JP2002012309A - 冷蔵冷凍倉庫など寒冷域における集中表示式商品格納・ピッキングシステム - Google Patents

冷蔵冷凍倉庫など寒冷域における集中表示式商品格納・ピッキングシステム

Info

Publication number
JP2002012309A
JP2002012309A JP2000198340A JP2000198340A JP2002012309A JP 2002012309 A JP2002012309 A JP 2002012309A JP 2000198340 A JP2000198340 A JP 2000198340A JP 2000198340 A JP2000198340 A JP 2000198340A JP 2002012309 A JP2002012309 A JP 2002012309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
work
data
worker
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000198340A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Hoshino
孝寛 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Solvex Co
Original Assignee
Solvex Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Solvex Co filed Critical Solvex Co
Priority to JP2000198340A priority Critical patent/JP2002012309A/ja
Publication of JP2002012309A publication Critical patent/JP2002012309A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 冷蔵・冷凍倉庫や寒冷地の物流倉庫など
におけるピッキング作業の現状に鑑み、極く低温に保持
された冷蔵・冷凍倉庫内においてもEDI対応が可能
で、高精度で高効率なピッキング作業を安価に実現でき
るピッキングシステムを提供すること。 【解決手段】 寒冷地における商品倉庫、或は、冷蔵冷
凍倉庫に通路9a〜9c、10a〜10dを介して配列された複数
の商品格納棚3〜8に関し、作業括り又は作業通路毎に
設置するCRT,LED又は液晶等を用いた表示機構11
であって、前面に透明保護板14を設け他の面を断熱材で
保護した構成の断熱ボックス12に格納したデータ表示機
構11と、前記格納棚3〜8における商品の格納ロケーシ
ョンr毎に設置するスイッチ機構15a〜15nと、前記各機
構を結ぶ通信手段及びコンピュータを含む制御機構16を
もって形成され、商品の格納作業又はピッキング作業
を、前記表示機構の表示に従いつつ実行し、スイッチ機
構15a〜15nのスイッチ操作により実行した作業内容の正
否の確認を行うこと

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、庫内温度が例えば
−25℃以下に保持された冷凍倉庫のように、通常の電
子機器では作動不能乃至は作動が不安定で使用すること
ができない、寒冷な温度環境に設置された商品格納庫に
適用して有用な商品格納,ピッキングシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に冷蔵・冷凍倉庫は、庫内を例えば
−25℃以下に保持する機能を確保,維持するため、庫
内容積規模を常温の倉庫に比較して小さく形成したもの
が多い。また、通常の冷凍倉庫内は、使用時に−25℃
〜−40℃程度に維持されるが、このような極く低温の
温度域では、殆んどの電子機器は作動不能か、正常な動
作をしないことが知られている。
【0003】従って、上記のように庫内が低温に保持さ
れる冷蔵・冷凍倉庫内での商品の格納,ピッキング作業
は、ピッキングすべき商品リストを各作業者が手に持っ
て行うという、いわばハンドピッキング作業以外に適当
な方法がないのが現状である。
【0004】しかし、冷凍倉庫に格納されている商品、
つまり冷凍商品であっても、ユーザー側の要望は、自社
のコンピュータとそのような倉庫を持つ物流センターの
コンピュータ間で行われるEDI(電子データ交換)に
よる出荷商品の発注の要望が高まりつつあるので、上記
のハンドピッキング作業の現状では、これに対応するこ
とはできない。
【0005】一方、小規模物流センターにおけるピッキ
ングシステムも、先に述べた冷蔵・冷凍倉庫のピッキン
グと同様、商品リストを手に持った伝統的従来型のピッ
キング作業である故、上記のEDIによるピッキング作
業に対応できていないのが現状である。特に、このよう
な小規模物流センターが寒冷地にある場合には、冬期の
外気温が例えば−5℃〜−35℃程度にもなるため、E
DIによるピッキングシステムの運用は、使用される電
子機器の作動能力に基づいた問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な冷蔵・冷凍倉庫や寒冷地の物流倉庫などにおけるピッ
キング作業の現状に鑑み、極く低温に保持された冷蔵・
冷凍倉庫内においてもEDI対応が可能で、高精度で高
効率なピッキング作業を安価に実現できるピッキングシ
ステムを提供することを、課題とするものである。なお
このシステムは、小規模の物流センターに対しても有用
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明のピッキングシステムの構
成は、寒冷地における商品倉庫、或は、冷蔵冷凍倉庫に
通路を介して配列された複数の商品格納棚に関し、作業
括り又は作業通路毎に設置するCRT,LED又は液晶
等を用いた表示機構であって、前面に透明保護板を設け
他の面を断熱材で保護した構成の断熱ボックスに格納し
たデータ表示機構と、前記格納棚における商品の格納ロ
ケーション毎に設置するスイッチ機構と、前記各機構を
結ぶ通信手段及びコンピュータを含む制御機構をもって
形成され、商品の格納作業又はピッキング作業を、前記
表示機構の表示に従いつつ実行し、スイッチ機構のスイ
ッチ操作により実行した作業内容の正否の確認を行うこ
とを特徴とするものである。
【0008】本発明は、上記構成において、データ表示
機構を格納する断熱ボックスは、加温機構を付加した
り、或は、その前面を保護する透明保護板に、結露,
霜,氷等の付着防止機能又は機構を付加した構成とする
ことがある。
【0009】本発明システムでは、上記構成によるピッ
キング作業を行った後、そのロケーションでスイッチ機
構を操作することにより、指定された格納ロケーション
での商品格納又はピッキング作業内容の正否を判別し、
正の場合は次の作業データを表示し、否の場合は、該表
示機構にその旨を表示すると共に、前データの表示を再
度行い、必要に応じ前記正否を示す音を発する構成を採
ることにより、商品格納又はピッキングにおける作業内
容の適否を、作業ごとに判別し、仮にも誤りがあればそ
の度修正できるから、全体としての作業効率を高めるこ
とができる。
【0010】更に、本発明システムでは、データ表示機
構における表示器の表示色を複数色表示方式として作業
者毎に表示色を特定し、各作業者は自分の特定色による
データ表示があった場合、当該表示データによる作業を
行い、特定色のスイッチ機構の操作を行って作業内容の
正否の確認を行うことにより、複数の作業者に対して同
時に個別の作業指令を出すことが可能になる。この場合
において、各作業者が操作するスイッチは、複数色を切
替表示する単灯式スイッチ、或は、個々のデータ表示色
と同一色を表示する単灯式スイッチにするか、又は、デ
ータ表示色と同一色の単灯式スイッチを使用色数と同じ
数だけロケーション毎に設置する構成とすることができ
る。
【0011】加えて、本発明システムでは、データ表示
機構は、その表示の選択切換機構を具備し、各作業者が
自分の作業に入る際、各作業者に特定された表示色を前
記選択切換機構を操作して切換え、表示機構に各作業者
の特定色による表示をさせて作業を行い、一連の作業が
終了すると前記選択切換機構が自動リセットしたり、或
は、その日の作業開始時に、各作業者ごとに割当てられ
た固有データをその入力手段に入力することにより、各
作業者に対するデータ表示機構の表示色が指定されると
共に、作業時間が計時され始め、作業終了時に作業に要
した時間と作業内容がホストコンピュータに記録される
ようにすれば、上記の作業を一段と効率よく行うことが
できる。また、上記の表示機構に、複数作業者が、作業
者ごと個別に何れの棚列又はゾーンからでも自在に作業
開始可能な表示機能を持たせれば、商品の格納又はピッ
キング作業を一段と効率的に実行できることになる。
【0012】上記のようにして、各商品格納棚に関し
て、商品の格納又はピッキングの作業がなされるとき、
格納ロケーション毎に、商品格納又はピッキングされた
数量データを制御機構へ送出して当該データを制御機構
に保存し、かつ、該データをホストコンピュータへ送出
すようにすれば、従来はEDIによる格納,ピッキング
ができていなかった冷凍倉庫のような倉庫においても、
EDIによる商品の格納又はピッキング作業が可能にな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図に拠り説明する。図1は本発明システムを適用する
冷蔵・冷凍庫の一例の平断面図、図2は本発明システム
を冷凍庫に適用例の模式的ブロック図、図3は本発明シ
ステムに用いる表示機構の一例の正面図、図4は図3の
表示機構の側面図、図5はスイッチ機構における単灯式
スイッチの一例の正面図、図6は複灯式スイッチの一例
の正面図、図7は表示選択切換機構の一例の正面図であ
る。
【0014】図1において、FHは周壁1や屋根等を断
熱材を用いて形成した冷凍倉庫、2はこの倉庫FHの出
入口、3〜8はこの倉庫FHの内部に配列した商品格納
棚で、ここでは棚3〜6は、両面出入タイプ、棚7,8
は片面出入タイプであり、各棚3〜8の個々の区画が、
夫々に商品格納ロケーションrになる。9a〜9c,10a〜1
0dは、前記各棚3〜8の間や前面など、この倉庫FHの
内部に形成した格納作業やピッキング作業のための通路
である。前記各通路のうち通路9a〜9c、同10b,10dは、
本発明における格納ロケーションrに対するアクセス時
の通路、即ち、作業ゾーンとなり、通路10a,10cは回廊
としての通路である。なお、図1において、各通路9a〜
9c、10b,10dの矢印は、作業の進行方向を示す。また、
本発明システムが適用できる倉庫は、三温度帯方式の複
合倉庫、つまり、冷凍倉庫,冷蔵倉庫,常温倉庫を一つ
の建屋内に、フレキシブルな仕切り部材(フレキシブル
カーテン)を介して連設配置した型式の冷凍倉庫や冷蔵
倉庫であってもよい。
【0015】本発明システムでは、上記の倉庫FHにお
いて、商品格納棚3〜8の配列によって形成された棚間
の通路9aと同9c、並びに、周囲の回廊通路10cに、図示
した例では合計7個のデータ表示機構11を配置した。
【0016】データ表示機構11は、図3,図4に例示し
たように、前面を開口12aして他の壁面12bを断熱性に形
成した断熱ボックス12の開口12aに、CRTや液晶パネ
ル等による表示面13を設け、この表示面13の外面を透明
な保護板14により覆っている。保護板14は、結露防止機
能のほか、霜,氷などが付着しない材質である。また、
断熱ボックス12の中には、図示しないが、ヒータ等によ
る加温機構が内装されているものとする。なお、12cは
吊下パイプ、12dは天井取付台座、12eは制御ケーブルコ
ネクタ、12fは電源ケーブルコネクタである。
【0017】上記の表示機構11の表示面13は、CRTや
液晶パネルなどによりデータ表示専用に形成された画面
は勿論、テレビジョン受像機を断熱ボックス12内に設
け、その画面を利用する形態であってもよい。また、上
記表示機構11は、天井から吊下げた形態で設けるか、又
は、壁面に固定して倉庫内に設けるが、図1に示した例
では、通路9aと9cでは、夫々に2つの表示機構11,11が
背中合わせに設けられており、通路10cでは、3つの棚
間通路10b、9b、10dを臨んでこの倉庫FHの手前側の壁
に取付けられている。
【0018】次に、上記のデータ表示機構11は、図2に
例示するように、各格納棚3〜6、同7,8において夫
々の格納ロケーションr毎に設けたスイッチ機構15a〜1
5nのユニット(又は、スイッチユニット)が、コンピュ
ータを主体に形成される制御機構16を経由して、夫々の
格納棚3〜6、同7,8における各ロケーションrに対
応して上記の各通路9a,9c,10cに設けられたデータ表
示機構11に連繋されるように接続されている。なお、16
aは前記コンピュータ16に付設されたIDカードのリー
ダ・ライタ、16bは入力,表示部、16cはコンピュータ本
体である。また、スイッチ機構15a〜15nは、図2,図6
に例示した複数個の釦タイプの複灯式のスイッチ17a,1
7b,17cのほか、図5に示す単灯式スイッチ17dによるス
イッチ機構15′、或は、図示しないがファンクションキ
ー付きのテンキーボードなどによって形成してもよい。
また、スイッチ自体は無接点式、機械接点式など、任意
の接点機構、又は、構造のものを用いることができる。
上記スイッチ17a〜17cは、各スイッチごと内照灯の色が
異なっており、これらの色は切換えられるデータ表示機
構の表示色と対応関係を持たせている。また、スイッチ
17dは、押し操作ごとに、例えば内照灯の発色が三色に
変化し、表示機構の切換えられる表示色に対応してい
る。
【0019】本発明システムでは、制御機構16のコンピ
ュータ16cに、各発注元から商品の出荷注文が入ると、
そのコンピュータ16cで受けたその注文データを、一例
として各棚3〜8における商品格納ロケーションrごと
に並べ換え、並べ換えた注文データを各通路10b、9a、9
b、9c、10dに臨んで夫々に配置した5組のデータ表示機
構11に、逐次ピッキングのデータとして図3に例示する
態様で表示させる。
【0020】上記のようにして表記機構11にピッキング
データが表示された各通路10b、9a〜9c、10dにおいて
は、夫々の作業者が、これらの通路における各表示機構
11の表示内容を夫々に見て、各作業者が担当する通路に
面した格納ロケーションrから該当する商品を各作業者
がピックアップして自分が操作しているカートなどのコ
ンテナ(図示せず)に投入する。ここで、各作業者に対
する表示機構11の表示色、及び、各スイッチ機構15a〜1
5nのスイッチ釦17a〜17cの内照灯の色は、各作業者が自
分のIDカードを制御機構16のリーダ・ライタ16aに読
取らせたとき、ホストコンピュータによって特定され
る。
【0021】各作業者は、夫々の表示機構11の表示面13
に自分に特定された表示色により示された商品を、その
商品が格納されているロケーションrにおいてピックア
ップするごとに、そのロケーションrに配設されたスイ
ッチ機構15a〜15nの中の特定のスイッチ釦17a〜17cを押
す。この特定のロケーションrとそこに設けたスイッチ
機構15a〜15nとは、制御機構16において、1:1の関係
で対応付けられているので、該制御機構16のコンピュー
タ16cの中では、表示機構11に特定色で表示した商品
と、作業員が特定ロケーションrでピックアップし、そ
こでスイッチ機構15a〜15nにおけるスイッチ釦17a〜17c
のいずれかを操作することにより、前記コンピュータに
確認されるピッキングした商品とが、一致しているか否
かが判別される。
【0022】上記制御機構16におけるコンピュータによ
る判別段階において、表示機構11の表示内容と作業者が
ピッキングした商品が一致していると、表示機構11の表
示は次のピッキング商品の表示に変更されるが、不一致
の場合には、一例として元の表示がそのまま残り、か
つ、その表示が例えば点滅したり、或は、スピーカ(図
示せず)からその旨の音(警告音声や警報音など)が出
る。従って、不一致の場合は、ピッキングした商品のロ
ケーションrが間違っている訳であるから、その商品を
元のロケーションに戻してから正しいロケーションrに
おいて適正商品のピッキングを行う。
【0023】本発明システムでは、表示機構11における
表示色を複数色、例えば三色に変更して表示できるよう
にしておく一方、各ロケーション毎に設けられるスイッ
チ機構15a〜15nのスイッチ釦17a〜17c、又は、その内部
照明灯の色を、前記表示機構11の三色表示に対応した三
色(三つ)のスイッチ釦17a,17b,17cに形成し、予め
前記の各色について、作業員を特定しておけば、同時に
三名の作業員が同一通路内であっても、個々にピッキン
グ作業を行うことができる。本発明システムでは異なる
通路9a〜9c、10b,10dにおいて、少なくとも三名の作業
員が同時に作業できることは勿論である。なお、各作業
員が表示機構11に表示されるピッキングデータの表示色
に対応していない色のスイッチ釦17a〜17cを押せば、制
御機構16のコンピュータ16c内で、表示された商品とピ
ッキングした商品が不一致と判別される。
【0024】本発明は上記のような複数作業者による同
時進行のピッキング形態を採ることができるので、各通
路9a〜9c、10b,10dごとにピッキング作業を同時に進め
ることが可能になるから、複数の作業者は、倉庫内のど
の場所からでもピッキング作業を開始することが可能に
なり、各作業員の無駄な待ち時間を縮小、或は、抑制す
ることができる。
【0025】本発明システムでは、作業開始時に各作業
員が自分のIDカードをそのリーダ・ライタに読取ら
せ、自分の表示色の特定をすると共に、作業開始の計時
をコンピュータ16c内でスタートさせることにより、作
業終了時までに要した時間の測定をすることができる。
また、データ表示機構11の表示色は、図7に示す表示選
択切換機構18によって変更又は切換えをすることができ
る。図7において18aは作業者毎の指定色の選択ボタン
で内照式テンキーにより形成している。18bは選択した
表示色の確認ボタンで、前記切換えデータと確認データ
は、制御機構16と各スイッチ機構15a〜15nに供給され
て、対応するようにされている。以上の説明は冷凍倉庫
における商品のピッキング作業についてのものである
が、本発明システムは、入荷商品を前記のような倉庫の
各棚の格納ロケーションに格納する場合にも、上記と同
等の形態で作業を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明システムは以上の通りであるか
ら、次のような効果が得られる。通常、冷凍倉庫内の温
度は、−25℃〜−40℃程度であり、このような極低
温の環境下においては安定な動作を確保して使用できる
CPU、スキャナー、表示器等の電子機器は無く、ま
た、このような環境下での作業者は、重装備の防寒服と
厚手の手袋を装着して作業に当るが、超低温下ゆえに思
考や判断も鈍りやすく、また、そのような環境下では、
格納棚の金属部に素手又は薄手の手袋等で触れた途端に
凍りついてしまい、作業がやり難いことも広く知られて
いる。そこで、本発明では、周囲の温度の影響を最低限
に押えつつ、このような環境下での作業性を考慮し、倉
庫内に設置する機器類にもそれに相応した機構と機能を
具備させ、作業時の商品の取扱いと機器の操作性を十分
に配慮したシステムを構成したので、作業者は両手が使
え、しかも顧客の要望するEDI対応も可能になる。
【0027】因みに、冷凍倉庫における従来のピッキン
グ作業は、メモ状のピッキングリストを見ながら、極低
温ゆえに思考力や判断力も鈍る中で作業が行われている
ので、作業者にかかるストレスは多大であり、それゆえ
に作業ミスも多々発生している。しかし、本発明システ
ムでは、ピッキングデータを、作業空間の表示機構に逐
次表示させて、その表示を判読して商品のピッキングを
行い、ピッキング内容の正否の確認を各ロケーションに
おけるスイッチ機構のスイッチ操作により行い、次のピ
ッキングデータの表示に切換えるようにしたから、前記
のような作業ミスの原因になる作業者のストレスを抑制
でき、従って、ミスの発生を極力無くすことが可能にな
ると同時に、仮に作業ミスが発生しても、その発生と同
時にその旨の表示と警告音又は警告音声を発することに
よって、ミスの発生を瞬時に判別して表示し、その修正
作業を直ちに実行させるので、作業ミスがピッキング作
業の終了時点まで持ち越されないという利点がある。
【0028】なお、作業データを集中表示方式で表示す
る場合、通常は作業者が一人だけに限られるという難点
があるが、本発明システムでは、表示機構のデータ表示
に複数色による表示機能を持たせたこと、各表示色毎に
作業者を特定して割当てること、作業開始位置をロケー
ション列又はゾーン等に振分けること、及び、スイッチ
釦の色又はその表示色を作業者毎に割付け、作業データ
の表示色とスイッチ釦の色又は表示色を同色とすること
によって、作業ミスの発生を極力排除することができる
ようにする一方、ピッキングミス(商品違い)やスイッ
チ釦の操作ミスにより他のスイッチ釦を操作した場合に
は、作業内容が間違いである旨の表示を行い、必要に応
じ警告音やその音声を発させる、といった具合に作業ミ
ス防止のために三重の防止策を講じてあり、また、ミス
作業が発生すると、それに対しては前データを表示させ
て作業のやり直しを促す方式となっているので、作業ミ
スが作業終了時まで残ることはないとう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムを適用する冷蔵・冷凍庫の一例
の平断面図。
【図2】本発明システムを冷凍庫に適用した一例のブロ
ック図。
【図3】本発明システムに用いる表示機構の一例の正面
図。
【図4】図3の表示機構の側面図。
【図5】単灯式スイッチの一例の正面図。
【図6】複灯式スイッチの一例の正面図。
【図7】表示選択切換機構の一例の正面図。
【符号の説明】
1 周壁 2 倉庫の出入口 3〜8 商品格納棚 9a〜9c、10a〜10d 通路 11 データ表示機構 12 断熱ボックス 12a 前面の開口 12b 壁面 12c 吊下パイプ 12d 天井取付座 13 表示面 14 保護板 15a〜15n スイッチ機構 16 制御機構 r ロケーション

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寒冷地における商品倉庫、或は、冷蔵冷
    凍倉庫に通路を介して配列された複数の商品格納棚に関
    し、作業括り又は作業通路毎に設置するCRT,LED
    又は液晶等を用いた表示機構であって、前面に透明保護
    板を設け他の面を断熱材で保護した構成の断熱ボックス
    に格納したデータ表示機構と、前記格納棚における商品
    の格納ロケーション毎に設置するスイッチ機構と、前記
    各機構を結ぶ通信手段及びコンピュータを含む制御機構
    をもって形成され、商品の格納作業又はピッキング作業
    を、前記表示機構の表示に従いつつ実行し、スイッチ機
    構のスイッチ操作により実行した作業内容の正否の確認
    を行うことを特徴とする冷蔵冷凍倉庫など寒冷域におけ
    る集中表示式商品格納・ピッキングシステム。
  2. 【請求項2】 断熱ボックスは、任意に作動させること
    ができる加温機構を具備した請求項1の冷蔵冷凍倉庫な
    ど寒冷域における集中表示式商品格納・ピッキングシス
    テム。
  3. 【請求項3】 断熱ボックスは、その前面を保護する透
    明保護板に、結露,霜,氷等の付着防止機能又は機構を
    付加した請求項1又は2の冷蔵冷凍倉庫など寒冷域にお
    ける集中表示式商品格納・ピッキングシステム。
  4. 【請求項4】 スイッチ機構を操作することにより、指
    定格納ロケーションでの商品格納又はピッキング作業内
    容の正否が判別され、正の場合は次の作業データを表示
    機構に表示させる一方、否の場合は、当該表示機構にそ
    の旨を表示させると共に、前データの表示を再度行わ
    せ、必要に応じ前記正否を示す音を発する請求項1〜3
    のいずれかの冷蔵冷凍倉庫など寒冷域における集中表示
    式商品格納・ピッキングシステム。
  5. 【請求項5】 データ表示機構における表示器の表示色
    を複数色表示方式として作業者毎に表示色を特定し、各
    作業者は自己の特定色によるデータ表示があった場合、
    該表示データの作業を行い、特定色のスイッチ機構の操
    作を行う請求項1〜4のいずれかの冷蔵冷凍倉庫など寒
    冷域における集中表示式商品格納・ピッキングシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 データ表示機構は、その表示の選択切換
    機構を具備し、各作業者が自分の作業に入る際、各作業
    者に特定された表示色を前記選択切換機構を操作して切
    換え、表示機構に各作業者の特定色による表示をさせて
    作業を行い、一連の作業が終了すると前記選択切換機構
    が自動リセットされる請求項1〜5のいずれかの冷蔵冷
    凍倉庫など寒冷域における集中表示式商品格納・ピッキ
    ングシステム。
  7. 【請求項7】 各作業者が操作するスイッチ機構のスイ
    ッチは、点灯色を複数色に切替える単灯式スイッチ、或
    は、データ表示色と同一色を表示する単灯式スイッチ、
    又は、複数のデータ表示色と同一色の複数の単灯式スイ
    ッチのいずれかをロケーション毎に設置する請求項1〜
    6のいずれかの構成の冷蔵冷凍倉庫など寒冷域における
    集中表示式商品格納・ピッキングシステム。
  8. 【請求項8】 複数作業者が、各作業者ごとに任意の列
    又はゾーンから自在に作業を開始することを可能にした
    表示機能を有する請求項1〜7のいずれかの冷蔵冷凍倉
    庫など寒冷域における集中表示式商品格納・ピッキング
    システム。
  9. 【請求項9】 各作業者は、その日の作業開始時に、各
    作業者ごとに割当てられた固有データをその入力手段に
    入力することにより、各作業者に対するデータ表示機構
    の表示色が指定されると共に、作業時間が計時され始
    め、作業終了時に作業に要した時間と作業内容がホスト
    コンピュータに記録される請求項1〜7のいずれかの冷
    蔵冷凍倉庫など寒冷域における集中表示式商品格納・ピ
    ッキングシステム。
  10. 【請求項10】 格納ロケーション毎に、商品格納又はピ
    ッキングされた数量データを制御機構へ送出して当該デ
    ータを制御機構に保存し、かつ、該データをホストコン
    ピュータへ送出する請求項1〜9のいずれかの冷蔵冷凍
    倉庫など寒冷域における集中表示式商品格納・ピッキン
    グシステム。
JP2000198340A 2000-06-30 2000-06-30 冷蔵冷凍倉庫など寒冷域における集中表示式商品格納・ピッキングシステム Pending JP2002012309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000198340A JP2002012309A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 冷蔵冷凍倉庫など寒冷域における集中表示式商品格納・ピッキングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000198340A JP2002012309A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 冷蔵冷凍倉庫など寒冷域における集中表示式商品格納・ピッキングシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002012309A true JP2002012309A (ja) 2002-01-15

Family

ID=18696518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000198340A Pending JP2002012309A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 冷蔵冷凍倉庫など寒冷域における集中表示式商品格納・ピッキングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002012309A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040075798A (ko) * 2004-07-15 2004-08-30 주식회사 코텍전자 물류지원 시스템의 표시장치
ES2349612A1 (es) * 2009-03-09 2011-01-07 Cenker Robotics, S.L. "instalacion para el cuidado, localizacion y gestion de articulos en un almacen".
JP2017171469A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 村田機械株式会社 荷揃えシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040075798A (ko) * 2004-07-15 2004-08-30 주식회사 코텍전자 물류지원 시스템의 표시장치
ES2349612A1 (es) * 2009-03-09 2011-01-07 Cenker Robotics, S.L. "instalacion para el cuidado, localizacion y gestion de articulos en un almacen".
JP2017171469A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 村田機械株式会社 荷揃えシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050132725A1 (en) Refrigerator or freezer
WO2010131809A1 (ko) 냉장고
WO2006101316A1 (en) Touch screen apparatus for controlling elevator
JP2002012309A (ja) 冷蔵冷凍倉庫など寒冷域における集中表示式商品格納・ピッキングシステム
EP1726898A1 (en) Refrigerator with up to date information supply apparatus
JP5516448B2 (ja) 空調機システム
JP5364489B2 (ja) 自動販売機
KR20070034820A (ko) 다실 공기조화시스템 및 그 운전모드 제어방법
KR20010001242U (ko) 냉장고
JPH07257712A (ja) ピッキング用表示装置
JP2010185584A (ja) 店舗設備集中管理装置
JP2014153032A (ja) 食品店舗機器の集中制御装置
JPH10307064A (ja) コンテナ装置の履歴表示装置
CN107788712A (zh) 智能档案柜
JP2008059091A (ja) 自動販売機
JPH01321202A (ja) 食器類保管搬送装置
JP2000249454A (ja) 店舗設備集中管理装置
JPH08149575A (ja) 多重伝送式負荷機器の遠隔制御システム
JP2003331025A (ja) オーダーエントリーシステム
KR20000050430A (ko) 무인 써빙 시스템
JP2001204599A (ja) ショーケース
JP2011214775A (ja) 空調機の集中コントローラ
JP2009110465A (ja) 自動販売機
JP3316030B2 (ja) 冷凍倉庫の入出庫管理システム
CN214670275U (zh) 一种生鲜自提柜的控制装置