JP2002013165A - 作業機の操縦システム - Google Patents

作業機の操縦システム

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JP2002013165A
JP2002013165A JP2000192791A JP2000192791A JP2002013165A JP 2002013165 A JP2002013165 A JP 2002013165A JP 2000192791 A JP2000192791 A JP 2000192791A JP 2000192791 A JP2000192791 A JP 2000192791A JP 2002013165 A JP2002013165 A JP 2002013165A
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rotation
motor
operating
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Mitsuhiro Koseki
光弘 小関
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FFC Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、モータを小形化し、全体の小形軽
量化を図ることができる作業機の操縦システムを得るこ
とを目的とするものである。 【解決手段】 サーボモータ66の駆動力により回転さ
れるウォーム70と、このウォーム70と噛み合いウォ
ーム70の回転を作業側回動片76へ伝達するウォーム
ホイール72とを有するウォームギヤ機構68を、サー
ボモータ66と作業側回動片76との間に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば油圧ショ
ベル等の重機、産業用ロボット、医療用処置装置、放射
性物質等の危険物取扱装置など、複数の作業側リンク部
材を有する作業装置が、同様のリンク機構を有する操作
レバー装置により操作される作業機に使用される操縦シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平10−88619号
公報及び特開平10−219751号公報等には、いわ
ゆるマスター・スレーブ方式の操縦システムを有する油
圧ショベルが示されている。このような油圧ショベルの
操作レバー装置は、バケット、アーム及びブームに対応
した直線リンク機構を構成するバケットレバー、アーム
レバー及びブームレバーを有している。
【0003】また、オペレータによりバケットレバーが
把持され動かされることにより、操作レバー装置の各関
節部分が回動される。各関節部分の回動は、制御装置に
機械的に伝達され、これによりバケット、アーム及びブ
ームが対応するレバーの回動に追従して回動される。こ
のように、作業装置と同様の直線リンク機構を有する操
作レバー装置の動きに追従して作業装置が動くため、操
作が簡単である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の油
圧ショベルにおいては、作業装置の動作能力を超えてレ
バーが操作されないように、モータのトルクによりレバ
ーの動きが規制されていた。しかし、作業者の操作力に
抗するためには、比較的大形のモータが必要となり、シ
ステムの小形軽量化の妨げとなっていた。また、モータ
は停止時にも十分な静止トルクを有する必要があるが、
一般にモータは駆動時のトルクよりも停止時の静止トル
クの方が小さいため、静止トルクを確保することもモー
タの大形化の原因となっていた。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、モータを小形
化し、全体の小形軽量化を図ることができる作業機の操
縦システムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る作
業機の操縦システムは、互いに回動可能に連結されて直
列リンク機構を構成している複数の作業側リンク部材を
有する作業装置、及び作業側リンク部材を回動させる駆
動装置を備えた作業機を操縦するためのものであって、
互いに回動可能に連結されて作業装置に対応した直列リ
ンク機構を構成している複数の操作側リンク部材を有し
ている操作レバー装置、作業側リンク部材の回動を検出
する回動センサ、回動センサからの信号に応じて駆動さ
れるモータ、モータにより正逆両方向へ駆動される作業
側可動部と、この作業側可動部に組み合わされ、かつ作
業側可動部に対する中立位置から所定の範囲内で正逆両
方向へ変位可能になっており、操作側リンク部材の回動
が機械的に伝達されて操作側リンク部材の回動に応じて
変位される操作側可動部と、作業側可動部に対する操作
側可動部の中立位置からの相対的な変位を検出する差動
センサとを有している差動検出部、モータと作業側可動
部との間に設けられ、モータの駆動力により回転される
ウォームと、このウォームと噛み合いウォームの回転を
作業側可動部へ伝達するウォームホイールとを有するウ
ォームギヤ機構、及び操作側リンク部材の回動に対応し
て作業側リンク部材が回動されるように、差動センサか
らの信号に応じて駆動装置を制御する制御部を備え、作
業側可動部は、操作側可動部を相対的に中立位置に戻す
方向へモータにより駆動されるものである。
【0007】請求項2の発明に係る作業機の操縦システ
ムは、差動検出部、モータ及びウォームギヤ機構が、操
作レバー装置の関節部又はその近傍に搭載されているも
のである。
【0008】請求項3の発明に係る作業機の操縦システ
ムは、互いに回動可能に連結されて直列リンク機構を構
成している複数の作業側リンク部材を有する作業装置、
及び作業側リンク部材を回動させる駆動装置を備えた作
業機を操縦するためのものであって、互いに回動可能に
連結されて作業装置に対応した直列リンク機構を構成し
ている複数の操作側リンク部材を有している操作レバー
装置、作業側リンク部材の回動を検出する回動センサ、
回動センサからの信号に応じて駆動されるモータ、モー
タにより正逆両方向へ駆動される作業側可動部と、この
作業側可動部に組み合わされ、かつ作業側可動部に対す
る中立位置から所定の範囲内で正逆両方向へ変位可能に
なっており、操作側リンク部材の回動が機械的に伝達さ
れて操作側リンク部材の回動に応じて変位される操作側
可動部と、作業側可動部に対する操作側可動部の中立位
置からの相対的な変位を検出する差動センサとを有して
いる差動検出部、モータから作業側可動部への駆動力の
伝達経路に設けられ、モータの停止時に作業側可動部の
変位を機械的に規制するとともに、モータの駆動時には
ブレーキ力を解除するブレーキ装置、及び操作側リンク
部材の回動に対応して作業側リンク部材が回動されるよ
うに、差動センサからの信号に応じて駆動装置を制御す
る制御部を備え、作業側可動部は、操作側可動部を相対
的に中立位置に戻す方向へモータにより駆動されるもの
である。
【0009】請求項4の発明に係る作業機の操縦システ
ムは、ブレーキ装置として電磁ブレーキ装置を用いたも
のである。
【0010】請求項5の発明に係る作業機の操縦システ
ムは、作業側可動部と操作側可動部との間に、操作側可
動部を中立位置に戻す方向へ付勢する戻しばねを設けた
ものである。
【0011】請求項6の発明に係る作業機の操縦システ
ムは、作業側可動部として、モータの駆動力により正逆
両方向へ回動される作業側回動片を用い、操作側可動部
として、作業側回動片と同一の軸線を中心として所定の
角度内で回動可能に作業側回動片に組み合わされている
操作側回動片を用い、作業側回動片に対する操作側回動
片の相対的な回動を差動センサが検出するようにしたも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による油
圧ショベルを示す概略の構成図である。図において、下
部走行体1上には、運転室2Aを有する上部旋回体2が
旋回可能に設けられている。この上部旋回体2には、作
業装置3が搭載されている。この作業装置3は、ブーム
連結部材3A、このブーム連結部材3Aに回動可能に連
結されているブーム4、このブーム4に回動可能に連結
されているアーム5、及びこのアーム5に回動可能に連
結されているバケット6を有している。
【0013】ここで、作業装置3を作業側の直列リンク
機構として見た場合、ブーム連結部材3A、ブーム4、
アーム5、及びバケット6は、それぞれ作業側リンク部
材に相当する。
【0014】ブーム連結部材3Aとブーム4との間には
ブームシリンダ7、ブーム4とアーム5との間にはアー
ムシリンダ8、アーム5とバケット6との間にはバケッ
トシリンダ9がそれぞれ設けられている。これらのシリ
ンダ7,8,9としては、油圧シリンダが用いられる。
上部旋回体2は、油圧モータである旋回モータ10によ
り下部走行体1に対して旋回可能になっている。運転室
2Aには、作業装置3のリンク機構を適当な比率で縮小
した操作側のリンク機構を構成する操作レバー装置11
が設けられている。
【0015】ブーム4の基端部には、ブーム4の回動を
検出する回動センサとしてのブームセンサ12が設けら
れている。ブーム4とアーム5との連結部には、アーム
5の回動を検出する回動センサとしてのアームセンサ1
3が設けられている。バケット6を回動させるためのリ
ンク機構の一部には、バケット6の回動を検出する回動
センサとしてのバケットセンサ14が設けられている。
これらのセンサ12〜14としては、例えばポテンショ
ンメータなど、回転状態に応じて電気信号を出力する周
知の回転センサを適宜選択して使用することができる。
また、絶対的な回動位置を検出するエンコーダを使用し
てもよい。
【0016】図2は図1の油圧ショベルの要部を示す概
略のブロック図である。図において、各シリンダ7〜9
及び旋回モータ10には、それぞれの動作方向を切り換
える切換バルブ21〜24が接続されている。また、各
切換バルブ21〜24は、それぞれ制御バルブ25〜2
8により制御される。各制御バルブ25〜28には、電
磁比例バルブが使用されている。
【0017】上記の切換バルブ21〜24を有する油圧
回路部29には、タンク及び油圧ポンプ等(図示せず)
が設けられているのは勿論であり、周知の油圧ショベル
の油圧回路部を利用することもできる。従って、回路構
成の細部については、種々の変更が可能である。この実
施の形態1における駆動装置30は、油圧シリンダ7〜
9、旋回モータ10及び油圧回路部29を有している。
【0018】各制御バルブ25〜28は、それぞれコン
トロールユニット31からの信号により制御される。コ
ントロールユニット31には、後述する差動ユニットか
らのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換
器32と、A/D変換器32からの信号を処理して制御
バルブ25〜28に出力するCPU33とが設けられて
いる。制御部34は、制御バルブ25〜28及びコント
ロールユニット31を有している。
【0019】次に、図3は図1の操作レバー装置11を
示す側面図、図4は図3の操作レバー装置11を示す平
面図である。図において、運転室2A内の固定部51に
は、垂直に伸びるレバー軸52を中心にレバー軸52と
一体に回動可能なレバー基台53が搭載されている。レ
バー基台53上には、レバー支持部材54が搭載されて
いる。
【0020】レバー支持部材54には、ブームレバー5
5の基端部が回動可能に連結されている。このブームレ
バー55の先端部には、アームレバー56が回動可能に
連結されている。さらに、アームレバー56の先端部に
は、バケットレバー57が回動可能に連結されている。
【0021】バケットレバー57は、操作レバー装置1
1の把手を兼ねており、オペレータが掴み易い形状に構
成される。また、バケットレバー57には、付属的な機
器を操作するための電気スイッチや安全スイッチ等を搭
載することも可能である。
【0022】ここで、操作レバー装置11を操作側の直
列リンク機構として見た場合、レバー支持部材54、ブ
ームレバー55、アームレバー56、及びバケットレバ
ー57は、それぞれ操作側リンク部材に相当する。ま
た、レバー支持部材54、ブームレバー55、アームレ
バー56、及びバケットレバー57は、第1ないし第3
の関節部58〜60で互いに回動可能に連結されてい
る。
【0023】固定部51とレバー基台53との間には、
固定部51に対するレバー基台53の旋回を検出するセ
ンサアセンブリ61が設けられている。センサアセンブ
リ61には、レバー基台53を中立位置に戻す方向へ付
勢するリターンスプリング(図示せず)と、レバー基台
53の回動(旋回)を検出する旋回センサ(図示せず)
とが設けられている。
【0024】第1の関節部58には、ブーム4に対応す
る第1のモータ・センサアセンブリ50Aが搭載されて
いる。第2の関節部59には、アーム5に対応する第2
のモータ・アセンブリ50Bが搭載されている。第2の
関節部60には、バケット6に対応する第3のモータ・
アセンブリ50Cが搭載されている。差動ユニットは、
3台のモータ・センサアセンブリ50A〜50Cと、1
台のセンサアセンブリ61とを有している。
【0025】ブームレバー55は、ブームレバー軸62
を介してレバー支持部材54に取り付けられている。ブ
ームレバー55は、ブームレバー軸62を中心としてブ
ームレバー軸62と一体に回動される。アームレバー5
6は、アームレバー軸63を介してブームレバー55の
先端部に取り付けられている。アームレバー56は、ア
ームレバー軸63を中心としてアームレバー軸63と一
体に回動される。
【0026】バケットレバー57は、バケットレバー軸
64を介してアームレバー56の先端部に取り付けられ
ている。バケットレバー57は、バケットレバー軸64
を中心としてバケットレバー軸64と一体に回動され
る。
【0027】次に、図5は図3のV−V線に沿う断面
図、図6は図5のVI−VI線に沿う断面図である。レ
バー支持部材54の側面には、複数の取付部材65を介
してサーボモータ66、減速機67及びウォームギヤ機
構68が取り付けられている。サーボモータ66は、ブ
ームセンサ12からの信号に応じて駆動される。
【0028】ウォームギヤ機構68は、フレーム69、
このフレーム69内に設けられ、サーボモータ66の駆
動力により回転されるウォーム70、このウォーム70
の軸線に対して直交する方向へ延びるホイール軸71、
及びウォーム70と噛み合いホイール軸71と一体に回
転されるウォームホイール72を有している。
【0029】また、フレーム69には、ホイール軸71
と平行に延びるギヤ軸73、ウォームホイール72と噛
み合いギヤ軸73と一体に回転される回転検出ギヤ7
4、及びサーボモータ66をサーボ制御するためにギヤ
軸73の回転を検出するサーボ用ポテンションメータ7
5が搭載されている。
【0030】ホイール軸71には、ホイール軸71と一
体に回動される作業側可動部としての作業側回動片76
が固定されている。作業側回動片76には、円環状の嵌
合溝76aとセンサ収容部76bとが設けられている。
【0031】作業側回動片76には、操作側可動部とし
ての操作側回動片77が組み合わされている。操作側回
動片77は、ブームレバー軸62の回動中心を中心とし
てブームレバー軸62と一体に回動される。また、操作
側回動片77は、作業側回動片76と同一の軸線を中心
として作業側回動片76に対する中立位置から所定の範
囲(角度)内で正逆両方向へ相対的に回動可能になって
いる。
【0032】さらに、操作側回動片77には、嵌合溝7
6aに挿入され操作側回動片77の相対的な回動に伴っ
て嵌合溝76a内を移動する円弧状の嵌合突起77aが
設けられている。ブームレバー軸62、ホイール軸7
1、作業側回動片76、嵌合溝76a、操作側回動片7
7及び嵌合突起77aは、それぞれ同一の軸線を中心と
して配置されている。
【0033】センサ収容部76b内には、作業側回動片
76に対する操作側回動片77の中立位置からの相対的
な変位を検出する中立復帰形の差動センサ78が収容さ
れている。差動センサ78から出力されるアナログ電気
信号は、制御部34のコントロールユニット31へ送ら
れる。なお、サーボモータ66、減速機67、サーボ用
ポテンションメータ75及び差動センサ78の内部構造
は図示しない。また、サーボモータ66、サーボ用ポテ
ンションメータ75及び差動センサ78に接続された配
線の図示も省略する。
【0034】第1のモータ・センサアセンブリ50A
は、サーボモータ66、減速機67、ウォームギヤ機構
68、作業側回動片76、操作側回動片77及び差動セ
ンサ78を有している。また、第2及び第3のモータ・
アセンブリ50B,50Cの構造も、第1のモータ・セ
ンサアセンブリ50Aと同様である。
【0035】図7は図5の作業側回動片76を示す正面
図、図8は図5の操作側回動片77を示す正面図であ
る。なお、図7は図5の左側から作業側回動片76を見
た図、図8は図5の右側から操作側回動片77を見た図
である。
【0036】作業側回動片76の嵌合溝76aの一部に
は、溝幅を広げることにより円弧状のばね収容部76c
が設けられている。ばね収容部76cには、操作側回動
片77を中立位置に戻す方向へ付勢する戻しばね79が
収容されている。操作側回動片77の嵌合突起77aに
は、戻しばね79の両端部に当接する一対の当接部77
bが設けられている。このような構成により、作業側回
動片76に対する操作側回動片77の相対的な回動範囲
が所定の角度内に規制されている。
【0037】また、操作側回動片77には、差動センサ
78に係合するピン80が固定されている。さらに、実
施の形態1における差動検出部は、作業側回動片76、
操作側回動片77、差動センサ78、戻しばね79及び
ピン80を有している。
【0038】次に、動作について説明する。運転室2A
に搭乗したオペレータは、操作レバー装置11のバケッ
トレバー57を把持し、バケット6及び作業現場を目視
しながら、バケット6を動かすようにバケットレバー5
7を移動させる。これにより、操作レバー装置11の各
レバー55〜57が各関節部58〜60で回動される。
【0039】各レバー55〜57が回動されると、対応
するモータ・センサアセンブリ50A〜50Cの操作側
回動片76が一体に回動される。このとき、ブーム4、
アーム5及びバケット6はまだ回動しておらず、センサ
12〜14からの信号では回動量がゼロであるため、作
業側回動片76は停止したままである。従って、操作側
回動片77は、作業側回動片76に対して中立位置から
一方向へ相対的に回動される。
【0040】このとき、嵌合突起77aが嵌合溝76a
内を摺動し、一方の当接部77bにより戻しばね79が
圧縮される。作業側回動片76に対する操作側回動片7
7の相対的な回動角度は、戻しばね79の圧縮範囲によ
り規制されている。また、作業側回動片76は、サーボ
モータ66によって回動されるが、戻しばね79の圧縮
範囲を超えて操作側から作業側回動片76を無理に変位
させることは、ウォームギヤ機構68によって規制され
ている。
【0041】このように、操作側回動片77が作業側回
動片76に対して相対的に回動されると、差動センサ7
8からコントロールユニット31に信号が出力される。
差動センサ78からの信号は、A/D変換器32により
デジタル信号に変換され、さらにCPU33で演算処理
された後、対応する制御バルブ25〜27に出力され
る。
【0042】制御バルブ25〜27は、コントロールユ
ニット31からの信号により操作され、制御バルブ25
〜27により切換バルブ21〜23が制御される。従っ
て、レバー55〜57が回動されると、それらの動作に
僅かに遅れて対応するブーム4、アーム5及びバケット
6がそれぞれ同様に回動される。
【0043】このようなブーム4、アーム5及びバケッ
ト6の回動は、センサ12〜14により検出され、これ
により対応するサーボモータ66が駆動され、操作側回
動片77を中立位置に戻す方向へ作業側回動片76が回
動される。即ち、操作レバー装置11の操作により操作
側回動片77が回動されると、同方向へ追従するように
サーボモータ66により作業側回動片76が回動され
る。従って、レバー55〜57を連続して回動させる
と、操作側回動片77及び作業側回動片76が回動され
続け、対応するブーム4、アーム5及びバケット6がそ
れぞれ連続して回動される。
【0044】また、レバー55〜57の回動が停止すれ
ば、作業側回動片76が操作側回動片77に追いつき、
操作側回動片77が中立位置に戻り、差動センサ78か
らの信号が出力されず(又は差動0の信号が出力さ
れ)、対応するブーム4、アーム5及びバケット6の回
動も停止される。勿論、各レバー55〜57の回動方向
と、対応するブーム4、アーム5及びバケット6の回動
方向とは、同じになるように予め設定されている。
【0045】次に、旋回動作について説明する。バケッ
トレバー57を握ったままで、操作レバー装置11全体
を旋回させたい方向へ回動させると、その回動方向がセ
ンサアセンブリ61内の旋回センサにより検出され、そ
の信号がコントロールユニット31へ送られ、旋回モー
タ10が駆動される。旋回方向への力を操作レバー装置
11に加えるのを止めると、センサアセンブリ61内の
リターンスプリングにより操作レバー装置11が中立位
置に戻され、上部旋回体2の旋回も停止される。
【0046】このように、操作レバー装置11のリンク
機構に追従して、作業装置3のリンク機構をスムーズに
動作させることができるため、オペレータは、作業装置
3を直接動かすのに近い感覚で操作レバー装置11を容
易に操作することができる。また、バケットレバー57
を動かせば、操作レバー装置11のリンク機構は自動的
に最短距離で追従するので、各リンクの個別の角度等を
考慮する必要もない。従って、特別な熟練を必要とせず
に作業効率を向上させることができ、工期全体としても
大幅な短縮を図ることができる。
【0047】さらに、作業装置3及び操作レバー装置1
1の各リンク部材は1:1で対応しているため、例えば
ブーム4の動作に対するアーム5の対比速度や対比変位
量などを考慮する必要もなく、装置構成が簡単である。
即ち、各油圧シリンダ7〜9及び旋回モータ10への作
動油の配分が自動的に行われるため、ディストリビュー
タでの複雑な制御は不要であり、油圧回路部29に設け
られたポンプの出力を最大限に利用して、大幅なコスト
ダウンを図ることができる。さらにまた、既存の油圧作
業機への操縦システムの装着が容易であり、かつメンテ
ナンスも容易である。
【0048】また、サーボモータ66の駆動力がウォー
ムギヤ機構68を介して作業側回動片76に伝達される
ため、操作レバー装置11側から作業側回動片76が回
動されるのを簡単な構造で容易に規制することができ、
サーボモータ66を小形化することができる。これによ
り、モータ・センサアセンブリ50A〜50Cを関節部
58〜60やその近傍に搭載することができ、操作レバ
ー装置11全体をコンパクトに構成することができると
ともに、伝達ロスの少ない構造とすることができる。さ
らに、サーボモータ66に要求される静止トルクも小さ
くて済み、これによってもサーボモータ66を小形化す
ることができる。
【0049】実施の形態2.次に、図9はこの発明の実
施の形態2による操作レバー装置の要部を示す断面図で
ある。実施の形態1では、ホイール軸71がブームレバ
ー軸62と同軸上に配置されていたが、実施の形態2で
は、ブームレバー軸62に対してホイール軸71がオフ
セットされるように、ウォームギヤ機構68がレバー支
持部材54の側面に取り付けられている。
【0050】ホイール軸71には、ホイール軸71と一
体に回転する第1の伝達ギヤ81が固定されている。作
業側回動片76には、第1の伝達ギヤ81と噛み合い作
業側回動片76と一体に回動する第2の伝達ギヤ82が
固定されている。他の構成は、実施の形態1と同様であ
る。
【0051】このような構成によっても、実施の形態1
と同様の効果が得られる。また、実施の形態1に比べ
て、操作レバー装置11の幅寸法(図9の左右方向の寸
法)を小さくすることができる。
【0052】なお、実施の形態1,2では、ウォームギ
ヤ機構68を関節部58〜60又はその近傍に搭載した
が、例えば操作レバー装置の基端部にモータや差動検出
部が搭載され、基端部と関節部との間にベルトやチェー
ンなどの伝達機構が設けられる構成においては、ウォー
ムギヤ機構を基端部側に搭載してもよい。即ち、ウォー
ムギヤ機構は、モータから作業側可動部への駆動力の伝
達経路であれば、どこに設けてもよい。
【0053】実施の形態3.次に、図10はこの発明の
実施の形態3による操作レバー装置の要部を示す平面図
である。サーボモータ66は、レバー支持部材54の側
面に固定されている。第1の伝達ギヤ83は、サーボモ
ータ66により直接駆動される。作業側回動片76に
は、第1の伝達ギヤ83と噛み合い作業側回動片76と
一体に回動する第2の伝達ギヤ84が固定されている。
【0054】レバー支持部材54の側面には、取付部材
85を介して電磁ブレーキ装置86が固定されている。
サーボモータ66の停止時には、作業側回動片76の回
動が電磁ブレーキ装置86のブレーキ力により機械的に
規制される。また、サーボモータ66に電圧が印加され
たとき、即ちサーボモータ66から駆動力が出力されて
いる間は、電磁ブレーキ装置86のブレーキ力が電磁力
により解除され、作業側回動片76が回動可能となる。
【0055】なお、第2及び第3の関節部59,60に
も、図10と同様の差動検出部、サーボモータ66、伝
達ギヤ83,84及び電磁ブレーキ装置86が搭載され
ている。また、操作レバー装置以外の構成は、実施の形
態1と同様である。
【0056】このような構成によれば、サーボモータ6
6の停止時に、作業側回動片76の回動が電磁ブレーキ
装置86により強制的に規制されるため、サーボモータ
66の静止トルクを小さくすることができ、サーボモー
タ66を小形化することができる。
【0057】なお、電磁ブレーキ装置のタイプや設置位
置などは実施の形態3に限定されるものではない。例え
ば、作業側回動片76の外周面に直接接触して回動を規
制するタイプの電磁ブレーキ装置であってもよい。ま
た、サーボモータ66の軸の回転を電磁ブレーキ装置で
規制することにより、作業側回動片76の回動を規制す
ることもできる。
【0058】また、実施の形態1〜3では、油圧ショベ
ル、特に油圧バックホーについて示したが、この発明
は、例えばトラックバックホー、ジャンボブレーカ、ク
ラッシャ、クラムシェル、油圧フォーク(はさみ)、油
圧バイブロなど、種々の油圧作業機に適用することがで
きる。また、バケットの代わりに種々のアタッチメント
を取り付けてもよい。
【0059】さらに、下部走行体を持たない定置式の作
業機にもこの発明を適用することができ、かつ操作レバ
ー装置を作業機本体外に設けることも可能である。例え
ば、海底、湖底、川底、深い穴の底等での作業を行うた
めの作業装置を、別に設けた操作レバー装置により遠隔
操作する場合にも、この発明は適用できる。また、建設
用に限らず、あらゆる作業に使用される油圧作業機にこ
の発明は適用できる。
【0060】さらにまた、実施の形態1〜3では、駆動
装置に油圧シリンダを用いた油圧作業機について説明し
たが、駆動装置に電動モータを用いた電動の作業機につ
いてもこの発明を適用することができる。従って、医療
用処置装置(例えば先端部の作業側リンク部材に、レー
ザ照射ヘッド、内視鏡、又は放射線照射装置が搭載され
たものなど)、宇宙空間での作業機、放射線など人体に
有害な環境下での作業機など、あらゆる分野に使用され
るマスタ・スレーブ方式の作業機にも、この発明を適用
することができる。
【0061】なお、この発明を油圧重機に適用する場
合、作業装置よりも小さいサイズの操作レバー装置を用
いることが多いが、他の技術分野の作業機にこの発明を
適用する場合、作業装置と等倍の操作レバー装置や、作
業装置よりも大形の操作レバー装置を用いてもよい。
【0062】また、作業装置及び操作レバー装置のリン
ク機構の関節数は、特に限定されるものではない。逆に
言うと、この発明を適用することより、関節数を増加さ
せ、作業装置の細かい動きを実現することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による油圧ショベル
を示す概略の構成図である。
【図2】 図1の油圧ショベルの要部を示す概略のブロ
ック図である。
【図3】 図1の操作レバー装置を示す側面図である。
【図4】 図3の操作レバー装置を示す平面図である。
【図5】 図3のV−V線に沿う断面図である。
【図6】 図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】 図5の作業側回動片を示す正面図である。
【図8】 図5の操作側回動片を示す正面図である。
【図9】 この発明の実施の形態2による操作レバー装
置の要部を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による操作レバー
装置の要部を示す平面図である。
【符号の説明】
3A ブーム連結部材、4 ブーム、5 アーム、6
バケット、7 ブームシリンダ、8 アームシリンダ、
9 バケットシリンダ、11 操作レバー装置、12
ブームセンサ、13 アームセンサ、14 バケットセ
ンサ、30 駆動装置、34 制御部、54 レバー支
持部材、55 ブームレバー、56 アームレバー、5
7 バケットレバー、58〜60 関節部、66 サー
ボモータ、68 ウォームギヤ機構、70 ウォーム、
72 ウォームホイール、76作業側回動片、77 操
作側回動片、78 差動センサ、79 戻しばね、86
電磁ブレーキ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AA01 AB02 AB03 AB04 BA02 DA04 DB04 EA06 3F059 AA08 BC02 EA05 3H089 AA01 AA21 DB32 EE36 FF02 FF12 GG02 JJ02 JJ06 3J070 AA03 BA02 BA08 BA11 BA17 BA35 BA47 CA02 CC03 CC42 CC43 CC64 CC71 CD12 DA21 EA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに回動可能に連結されて直列リンク
    機構を構成している複数の作業側リンク部材を有する作
    業装置、及び上記作業側リンク部材を回動させる駆動装
    置を備えた作業機を操縦するための作業機の操縦システ
    ムであって、 互いに回動可能に連結されて上記作業装置に対応した直
    列リンク機構を構成している複数の操作側リンク部材を
    有している操作レバー装置、 上記作業側リンク部材の回動を検出する回動センサ、 上記回動センサからの信号に応じて駆動されるモータ、 上記モータにより正逆両方向へ駆動される作業側可動部
    と、この作業側可動部に組み合わされ、かつ上記作業側
    可動部に対する中立位置から所定の範囲内で正逆両方向
    へ変位可能になっており、上記操作側リンク部材の回動
    が機械的に伝達されて上記操作側リンク部材の回動に応
    じて変位される操作側可動部と、上記作業側可動部に対
    する上記操作側可動部の上記中立位置からの相対的な変
    位を検出する差動センサとを有している差動検出部、 上記モータと上記作業側可動部との間に設けられ、上記
    モータの駆動力により回転されるウォームと、このウォ
    ームと噛み合い上記ウォームの回転を上記作業側可動部
    へ伝達するウォームホイールとを有するウォームギヤ機
    構、及び上記操作側リンク部材の回動に対応して上記作
    業側リンク部材が回動されるように、上記差動センサか
    らの信号に応じて上記駆動装置を制御する制御部を備
    え、上記作業側可動部は、上記操作側可動部を相対的に
    上記中立位置に戻す方向へ上記モータにより駆動される
    ことを特徴とする作業機の操縦システム。
  2. 【請求項2】 上記差動検出部、上記モータ及び上記ウ
    ォームギヤ機構が、上記操作レバー装置の関節部又はそ
    の近傍に搭載されていることを特徴とする請求項1記載
    の作業機の操縦システム。
  3. 【請求項3】 互いに回動可能に連結されて直列リンク
    機構を構成している複数の作業側リンク部材を有する作
    業装置、及び上記作業側リンク部材を回動させる駆動装
    置を備えた作業機を操縦するための作業機の操縦システ
    ムであって、 互いに回動可能に連結されて上記作業装置に対応した直
    列リンク機構を構成している複数の操作側リンク部材を
    有している操作レバー装置、 上記作業側リンク部材の回動を検出する回動センサ、 上記回動センサからの信号に応じて駆動されるモータ、 上記モータにより正逆両方向へ駆動される作業側可動部
    と、この作業側可動部に組み合わされ、かつ上記作業側
    可動部に対する中立位置から所定の範囲内で正逆両方向
    へ変位可能になっており、上記操作側リンク部材の回動
    が機械的に伝達されて上記操作側リンク部材の回動に応
    じて変位される操作側可動部と、上記作業側可動部に対
    する上記操作側可動部の上記中立位置からの相対的な変
    位を検出する差動センサとを有している差動検出部、 上記モータから上記作業側可動部への駆動力の伝達経路
    に設けられ、上記モータの停止時に上記作業側可動部の
    変位を機械的に規制するとともに、上記モータの駆動時
    にはブレーキ力を解除するブレーキ装置、及び上記操作
    側リンク部材の回動に対応して上記作業側リンク部材が
    回動されるように、上記差動センサからの信号に応じて
    上記駆動装置を制御する制御部を備え、上記作業側可動
    部は、上記操作側可動部を相対的に上記中立位置に戻す
    方向へ上記モータにより駆動されることを特徴とする作
    業機の操縦システム。
  4. 【請求項4】 上記ブレーキ装置は、電磁ブレーキ装置
    であることを特徴とする請求項3記載の作業機の操縦シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 上記作業側可動部と上記操作側可動部と
    の間には、上記操作側可動部を上記中立位置に戻す方向
    へ付勢する戻しばねが設けられていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の作業機の操
    縦システム。
  6. 【請求項6】 上記作業側可動部は、上記モータの駆動
    力により正逆両方向へ回動される作業側回動片により構
    成され、 上記操作側可動部は、上記作業側回動片と同一の軸線を
    中心として所定の角度内で回動可能に上記作業側回動片
    に組み合わされている操作側回動片により構成され、 上記差動センサは、上記作業側回動片に対する上記操作
    側回動片の相対的な回動を検出することを特徴とする請
    求項1ないし請求項5のいずれかに記載の作業機の操縦
    システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012062629A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械

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