JP2002013955A - 表示器およびその製造方法 - Google Patents

表示器およびその製造方法

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JP2002013955A
JP2002013955A JP2000193154A JP2000193154A JP2002013955A JP 2002013955 A JP2002013955 A JP 2002013955A JP 2000193154 A JP2000193154 A JP 2000193154A JP 2000193154 A JP2000193154 A JP 2000193154A JP 2002013955 A JP2002013955 A JP 2002013955A
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JP
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guide plate
light guide
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light
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JP2000193154A
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Masaaki Ishimaru
真章 石丸
Toshio Miyagawa
利男 宮川
Naoyuki Aoki
直之 青木
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導光板とケースを2色成形した場合の、両者
の結合強度を確保する。 【解決手段】 1次成形を行った後にスライドコア82
を1次成型品(導光板)40の外周部40aから遠ざか
る方向にストロークSだけ移動させて、1次成型品40
の外周部40aとスライドコア82との間に空間を形成
し、この空間が形成された状態で2次成形を行う。これ
により、導光板40とケース10とが重ね方向に相対移
動するのを防ぐ係合部Dを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に適用され
る表示器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車用表示器(速度計
等)では、光源からの光を樹脂製の導光板にて目盛盤に
導いて透過照明するようになっている。そして、導光板
は、樹脂製のケースに保持固定されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
表示器では、導光板とケースを別々に成形した後、導光
板をケースに組み付けるため、成形および組付の工数が
多くなってしまうという問題があった。
【0004】そこで本発明者は、導光板とケースを2色
成形することによって上記の問題点を解決することを検
討した。しかし、一般的に、ケースはポリプロピレンが
用いられ、導光板はアクリル(=メタクリル)が用いら
れており、ポリプロピレンとアクリルは相溶性が低いた
め、導光板とケースを2色成形した場合、実用に耐える
程度の接合強度を得ることが困難であることが判明し
た。
【0005】本発明は、上記点に鑑み、導光板とケース
を2色成形した場合の、両者の結合強度を確保可能にす
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、目盛りが形成された目
盛盤(20)と、光を出射する光源(70)と、光源
(70)からの光を目盛盤(20)に導く樹脂製の導光
板(40)と、導光板(40)を保持固定する樹脂製の
ケース(10)とを備える表示器において、導光板(4
0)とケース(10)とが層状に重なるように2色成形
し、導光板(40)とケース(10)の外周部に、導光
板(40)とケース(10)とが重ね方向に相対移動す
るのを防ぐ係合部(D)を形成したことを特徴とする。
【0007】これにより、相溶性の低い樹脂材料で2色
成形した場合、すなわち樹脂材料相互の溶け込みによる
接合強度が低い場合でも、係合部の機械的な係合によ
り、導光板とケースの結合強度を確保することができ
る。
【0008】そして、上記のように係合部により結合強
度を確保することにより、導光板とケースを2色成形す
る際の問題(接合強度不足)を解消して2色成形を可能
にし、導光板とケースの成形および組付の工数を低減す
ることができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、目盛りが形成
された目盛盤(20)と、光を出射する光源(70)
と、光源(70)からの光を目盛盤(20)に導く樹脂
製の導光板(40)と、導光板(40)を保持固定する
樹脂製のケース(10)とを備え、共通金型(81)と
1次金型(83)とによって1次成形を行った後に、1
次金型(83)を2次金型(84)に交換して2次成形
を行って、導光板(40)とケース(10)とが層状に
重なるように2色成形する表示器の製造方法であって、
共通金型(81)に対して移動可能に装着されたスライ
ドコア(82)を備え、1次成形を行った後にスライド
コア(82)を1次成型品(40)の外周部(40a)
から遠ざかる方向に移動させて、1次成型品(40)の
外周部(40a)とスライドコア(82)との間に空間
を形成し、この空間が形成された状態で2次成形を行う
ことを特徴とする。
【0010】これにより、1次成型品の外周部とスライ
ドコアとの間に空間を形成した状態で2次成形を行うこ
とにより、請求項1の発明でいう係合部を容易に形成す
ることができる。
【0011】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施形態)図1は、本発明に係
る自動車用表示器の実施形態を示しており、この表示器
は車室内に設けたインストルメントパネルに配設されて
いる。
【0013】表示器は樹脂製のケース10を備え、この
ケース10を利用して表示器がインストルメントパネル
に取り付けられている。ケース10の表面側には、光を
透過可能な樹脂よりなり、かつ表面に目盛りが印刷され
た目盛盤20が取り付けられている。ケース10の裏面
側には、プリント配線板等の配線板30が取り付けられ
ている。
【0014】さらに、ケース10には、後述する光源の
光を目盛盤20に導く樹脂製の導光板40が保持固定さ
れており、この導光板40は、目盛盤20の裏面側に配
設されている。なお、後述するように、ケース10と導
光板40は、2色成形によって一体化されている。
【0015】配線板30の裏面側には回動内機50が配
設され、この回動内機50は、モータや減速歯車等にて
構成される内機本体50aと、内機本体50aにて回転
駆動される指針軸50bとを備えている。この指針軸5
0bは、配線板30、ケース10、導光板40および目
盛盤20を貫通して、目盛盤20の表面側に延出してい
る。そして、指針軸50bの先端部に、導光性発光指針
60が同軸的に支持されている。
【0016】配線板30の表面側には光源としての発光
ダイオード70が配設されており、この発光ダイオード
70の光は、ケース10の貫通穴10aを通って導光板
40に入射する。そして、導光板40に入射した光は導
光板40に導かれて目盛盤20にその裏面から入射し、
これにより目盛盤20が透過照明される。また、導光板
40に入射した光の一部は、目盛盤20の貫通穴20a
を通って指針60に入射し、これにより指針60が発光
する。
【0017】次に、図2〜図5に基づいて、ケース10
と導光板40の2色成形について説明する。なお、図2
は、2色成形されたケース10と導光板40の、図1の
A−A線に沿う断面の形状を示している。図3、図4は
いずれも2色成形機80の1次成形時の状態を示すもの
で、図3は図1のA−A線に沿う断面の成形部分を示
し、図4は他の断面の成形部分を示している。図5は2
色成形機80の2次成形時の状態を示し、図1のA−A
線に沿う断面の成形部分を示している。
【0018】図3、図4において、2色成形機80は、
共通金型81とスライドコア82と1次金型83とによ
って1次成形を行う。スライドコア82は共通金型81
に移動可能に装着されており、図3の左右方向B(スラ
イド方向)に移動可能である。このスライドコア82に
おいて、導光板40(1次成型品)の外周部40aと対
向する内面82aは、共通金型81の底部81a側から
共通金型81の開放面81b側にいくに伴って外側に開
いている。
【0019】一方、1次金型83は共通金型81に対し
て図3の上下方向C(型抜き方向)に移動可能である。
この1次金型83には、共通金型81の底部81aと対
向する部位に、円柱状の凹部83aおよび凸部83bが
適宜数設けられている。
【0020】そして、図3、図4のように共通金型81
とスライドコア82と1次金型83とによって形成され
た空間に1次樹脂材料(例えばアクリル=メタクリル)
を射出して、導光板40を成形する。
【0021】上記の1次成形後、図5に示すように、1
次金型83を2次金型84に交換する。また、スライド
コア82を導光板40の外周部40aから遠ざかる方向
にストロークSだけ移動させて、導光板40の外周部4
0aとスライドコア82の内面82aとの間に空間を形
成する。
【0022】そして、この状態で2次樹脂材料(例えば
ポリプロピレン)を射出して2次成形を行い、1次樹脂
材料製の導光板40と2次樹脂材料製のケース10とが
層状に重なるように配置された2色成形品を完成する。
【0023】次に、本実施形態の特徴について説明す
る。本実施形態では、導光板40の外周部40aとスラ
イドコア82の内面82aとの間に空間を形成した状態
で2次成形を行うため、その空間に2次樹脂材料が入り
込み、ケース10の外周部の一部に、導光板40の外周
部40aと係合する係合片10aが形成される。
【0024】そして、スライドコア82の内面82a
を、共通金型81の底部81a側から共通金型81の開
放面81b側にいくに伴って外側に開くように傾斜させ
ているため、導光板40の外周部40aとケース10の
係合片10aとの係合により、導光板40とケース10
とが重ね方向に相対移動する(導光板40がケース10
から抜ける)のを防止できる。すなわち、樹脂材料相互
の溶け込みによる接合強度が低い場合でも、外周部40
aと係合片10aとの機械的な係合により、導光板40
とケース10の結合強度を確保することができる。な
お、導光板40の外周部40aとケース10の係合片1
0aとによって、係合部Dを構成している。
【0025】また、1次金型83に凹部83aおよび凸
部83bを設けたことにより、図2に示すように、導光
板40とケース10に凹凸部が成形されて嵌合部Eが形
成される。この嵌合部Eにより、2種の樹脂材料の熱膨
張差による、導光板40およびケース10の平面方向
(図2において左右方向および紙面垂直方向)の延びま
たは収縮を抑制し、導光板40およびケース10の延び
または収縮により発生する応力が係合部Dに集中するの
を防止することができる。
【0026】さらに、嵌合部Eにおいては、凹部の収縮
と凸部の延びにより両者の結合力が増加し、これにより
導光板40とケース10の結合強度がさらに高められ
る。
【0027】なお、目盛盤20の照明ムラや見栄えの悪
化を招かないように、係合部Dおよび嵌合部Eは、運転
者の視認範囲外に配置するのが望ましい。
【0028】(他の実施形態)上記実施形態では、スラ
イドコア82の内面82aを、共通金型81の底部81
a側から共通金型81の開放面81b側にいくに伴って
外側に開くように傾斜させたが、スライドコア82の内
面82aを、共通金型81の底部81a側が共通金型8
1の開放面81b側よりも突出した段付形状としてもよ
い。
【0029】また、本発明は、上記した樹脂材料以外の
樹脂材料で導光板40とケース10を2色成形するもの
にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用表示器の一実施形態を示
す要部の断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿うケースと導光板の断面図
である。
【図3】1次成形時の状態を示す断面図である。
【図4】1次成形時の他の断面の状態を示す断面図であ
る。
【図5】2次成形時の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10…ケース、20…目盛盤、40…導光板、70…光
源、D…係合部。
フロントページの続き (72)発明者 青木 直之 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F074 AA02 BB06 DD03 EE03 FF01 3D044 BA01 BA12 BB01 BC13 BD01 5C096 BA01 CB02 CC06 CD09 EA01 EB02 EB08 FA11 FA17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目盛りが形成された目盛盤(20)と、
    光を出射する光源(70)と、前記光源(70)からの
    光を前記目盛盤(20)に導く樹脂製の導光板(40)
    と、前記導光板(40)を保持固定する樹脂製のケース
    (10)とを備える表示器において、 前記導光板(40)と前記ケース(10)とが層状に重
    なるように2色成形し、 前記導光板(40)と前記ケース(10)の外周部に、
    前記導光板(40)と前記ケース(10)とが重ね方向
    に相対移動するのを防ぐ係合部(D)を形成したことを
    特徴とする表示器。
  2. 【請求項2】 目盛りが形成された目盛盤(20)と、
    光を出射する光源(70)と、前記光源(70)からの
    光を前記目盛盤(20)に導く樹脂製の導光板(40)
    と、前記導光板(40)を保持固定する樹脂製のケース
    (10)とを備え、 共通金型(81)と1次金型(83)とによって1次成
    形を行った後に、前記1次金型(83)を2次金型(8
    4)に交換して2次成形を行って、前記導光板(40)
    と前記ケース(10)とが層状に重なるように2色成形
    する表示器の製造方法であって、 前記共通金型(81)に対して移動可能に装着されたス
    ライドコア(82)を備え、 前記1次成形を行った後に前記スライドコア(82)を
    1次成型品(40)の外周部(40a)から遠ざかる方
    向に移動させて、前記1次成型品(40)の外周部(4
    0a)と前記スライドコア(82)との間に空間を形成
    し、 この空間が形成された状態で前記2次成形を行うことを
    特徴とする表示器の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記スライドコア(82)は、前記1次
    成型品(40)の外周部(40a)と対向する面(82
    a)が、前記共通金型(81)の底部(81a)側から
    前記共通金型(81)の開放面(81b)側にいくに伴
    って外側に開いていることを特徴とする請求項2に記載
    の表示器の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110686A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 研磨パッド
JP2016147605A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 豊和化成株式会社 レジスタ用長尺状フィン

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