JP2002012890A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

Info

Publication number
JP2002012890A
JP2002012890A JP2000196850A JP2000196850A JP2002012890A JP 2002012890 A JP2002012890 A JP 2002012890A JP 2000196850 A JP2000196850 A JP 2000196850A JP 2000196850 A JP2000196850 A JP 2000196850A JP 2002012890 A JP2002012890 A JP 2002012890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
weight
soluble
cleaning composition
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000196850A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Ide
一敏 井手
Hiroshi Nishimura
弘 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2000196850A priority Critical patent/JP2002012890A/ja
Publication of JP2002012890A publication Critical patent/JP2002012890A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存安定性に優れ、溶解性を向上させた洗浄
剤組成物を提供する。 【解決手段】 (a)水難溶性無機物と、水溶性ポリマ
ー及び水溶性塩類から選ばれる一種以上の水溶性成分と
を含有してなるビルダー粒子、(b)非イオン界面活性
剤、(c)陰イオン界面活性剤2〜15重量%を、それ
ぞれ特定比率で含有する洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤組成物、特
に衣料用洗浄剤として好適な洗浄剤組成物及びこれを包
装した洗浄剤物品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、衣料用洗浄剤は環境上への配慮か
ら包装材料の低使用が求められ、より高濃度、低使用な
ものが求められた。また、環境・エネルギー問題や経済
性への対応に基づく、洗濯機の運転時間の短縮化、洗濯
水の低温化等の傾向は、いずれも洗浄剤組成物の溶解速
度遅延の要因となり、ひいては洗浄剤組成物の洗浄能力
が著しく低下する。また洗濯終了時に洗浄剤組成物の溶
け残りが衣類に残留する心配が増大することが重大な課
題として挙げられる。
【0003】衣料用洗浄剤は、粉末や液体状のものが主
流であるが、粉末状洗浄剤のみならず、液体状洗浄剤に
おいても濃縮化にともなう問題として、ゲル化による溶
解不良や低温での凝固といった問題があり、検討されて
きた。例えば、特開昭61−203200号公報、特開
昭62−20598号公報、特開平3−86800号公
報、特表平8−509515号公報にゲル化防止剤が記
載されているが、ゲル化防止効果及び洗浄力の点で十分
とは言えなかった。
【0004】液体洗浄剤は粉末洗浄剤に比べて、汚れた
部分に直接塗布できるという利点を有し、粉末洗浄剤等
と比べて製造工程において、乾燥設備等の複雑な装置を
必要としない等の長所を有する。しかしながら、粉末洗
浄剤にはない相分離、沈殿又は濁りといった安定性の問
題があり、界面活性剤の組み合わせや、アルカリ剤の種
類、水分量等を考慮する必要がある。特に、ゼオライト
等の水不溶性物質は勿論のこと、その他の金属イオン封
鎖剤や、ポリマー等の分散剤をはじめとするビルダー物
質の配合は、安定性を阻害する原因となり、ビルダーを
配合する場合に注意を有する。通常、安定性を向上させ
るために、パラトルエンスルホン酸塩等のハイドロトロ
ープ剤並びにエチレングリコール、プロピレングリコー
ル又はエタノール等の溶媒を配合することが提案されて
いるが、粉末洗浄剤に比較して、充分な量のビルダーを
配合することは難しい。特に、非イオン界面活性剤は、
油汚れに対する洗浄性に優れている上、陰イオン界面活
性剤と比較して、臨界ミセル濃度が低いことから、コン
パクト化に有利であるが、ビルダーの配合の影響を受け
やすく、安定に配合することは難しい。
【0005】また、特開昭63−8496号公報、特開
平10−168499号公報等にペースト状の洗浄剤が
提案されているが、洗浄剤としての水に対する溶解性が
不十分であり、水溶性が改善された洗浄剤組成物が求め
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、保存
安定性、溶解性に優れ、洗浄性能を向上させた洗浄剤組
成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)水難溶
性無機物と、水溶性ポリマー及び水溶性塩類から選ばれ
る一種以上の水溶性成分とを含有してなるビルダー粒子
〔以下、(a)成分という〕10〜50重量%、(b)
非イオン界面活性剤〔以下、(b)成分という〕20〜
50重量%、(c)陰イオン界面活性剤〔以下、(c)
成分という〕2〜15重量%を含有し、(a)/
〔(b)+(c)〕重量比が11/10〜1/6、
(b)/(c)重量比が2/1〜15/1である洗浄剤
組成物に関する。
【0008】また、本発明は、(a)水難溶性無機物
と、水溶性ポリマー及び水溶性塩類から選ばれる一種以
上の水溶性成分とを含有してなるビルダー粒子10〜5
0重量%、(b)非イオン界面活性剤20〜50重量
%、(c)陰イオン界面活性剤2〜15重量%の比率
(いずれも原料中の比率)で、且つ(a)/〔(b)+
(c)〕=11/10〜1/6、(b)/(c)=2/
1〜15/1の重量比(いずれも原料中の比率)で配合
して得られる洗浄剤組成物に関する。
【0009】更に、本発明は、上記本発明の洗浄剤組成
物を水溶性基体で包装した洗浄剤物品に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】<(a)成分>水難溶性無機物
と、水溶性ポリマー及び水溶性塩類からなる群より選ば
れる一種以上の水溶性成分とを含有してなるビルダー粒
子(a)の平均粒径は、溶解性の点から50〜1000
μmが好ましく、100〜800μmがより好ましく、
150〜600μmが更に好ましい。平均粒径は、JI
S Z 8801の標準篩(目開き2000〜125μ
m)を用いて5分間振動させた後、篩目のサイズによる
重量分率からメジアン径を算出する。
【0011】洗浄性能の点で、1Lのビーカー(内径1
05mm、高さ150mmの円筒形、例えば岩城硝子社
1Lビーカー)内で、10℃の水1Lに(a)成分を
0.5gを投入し、攪拌子(長さ35mm、直径8m
m)にて、回転数800rpmで10分間撹拌後に、2
00メッシュの篩で篩い分けした際の篩上の残留物の量
が0.025g未満であることが好ましく、残留物が
0.025g未満となる時間が7分以内であることがよ
り好ましく、5分以内が更に好ましい。
【0012】本発明の組成物は、洗浄性能の向上の点
で、(a)成分を10〜50重量%、好ましくは20〜
48重量%、より好ましくは30〜45重量%含有す
る。
【0013】また、(a)成分であるビルダー粒子10
0重量%中、水難溶性無機物は、好ましくは20〜90
重量%、より好ましくは30〜75重量%、特に好まし
くは40〜70重量%である。水溶性ポリマーは、好ま
しくは2〜30重量%、より好ましくは3〜20重量
%、特に好ましくは5〜20重量%である。水溶性塩類
は、好ましくは5〜78重量%、より好ましくは10〜
70重量%、特に好ましくは20〜60重量%である。
【0014】水難溶性無機物としては、一次粒子の平均
粒径が0.1〜20μmのものが好ましい。水難溶性無
機物としては、25℃の水100gに対する溶解度が
0.5g未満の無機物、例えば結晶性又は非晶質のアル
ミノケイ酸塩、二酸化ケイ素、水和ケイ酸化合物、パー
ライト、ベントナイト等の粘土化合物等から選択される
ものが挙げられる。中でも金属イオン封鎖能及び界面活
性剤の吸油能の点で結晶性アルミノケイ酸塩が好まし
い。
【0015】水溶性ポリマーとしては、カルボン酸系ポ
リマー、カルボキシメチルセルロース、可溶性澱粉、糖
類等が挙げられる。中でも金属イオン封鎖能、固体汚れ
・粒子汚れの分散能及び再汚染防止能の点で、分子量が
数千〜10万のカルボン酸系ポリマーが好ましい。特
に、アクリル酸−マレイン酸コポリマーの塩とポリアク
リル酸塩が好ましい。ここで、塩としてはナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩が挙げられる。
【0016】水溶性塩類としては、25℃の水100g
に対する溶解度が0.5g以上、且つ分子量が千未満の
ものであって、例えば、炭酸塩、炭酸水素塩、硫酸塩、
亜硫酸塩、硫酸水素塩、塩酸塩、又はリン酸塩等のアル
カリ金属塩、アンモニウム塩、又はアミン塩等の水溶性
無機塩類や、クエン酸塩やフマル酸塩等の低分子量の水
溶性有機酸塩から選択されるものが挙げられる。該水溶
性塩類を配合することは、該水溶性塩類と水との反応で
生じた水和熱、溶解熱により、粒子の溶解性を促進でき
る点でより好ましい。
【0017】(a)成分には、界面活性剤、還元剤(亜
硫酸塩等)、蛍光増白剤、抑泡剤(脂肪酸塩等)等を含
有させることができる。界面活性剤としては特に陰イオ
ン界面活性剤が好ましい。
【0018】(a)成分の構造は、水溶性ポリマー及び
/又は水溶性塩類が(a)成分の内部よりも表面近傍に
多く偏在した構造がより好ましい。このような偏在性を
示す(a)成分は、水中で表面近傍の水溶性成分が速や
かに溶解して、それにより表面からの崩壊を促進すると
いう溶解挙動を示す。そのために、かかる(a)成分に
より高速溶解性が実現され、洗浄性能の優れた洗浄剤組
成物を得ることができる。(a)成分の構造の偏在性の
確認は、例えば、フーリエ変換赤外分光法(FT−I
R)や光音響分光法(PAS)を併用する方法(FT−
IR/PAS)を用いて行うことができる。これは、AP
PLIED SPECTROSCOPY vol.47、1311-1316(1993)に記載
のとおり、粒子の表面から深さ方向における物質の分布
状態を解析する方法であり、それにより偏在性を確認す
ることができる。
【0019】かかる(a)成分は、例えば次のようにし
て調製することができる。まず、(a)成分を構成する
成分を含有するスラリー(水分量は好ましくは30〜8
0重量%、より好ましくは40〜70重量%、更に好ま
しくは45〜65重量%)を調製する。次いで、スラリ
ーを噴霧乾燥に付して(a)成分を得る。噴霧乾燥によ
り、(a)成分を構成する成分のうちの水溶性成分が水
分の蒸発に伴って(a)成分表面に移動する。そのため
に、(a)成分は偏在性を示すことになる。特にスラリ
ー中に陰イオン界面活性剤が含有されていることが好ま
しく、(a)成分中に0.1〜3重量%となる量がより
好ましい。
【0020】(a)成分は、保存安定性の点で、担持能
20ml/100g以上が好ましく、40〜100ml
/100g以上がより好ましい。ここで、担持能は、内
部に撹拌翼を備えた内径約5cm×約15cmの円筒型
混合槽に試料100gを入れ、350rpmで撹拌しな
がら25℃で亜麻仁油を約10ml/分の速度で投入
し、撹拌動力が最も高くなった時の亜麻仁油の投入量と
する。
【0021】(a)成分中の水分量は、生産性の点で、
10重量%以下が好ましく、0.1〜7重量%がより好
ましく、0.1〜5重量%が更に好ましく、0.5〜5
重量%が特に好ましい。水分量は、JIS K 336
2:1998 加熱減量法に規定された方法で測定す
る。
【0022】<(b)成分>非イオン界面活性剤は、例
えば脂肪族炭化水素基の炭素数が8〜20の脂肪族アル
コール、脂肪酸残基のアルキル基の炭素数が9〜21の
脂肪酸及び脂肪酸アルキルエステル、脂肪族炭化水素基
の炭素数が8〜20の脂肪族アミン等の、非共有電子対
を持つ原子を1つ以上有する化合物に、エチレンオキサ
イド(以下EOという)、プロピレンオキサイド(以下
POという)を常法に従い付加させたもの、糖由来のポ
リオールを親水基とするもの、あるいは脂肪酸アミド系
のものが一般的である。
【0023】本発明の組成物は、(b)成分を20〜5
0重量%、好ましくは20〜45重量%、より好ましく
は20〜40重量%含有する。洗浄性能の点で20重量
%以上であり、洗剤組成物の溶解性の点で50重量%以
下である。尚、(a)成分が非イオン界面活性剤を含有
する場合は、その量も(b)成分の量とする。
【0024】(b)成分としては下記(1)〜(3)か
ら選択される1種以上が好ましい。 (1)平均炭素数8〜20の直鎖1級アルコール又は直
鎖2級アルコール由来のアルキル基又は分岐鎖アルコー
ル由来のアルキル基又はアルケニル基を有し、EO平均
付加モル数(以下、EOpという)が1〜20であるポ
リオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル。 (2)平均炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル
基を有し、EOpが1〜15、PO平均付加モル数が1
〜5であるポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニ
ルエーテル。この場合EO及びPOの付加は、ランダム
又はブロックのどちらでも良い。 (3)次の一般式(i)で表されるアルキル多糖界面活
性剤 R1−(OR2)xy (i) 〔式中、R1は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数8〜18の
アルキル基もしくはアルケニル基又はアルキル(好まし
くは炭素数1〜18)フェニル基、R2は炭素数2〜4
のアルキレン基、Gは炭素数5又は6の還元糖に由来す
る残基、xは平均値0〜6の数、yは平均値1〜10の
数を示す。〕 特に(2)で表される非イオン界面活性剤を用いること
が油性汚れ洗浄性能の点で好ましい。
【0025】<(c)成分>本発明の組成物は、安定
性、洗浄性能の点で、(c)成分を2〜15重量%、好
ましくは5〜14重量%、より好ましくは8〜14重量
%含有する。尚、(a)成分が陰イオン界面活性剤を含
有する場合は、その量も(c)成分の量とする。
【0026】(c)成分としては、アルキルベンゼンス
ルホン酸又はその塩、アルキル又はアルケニルエーテル
硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、オレフィンス
ルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸又はその
塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α
−スルホ脂肪酸塩又はそのエステルが挙げられる。特に
アルキル基又はアルケニル基の炭素数が10〜20のア
ルキル又はアルケニルベンゼンスルホン酸又はその塩、
アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、直鎖アルキル
又はアルケニル硫酸塩、脂肪酸又はその塩が好ましい。
【0027】陰イオン界面活性剤の対イオンとしては、
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、マグネシウム
等のアルカリ土類金属、モノ、ジ、トリエタノールアミ
ン等のアルカノールアミン等が挙げられるが、特にナト
リウム、カリウムを用いることで安定性が向上する。ま
た、陰イオン界面活性剤を酸形態で組成中に配合しても
よく、別途添加したアルカリ剤(水酸化ナトリウム等)
で中和してもよい。
【0028】<洗浄剤組成物>本発明の組成物は(a)
〜(c)成分を上記の範囲で含有するが、洗浄性能の点
で、(b)成分と(c)の合計に対する(a)成分の重
量比、(a)/〔(b)+(c)〕は11/10〜1/
6であり、11/10〜3/10が好ましく、11/1
0〜1/2がより好ましく、11/10〜4/5が更に
好ましい。
【0029】また、スラリー物性、溶解性の点で、
(c)成分に対する(b)成分の重量比、(b)/
(c)は2/1〜15/1であり、2/1〜10/1が
好ましく、2/1〜5/1がより好ましく、2/1〜4
/1が更に好ましい。
【0030】本発明の組成物には、その他の界面活性剤
として、衣料への柔軟性付与等の目的でアルキルトリメ
チルアンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤を含有して
も良い。また、カルボベタイン型、スルホベタイン型活
性剤等の両性界面活性剤を含有しても良い。
【0031】また、本発明の組成物は、衣料用洗浄剤の
分野で公知のビルダー、漂白剤(過炭酸塩、過ホウ酸
塩、漂白活性化剤等)、再汚染防止剤(カルボキシメチ
ルセルロース等)、柔軟化剤、還元剤(亜硫酸塩等)、
蛍光増白剤、抑泡剤(シリコーン等)、香料、酵素、酵
素安定化剤、抗菌防腐剤等を含有することができる。
【0032】本発明の洗浄剤組成物は、溶解性、使用性
の点で、下記方法により測定される進入応力が0.01
〜1kg/cm2であることが好ましく、0.01〜
0.8kg/cm2がより好ましく、0.01〜0.5
kg/cm2が更に好ましく、0.03〜0.3kg/
cm2がより更に好ましく、0.03〜0.1kg/c
2が特に好ましい。 <進入応力の測定方法>25℃に保った洗浄剤組成物の
表面に面積1cm2の円盤を当接し、該円盤が洗浄剤組
成物の内部に30cm/分の進入速度で2cm進入した
ときの応力を測定する。
【0033】ここで、進入応力の測定装置としては、レ
オメーター(特にFUDOH RHEO METER
RT−3010D−CW、(株)レオテック製)が好適
であり、円盤としてレオメーターのアダプター(特に前
記FUDOH RHEO METER RT−3010
D−CWの専用アダプター)を用いることが好ましい。
【0034】本発明の洗浄剤組成物は、組成物中の
(a)成分の少なくとも一部が粒子形態を維持すること
が溶解性の点で好ましく、特に(a)成分が(b)成分
及び(c)成分中に懸濁した懸濁物、例えばスラリーか
らなることが好ましい。
【0035】本発明の洗浄剤組成物は、保存安定性の点
で、水分量が10重量%以下であることが好ましく、
0.1〜7重量%がより好ましく、0.1〜5重量%が
更に好ましく、0.5〜5重量%が特に好ましい。水分
量の測定方法は(a)成分と同様である。
【0036】本発明の組成物は、(a)成分10〜50
重量%、(b)成分20〜50重量%、(c)成分2〜
15重量%の比率(いずれも原料中の比率)で、且つ
(a)/〔(b)+(c)〕=11/10〜1/6、
(b)/(c)=2/1〜15/1の重量比(いずれも
原料中の比率)で配合して得られる洗浄剤組成物が好ま
しく、更に該組成物において前記方法により測定される
進入応力が0.01〜1kg/cm2であるものが好ま
しい。この場合、(a)成分の一部は(b)成分や
(c)成分あるいはその他の成分に溶解していてもよい
が、好ましくは粒子形態の(a)成分が前記範囲で組成
物中に存在することである。
【0037】<洗浄剤物品>本発明の洗浄剤組成物をボ
トル、ジャー、チューブ等の容器に収納して用いても良
いが、利便性の点で、水溶性フィルム等の水溶性基体で
分包包装した形態が好ましい。洗濯1回当たりに用いる
洗浄剤量を分包することが利便性の点で好ましく、分包
包装物品は10〜100gが好ましく、15〜50gが
より好ましい。形状として、略球状、略円柱、略4面
体、略立方体、略板状等の形状をとりうるが、箱等への
充填効率の点で略立方体、略板状が好ましく、溶解性の
点で略板状がより好ましい。溶解性の点で、分包包装物
品の厚さは1〜20mmが好ましく、1〜10mmがよ
り好ましく、1〜5mmが更に好ましい。
【0038】なお、基体が水溶性であるとは、40℃以
下の水に溶解することであり、10℃以下の水に溶解す
ることがより好ましい。ここで、溶解するとは、内径1
05mmの円柱状の1Lのビーカーに所定の温度の蒸留
水1Lを入れ、全長35mm、最大直径7.5mmの撹
拌子(科学共栄社製、型式SA−35等が好適例)を用
いて550rpmにて撹拌を行い、基体(3cm×3c
m、4枚)を投入して、8分間撹拌を続けた後、目開き
125μmのふるいを通過させた時の残留物が、投入し
た基体の5重量%以下であることをいい、2重量%以下
がより好ましい。
【0039】水溶性基体、好ましく水溶性フィルムは、
内包する組成物の影響を受け水への溶解性劣化を防止す
るために、未ケン化部分5モル%以下のポリビニルアル
コール(以下、PVAという)系材料が好ましく、3モ
ル%以下がより好ましい。
【0040】冷水溶解性や耐アルカリ性の点で、陽イオ
ン変性、陰イオン変性、非イオン変性のPVAが好まし
い。生産性の点で、カルボン酸変性、スルホン酸変性等
のアニオン変性PVAがより好ましく、マレイン酸変性
PVAが更に好ましい。また、低温での柔軟性の点で、
非イオン変性がより好ましく、アルキレンオキシド変性
(ポリオキシアルキレン変性がより好ましく、ポリオキ
シエチレン変性が更に好ましい)が更に好ましい。
【0041】変性PVAの変性量は、変性ユニットの含
有量が0.1〜20モル%が好ましく、0.5〜15モ
ル%がより好ましく、1〜10モル%が更に好ましい。
水への溶解性の点で0.1モル%以上が好ましく、水に
投入した時にゲル状物を形成して溶解性を低下させるこ
とを防止する点で20モル%以下が好ましい。
【0042】溶解性の点で変性PVAの平均分子量は、
ポリエチレングリコールを標準に用い、ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィによって測定した場合、5千〜
百万が好ましく、1万〜50万がより好ましい。
【0043】水溶性フィルムの強度を高め、水溶性を向
上するために、平均粒径0.1〜10μm(より好まし
くは0.1〜5μm、更に好ましくは0.2〜3μm)
の水不溶性又は水難溶性粉体を水溶性フィルム樹脂に対
して0.05〜5重量%(より好ましくは0.1〜4重
量%、更に好ましくは1〜3重量%)含有することが好
ましい。これにより、フィルム使用量を低減することが
可能となる。
【0044】水不溶性又は水難溶性粉体としては、二酸
化チタン、炭酸カルシウム、タルク、不溶性シリカ、粘
土鉱物、アルミノ珪酸塩、水酸化アルミニウム、硫酸バ
リウム、ケイ酸塩、パルプ、セルロース等が挙げられ、
これらは必要に応じて単独で用いることも二種以上併用
することもできる。これらの内、二酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、タルク、不溶性シリカ、粘土鉱物が保存安定
性、外観の良好さの点で好ましく、二酸化チタン及び二
酸化チタンとの併用がより好ましい。
【0045】水溶性フィルムは、加工性、柔軟性、水へ
の溶解時の親水性、材料保存時のブロッキング防止、保
存時のブロッキング防止等を向上させるために、可塑剤
や界面活性剤を含有することが好ましい。可塑剤として
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリ
セリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ポリエチレン
グリコール(分子量:600以下)、トリメチロールプ
ロパン等の多価アルコール系可塑剤が好ましく、グリセ
リンがより好ましい。また本発明の趣旨を損なわない範
囲内で、着色剤、離型剤等を配合または塗布することが
できる。界面活性剤としては、陽イオン界面活性剤、陰
イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤等が挙げられ、
非イオン界面活性剤がより好ましい。特に、水溶性フィ
ルムは、非イオン界面活性剤を0.01〜5重量%含有
することが好ましい。より好ましくは0.05〜3重量
%であり、更に好ましくは0.1〜2重量%である。剥
離性の点で0.01重量%以上であり、フィルム強度の
点で5重量%以下である。
【0046】また、調合香料等の香料を0.05〜5重
量%含有させることがフィルムの特異臭をマスキングす
る上で好ましい。
【0047】加工性、触った時の感触、溶解性、材料保
存時又は分包包装物品保存時のブロッキング防止性等を
向上させるために、水溶性分包材料にエンボス加工等に
よって格子状や亀甲状の凹凸を付けることが好ましい。
【0048】水溶性フィルムの製造方法としては、例え
ば、フィルム樹脂の水溶液に要すれば界面活性剤、可塑
剤、香料等を混合し、ドラムやエンドレスベルトに流延
し、乾燥して、水溶性フィルムを製膜することができ
る。
【0049】水溶性フィルムの厚みは、使用の目的に応
じ任意に設定することができるが、機械強度、水速溶性
の点で10〜100μmが好ましく、15〜50μmが
より好ましい。
【0050】
【実施例】<ビルダー粒子>表1の成分を用い、60
℃、水分55重量%のスラリーを調製した。次に噴霧乾
燥により表1の最終組成のビルダー粒子を得た。各粒子
の平均粒径と以下の方法で測定した溶解性を表1に示
す。なお、ビルダー粒子は、何れも水溶性ポリマー及び
/又は水溶性塩類が表面近傍に偏在した構造であり、何
れも担持能が40〜100ml/100gの範囲であっ
た。
【0051】[ビルダー粒子の溶解性]1Lのビーカー
(内径105mm、高さ150mmの円筒形、岩城硝子
社1Lビーカー)内で、10℃の水1Lにビルダー粒子
を0.5gを投入し、攪拌子(長さ35mm、直径8m
m)にて、回転数800rpmで5分間撹拌後に、20
0メッシュの篩で篩い分けした際の篩上の残留物が0.
025g未満であるものを◎と評価した。また、10分
間撹拌後に、200メッシュの篩で篩い分けした際の篩
上の残留物が0.025g未満であるものを○、残留物
が0.025g以上であるものを×と評価した。
【0052】
【表1】
【0053】・ゼオライト:4A型ゼオライト(平均粒
径3μm) ・ポリアクリル酸ナトリウム:平均分子量1万 ・AA/MAコポリマー:アクリル酸−マレイン酸コポ
リマーのナトリウム塩(70モル%中和)、モノマー比
はアクリル酸/マレイン酸=7/3(モル比) ・LAS−Na:炭素数10〜14の直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム ・蛍光染料:チノパールCBS−XとチノパールAMS
−GX(チバガイギー社製)の重量比1/1混合物。
【0054】実施例1〜4、比較例1〜4 表2に示す成分からなる洗浄剤組成物を、万能混合攪拌
機(ダルトン社形式5DM−03−r)に仕込み、25
℃に調温後、均一なペースト状洗浄剤組成物になるまで
攪拌した。得られた洗浄剤組成物について、以下の評価
を行った。結果を表2に示す。
【0055】[進入応力]測定機器として、レオメータ
ー〔FUDOH RHEO METER RT−301
0D−CW、(株)レオテック製〕を用い、25℃に保
った洗浄剤組成物の表面に前記レオメーターの専用アダ
プター(底面積1cm2の円)を押し付け、アダプター
が該洗浄剤組成物の内部に30cm/分の進入速度で2
cm進入したときの応力を測定した。
【0056】[溶解性]6cm×6cmの膜厚30μm
のPVAフィルム〔平均重合度1700、ケン化度9
9.9%、イタコン酸変性(変性率3モル%)〕を2枚
重ね、3辺をヒートシールして袋状とし、洗浄剤組成物
20gを充填した後、残りの1辺をヒートシールし、洗
浄剤組成物の包装体を作製した。次に、松下電器産業
(株)製、全自動洗濯機「愛妻号 NA−F42Y1」
に5℃の水道水30Lを注水し、洗浄剤組成物包装体
(物品)を投入し、標準水流で5分間の撹拌を行なっ
た。撹拌終了後に排出される排水を125μm篩で濾過
し、篩上に残留する洗浄剤組成物を下記評価基準に基づ
いて目視判定した。 評価基準 ○:洗浄剤組成物の残留がない。 ×:洗浄剤組成物の残留がある。
【0057】[保存安定性]洗浄剤組成物をガラス製容
器に密閉し、40℃にて30日間保存した。これを下記
評価基準に基づいて目視判定した。 評価基準 ○:分離が見られない ×:分離が見られる。
【0058】[洗浄力]まず、特開平10−16848
5号公報第14欄第6行に記載の方法に従い、人工汚染
布を調製した。次いで、評価用洗剤水溶液1Lに10c
m×10cmの人工汚染布を5枚入れ、ターゴトメータ
にて100rpmで洗浄した(洗浄条件:洗浄時間5分
間、洗剤濃度0.0667重量%、水の硬度4°DH、
水温20℃、水道水にてすすぎ5分間。)。
【0059】洗浄力は汚染前の原布及び洗浄前後の汚染
布の550nmにおける反射率を自記色彩計(島津製作
所製)にて測定し、次式によって洗浄率(%)を求め、
5枚の測定平均値を洗浄力として評価した。
【0060】
【数1】
【0061】 ○:洗浄率60%以上 △:洗浄率55%以上60%未満 ×:洗浄率55%未満
【0062】
【表2】
【0063】・非イオン界面活性剤1:炭素数10〜1
4の直鎖第1級アルコールにEOを平均8モル付加した
非イオン界面活性剤 ・非イオン界面活性剤2:炭素数10〜14の直鎖第1
級アルコールにEOを平均12モル付加した非イオン界
面活性剤 ・非イオン界面活性剤3:炭素数10〜14の直鎖第1
級アルコールにEOを平均5モル、POを平均2モル、
EOを平均3モルの順にブロック付加した非イオン界面
活性剤 ・非イオン界面活性剤4:炭素数10〜14の直鎖第1
級アルコールにEOを平均8モル、POを平均2モルラ
ンダム付加させた非イオン界面活性剤 ・LAS−Na:アルキル基の炭素数が10〜14の直
鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム ・LAS−K:アルキル基の炭素数が10〜14の直鎖
アルキルベンゼンスルホン酸カリウム ・LAS:アルキル基の炭素数が10〜14の直鎖アル
キルベンゼンスルホン酸 ・AS−Na:炭素数10〜13の直鎖アルキル硫酸エ
ステルナトリウム ・PEG:ポリエチレングリコール、平均分子量8千 ・ゼオライト:4A型ゼオライト(平均粒径3μm) ・ポリアクリル酸ナトリウム:平均分子量1万 ・蛍光染料:チノパールCBS−XとチノパールAMS
−GX(チバガイギー社製)の重量比1/1混合物 ・酵素:セルラーゼK(特開昭63−264699号公
報記載)、リポラーゼ100T(ノボ・ノルディスク社
製)を3:1の重量比で混合したもの。
【0064】実施例5 マレイン酸変性(変性率2モル%)PVA(ケン化度9
9モル%)100重量部、水550重量部、グリセリン
10重量部、エマルゲン120(アルキル基の平均炭素
数が12のアルコールにEOを平均12モル付加した非
イオン界面活性剤、花王製)0.2重量部、調合香料
0.5重量部、二酸化チタン(平均粒径0.3μm)2
重量部を分散させ、脱泡した後、120℃ドラム上にキ
ャスティングしつつ、140℃熱風で乾燥(乾燥滞留時
間2分間)し、水分含量7重量%であり、膜厚30μm
の長尺のフィルムを得た。次に、40メッシュ絹目エン
ボス加工(ローラー120℃、線圧30kg/cm)を
施した。
【0065】この水溶性フィルム上に、表1の洗浄剤組
成物の厚さ約2mmの層を形成し、水溶性フィルムを被
せて周囲にヒートシールを施した。これにより、約10
×10cmで、約20gの洗浄剤物品を得た。得られた
洗浄剤物品を、40℃、湿度65%の条件で60日間保
存した後に、下記の各種試験を行った。結果を表3に示
す。
【0066】[溶解性]松下電器産業(株)製、全自動
洗濯機「愛妻号 NA−F42Y1」に衣料2kg(木
綿肌着50重量%、ポリエステル/綿混Yシャツ50重
量%)を投入した後、洗浄剤物品を投入し、中水位(4
0L)の設定で5℃の水道水を注水し、標準水流で5分
間の洗濯を行なった。洗濯行程終了後に排出される洗濯
排水を500μm篩で濾過し、篩上に残留する洗浄剤物
品を下記評価基準に基づいて目視判定した。 評価基準 ○:洗浄剤物品の残留がない。 ×:洗浄剤物品の残留がある。
【0067】[ブロッキング]保存後の洗濯用組成物
を、25℃、湿度50%の環境下で24時間保存後、洗
浄剤物品を重ね、2kg/cm2の荷重を10秒間かけ
た後、洗浄剤物品を剥がすことでブロッキング性を評価
した。 評価基準 ◎:全くブロッキングしていない。 ○:剥がす時に僅かに音は発生するが、ブロッキングし
ていない。 △:部分的にブロッキングしている。 ×:全面にわたってブロッキングしている。
【0068】実施例6 酢酸ビニルとポリオキシエチレン(EOp=7)モノア
リルエーテルを重合した後、ケン化反応を行い、ポリオ
キシエチレン(EOp=7)モノアリルエーテル/酢酸
ビニル共重合体を得た。該共重合体は、未ケン化酢酸ビ
ニルに由来する構成単位の比率0.5モル%、ポリオキ
シエチレン(EOp=7)モノアリルエーテルに由来す
る構成単位の比率4モル%、平均分子量約2万であっ
た。該共重合体100重量部、二酸化チタン(平均粒径
0.3μm)2重量部、水550重量部、グリセリン1
0重量部、「エマルゲン120」0.2重量部、調合香
料0.5重量部を分散させ、脱泡した後、120℃ドラ
ム上にキャスティングしつつ、140℃熱風で乾燥(乾
燥滞留時間2分間)し、水分含量6重量%であり、膜厚
30μmの長尺のフィルムを得た。次に、40メッシュ
絹目エンボス加工(ローラー120℃、線圧30kg/
cm)を施した。
【0069】次に、この水溶性フィルム上に、表1の洗
浄剤組成物の厚さ約2mmの層を形成し、水溶性フィル
ムを被せて周囲にヒートシールを施した。これにより、
約10×10cmで、約20gの洗浄剤物品を得た。得
られた洗浄剤物品を、40℃、湿度65%の条件で60
日間保存した後に、実施例5と同様の各種試験を行っ
た。結果を表3に示す。
【0070】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 17/06 C11D 17/06 Fターム(参考) 4H003 AB19 AB27 AB44 AC08 AC23 BA09 BA18 DA01 EA12 EA16 EA21 EA28 EB22 EB30 EB32 EB33 EB36 EC01 EC03 ED02 FA16 FA32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)水難溶性無機物と、水溶性ポリマ
    ー及び水溶性塩類から選ばれる一種以上の水溶性成分と
    を含有してなるビルダー粒子10〜50重量%、(b)
    非イオン界面活性剤20〜50重量%、(c)陰イオン
    界面活性剤2〜15重量%を含有し、(a)/〔(b)
    +(c)〕重量比が11/10〜1/6、(b)/
    (c)重量比が2/1〜15/1である洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 下記方法により測定される進入応力が
    0.01〜1kg/cm2である請求項1記載の洗浄剤
    組成物。 <進入応力の測定方法>25℃に保った洗浄剤組成物の
    表面に面積1cm2の円盤を当接し、該円盤が洗浄剤組
    成物の内部に30cm/分の進入速度で2cm進入した
    ときの応力を測定する。
  3. 【請求項3】 (a)が、平均粒径50μm〜2000
    μmであり、1Lのビーカー(内径105mm、高さ1
    50mmの円筒形)内で、10℃の水1Lに(a)0.
    5gを投入し、攪拌子(長さ35mm、直径8mm)に
    て、回転数800rpmで10分間撹拌後に、200メ
    ッシュの篩で篩い分けした際の篩上の残留物の量が0.
    025g未満である請求項1又は2記載の洗浄剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 (a)の少なくとも一部が、(b)成分
    及び(c)成分中に懸濁した懸濁物からなる請求項1〜
    3の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 (a)水難溶性無機物と、水溶性ポリマ
    ー及び水溶性塩類から選ばれる一種以上の水溶性成分と
    を含有してなるビルダー粒子10〜50重量%、(b)
    非イオン界面活性剤20〜50重量%、(c)陰イオン
    界面活性剤2〜15重量%の比率(いずれも原料中の比
    率)で、且つ(a)/〔(b)+(c)〕=11/10
    〜1/6、(b)/(c)=2/1〜15/1の重量比
    (いずれも原料中の比率)で配合して得られる洗浄剤組
    成物。
  6. 【請求項6】 下記方法により測定される進入応力が
    0.01〜1kg/cm2である請求項5記載の洗浄剤
    組成物。 <進入応力の測定方法>25℃に保った洗浄剤組成物の
    表面に面積1cm2の円盤を当接し、該円盤が洗浄剤組
    成物の内部に30cm/分の進入速度で2cm進入した
    ときの応力を測定する。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか1項記載の洗浄剤
    組成物を水溶性基体で包装した洗浄剤物品。
JP2000196850A 2000-06-29 2000-06-29 洗浄剤組成物 Pending JP2002012890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000196850A JP2002012890A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000196850A JP2002012890A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 洗浄剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002012890A true JP2002012890A (ja) 2002-01-15

Family

ID=18695282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000196850A Pending JP2002012890A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002012890A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5133460B2 (ja) キレート剤の混合物を含む洗剤組成物
JP2001519849A (ja) 発泡性組成物および乾燥発泡性顆粒
JP2000169896A (ja) 洗濯用品
EP1120459A1 (en) Detergent package
JP2015525257A (ja) 噴霧乾燥洗剤粉末
EP3170882A1 (en) Liquid laundry detergent composition comprising a polymer system
WO2004046292A1 (en) Improved detergent composition
JPH06500141A (ja) 洗剤組成物
JPH02178400A (ja) 液体クリーニング製品及びその製法
JP3398313B2 (ja) シート状洗濯用製品
JPH11514030A (ja) 前処理乾燥された成分入りの非水性粒子含有液体洗剤組成物の製造
US10316277B2 (en) High performance laundry powder unit dose and methods of making the same
JP5143376B2 (ja) 衣料用粉末洗浄剤組成物
RU2533552C2 (ru) Очистка с регулируемым высвобождением кислоты
CA2072506A1 (en) Zeolite based spray-dried detergent compositions and process for preparing same
JPH085491B2 (ja) 水溶性フイルム入り高嵩密度洗剤
JPH02240200A (ja) 液体洗剤製品
JP2002003896A (ja) 洗濯用品
JP2002003897A (ja) 洗濯用品
US8343283B2 (en) Cleaning with controlled release of acid
JP2002012890A (ja) 洗浄剤組成物
JP4170079B2 (ja) 粉末洗浄剤組成物
JP2003055692A (ja) 固形洗剤組成物及び洗浄方法
JPH05171198A (ja) 固型洗浄剤
CN113906125A (zh) 含有多元醇或金属离子氯化物的溶解性洗涤用片