JP2002014420A - 光変調装置の位置調整方法および位置調整装置 - Google Patents

光変調装置の位置調整方法および位置調整装置

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JP2002014420A
JP2002014420A JP2000195009A JP2000195009A JP2002014420A JP 2002014420 A JP2002014420 A JP 2002014420A JP 2000195009 A JP2000195009 A JP 2000195009A JP 2000195009 A JP2000195009 A JP 2000195009A JP 2002014420 A JP2002014420 A JP 2002014420A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示影が発生しない光変調装置の位置調整方法
および位置調整装置を提供すること。 【解決手段】基準光軸位置Sと調整対象となる光学ユニ
ット170の投写レンズ160の光軸位置S1とのずれ
を計測し、この計測値に基づいてCCDカメラ55をス
クリーン53に沿って移動させることで、光軸位置S1
のずれによる調整作業の不具合を解消し、表示影の発生
を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の光変調装置
と、これらの光変調装置で変調された光を合成する合成
光学系と、この合成光学系で合成された光束を拡大投写
して投写画像を形成する投写光学系とを備えたプロジェ
クタを製造するために、各光変調装置相互の位置を調整
する光変調装置の位置調整方法および位置調整装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の色光を画像情報に応じ
て各色光ごとに変調する複数の光変調装置(液晶パネ
ル)と、各光変調装置で変調された色光を合成する色合
成光学系(クロスダイクロイックプリズム)と、この色
合成光学系で合成された光束を拡大投写して投写画像を
形成する投写光学系(投写レンズ)とを備えたプロジェ
クタが利用されている。
【0003】このようなプロジェクタとしては、例え
ば、光源から射出された光束を、ダイクロイックミラー
によってRGBの三色の色光に分離し、3枚の液晶パネ
ルにより各色光毎に画像情報に応じて変調し、変調後の
光束をクロスダイクロイックプリズムで合成し、投写レ
ンズを介してカラー画像を拡大投写する、いわゆる三板
式のプロジェクタが知られている。このようなプロジェ
クタでは、通常、光源から3枚の液晶パネルの手前まで
の光学系を構成する光学部品が、ライトガイドと呼ばれ
る筐体に収納されている。そして、ライトガイドの液晶
パネルと対峙する面には、液晶パネルの画像形成領域に
光を照射するための開口部が設けられている。
【0004】このようなプロジェクタにより鮮明な投写
画像を得るには、各液晶パネル間での画素ずれ、投写レ
ンズからの距離のずれの発生を防止するために、プロジ
ェクタの製造時、各液晶パネル間相互のフォーカス・ア
ライメント調整を高精度に行わなければならない。ここ
で、フォーカス調整とは、各液晶パネルを投写レンズの
バックフォーカスの位置に正確に配置するための調整を
いい、アライメント調整とは、各液晶パネルの画素を一
致させるための調整をいい、以下の説明においても同様
である。そして、従来では、液晶パネルのフォーカス・
アライメント調整は、3枚の液晶パネル、クロスダイク
ロイックプリズム、および投写レンズを含む光学ユニッ
トを調整対象として、(1) 各液晶パネルの画像形成領域
に光束を入射させ、(2)クロスダイクロイックプリズム
および投写レンズを経た投写画像をスクリーン上に表示
し、(3) スクリーン上の投写画像の反射光を所定位置で
固定されたCCDカメラ等の検出装置で撮像し、(4) C
CDカメラで検出される各液晶パネルのフォーカス、画
素位置等を確認しながら、各液晶パネルの相対位置を位
置調整機構で調整していた。すなわち、スクリーン上に
投写される画像の位置を基準として、各液晶パネルの位
置を調整していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、仮に、図18
(A)に示したように、液晶パネル141の中心Oと投
写レンズ160の光軸S1とが基準光軸Sと一致した場
合に正常な投写が行われる光学系を考える。なお、この
光学系では、液晶パネル141の中心Oが基準光軸Sと
一致した場合に、その画像形成領域がライトガイドの開
口部から射出された照明光束LGの内側に収まるように
なっているものとする。
【0006】このような光学系で、投写レンズ160の
光軸S1が基準光軸Sと一致している場合、図中点線で
示すように、液晶パネル141の中心Oが基準光軸Sか
らずれていれば、スクリーン53上に投写される画像の
位置も基準位置からずれる。したがって、この投写画像
の位置ずれを解消するように、すなわち図中矢印X方向
に液晶パネル141の位置をずらすことにより、液晶パ
ネル141の位置をその中心Oが基準光軸Sと一致する
ように調整することが可能である。一方、図18(B)
に示されるように、投写レンズ160の製造誤差や取付
誤差等によって、投写レンズ160の光軸S2が、基準
光軸Sに対してずれている場合がある。この場合は、液
晶パネル141の中心Oが基準光軸Sからずれていて
も、スクリーン53上に投写される画像の位置が基準位
置からずれていないと、液晶パネル141の中心Oを基
準光軸Sと一致させるような調整が行われない。したが
って、図18(B)に示されたように、液晶パネル14
1の画像形成領域がライトガイドの開口部から射出され
た照明光束LGに対してずれた状態で、液晶パネル14
1が位置決めされてしまう。そして画像形成領域と照明
光LGとのずれDが投写画像周辺に影(以下、この影を
「表示影」という)を発生させてしまう。
【0007】特に、最近のプロジェクタでは、明るさを
アップさせるために、画像形成領域と照明光束LGとの
ずれの許容度が少なくなってきているので、表示影が出
やすい構造となっている。
【0008】本発明の目的は、表示影が発生しない光変
調装置の位置調整方法および位置調整装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る光変調装置の位置調整方法は、少なく
とも複数の光変調装置と、各光変調装置で変調された光
を合成する合成光学系と、この合成光学系で合成された
光束を拡大投写して投写画像を形成する投写光学系とを
備えた光学ユニットを調整対象とし、前記投写光学系を
介してスクリーンに表示された投写画像の情報を検出装
置で検出して、前記光変調装置の位置を調整する光変調
装置の位置調整方法であって、調整対象となる前記光学
ユニットの前記投写光学系の光軸位置と基準光軸位置と
のずれを計測する計測手順と、この計測手順で計測され
たずれの量を補正するように前記検出装置を前記スクリ
ーンに沿って移動させる移動手順と、この移動手順で前
記検出装置を移動させた後に前記光変調装置の位置調整
を行う調整手順と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る光変調装置の位置調整
装置は、少なくとも複数の光変調装置と、各光変調装置
で変調された光を合成する合成光学系と、この合成光学
系で合成された光束を拡大投写して投写画像を形成する
投写光学系とを備えた光学ユニットを調整対象として、
前記光変調装置の位置を調整する光変調装置の位置調整
装置であって、前記投写光学系を介して投写された画像
を表示するスクリーンと、前記スクリーンに表示された
投写画像の情報を検出する検出装置と、前記検出装置に
よって検出された情報に基づいて前記光変調装置を移動
させる変調装置用位置調整装置と、前記検出装置を前記
スクリーンに沿って移動させる移動装置と、前記変調装
置用位置調整装置と前記移動装置とを制御する制御部
と、を有し、前記制御部は、前記光学ユニットの前記投
写光学系の光軸位置と基準光軸位置とのずれを計測する
計測手順と、この計測手順で計測されたずれの量を補正
するように前記移動装置によって前記検出装置を移動さ
せる移動手順と、この移動手順で前記検出装置を移動さ
せた後に前記変調装置用位置調整装置によって前記光変
調装置の位置調整を行う調整手順と、を実行できるよう
に構成されたことを特徴とする。
【0011】このような本発明によれば、基準光軸位置
と投写光学系の把握した光軸位置とのずれを計測し、こ
の計測値に基づいて検出装置をスクリーンに沿って移動
させることで、調整対象となる光学ユニットの投写光学
系の光軸位置がずれていても、適切な調整作業を実行す
ることができる。したがって、表示影の発生が回避でき
る。
【0012】本発明の調整方法において、前記計測手順
は、前記光変調装置を移動させて、前記投写光学系から
前記スクリーンに投写される画像を予め設定された前記
検出装置の基準位置に合わせ込む工程と、この工程にお
ける前記光変調装置の移動量から前記検出装置の移動量
を算出する工程と、を備えることが好ましい。また、本
発明の調整装置において、前記制御部は、前記検出装置
の基準位置を記憶可能に構成され、前記計測手順は、前
記変調装置用位置調整装置によって前記光変調装置を移
動させて、前記投写光学系から前記スクリーンに投写さ
れる画像を前記制御部に記憶された前記検出装置の基準
位置に合わせ込む工程と、この工程における前記光変調
装置の移動量から前記検出装置の移動量を算出する工程
と、によって実行されるようにすることが好ましい。
【0013】このようにすれば、表示影を発生させる原
因となる投写レンズの光軸位置のずれを補正するための
検出装置の移動量が正確に求められて、表示影の発生を
確実に防止することができる。
【0014】また、本発明の位置調整方法において、前
記計測手順は、前記合成光学系を挟んで前記投写光学系
と対向する位置にある前記光変調装置を用いて実行され
ることが好ましい。また、本発明の光変調装置の位置調
整装置において、前記計測手順は、前記合成光学系を挟
んで前記投写光学系と対向する位置にある前記光変調装
置を用いて実行されることが好ましい。
【0015】このようにすれば、移動手順からその後に
行われる光変調装置の位置調整手順へスムーズに作業を
移行することが可能となり、一連の調整作業を容易に実
行することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。 (1)レンズアレイが使用されるプロジェクタの構造 図1には、本発明の実施形態に係る光変調装置の位置調
整装置の調整対象とされる、複数の光変調装置、色合成
光学系、および投写光学系を含む光学ユニットが採用さ
れたプロジェクタ100の構造が示されている。このプ
ロジェクタ100は、インテグレータ照明光学系11
0、色分離光学系120、リレー光学系130、電気光
学装置140、色合成光学系となるクロスダイクロイッ
クプリズム150、および投写光学系となる投写レンズ
160を備えている。
【0017】前記インテグレータ照明光学系110は、
光源ランプ111Aおよびリフレクタ111Bを含む光
源装置111と、第1レンズアレイ113と、第2レン
ズアレイ115と、反射ミラー117と、重畳レンズ1
19とを備えている。光源ランプ111Aから射出され
た光束は、リフレクタ111Bによって射出方向が揃え
られ、第1レンズアレイ113によって複数の部分光束
に分割され、反射ミラー117によって射出方向を90
°折り曲げられた後、第2レンズアレイ115の近傍で
結像する。第2レンズアレイ115から射出された各部
分光束は、その中心軸(主光線)が後段の重畳レンズ1
19の入射面に垂直となるように入射し、さらに重畳レ
ンズ119から射出された複数の部分光束は、後述する
電気光学装置140を構成する3枚の液晶パネル141
R、141G、141B上で重畳する。
【0018】前記色分離光学系120は、2枚のダイク
ロイックミラー121、122と、反射ミラー123と
を備え、これらのミラー121、122、123により
インテグレータ照明光学系110から射出された複数の
部分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有
している。前記リレー光学系130は、入射側レンズ1
31、リレーレンズ133、および反射ミラー135、
137を備え、この色分離光学系120で分離された色
光、例えば、青色光Bを液晶パネル141Bまで導く機
能を有している。
【0019】前記電気光学装置140は、3枚の光変調
装置となる液晶パネル141R、141G、141Bを
備え、これらは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッ
チング素子として用いたものであり、色分離光学系12
0で分離された各色光は、これら3枚の液晶パネル14
1R、141G、141Bによって、画像情報に応じて
変調されて光学像を形成する。前記色合成光学系となる
クロスダイクロイックプリズム150は、前記3枚の液
晶パネル141R、141G、141Bから射出された
各色光ごとに変調された画像を合成してカラー画像を形
成するものである。尚、クロスダイクロイックプリズム
150には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を
反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面
に沿って略X字状に形成され、これらの誘電体多層膜に
よって3つの色光が合成される。そして、クロスダイク
ロイックプリズム150で合成されたカラー画像は、投
写レンズ160から射出され、スクリーン上に拡大投写
される。
【0020】(2)調整対象となる光学ユニットの構造 このようなプロジェクタ100において、電気光学装置
140、クロスダイクロイックプリズム150、および
投写レンズ160は、光学ユニットとして一体化されて
いる。すなわち、図2に示すように、光学ユニット17
0は、マグネシウム合金製の側面L字状の構造体となる
ヘッド体171を備えている。投写レンズ160は、ヘ
ッド体171のL字の垂直面外側にねじにより固定され
る。クロスダイクロイックプリズム150は、ヘッド体
171のL字の水平面上側に同様にねじにより固定され
ている。
【0021】電気光学装置140を構成する3枚の液晶
パネル141R、141G、141Bは、クロスダイク
ロイックプリズム150の側面三方を囲むように配置さ
れる。具体的には、図3に示すように、各液晶パネル1
41R、141G、141Bは、保持枠143内に収納
され、この保持枠143の四隅部分に形成される孔14
3Aに透明樹脂製のピン145を紫外線硬化型接着剤と
ともに挿入することにより、クロスダイクロイックプリ
ズム150の光束入射端面151に接着固定された、い
わゆるPOP(Panel On Prism)構造によりクロスダイ
クロイックプリズム150に固定されている。ここで、
保持枠143には、矩形状の開口部143Bが形成さ
れ、各液晶パネル141R、141G、141Bは、こ
の開口部143Bで露出し、この部分が画像形成領域と
なる。すなわち、各液晶パネル141R、141G、1
41Bのこの部分に各色光R、G、Bが導入され、画像
情報に応じて光学像が形成される。
【0022】このようなPOP構造が採用された光学ユ
ニット170では、液晶パネル141R、141G、1
41Bをクロスダイクロイックプリズム150に接着固
定する際に、各液晶パネル141R、141G、141
Bのフォーカス調整、アライメント調整、および固定を
同時期(約8分以内)に行わなければならないので、通
常以下の手順で組み立てが行われる。
【0023】1)ヘッド体171に投写レンズ160およ
びクロスダイクロイックプリズム150を取付固定す
る。 2)クロスダイクロイックプリズム150に第1の液晶パ
ネル、例えば、液晶パネル141Gを接着固定する。具
体的には、まず、液晶パネル141Gの保持枠143の
孔143Aに、先端に紫外線硬化型接着剤を塗布したピ
ン145を挿入する。
【0024】3)次に、該ピン145の先端部分をクロス
ダイクロイックプリズム150の光束入射端面151に
当接させる。 4)この状態で液晶パネル141Gの画像形成領域に光束
を導入し、投写レンズ160を介して投写面上に表示さ
れた投写画像を確認しながら、光束入射端面151に対
する進退位置、平面位置、および回転位置を調整して、
液晶パネル141Gのフォーカス、アライメント調整を
行う。
【0025】5)適切なフォーカス、アライメントが得ら
れたら、ピン145の基端部分から紫外線を照射し、紫
外線硬化型接着剤を完全に硬化させる。 6)他の液晶パネル141R、141Bも前記と同様に接
着固定されるが、調整に際しては、既に固定された液晶
パネル141Gの画像形成領域の画素位置を考慮する。
すなわち、既に固定された液晶パネル141Gの画素位
置を基準として、光束入射端面151に対する平面位
置、および光束入射端面151に対する回転位置を調整
する。従って、このようなPOP構造を採用した光学ユ
ニット170を組み立てる際には、各液晶パネル141
R、141G、141B相互のフォーカス、アライメン
トを調整する位置調整装置が必要となる。
【0026】(3)光変調装置の位置調整装置の構造 図4および図5には、前記の光学ユニット170の各液
晶パネル141R、141G、141B相互のフォーカ
ス、アライメントを調整する位置調整装置2が示されて
いる。この位置調整装置2は、調整装置本体30と、ス
クリーンユニット50とを備え、暗室20内部に配置さ
れている。暗室20は、スクリーンユニット50を囲む
側板21および天板22と、調整装置本体30を囲むカ
ーテン23とを備え、光学ユニット170のフォーカ
ス、アライメント調整は、この暗室20で行われる。
【0027】(3-1)調整装置本体の構造 前記調整装置本体30は、位置調整機構となる3つの6
軸位置調整ユニット31、調整対象となる光学ユニット
170を支持固定するクランプ治具33、および3つの
6軸位置調整ユニット31およびクランプ治具33が載
置される載置台35を備えている。尚、図4では図示を
略したが、載置台35の下部には、調整装置本体30お
よびスクリーンユニット50を制御する制御部であるコ
ンピュータ70(後述)、調整対象である光学ユニット
170の調整作業を行うに際し、調整用光源を導入する
調整用光源装置、および紫外線硬化型接着剤を硬化させ
て光学ユニット170の液晶パネル141R、141
G、141Bをクロスダイクロイックプリズム150上
に固定するための固定用紫外線光源装置が設置されてい
る。
【0028】前記6軸位置調整ユニット31は、クロス
ダイクロイックプリズム150の光束入射端面151に
対して、液晶パネル141R、141G、141Bの配
置位置を調整するものである。この6軸位置調整ユニッ
ト31は、図6に示すように、載置台35のレール35
1に沿って移動可能に設置される変調装置用位置調整装
置としての平面位置調整部311と、この平面位置調整
部311の先端部分に設けられる面内回転位置調整部3
13と、この面内回転位置調整部313の先端部分に設
けられる面外回転位置調整部315と、この面外回転位
置調整部315の先端部分に設けられる液晶パネル狭持
部317とを備えている。
【0029】平面位置調整部311は、クロスダイクロ
イックプリズム150の光束入射端面151に対する進
退位置および平面位置を調整する部分であり、載置台3
5上に摺動可能に設けられる基部311Aと、この基部
311A上に立設される脚部311Bと、この脚部31
1Bの上部先端部分に設けられ、面内回転位置調整部3
13が接続される接続部311Cを備えている。基部3
11Aは、図示しないモータなどの駆動機構により、載
置台35のZ軸方向(図6中左右方向)を移動する。脚
部311Bは、側部に設けられるモータなどの駆動機構
(図示略)によって基部311Aに対してX軸方向(図
6の紙面と直交する方向)に移動する。接続部311C
は、図示しないモータなどの駆動機構によって、脚部3
11Bに対してY軸方向(図6中上下方向)に移動す
る。
【0030】面内回転位置調整部313は、クロスダイ
クロイックプリズム150の光束入射端面151に対す
る液晶パネル141R、141G、141Bの面内方向
回転位置の調整を行う部分であり、平面位置調整部31
1の先端部分に固定される円柱状の基部313Aと、こ
の基部313Aの円周方向に回転自在に設けられる回転
調整部313Bを備えている。そして、この回転調整部
313Bの回転位置を調整することにより、光束入射端
面151に対する液晶パネル141R、141G、14
1Bの面内方向回転位置を高精度に調整することができ
る。
【0031】面外回転位置調整部315は、クロスダイ
クロイックプリズム150の光束入射端面151に対す
る液晶パネル141R、141G、141Bの面外方向
回転位置の調整を行う部分である。この面外回転位置調
整部315は、前記面内回転位置調整部313の先端部
分に固定されるとともに、水平方向で円弧となる凹曲面
が先端部分に形成された基部315Aと、この基部31
5Aの凹曲面上を円弧に沿って摺動可能に設けられ、垂
直方向で円弧となる凹曲面が先端部分に形成された第1
調整部315Bと、この第1調整部315Bの凹曲面上
を円弧に沿って摺動可能に設けられる第2調整部315
Cとを備えている。そして、基部315Aの側部に設け
られた図示しないモータを回転駆動すると、第1調整部
315Bが摺動し、第1調整部315の上部に設けられ
た図示しないモータを回転すると、第2調整部315C
が摺動し、光束入射端面151に対する液晶パネル14
1R、141G、141Bの面外方向回転位置を高精度
に調整することができる。
【0032】液晶パネル狭持部317は、調整対象とな
る液晶パネル141R、141G、141Bを保持する
部分であり、前記第2調整部315Cの先端部分に固定
される固定狭持片317Aと、第2調整部315Cの先
端部分でスライド自在に設けられる可動狭持片317B
と、可動狭持片317Bを動作させるアクチュエータ3
17Cとを備えている。そして、アクチュエータ317
Cによって可動狭持片317Bを動作させることによ
り、液晶パネル141R、141G、141Bを狭持す
ることができる。さらに、可動狭持片317Bのスライ
ド初期位置を変更することにより、大きさの異なる液晶
パネル141R、141G、141Bを狭持することが
できる。
【0033】このような液晶パネル狭持部317の固定
狭持片317Aおよび可動狭持片317Bの間には、光
源ユニット37が配置されている。この光源ユニット3
7は、液晶パネル141R、141G、141Bに調整
用光源光、固定用光源光を供給するものであり、液晶パ
ネル141R、141G、141Bと当接するユニット
本体371と、このユニット本体371に各光源光を供
給するための光ファイバ372とを含んで構成される。
【0034】光ファイバ372の先端は、載置台35の
下部に設置される調整用光源装置および固定用光源装置
に接続されている。ユニット本体371の液晶パネル1
41R、141G、141Bとの当接面には、図7
(A)に示すように、液晶パネル141R、141G、
141Bの矩形状の画像形成領域の角隅部分に応じて設
定された調整用光源部371Aと、該画像形成領域の外
側に配置され、透明樹脂製のピン145の基端部分と当
接する固定用光源部371Bとを備えている。尚、液晶
パネル141R、141G、141Bとの当接部分とな
るユニット本体371は、図7(A)に示されるものの
他、図7(B)に示されるように、調整用光源部371
Aの外側側方に沿って固定用光源部371Cが配置され
るものや、図7(C)に示されるように、固定用光源部
371Bの配置が異なるものがあり、液晶パネル141
R、141G、141Bの種類に応じて、これらのユニ
ット本体371を適宜使い分けることにより、固定構造
の異なる液晶パネルに対応できるようになっている。
【0035】前記クランプ治具33は、図8および図9
に示すように、載置台35上に設置される基板331
と、この基板331上に立設される複数本の脚部333
と、この脚部333の上部に設けられ、調整対象となる
光学ユニット170が取り付けられるセット板335と
を備えている。基板331には、該基板331の外側に
突出する相対位置調整部337が設けられている。相対
位置調整部337は、上述した6軸位置調整ユニット3
1と、クランプ治具33上に固定された光学ユニット1
70との相対位置を調整するものである。この相対位置
調整部337は、基板331の外側に延設され、先端に
ねじ孔が形成された延設部337Aと、延設部337A
のねじ孔と螺合する調整ねじ337Bとを備え、調整ね
じ337Bの先端部分が延設部337Aの外側に突出し
た構造となっている。この調整ねじ337Bの先端は、
クランプ治具33の載置台35へのセット時、上述した
6軸位置調整ユニット31が移動するレール351の端
面に当接する。そして、調整ねじ337Bの螺合位置を
変更することにより、6軸位置調整ユニット31に対す
るクランプ治具33の位置が変更され、クランプ治具3
3上の光学ユニット170の種類に応じて6軸位置調整
ユニット31を適切な位置に配置できるようになってい
る。尚、本実施形態では、相対位置調整部337は、光
学ユニット170の光束射出方向、すなわちZ軸方向に
1カ所、このZ軸方向に直交する方向、すなわちX軸方
向に2カ所設けられている(合計3カ所)。
【0036】セット板335は、ヘッド体171を支持
する載置部339と、投写レンズ160を支持するレン
ズ支持部341と、投写レンズ160の射出光束の光量
を減らすNDフィルターを配置する為のNDホルダー3
43と、載置部339に設置された光学ユニット170
を狭持固定するためのクランプレバー345と、投写レ
ンズ160および開口窓343の間に配置されるフレア
カッタ347とを備えている。尚、フレアカッタ347
は、図8に示すように、セット板335の端部に立設さ
れる立上部348に回動自在に設けられる棒状部349
の先端側に設けられ、この棒状部349を回動させ、フ
レアカッタ347を投写レンズ160の直前に配置する
事で、投写レンズ160からの射出光束のフレア光を規
制し鮮明な画像をスクリーンユニット50に投写できる
ようになっている。NDホルダーは、製造機種により射
出光量が異なる為、光量調整用のNDフィルターを保持
し、光量を調整する様に設ける。調整対象となる光学ユ
ニット170を設置する場合、載置部339上に光学ユ
ニット170を設置するとともに、投写レンズ160を
レンズ支持部341に当接させた後、クランプレバー3
45を回動して、光学ユニット170のヘッド体171
を狭持固定する。
【0037】(3-2)スクリーンユニットの構造 前記スクリーンユニット50は、図4および図5に示す
ように、調整装置本体30と所定の距離を設けて配置さ
れる載置台51と、この載置台51の上面に配置され、
調整対象となる光学ユニット170の投写面としての透
過型スクリーン53と、この透過型スクリーン53の裏
面に設置される検出装置となるCCDカメラ55と、こ
のCCDカメラ55を透過型スクリーン53の面に沿っ
て移動させる移動機構57とを備えている。
【0038】載置台51の上面には、光学ユニット17
0の投写方向に沿って延びる3本のレール511が配置
され、透過型スクリーン53は、この3本のレール51
1上を移動可能となっていて、調整装置本体30と透過
型スクリーン53との相対距離を調整できるようになっ
ている。尚、透過型スクリーン53の移動は、載置台5
1の内部に設けられるサーボ制御機構または手動操作に
よって行われる(図示略)。
【0039】透過型スクリーン53は、図10に示され
るように、周囲に設けられる矩形状の枠体531、およ
びこの枠体531の内側に設けられるスクリーン本体5
33を備えている。スクリーン本体533は、例えば、
不透明樹脂層上に光学ビーズを均一に分散配置して構成
することができ、光学ビーズが配置された側から光束を
入射すると、光学ビーズがレンズとなって、該光束をス
クリーン本体533の裏面側に射出するようになってい
る。
【0040】検出装置としてのCCDカメラ55は、電
荷結合素子(Charge Coupled Device)を撮像素子とし
たエリアセンサであり、スクリーン本体533の背面側
で形成される投写画像を検出して、電気信号として出力
するものである。本実施形態では、CCDカメラ55
は、透過型スクリーン53上に表示される矩形状の投写
画像の四隅部分近傍に移動機構57を介して4つ配置さ
れている。尚、このCCDカメラ55は、投写画像を高
精度に検出するために、ズーム・フォーカス機構を備
え、遠隔制御により自由にズーム・フォーカスを調整で
きるようになっている。
【0041】移動機構57は、枠体531の四隅部分近
傍に設けられる基部571と、この基部571に対し
て、X軸方向(図10では左右方向)に摺動可能に設け
られる4本の軸部材573と、各々の軸部材573にY
軸方向(図10では上下方向)に摺動自在に取り付けら
れ、CCDカメラ55が取り付けられる4つのカメラ取
付部575とを備えている。そして、各カメラ取付部5
75は、載置台51内部のサーボ制御機構によってX軸
方向およびY軸方向に移動する。
【0042】(4)位置調整装置による調整操作 上述した調整装置本体30およびスクリーンユニット5
0は、図11のブロック図に示すように、コンピュータ
70と電気的に接続されている。このコンピュータ70
は、CPUおよび記憶装置を備え、調整装置本体30お
よびスクリーンユニット50のサーボ機構の動作制御を
行うとともに、CCDカメラ55で撮像された投写画像
の画像処理も行う。
【0043】コンピュータ70に呼び出されるプログラ
ムは、図12に示される表示画面71をディスプレイ上
に表示し、この表示画面71上に表示された種々の情報
に基づいて、フォーカス、アライメント調整が行われ
る。該表示画面71は、CCDカメラ55からの映像を
直接表示する画面表示ビュー72と、CCDカメラ55
からの映像信号の画像処理を行うための画像処理ビュー
73と、画像処理を行った結果、6軸位置調整ユニット
31の各軸調整量を表示する軸移動量表示ビュー74と
を備えている。
【0044】調整対象となる光学ユニット170のフォ
ーカス、アライメント調整は、光学ユニット170の機
種に応じた調整条件を設定する機種登録操作と、この機
種登録操作の後、登録された調整条件を呼び出して、実
際の調整操作を行う調整操作とから構成されている。以
下、機種登録操作および調整操作を詳述する。
【0045】(4-1)機種登録操作 機種登録操作は、フォーカス位置、アライメント位置が
予め調整された光学ユニット170のサンプルを用い、
図13のフローチャートに従って実行される。 1)まず、コンピュータ70上に展開されたプログラム内
に設定された機種データをクリアして(処理S11)、
新たな機種データが登録できるような状態にする。 2)次に、該プログラムによる画像処理の設定の入力を行
う(処理S12)。具体的には、各CCDカメラ55間
の距離の設定を入力する。尚、CCDカメラ55間の距
離は、液晶パネル141R、141G、141Bの画像
形成領域の四隅部分が透過型スクリーン53のどこに反
映されるかを考慮して計算により設定する。
【0046】3)画像処理設定の入力が終了したら、機種
データとして使用するファイル名を設定し、設定した距
離を機種データとして、そのファイル名で記憶装置に保
存する(処理S13)。 4)機種データの保存が終了したら、CCDカメラ55の
基準位置P(図17)を設定する(処理S14)。CC
Dカメラ55の基準位置は、ティーチング操作により設
定される。プログラムの中からティーチング操作を選択
すると、画面表示ビュー72上にCCDカメラ55の位
置の基準である十字線が表示される。この十字線を見な
がら移動機構57によりCCDカメラ55を移動させ、
所望の位置にCCDカメラ55を配置する。なお、この
基準位置Pは、液晶パネル141Gと光軸のずれがない
投写レンズ160が正常な位置に配置されたときに、投
写レンズ160からスクリーン53に投写される画像
(正常に投写された画像)が撮像できる位置である。す
なわち、CCDカメラ55の基準位置Pは、光軸のずれ
がない投写レンズ160を介して正常に投写された画像
を基準とした相対位置として設定されたものである。し
たがって、CCDカメラ55の基準位置Pの位置のデー
タから、投写レンズ160の基準光軸Sの位置を取得す
ることが可能となる。
【0047】5)CCDカメラ55の基準位置設定が終了
したら、光学ユニット170の機種番号およびこの機種
番号におけるCCDカメラ55の位置を機種データとし
て上記のファイルに登録する(処理S15)。
【0048】6)液晶パネル141Gの位置調整を行うた
めの6軸位置調整ユニット31の、調整開始位置を上記
のファイルに登録する。この位置は、製品設計上の液晶
パネル141Gの画像形成領域の中心の位置とする(処
理S16)。 7)CCDカメラ55の1画素のサイズの設定を行い(処
理S17)、上記のファイルに登録する(処理S1
8)。
【0049】8)最後に、アライメント用基準パターンの
登録を行う(処理S19)。具体的には、図14に示す
ように、画素部分G1と画素以外の部分G2の辺の比率
が略2:1(面積比4:5)となる略正方形状の領域を
基準パターンBPとし、該パターンBPの形状および投
写画像領域上での配置位置を登録する。尚、この基準パ
ターンBPは、各液晶パネル141R、141G、14
1Bの四隅部分に対応して設定する必要があるので、1
2(4×3)個の基準パターン、およびリトライパター
ン12(4×3)個を登録しておく。 9)すべての基準パターンの登録が終了したら、これらの
データを機種データとして上記のファイルに正式に登録
する(処理S20)。
【0050】(4-2)調整操作 調整操作は、図15のフローチャートに従って実行され
る。 1)まず、調整対象となる光学ユニット170の機種に合
わせてクランプ治具33を選択した後、該クランプ治具
33に光学ユニット170を固定するとともに、クラン
プ治具33を載置台35上の所定位置にセットする(処
理S21)。 2)コンピュータ70に展開されたプログラム上で、先の
機種登録操作で登録された機種データの中から、調整対
象となる光学ユニット170に相当する機種データを呼
び出す(処理S22)。
【0051】3)プログラム上に機種データが呼び出され
たら、投写レンズ160とクロスダイクロイックプリズ
ム150を挟んで対向位置にある液晶パネル141Gを
用いて、CCDカメラ55の配置位置を補正する(処理
S23)。この作業は図16のフローチャートに従う。
【0052】3-1)まず、機種データに登録されたCCD
カメラ55の配置位置をコンピュータ70から出力し、
載置台51内部のサーボ機構により移動機構57を動か
す。移動機構57によってスクリーン53の面に沿って
CCDカメラ55を移動させて図17(A)で示される
基準位置Pにセットする(処理S231)。この基準位
置Pは、図13に示した処理S15によって予め記憶さ
せておいた位置である。
【0053】3-2)図17(A)で示される通り、液晶パ
ネル141Gをスクリーン53と平行な平面内で移動さ
せる(処理S232)。この液晶パネル141Gの移動
は、スクリーン53に投写される画像がCCDカメラ5
5の基準位置Pに合わせ込まれるまで行われる(処理S
233)。このとき、液晶パネル141Gの画像形成領
域の中心Oは、図13に示した処理S16によって登録
された調整開始位置から離れていくことになる。そし
て、液晶パネル141Gの画像形成領域の中心Oの移動
量Dは、サーボ機能を備えたマイクロメータ等の計測手
段で計測されている。この移動量Dは、基準光軸Sに対
する液晶パネル141の画像形成領域の中心Oのずれに
対応している。したがって、移動量Dにより、調整対象
である投写レンズ160の実際の光軸位置を把握するこ
とが可能である。
【0054】3-3)次に、 処理S233で計測された移
動量DからCCDカメラ55の移動量αDを算出する
(処理S234)。移動量αDは液晶パネル141Gと
投写レンズ160との距離と、投写レンズ160とスク
リーン53との距離との比αを移動量Dに乗じることに
よって求められる。処理S232〜S234により、基
準光軸位置Sと調整対象となる光学ユニット170に含
まれる投写レンズ160の光軸位置S1とのずれを計測
する計測手順が実行される。
【0055】3-4)その後、図17(B)に示される通
り、CCDカメラ55をスクリーン53に沿ってαDだ
け移動させる(処理S235)。すなわち、基準位置P
から補正位置P’に移動させる。
【0056】3-5)さらに、図17(B)に示される通
り、液晶パネル141Gを図13に示した処理S16に
よって登録された調整開始位置に戻す(処理S23
6)。これにより液晶パネル141Gの画像形成領域の
位置とライトガイドLGの開口部の位置とのずれはなく
なる。
【0057】3-6)以上の作業が終了したら、6軸位置調
整ユニット31による実際のフォーカス、アライメント
調整を開始する。
【0058】4)再び図15のフローチャートに戻って説
明する。まず、液晶パネル141Gのフォーカス・アラ
イメント調整を行う。このため、プログラムの表示画面
71上でデータクリア操作を行った後、液晶パネル14
1Gを狭持する6軸位置調整ユニット31を表すSTAGE
1を選択し(処理S24)、液晶パネル141Gのフォ
ーカス・アライメント調整作業ができるようにする。 5)上記6軸位置調整ユニット31に設けられる光源ユニ
ット37の調整用光源部371Aから光束を射出し(処
理S25)、透過型スクリーン53上に液晶パネル14
1Gの四隅部分の投写画像を形成する。
【0059】6)各CCDカメラ55は、この投写画像の
フォーカスを合わせて撮像し、画像信号としてコンピュ
ータ70に出力する(処理S26)。コンピュータ70
のディスプレイ上の表示画面71には、画面表示ビュー
72上に各CCDカメラ55により撮像された映像が表
示され、画像処理ビュー73上に画像処理を行った後の
該STAGE1の測定データが表示される(処理S27)。 7)この状態で画像処理ビュー73の「Measurement」ボ
タンを押すと、投影している液晶パネル141Gの四隅
部分の位置を測定し、6軸位置調整ユニット31の各軸
の移動量を軸移動量表示ビュー74に表示する(処理S
28)。具体的には、まず、画像処理ビュー73上で基
準パターンに相当する部分を検出し、検出された基準パ
ターンが画面上のどの位置にあるかを検出し、検出結果
が機種登録操作で登録された配置位置とどれだけずれて
いるかを計算して、この結果を軸移動量表示ビュー74
の各軸移動量として表示する。
【0060】8)軸移動量表示ビュー74の各軸移動量の
表示値に基づいて、6軸位置調整ユニット31の各軸調
整つまみを操作して、液晶パネル141Gの平面位置、
面内回転位置、および面外回転位置を調整する。各軸の
調整作業は、手動つまみをサーボモータ等に変更するこ
とによって、自動化しても良い(処理S29)。一旦調
整が終わったら、再び「Measurement」ボタンを押し
て、各軸の移動量を算出し(処理S30)、すべての軸
の移動量が略0になるまで調整操作を繰り返す(処理S
31)。 9)液晶パネル141Gの位置調整が終了したら、この際
の各データを記憶装置に保存した後(処理S32)、光
源ユニット37の固定用光源部371Bから紫外線を射
出し、液晶パネル141Gの仮固定を行う(処理S3
3)。
【0061】10)液晶パネル141Gの仮固定後、液晶
パネル狭持部317の狭持片317A、317Bを外し
て、液晶パネル141Gをフリーにした状態で、再び
「Measurement」ボタンを押して、位置測定を行う(処
理S34)。この位置測定は、他の液晶パネル141
R、141Bの位置調整を行う際の基準値となる。
【0062】11)液晶パネル141Gの仮固定が終了し
たら、液晶パネル141Rのフォーカス・アライメント
調整を行う。このため、液晶パネル141Rを狭持する
6軸位置調整ユニット31を表すSTAGE2の調整準備を
行う(処理S35)。具体的には、処理S33で得られ
たSTAGE1の基準値に基づいて、STAGE2の基準位置デー
タを設定する。 12)以後、液晶パネル141Gの場合と同様の手順で液
晶パネル141Rの位置調整を行い、調整が終了した
ら、固定用光源部371Bから紫外線を射出して液晶パ
ネル141Rの仮固定を行う(処理S36)。
【0063】13)そして、液晶パネル141Bも液晶パ
ネル141Rと同様の手順で位置調整(フォーカス・ア
ライメント調整)を行い、仮固定を行う。(処理S3
7)。この後、各液晶パネル141R、141G、14
1Bの本固定を行う。なお、処理S33、S36、S3
7において、本固定まで行うようにしても構わない。
【0064】(5)実施形態の効果 このような本実施形態によれば、以下のような効果があ
る。すなわち、基準光軸位置Sと調整対象となる光学ユ
ニット170の投写レンズ160の光軸位置S1とのず
れを計測し、この計測値に基づいてCCDカメラ55を
スクリーン53に沿って移動させることで、光軸位置S
1のずれによる調整作業の不具合を解消し、表示影の発
生を回避することができる。
【0065】また、本実施形態では、基準位置を、CC
Dカメラ55の基準位置Pによって把握するようにした
から、 基準光軸位置Sを容易に把握することができ
る。しかも、計測手順を、液晶パネル141Gを移動さ
せて投写レンズ160からスクリーン53に投写される
画像をCCDカメラ55の基準位置Pに合わせ込む工程
(図16の処理S232、S233)と、この工程にお
ける液晶パネル141Gの移動量DからCCDカメラ5
5の移動量を算出する工程(S234)とによって実行
するようにしたから、表示影を発生させる原因となる投
写レンズ160の光軸位置S1のずれを補正するための
CCDカメラ55の移動量αDが正確に求められて、表
示影の発生を確実に防止することができる。また、投写
レンズ160に対しクロスダイクロイックプリズム15
0を挟んで対向する位置にある液晶パネル141Gを用
いてCCDカメラ55の配置位置の補正(図15の処理
23)を行うようにしたので、図15に示した一連の処
理を実行するための作業が容易となる。つまり、液晶パ
ネル141R、141Bのフォーカス、アライメント調
整は、クロスダイクロイックプリズム150を挟んで対
向する位置にある液晶パネル141Gを基準として行わ
れる。したがって、液晶パネル141Gのフォーカス、
アライメント調整が、他のパネル141R、141Bの
調整に先駆けて行われることとなる。したがってフォー
カス、アライメント調整の前に行われるCCDカメラの
位置の補正S23を液晶パネル141Gを用いて行うよ
うにすれば、その後に行われるパネル141Gのフォー
カス、アライメント調整への移行がスムーズになるから
である。
【0066】(6)実施形態の変形 尚、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではな
く、以下に示すよな変形をも含むものである。前記実施
形態では、調整対象は透過型の液晶パネルを用いたプロ
ジェクタに使用される光学ユニット170であったが、
これに限らず、反射型の液晶パネルを用いたのプロジェ
クタにも応用することが可能である。また、パネルの枚
数も3枚に限られず、複数であれば良い。なお、パネル
の枚数によっては、一部のパネルが単に光の強度を変調
する(色光ではない光の変調を行う)ものとなる場合が
ある。さらに、複数のパネルによって変調される光を合
成する光学系が、クロスダイクロイックプリズムのよう
な色光を合成する光学素子はなく、偏光ビームスプリッ
タのような色とは無関係な光を合成するものを用いて構
成される場合もある。本発明は、このように、色光でな
い光を変調する光変調装置や色光合成光学系以外の合成
光学系を用いたプロジェクタにも、応用することが可能
である。さらに、光変調装置は、液晶パネルに限られ
ず、プラズマ素子やマイクロミラーを用いた光変調装置
であっても良い。すなわち、先に説明した位置調整装置
2や一連の作業手順は、複数の光変調装置を有する様々
なプロジェクタに適用することが可能である。その他、
本発明の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を
達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の光変調装置
の位置調整方法および位置調整装置によれば、調整対象
となる光学ユニットの投写光学系の光軸位置がずれてい
ても、適切な調整作業を実行することができ、表示影の
発生が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光変調装置の位置調整
方法の調整対象となる光学ユニットを含むプロジェクタ
の構造を表す模式図である。
【図2】前記実施形態における調整対象となる光学ユニ
ットの構造を表す外観斜視図である。
【図3】前記実施形態における調整対象となる光学ユニ
ットの構造を表す分解斜視図である。
【図4】前記実施形態における光変調装置の位置調整装
置の構造を表す側面図である。
【図5】前記実施形態における光変調装置の位置調整装
置の構造を表す平面図である。
【図6】前記実施形態における調整装置本体を構成する
位置調整機構の構造を表す側面図である。
【図7】前記実施形態における光源ユニットの光源配置
を表す正面図である。
【図8】前記実施形態における調整装置本体を構成する
クランプ治具の構造を表す外観斜視図である。
【図9】前記実施形態におけるクランプ治具の構造を表
す垂直断面図である。
【図10】前記実施形態における透過型スクリーンの構
造を表す背面図である。
【図11】前記実施形態における光変調装置の位置調整
装置の制御、画像処理の構造を説明するためのブロック
図である。
【図12】前記実施形態における光変調装置の位置調整
装置を制御処理するプログラムを実行した際の画面表示
である。
【図13】前記実施形態におけるフォーカスアライメン
ト調整を行う手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図14】前記実施形態における基準パターン設定の方
法を説明するための模式図である。
【図15】前記実施形態におけるプロジェクタのフォー
カスアライメント調整を行う手順を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図16】図15の処理S23を実行する具体的な手順
を説明するためのフローチャートである。
【図17】前記実施形態の要部を説明するための概略図
である。
【図18】従来例を説明するための概略図である。
【符号の説明】
2 光変調装置の位置調整装置 30 調整装置本体 31 位置調整機構 53 スクリーン 55 検出装置(CCDカメラ) 57 移動機構 70 制御部(コンピュータ) 141R、141G、141B 光変調装置(液晶パネ
ル) 311 変調装置用位置調整装置(平面位置調整部) 150 色合成光学系(クロスダイクロイックプリズ
ム) 160 投写光学系(投写レンズ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA14 EA18 HA08 HA13 HA20 HA21 HA24 HA25 HA28 HA30 2H091 FA05Z FA10Z FA14Z FA17Z FA21Z FA24Z FA41Z FD12 GA13 MA07 5C060 BA03 BA08 BC05 CH18 EA00 GA01 GB02 GB06 HC20 HC24 HC25 JA00 JB06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも複数の光変調装置と、各光変調
    装置で変調された光を合成する合成光学系と、この合成
    光学系で合成された光束を拡大投写して投写画像を形成
    する投写光学系とを備えた光学ユニットを調整対象と
    し、前記投写光学系を介してスクリーンに表示された投
    写画像の情報を検出装置で検出して、前記光変調装置の
    位置を調整する光変調装置の位置調整方法であって、 調整対象となる前記光学ユニットの前記投写光学系の光
    軸位置と基準光軸位置とのずれを計測する計測手順と、
    この計測手順で計測されたずれの量を補正するように前
    記検出装置を前記スクリーンに沿って移動させる移動手
    順と、この移動手順で前記検出装置を移動させた後に前
    記光変調装置の位置調整を行う調整手順と、を備えたこ
    とを特徴とする光変調装置の位置調整方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光変調装置の位置調整方
    法において、 前記計測手順は、前記光変調装置を移動させて、前記投
    写光学系から前記スクリーンに投写される画像を予め設
    定された前記検出装置の基準位置に合わせ込む工程と、 この工程における前記光変調装置の移動量から前記検出
    装置の移動量を算出する工程と、を備えたことを特徴と
    する光変調装置の位置調整方法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の光変調装
    置の位置調整方法において、 前記計測手順は、前記合成光学系を挟んで前記投写光学
    系と対向する位置にある前記光変調装置を用いて実行さ
    れることを特徴とする光変調装置の位置調整方法。
  4. 【請求項4】少なくとも複数の光変調装置と、各光変調
    装置で変調された光を合成する合成光学系と、この合成
    光学系で合成された光束を拡大投写して投写画像を形成
    する投写光学系とを備えた光学ユニットを調整対象とし
    て、前記光変調装置の位置を調整する光変調装置の位置
    調整装置であって、 前記投写光学系を介して投写された画像を表示するスク
    リーンと、このスクリーンに表示された投写画像の情報
    を検出する検出装置と、この検出装置によって検出され
    た情報に基づいて前記光変調装置を移動させる変調装置
    用位置調整装置と、前記検出装置を前記スクリーンに沿
    って移動させる移動装置と、前記変調装置用位置調整装
    置と前記移動装置とを制御する制御部と、を有し、 前記制御部は、前記光学ユニットの前記投写光学系の光
    軸位置と基準光軸位置とのずれを計測する計測手順と、
    この計測手順で計測されたずれの量を補正するように前
    記移動装置によって前記検出装置を移動させる移動手順
    と、この移動手順で前記検出装置を移動させた後に前記
    変調装置用位置調整装置によって前記光変調装置の位置
    調整を行う調整手順と、を実行できるように構成された
    ことを特徴とする光変調装置の位置調整装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の光変調装置の位置調整装
    置において、 前記制御部は、前記検出装置の基準位置を記憶可能に構
    成され、 前記計測手順は、前記変調装置用位置調整装置によって
    前記光変調装置を移動させて、前記投写光学系から前記
    スクリーンに投写される画像を前記制御部に記憶された
    前記検出装置の基準位置に合わせ込む工程と、この工程
    における前記光変調装置の移動量から前記検出装置の移
    動量を算出する工程と、によって実行されることを特徴
    とする光変調装置の位置調整装置。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5に記載の光変調装
    置の位置調整装置において、 前記計測手順は、前記合成光学系を挟んで前記投写光学
    系と対向する位置にある前記光変調装置を用いて実行さ
    れることを特徴とする光変調装置の位置調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023210115A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 光学モジュールの調整方法及び検査方法

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