞれ受
信し、この報知情報のシステムパラメータメッセージ
（System Parameter Message）から各周辺基地局の位置
情報を抽出する。そして、この抽出した周辺基地局の位
置情報をもとに自端末の存在位置を推定する。
【００３２】表示駆動周波数可変設定機能１２ｂを実現
するプログラムは、上記位置検出機能１２ａにより推定
された自端末の位置情報をもとに、前記記憶部１３に格
納されている位置対応地域情報テーブル１３ａをアクセ
スし、自端末の存在位置が含まれる地域の商用電源周波
数に対応する設定コマンドを読み出す。そして、この設
定コマンドを、前記表示駆動回路２１の表示タイミング
発生回路２１３に与える。
するプログラムは、上記位置検出機能１２ａにより推定
された自端末の位置情報をもとに、前記記憶部１３に格
納されている位置対応地域情報テーブル１３ａをアクセ
スし、自端末の存在位置が含まれる地域の商用電源周波
数に対応する設定コマンドを読み出す。そして、この設
定コマンドを、前記表示駆動回路２１の表示タイミング
発生回路２１３に与える。
【００３３】次に、以上のように構成された移動通信端
末の動作を説明する。図４は、制御部１２による位置検
出機能１２ａ及び表示駆動周波数可変設定機能１２ｂの
制御手順とその内容を示すフローチャートである。
末の動作を説明する。図４は、制御部１２による位置検
出機能１２ａ及び表示駆動周波数可変設定機能１２ｂの
制御手順とその内容を示すフローチャートである。
【００３４】制御部１２は、ステップ４ａで端末ユーザ
による再設定操作を監視すると共に、ステップ４ｂで新
たな位置登録が行われたか否かを繰り返し監視してい
る。そして、この状態で例えば端末ユーザがＬＣＤパネ
ル２０の表示ちらつきを低減するために表示部１４にお
いて表示クロック周波数の再設定操作を行うか、或いは
端末の電源投入又は自端末の移動に伴い基地局との間で
位置登録手順が実行されたとする。そうすると制御部１
２は、先ずステップ４ｃにおいて、周辺の複数の基地局
から位置情報を受信するための制御を以下のように実行
する。
による再設定操作を監視すると共に、ステップ４ｂで新
たな位置登録が行われたか否かを繰り返し監視してい
る。そして、この状態で例えば端末ユーザがＬＣＤパネ
ル２０の表示ちらつきを低減するために表示部１４にお
いて表示クロック周波数の再設定操作を行うか、或いは
端末の電源投入又は自端末の移動に伴い基地局との間で
位置登録手順が実行されたとする。そうすると制御部１
２は、先ずステップ４ｃにおいて、周辺の複数の基地局
から位置情報を受信するための制御を以下のように実行
する。
【００３５】すなわち、ＣＤＭＡ基地局はパイロットチ
ャネル（Pilot Channel）、シンクチャネル（Sync Chan
nel）及びページングチャネル（Paging Channel）をそ
れぞれ送信しており、ＣＤＭＡ移動通信端末はこれらの
パイロットチャネル、シンクチャネル及びページングチ
ャネルを順に受信することで基地局を捕捉する。そし
て、捕捉できた複数のＣＤＭＡ基地局の中から、条件が
最も良いＣＤＭＡ基地局を選択してこの基地局に対し同
期を確立し、以後間欠受信動作モードに移行する。
ャネル（Pilot Channel）、シンクチャネル（Sync Chan
nel）及びページングチャネル（Paging Channel）をそ
れぞれ送信しており、ＣＤＭＡ移動通信端末はこれらの
パイロットチャネル、シンクチャネル及びページングチ
ャネルを順に受信することで基地局を捕捉する。そし
て、捕捉できた複数のＣＤＭＡ基地局の中から、条件が
最も良いＣＤＭＡ基地局を選択してこの基地局に対し同
期を確立し、以後間欠受信動作モードに移行する。
【００３６】ＣＤＭＡ基地局は、上記ページングチャネ
ルを使用して報知情報を送信しており、この報知情報の
うちシステムパラメータメッセージ（System Parameter
Message）には基地局自身の位置情報を含めている。こ
の位置情報は例えば緯度経度により表される。そこで移
動通信端末は、先ず同期確立先のＣＤＭＡ基地局が送信
している報知情報のシステムパラメータメッセージから
当該基地局の位置情報を抽出する。またＣＤＭＡ基地局
は、報知情報によりエクステンディド・ネイバ・リスト
・メッセージ（Extended Neighbor List Message）を送
信しており、移動通信端末は同期確立先のＣＤＭＡ基地
局が送信しているこのエクステンディド・ネイバ・リス
ト・メッセージを受信してこのメッセージの中から周辺
の複数の基地局情報を取得する。そして、この情報をも
とに周辺の各ＣＤＭＡ基地局を順次捕捉してその報知情
報を受信し、これらの報知情報から基地局の位置情報を
それぞれ抽出する。
ルを使用して報知情報を送信しており、この報知情報の
うちシステムパラメータメッセージ（System Parameter
Message）には基地局自身の位置情報を含めている。こ
の位置情報は例えば緯度経度により表される。そこで移
動通信端末は、先ず同期確立先のＣＤＭＡ基地局が送信
している報知情報のシステムパラメータメッセージから
当該基地局の位置情報を抽出する。またＣＤＭＡ基地局
は、報知情報によりエクステンディド・ネイバ・リスト
・メッセージ（Extended Neighbor List Message）を送
信しており、移動通信端末は同期確立先のＣＤＭＡ基地
局が送信しているこのエクステンディド・ネイバ・リス
ト・メッセージを受信してこのメッセージの中から周辺
の複数の基地局情報を取得する。そして、この情報をも
とに周辺の各ＣＤＭＡ基地局を順次捕捉してその報知情
報を受信し、これらの報知情報から基地局の位置情報を
それぞれ抽出する。
【００３７】そして、同期確立先の基地局及び周辺の基
地局から位置情報を取得すると、移動通信端末の制御部
１２は、ステップ４ｄにおいて上記各位置情報と各基地
局からの受信電界強度とをもとに自端末の位置を算出す
る。
地局から位置情報を取得すると、移動通信端末の制御部
１２は、ステップ４ｄにおいて上記各位置情報と各基地
局からの受信電界強度とをもとに自端末の位置を算出す
る。
【００３８】さて、自端末の位置を検出すると制御部１
２は、続いてステップ４ｅで記憶部１３から地域情報テ
ーブル１３ａを読み出す。そして、上記自端末の位置と
この地域情報テーブル１３ａをもとに、先ずステップ４
ｆで該当地域の有無を判定し、該当地域があれば次にス
テップ４ｇで前回検出した自端末の存在地域から移動し
ているか否かを判定する。そして、地域を移動していれ
ば、ステップ４ｈで商用電源周波数が変化しているか否
かを判定し、商用電源周波数が変化していれば、表示駆
動回路２１の表示クロック周波数をシフトさせる必要が
あると判断してステップ４ｉに移行し、ここで対応する
設定コマンドを地域情報テーブル１３ａから読み出して
表示駆動回路２１に供給する。
２は、続いてステップ４ｅで記憶部１３から地域情報テ
ーブル１３ａを読み出す。そして、上記自端末の位置と
この地域情報テーブル１３ａをもとに、先ずステップ４
ｆで該当地域の有無を判定し、該当地域があれば次にス
テップ４ｇで前回検出した自端末の存在地域から移動し
ているか否かを判定する。そして、地域を移動していれ
ば、ステップ４ｈで商用電源周波数が変化しているか否
かを判定し、商用電源周波数が変化していれば、表示駆
動回路２１の表示クロック周波数をシフトさせる必要が
あると判断してステップ４ｉに移行し、ここで対応する
設定コマンドを地域情報テーブル１３ａから読み出して
表示駆動回路２１に供給する。
【００３９】このため、表示駆動回路２１では、上記設
定コマンドに応じて表示タイミング発生回路２１３のＤ
ＵＴＹ値が変化し、これにより表示クロック周波数が可
変設定される。したがって、ＬＣＤパネル２０における
表示状態は、当該地域で使用されている商用電源周波数
の下でもちらつきが目立たなくなる。
定コマンドに応じて表示タイミング発生回路２１３のＤ
ＵＴＹ値が変化し、これにより表示クロック周波数が可
変設定される。したがって、ＬＣＤパネル２０における
表示状態は、当該地域で使用されている商用電源周波数
の下でもちらつきが目立たなくなる。
【００４０】ところで、上記表示タイミング発生回路２
１３から発生される表示クロック周波数は、例えば次の
ように設定される。
１３から発生される表示クロック周波数は、例えば次の
ように設定される。
【００４１】すなわち、表示タイミング発生回路２１３
ＬＣＤの表示用フレーム周波数は、図示しない基準発振
器から発生される基準発振周波数ｆosc を１／ｎ分周す
ることにより生成される。この表示用フレーム周波数
は、表示クロック周波数をｆclとすると（ｆcl＊ＤＵＴ
Ｙ値）により表されるため、表示クロック周波数ｆclの
ＤＵＴＹ値を変化させることにより任意に可変設定する
ことが可能である。
ＬＣＤの表示用フレーム周波数は、図示しない基準発振
器から発生される基準発振周波数ｆosc を１／ｎ分周す
ることにより生成される。この表示用フレーム周波数
は、表示クロック周波数をｆclとすると（ｆcl＊ＤＵＴ
Ｙ値）により表されるため、表示クロック周波数ｆclの
ＤＵＴＹ値を変化させることにより任意に可変設定する
ことが可能である。
【００４２】以下、基準発振周波数ｆosc を３３ＫＨ
ｚ、分周比ｎを８として場合、つまり表示クロック周波
数ｆcl＝４１２５Ｈｚの場合を例にとって説明する。
ｚ、分周比ｎを８として場合、つまり表示クロック周波
数ｆcl＝４１２５Ｈｚの場合を例にとって説明する。
【００４３】蛍光灯下でＬＣＤの表示ちらつきを目視確
認した場合の一例として次のような報告例がある。 ５０Ｈｚの時：７８Ｈｚ以上１００Ｈｚ未満…ちらつきが目立つ ６４Ｈｚ以上 ７８Ｈｚ未満…ちらつきが目立たない ６０Ｈｚの時：７２Ｈｚ以上 ９８Ｈｚ未満…ちらつきが目立たない ６０Ｈｚ以上 ７２Ｈｚ未満…ちらつきが目立つ。
認した場合の一例として次のような報告例がある。 ５０Ｈｚの時：７８Ｈｚ以上１００Ｈｚ未満…ちらつきが目立つ ６４Ｈｚ以上 ７８Ｈｚ未満…ちらつきが目立たない ６０Ｈｚの時：７２Ｈｚ以上 ９８Ｈｚ未満…ちらつきが目立たない ６０Ｈｚ以上 ７２Ｈｚ未満…ちらつきが目立つ。
【００４４】以上の目視確認結果から、５０Ｈｚ及び６
０Ｈｚの両方の下でＬＣＤの表示ちらつきを目立たなく
するには、７２Ｈｚ〜７８Ｈｚの表示用フレーム周波数
を生成する必要がある。これは、ＤＵＴＹ値を１／５３
〜１／５７に設定することに相当する。
０Ｈｚの両方の下でＬＣＤの表示ちらつきを目立たなく
するには、７２Ｈｚ〜７８Ｈｚの表示用フレーム周波数
を生成する必要がある。これは、ＤＵＴＹ値を１／５３
〜１／５７に設定することに相当する。
【００４５】しかし、基準発振器の基準発振周波数ｆos
c は温度等によりばらつくため、ＤＵＴＹ値を上記範囲
に設定しても表示用フレーム周波数が前記最適範囲内に
常に収まるとは限らない。
c は温度等によりばらつくため、ＤＵＴＹ値を上記範囲
に設定しても表示用フレーム周波数が前記最適範囲内に
常に収まるとは限らない。
【００４６】そこで本実施形態では、商用電源周波数が
５０Ｈｚの時と６０Ｈｚの時とでそれぞれ異なるＤＵＴ
Ｙ値を設定し、商用電源周波数に応じてこれらのＤＵＴ
Ｙ値を択一的に選択するようにしている。
５０Ｈｚの時と６０Ｈｚの時とでそれぞれ異なるＤＵＴ
Ｙ値を設定し、商用電源周波数に応じてこれらのＤＵＴ
Ｙ値を択一的に選択するようにしている。
【００４７】例えば、 ５０Ｈｚの時のＤＵＴＹ値：１／５３〜１／６４ ６０Ｈｚの時のＤＵＴＹ値：１／４３〜１／５７ とし、それぞれこの中の中心地に近い１／５８及び１／
５０をＤＵＴＹ値として設定する。
５０をＤＵＴＹ値として設定する。
【００４８】表示タイミング発生回路２１３は、上記２
種類のＤＵＴＹ値を切替選択する回路を備え、制御部１
２から供給される設定コマンドに応じてこれらのＤＵＴ
Ｙ値が選択的に出力される。例えば、設定コマンドが
“０”のときには上記５０Ｈｚの時のＤＵＴＹ値である
１／５８が選択され、一方設定コマンドが“１”のとき
には上記６０Ｈｚの時のＤＵＴＹ値である１／５０が選
択される。
種類のＤＵＴＹ値を切替選択する回路を備え、制御部１
２から供給される設定コマンドに応じてこれらのＤＵＴ
Ｙ値が選択的に出力される。例えば、設定コマンドが
“０”のときには上記５０Ｈｚの時のＤＵＴＹ値である
１／５８が選択され、一方設定コマンドが“１”のとき
には上記６０Ｈｚの時のＤＵＴＹ値である１／５０が選
択される。
【００４９】以上述べたようにこの実施形態では、表示
駆動回路２１の表示タイミング発生回路２１３に、２種
類のＤＵＴＹ値を選択的に設定する回路を備えると共
に、記憶部１３に、端末の位置情報に対応付けてこの位
置が含まれる地域、この地域で使用している商用電源周
波数及びこの商用電源周波数に対応付けて設定された設
定コマンドを記憶した地域情報テーブル１３ａを設けて
いる。そして、端末ユーザの再設定操作或いは位置登録
手順の実行に応動して、複数の周辺基地局から位置情報
をそれぞれ取得してこれらの情報をもとに自端末の位置
を検出し、この検出した位置をもとに上記地域情報テー
ブル１３ａから設定コマンドを読み出して上記表示タイ
ミング発生回路２１３に供給し、ＤＵＴＹ値を切替選択
するようにしている。
駆動回路２１の表示タイミング発生回路２１３に、２種
類のＤＵＴＹ値を選択的に設定する回路を備えると共
に、記憶部１３に、端末の位置情報に対応付けてこの位
置が含まれる地域、この地域で使用している商用電源周
波数及びこの商用電源周波数に対応付けて設定された設
定コマンドを記憶した地域情報テーブル１３ａを設けて
いる。そして、端末ユーザの再設定操作或いは位置登録
手順の実行に応動して、複数の周辺基地局から位置情報
をそれぞれ取得してこれらの情報をもとに自端末の位置
を検出し、この検出した位置をもとに上記地域情報テー
ブル１３ａから設定コマンドを読み出して上記表示タイ
ミング発生回路２１３に供給し、ＤＵＴＹ値を切替選択
するようにしている。
【００５０】したがって、ＬＣＤ表示装置１５におい
て、自端末が存在する地域で使用されている商用電源周
波数とは干渉を生じない表示用フレーム周波数を発生さ
せることができる。このため、移動通信端末をどこの国
や地域に持ち込んで使用しても、室内の蛍光灯との干渉
は回避され、これにより常に高品質のＬＣＤ表示を実現
できる。
て、自端末が存在する地域で使用されている商用電源周
波数とは干渉を生じない表示用フレーム周波数を発生さ
せることができる。このため、移動通信端末をどこの国
や地域に持ち込んで使用しても、室内の蛍光灯との干渉
は回避され、これにより常に高品質のＬＣＤ表示を実現
できる。
【００５１】また、２種類の商用電源周波数に対応して
予め設定した２つのＤＵＴＹ値を、制御部２１から出力
して設定コマンドにより切り替えることで、商用電源周
波数に対応した最適な表示用フレーム周波数を発生する
ようにしたので、発振周波数の温度によるばらつきや制
御誤差の影響を低減して、常に信頼性の高い表示用フレ
ーム周波数を発生することができる。
予め設定した２つのＤＵＴＹ値を、制御部２１から出力
して設定コマンドにより切り替えることで、商用電源周
波数に対応した最適な表示用フレーム周波数を発生する
ようにしたので、発振周波数の温度によるばらつきや制
御誤差の影響を低減して、常に信頼性の高い表示用フレ
ーム周波数を発生することができる。
【００５２】さらに、移動通信システムに既に設けられ
ている位置報知機能を利用して自端末の位置を検出し、
この検出した位置情報と、予め記憶してある地域情報テ
ーブル１３ａとをもとに、商用電源周波数を判定するよ
うにしているので、例えば移動通信端末の充電器に周波
数検出手段を設けて商用電源周波数を検出したり、また
蛍光灯のちらつきの周波数を光学センサ等により直接検
出する必要がなく、これにより簡単かつ安価な構成によ
り地域ごとの商用電源周波数を判定することができる。
ている位置報知機能を利用して自端末の位置を検出し、
この検出した位置情報と、予め記憶してある地域情報テ
ーブル１３ａとをもとに、商用電源周波数を判定するよ
うにしているので、例えば移動通信端末の充電器に周波
数検出手段を設けて商用電源周波数を検出したり、また
蛍光灯のちらつきの周波数を光学センサ等により直接検
出する必要がなく、これにより簡単かつ安価な構成によ
り地域ごとの商用電源周波数を判定することができる。
【００５３】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、前記実施形態では、検出した
自端末の位置情報と、予め記憶してある地域情報テーブ
ル１３ａとをもとに商用電源周波数を判定するようにし
たが、その地域で使用されている商用電源周波数を直接
検出するようにしてもよい。その検出手段としては、例
えば先に述べたように、移動通信端末の充電器に設けた
周波数検出手段を用いたり、蛍光灯のちらつきの周波数
を検出する光学センサを端末に設けるもの等が考えられ
る。
るものではない。例えば、前記実施形態では、検出した
自端末の位置情報と、予め記憶してある地域情報テーブ
ル１３ａとをもとに商用電源周波数を判定するようにし
たが、その地域で使用されている商用電源周波数を直接
検出するようにしてもよい。その検出手段としては、例
えば先に述べたように、移動通信端末の充電器に設けた
周波数検出手段を用いたり、蛍光灯のちらつきの周波数
を検出する光学センサを端末に設けるもの等が考えられ
る。
【００５４】また、地域情報テーブル１３ａについて
は、必ずしも全地域に関する情報をすべて記憶したもの
を予め用意する必要はなく、例えばその地域ごとに通信
網或いは基地局からその地域に関する情報を端末にダウ
ンロードするようにしてもよい。このようにすると、移
動通信端末のメモリ容量を節約できる。
は、必ずしも全地域に関する情報をすべて記憶したもの
を予め用意する必要はなく、例えばその地域ごとに通信
網或いは基地局からその地域に関する情報を端末にダウ
ンロードするようにしてもよい。このようにすると、移
動通信端末のメモリ容量を節約できる。
【００５５】さらに、前記実施形態では移動通信端末を
例にとって説明したが、ノート型のパーソナル・コンピ
ュータやＰＤＡ等の携帯情報端末、携帯型のオーディオ
機器やテレビジョン受像機等にも、この発明は適用可能
である。
例にとって説明したが、ノート型のパーソナル・コンピ
ュータやＰＤＡ等の携帯情報端末、携帯型のオーディオ
機器やテレビジョン受像機等にも、この発明は適用可能
である。
【００５６】その他、商用電源電圧の判定手段の構成
や、表示駆動信号の周波数可変設定手段の構成、液晶表
示装置の回路構成等についても、この発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施できる。
や、表示駆動信号の周波数可変設定手段の構成、液晶表
示装置の回路構成等についても、この発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施できる。
【００５７】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、複数
の周波数特性を持つ表示駆動信号を発生する表示駆動信
号発生手段と、自装置が使用される地域の商用電源周波
数を検出する商用周波数検出手段とを設けて、この商用
周波数検出手段により検出した商用電源周波数に応じて
上記表示駆動信号発生手段が発生する表示駆動信号の周
波数を可変設定するように構成している。
の周波数特性を持つ表示駆動信号を発生する表示駆動信
号発生手段と、自装置が使用される地域の商用電源周波
数を検出する商用周波数検出手段とを設けて、この商用
周波数検出手段により検出した商用電源周波数に応じて
上記表示駆動信号発生手段が発生する表示駆動信号の周
波数を可変設定するように構成している。
【００５８】したがってこの発明によれば、如何なる国
や地域で使用する場合でも表示のちらつきを確実に防止
できるようにし、これにより表示品質の向上を図った液
晶表示装置及び液晶表示装置を備えた電子機器を提供す
ることができる。
や地域で使用する場合でも表示のちらつきを確実に防止
できるようにし、これにより表示品質の向上を図った液
晶表示装置及び液晶表示装置を備えた電子機器を提供す
ることができる。
【図１】 この発明に係わるＬＣＤ表示装置を備えた電
子機器の一実施形態であるＣＤＭＡ移動通信端末の構成
を示す回路ブロック図。
子機器の一実施形態であるＣＤＭＡ移動通信端末の構成
を示す回路ブロック図。
【図２】 図１に示した移動通信端末に設けられるＬＣ
Ｄ表示装置の構成を示す回路ブロック図。
Ｄ表示装置の構成を示す回路ブロック図。
【図３】 地域情報テーブルの構成の一例を示す図。
【図４】 図１に示した移動通信端末の制御部による表
示駆動信号周波数の可変設定制御手順とその内容を示す
フローチャート。
示駆動信号周波数の可変設定制御手順とその内容を示す
フローチャート。
１…アンテナ ２…アンテナ共用器（ＤＵＰ） ３…受信回路（ＲＸ） ４…周波数シンセサイザ（ＳＹＮ） ５…送信回路（ＴＸ） ６…ＣＤＭＡ信号処理部 ７…音声符号処理部 ８…ＰＣＭ符号処理部 ９…受話増幅器 １０…スピーカ １１…マイクロホン １２…制御部 １２ａ…位置検出機能 １２ｂ…表示駆動周波数可変設定機能 １３…記憶部 １３ａ…地域情報テーブル １４…入力部 １５…ＬＣＤ表示装置 １６…バッテリ １７…電源回路 １８…送話増幅器 ２０…ＬＣＤパネル ２１…表示駆動回路 ２１１…表示ＲＡＭ ２１２…ＭＰＵインタフェース（ＭＰＵＩ／Ｆ） ２１３…表示タイミング発生回路 ２１４…液晶用電源回路 ２１５…ＳＥＧ出力回 ２１６…ＣＯＭ出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｇ 3/20 ６８０ Ｇ０９Ｇ 3/20 ６８０Ｓ ６８０Ｔ Ｈ０４Ｍ 1/00 Ｈ０４Ｍ 1/00 Ｗ 1/725 1/725 Ｆターム(参考） 2H093 NC16 NC50 ND10 ND42 5C006 AF13 AF44 AF46 AF51 AF53 AF61 AF72 BB11 BF14 BF38 EC01 FA16 FA18 FA23 FA47 5C080 AA10 BB05 DD06 DD26 JJ02 JJ07 KK07 KK47 5K027 AA11 FF01 FF22 MM17
Claims (6)
- 【請求項１】 表示データを表示駆動信号に同期して液
晶表示器に供給し表示させる液晶表示装置において、 複数の周波数特性を持つ表示駆動信号を発生する表示駆
動信号発生手段と、 自装置を使用する地域の商用電源周波数を判定する商用
周波数判定手段と、 この商用周波数判定手段により判定された商用電源周波
数に応じて、前記表示駆動信号発生手段が発生する表示
駆動信号の周波数を可変設定する周波数可変設定手段と
を具備したことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】 所定の機能動作を行う電子機器本体と、 前記電子機器本体から供給される表示データを表示駆動
信号に同期して液晶表示器に供給し表示させる液晶表示
装置とを具備し、 前記液晶表示装置は、 複数の周波数特性を持つ表示駆動信号を発生する表示駆
動信号発生手段を備え、 前記電子機器本体は、 自機器を使用する地域の商用電源周波数を判定する商用
周波数判定手段と、 この商用周波数判定手段により判定された商用電源周波
数に応じて、前記表示駆動信号発生手段が発生する表示
駆動信号の周波数を可変設定する表示駆動信号可変設定
手段とを備えたことを特徴とする電子機器。 - 【請求項３】 前記表示駆動信号発生手段は、使用が想
定される複数種の商用電源周波数の各々に対応付けて周
波数が予め設定された複数の表示駆動信号を発生する機
能を備え、 前記周波数可変設定手段は、商用周波数検出手段により
判定された商用電源周波数に応じて、前記表示駆動信号
発生手段から対応する周波数の表示駆動信号を選択的に
発生させることを特徴とする請求項２記載の電子機器。 - 【請求項４】 前記商用周波数判定手段は、 自機器の使用が想定される複数の地域の各々に対応付け
て商用電源周波数を記憶する記憶手段と、 自機器が存在する地域を表す情報を取得する地域情報取
得手段と、 この地域情報取得手段により取得した地域を表す情報を
もとに当該地域に対応する商用電源周波数を前記記憶手
段から読み出す手段とを備えたことを特徴とする請求項
２記載の電子機器。 - 【請求項５】 電子機器が通信回線を介して通信網に接
続する機能を有する場合に、 前記記憶手段は、前記通信網からダウンロードされる、
自機器が存在する地域と商用電源周波数との対応関係を
表す情報を記憶することを特徴とする請求項４記載の電
子機器。 - 【請求項６】 電子機器が、基地局の位置報知機能を有
する通信網に接続する機能を有する場合に、 前記地域情報取得手段は、前記通信網から報知される基
地局の位置をもとに自機器が存在する地域を特定するこ
とを特徴とする請求項４記載の電子機器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000196318A JP2002014661A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 液晶表示装置及び液晶表示装置を備えた電子機器 |
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