JP2002013432A - 希薄燃焼機関の空燃比制御装置 - Google Patents

希薄燃焼機関の空燃比制御装置

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JP2002013432A
JP2002013432A JP2000196187A JP2000196187A JP2002013432A JP 2002013432 A JP2002013432 A JP 2002013432A JP 2000196187 A JP2000196187 A JP 2000196187A JP 2000196187 A JP2000196187 A JP 2000196187A JP 2002013432 A JP2002013432 A JP 2002013432A
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air
lean
fuel
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Akira Kiyomura
章 清村
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Unisia Jecs Corp
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】希薄燃焼機関において、空燃比を最大限にリー
ン化できるようにして、燃費・排気性能を改善する。 【解決手段】定常運転状態において、回転変動が限界値
を超えない範囲で空燃比をリーン化させ、そのときに空
燃比センサで検出された空燃比をリーン限界空燃比とし
て記憶する(S9)。次いで、前記リーン限界空燃比
と、そのときの運転条件に対応する基本目標空燃比との
比又は差に基づいて、各運転条件毎の基本目標空燃比を
補正してリーン限界空燃比を推定する(S10)。そし
て、非定常運転状態において、前記推定されたリーン限
界空燃比に、空燃比センサで検出される空燃比が一致す
るように、空燃比をフィードバック制御する(S1
3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、理論空燃比よりも
薄い空燃比で燃焼させる希薄燃焼機関の空燃比制御装置
に関し、詳しくは、トルク変動の限界内で極力空燃比を
リーン化させて燃焼させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、希薄燃焼機関において、回転
変動や燃焼圧変動からリーン限界を判定して、燃焼混合
気の空燃比を極力リーン化させることが行われていた
(特開平07−310570号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、回転変動や燃
焼圧変動に基づきリーン限界(トルク変動限界)を判定
する構成の場合、定常運転時にはリーン限界を精度良く
判定できるが、緩加速等の非定常時に、緩加速によるト
ルク変動とリーン限界を超えたことによるトルク変動と
を区別することが困難になる。
【0004】このため、非定常時には、リーン限界の検
出精度が得られず、リーン限界の判定に余裕を持たせる
か、リーン限界の判定結果に基づく空燃比制御をキャン
セルして環境条件の変化があってもトルク変動を生じる
ことのない余裕をもった空燃比を目標に空燃比を制御さ
せる必要があった。
【0005】従って、従来では、定常運転状態でしかリ
ーン限界ぎりぎりでの運転ができないことになり、リー
ン限界判定に基づく空燃比制御を行える機会が少なく、
リーン限界制御による燃費・排気性能の改善効果を充分
に発揮させることができないという問題があった。
【0006】また、空燃比センサを用いた空燃比フィー
ドバック制御においては、空燃比センサのリーン領域で
の出力ばらつきが大きく、目標空燃比をリーン限界ぎり
ぎりに設定することができず、余裕をもった目標空燃比
を設定する必要があるという問題もあった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、理論空燃比よりも薄い空燃比で燃焼させる希薄燃
焼機関において、緩加速等の定常以外の運転状態でも、
空燃比センサのばらつき影響を回避しつつリーン限界ぎ
りぎりでの運転が行えるようにして、リーン限界制御に
よる燃費・排気性能の改善効果を充分に発揮させること
ができるようにすることを目的とする。
【0008】また、リーン限界制御の精度を確保しつ
つ、リーン限界付近での燃焼を緩加速等の定常以外の運
転状態で早期に行わせることができるようにすることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1記載
の発明では、定常運転時に、機関トルク変動の検出値を
所定の限界値に一致させるように、燃焼混合気の空燃比
をフィードバック制御すると共に、該フィードバック制
御を行ったときに前記空燃比センサで検出された空燃比
に基づいて目標空燃比を設定し、前記定常運転時以外に
おいて、前記目標空燃比に前記空燃比センサで検出され
る空燃比を一致させるように、燃焼混合気の空燃比をフ
ィードバック制御するよう構成した。
【0010】かかる構成によると、トルク変動を精度良
く判定できる定常運転時に、トルク変動が許容レベルを
超えない範囲で空燃比を最大限にリーン化し、該リーン
化によって得られたトルク変動限界相当の空燃比を空燃
比センサで検出し、該検出結果に基づいて目標空燃比を
設定する。そして、トルク変動を精度良く判定すること
ができない定常運転状態でないときには(例えばリーン
燃焼を行わせる緩加速時等)、定常運転時に設定した目
標空燃比に空燃比センサで検出される実際の空燃比が一
致するようにフィードバック制御を行う。
【0011】請求項2記載の発明では、前記機関トルク
変動の検出値が前記所定の限界値付近になった状態で、
前記空燃比センサによる検出空燃比の平均値を求め、該
平均値から前記目標空燃比を設定する構成とした。
【0012】かかる構成によると、機関トルク変動の検
出値を所定の限界値に一致させるように空燃比をフィー
ドバック制御することで、トルク変動限界相当の空燃比
付近で実際の空燃比が変動するときに、空燃比センサに
よる検出値を平均化して目標空燃比を設定する。
【0013】請求項3記載の発明では、前記機関トルク
変動の検出値を所定の限界値に一致させるように燃焼混
合気の空燃比をフィードバック制御したときに前記空燃
比センサで検出された空燃比に基づいて、そのときの運
転条件に対応する目標空燃比を設定すると共に、そのと
きの運転条件を含む所定領域の目標空燃比を同時に設定
する構成とした。
【0014】かかる構成によると、機関トルク変動の検
出値に基づくフィードバック制御の結果空燃比センサで
検出された空燃比を、そのときの運転条件におけるトル
ク変動限界相当の空燃比とすると同時に、当該運転条件
を含む運転領域におけるトルク変動限界相当の空燃比
を、検出されたリーン限界空燃比に基づいて推定する。
【0015】請求項4記載の発明では、前記同時に目標
空燃比を設定する領域を、更新毎に段階的に狭くして、
目標空燃比を更新する構成とした。かかる構成による
と、更新が進行していない状態では、該当運転条件を含
む広い範囲で同時更新を行わせることで、実際のリーン
限界に近いと推定される目標空燃比への更新を促進させ
る一方、更新毎に同時更新を行わせる領域を狭くして、
運転条件の違いによるリーン限界の違いを目標空燃比に
反映させる。
【0016】請求項5記載の発明では、前記同時に目標
空燃比を設定する領域を、全運転領域について更新が完
了する毎に段階的に狭くして、目標空燃比を更新する構
成とした。
【0017】かかる構成によると、例えば全運転領域を
同時に更新させると、次は全運転領域を4分割した領域
を1単位として同時更新を行わせ、4分割した領域それ
ぞれで同時更新が行われてから更なる同時更新領域の細
分を行わせる。
【0018】請求項6記載の発明では、前記設定された
目標空燃比を、機関の始動毎にリセットする構成とし
た。かかる構成によると、前回の運転時にリーン限界に
基づいて設定した目標空燃比を初期値にリセットし、今
回の運転時における条件に対応するリーン限界空燃比を
新たに学習させる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、定常運転
時には、精度良く検出できるトルク変動に基づいて最大
限に空燃比をリーン化できる一方、トルク変動の検出精
度が得られない定常運転時以外においては、定常運転時
においてリーン限界として空燃比センサで検出された空
燃比に基づいて空燃比をフィードバック制御するので、
定常運転時以外においても空燃比センサの検出ばらつき
の影響を受けずにリーン限界付近の空燃比で運転させる
ことができ、燃費・排気性能を改善できるという効果が
ある。
【0020】請求項2記載の発明によると、リーン限界
付近の空燃比を、フィードバック制御による変動の影響
を避けて精度良く検出できるという効果がある。請求項
3記載の発明によると、定常運転時以外におけるリーン
限界付近での運転を、定常運転におけるトルク変動フィ
ードバック制御の経験を待たずに先行して行わせること
ができるという効果がある。
【0021】請求項4記載の発明によると、定常運転時
以外におけるリーン限界付近での運転を早期に行わせつ
つ、定常運転時以外におけるリーン限界空燃比の精度を
確保することができるという効果がある。
【0022】請求項5記載の発明によると、定常運転時
以外におけるリーン限界付近での運転を早期に行わせつ
つ、定常運転時以外におけるリーン限界空燃比の精度を
運転領域毎に大きくばらつくことなく確保することがで
きるという効果がある。
【0023】請求項6記載の発明によると、異なる環境
条件で学習された目標空燃比に基づき空燃比が不適切に
制御されてしまうことを回避できるという効果がある。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1は実施の形態における内燃機関のシステム構
成図である。
【0025】この図1において、車両に搭載される内燃
機関1の各気筒の燃焼室には、エアクリーナ2,吸気通
路3,モータで開閉駆動される電子制御式スロットル弁
4を介して空気が吸入される。
【0026】各気筒の燃焼室内に燃料(ガソリン)を直
接噴射する電磁式の燃料噴射弁5が設けられており、該
燃料噴射弁5から噴射される燃料と前記吸入される空気
とによって燃焼室内に混合気が形成される。
【0027】燃料噴射弁5は、コントロールユニット2
0から出力される噴射パルス信号によりソレノイドに通
電されて開弁し、所定圧力に調圧された燃料を噴射す
る。そして、噴射された燃料は、吸気行程噴射の場合は
燃焼室内に拡散して均質な混合気を形成し、また圧縮行
程噴射の場合は点火栓6回りに集中的に層状の混合気を
形成する。燃焼室内に形成される混合気は、点火栓6に
より着火燃焼する。
【0028】ここで、運転条件によって目標空燃比とし
て理論空燃比よりもリーンな空燃比が設定され、均質リ
ーン燃焼又は成層リーン燃焼が行われるようになってお
り、機関1は所謂希薄燃焼機関である。尚、理論空燃比
又は理論空燃比よりもリッチな空燃比を目標空燃比とす
る場合には、吸気行程噴射によって均質な混合気を形成
させるようになっている。
【0029】但し、内燃機関1を上記の直接噴射式ガソ
リン機関に限定するものではなく、吸気ポートに燃料を
噴射する構成の希薄燃焼機関であっても良い。機関1か
らの排気は排気通路7より排出され、該排気通路7には
排気浄化用の触媒8が介装されている。
【0030】また、燃料タンク9にて発生した蒸発燃料
を燃焼処理する蒸発燃料処理装置が設けられている。キ
ャニスタ10は、密閉容器内に活性炭などの吸着剤11
を充填したもので、燃料タンク9から延設される蒸発燃
料導入管12が接続されている。従って、燃料タンク9
にて発生した蒸発燃料は、前記蒸発燃料導入管12を通
って、キャニスタ10に導かれ吸着捕集される。
【0031】また、キャニスタ10には、新気導入口1
3が形成されると共に、パージ配管14が導出され、前
記パージ配管14には、コントロールユニット20から
の制御信号によって開閉が制御されるパージ制御弁15
が介装される。
【0032】上記構成において、パージ制御弁15が開
制御されると、機関1の吸入負圧がキャニスタ10に作
用する結果、新気導入口13から導入される空気によっ
てキャニスタ10の吸着剤11に吸着されていた蒸発燃
料がパージされ、パージエアがパージ配管14を通って
吸気通路3のスロットル弁4下流に吸入され、その後、
機関1の燃焼室内で燃焼処理される。
【0033】コントロールユニット20は、CPU,R
OM,RAM,A/D変換器及び入出力インターフェイ
ス等を含んで構成されるマイコンを備え、各種センサか
らの入力信号を受け、これらに基づいて演算処理して、
燃料噴射弁5,点火栓6及びパージ制御弁15などの作
動を制御する。
【0034】前記各種センサとして、機関1のクランク
角を検出するクランク角センサ21、カム軸から気筒判
別信号を取り出すカムセンサ22が設けられており、前
記クランク角センサ21からの信号に基づき機関の回転
速度Neが算出される。
【0035】この他、吸気通路3のスロットル弁4上流
側で吸入空気流量Qaを検出するエアフローメータ2
3、アクセルペダルの踏込み量(アクセル開度)APS
を検出するアクセルセンサ24、スロットル弁4の開度
TVOを検出するスロットルセンサ25、機関1の冷却
水温Twを検出する水温センサ26、排気中の酸素濃度
に応じて燃焼混合気の空燃比をリニアに検出する広域型
の空燃比センサ27、車速VSPを検出する車速センサ
28などが設けられている。
【0036】ここで、前記広域型の空燃比センサ27の
構造を、図2に基づいて説明する。ジルコニア(ZrO
2)等の固体電解質部材からなる基板31上に、酸素濃
度測定用の+電極32が設けられている。また、前記基
板31内には、大気が導入される中空部33が開設さ
れ、この中空部33の天井部には、−電極34が基板3
1を挟んで+電極32に対向するように取り付けられて
おり、前記基板31と+電極32と−電極34とにより
酸素濃度検出部35が形成される。
【0037】また、ジルコニア等からなる固体電解質部
材36の両面に一対の白金からなるポンプ電極37,3
8を設けて形成される酸素ポンプ部39を有している。
そして、該酸素ポンプ部39を、例えばアルミナで枠状
に形成したスペーサ40を介して酸素濃度検出部35の
上方に積層して、酸素濃度検出部35と酸素ポンプ部3
9との間に中空室41が設けられ、かつ、この中空室4
1に機関の排気を導入するための導入孔42が酸素ポン
プ部39の固体電解質部材36に形成されている。
【0038】尚、前記スペーサ40の外周にはガラス製
の接着剤43が充填され、中空室41の密閉性を確保す
ると共に、基板31及びスペーサ40と固体電解質36
とを接着固定するようにしてある。ここで、スペーサ4
0と基板31とは同時焼成して結合されるため、中空室
41の密閉性はスペーサ40と固体電解質部材36とを
接着することによって確保されるものである。また、酸
素濃度検出部39には、加熱用のヒーター44が内蔵さ
れている。
【0039】そして、導入孔42を介して中空室41に
導入された排気の酸素濃度を前記+電極32の電圧から
検出する。具体的には、中空部33内の大気中の酸素と
中空室41内の排気中の酸素との濃度差に応じて基板3
1内を酸素イオンが流れ、これに伴って、+電極32に
排気中の酸素濃度に対応する起電力が発生する。
【0040】そして、この検出結果に応じて中空室41
内の雰囲気を一定(例えば理論空燃比) に保つように酸
素ポンプ部39に流す電流値を制御し、その時の電流値
から排気中の酸素濃度(排気空燃比)を検出する。
【0041】具体的には、前記+電極32の電圧を、制
御回路45によって増幅処理した後、電圧検出抵抗46
を介して電極37,38間に印加し、中空室41内の酸
素濃度を一定に保つようにする。
【0042】例えば、排気中の酸素濃度の高いリーン領
域での空燃比を検出する場合には、外側のポンプ電極3
7を陽極、中空室41側のポンプ電極38を陰極にして
電圧を印加する。すると、電流に比例した酸素(酸素イ
オンO2- )が中空室41から外側に汲み出される。そし
て、印加電圧が所定値以上になると、流れる電流は限界
値に達し、この限界電流値を前記制御回路45で測定す
ることにより排気中の酸素濃度、換言すれば、排気空燃
比を検出できる。
【0043】逆に、ポンプ電極37を陰極、ポンプ電極
38を陽極にして中空室41内に酸素を汲み入れるよう
にすれば、排気中の酸素濃度の低い空燃比リッチ領域で
の空燃比検出が行える。
【0044】上記限界電流は、前記電圧検出抵抗46の
端子間電圧を検出する差動増幅器47の出力電圧から検
出される。ここで、前記コントロールユニット20によ
る空燃比制御の様子を、図3のフローチャートに従って
説明する。
【0045】図3のフローチャートにおいて、ステップ
S1では、イグニッションスイッチ(IGNSW)のO
FF→ON時であるか否かを判別する。そして、OFF
→ON時(始動時)であれば、ステップS2へ進み、前
回運転時に書き換えられたリーン限界空燃比マップに記
憶されている目標リーン空燃比の値をクリアする。
【0046】前記リーン限界空燃比マップは、機関負荷
と機関回転速度とをパラメータとして複数に区分される
運転領域毎に目標空燃比を書き換え可能に記憶するもの
である。
【0047】また、本実施形態においては、前記リーン
限界空燃比マップの他に、基本目標空燃比を書き換え不
能に記憶する基本空燃比マップが備えられており、前記
基本目標空燃比としては、運転環境の変化があっても許
容レベルを超えるトルク変動が発生しないように、トル
ク変動限界の空燃比よりも余裕を持たせてリッチ側に設
定されるリーン空燃比が記憶される。
【0048】ステップS3では、リーン運転条件である
か否かを判別する。前記リーン運転条件としては、水温
が所定温度以上であること、所定の負荷・回転領域であ
ること、急加速時でないことなどの条件が全て成立して
いることを条件とする。
【0049】リーン運転条件が成立していないときに
は、ステップS4へ進み、目標空燃比を理論空燃比又は
リッチ空燃比として、燃料噴射弁5による燃料噴射量を
制御する。
【0050】一方、リーン運転条件が成立しているとき
には、ステップS5へ進み、前記リーン限界空燃比マッ
プが始動後に1度も更新されていないか否かを判別す
る。リーン限界空燃比マップが1度も更新されておら
ず、リーン限界空燃比マップに目標とすべき目標空燃比
が記憶されていないときには、ステップS6へ進み、基
本空燃比マップから検索される目標空燃比に基づいてベ
ース空燃比を制御させるようにする。
【0051】前記ベース空燃比の制御は、目標空燃比相
当の燃料噴射量を算出する制御であり、例えば、目標空
燃比を目標当量比(空気過剰率の逆数)に変換し、該目
標当量比を理論空燃比相当値として算出された基本燃料
噴射量に乗算して行われる。
【0052】一方、1度でもリーン限界空燃比マップが
更新されていて運転条件毎の目標空燃比が記憶されてい
るときには、ステップS7へ進み、リーン限界空燃比マ
ップから検索した目標空燃比に基づいてベース空燃比を
制御させるようにする。
【0053】ステップS8では、定常運転状態であるか
否かを判別する。スロット弁の開度,機関吸入空気量な
どの機関負荷を代表するパラメータが所定時間以上継続
して一定であるときに、定常運転状態であると判別する
ようにすると良い。
【0054】定常運転状態であると判別されると、ステ
ップS9へ進み、トルク変動に基づく空燃比フィードバ
ック制御を行う。前記トルク変動に基づく空燃比フィー
ドバック制御の詳細は、図4のフローチャートに示して
ある。
【0055】ステップS901では、機関回転速度の変
動を、トルク変動を示すものとして検出する。尚、機関
回転速度の変動に代えて、燃焼圧の変動などを検出する
構成としても良い。
【0056】ステップS902では、前記検出した機関
回転速度の変動(トルク変動)が所定の限界値以下であ
るか否かを判別する。尚、前記限界値を、機関の運転条
件に応じて異なる値に設定する構成としても良い。
【0057】ステップS902で機関回転速度の変動が
所定の限界値以下であると判別されたときには、更に空
燃比をリーン化できる可能性があると判断し、ステップ
S903へ進んで、そのときの空燃比を所定値だけリー
ン補正する(そのときの燃料噴射量を所定量だけ減量補
正する)。
【0058】一方、ステップS902で機関回転速度の
変動が所定の限界値を超えていると判別されたときに
は、空燃比をリッチ化することで燃焼安定性を向上さ
せ、以って、機関回転速度の変動を所定の限界値内に回
復させる必要があると判断し、ステップS904へ進ん
で、そのときの空燃比を所定値だけリッチ補正する(そ
のときの燃料噴射量を所定量だけ増量補正する)。
【0059】ステップS905では、空燃比のリーン補
正とリッチ補正とを交互に所定回数以上繰り返したか否
かを判別し、所定以上繰り返されたときには、リーン限
界空燃比付近に収束し、トルク変動が所定限界値付近に
なっているものと判断してステップS906へ進む。
【0060】ステップS906では、空燃比のリーン補
正とリッチ補正とを交互に繰り返す状態のときに空燃比
センサ27で検出された空燃比の平均値を、そのときの
運転条件におけるリーン限界空燃比として記憶する。
【0061】コントロールユニット20には、予め空燃
比センサ27の出力値と空燃比との相関を示すテーブル
が記憶されており、空燃比センサ27の出力値を前記テ
ーブルに基づいて空燃比の検出データに変換し、これを
移動平均した結果をリーン限界空燃比として記憶する。
【0062】ステップS9で上記のようなトルク変動に
基づく空燃比フィードバック制御を行うと、ステップS
10では、前記リーン限界空燃比マップの書き換えを行
う。前記マップ書き換えの詳細は、図5のフローチャー
トに示してある。
【0063】ステップS1001では、前記ステップS
906で記憶したリーン限界空燃比を読み出す。ステッ
プS1002では、前記リーン限界空燃比と、該リーン
限界空燃比を求めたときの運転条件に対応して基本空燃
比マップに記憶されている基本目標空燃比との比を、空
燃比修正係数(空燃比修正係数=リーン限界空燃比/基
本目標空燃比)とする。
【0064】ステップS1003では、基本マップに記
憶されている各運転条件毎の基本目標空燃比に前記空燃
比修正係数を乗算した結果を修正後の目標空燃比とし、
該修正後の目標空燃比に、リーン限界空燃比マップの各
運転条件の目標空燃比を書き換える。
【0065】前記ステップS10におけるマップ書き換
えは、図6のフローチャートに示すようにして行わせる
構成としても良い。図6のフローチャートにおいて、ス
テップS1011では、前記ステップS906で記憶し
たリーン限界空燃比を読み出す。
【0066】ステップS1012では、前記リーン限界
空燃比と、該リーン限界空燃比を求めたときの運転条件
に対応して基本マップに記憶されている基本目標空燃比
との差を、空燃比修正値(空燃比修正係数=リーン限界
空燃比−基本目標空燃比)とする。
【0067】ステップS1013では、基本マップに記
憶されている各運転条件毎の基本目標空燃比に前記空燃
比修正値を加算した結果を修正後の目標空燃比とし、該
修正後の目標空燃比に、リーン限界空燃比マップの各運
転条件の空燃比を書き換える。
【0068】図3のフローチャートのステップS8で、
機関が定常運転状態でないと判別されたときには、ステ
ップS11へ進み、前記リーン限界空燃比マップが始動
後に1度も更新されていないか否かを判別する。
【0069】そして、前記リーン限界空燃比マップが始
動後に1度も更新されていない場合には、ステップS1
2へ進み、基本空燃比マップに記憶されている該当運転
条件の基本目標空燃比に、空燃比センサ27で検出され
る実際の空燃比を一致させるように、燃料噴射量をフィ
ードバック補正する。
【0070】一方、前記リーン限界空燃比マップが始動
後に少なくとも1度は更新されている場合には、ステッ
プS13へ進み、リーン限界空燃比マップにおいて該当
運転条件に対応して記憶されている目標空燃比に、空燃
比センサ27で検出される実際の空燃比を一致させるよ
うに、燃料噴射量をフィードバック補正する。
【0071】このように、リーン限界を超えることによ
る回転変動(トルク変動)の発生を精度良く判定できる
定常運転時には、回転変動(トルク変動)が限界値を超
えない範囲で空燃比を極力リーン化させ、燃費・排気性
能の向上を図る一方、このときのリーン限界空燃比を、
空燃比センサ27の検出値として学習する。そして、回
転変動(トルク変動)の発生を精度良く判定できない非
定常運転時(緩加速時など)には、前記定常運転時に学
習したリーン限界空燃比を目標空燃比として空燃比セン
サ27を用いた空燃比フィードバック制御を行わせるの
で、非定常運転時(緩加速時など)にも、リーン限界空
燃比で運転させることができる。
【0072】また、リーン限界空燃比を空燃比センサ2
7の検出値として学習するので、空燃比センサ27に検
出ばらつきがあっても、使用している空燃比センサ27
の検出特性上のリーン限界空燃比を目標空燃比とするこ
とができ、前記ばらつき影響を受けずにリーン限界空燃
比に制御できる。
【0073】更に、ある運転条件において、トルク変動
に基づくリーン限界制御でどれだけリーン化できたかに
よって、全運転条件のリーン限界空燃比を基本目標空燃
比をベースに推定して空燃比フィードバック制御に用い
るようにするので、定常運転を経験していない運転条件
についても略リーン限界空燃比付近にフィードバック制
御させることができる。
【0074】例えば、定常運転を経験してリーン限界空
燃比に制御した運転条件についてのみ、リーン限界空燃
比マップの更新を行わせるようにしても良いが、係る構
成とすると、定常運転を経験していない運転条件につい
ては、定常運転を経験するまで基本目標空燃比での空燃
比フィードバック制御を継続する必要が生じ、非定常運
転時にリーン限界空燃比での運転がなかなか行われない
ことになってしまう。そこで、定常運転を経験した運転
条件におけるリーン限界空燃比と基本目標空燃比との相
関を他の運転条件にも適用して、定常運転を経験してい
ない運転条件におけるリーン限界空燃比を推定し、非定
常運転時に前記リーン限界空燃比を目標空燃比として空
燃比フィードバック制御を行わせるようにしてある。
【0075】但し、上記実施形態のように、リーン限界
空燃比と基本目標空燃比との比又は差が全運転領域で略
同じであると見なして、リーン限界空燃比マップの更新
を常に全運転領域で同時に行わせる構成とすると、リー
ン限界空燃比と基本目標空燃比との比又は差の運転条件
毎のばらつきに対応できない。
【0076】リーン限界空燃比と基本目標空燃比との比
又は差の運転条件毎のばらつきに対応しつつ、定常運転
を経験していない運転条件でのリーン限界空燃比での運
転を可能にするには、以下のようにしてリーン限界空燃
比マップの更新を行わせるようにすると良い。
【0077】図7のフローチャートに示される処理内容
は、図5,6のフローチャートのステップS1003又
はステップS1013の処理に置換えられるものであ
り、図5,6のフローチャートのステップS1003又
はステップS1013では、常に全運転領域を同時に更
新する構成としたが、図7のフローチャートに示される
処理では、更新毎に同時更新させる領域を段階的に狭く
するようにしてある。
【0078】図7のフローチャートにおいて、まず、ス
テップS51では、イグニッションスイッチOFF→O
N後初回のリーン限界空燃比マップ更新時であるか否か
を判別する。
【0079】初回であれば、ステップS52へ進み、ト
ルク変動に基づいてフィードバック制御した結果得られ
たリーン限界空燃比と基本目標空燃比との比又は差に基
づき、基本空燃比マップの全ての基本目標空燃比を補正
し、該補正によって得られた目標空燃比で、リーン限界
空燃比マップの対応する運転条件の目標空燃比を全て更
新する。
【0080】一方、ステップS51で初回でないと判別
されると、ステップS53へ進み、イグニッションスイ
ッチOFF→ON後2回目の更新時であるか否かを判別
する。
【0081】そして、2回目であるときには、ステップ
S54へ進み、マップ領域(リーン領域)を4分割した
4領域のうち、リーン限界空燃比が検出された運転条件
が含まれる1つの領域についてのみ、リーン限界空燃比
と基本目標空燃比との比又は差に基づき基本目標空燃比
を補正して得た目標空燃比で、リーン限界空燃比マップ
の対応する運転領域の目標空燃比を更新する。
【0082】ステップS53で2回目でもないと判別さ
れると、ステップS55へ進み、3回目の更新時である
か否かを判別する。3回目の更新時であるときには、ス
テップS56へ進み、マップ領域を16分割した16領
域のうち、リーン限界空燃比が検出された運転条件が含
まれる1つの領域についてのみ、リーン限界空燃比と基
本目標空燃比との比又は差に基づき基本目標空燃比を補
正して得た目標空燃比で、リーン限界空燃比マップの対
応する運転領域の目標空燃比を更新する。
【0083】また、3回目の更新時でもなく、4回目以
降の更新時であるときには、ステップS57へ進み、マ
ップの64格子毎に、リーン限界空燃比と基本目標空燃
比との比又は差に基づき基本目標空燃比を補正して得た
目標空燃比で目標空燃比を更新する。
【0084】本実施の形態においては、リーン限界空燃
比マップ及び基本空燃比マップが、全運転領域を8×8
の64格子に分割し、各格子毎に空燃比を記憶する構成
である。
【0085】上記のように更新毎に同時更新させる領域
を段階的に狭くすれば、初回の更新時に、リーン限界空
燃比付近の目標空燃比をリーン限界空燃比マップの全領
域に設定できると共に、更新毎に同時更新される領域が
狭くなって運転条件毎のリーン限界空燃比の特性変化
が、リーン限界空燃比マップに反映されるようになる。
【0086】但し、上記構成の場合、定常運転の機会が
少ない運転条件では、目標空燃比の更新機会が得られ
ず、全領域同時更新で得られた大まかな目標空燃比のま
まで空燃比を制御する必要が生じてしまう。
【0087】そこで、図8のフローチャートに示される
ようにして、更新領域を制御することがより好ましい。
図8のフローチャートに示される処理内容は、図7のフ
ローチャートと同様に、図5,6のフローチャートのス
テップS1003又はステップS1013の処理に置換
えられるものである。
【0088】図8のフローチャートにおいて、ステップ
S71では、イグニッションスイッチOFF→ON後初
回のリーン限界空燃比マップ更新時であるか否かを判別
する。
【0089】そして、初回であれば、ステップS72へ
進み、トルク変動に基づいてフィードバック制御した結
果得られたリーン限界空燃比と基本目標空燃比との比又
は差に基づき、基本空燃比マップの全ての基本目標空燃
比を補正し、該補正によって得られた目標空燃比で、リ
ーン限界空燃比マップの対応する運転条件の目標空燃比
を全て更新する。
【0090】一方、初回でないときには、ステップS7
3へ進み、マップの64の格子毎に更新を行わせる設定
がなされているか否かを判別し、NOであれば、ステッ
プS74へ進んで、マップ領域を16分割した16領域
毎に同時更新を行わせる設定がなされているか否かを判
別する。
【0091】ステップS74でNOと判別されると、ス
テップS75へ進み、マップ領域を4分割した4領域毎
に同時更新を行わせる設定がなされているか否かを判別
する。
【0092】4領域毎に同時更新を行わせる設定がなさ
れていない場合には、ステップS76へ進んで、4領域
毎に同時更新を行わせる設定を行い、4領域のうちのリ
ーン限界空燃比を検出した運転条件が含まれる1つの領
域についてのみ、リーン限界空燃比と基本目標空燃比と
の比又は差に基づき基本目標空燃比を補正して得た目標
空燃比で、リーン限界空燃比マップの対応する運転領域
の目標空燃比を更新する。
【0093】ステップS77では、前記4領域の各領域
を単位とする同時更新が、4領域の全てで行われたか否
かを判別する。4領域の全てで更新が行われるまでは、
4領域毎に同時更新を行わせる設定を継続させ、4領域
の全てで更新が行われると、ステップS77からステッ
プS78へ進んで、マップ領域を16分割した16領域
毎に同時更新を行わせる設定に切り換える。
【0094】また、ステップS79では、前記16領域
の各領域を単位とする同時更新が、16領域の全てで行
われたか否かを判別し、16領域全てで更新が行われる
と、ステップS80へ進んで、マップの64格子毎に更
新を行わせる設定に切り換え、ステップS81でマップ
の64格子毎に更新を行わせる。
【0095】従って、ステップS73で64格子毎に更
新を行わせる設定がなされていると判別されると、ステ
ップS81へジャンプして進んで、マップの64格子毎
に更新を行わせる。
【0096】また、ステップS74で、マップ領域を1
6分割した16領域毎に同時更新を行わせる設定がなさ
れていると判別されると、ステップS79へジャンプし
て進み、16領域の全てで更新されたか否かを判別させ
る。
【0097】更に、ステップS75で、マップ領域を4
分割した4領域毎に同時更新を行わせる設定がなされて
いると判別されると、ステップS77へジャンプして進
み、4領域の全てで更新されたか否かを判別させる。
【0098】上記のように、全領域を同時に更新させた
後、分割領域の全てで同時更新を行わせてから、更に同
時更新させる領域を狭くする構成であれば、定常運転が
なされる機会が少ない運転条件であっても、隣接する運
転条件で定常運転がなされることで更新される機会が確
保され、運転条件の違いによるリーン限界空燃比特性の
違いを、目標空燃比に反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における内燃機関のシステム構成
図。
【図2】実施の形態における空燃比センサ及びその周辺
回路を示す図。
【図3】実施の形態における空燃比制御を示すフローチ
ャート。
【図4】実施の形態における回転変動に基づく空燃比フ
ィードバック制御を示すフローチャート。
【図5】リーン限界空燃比の更新制御の第1実施形態を
示すフローチャート。
【図6】リーン限界空燃比の更新制御の第2実施形態を
示すフローチャート。
【図7】更新領域切り換え制御の第1実施形態を示すフ
ローチャート。
【図8】更新領域切り換え制御の第2実施形態を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1…内燃機関 3…吸気通路 4…スロットル弁 5…燃料噴射弁 6…点火栓 20…コントロールユニット 27…空燃比センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 AA03 AA04 BA09 BA13 BA27 CA01 CA04 CA05 DA02 DA04 EA11 EB02 EB08 EB12 EC03 FA07 FA10 FA13 FA26 FA29 FA32 FA33 FA38 3G301 HA01 HA04 HA06 HA14 HA15 HA16 JA02 JA08 JA21 KA12 KA21 LA03 LB04 LC10 MA01 MA11 NA08 NB20 NC02 NC07 NC08 ND02 ND06 NE06 NE15 NE20 PA01Z PA11Z PB03Z PB08Z PB09Z PD04Z PE01Z PE05Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関排気中の酸素濃度に基づいて排気空燃
    比を広域に検出する空燃比センサを備え、理論空燃比よ
    りも薄い空燃比で燃焼させる希薄燃焼機関の空燃比制御
    装置であって、 定常運転時に、機関トルク変動の検出値を所定の限界値
    に一致させるように、燃焼混合気の空燃比をフィードバ
    ック制御すると共に、該フィードバック制御を行ったと
    きに前記空燃比センサで検出された空燃比に基づいて目
    標空燃比を設定し、 前記定常運転時以外において、前記目標空燃比に前記空
    燃比センサで検出される空燃比を一致させるように、燃
    焼混合気の空燃比をフィードバック制御するよう構成し
    たことを特徴とする希薄燃焼機関の空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】前記機関トルク変動の検出値が前記所定の
    限界値付近になった状態で、前記空燃比センサによる検
    出空燃比の平均値を求め、該平均値から前記目標空燃比
    を設定することを特徴とする請求項1記載の希薄燃焼機
    関の空燃比制御装置。
  3. 【請求項3】前記機関トルク変動の検出値を所定の限界
    値に一致させるように燃焼混合気の空燃比をフィードバ
    ック制御したときに前記空燃比センサで検出された空燃
    比に基づいて、そのときの運転条件に対応する目標空燃
    比を設定すると共に、そのときの運転条件を含む所定領
    域の目標空燃比を同時に設定することを特徴とする請求
    項1又は2記載の希薄燃焼機関の空燃比制御装置。
  4. 【請求項4】前記同時に目標空燃比を設定する領域を、
    更新毎に段階的に狭くして、目標空燃比を更新すること
    を特徴とする請求項3記載の希薄燃焼機関の空燃比制御
    装置。
  5. 【請求項5】前記同時に目標空燃比を設定する領域を、
    全運転領域について更新が完了する毎に段階的に狭くし
    て、目標空燃比を更新することを特徴とする請求項3記
    載の希薄燃焼機関の空燃比制御装置。
  6. 【請求項6】前記設定された目標空燃比を、機関の始動
    毎にリセットすることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1つに記載の希薄燃焼機関の空燃比制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019157755A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 株式会社デンソー 制御装置
JP2020169593A (ja) * 2019-04-02 2020-10-15 マツダ株式会社 内燃機関の制御装置および制御方法

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JP7234749B2 (ja) 2019-04-02 2023-03-08 マツダ株式会社 内燃機関の制御装置および制御方法

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