JP4964040B2 - 簡易建物 - Google Patents
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Description
特許文献2には、雨水排水溝を設けた排水機能付き桁を屋根パネルの先端に配置して、桁には雨水排水溝の後側にパネル先端載置部材を取付けて屋根パネルの先端を載置して固定することが開示されている。
更に、デッキの後側(家側)に屋根パネルを設け、屋根の前側は垂木の先端側で屋根の輪郭を現すようにしたいという要求もある。
しかし、従来は、屋根パネルを取付けた屋根と、パーゴラとは別の簡易建物としてあり、一つの簡易建物で、両者を兼ね備えたものはなかった。
また、上述の特許文献1及び2では、何れも屋根パネルは垂木の後端から先端に亘って設けてあるので、屋根の先端側の輪郭を垂木の先端側で現すという要求に対応することができない。
更に、特許文献2の雨水排水溝を設けた桁は、垂木の先端を当接させる構造としているので、垂木を載置して先端を桁よりも前方に配置することができないと共に特許文献1のように垂木のみを取付ける桁とは別に製造する必要がある。
パネル先端載置部材は、垂木間で且つ排水機能付き桁に取付けてあり、屋根パネルは先端をパネル先端載置部材の上面に取付けてあるので、屋根パネル上を流下する雨水が排水機能付き桁の雨水排水部に流すことができることから十分な雨仕舞ができる。
また、屋根パネルを取付けた屋根の先端を垂木のみにすることができ、屋根の前側を垂木の先端のみで輪郭を形成できる。
図3に示すように、第1実施の形態に係る簡易建物1では、デッキ3の真上の部分には屋根パネル9が配置され、デッキ3を超えた部分は垂木7のみで構成されたパーゴラ2としてある。
この簡易建物1は、図1に示すように、支柱13と、排水機能付き桁5と、垂木7と、垂木掛け21と、屋根パネル9と、屋根パネル9の先端を載置するパネル先端載置部材11とを備えている。
排水機能付き桁5は、支柱13の上端に固定してあり、支柱13の上端間に架設してある。排水機能付き桁5には、上面が開口する雨水排水溝15が設けてあり、雨水排水溝15の後側(家側)には、垂木7にねじ17で固定する垂木固定部19が設けてある。
また、排水機能付き桁5の前側には前側化粧板37aの係止部39が設けてあり、後側には後側化粧板37bの係止部39が設けてあり、後側化粧板37bは係止部39に上から係止して、化粧板37の上端を押さえ部材41で押さえて取付けてある。
垂木掛け21は、パネル取付溝(パネル取付部)21aと、垂木固定部21bとを有している。
垂木7は、後端7aが垂木掛け21の垂木固定部21bに固定してあり、中間部7bが排水機能付き桁5の上面に載置しており、先端7cが排水機能付き桁5よりも前方に位置して、先端7cの後側は排水機能なし桁23に載置して取付けてある。尚、垂木の先端7cにはキャップ25が取付けてある。本実施の形態では、垂木の先端7cは敷地の輪郭46(図3参照)を現すように配置されている。
排水機能なし桁23は、本実施の形態に係る排水機能付き桁5と同種のものを用いており、排水機能付き桁5の上面にパネル先端載置部材11を取付けないで、雨水排水溝15の開口に蓋をする蓋部材45を取付けている。排水機能なし桁23は、排水機能付き桁5よりも前側に位置している。
図2に示すように、垂木7の側面には、パネル側端受け部材27を取り付け自在な溝状の取付自在部49が長手方向に亘って設けてあり、図1に示すように、パネル側端受け部材の取付自在部49の下には中桟取付自在部48が設けてあり、パネル29の下には中桟取付自在部48に中桟47を取り付けてある。図2に示すように、パネル側端受け部材の取付自在部49には、パネル側端受け部材27が取付けてあり、パネル側端受け部材27にパネル押さえ29が取付けてあり、パネル側端受け部材27とパネル押さえ29とは、図1に示すように、垂木7の後端7aから中間部7bに亘って配置されている。パネル側端受け部材27とパネル押さえ29とは、垂木7の長手方向の任意の位置に取付け自在である。
パネル先端載置部材11は、垂木7、7間で排水機能付き桁5に取付けてあり、且つ雨水排水溝15の開口15aよりも後側で排水機能付き桁5の上面にねじ31で取付けてある。パネル先端載置部材11の上端には、屋根パネル9の先端9aを載置する載置部11aと、屋根パネル9の上面を流れてきた雨水を雨水排水溝15に案内する雨水案内部11bとが設けてある。雨水案内部11bは、パネル先端載置部材11の前側に設けてあり、上部が前側に突設した湾曲状を成しており、湾曲部33の先端が屋根パネルとの当接部35となっており、当接部35は屋根パネル9の先端9aの上面に当接している。屋根パネル先端9aとの当接部35は、湾曲部33の塑性変形による付勢力で屋根パネル先端9aを押さえている。
屋根パネル9は垂木7、7間に設けてあり、後端9bを垂木掛け21のパネル取付溝21aに取付けてあり、先端9aをパネル先端載置部材11の上端に載置して、パネル先端載置部11の当接部35が上から押さえて固定している。
尚、排水機能付き桁5には、雨水排水溝15の開口15aの前側に、止水板43が取付けてあり、屋根パネル9を流れる雨水が雨水排水溝15の開口15aを越えるのを防止している。
第1実施の形態に係る簡易建物1は、垂木7の中間部7bを載置する排水機能付き桁5が雨水排水溝15を有しており、排水機能付き桁5には屋根パネル9の先端を載置するパネル先端載置部材11を設けているから、図3に示すように、屋根パネル9をデッキ3の上にのみ配置し、屋根の先端は垂木7のみとしてパーゴラ2として利用したり、垂木7の先端7cで屋根の輪郭を敷地の輪郭46に沿って配置することができる。更に、本実施の形態では、屋根の左右側において、屋根パネル9を取付けた垂木側(図3の左側)に対して反対側(図3の右側)の垂木7はそのまま排水機能なし桁23に中間部を載置してパーゴラ2として利用しているから、屋根パネル9を取付け桁の横(左右側)にもパーゴラ2を設けることができる。即ち、一つの簡易建物で、左右方向の一方側の垂木7は後側に屋根パネル9を配置し、前側を垂木7のみにしてパーゴラ2にすると共に左右方向の他方側も垂木7のみにしてパーゴラ2とすることができる。
パネル先端載置部材11は、垂木7、7間で且つ雨水排水溝15の開口15aよりも後側の桁上面に取付けてあり、屋根パネル9は先端9aをパネル先端載置部材11の上面に載置した合理的な構造なので、安価に製造できる。
パネル先端載置部材27は、垂木7、7間で且つ排水機能付き桁5に取付けてあり、屋根パネル9は先端9aをパネル先端載置部材27の上面に取付けてあるので、屋根パネル9上を流下する雨水が排水機能付き桁5の雨水排水溝15に流すことができることから十分な雨仕舞ができる。
本実施の形態に係る簡易建物1は、垂木7の側面に設けたパネル側端受け部材27とパネル押さえ29とは垂木7の長手方向の任意の位置に設け自在であるから、排水機能付き桁5を屋根パネル9の先端9a側に配置すれば良いので、屋根パネル9の先端位置に応じて自由に設置できるから、屋根パネル9の設置長さを自由に設計できる。また、屋根パネル9を取付ける場合と取付けない場合の垂木7を共通のものにすることができる。
パネル先端載置部材11は排水機能付き桁5に取付けてあるから、屋根パネル9と関係なく、垂木7のみを固定する場合には、例えば、図1に示す排水機能なし桁23には、屋根パネルの先端に設ける排水機能付き桁5と同種の桁を用いて、雨水排水溝15の開口15aに蓋45を取付けて用いることができる。従って、同種の桁5で、屋根パネル9に取付けたり、垂木のみに取付けたりすることができる。
パネル先端載置部材11には、雨水案内部11bが設けてあるので、雨量の少ないときには屋根パネルを伝わって流れる雨水を雨水排水溝15に案内することができ、雨量が多いときには止水板43により雨水排水溝15を越えるのを防止できる。
パネル先端載置部材11において、屋根パネル9との当接部35は、湾曲部33の付勢力により屋根パネルの先端9aを載置部11aに押さえて固定しているので、ねじ等の部品を用いることなく簡易な構成でパネル載置部11に屋根パネルの先端9aを固定することができる。
化粧パネル37a、37bは排水機能付き桁5に係止により取付けているので取付け取り外しが容易にでき、デッキや家の意匠等に合わせて異なる意匠の化粧パネルに容易に変更できる。
図4は、第2実施の形態に係る簡易建物1を示している。この第2実施の形態に係る簡易建物1においては、左右の一側(図4の左側)に位置する垂木7、7間のみにパネル9を配置し、他側(図4の右側)に位置する垂木7には屋根パネル9を配置していないと共に、排水機能付き桁5は雨水排水溝15を有する同じ桁を用いている。また、パネル9は後端を垂木掛け21に固定してあり、先端側を排水機能付き桁5に載置して固定し、垂木7の先端7cは排水機能付き桁5よりも前方に配置して屋根の輪郭を現している。第2実施の形態におけるその他の構成は、上述した第1実施の形態と略同じである。
同じ排水機能付き桁5に屋根パネル9を取付けた垂木7とパーゴラ用の垂木7を固定することができる。
屋根パネル9を取付ける垂木7と、屋根パネル9を取付けない垂木7とを一つの桁15に取付けできる。また、一つの簡易建物で、屋根パネル9を取付けた垂木7の左右側一方をパーゴラ2とすることができる。
垂木7の側面に設けたパネル側端受け部材27とパネル押さえ29とは垂木7の長手方向の任意の位置に設け自在であるから、排水機能付き桁5を屋根パネル9の先端9a側に配置すれば良いので、屋根パネル9の先端位置に応じて自由に設置できるから、屋根パネル9の設置長さを自由に設計できる。また、屋根パネル9を取付ける場合と取付けない場合の垂木7を共通のものにすることができる。
排水機能なし桁44の他端部は、図11に示すように、桁掛けブラケット51により垂木7に固定されている。図11(a)は、図5のB−B断面図であり、(b)は(a)のC−C断面図であり、(c)は桁掛けブラケットの縦断面図である。
桁掛けブラケット51は、垂木7に上から係止する係止部52と、垂木7の側面と排水機能なし桁44の端面に当接する垂下部53と、垂下部53から水平方向に突出して桁44の下面を受ける桁受部54とを有している。係止部52は断面略コ字状を成しており、垂木7に上から被せるようになっている。垂下部53はねじ55で垂木7の側面に固定されている。桁受部54は桁44の下面に頭を配置したボルト57のねじ部に挿通して、下から止める袋ナット58で桁44の下面に固定されている。尚、ボルト57の頭と桁の下面と間には裏板が配置されている。尚、排水機能なし桁44の他端部44bに設けてあるのは桁キャップ59である。
この桁掛けブラケット51により、垂木7の長手方向中間部の任意の位置に桁44を固定できる。
本実施の形態では、桁掛けブラケット51は、金属板を断面略Z形状に形成するだけであるから、簡易な構成で且つ安価に製造できる。
桁掛けブラケット51は、取付け時には、係止部52を垂木7に沿ってスライド自在であるから、垂木7に対する位置調整が容易にできる。同様に、桁受部54は排水機能なし桁44をスライド自在であるから、位置調整が容易である。
また、桁掛けブラケット51は、係止部52を垂木7にかけて垂下し、桁受部54に排水機能なし桁44を載せた状態で、手をフリー状態にして、排水機能なし桁44や垂木7とのねじ固定ができるので、作業性が良い。
この第3実施の形態によれば、一つの簡易建物1で、左右の一側に屋根パネル9を配置し、左右の他側をパーゴラ2として利用することができる。
屋根パネル9を取付けた屋根の先端を垂木7のみにすることができ、屋根の前側を垂木7の先端aのみで輪郭を形成できる。
垂木7の側面に設けたパネル側端受け部材27とパネル押さえ29とは垂木7の長手方向の任意の位置に設け自在であるから、排水機能付き桁5を屋根パネル9の先端9a側に配置すれば良いので、屋根パネル9の先端位置に応じて自由に設置できるから、屋根パネル9の設置長さを自由に設計できる。また、屋根パネル9を取付ける場合と取付けない場合の垂木7を共通のものにすることができる。
尚、図6のF−F断面を図12に示すように、図6に示す実施の形態では、排水機能付き桁5は垂木7の下で、支柱13の上端に固定されている。
この第4実施の形態によれば、屋根の先端を垂木7のみにすることができる。従って、屋根の前側は、垂木7の先端7cのみで輪郭を形成することができる。
また、一つの簡易建物1で後側には屋根パネル9を設け、前側はパーゴラ2とすることができる。
垂木7の側面に設けたパネル側端受け部材27とパネル押さえ29とは垂木7の長手方向の任意の位置に設け自在であるから、排水機能付き桁5を屋根パネル9の先端9a側に配置すれば良いので、屋根パネル9の先端位置に応じて自由に設置できるから、屋根パネル9の設置長さを自由に設計できる。また、屋根パネル9を取付ける場合と取付けない場合の垂木7を共通のものにすることができる。
この第5実施の形態によれば、屋根の先端を垂木7のみにすることができる。従って、屋根の前側を垂木7の先端7cのみで輪郭を形成することができる。
また、一つの簡易建物1で前側には屋根パネル9を設け、後側はパーゴラ2とすることができる。
垂木7の側面に設けたパネル側端受け部材27とパネル押さえ29とは垂木7の長手方向の任意の位置に設け自在であるから、排水機能付き桁5を屋根パネル9の先端9a側に配置すれば良いので、屋根パネル9の先端位置に応じて自由に設置できるから、屋根パネル9の設置長さを自由に設計できる。また、屋根パネル9を取付ける場合と取付けない場合の垂木7を共通のものにすることができる。
この第6実施の形態によれば、屋根の後側に屋根パネル9を配置して、屋根の前側を垂木7のみにすることができる。従って、屋根の前側を垂木7の先端7cのみで輪郭を形成することができる。
一つの簡易建物1で後側には屋根パネル9を設け、前側はパーゴラ2とすることができる。
垂木7の側面に設けたパネル側端受け部材27とパネル押さえ29とは垂木7の長手方向の任意の位置に設け自在であるから、排水機能付き桁5を屋根パネル9の先端9a側に配置すれば良いので、屋根パネル9の先端位置に応じて自由に設置できるから、屋根パネル9の設置長さを自由に設計できる。また、屋根パネル9を取付ける場合と取付けない場合の垂木7を共通のものにすることができる。
この第7実施の形態によれば、屋根の前側を垂木7の先端7cのみで輪郭を形成することができる。従って、屋根の前側をデッキ3の前側の輪郭に合わせてデッキ3と屋根の統一感を得ることが容易に行える。
例えば、簡易建物1はデッキに設けることに限らず、テラスに設けたり、車庫であってもよい。
また、第1実施の形態において、垂木7の先端7cは排水機能付き桁5から前方へ出る寸方を少なくして、垂木7の先端側には排水機能なし桁23に固定しないで垂木7のみとして、屋根の輪郭を構成するようにしてもよい。
第1〜4及び6実施の形態において、図8に示す第5実施の形態と同様に、屋根パネル9の後端は垂木掛け21との間に間隔を空けて配置するものであっても良い。
第1実施の形態において、垂木掛け21及び排水機能なし桁23を屋根パネル9を取付けた垂木7の左側(図3の左側)にも延出させて、屋根パネル9を取付けた垂木7の左側(図3の左側)にも右側と同様に垂木7の中間部を排水機能なし桁23に載置する構成とし、屋根パネル9を取付けた垂木7の左右両側にパーゴラ2を構成するものであっても良い。
第2実施の形態においても、垂木掛け21及び桁15を屋根パネル9を取付けた垂木7の左側(図4の左側)にも延出させて、屋根パネル9を取付けた垂木7の左側(図4の左側)にも右側と同様に垂木7の中間部を桁15に載置する構成とし、屋根パネル9を取付けた垂木7の左右両側にパーゴラ2を構成するものであっても良い。
第1〜第6実施の形態及び上述した変形例において、屋根パネル9を取付けた垂木7のうちの隣合う一部の垂木7、7間には、パネル側端受け部材27及び屋根パネル9を設けないで且つこれらの垂木間では桁15にパネル先端載置部材11を取付けないものとしても良い。
垂木7は垂直面とした側面にパネル側端受け部材27を取付けるものであってもよい。
第3実施の形態において、桁掛けブラケット51は、係止部52を設けないで、桁受部54と垂下部53からなる略逆さL字形状とし、垂下部53を垂木7の側面にねじ止めしても良い。また、桁掛けブラケット51は、桁受部54を設けないで係止部52と垂下部53からなる略L字形状とし、垂下部53を桁44の端面に固定するものであっても良い。
5 排水機能付き桁
7 垂木
7c 先端
9 屋根パネル
11 パネル先端載置部材
13 支柱
15 雨水排水溝
23、44 排水機能なし桁
27 パネル側端受け部材
29 パネル押さえ
Claims (2)
- 排水機能付き桁と、垂木と、パネル先端載置部材と、パネル側端受け部材と、パネル押さえと、屋根パネルとを備え、排水機能付き桁は屋根パネルを取付けるときに設置されるものであり且つ略フラットな上面とその前側に位置する雨水排水溝を長手方向に有し、垂木は排水機能付き桁の上面に載置固定するものであり且つ長手方向側面にパネル側端受け部材の取付自在部を有し、パネル先端載置部材は排水機能付き桁の上面の屋根パネルを取付ける部分にのみに設置されるものであり且つ排水機能付き桁の雨水排水溝より後側で垂木間に取付自在であり、パネル側端受け部材は垂木側面の屋根パネルを取付ける部分にのみ設置されるものであり、パネル押さえはパネル側端受け部材に取付けるものであり、屋根パネルはパネル先端載置部材及びパネル側端受け部材に取付けてパネル押さえで固定してあることを特徴とする簡易建物
- 中桟を更に備え、垂木は長手方向側面にパネル側端受け部材の取付自在部の下方に位置する中桟取付自在部を有し、中桟は垂木間の屋根パネルを取付ける部分に架設するものであり、屋根パネルは中桟に載置してパネル先端載置部材及びパネル側端受け部材に取付けることを特徴とする請求項1に記載の簡易建物。
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