JP2002013818A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents
貯湯式給湯装置Info
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Abstract
て、給湯流量を必要以上に絞ることなく、且つ設定給湯
温度を確保した給湯を行うことを可能とすることで、使
用勝手のよい貯湯式給湯装置の提供を課題とする。 【解決手段】 貯湯槽10と、貯湯槽10内の湯を加熱
する加熱手段と、貯湯槽10に入水を行う入水管31
と、貯湯槽10内の温水を出湯する出湯管33と、出湯
管33に流れる温水に必要に応じて混水を行う湯水混合
手段35と、湯水混合手段35を経た温水を供給する給
湯管34と、給湯管に流れる流量を制御する流量制御手
段36とを有する貯湯式給湯装置であって、貯湯温度セ
ンサ43によって検出された貯湯槽10の貯湯温度に基
づいて流量制御手段36の制限流量を決定し、過流出を
防止する構成とした。
Description
する。
おいては、瞬間加熱式給湯装置のようには給湯温度を正
確に調整して給湯に供することは通常難しく、このため
貯湯槽内の湯をかなり高温に保持して高温の温水を出湯
させ、この出湯温水に湯水混合手段等によって混水する
ことで、設定の温度に調整するようにするのが一般的で
ある。しかし給湯の温度を設定温度に安定して確保する
ことは、必ずしも容易ではない。このため給湯回路に過
流出を防止するための流量制御手段を設けて、給湯流量
の最大値を制限するようにして、給湯温度の確保を行う
ようにした貯湯式給湯装置も提供されつつある。
を防止するための流量制御手段を設けた従来の貯湯式給
湯装置において、貯湯槽の加熱手段であるバーナの最大
能力に合わせて過流出防止の制限流量を設定した場合に
は、制限流量が多いため、貯湯槽の焚き上げ初期におい
ては貯湯槽の温度がなかなか上昇せず、また実際の給湯
も設定温度を確保できない問題があった。一方、前記流
量制御手段による制限流量を絞り過ぎると、バーナの燃
焼が極端な場合にはオン−オフ燃焼になってしまう場合
も生じ、バーナの保有する能力を十分に活用した給湯が
行えないという問題があった。
おける不都合を解消し、セミ貯湯タイプ等の貯湯式給湯
装置において、給湯流量を必要以上に絞ることなく、且
つ設定給湯温度を確保した給湯を行うことを可能とする
ことで、使用勝手のよい貯湯式給湯装置の提供を課題と
する。
め、本発明の貯湯式給湯装置は、貯湯槽と、該貯湯槽内
の湯を加熱する加熱手段と、前記貯湯槽に入水を行う入
水管と、前記貯湯槽内の温水を出湯する出湯管と、該出
湯管に流れる温水に必要に応じて混水を行う湯水混合手
段と、該湯水混合手段を経た温水を供給する給湯管と、
該給湯管に流れる流量を制御する流量制御手段とを有す
る貯湯式給湯装置であって、貯湯温度センサによって検
出された前記貯湯槽の貯湯温度に基づいて前記流量制御
手段の制限流量を決定し、過流出を防止する構成とした
ことを第1の特徴としている。また本発明の貯湯式給湯
装置は、貯湯槽と、該貯湯槽内の湯を加熱する加熱手段
と、入水管と、該入水管から供給される水を前記貯湯槽
内で貯湯槽の湯によって間接加熱するための熱交換手段
と、該熱交換手段を介して加熱された温水を出湯する出
湯管と、該出湯管に流れる温水に必要に応じて混水を行
う湯水混合手段と、該湯水混合手段を経た温水を供給す
る給湯管と、該給湯管に流れる流量を制御する流量制御
手段とを有する貯湯式給湯装置であって、貯湯温度セン
サによって検出された前記貯湯槽の貯湯温度に基づいて
前記流量制御手段の制限流量を決定し、過流出を防止す
る構成としたことを第2の特徴としている。また本発明
の貯湯式給湯装置は、上記第1又は第2の特徴に加え
て、貯湯槽の貯湯温度を複数の温度区分に分けると共
に、温度区分毎に制限流量を定め、貯湯温度センサによ
って検出された貯湯温度がどの温度区分に属するかによ
り流量制御手段の制限流量を決定し、過流出を防止する
構成としたことを第3の特徴としている。また本発明の
貯湯式給湯装置は、上記第1〜3の何れかの特徴に加え
て、貯湯温度センサの他に入水温度センサを設け、検出
貯湯温度と検出入水温度とに基づいて流量制御手段の制
限流量を決定し、過流出を防止する構成としたことを第
4の特徴としている。また本発明の貯湯式給湯装置は、
上記第1〜4の何れかの特徴に加えて、流量制御手段に
よる制限流量の最大値は、加熱手段の最大能力に対応し
て演算される制限流量を超える値に設定したことを第5
の特徴としている。
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施形
態を示す貯湯式給湯装置の全体概略図、図2は流量制御
手段を用いた給湯の過流出防止を行う制御フローチャー
トである。図3と図4は流量制御手段を用いた給湯の過
流出防止を行う他の制御例を示し、図3は制御フローチ
ャート、図4は説明図である。図5は本発明の第2の実
施形態を示す貯湯式給湯装置の全体概略図である。
供する温水を貯湯槽から直接供給する形式の貯湯式給湯
装置である。10はセミ貯湯槽としての貯湯槽で、その
下部に燃焼室11を有する。貯湯槽10の上には、排ガ
ス集合室12が設けられている。前記燃焼室11と排ガ
ス集合室12との間には複数本の煙管13が連通され、
燃焼室11で発生した高温の排ガスが煙管13を通って
排ガス集合室12に導かれ、更に装置外へ排出される。
貯湯槽10内の湯(水)は前記煙管13を通る排ガスに
よっても加熱される。20はバーナで、送風器21を備
え、ノズル22から液体燃料を噴霧して燃焼室11内で
燃焼させる。なお、前記液体燃料の代わりにガス燃料で
あってもよい。燃料の種類や燃焼のさせ方は特に限定さ
れない。
て入水管31、出湯管33、給湯管34が設けられてい
る。前記入水管31からの水は貯湯槽10内に入り、そ
こでバーナ20の燃焼熱によって加熱され、出湯管33
を通って出湯され、更に湯水混合手段35によって前記
入水管31の分岐管31aを通って供給される水と必要
に応じて混合され、給湯管34に流れる。前記給湯管3
4に流れる温水の流量は、流量制御手段である過流出防
止流量調整器36によってその最大可能流量(制限流
量)が調整される。給湯管34を流れた温水は給湯カラ
ン等から給湯に供される。また浴槽への湯張り管37を
経て浴槽に給湯される。前記入水管31には入水温度セ
ンサ41、入水流量センサ42が設けられている。また
前記貯湯槽10には貯湯槽10内の湯の温度を検出する
貯湯温度センサ43が設けられている。また前記出湯管
33には温水の出湯温度を検出する出湯温度センサ44
が設けられている。更に前記給湯管34には給湯温度を
検出する給湯温度センサ45が設けられている。
して風呂往き管51、風呂加熱コイル52、風呂戻り管
53が接続されている。
ある。前記コントローラ70はマイクロコンピュータを
内蔵し、リモコン80からの指令により、装置のセンサ
類からの情報を得て、予め内蔵のソフトウエア等に従っ
て所定の制御指令を装置各部に行う。
整器36による給湯管34に流れる流量の制御、即ち過
流出防止のための制限流量の調整は、貯湯温度センサ4
3によって検出された貯湯槽10の貯湯温度に基づいて
制限流量を決定し、この制限流量でもって過流出を防止
することができる。また前記過流出防止のための制限流
量の調整は、予め貯湯槽10の貯湯温度を複数の温度区
分に分けると共に、各温度区分毎に制限流量を定めてお
き、貯湯温度センサ43によって検出された貯湯温度が
どの温度区分に属するかによって制限流量を決定し、そ
の決定した制限流量で過流出を防止することができる。
また前記過流出防止のための制限流量の調整は、貯湯温
度センサ43が検出する貯湯温度と入水温度センサ41
が検出する入水温度とに基づいて制限流量を決定し、こ
の制限流量でもって過流出を防止することができる。ま
た上記において、制御流量の最大値は、加熱手段である
前記バーナ20の最大能力に対応して演算される制限流
量を超える値に設定することもできる。
手段である過流出防止流量調整器36を用いて給湯の過
流出防止を行う場合の、より具体的な制御の形態を説明
する。今、装置の運転スイッチがオンされている状態に
おいて、コントローラ70は貯湯温度センサ43による
検出貯湯温度Tcが40℃以下であるか否かを判断し
(ステップS1)、検出貯湯温度Tcが40℃以下であ
れば(ステップS1でイエス)、過流出防止流量調整器
36による過流出防止の制限流量を、過流出防止号数G
kが13号になるようにする(ステップS2)。
Tcが40℃を超える(ステップS1でノー)場合に
は、ステップS3に進んで、コントローラ70は検出貯
湯温度Tcが50℃以下であるか否かを判断する。そし
て検出貯湯温度Tcが50℃以下の場合(ステップS3
でイエス)、即ち貯湯温度が40℃を超えて50℃以下
の場合には、過流出防止流量調整器36による過流出防
止の制限流量を、過流出防止号数Gkが18号になるよ
うにする(ステップS4)。
Tcが50℃を超える(ステップS3でノー)場合に
は、ステップS5に進んで、コントローラ70は検出貯
湯温度Tcが60℃以下であるか否かを判断する。そし
て検出貯湯温度Tcが60℃以下である場合(ステップ
S5でイエス)、即ち貯湯温度が50℃を超えて60℃
以下の場合には、過流出防止流量調整器36による過流
出防止の制限流量を、過流出防止号数Gkが22号にな
るようにする(ステップS6)。
Tcが60℃を超える(ステップS5でノー)場合に
は、コントローラ70は過流出防止流量調整器36によ
る過流出防止の制限流量を、過流出防止号数Gkが24
号になるようにする(ステップS7)。
が40℃以下であるという条件は、必ずしも40℃であ
る必要はない。同様にステップS2における過流出防止
号数Gkは必ずしも13号である必要はない。貯湯温度
Tcが40℃以下というのは、要するに貯湯温度Tcが
かなり低い状態であるという意味であって、例えば予め
実験により35〜45℃程度の温度から適当な温度を決
定して、コントローラ70に記憶させておくことができ
る。同様に前記過流出防止号数Gkが13号というの
は、制限流量をかなり絞るという意味であり、例えば予
め実験により10〜15号程度の号数から適当な号数を
決定して、コントローラ70に記憶させておくことがで
きる。またステップS3での50℃、ステップS4での
18号は、必ずしもその温度及び号数である必要はな
い。貯湯温度Tcが40℃超で50℃以下というのは、
要するにやや低い貯湯温度状態であるという意味であっ
て、例えば予め実験により46〜55℃程度の温度から
適当な温度を決定して、コントローラ70に記憶させて
おくことができる。同様に前記過流出防止号数Gkが1
8号というのは、制限流量を多少絞るという意味であ
り、例えば予め実験により16〜20号程度の号数から
適当な号数を決定して、コントローラ70に記憶させて
おくことができる。またステップS5での60℃、ステ
ップS6での22号は、必ずしもその温度及び号数であ
る必要はない。貯湯温度Tcが50℃超で60℃以下と
いうのは、要するに若干不十分といえる状態であるとい
う意味であって、例えば予め実験により56〜65℃程
度の温度から適当な温度を決定して、コントローラ70
に記憶させておくことができる。同様に前記過流出防止
号数Gkが22号というのは、制限流量を若干絞るとい
う意味であり、例えば予め実験により21〜23号程度
の号数から適当な号数を決定して、コントローラ70に
記憶させておくことができる。更にステップS7での2
4号は、必ずしもその号数である必要はない。過流出防
止号数Gkが24号というのは、この実施形態ではバー
ナ20を最大能力24号で運転する場合に相当する制限
流量とするという意味であり、例えば過流出防止号数G
kをバーナ20の能力の最大号数とすることができる
が、最大号数以上の値とすることも可能である。過流出
防止号数Gkをバーナ20の最大能力号数よりも大きく
する場合としては、貯湯温度が例えば80℃といった非
常に高温の状態にある場合である。このような高温状態
にある場合には、バーナ20の最大能力に対応する制限
流量以上の流量を流すことも可能であると共に、大流量
を流すことを可能とすることで、貯湯温度が80℃を超
えることに起因するバーナ20の燃焼の停止を(即ち、
オン−オフ燃焼となって給湯温度が不安定になってしま
うのを)防止できる。
1分間に25℃上昇させる熱量をいう。本実施形態の貯
湯式給湯装置では、燃焼の号数が最大24号とされてい
る。前記号数Gは次の式1で演算することができる。
ば、ある給湯温度Tq及び入水温度Tnにおいて、前記
号数Gkを得ることが可能な最大流量Qmax(即ち、
これを超える流量が流れる場合には過流出となって、前
記所定の号数Gkを得ることが出来なくなる最大流量)
が定まる。前記最大流量Qmaxを制限流量とし、該制
限流量Qmaxを与える前記号数Gkを過流出防止号数
とする。この制限流量Qmaxと過流出防止号数Gkと
の関係を次の式2に示す。
ど制限流量Qmaxが多くなる。本実施形態において
は、過流出防止号数Gkの最大値を前記燃焼号数Gの最
大値である24号と同じにしている。が、上記したよう
に過流出防止号数Gkは24号より大きくすることも可
能である。
の温度区分に分けて、各区分毎に適当な制限流量Q
maxを与えることで、給湯装置の運転中において、貯
湯槽10の貯湯温度Tcの状況に応じた制限流量Q
maxで過流出防止を行うことができる。よって、設定
給湯温度Tsに対してアンダーシュートすることなく給
湯を行うことができると共に、流量を必要以上に絞って
しまうことなく、よってバーナ20の能力の持ち腐れを
なくして、十分なる給湯流量での給湯を可能とすること
ができる。
る過流出防止流量調整器36を用いて給湯の過流出防止
を行う、他の具体的な制御の形態を説明する。今、装置
の運転スイッチがオンされている状態において、コント
ローラ70は貯湯温度センサ43による検出貯湯温度T
cを検出し(ステップS11)、過流出防止流量調節器
36をその検出貯湯温度Tcに応じた過流出防止号数G
k位置に制御する(ステップS12)。図4の実線aを
参照して、前記ステップS12において、貯湯温度Tc
が40℃以下の場合は、過流出防止号数Gkを12号と
する。また貯湯温度Tcが40℃を超える場合は、貯湯
温度Tcの増加に比例して過流出防止号数Gkを増加さ
せ、貯湯温度Tcが70℃で過流出防止号数Gkが24
号(バーナ20の最大燃焼号数に対応)となるようにし
ている。また貯湯温度Tcが70℃を超える場合には、
更に貯湯温度Tcが80℃になる以前の温度(例えば7
5℃)で過流出防止号数Gkが26号になるように、引
き続きその間も過流出防止号数Gkを増加させるように
している。貯湯温度Tcが80℃になると、バーナ20
の燃焼は停止されるので、過流出防止号数Gkを上げ
て、燃焼停止を予防するようにしている。前記におい
て、貯湯温度Tcが40℃以下の場合は過流出防止号数
Gkを12号としたが、これは図2のステップS1の説
明において言及したのと同様の理由にて、必ずしも40
℃、12号とする必要はない。また貯湯温度Tcが70
℃で過流出防止号数Gkをバーナ20の最大能力である
24号にしたが、前記70℃はこの値である必要はな
い。通常において使用する給湯温度に対して十分に高い
温度であると意味であって、例えば60〜70℃程度の
温度の中から適当な温度を決定して、コントローラ70
に記憶させておけばよい。
温度Tcだけに基づいて過流出防止号数Gkを決めるよ
うにしているが、貯湯温度Tcと入水温度Tnに基づい
て過流出防止号数Gkを決めるようにしてもよい。図4
を参照して、実線aは入水温度Tnが15℃の場合にお
ける貯湯温度Tcに応じた過流出防止号数Gkの制御例
を示すラインである。一方、破線bは入水温度Tnが前
記実線aの入水温度Tn=15℃よりも低い温度、例え
ば10℃以下の場合における貯湯温度Tcに応じた過流
出防止号数G kの制御例を示すラインで、貯湯温度Tc
が40℃以下では過流出防止号数Gkを10号とし、貯
湯温度Tcが40℃を超えると、前記10号から貯湯温
度Tcの増加に応じて比例して過流出防止号数Gkを増
加させるようにし、70℃で24号になるようにしてい
る。ここで、破線bにおける前記10号はこの値である
必要はない。入水温度Tnが低い場合には、過流出防止
号数Gkも低い値として、制限流量Qmaxを絞り込む
趣旨であり、例えば予め実験により9〜11号程度の号
数の中から適当な号数を決定して、コントローラ70に
記憶させておくことができる。同様に破線cは、入水温
度Tnが前記実線aの入水温度Tn=15℃よりも高い
温度、例えば20℃以上の場合における貯湯温度Tcに
応じた過流出防止号数Gkの制御例を示すラインで、貯
湯温度Tcが40℃以下では過流出防止号数G kを14
号とし、貯湯温度Tcが40℃を超えると前記14号か
ら貯湯温度Tcの増加に応じて比例して過流出防止号数
Gkを増加させるようにし、70℃で24号になるよう
にしている。ここで、破線cにおける前記14号はこの
値である必要はない。入水温度Tnが高い場合には、過
流出防止号数Gkも高い値として、制限流量Qmaxの
絞り込みを少なくする趣旨であり、例えば予め実験によ
り13〜15号程度の号数の中から適当な号数を決定し
て、コントローラ70に記憶させておくことができる。
なお貯湯温度Tcが70℃を超える場合には、破線b、
cの場合も実線aの場合と同じ様にして、80℃に達す
る以前の温度(例えば75℃)で過流出防止号数Gkが
26号になるようにしている。勿論、既述したように前
記70℃はこの値に限定されるものではない。
度Tnを加味して、過流出防止号数Gkを決めるように
することで、貯湯槽10の沸かし易さに応じた過流出防
止号数Gkを定め、制限流量Qmaxを設定することが
できるので、設定給湯温度T sの確保と、流量Qの確保
をよりきめ細かく適切に行うことができる。よってバー
ナ20の能力の持ち腐れを解消して、十分な能力による
十分な流量でもって、設定温度の給湯を使い勝手よく行
うことが可能となる。
置である。この給湯装置は、入水管31からの水を熱交
換手段である熱交換コイル32を通すことによって、貯
湯槽10内の温水によって間接的に加熱して出湯管33
に出湯させ、給湯に使用するようにした点において、上
記図1に示す第1の実施形態と異なっている。貯湯槽1
0の下部に燃焼室11が設けられ、貯湯槽10の上に排
ガス集合室12が設けられている。燃焼室11と排ガス
集合室12とは複数本の煙管13で接続されている。前
記燃焼室11には送風器21とノズル22を備えたバー
ナ20が臨まされている。また給湯回路として、入水管
31、熱交換コイル32、出湯管33が設けられてい
る。前記入水管31の分岐管31aと前記出湯管33と
が湯水混合手段35に接続されて、必要に応じて混水が
できるようにされている。湯水混合手段35を経た温水
は、給湯管34を流れて給湯に供される。給湯管34の
途中には、過流出を防止するための流量調節手段とし
て、過流出防止流量調整器36が設けられている。また
給湯管34の途中からは浴槽への湯張り管37が設けら
れている。
入水流量センサ42が設けられ、貯湯槽10には貯湯温
度センサ43が設けられ、出湯管33には出湯温度セン
サ44が設けられ、給湯管34には給湯温度センサ45
が設けられている。
51、風呂加熱コイル52、風呂戻り管53が接続され
ている。更に貯湯槽10には、温水暖房回路として暖房
往き管61と暖房戻り管62とが直接的に接続され、貯
湯槽10の温水を直接利用できるようにされている。な
お前記風呂追い焚き回路と温水暖房回路は、本発明にお
いては必ずしも必要ではない。
しては、バーナ20で加熱された貯湯槽10内の温水を
用いて入水管31から熱交換コイル32を通過する水を
間接加熱する点で、上記第1実施形態と異なるだけであ
る。過流出防止流量調整器36を用いた流量調節の仕方
については、既述した上記第1の実施形態の場合と同様
である。
求項1に記載の貯湯式給湯装置によれば、貯湯槽と、該
貯湯槽内の湯を加熱する加熱手段と、前記貯湯槽に入水
を行う入水管と、前記貯湯槽内の温水を出湯する出湯管
と、該出湯管に流れる温水に必要に応じて混水を行う湯
水混合手段と、該湯水混合手段を経た温水を供給する給
湯管と、該給湯管に流れる流量を制御する流量制御手段
とを有する貯湯式給湯装置であって、貯湯温度センサに
よって検出された前記貯湯槽の貯湯温度に基づいて前記
流量制御手段の制限流量を決定し、過流出を防止する構
成としたので、貯湯槽内の温水を直接給湯に用いる直接
型の貯湯式給湯装置において、貯湯槽の貯湯温度に基づ
いて流量制御手段の適当な制限流量を決定することがで
き、過流出を好ましく防止することが可能となる。また
請求項2に記載の貯湯式給湯装置によれば、貯湯槽と、
該貯湯槽内の湯を加熱する加熱手段と、入水管と、該入
水管から供給される水を前記貯湯槽内で貯湯槽の湯によ
って間接加熱するための熱交換手段と、該熱交換手段を
介して加熱された温水を出湯する出湯管と、該出湯管に
流れる温水に必要に応じて混水を行う湯水混合手段と、
該湯水混合手段を経た温水を供給する給湯管と、該給湯
管に流れる流量を制御する流量制御手段とを有する貯湯
式給湯装置であって、貯湯温度センサによって検出され
た前記貯湯槽の貯湯温度に基づいて前記流量制御手段の
制限流量を決定し、過流出を防止する構成としたので、
間接加熱型の貯湯式給湯装置において、貯湯槽の貯湯温
度に基づいて流量制御手段の適当な制限流量を決定する
ことができ、過流出を好ましく防止することが可能とな
る。また請求項3に記載の貯湯式給湯装置によれば、上
記請求項1又は2に記載の構成による効果に加えて、貯
湯槽の貯湯温度を複数の温度区分に分けると共に、温度
区分毎に制限流量を定め、貯湯温度センサによって検出
された貯湯温度がどの温度区分に属するかにより流量制
御手段の制限流量を決定し、過流出を防止する構成とし
たので、給湯装置の運転中において、貯湯槽の貯湯温度
の状況に応じた制限流量で過流出防止を行うことができ
る。従って設定給湯温度に対してアンダーシュートする
ことなく給湯を行うことができると共に、流量を必要以
上に絞ってしまうことなく、よってバーナの能力の持ち
腐れをなくして、十分なる給湯流量での給湯を可能とす
ることができる。また請求項4に記載の貯湯式給湯装置
によれば、上記請求項1〜3の何れかに記載の構成によ
る効果に加えて、貯湯温度センサの他に入水温度センサ
を設け、検出貯湯温度と検出入水温度とに基づいて流量
制御手段の制限流量を決定し、過流出を防止する構成と
したので、貯湯温度と入水温度とのデータに基づいたよ
り適切な制限流量を決定することができ、より好ましい
状態での過流出の防止を行うことができる。また請求項
5に記載の貯湯式給湯装置によれば、上記請求項1〜4
に記載の構成による効果に加えて、流量制御手段による
制限流量の最大値は、加熱手段の最大能力に対応して演
算される制限流量を超える値に設定したので、貯湯温度
が例えば80℃といった非常に高温の状態にある場合に
おいて、バーナの最大能力に対応する制限流量以上の大
流量を流すことを可能とすることで、貯湯温度が80℃
を超えることに起因するバーナの燃焼の停止を(即ち、
オン−オフ燃焼となって給湯温度が不安定になってしま
うのを)防止することが可能となり、よって給湯運転中
にバーナ燃焼がオン−オフ燃焼となって給湯温度が不安
定に変動するのを予防することが可能となる。
の全体概略図である。
制御フローチャートである。
他の制御例を示す制御フローチャートである。
他の制御例を示す説明図である。
の全体概略図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 貯湯槽と、該貯湯槽内の湯を加熱する加
熱手段と、前記貯湯槽に入水を行う入水管と、前記貯湯
槽内の温水を出湯する出湯管と、該出湯管に流れる温水
に必要に応じて混水を行う湯水混合手段と、該湯水混合
手段を経た温水を供給する給湯管と、該給湯管に流れる
流量を制御する流量制御手段とを有する貯湯式給湯装置
であって、貯湯温度センサによって検出された前記貯湯
槽の貯湯温度に基づいて前記流量制御手段の制限流量を
決定し、過流出を防止する構成としたことを特徴とする
貯湯式給湯装置。 - 【請求項2】 貯湯槽と、該貯湯槽内の湯を加熱する加
熱手段と、入水管と、該入水管から供給される水を前記
貯湯槽内で貯湯槽の湯によって間接加熱するための熱交
換手段と、該熱交換手段を介して加熱された温水を出湯
する出湯管と、該出湯管に流れる温水に必要に応じて混
水を行う湯水混合手段と、該湯水混合手段を経た温水を
供給する給湯管と、該給湯管に流れる流量を制御する流
量制御手段とを有する貯湯式給湯装置であって、貯湯温
度センサによって検出された前記貯湯槽の貯湯温度に基
づいて前記流量制御手段の制限流量を決定し、過流出を
防止する構成としたことを特徴とする貯湯式給湯装置。 - 【請求項3】 貯湯槽の貯湯温度を複数の温度区分に分
けると共に、温度区分毎に制限流量を定め、貯湯温度セ
ンサによって検出された貯湯温度がどの温度区分に属す
るかにより流量制御手段の制限流量を決定し、過流出を
防止する構成としたことを特徴とする請求項1又は2に
記載の貯湯式給湯装置。 - 【請求項4】 貯湯温度センサの他に入水温度センサを
設け、検出貯湯温度と検出入水温度とに基づいて流量制
御手段の制限流量を決定し、過流出を防止する構成とし
たことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の貯湯
式給湯装置。 - 【請求項5】 流量制御手段による制限流量の最大値
は、加熱手段の最大能力に対応して演算される制限流量
を超える値に設定したことを特徴とする請求項1〜4の
何れかに記載の貯湯式給湯装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008045841A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Rinnai Corp | 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム |
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