JPH11325583A - 一缶多水路型給湯機 およびその制御方法 - Google Patents

一缶多水路型給湯機 およびその制御方法

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JPH11325583A
JPH11325583A JP10126064A JP12606498A JPH11325583A JP H11325583 A JPH11325583 A JP H11325583A JP 10126064 A JP10126064 A JP 10126064A JP 12606498 A JP12606498 A JP 12606498A JP H11325583 A JPH11325583 A JP H11325583A
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burner
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Tetsuya Sato
徹哉 佐藤
Kazuyuki Iiizumi
和之 飯泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】給湯単独使用を開始した際に出湯温度を短時間
で設定温度まで上昇させることのできる一缶多水路型給
湯機を提供する。 【解決手段】器具には、給湯流路20にだけ通水のある
単独使用時にバーナー12へ供給し得る燃料の上限量で
ある単独使用時最大供給量と、給湯流路20と追い焚き
流路40の双方に通水のある同時使用時にバーナー12
へ供給し得る燃料の上限量である同時使用時最大供給量
とが予め定められている。開度制御手段72は、単独使
用が開始された時点から所定期間が経過するまでの間、
燃料の供給量の上限を一時的に単独使用時最大供給量よ
りも高め、その範囲内で燃料の供給量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽内の水の循環
する追い焚き流路内の水と給水の通る給湯流路内の水の
双方にバーナーからの熱を1つの熱交換器で伝える一缶
二水路型給湯機であって、給湯流路にだけ通水のある単
独使用時にバーナーへ供給し得る燃料の上限量である単
独使用時最大供給量と、給湯流路と追い焚き流路の双方
に通水のある同時使用時にバーナーへ供給し得る燃料の
上限量である同時使用時最大供給量とが予め定められて
いるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一缶二水路型給湯機は、図6に示
すように、浴槽702内の湯を追い焚きするための追い
焚き流路703と給湯流路701とがフィンを共通にす
る1つの熱交換器704を通っており、これら2つの流
路内の水を1つのバーナー705で加熱するようになっ
ている。バーナー705に供給するガス量は、ガス供給
管の途中に設けた比例弁706によって調整される。
【0003】このような一缶二水路型給湯機では、給湯
と追い焚きとを同時使用すると、バーナーからの熱が追
い焚き流路内を循環する水にも奪われるため、その分、
給湯側に回る熱量が低下する。そこで、給湯と追い焚き
とが同時使用された場合であっても、給湯側の最大号数
が、給湯単独使用の場合の最大号数と大きく変動しない
ように、給湯単独使用時にバーナーへ供給し得るガス量
の最大値を器具の有する最大号数よりも小さく制限する
ようになっている。
【0004】たとえば、器具の最大号数が20号の場
合、給湯と追い焚きとの同時使用時には器具の最大号数
に相当するガス量での燃焼を許容するが、給湯単独使用
の場合には、バーナーへ供給するガス量を16号程度に
相当するガス量に制限するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような一缶二水
路型給湯機では、給湯単独使用のためにバーナーを燃焼
させた場合であっても、少なくとも燃焼開始直後は、バ
ーナーからの熱が、追い焚き流路のうち熱交換器を通っ
ている部分やその内部に停留する水を加熱するために吸
収される。特に、追い焚き流路内に冷めた水が停留して
いる場合には、バーナーを点火した直後における追い焚
き側の吸収量が大きい。
【0006】しかしながら従来の一缶二水路型給湯機で
は、給湯単独使用の開始当初から、バーナーに供給し得
る最大のガス量を器具の最大号数に相当するガス量より
も小さい値に制限しているので、特に冷えた状態から給
湯単独使用を開始したとき、出湯温度が設定温度に達す
るまでに長い時間を要してしまうという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、給湯単独使用を開始
した際に出湯温度を短時間で設定温度まで上昇させるこ
とのできる一缶多水路型給湯機を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]浴槽(60)内の水の循環する追い焚き流路(4
0)内の水と給水の通る給湯流路(20)内の水の双方
にバーナー(12)からの熱を1つの熱交換器(11)
で伝える一缶多水路型給湯機であって、前記給湯流路
(20)にだけ通水のある単独使用時に前記バーナー
(12)へ供給し得る燃料の上限量である単独使用時最
大供給量と、前記給湯流路(20)と前記追い焚き流路
(40)の双方に通水のある同時使用時に前記バーナー
(12)へ供給し得る燃料の上限量である同時使用時最
大供給量とが予め定められているものにおいて、前記バ
ーナー(12)への燃料の供給量を調整するための調整
弁(14)と、前記調整弁(14)の開度を制御する開
度制御手段(72)と、少なくとも前記単独使用中か否
かを判別する使用状態判別手段(73)とを備え、前記
開度制御手段(72)は、前記単独使用が開始されたと
き、その後所定期間が経過するまでの間、前記単独使用
時最大供給量よりも多い過渡期用上限供給量の範囲内で
前記バーナー(12)への燃料の供給量を制御すること
を特徴とする一缶多水路型給湯機。
【0009】[2]浴槽(60)内の水の循環する追い
焚き流路(40)内の水と給水の通る給湯流路(20)
内の水の双方にバーナー(12)からの熱を1つの熱交
換器(11)で伝える一缶多水路型給湯機であって、前
記給湯流路(20)にだけ通水のある単独使用時に前記
バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量である単独
使用時最大供給量と、前記給湯流路(20)と前記追い
焚き流路(40)の双方に通水のある同時使用時に前記
バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量である同時
使用時最大供給量とが予め定められているものにおい
て、前記バーナー(12)への燃料の供給量を調整する
ための調整弁(14)と、前記調整弁(14)の開度を
制御する開度制御手段(72)と、少なくとも前記単独
使用中か否かを判別する使用状態判別手段(73)と、
前記給湯流路(20)のうち前記熱交換器(11)によ
って加熱される部分の中に存する水の温度である熱交内
水温を検出する熱交内水温検出手段(27)とを備え、
前記開度制御手段(72)は、前記熱交内水温が所定温
度よりも低い状態の下で前記単独使用が開始されたと
き、その後所定期間が経過するまでの間、前記単独使用
時最大供給量よりも多い過渡期用上限供給量の範囲内で
前記バーナー(12)への燃料の供給量を制御すること
を特徴とする一缶多水路型給湯機。
【0010】[3]浴槽(60)内の水の循環する追い
焚き流路(40)内の水と給水の通る給湯流路(20)
内の水の双方にバーナー(12)からの熱を1つの熱交
換器(11)で伝える一缶多水路型給湯機であって、前
記給湯流路(20)にだけ通水のある単独使用時に前記
バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量である単独
使用時最大供給量と、前記給湯流路(20)と前記追い
焚き流路(40)の双方に通水のある同時使用時に前記
バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量である同時
使用時最大供給量とが予め定められているものにおい
て、前記バーナー(12)への燃料の供給量を調整する
ための調整弁(14)と、前記調整弁(14)の開度を
制御する開度制御手段(72)と、少なくとも前記単独
使用中か否かを判別する使用状態判別手段(73)と、
前記熱交換器(11)を通じて加熱される前の前記給湯
流路(20)内の水の温度である入水温度を検出する入
水温度検出手段(24)と、前記給湯流路(20)のう
ち前記熱交換器(11)によって加熱される部分の中に
存する水の温度である熱交内水温を検出する熱交内水温
検出手段(27)とを備え、前記開度制御手段(72)
は、前記熱交内水温と前記入水温度との温度差が所定値
より小さい状態の下で前記単独使用が開始されたとき、
その後所定期間が経過するまでの間、前記単独使用時最
大供給量よりも多い過渡期用上限供給量の範囲内で前記
バーナー(12)への燃料の供給量を制御することを特
徴とする一缶多水路型給湯機。
【0011】[4]浴槽(60)内の水の循環する追い
焚き流路(40)内の水と給水の通る給湯流路(20)
内の水の双方にバーナー(12)からの熱を1つの熱交
換器(11)で伝える一缶多水路型給湯機であって、前
記給湯流路(20)にだけ通水のある単独使用時に前記
バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量である単独
使用時最大供給量と、前記給湯流路(20)と前記追い
焚き流路(40)の双方に通水のある同時使用時に前記
バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量である同時
使用時最大供給量とが予め定められているものにおい
て、前記バーナー(12)への燃料の供給量を調整する
ための調整弁(14)と、前記調整弁(14)の開度を
制御する開度制御手段(72)と、少なくとも前記単独
使用中か否かを判別する使用状態判別手段(73)と、
前記追い焚き流路(40)内に水が存するか否かを判別
する水有無判別手段(74、46)とを備え、前記開度
制御手段(72)は、前記追い焚き流路(40)内に水
が存する状態の下で前記単独使用が開始されたとき、そ
の後所定期間が経過するまでの間、前記単独使用時最大
供給量よりも多い過渡期用上限供給量の範囲内で前記バ
ーナー(12)への燃料の供給量を制御することを特徴
とする一缶多水路型給湯機。
【0012】[5]浴槽(60)内の水の循環する追い
焚き流路(40)内の水と給水の通る給湯流路(20)
内の水の双方にバーナー(12)からの熱を1つの熱交
換器(11)で伝える一缶多水路型給湯機であって、前
記給湯流路(20)にだけ通水のある単独使用時に前記
バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量である単独
使用時最大供給量と、前記給湯流路(20)と前記追い
焚き流路(40)の双方に通水のある同時使用時に前記
バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量である同時
使用時最大供給量とが予め定められているものにおい
て、前記バーナー(12)への燃料の供給量を調整する
ための調整弁(14)と、前記調整弁(14)の開度を
制御する開度制御手段(72)と、少なくとも前記単独
使用中か否かを判別する使用状態判別手段(73)と、
前記熱交換器(11)を通じて加熱される前の前記給湯
流路(20)内の水の温度である入水温度を検出する入
水温度検出手段(24)と、前記給湯流路(20)のう
ち前記熱交換器(11)によって加熱される部分の中に
存する水の温度である熱交内水温を検出する熱交内水温
検出手段(27)と、前記追い焚き流路(40)内に水
が存するか否かを判別する水有無判別手段(74、4
6)とを備え、前記開度制御手段(72)は、前記熱交
内水温と前記入水温度との温度差が所定値より小さくか
つ前記追い焚き流路(40)内に水が存する状態の下で
前記単独使用が開始されたとき、その後所定期間が経過
するまでの間、前記単独使用時最大供給量よりも多い過
渡期用上限供給量の範囲内で前記バーナー(12)への
燃料の供給量を制御することを特徴とする一缶多水路型
給湯機。
【0013】[6]前記熱交換器(11)を通じて加熱
される前の前記給湯流路(20)内の水の温度である入
水温度を検出する入水温度検出手段(24)と、前記給
湯流路(20)のうち前記熱交換器(11)によって加
熱される部分の中に存する水の温度である熱交内水温を
検出する熱交内水温検出手段(27)とを備え、前記バ
ーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量を前記過渡期
用上限供給量に変更する前記所定期間の長さおよび前記
過渡期用上限供給量の値のうちのいずれか一方または双
方を、単独使用が開始される直前における前記入水温度
と前記熱交内水温との温度が小さい程増加させることを
特徴とする[1]、[3]、[4]または[5]記載の
一缶多水路型給湯機。
【0014】[7]前記追い焚き流路(40)内に水が
存するか否かを判別する水有無判別手段(74、46)
を備え、前記バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限
量を前記過渡期用上限供給量に変更する際の前記所定期
間の長さおよび前記過渡期用上限供給量の値のうちのい
ずれか一方または双方を、前記追い焚き流路(40)内
に水が無いとき前記追い焚き流路(40)内に水が存す
る場合よりも減少させることを特徴とする[1]、
[2]、[3]、[4]、[5]または[6]記載の一
缶多水路型給湯機。
【0015】[8]前記給湯流路(20)を通じて出湯
される湯量を制限するための流量調整弁(14)と、前
記流量調整弁(14)の開度を制御する流量制御手段と
を備え、前記流量制御手段は、前記単独使用を開始した
際に前記バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量が
前記過渡期用上限供給量に変更された場合も前記上限量
が前記単独使用時最大供給量に制限されているものとし
て前記湯量を制限することを特徴とする[1]、
[2]、[3]、[4]、[5]、[6]または[7]
記載の一缶多水路型給湯機。
【0016】[9]浴槽(60)内の水の循環する追い
焚き流路(40)内の水と給水の通る給湯流路(20)
内の水の双方にバーナー(12)からの熱を1つの熱交
換器(11)で伝える一缶多水路型給湯機であって、前
記給湯流路(20)にだけ通水のある単独使用時に前記
バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量である単独
使用時最大供給量と、前記給湯流路(20)と前記追い
焚き流路(40)の双方に通水のある同時使用時に前記
バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量である同時
使用時最大供給量とが予め定められているものを制御す
る一缶多水路型給湯機の制御方法において、前記単独使
用が開始されたとき、その後所定期間が経過するまでの
間、前記バーナー(12)に供給する燃料の上限量を前
記単独使用時最大供給量よりも多い過渡期用上限供給量
に変更することを特徴とする一缶多水路型給湯機の制御
方法。
【0017】前記本発明は次のように作用する。給湯流
路(20)にだけ通水のある単独使用時にバーナー(1
2)へ供給し得る燃料の上限量である単独使用時最大供
給量と、給湯流路(20)と追い焚き流路(40)の双
方に通水のある同時使用時にバーナー(12)へ供給し
得る燃料の上限量である同時使用時最大供給量とが予め
定められているが、開度制御手段(72)は、単独使用
が開始された時点から所定期間が経過するまでの間は、
単独使用時最大供給量よりも多い過渡期用上限供給量の
範囲内でバーナー(12)への燃料の供給量を制御す
る。なお、上記以外の期間では、単独使用の場合には単
独使用時最大供給量の範囲内で、また同時使用のときは
同時使用時最大供給量の範囲でバーナー(12)への燃
料の供給量を制御する。
【0018】このように、給湯単独使用を開始してから
所定期間が経過するまでの間、単独使用時最大供給量よ
りも多い過渡期上限供給量まで燃料供給量の上限を高め
るので、追い焚き流路(40)側での吸熱分が補われ、
出湯温度の上昇を早めることができる。
【0019】また、給湯流路(20)のうち熱交換器
(11)によって加熱される部分に存する水の温度であ
る熱交内水温を熱交内水温検出手段(27)によって検
出し、熱交内水温が所定温度よりも低い状態の下で単独
使用が開始されたときだけ、その後所定期間が経過する
まで、バーナー(12)への燃料供給量の上限値を過渡
期用上限供給量まで高める。
【0020】このように熱交換機が冷えているときだ
け、過渡期用上限供給量までの燃料供給を許容するの
で、追い焚き側での吸熱量が少ないにもかかわらず単独
使用開始時に多量の燃料をフィードフォワード制御等に
よって供給し、必要以上に高温の湯が出てしまうような
事態を防止することができる。
【0021】なお、熱交換器(11)を通じて加熱され
る前の給湯流路(20)内の水の温度である入水温度を
検出する入水温度検出手段(24)と、給湯流路(2
0)のうち熱交換器(11)によって加熱される部分の
中に存する水の温度である熱交内水温を検出する熱交内
水温検出手段(27)とを設け、熱交内水温と入水温度
との温度差が所定値より小さい状態の下で単独使用が開
始されたときだけ、その後所定期間が経過するまで、バ
ーナー(12)への燃料供給量の上限値を過渡期用上限
供給量まで許容するようにしてもよい。これにより、単
独使用の開始当初における燃料供給量の上限を過渡期上
限供給量まで増加させるべきか否かをより的確に判定す
ることができる。
【0022】また、追い焚き流路(40)内に水が存す
るか否かを判別する水有無判別手段(74、46)を設
け、開度制御手段(72)は、追い焚き流路(40)内
に水が存する状態の下で単独使用が開始されたときだ
け、その後所定期間が経過するまでの間、単独使用時最
大供給量よりも多い過渡期用上限供給量の範囲内でバー
ナー(12)への燃料の供給量を制御する。
【0023】追い焚き流路(40)内に水が存在しない
場合には、その分、追い焚き流路側の熱容量が小さくな
るので、給湯流路(20)側での吸熱量の減少が少なく
なる。また、追い焚き流路(40)内に水が無いにもか
かわらず燃料の供給量が多くなると、追い焚き流路(4
0)が空焚きに近い状態になり好ましくない。そこで、
追い焚き流路(40)内に水が存在するか否かを判別
し、水のあるときだけ燃料供給量の上限を高めるので、
追い焚き側の空焚きを防止しつつ出湯温度の迅速な立上
げを実現することができる。
【0024】さらに、熱交内水温と入水温度との温度差
が所定値より小さくかつ追い焚き流路(40)内に水が
存する状態の下で単独使用が開始されたときだけ、燃料
供給量の上限を単独使用時最大供給量から過渡期用上限
供給量に変更するものでは、燃料供給量の増加が必要か
否かがより的確に判別されることになる。
【0025】また、バーナー(12)へ供給し得る燃料
の上限量を過渡期用上限供給量に変更する期間の長さお
よび過渡期用上限供給量の値のうちのいずれか一方また
は双方を、単独使用が開始される直前における入水温度
と熱交内水温との温度が小さい程増加させる。さらに、
バーナー(12)へ供給し得る燃料の上限量を過渡期用
上限供給量に変更する際の期間の長さおよび過渡期用上
限供給量の値のうちのいずれか一方または双方を、追い
焚き流路(40)内に水が存する場合よりも追い焚き流
路(40)内に水が無い場合に減少させる。
【0026】このように、増大量自体や増大を許容する
期間の長さを、追い焚き側の吸熱量の大小に応じて変更
するので、一層適切な加熱を行うことができる。
【0027】なお、単独使用を開始した際にバーナー
(12)へ供給し得る燃料の上限量が過渡期用上限供給
量に増大された場合であっても、給湯流路(20)を通
じて出湯される湯量は、燃料供給量の上限が単独使用時
最大供給量に設定されているものとして制限される。こ
のように単独使用時最大供給量の燃料が燃焼した場合を
基準として給湯側の出湯量を制限するので、燃料供給量
の増加によって増えた熱量が湯温の上昇に回り、出湯温
度を迅速に立ち上げることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。図1に示すように、本実施の形態にかかる一
缶二水路型給湯機10は、給水を加熱するための給湯流
路20と、浴槽60内の湯を追い焚きするための追い焚
き流路40の双方が通る熱交換器11と、当該熱交換器
11を加熱するためのバーナー12とを備えている。当
該バーナー12には、燃焼ガスの供給路であるガス供給
管13が接続されており、ガス供給管13の途中には、
燃焼ガスの供給量を調整するためのガス量調整弁14
(比例弁)が取り付けられている。
【0029】給湯流路20は、熱交換器11のフィンプ
レートから受熱する配管部分である給湯系受熱管21
と、給湯系受熱管21の入口部に通じ、給水の流れ込み
側となる給水管22と、給湯系受熱管21の出口部から
延びる給湯管23とから構成されている。給水管22に
は、流入する給水の温度(入水温度)を検知するための
入水サーミスタ24と、通水量を検知するための流量セ
ンサー25が設けられている。
【0030】また、給湯系受熱管21のうち、熱交換器
11の外部で折り返すUベント部には、当該部分におけ
る水温を検知する水管サーミスタ26が設けてある。給
湯系受熱管21の出口部近傍には、給湯系受熱管21で
加熱された後の水温(熱交内水温)を検知する熱交サー
ミスタ27が配置されている。
【0031】給湯管23のうち熱交サーミスタ27より
も下流側の所定箇所と給水管22のうち流量センサー2
5より上流側の所定箇所との間は、熱交換器11を介さ
ずに給水を給湯管23へ送り込むためのバイパス通路2
8によって接続されている。また、当該バイパス通路2
8の途中には、熱交換器11を迂回させる給水の流量を
調整するためのバイパス流量制御弁28aが設けられて
いる。
【0032】給湯管23には、バイパス通路28との接
続位置よりも下流側の箇所に、熱交換器11で加熱され
た湯とバイパス通路28を通じて熱交換器11を迂回し
た給水とがミキシングされた後の水温(出湯温度)を検
知するための出湯サーミスタ29が配置されている。ま
た給湯管23には、バイパス通路28との接続位置より
も上流側の箇所に出湯量を調整するための流量制御弁3
0が設けられている。
【0033】追い焚き流路40は、熱交換器11のフィ
ンプレートから受熱する配管部分である追い焚き系受熱
管41と、追い焚き系受熱管41の一端部(追い焚き循
環時における入口側)と浴槽60との間を接続する追い
焚き戻り管42と、追い焚き系受熱管41の他端部と浴
槽60との間を接続する追い焚き往き管43とから構成
されている。追い焚き戻り管42の途中には、浴槽60
内の湯を追い焚き系受熱管41に向けて送る循環ポンプ
44と、循環する水の温度を検出する風呂サーミスタ4
5と、循環ポンプ44を回した際に追い焚き戻り管42
内を水が流れるか否かを検知する流水スイッチ46とが
設けられている。
【0034】追い焚き戻り管42のうち循環ポンプ44
よりも追い焚き系受熱管41側の所定箇所と給湯管23
のうち出湯サーミスタ29よりも下流側の所定箇所との
間は、給湯管23内の水を追い焚き流路40に送り込む
ための連絡路50によって接続されている。また、連絡
路50の途中には、給湯管23からの水を追い焚き戻り
管42に流すか否かを切り替えるための切替弁51が設
けられている。切替弁51を開くことにより、給湯流路
20側で加熱された湯を浴槽60へ注ぎ込むことが可能
になっている。
【0035】一缶二水路型給湯機10は、給湯動作、注
湯動作、追い焚き動作など各種の動作を制御するための
制御部70を備えている。また制御部70には、出湯温
度の設定や、風呂の追い焚き指示等を受け付けるための
リモコン80が接続されている。このリモコン80は浴
室等に設置される。制御部70には、ガス量調整弁1
4、入水サーミスタ24、流量センサー25、水管サー
ミスタ26、熱交サーミスタ27、バイパス通路28、
出湯サーミスタ29、循環ポンプ44、切替弁51等の
各種の制御部品やセンサ類が電気的に接続されている。
ここでは、制御部70のうち給湯単独使用を開始時にガ
ス量調整弁14の開度を調整する機能を果たす回路部分
を主として示してある。
【0036】制御部70は、上記機能を果たす回路部分
として流量制御手段71と、開度制御手段72と、使用
状態判別手段73と、水有無判別手段74と、タイマ7
5とを備えている。使用状態判別手段73は、給湯のみ
を単独で使用する給湯単独使用状態にあるか、追い焚き
のみを単独で使用する追い焚き単独使用状態にあるか、
給湯と追い焚きとを同時に使用する同時使用状態にある
かを判別する回路部分である。使用状態判別手段73
は、リモコン80からの追い焚き指示の有無、および流
水スイッチ46のオンオフ状態および内部の動作フラグ
等を基にして追い焚き動作中か否かを判別する。また流
量センサー25のオンオフを基にして給湯側を使用して
いるか否かを判別するようになっている。
【0037】水有無判別手段74は、追い焚き流路40
内に水が存在するか否かを判別する回路部分である。本
実施の形態にかかる一缶二水路型給湯機10では、底に
ある栓を抜いて浴槽60内の残り湯を排出した際に、使
用者がリモコン80に配置された所定のスイッチを押下
することによって追い焚き流路40内に残った湯を浴槽
60側へ排出することが可能になっている。したがっ
て、給湯使用時に追い焚き流路40内に水の存在しない
状態が起こり得る。
【0038】なお、追い焚き流路40内の湯の排出は、
循環ポンプ44を駆動することによって行われる。この
ほか、追い焚き流路40内の水圧を検知する水圧センサ
を有する場合には、たとえば、風呂の自動運転停止後
に、水圧が急激に低下したとき浴槽60の底の栓が抜か
れたと判定し、循環ポンプ44を駆動して、追い焚き流
路40内の水を自動的に排出するようにしてもよい。
【0039】水有無判別手段74は、風呂の自動運転の
オンオフ、および使用者による操作や自動処理によって
追い焚き流路40内の湯の排出処理が行われたか否か等
を基にして、現在、追い焚き流路40内に水が存在して
いるか否か判別するようになっている。なお、所定時間
ごとに循環ポンプ44を駆動して流水スイッチ46がオ
ンするか否かにより、追い焚き流路40内の水の有無を
調べるようにしてもよい。
【0040】開度制御手段72は、バーナー12での燃
焼量を調整するためにガス量調整弁14の開度を制御す
る回路部分である。バーナー12へ供給し得る燃焼ガス
の上限量は、一缶二水路型給湯機10が給湯のみの単独
使用であるか、給湯と追い焚きとの同時使用であるか、
追い焚きのみの単独使用であるかに応じてそれぞれ予め
定められている。ここでは、図2に示すように、給湯単
独使用中の上限量である単独使用時最大供給量を16号
に相当するガス量に、同時使用中の上限量である同時使
用時最大供給量を20号に相当するガス量に、それぞれ
設定してある。この20号の値は、器具としての最大号
数になっている。
【0041】開度制御手段72は、給湯を単独で使用し
ている間は、その単独使用開始後の所定期間を除き、バ
ーナー12へ供給するガス量を単独使用時最大供給量
(16号相当)の範囲内で制御する。また同時使用中
は、バーナー12へ供給するガス量を同時使用時最大供
給量(20号相当)の範囲内で制御するようになってい
る。さらに開度制御手段72は、所定条件が成立する状
態の下で給湯単独使用が開始されたときには、その後の
所定期間に限り、バーナー12へ供給するガス量の上限
を給湯単独使用時最大供給量よりも多い過渡期用上限供
給量まで増加させ、この範囲内で供給するガス量の制御
を行うようになっている。すなわち、図2の矢印91で
示す範囲のガス量についても供給可能となる。
【0042】給湯単独使用の開始時に、ガス供給量の上
限を一時的に増加させるか否かの判定条件には、以下に
示す2種のものがあり、これらのうちのいずれか一方ま
たは双方を設置時などに選択し得るようになっている。
第1の判定条件は、給湯単独使用を開始する直前におけ
る熱交内水温(熱交サーミスタ27の検知する水温)と
入水温度(入水サーミスタ24の検知する水温)との温
度差が所定の基準値よりも少ないことである。
【0043】すなわち、熱交換器11が冷えている場合
には、追い焚き流路40も冷えた状態にあるので、給湯
単独使用の開始時に多量の熱が追い焚き流路40側に吸
熱される。一方、熱交換器11が既に暖まっている場合
には追い焚き流路40側の吸熱量は少ない。そこで、こ
れを判定条件に反映させ、追い焚き流路40の吸熱量が
多い場合にのみ、それを補うために燃焼供給量の上限を
増加させるようになっている。
【0044】第2の判定条件は、追い焚き流路40内に
水が存在することである。追い焚き流路40内に水が存
在すれば、その分、追い焚き流路40側の熱容量が増え
るので吸熱量も増加する。通常は、追い焚き流路40内
に水が存在するか否かで熱交換器11の熱容量が10〜
20パーセントも相違する。また追い焚き流路40内に
水が無い状態で燃焼量を大きくし過ぎると、追い焚き流
路40が空焚きに近い状態になる。そこで、追い焚き流
路40内における水の有無をガス供給量の上限値を増加
させるか否かの1つの判定条件に設定している。なお、
いずれの判定条件も考慮しない無条件モードに設定し、
給湯単独使用の開始時に常にガス供給量の上限を高める
ようにすることも可能になっている。
【0045】さらに、給湯単独使用の開始時におけるガ
ス量の上限である過渡期用上限供給量の値および増加さ
せる期間の長さをそれぞれ以下のうちのいずれかのモー
ドに設定し得るようになっている。第1は固定モードで
あり、所定期間の長さおよび増加後のガス量の上限値を
固定的に定めるものである。ここでは、固定モードにお
ける所定期間の長さを12秒に、上限の供給量を同時使
用時最大供給量に等しい20号にそれぞれ設定してあ
る。
【0046】第2は温度差依存号数モードであり、給湯
単独使用を開始する直前における熱交内水温と入水温度
との温度差が小さいほど、ガス供給量の上限を増加させ
るものである。たとえば、温度差が10℃以下の場合に
は、過渡期用上限供給量を20号に相当するガス量に設
定し、温度差が10℃以上で15℃以下の場合には過渡
期用上限供給量を18号に設定するものである。
【0047】第3は水有無依存号数モードであり、給湯
単独使用開始時に追い焚き流路40内に水が存在するか
否かによって供給し得るガス量の上限を変更するもので
ある。ここでは、追い焚き流路40内に水が存在すると
きは上限を20号に、水が無いときは18号に設定する
ようになっている。
【0048】第4は温度差依存期間モードであり、給湯
単独使用を開始する直前における熱交内水温と入水温度
との温度差が小さいほど、ガス供給量の上限を増加させ
る期間の長さを長くするものである。たとえば、温度差
がある値よりも大きければ、通常12秒のところを8秒
に減少させ、温度差がある値よりも小さい場合には、2
0秒まで延長される。
【0049】第5は水有無依存期間モードであり、給湯
単独使用開始時に追い焚き流路40内に水が存在するか
否かによってガス量の上限を増加させる期間の長さを変
更するものである。ここでは、追い焚き流路40内に水
が存在するときは20号の上限を12秒間維持し、水が
無いときは20号の上限を8秒間維持するように設定し
てある。
【0050】さらに上記の各モードを任意に組み合わせ
ることが可能になっている。たとえば、水有無依存号数
モードと水有無依存期間モードとを組み合わせることに
より、追い焚き流路40内に水があるときは、過渡期用
上限供給量が20号であってその継続期間が12秒に設
定され、水が無いときは18号を上限としその継続期間
が8秒等に設定される。このほか、温度差に依存するモ
ードと追い焚き流路40に水が存在するか否かに依存す
るモードとを組み合わせることも可能になっている。
【0051】なお、開度制御手段72は、給湯動作中に
おいては、出湯温度がリモコン80等を通じて使用者の
設定した設定温度になるように、設定された上限量の範
囲内でガス供給量を制御するようになっている。供給す
るガス量は、出湯開始時には、入水温度と設定温度との
差などを基に演算で求めた値にフィードフォワード制御
され、その後、実際の出湯温度と設定温度との差が小さ
くなるようにガス供給量を調整するフィードバック制御
も加えるようになっている。
【0052】流量制御手段71は、給湯側の出湯量(流
量)を制限する流量制御弁30の開度を制御する回路部
分である。流量制御手段71は、設定された上限のガス
供給量を燃焼させても設定温度の湯を出湯することがで
きないときに、出湯量を制限するものである。なお、給
湯単独使用の開始時にガス供給量の上限が過渡期用上限
供給量に変更されている期間であっても、流量制御手段
71は、ガス供給量の上限が単独使用時最大供給量に設
定されているものとして流量の制限を行う。
【0053】すなわち、給湯単独使用開始時に20号ま
でガス供給量の上限が増加された場合であっても、上限
が16号である場合に許容される流量以上に流量制御弁
30を開かないように制御する。具体的には、入水温度
と設定温度との温度差と給湯単独使用時最大供給量であ
る16号とから、16号の能力で設定温度の湯を出すこ
とのできる最大流量を求め、流量センサー25の検出す
る流量がこれよりも多い場合には、求めた最大流量まで
低下するように流量制御弁30の開度を絞るようになっ
ている。
【0054】なお、制御部70は、実際には、CPU
(中央処理装置)とROM(リード・オンリ・メモリ)
とRAM(ランダム・アクセス・メモリ)とを主要部と
する回路によって構成されている。
【0055】次に作用を説明する。図3は、ガス供給量
の上限を過渡期用上限供給量に増加させるか否かを第1
の判定条件に従って判定し、変更後の動作を固定モード
で行う場合の処理の流れを示している。通水の無い状態
から給湯単独使用が開始されると(ステップS101;
Y)、開度制御手段72は、熱交サーミスタ27の検出
する熱交内水温と入水サーミスタ24の検出する入水温
度との温度差が10℃以下か否かを調べる(ステップS
102)。温度差が10℃以下の場合には(ステップS
102;Y)、ガス供給量の上限を過渡期用上限供給量
(20号)に設定し(ステップS103)、タイマ75
により給湯単独使用開始後の経過時間を計測する(ステ
ップS104)。
【0056】そして、所定期間(ここでは12秒)が経
過したとき(ステップS105;Y)、ガス供給量の上
限を給湯単独使用時最大供給量である16号に戻す(ス
テップS106)。一方、熱交内水温と入水温度との温
度差が10℃以上あるときは(ステップS102;
N)、給湯単独使用の開始当初からガス供給量の上限を
給湯単独使用時最大供給量である16号に設定する(ス
テップS106)。なお、流量制御手段71は、ガス供
給量の上限が過渡期用上限供給量に設定されているか否
かにかかわらず、ガス供給量の上限が16号に設定され
ているものとして流量の制限を行う。
【0057】このように、熱交換器11が冷えている状
態の下で給湯単独使用が開始されたとき、その後、所定
期間が経過するまでの間、ガス供給量の上限を給湯単独
使用時最大供給量(16号)よりも多い過渡期用上限供
給量(20号)に設定するので、追い焚き流路40側に
吸熱される熱量を補うことができ、出湯温度を速やかに
設定温度まで立ち上げることができる。また、熱交換器
11が暖かい場合には、追い焚き流路40側に吸熱され
る熱量が少ないので、給湯単独使用の開始当初からガス
供給量の上限を給湯単独使用時最大供給量に制限し、出
湯温度が一時的に設定温度よりも高くなるオーバーシュ
ート現象の発生等を防止している。
【0058】なお、バーナー12へのガス供給量は、給
湯単独使用の開始当初は、設定した上限値になる傾向に
あるが、出湯温度が設定温度に近づくにつれて、ガス供
給量は次第に減少する。またガス供給量の上限が給湯単
独使用時最大供給量に制限されているものとして流量制
御手段71が出湯量を制限するので、出湯温度が設定温
度と一致した時点では、ガス供給量は16号の範囲内に
自ずと収まることになる。したがって、給湯単独使用を
開始してから12秒間、ガス供給量の上限を20号に設
定した後、16号まで急激に上限値を下げても、バーナ
ー12に供給されるガス量が急激に変化して出湯温度が
大きく変動するようなことはない。
【0059】図4は、追い焚き流路40に水が存在する
か否かによって過渡期用上限供給量の値または過渡期用
上限供給量に設定する期間の長さを変更する場合におけ
る処理の流れを示している。通水の無い状態から給湯単
独使用が開始され(ステップS201;Y)かつそのと
きの熱交内水温と入水温度との温度差が10℃以下のと
き(ステップS202;Y)、開度制御手段72は、追
い焚き流路40内の水の有無を、水有無判別手段74の
現時点における判別結果を参照して調べる(ステップS
203)。
【0060】追い焚き流路40内に水が存在する場合に
は、ガス供給量の上限である過渡期用上限供給量を20
号に設定するとともに、ガス供給量を20号に維持する
期間の長さを12秒に設定する(ステップS204)。
一方、追い焚き流路40内に水が存在しない場合には
(ステップS203;N)、ガス供給量の上限である過
渡期用上限供給量を20号に設定しかつその号数に上限
量を維持する期間の長さを8秒に設定するか、あるいは
過渡期用上限供給量を18号に設定しかつその号数に上
限を維持する期間の長さを12秒にするかのいずれかに
設定する(ステップS205)。なお、いずれに設定す
るかは設置時等に選択されたモードに従うことになる。
【0061】その後、設定された時間の経過がタイマ7
5によって計時されたとき(ステップS206、ステッ
プS207;Y)、ガス供給量の上限を給湯単独使用時
最大供給量である16号に戻す(ステップS208)。
一方、熱交内水温と入水温度との温度差が10℃以上あ
るときは(ステップS202;N)、給湯単独使用の開
始当初からガス供給量の上限を給湯単独使用時最大供給
量の16号に設定する(ステップS208)。
【0062】このように、追い焚き流路40内に水がな
いときには、ガス供給量の上限をある程度抑えた値にす
るか上限量を増やしている期間を短くするので、追い焚
き流路40が空焚きに近い状態になることを適切に防止
することができる。
【0063】図5は、熱交内水温と入水温度との差が大
きくなるほどガス供給量の上限を一時的に増加させる期
間の長さを短くするという温度差依存期間モードで動作
する際の流れを示している。通水の無い状態から給湯単
独使用が開始されると(ステップS301;Y)、その
とき熱交内水温と入水温度との温度差が5℃以下か否か
を判別する(ステップS302)。
【0064】温度差が5℃以下の場合には(ステップS
302;Y)、ガス供給量の上限である過渡期用上限供
給量を20号に設定するとともに、ガス供給量を20号
に維持する期間の長さを20秒に設定する(ステップS
303)。温度差が5℃以上であって10℃以下の場合
には(ステップS304;Y)、ガス供給量の上限を2
0号に設定し、それを維持する期間の長さを12秒に設
定する(ステップS305)。また温度差が10℃以上
であって15℃以下の場合には(ステップS306;
Y)、ガス供給量の上限を20号に設定し、それを維持
する期間の長さを8秒に設定する(ステップS30
7)。
【0065】その後、設定した期間が経過したとき(ス
テップS308、ステップS309;Y)、ガス供給量
の上限を給湯単独使用時最大供給量である16号に戻す
(ステップS310)。また、熱交内水温と入水温度と
の温度差が15℃以上あるときは(ステップS306;
N)、給湯単独使用の開始当初からガス供給量の上限を
給湯単独使用時最大供給量の16号に設定する(ステッ
プS310)。
【0066】このように、温度差に応じてガス供給量の
上限を増やしている期間の長さを増減させるので、温度
差の大小にかかわらず出湯温度を迅速に設定温度まで高
めることができる。
【0067】これらのほか、給湯単独使用の開始時に、
ガス供給量の上限を一時的に増加させるか否かの判定条
件を第2の判定条件(追い焚き流路40内に水があるか
否か)または第1の判定条件(熱交内水温と入水温度と
の温度差が所定値以下か否か)と第2の判定条件との双
方の併用としてもよい。また過渡期用上限供給量の値お
よびその号数を維持する期間の長さは、先に説明した温
度差依存号数モード、水有無依存号数モード、温度差依
存期間モード、水有無依存期間モードのいずれかまたは
これらの組み合わせにより適宜設定することができる。
【0068】以上説明した実施の形態では、熱交内水温
と入水温度との温度差によって熱交換器11が冷えてい
るか否かを判定しているが、これに比して精度は劣るも
のの、熱交内水温の絶対値のみを基準に判定するように
してもよい。また、実施の形態で示した過渡期用上限供
給量の号数やそれを維持する期間の長さは例示でありこ
れに限るものではない。このほか実施の形態では、熱交
サーミスタ27によって熱交内水温を測定し熱交換器1
1が冷えているか否かを検出したが、水管サーミスタ2
6を用いてもよい。
【0069】また実施の形態では、2種の判定条件と各
種のモードとを具備し、これらの中から適宜のものを設
置時等に選択するようにしたが、これら全ての判定条件
やモードを備える必要はなく、予めいずれかのものに固
定的に定めてもよい。
【0070】さらに実施の形態では一缶二水路の給湯と
追い焚きの例を示したが、これに限定されず、給湯と他
の流路、たとえば、暖房でもかまわない。したがって、
給湯と追い焚きと暖房の各流路を共通の熱交換器で加熱
する一缶多水路型給湯機でも本願は有効である。なお、
バーナーへ供給する燃料はガス以外に石油等であっても
かまわない。また、石油等ではガンタイプバーナーのよ
うなバーナーレスタイプなどでもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明にかかる一缶二水路型給湯機およ
びその制御方法によれば、給湯単独使用を開始してから
所定期間が経過するまでの間、単独使用時最大供給量よ
りも多い過渡期上限供給量まで燃料供給量の上限を高め
るので、追い焚き流路側での吸熱分が補われ、出湯温度
の上昇を早めることができる。
【0072】また、熱交換機が冷えているときだけ燃料
供給量の上限を高めるものでは、追い焚き側での吸熱量
が少ないにもかかわらず単独使用の開始時に多量の燃料
を供給し、必要以上に高温の湯が出てしまうような事態
を防止することができる。
【0073】さらに、追い焚き流路内に水が存在すると
きだけ燃料供給量の上限を高めるものでは、追い焚き側
の空焚きを防止しつつ出湯温度の迅速な立上げを実現す
ることができる。
【0074】また、上限供給量の増大量自体や増大を許
容する期間の長さを、追い焚き流路内の水の有無や熱交
換機の冷え具合に応じて変更するものでは、出湯温度を
迅速に高めるために必要な量の燃料を過不足なく適切に
供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る一缶二水路型給湯
機の概略構成を示す説明図である。
【図2】給湯単独使用時最大供給量と同時使用時最大供
給量の関係を示す説明図である。
【図3】ガス供給量の上限を過渡期用上限供給量に増加
させうるか否かを第1の判定条件に従って判定し、変更
後の動作を固定モードで行う場合の処理の流れを示す流
れ図である。
【図4】追い焚き流路に水が存在するか否かによって過
渡期用上限供給量の値または過渡期用上限供給量に設定
している期間を変更する場合における処理の流れを示す
流れ図である。
【図5】熱交内水温と入水温度との差が大きくなるほど
ガス供給量の上限を一時的に増加させる期間の長さを短
くする温度差依存期間モードで動作する際の流れを示す
流れ図である。
【図6】従来から使用されている一缶二水路型給湯機の
概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10…一缶二水路型給湯機 11…熱交換器 12…バーナー 14…ガス量調整弁 20…給湯流路 24…入水サーミスタ 25…流量センサー 27…熱交サーミスタ 30…流量制御弁 40…追い焚き流路 44…循環ポンプ 46…流水スイッチ 60…浴槽 70…制御部 71…流量制御手段 72…開度制御手段 73…使用状態判別手段 74…水有無判別手段 75…タイマ 80…リモコン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽内の水の循環する追い焚き流路内の水
    と給水の通る給湯流路内の水の双方にバーナーからの熱
    を1つの熱交換器で伝える一缶多水路型給湯機であっ
    て、前記給湯流路にだけ通水のある単独使用時に前記バ
    ーナーへ供給し得る燃料の上限量である単独使用時最大
    供給量と、前記給湯流路と前記追い焚き流路の双方に通
    水のある同時使用時に前記バーナーへ供給し得る燃料の
    上限量である同時使用時最大供給量とが予め定められて
    いるものにおいて、 前記バーナーへの燃料の供給量を調整するための調整弁
    と、前記調整弁の開度を制御する開度制御手段と、少な
    くとも前記単独使用中か否かを判別する使用状態判別手
    段とを備え、 前記開度制御手段は、前記単独使用が開始されたとき、
    その後所定期間が経過するまでの間、前記単独使用時最
    大供給量よりも多い過渡期用上限供給量の範囲内で前記
    バーナーへの燃料の供給量を制御することを特徴とする
    一缶多水路型給湯機。
  2. 【請求項2】浴槽内の水の循環する追い焚き流路内の水
    と給水の通る給湯流路内の水の双方にバーナーからの熱
    を1つの熱交換器で伝える一缶多水路型給湯機であっ
    て、前記給湯流路にだけ通水のある単独使用時に前記バ
    ーナーへ供給し得る燃料の上限量である単独使用時最大
    供給量と、前記給湯流路と前記追い焚き流路の双方に通
    水のある同時使用時に前記バーナーへ供給し得る燃料の
    上限量である同時使用時最大供給量とが予め定められて
    いるものにおいて、 前記バーナーへの燃料の供給量を調整するための調整弁
    と、前記調整弁の開度を制御する開度制御手段と、少な
    くとも前記単独使用中か否かを判別する使用状態判別手
    段と、前記給湯流路のうち前記熱交換器によって加熱さ
    れる部分の中に存する水の温度である熱交内水温を検出
    する熱交内水温検出手段とを備え、 前記開度制御手段は、前記熱交内水温が所定温度よりも
    低い状態の下で前記単独使用が開始されたとき、その後
    所定期間が経過するまでの間、前記単独使用時最大供給
    量よりも多い過渡期用上限供給量の範囲内で前記バーナ
    ーへの燃料の供給量を制御することを特徴とする一缶多
    水路型給湯機。
  3. 【請求項3】浴槽内の水の循環する追い焚き流路内の水
    と給水の通る給湯流路内の水の双方にバーナーからの熱
    を1つの熱交換器で伝える一缶多水路型給湯機であっ
    て、前記給湯流路にだけ通水のある単独使用時に前記バ
    ーナーへ供給し得る燃料の上限量である単独使用時最大
    供給量と、前記給湯流路と前記追い焚き流路の双方に通
    水のある同時使用時に前記バーナーへ供給し得る燃料の
    上限量である同時使用時最大供給量とが予め定められて
    いるものにおいて、 前記バーナーへの燃料の供給量を調整するための調整弁
    と、前記調整弁の開度を制御する開度制御手段と、少な
    くとも前記単独使用中か否かを判別する使用状態判別手
    段と、前記熱交換器を通じて加熱される前の前記給湯流
    路内の水の温度である入水温度を検出する入水温度検出
    手段と、前記給湯流路のうち前記熱交換器によって加熱
    される部分の中に存する水の温度である熱交内水温を検
    出する熱交内水温検出手段とを備え、 前記開度制御手段は、前記熱交内水温と前記入水温度と
    の温度差が所定値より小さい状態の下で前記単独使用が
    開始されたとき、その後所定期間が経過するまでの間、
    前記単独使用時最大供給量よりも多い過渡期用上限供給
    量の範囲内で前記バーナーへの燃料の供給量を制御する
    ことを特徴とする一缶多水路型給湯機。
  4. 【請求項4】浴槽内の水の循環する追い焚き流路内の水
    と給水の通る給湯流路内の水の双方にバーナーからの熱
    を1つの熱交換器で伝える一缶多水路型給湯機であっ
    て、前記給湯流路にだけ通水のある単独使用時に前記バ
    ーナーへ供給し得る燃料の上限量である単独使用時最大
    供給量と、前記給湯流路と前記追い焚き流路の双方に通
    水のある同時使用時に前記バーナーへ供給し得る燃料の
    上限量である同時使用時最大供給量とが予め定められて
    いるものにおいて、 前記バーナーへの燃料の供給量を調整するための調整弁
    と、前記調整弁の開度を制御する開度制御手段と、少な
    くとも前記単独使用中か否かを判別する使用状態判別手
    段と、前記追い焚き流路内に水が存するか否かを判別す
    る水有無判別手段とを備え、 前記開度制御手段は、前記追い焚き流路内に水が存する
    状態の下で前記単独使用が開始されたとき、その後所定
    期間が経過するまでの間、前記単独使用時最大供給量よ
    りも多い過渡期用上限供給量の範囲内で前記バーナーへ
    の燃料の供給量を制御することを特徴とする一缶多水路
    型給湯機。
  5. 【請求項5】浴槽内の水の循環する追い焚き流路内の水
    と給水の通る給湯流路内の水の双方にバーナーからの熱
    を1つの熱交換器で伝える一缶多水路型給湯機であっ
    て、前記給湯流路にだけ通水のある単独使用時に前記バ
    ーナーへ供給し得る燃料の上限量である単独使用時最大
    供給量と、前記給湯流路と前記追い焚き流路の双方に通
    水のある同時使用時に前記バーナーへ供給し得る燃料の
    上限量である同時使用時最大供給量とが予め定められて
    いるものにおいて、 前記バーナーへの燃料の供給量を調整するための調整弁
    と、前記調整弁の開度を制御する開度制御手段と、少な
    くとも前記単独使用中か否かを判別する使用状態判別手
    段と、前記熱交換器を通じて加熱される前の前記給湯流
    路内の水の温度である入水温度を検出する入水温度検出
    手段と、前記給湯流路のうち前記熱交換器によって加熱
    される部分の中に存する水の温度である熱交内水温を検
    出する熱交内水温検出手段と、前記追い焚き流路内に水
    が存するか否かを判別する水有無判別手段とを備え、 前記開度制御手段は、前記熱交内水温と前記入水温度と
    の温度差が所定値より小さくかつ前記追い焚き流路内に
    水が存する状態の下で前記単独使用が開始されたとき、
    その後所定期間が経過するまでの間、前記単独使用時最
    大供給量よりも多い過渡期用上限供給量の範囲内で前記
    バーナーへの燃料の供給量を制御することを特徴とする
    一缶多水路型給湯機。
  6. 【請求項6】前記熱交換器を通じて加熱される前の前記
    給湯流路内の水の温度である入水温度を検出する入水温
    度検出手段と、前記給湯流路のうち前記熱交換器によっ
    て加熱される部分の中に存する水の温度である熱交内水
    温を検出する熱交内水温検出手段とを備え、前記バーナ
    ーへ供給し得る燃料の上限量を前記過渡期用上限供給量
    に変更する前記所定期間の長さおよび前記過渡期用上限
    供給量の値のうちのいずれか一方または双方を、単独使
    用が開始される直前における前記入水温度と前記熱交内
    水温との温度が小さい程増加させることを特徴とする請
    求項1、3、4または5記載の一缶多水路型給湯機。
  7. 【請求項7】前記追い焚き流路内に水が存するか否かを
    判別する水有無判別手段を備え、前記バーナーへ供給し
    得る燃料の上限量を前記過渡期用上限供給量に変更する
    際の前記所定期間の長さおよび前記過渡期用上限供給量
    の値のうちのいずれか一方または双方を、前記追い焚き
    流路内に水が無いとき前記追い焚き流路内に水が存する
    場合よりも減少させることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5または6記載の一缶多水路型給湯機。
  8. 【請求項8】前記給湯流路を通じて出湯される湯量を制
    限するための流量調整弁と、前記流量調整弁の開度を制
    御する流量制御手段とを備え、前記流量制御手段は、前
    記単独使用を開始した際に前記バーナーへ供給し得る燃
    料の上限量が前記過渡期用上限供給量に変更された場合
    も前記上限量が前記単独使用時最大供給量に制限されて
    いるものとして前記湯量を制限することを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6または7記載の一缶多水路
    型給湯機。
  9. 【請求項9】浴槽内の水の循環する追い焚き流路内の水
    と給水の通る給湯流路内の水の双方にバーナーからの熱
    を1つの熱交換器で伝える一缶多水路型給湯機であっ
    て、前記給湯流路にだけ通水のある単独使用時に前記バ
    ーナーへ供給し得る燃料の上限量である単独使用時最大
    供給量と、前記給湯流路と前記追い焚き流路の双方に通
    水のある同時使用時に前記バーナーへ供給し得る燃料の
    上限量である同時使用時最大供給量とが予め定められて
    いるものを制御する一缶多水路型給湯機の制御方法にお
    いて、 前記単独使用が開始されたとき、その後所定期間が経過
    するまでの間、前記バーナーに供給する燃料の上限量を
    前記単独使用時最大供給量よりも多い過渡期用上限供給
    量に変更することを特徴とする一缶多水路型給湯機の制
    御方法。
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JP2006046890A (ja) * 2004-07-06 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃焼装置

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