JP2002012240A - 複合フォイルの管状包袋 - Google Patents

複合フォイルの管状包袋

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JP2002012240A
JP2002012240A JP2001116667A JP2001116667A JP2002012240A JP 2002012240 A JP2002012240 A JP 2002012240A JP 2001116667 A JP2001116667 A JP 2001116667A JP 2001116667 A JP2001116667 A JP 2001116667A JP 2002012240 A JP2002012240 A JP 2002012240A
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outer layer
tubular
tubular wrapper
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グロス ヨアン
Herbert Ginter
ギンテル ヘルベルト
Roland Sieber
ジーベル ロラント
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    • B32—LAYERED PRODUCTS
    • B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B1/00—Layered products having a non-planar shape
    • B32B1/08—Tubular products
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32—LAYERED PRODUCTS
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    • B32B15/00—Layered products comprising a layer of metal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モルタル物質を収納でき、全体的にモルタル
物質に存在する化学物質に対する耐性と、充填物の高い
保存安定性を保証する管状包袋を得る。 【解決手段】 モルタル物質２を包囲する内側層８と、
外側層９よりなる複合フォイル１の管状包袋を、内側層
８をポリエチレン又はポリプロピレンのフォイル３並び
にポリアミドのフォイル４により構成し、外側層９をエ
ポキシ硬化剤が浸透しない非浸透性材料により構成し、
ポリエチレン又はポリプロピレンのフォイル３を内側層
８の内側の層として構成し、好適には、外側層９の積層
の内側の金属フォイル５と、積層の外側を圧延した合成
樹脂フォイル６とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、モルタル物質を収
納するため、モルタル物質を包囲する内側層と、この内
側層を包囲する外側層よりなる複合フォイルの管状包袋
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の上述の管状包袋は、特に、平坦な
フォイルから長手方向の接合部を設けることによって構
成し、材料の使用量が少ないため、液状物質、特に、複
数個の成分よりなる物質、例えば、モルタル物質等をパ
ックするのに使用することが増えている。物質の成分を
充填した後、端部を例えば、溶着又は例えば、金属製の
封鎖クリップによる封止によって閉鎖する。この充填状
態において、管状包袋を物質の処理のためにコーキング
装置に導入し、このコーキング装置は管状包袋を押しつ
ぶすことにより押し出す。
【０００３】上述の技術の管状包袋は例えば、ドイツ国
特許公開第４３１２１９２号に記載されており、金属フ
ォイル及びこの金属フォイルの外側の合成樹脂フォイル
よりなる複合フォイルによって構成している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この既知の管
状包袋においては、複合フォイルは、管状包袋内に貯蔵
した化学物質例えば、ベンジルアルコール又はメタ‐キ
リレンジアミンによって短期間のうちに劣化してしま
い、その機能を発揮できなくなる。特に、エポキシ硬化
剤は異なる合成樹脂フォイルから相当多くの量が部分的
に拡散する。既知の市販の被覆接着剤は、このような化
学物質によって少なくとも部分的に溶解し、貼り合わせ
た複合フォイルは数週間のうちに剥離を生じてしまう。
【０００５】更に、拡散により流出した化学物質は概し
て健康に有害となる。また、多量の流出によって、製品
の可用性を発揮できなくなる。
【０００６】従って、本発明の目的は、モルタル物質を
収納でき、全体的にモルタル物質に存在する化学物質に
対して安定性を示し、充填した管状包袋の高い保存安定
性を保証する管状包袋を得るにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明管状包袋は、内側層をポリエチレン又はポリ
プロピレンのフォイル並びにポリアミドのフォイルによ
り構成し、外側層をエポキシ硬化剤が浸透しない非浸透
性材料により構成したことを特徴とする。この構成によ
れば、内側層にポリアミドフォイルを設けることは、モ
ルタル物質に多量に使用されている何らかの侵食性を有
する化学物質、特に、アミン基を有するエポキシ硬化
剤、例えば、ジエチレントリアミン、プロピレンジアミ
ン、１，３‐ジアミノシクロヘキサン、イソフォロンジ
アミン、メタ‐キリレンジアミン等のためのバリヤをも
たらす。ポリエチレンフォイル又はポリプロピレンフォ
イルは自己封止を行なうことができる。内側層によって
構成される包袋は、自立性及び機能性を管状包袋に付与
し、外側層の剥離が進行しても完全に機能を発揮するこ
とができる。外側層はいわゆる全体バリヤをなし、管状
包袋に収納した化学物質、特にアミン基を有するエポキ
シ硬化剤が複合フォイルから外部に拡散するのを阻止す
る。
【０００８】本発明の好適な実施例によれば、内側層の
フォイルは接着媒体によって、例えば、エチルビニルア
ルコールによって互いに接合し、化学物質に対して安定
性を示す接合にする。接着媒体としては他の材料も使用
することができる。
【０００９】また、本発明の好適な実施例においては、
内側層の双方のフォイルは互いに同時押し出し成形する
と、管状包袋の内側層を低コストで確実に製造すること
ができる。同時押し出し成形の代わりに、溶着方法も使
用することができる。
【００１０】更に、本発明の好適な実施例においては、
外側層の積層の内側を金属フォイルにし、外側層の積層
の外側を圧延した合成樹脂フォイルとすることにより、
外側層の外側に配置したフォイルを保護し、また化学物
質の拡散による環境汚染を防止することができる。外側
層に設ける金属フォイル、特にアルミニウムフォイル
は、管状包袋に収納する化学物質のためのいわゆる全体
バリヤをなす。金属フォイルは圧延した合成樹脂フォイ
ルによって包囲すると好適である。これにより、金属フ
ォイル及びこの金属フォイルの内側の被覆の機械的作用
を保護し、また高い形状安定性を保証する。圧延した合
成樹脂フォイルは金属フォイルに貼り合わせることがで
きる。
【００１１】本発明の好適な実施例においては、外側層
の金属フォイルは、圧延して特にシール性を有するよう
に仕上げたポリプロピレンフォイルにより包囲すると、
外側層のシール性が保証される。
【００１２】本発明の好適な実施例においては、外側層
の金属フォイルを圧延したポリアミドフォイルにより包
囲すると、最適な強度が保証される。更に、圧延したポ
リアミドフォイルの外部に更にシール性フォイル例え
ば、ポリエチレンフォイルを設けると、高い外側層のシ
ール性が保証される。
【００１３】本発明の好適な実施例においては、内側層
を外側層で被覆し、これにより、複合フォイルの製造が
簡単になる。被覆の代わりに接着媒体を使用することも
でき、これにより、管状包袋に収納した化学物質に対す
る耐性を高くすることができるようになる。
【００１４】包袋構造にするため、複合フォイルの端縁
領域を少なくとも部分的に接合部として接合することに
より、包袋構造を簡単にし、低コストの製造を保証す
る。接合部は内側層を互いに接合して設け、これによ
り、管状包袋に収納した化学物質、特にアミン基を有す
るエポキシ硬化剤にフォイルの切断端縁が直接さらされ
て侵食を受けることがなくなる。この実施例では、切断
端縁は管状包袋の内部から離れた位置に存在し、従っ
て、管状包袋内に収納した化学物質の作用領域から離れ
た位置にある。接合部からの機械的な流出を保護するた
めには、た長手方向軸線に沿って折り畳み、管状包袋の
外面を例えば、シールによって接合することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】次に、図面につき本発明の好適な
実施の形態を説明する。
【００１６】図面は、分かり易くするため個々の壁厚を
誇張して描いた複数個のフォイルを積層して接合した複
合フォイル１により構成した本発明による管状包袋を示
す。この管状包袋はモルタル物質２を収納するのに使用
し、このモルタル物質２は複数個のフォイルによりなる
内側層８により包囲する。この内側層８はやはり複数個
のフォイルよりなる外側層９により包囲する。
【００１７】内側層８は内側のポリエチレンフォイル３
を有し、このポリエチレンフォイル３をポリアミドフォ
イル４によって包囲する。双方のフォイルは同時に押し
出し成形し、単独でも完全に機能を発揮する管状包袋を
構成し、これに連続する他の外側層９が剥がれても機能
を発揮することができるよう構成する。同時押し出し成
形するため、例えば、接着媒体としてエチルビニルアル
コールを使用する。
【００１８】外側層９は、内側層８に隣接して、例え
ば、アルミニウムの金属フォイル５により構成する。こ
の金属フォイル５は、内側層８、特に、ポリアミドフォ
イル４を被覆するように接合する。この外側層９はいわ
ゆる全体バリヤを構成し、管状包袋に収納した化学物質
の拡散を防止する。管状包体の形状安定性を得るため、
金属フォイル５を例えば、圧延したポリアミドフォイル
６により被覆する。外側層９のシール性を保証するた
め、圧延したポリアミドフォイル６の外側にポリエチレ
ンフォイル１１を設ける。
【００１９】複合フォイル１の端縁領域は、包袋構造に
するため、少なくとも部分的に接合部７により互いに接
合する。これにより、互いに接合した内側層８、特に、
ポリエチレンフォイル３が接合し、いわゆるヒレのよう
な接合部を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 ヒレ状接合部を有する複合フォイルよりなる
本発明による管状包袋の断面図である。
【符号の説明】
1 接合フォイル 2 モルタル物質 3 ポリエチレンフォイル 4 ポリアミドフォイル 5 金属フォイル 6 ポリアミドフォイル 7 接合部 8 内側層 9 外側層 11 ポリエチレンフォイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロラント ジーベル ドイツ国 86899 ランズベルク ヒンテ ルアンゲル 298 Ｆターム(参考） 3E065 AA02 BA02 BA16 BA18 BA25 BB03 CA09 DC01 DD05 DD10 FA15 GA04 3E086 AA22 AB03 AC06 AD03 BA04 BA13 BA15 BA24 BA25 BB01 BB20 BB74 BB77 CA29 CA40 4F100 AB01D AB33D AK04A AK04E AK07A AK07E AK41E AK42E AK46B AK46E BA05 BA07 BA10C BA10D DA02 EH20 EH23 GB16 JB01 JB07 JD05 JD05C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 モルタル物質（２）を収納するため、モ
    ルタル物質（２）を包囲する内側層（８）と、この内側
    層（８）を包囲する外側層（９）よりなる複合フォイル
    （１）の管状包袋において、内側層（８）をポリエチレ
    ン又はポリプロピレンのフォイル（３）並びにポリアミ
    ドのフォイル（４）により構成し、外側層（９）をエポ
    キシ硬化剤が浸透しない非浸透性材料により構成したこ
    とを特徴とするの複合フォイルの管状包袋。
  2. 【請求項２】 ポリエチレン又はポリプロピレンのフォ
    イル（３）を前記内側層（８）の内側の層として構成し
    た請求項１記載の管状包袋。
  3. 【請求項３】 前記内側層（８）のフォイル（３，４）
    を接着剤により互いに接合した請求項１又は２記載の管
    状包袋。
  4. 【請求項４】 前記内側層（８）のフォイル（３，４）
    を同時押し出し成形又は同時押し出しラミネート成形し
    た請求項１又は２記載の管状包袋。
  5. 【請求項５】 外側層（９）を、内側の層としての金属
    フォイル（５）と、外側の層としての圧延した合成樹脂
    フォイル（６）により構成した請求項１乃至４のうちの
    いずれか一項に記載の管状包袋。
  6. 【請求項６】 前記圧延した合成樹脂フォイルを、ポリ
    プロピレン、又はポリエチレンテレフタレート、又はポ
    リエチレンナフテネート、又はポリアミドのフォイルと
    した請求項５記載の管状包袋。
  7. 【請求項７】 前記内側層（８）を外側層（９）により
    被覆した請求項１乃至６のうちのいずれか一項に記載の
    管状包袋。
  8. 【請求項８】 包袋を構成するため複合フォイル（１）
    の端縁領域で前記内側層（８）を互いに接合して接合部
    （７）を生ずるようにした請求項１乃至７のうちのいず
    れか一項に記載の管状包袋。
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