JP2002013257A - 軒 樋 - Google Patents

軒 樋

Info

Publication number
JP2002013257A
JP2002013257A JP2000196643A JP2000196643A JP2002013257A JP 2002013257 A JP2002013257 A JP 2002013257A JP 2000196643 A JP2000196643 A JP 2000196643A JP 2000196643 A JP2000196643 A JP 2000196643A JP 2002013257 A JP2002013257 A JP 2002013257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
rafter
blind
eaves gutter
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000196643A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Yokoi
昭男 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOKOI KOGYO KK
Original Assignee
YOKOI KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YOKOI KOGYO KK filed Critical YOKOI KOGYO KK
Priority to JP2000196643A priority Critical patent/JP2002013257A/ja
Publication of JP2002013257A publication Critical patent/JP2002013257A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】良好な排水性を保ちながら敷地を無駄なく有効
に使用することができ、目隠し板のばたつきを抑えるこ
とができ、垂木へ確実に取り付けることができる軒樋を
提供する。 【解決手段】垂木3と目隠し板5とを備えた簡易屋根1
に取り付けられる樋であって、樋が、垂木3の先端に取
り付けられる垂木取付部20と、その上面に設けられた
溝状の排水部30と、垂木取付部20の前面に設けら
れ、目隠し板5の上端が取り付けられる目隠し板取付部
40とからなり、垂木取付部20が、垂木3の上面に取
り付けられる、横長な上板21と、垂木3の下面に取り
付けられる下板22と、下板22と上板21との間を連
結する止板23とからなり、排水部30が、垂木取付部
20の上板21と、上板21の上面において、前後方向
に間隔をもって立設された前後一対の前板31および後
板32とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒樋に関する。庭
にテラスを設け、このテラスを覆う簡易屋根を設けて、
庭を有効利用することが多い。この簡易屋根によれば、
雨の日であっても、テラスを使用でき、濡れることなく
家屋からテラスヘ移動することができる。このような簡
易屋根は、屋根板の先端が、その基端よりも低く傾斜し
ており、屋根板の先端には、屋根板の先端から流れ落ち
る雨水を受ける軒樋が設けられている。本発明は、かか
る軒樋に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の軒樋110 を垂木3に取り付
けた状態の概略断面図である。同図において、符号1
は、簡易屋根を示している。この簡易屋根1は、地上に
立設された複数の柱2と、複数の垂木3を骨格としてい
る。各垂木3の基端は外壁Wに取り付けられ、先端は柱
2の上端に取り付けられている。これらの垂木3の上部
には、屋根板4が配設されている。
【0003】前記垂木3の先端には、従来の軒樋110 が
取り付けられている。この樋110 は、アルミの角材等を
押出加工することによって形成されたものである。この
軒樋110 には、断面視コの字形の垂木取付部120 が形成
されている。この垂木取付部120 は、垂木3の上面に取
り付けられる横長の上板121 と、垂木3の下面に取り付
けられる下板122 と、上板121 と下板122 との間に設け
られた止板123 とから構成されている。この垂木取付部
120 の上板121 と下板122 の間に、垂木3の先端を挿入
固定して、軒樋110 を垂木3に取り付けている。
【0004】前記垂木取付部120 の止板123 の前面に
は、屋根板4の先端から落ちる雨水を受ける断面視L字
状の排水部130 が設けられている。排水部130 の最先端
部分を符号110tで示す。
【0005】また、垂木取付部120 と排水部130 との間
には、上方に凹んだ溝状の目隠し板取付部140 が形成さ
れている。この目隠し板取付部140 には、前記複数の柱
2の前面に取り付けられた目隠し板5の上端が挿入され
ており、目隠し板取付部140 によって目隠し板5の上端
を支持することで、目隠し板5が、風等によって、ばた
つくことを防いでいる。
【0006】また排水部130 の適所には、排水部130 が
受けた雨水を地上や下水に排水する図示しない竪樋の上
端が取付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の軒樋
110 には、以下の(1) 〜(3) に示す問題がある。 (1) 従来の軒樋110 は、垂木取付部120 の止板123 の前
面に排水部130 が取り付けられているから、目隠し板5
の前面は、排水部130 の先端110tから垂木取付部120 の
止板123 の前面までの水平幅(以下、無駄幅Dという)
の分だけ、境界よりも引っ込んだ位置に配設されること
になる。このため、無駄幅Dの幅の敷地を使用すること
ができない。かと云って、排水部130 の幅を狭くすれ
ば、無駄幅Dが短くなり、境界一杯まで敷地を使用でき
るが、排水部130 の容積が小さくなるので、雨量が増え
れば、排水部130 から雨水がすぐにあふれてしまう。ま
た、排水部130 の幅が狭くなりすぎて、排水部130 に竪
樋を取り付けることができなくなることもある。このた
め、排水部130 内に溜まった雨水を地上等に十分に排水
できなくなり、排水性が悪い。つまり従来の軒樋110 の
場合、良好な排水性を保ち、かつ、敷地を有効に使用す
ることはできない。 (2) 軒樋110 の目隠し板取付部140 は、目隠し板5の上
端を入れやすくするために、凹溝の前後幅が目隠し板5
の厚さよりも広くとられている。このため、目隠し板5
と目隠し板取付部140 の凹溝の内面との間にはすき間が
でき、目隠し板5の上端を確実に支持することができな
いので、目隠し板5のばたつきを十分に押さえることが
できないという問題がある。 (3) 軒樋110 は、アルミの角材等から押出加工するとき
に、軒樋110 を構成する止板123 の部分は薄い板状であ
り強度が弱いから、止板123 に力が加わると撓んでしま
う可能性がある。すると、上板121 と下板122 との間の
間隔が短くなり、垂木3の先端を上板121 と下板122 と
の間に挿入できなくなり、軒樋110 を垂木3に取り付け
られなくなるという問題がある。
【0008】本発明はかかる事情に鑑み、良好な排水性
を保ちながら敷地を無駄なく有効に使用することがで
き、目隠し板のばたつきを抑えることができ、垂木へ確
実に取り付けることができる軒樋を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の軒樋は、基端
から先端に向かって斜め下方に傾斜した垂木と、該垂木
の先端よりも前方に設けられる目隠し板とを備えた簡易
屋根に取り付けられる樋であって、該樋が、前記垂木の
先端に取り付けられる垂木取付部と、該垂木取付部の上
面に設けられた溝状の排水部と、前記垂木取付部の前面
に設けられ、前記目隠し板の上端が取り付けられる目隠
し板取付部とからなり、前記垂木取付部が、前記垂木の
上面に取り付けられる、横長な上板と、前記垂木の下面
に取り付けられる下板と、該下板と前記上板との間を連
結する止板とからなり、前記排水部が、前記垂木取付部
の上板と、該上板の上面において、前後方向に間隔をも
って立設され、前記上板の長手方向に沿って延びた前後
一対の前板および後板とからなることを特徴とする。請
求項2の軒樋は、請求項1記載の発明において、前記目
隠し板取付部が、前記止板の前方に、該止板と間隔をも
って配設され、該止板とで前記目隠板を挿入する溝を形
成する前前止板と、前記止板の下端において、前方斜め
上方に向けて突出した固定部とからなり、該固定部の下
面が、前記下板の下面と連続した導入面となったことを
特徴とする。請求項3の軒樋は、請求項1または2記載
の発明において、前記上板と前記目隠し板取付部との間
に、前記上板の長手方向に沿って縦補強板が形成されて
おり、該縦補強板と前記止板との間に、前記上板の長手
方向に沿って横補強板が形成されたことを特徴とする。
【0010】請求項1の発明によれば、垂木取付部の上
板を、排水部の底としても兼用し、排水部を垂木取付部
の上面に設けている。このため、排水部の前板を後方に
下げても、排水部の前板と後板との間の間隔を広くすれ
ば、排水部の幅を広くすることができ、排水部の容積も
大きくすることができる。したがって、前板と止板との
間の間隔を短くできるから、家屋の壁面から止板までの
距離を長くすることができる。よって、敷地を境界一杯
まで有効に使用することができ、しかも雨水の排水性を
保つことができる。請求項2の発明によれば、目隠し板
を垂直に立てた状態で、目隠し板の上端を下板の下面に
当てて下板の下面上を滑らせれば、目隠し板の上端が下
板の下面から導入面へ滑らかに移動し、しかも、導入面
上を滑らかに移動するので、目隠し板の上端を、目隠し
板取付部の前止板と垂木取付部の止板との間に形成され
た溝に、簡単に挿入することができる。このため、目隠
し板を樋に取り付ける作業が簡単になる。しかも、固定
部の前端と前止板とによって、目隠し板の上端を挟んで
確実に支持することができるので、目隠し板がばたつく
ことを抑えることができる。請求項3の発明によれば、
縦補強板、横補強板、止板および上板によって、セルを
構成しているので、樋の剛性が高くなる。このため、押
出加工時に、止板に力が加わっても、止板が撓んだり、
変形したりすることを防ぐことができる。よって、上板
と下板の間隔を一定に保つことができ、樋を垂木に、確
実に取り付けることができる。しかも、樋の剛性が高く
なり、樋を垂木に取り付けたときに、撓むんだり変形し
たりしないので、施工が正確になり、外観形状を美しく
保つことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。まず、本実施形態の軒樋10を説明
する前に、軒樋10を取り付ける簡易屋根1について説
明する。図1は本実施形態の軒樋10を簡易屋根1に取
り付けた状態の概略断面図である。図3は本実施形態の
軒樋10が取り付けられた簡易屋根1の概略斜視図であ
る。図1および図3において、符号Wは、家屋の外壁を
示している。地面には、前記家屋の外壁Wと間隔をもっ
て、複数の柱2が地面に立設されている。各柱2の上端
と外壁Wの間には、垂木3が取り付けられている。この
垂木3は、その基端が外壁Wに取り付けられ、その先端
が柱2の上端に取り付けられており、基端から先端に向
かって斜め下方に傾斜するように設けられている。符号
6は、垂木3および後述する屋根板4を外壁Wに取り付
けるための金具である。
【0012】前記垂木3の上面には、複数の母屋3aが
取り付けられている。複数の母屋3aは、複数の垂木3
に渡し掛けるように、外壁Wと平行に設けられている。
この母屋3aの上面には、公知の波板である屋根板4が
載せられ、図示しない樹脂フックによって母屋3aに固
定されている。
【0013】複数の柱2の前面には、複数の母屋2aが
水平に取り付けられている。複数の母屋2aは、複数の
柱2に渡し掛けて設けられている。この母屋2aの前面
には、目隠し板5が図示しない樹脂フックによって固定
されている。この目隠し板5の上端は、後述する軒樋1
0の目隠し板取付部40に取り付けられている。
【0014】また、後述する軒樋10の排水部30に
は、軒樋10の排水部30が受けた雨水を地上に排水す
る図示しない竪樋の上端が設けられている。
【0015】さて、本実施形態の軒樋10について説明
する。図2は本実施形態の軒樋10の単体断面図であ
る。。図1および図2に示すように、本実施形態の軒樋
10は、例えばアルミの角材等を押出加工することによ
って垂木取付部20、排水部30、目隠し板取付部4
0、縦補強板51および横補強板52が一体成形された
ものであり、これらはいずれも垂木3の配設方向に沿っ
て、かつ垂木3に垂直に延びている。
【0016】まず、垂木取付部20を説明する。図1お
よび図2に示すように、垂木取付部20は、前記垂木3
の先端に取り付けるための部分であり、いずれも横長な
板状の上板21、下板22および止板23から構成され
たものであり、上板21の後端部分21b と、下板22と
止板23とによって、断面視コの字形に形成されてい
る。上板21および下板22は互いに平行であり、下板
22止板23によって連結されている。
【0017】よって、垂木3の先端に、軒樋10の垂木
取付部20を挿入して、上板21の後端部分21b を前記
垂木3の先端部の上面に取り付け、下板22を前記垂木
3の先端部の下面に取り付け、例えばビス等によって、
それぞれ固定すれば、軒樋10を垂木3の先端に取り付
けることができるのである。
【0018】また、上板21において、先端部分21a
は、後端部分21b に対して斜め上方に屈曲しているが、
その理由は後述する。
【0019】つぎに、排水部30について説明する。前
記垂木取付部20の上面には、排水部30が設けられて
いる。前板31は、垂木取付部20の上板21の先端部
分21a の先端上面に立設されている。前記上板21の後
端部分21b の上面には、後板32が立設されている。こ
の後板32は、前板31と前後方向に間隔をもって設け
られており、この間隔は50〜200 mmであり、100 mm前
後が最も一般的である。前後一対の前板31、後板3
2、上板21の先端部分21a および後端部分21b によっ
て、排水部30が構成されているのである。つまり、垂
木取付部20の上板21の先端部分21a および後端部分
21b の上面を、排水部30の底面としても兼用している
のである。
【0020】このため、止板23の上端の先端部分21a
の幅を短くして、前板31を後方に下げても、後板32
を前板31から離して後方に配設すれば、排水部30の
幅を広くすることができ、排水部30の容積を大きくす
ることができる。つまり、前板31と前記垂木取付部2
0の止板23との間隔を短くしても、雨水の排水性を保
つことができる。
【0021】つぎに、縦補強板51および横補強板52
を説明する。前記垂木取付部20の上板21の先端部分
21a の下面には、縦補強板51が下向きに垂設されてい
る。この縦補強板51の下端背面と垂木取付部20の止
板23の前面における上下方向の中間部との間には、板
状の横補強板52が形成されている。この横補強板52
によって、縦補強板51と止板23とが連結されてい
る。
【0022】このため、縦補強板51、横補強板52、
止板23および上板21の先端部分21a によってセルを
構成しているから、軒樋10の剛性が高くなっている。
このため、押出加工時に、止板23に力が加わっても、
止板23が撓んだり、変形したりすることを防ぐことが
できる。よって、上板21と下板22の間隔を一定に保
つことができ、軒樋10を垂木3の先端に確実に取り付
けることができる。しかも、軒樋10を垂木3の先端に
取り付けたときに、撓んだり変形したりしないので軒樋
10の施工が正確になり、外観形状を美しく保つことが
できる。
【0023】つぎに、目隠し板取付部40を説明する。
前記横補強板52の下面には、前止板41が下方に向け
て立設されている。この前止板41は、止板23と間隔
をもって設けられている。この前止板41の下端は、前
記下板22を延長した面と交わる位置まで延びている。
なお、前止板41の下端は下板22を延長した面よりも
下方まで延びていてもよい。
【0024】前記前止板41の下端と前記横補強板52
の先端との間には、縦補強板53が形成されている。こ
のため、縦補強板53、横補強板52および前止板41
によってもセルを構成しているから、軒樋10の剛性が
高くなっている。
【0025】前記止板23、横補強板52および前止板
41で凹溝が構成されており、この凹溝は、前記目隠し
板5の上端が挿入されるものである。
【0026】前記垂木取付部20の止板23の下端にお
いて、止板23の前面、つまり前記凹溝の内面には、固
定部42が設けられている。この固定部42は、止板2
3の下端から前方斜め上方に向けて突出している。この
ため前止板41と固定部42の前端との間の間隔は、前
止板41の下端と止板23の下端との間の間隔より狭く
なっている。
【0027】よって、前記凹溝に、目隠し板5の上端を
挿入すれば、固定部42の前端と前止板41とによっ
て、目隠し板5の上端を挟んで確実に支持することがで
きるので、目隠し板5がばたつくことを抑えることがで
きる。
【0028】また、この固定部42の下面は、前記垂木
取付部20の下板22の下面と連続した導入面43とな
っているが、その理由は後述する。
【0029】つぎに、本実施形態の軒樋10の作用と効
果を説明する。まず、複数の垂木3の先端に、軒樋10
の垂木取付部20を挿入し、垂木取付部20の上板21
および下板22をビスによって、垂木3の上面および下
面にそれぞれ固定する。
【0030】軒樋10は、上板21と下板22の間隔が
一定に保たれているので、垂木3に、垂木取付部20を
確実に挿入することができる。しかも、軒樋10は剛性
が高いので、軒樋10を垂木3に取り付けたときに、撓
んだり変形したりしないので、施工が正確になり、外観
形状を美しく保つことができる。
【0031】また、軒樋10を垂木3に取り付けると、
上板21の後端部分21b は地面に対して基端から先端に
向かって斜め下方に傾斜する。一方、上板21の先端部
分21a は、地面に対して、基端から先端に向かって斜め
上方に傾斜する。したがって、排水部30内の雨水は、
先端部分21a の基端と後端部分21b の先端との連結部分
に向かって流れることになる。よって、その連結部分の
下方に竪樋の上端を取り付ければ、排水部30内の全て
の水を竪樋によって確実に排水することができる。
【0032】つぎに、目隠し板5を取り付けるときに
は、目隠し板5を垂直に立てた状態で、目隠し板5の上
端を下板22の下面に当てて下板22の下面上を滑らせ
る。すると、目隠し板の上端が下板22の下面から導入
面43へ滑らかに移動し、しかも、導入面43上を滑ら
かに移動するので、目隠し板5の上端を、目隠し板取付
部40の凹溝に、簡単に挿入することができる。このた
め、目隠し板5を目隠し板取付部40に取り付ける作業
が簡単になる。
【0033】しかも、軒樋10を垂木3に取り付ける
と、軒樋10は基端から先端に向けて斜め下方に傾斜す
るので、目隠し板取付部40の前止板41の下端は、垂
木取付部20の止板23の下端よりも下方に位置するこ
とになる。このため、下板22の下面を滑らせた目隠し
板5の上端が、凹溝を、万が一跳び越えても、目隠し板
5の上端は前止板41の下端に当たって止まり、それ以
上前方には移動しない。つまり、前止板41の下端部が
目隠し板5のストッパーとしても機能するので、目隠し
板5の上端を下板22の下面上を滑らせるときに特別な
注意を払う必要がなく、目隠し板5を目隠し板取付部4
0に取り付ける作業が簡単になる。
【0034】前述のごとく、排水部30を垂木取付部2
0の上面に設けているので、排水部30の前板31と垂
木取付部20の止板23との間の間隔を短くできるか
ら、家屋の外壁Wから止板23までの距離を長くするこ
とができる。よって、敷地を境界一杯まで有効に使用す
ることができる。
【0035】上記のごとく、本実施形態の軒樋10によ
れば、良好な排水性を保ちながら敷地を無駄なく有効に
使用することができ、目隠し板5のばたつきを抑えるこ
とができ、垂木3へ確実に取り付けることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明は、垂木取付部の上板
を、排水部の底としても兼用しており、前板と止板との
間の間隔を短くできるので、敷地を境界一杯まで有効に
使用することができ、しかも雨水の排水性を保つことが
できる。請求項2の発明は、目隠し板を樋に取り付ける
作業が簡単になり、しかも、目隠し板がばたつくことを
抑えることができる。請求項3の発明は、押出加工時
に、止板が撓んだり、変形したりすることを防ぐことが
できるので、上板と下板の間隔を一定に保つことがで
き、樋を垂木に、確実に取り付けることができ、しか
も、施工が正確になり、外観形状を美しく保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の軒樋10を簡易屋根1に取り付け
た状態の概略断面図である。
【図2】本実施形態の軒樋10の単体断面図である。
【図3】本実施形態の軒樋10が取り付けられた簡易屋
根1の概略斜視図である。
【図4】従来の軒樋110 を簡易屋根1に取り付けた状態
の概略断面図である。
【符号の説明】
1 簡易屋根 3 垂木 5 目隠し板 10 軒樋 20 垂木取付部 21 上板 22 下板 23 止板 30 排水部 31 前板 32 後板 40 目隠し板取付部 41 前止板 42 固定部 43 導入面 51 縦補強板 52 横補強板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基端から先端に向かって斜め下方に傾斜し
    た垂木と、該垂木の先端よりも前方に設けられる目隠し
    板とを備えた簡易屋根に取り付けられる樋であって、該
    樋が、前記垂木の先端に取り付けられる垂木取付部と、
    該垂木取付部の上面に設けられた溝状の排水部と、前記
    垂木取付部の前面に設けられ、前記目隠し板の上端が取
    り付けられる目隠し板取付部とからなり、前記垂木取付
    部が、前記垂木の上面に取り付けられる、横長な上板
    と、前記垂木の下面に取り付けられる下板と、該下板と
    前記上板との間を連結する止板とからなり、前記排水部
    が、前記垂木取付部の上板と、該上板の上面において、
    前後方向に間隔をもって立設され、前記上板の長手方向
    に沿って延びた前後一対の前板および後板とからなるこ
    とを特徴とする軒樋。
  2. 【請求項2】前記目隠し板取付部が、前記止板の前方
    に、該止板と間隔をもって配設され、該止板とで前記目
    隠板が挿入される溝を形成する前止板と、前記止板の下
    端において、前方斜め上方に向けて突出した固定部とか
    らなり、該固定部の下面が、前記下板の下面と連続した
    導入面となったことを特徴とする請求項1記載の軒樋。
  3. 【請求項3】前記上板と前記目隠し板取付部との間に、
    前記上板の長手方向に沿って縦補強板が形成されてお
    り、該縦補強板と前記止板との間に、前記上板の長手方
    向に沿って横補強板が形成されたことを特徴とする請求
    項1または2記載の軒樋。
JP2000196643A 2000-06-29 2000-06-29 軒 樋 Pending JP2002013257A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000196643A JP2002013257A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 軒 樋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000196643A JP2002013257A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 軒 樋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002013257A true JP2002013257A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18695099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000196643A Pending JP2002013257A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 軒 樋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002013257A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7494095B2 (en) Gutter hanger
US7117643B2 (en) Covered rain gutter
US20080196321A1 (en) Drip edge system
JP2018137962A (ja) 太陽電池モジュール用サイドフレーム
JPH07305463A (ja) 軒先構造
JP3074459U (ja) 軒 樋
JP2002013257A (ja) 軒 樋
JPH082286Y2 (ja) 水平屋根の雨仕舞装置
JPH09209510A (ja) 簡易屋根
KR102086291B1 (ko) 빗물받이 겸용 처마 마감부재
JPH0230573Y2 (ja)
US20050193638A1 (en) Rain gutter adapter
JP7471630B2 (ja) 軒先構造、及びその施工法
JP5019998B2 (ja) 軒樋の取付け構造
JPH0412901Y2 (ja)
JP5090069B2 (ja) 簡易建物
JPH0258664A (ja) 軒樋の取付構造
JPS5921210Y2 (ja) 樋装置
JP6878151B2 (ja) 屋根構造
JPH0996061A (ja) 樋装置
JPS5815546Y2 (ja) 屋根用羽根板
JP4964040B2 (ja) 簡易建物
JP2558087Y2 (ja) テラス屋根
JPH0636141Y2 (ja) 屋根排水構造
JPH0328652Y2 (ja)