JP2002011920A - 走査装置 - Google Patents

走査装置

Info

Publication number
JP2002011920A
JP2002011920A JP2000192819A JP2000192819A JP2002011920A JP 2002011920 A JP2002011920 A JP 2002011920A JP 2000192819 A JP2000192819 A JP 2000192819A JP 2000192819 A JP2000192819 A JP 2000192819A JP 2002011920 A JP2002011920 A JP 2002011920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
driving force
stepping motor
information
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000192819A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsutsugu Ito
哲嗣 伊藤
Hideo Matsuda
英男 松田
Makoto Masuda
麻言 増田
Yasuhiro Ono
泰宏 小野
Hisashi Yamanaka
久志 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000192819A priority Critical patent/JP2002011920A/ja
Publication of JP2002011920A publication Critical patent/JP2002011920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ステップモータの特性を利用し、簡単な構成で
ワイヤ等の線状駆動力伝達部材の張力を求め、その経時
変化等に起因する読み取り解像度の低下を防止した走査
装置を提供する。 【解決手段】駆動源としてのステップモータ40と、前
記ステップモータ40の駆動力を伝達するための巻き掛
け伝動手段と、前記巻き掛け伝動手段を介して前記ステ
ップモータ40からの駆動力によって移動走査される走
査体と、前記巻き掛け伝動手段の線状駆動力伝達部材の
張力を調整するための張力調整手段と、前記ステップモ
ータ40が脱調したか否かを検出するための検出手段6
3と、前記ステップモータ40の出力状態を変化させて
前記検出手段63で得た検出結果に基づいて、前記線状
駆動力伝達部材の張力に関する情報を算出する張力情報
算出手段60aとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置や複
写機等の画像形成装置などに設けられる走査装置に係
り、より詳しくは、走査体を駆動させるための線状駆動
力伝達部材の張力を最適に調整するための張力調整機構
に関する。
【0001】
【従来の技術】ワイヤ等の線状駆動力伝達部材を有する
巻き掛け伝動手段を介して伝達されるモータからの駆動
力により、移動走査され所定の機能を発揮する走査体を
具備した走査装置は公知である。
【0002】このような走査装置としては、例えば、ス
キャナ装置や複写装置に配置された原稿読み取り装置、
すなわち、原稿に対して移動して原稿面からの反射光を
CCD等の光電変換素子に導いて原稿情報を電気信号に
変換して原稿に対応した画像データを得るように構成し
た読み取り走査装置等がある。
【0003】また、別の例として、インクジェットプリ
ンタ装置等の画像形成装置において使用されるインクヘ
ッド装置、すなわち、用紙に対して移動しつつ画像情報
に基づいて用紙上に画像を形成する印字走査装置等もあ
る。
【0004】このような走査装置では、線状駆動力伝達
部材の張力が小さいと、モータの振動によって発生する
走査体の振動が大きくなり、読み取り画像の解像度が低
下する。一方、線状駆動力伝達部材の張力を大に設定す
ると、モータの振動に起因する走査体の振動は小さくな
るが、張力が過大になるとモータの負荷が増え、モータ
自体の振動が増大するため、走査体の振動も大きくなっ
てしまう。
【0005】そのため、装置の工場出荷時には、線状駆
動力伝達部材の張力を適正に調整するようにしている
が、使用段階では、線状駆動力伝達部材が経時的に変化
して徐々に伸びが生じてその張力が低下し、走査体に振
動が発生しやすくなり、読み取り画像の解像度が低下
し、画質が徐々に低下する。
【0006】従って、このような事態の発生を防止する
ためには、線状駆動力伝達部材の張力を、適宜、適正に
調整する必要があり、そのためには、線状駆動力伝達部
材の張力を検出しなければならない。
【0007】このような背景から、例えば、特開平11
−275312号公報には、ワイヤ等の線状駆動力伝達
部材の張力を検出し、走査体の移動速度に対応して、張
力調整手段によって、線状駆動力伝達部材の張力を調整
するようにした光学走査装置が、提案されている。
【0008】この例では、原稿を走査する走査体(第1
キヤリッジ3及び第2キヤリッジ4に対応する)と、線
状駆動力伝達部材(ワイヤ29,30に対応する)と、
巻き掛け部材(巻き取りプーリ22,23、固定プーリ
25,26、プーリ19,20に対応する)と、モータ
(モータ24に対応)と、線状駆動力伝達部材の張力を
調整するための張力調整手段(スプリング33,34、
スプリング取付け部材35,36、歪みゲージ37,4
5、テンション調整モータ38)とで、原稿読取り装置
を構成している。
【0009】このような構成によって、複写倍率が異な
るときに、走査体の移動速度を変えて走査体を走査する
際に、走査体の移動速度に対応して、張力調整手段で線
状駆動力伝達部材の張力を調整し、モータから線状駆動
力伝達部材を介して走査体に伝達される振動を、読み取
りが正確に行われる所定の読み取り解像度を確保できる
程度に、抑えるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例では、線
状駆動力伝達部材の張力を検出するために、スプリング
取付け部材の上に貼着された歪みゲージ37を用い、そ
の検出値に基づいて、テンション調整モータ38を作動
させるたことにより、線状駆動力伝達部材の張力を調整
するようにしている。
【0011】しかし、このような歪みゲージ37を用い
た構成では、スプリング取付け部材35の引っ張り剛性
を大に設定すると、線状駆動力伝達部材の張力がそれ程
大きくない場合には、歪みゲージ37によって張力を精
度よく検出するのが困難になる。従って、スプリング取
付け部材35の引っ張り剛性をある程度低く設定する必
要があり、そのために、スプリング取付け部材35の強
度が弱くなり、耐久性が低下するという問題点があっ
た。
【0012】本発明は、ステップモータの特性を利用
し、簡単な構成でワイヤ等の線状駆動力伝達部材の張力
を求め、その経時変化等に起因する読み取り解像度の低
下を防止した走査装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。
【0014】(1)駆動源としてのステップモータと、
前記ステップモータの駆動力を伝達するための巻き掛け
伝動手段と、前記巻き掛け伝動手段を介して前記ステッ
プモータからの駆動力によって移動走査される走査体
と、前記巻き掛け伝動手段の線状駆動力伝達部材の張力
を調整するための張力調整手段と、前記ステップモータ
が脱調したか否かを検出するための検出手段と、前記ス
テップモータの出力状態を変化させて前記検出手段で得
た検出結果に基づいて、前記線状駆動力伝達部材の張力
に関する情報を算出する張力情報算出手段とを備えてい
ることを特徴とする。
【0015】この構成によれば、画質が最良となる(最
適な読み取り解像度が得られる)線状駆動力伝達部材の
張力の値を、予め実験により求めてこれを記憶させる。
次いで、線状駆動力伝達部材の張力を変化させることに
より、ステップモータが脱調する条件を予め実験で求
め、例えば、これをテーブル化して記憶させる。さら
に、張力調整手段の調整の度合いと線状駆動力伝達部材
の張力の関係を予め実験で求め、その関係を記憶させ
る。
【0016】このような実験に基づく諸データを予め
(記憶手段に)記憶させておき、機体設置時やサービス
マンによる点検時、あるいは電源立ち上げ時等には、同
様のパターンでテストを実施し、ステップモータの出力
の状態を変化させて脱調させ、これを検出部で検出し、
その検出値に基づいて、(従来のように歪みゲージ等の
張力測定装置を用いることなく)張力情報算出手段によ
り、(点検時の)線状駆動力伝達部材の張力に関する情
報を得ることができ、この情報に基づいて、線状駆動力
伝達部材の張力を適正に調整することができる。
【0017】(2)前記ステップモータの周波数を変化
させることにより、前記ステップモータを脱調させ、こ
れを前記検出手段で検出し、その検出結果に基づいて、
前記張力情報算出部が、前記線状駆動力伝達部材の張力
に関する情報を算出することを特徴とする。
【0018】この構成によれば、例えば、予め実験によ
り、駆動電圧または駆動電流を下げた状態として、周波
数を変化させることにより、ステップモータが脱調した
ときの周波数を求め、例えば、これをテーブル化して
(記憶手段に)記憶させておき、点検時等には、同様
に、駆動電圧または駆動電流を下げた状態として、周波
数を変化させることにより、ステップモータを脱調させ
て、これを検出部で検出し、その検出値に基づいて、張
力情報算出手段により、(点検時の)線状駆動力伝達部
材の張力に関する情報を算出することができる。
【0019】(3)前記ステップモータを、所定の加速
度でスローアップさせることにより、前記ステップモー
タを脱調させ、これを前記検出手段で検出し、その検出
結果に基づいて、前記張力情報算出手段が、前記線状駆
動力伝達部材の張力に関する情報を算出することを特徴
とする。
【0020】この構成によれば、例えば、予め実験によ
り、駆動電圧または駆動電流を下げた状態として、周波
数を所定の加速度で徐々に上げてゆく(スローアップさ
せる)ことにより、ステップモータが脱調したときの周
波数を求め、例えば、これをテーブル化して(記憶手段
に)記憶させておき、点検時等には、同様に、駆動電圧
または駆動電流を下げた状態として、周波数を変化させ
ることにより、ステップモータを脱調させて、これを検
出部で検出し、その検出値に基づいて、張力情報算出手
段により、(点検時の)線状駆動力伝達部材の張力に関
する情報を算出することができる。
【0021】(4)前記ステップモータの自起動周波数
を変化させることにより、前記ステップモータが脱調す
るか否かを前記検出手段で検出し、その検出結果に基づ
いて、前記張力情報算出手段が、前記線状駆動力伝達部
材の張力に関する情報を算出することを特徴とする。
【0022】この構成によれば、例えば、駆動電圧また
は駆動電流を下げた状態で、順次、高い周波数から徐々
に周波数を下げる(スローダウンさせる)過程で、モー
タが同期を失わずに起動する(脱調しない)ポイントを
検出部で検出し、例えば、これをテーブル化して(記憶
手段に)記憶させておき、点検時等には、同様に、駆動
電圧または駆動電流を下げた状態で、順次、高い周波数
から徐々に周波数を下げる(スローダウンさせる)過程
で、モータが同期を失わずに起動する(脱調しない)ポ
イントを検出部で検出し、その検出値に基づいて、張力
情報算出手段により、(点検時の)線状駆動力伝達部材
の張力に関する情報を算出することができる。
【0023】(5)前記ステップモータの駆動電流を変
化させることにより、前記ステップモータが脱調するか
否かを前記検出手段で検出し、その検出結果に基づい
て、前記張力情報算出手段が、前記線状駆動力伝達部材
の張力に関する情報を算出することを特徴とする。
【0024】この構成によれば、定電流駆動回路の場
合、周波数を予め所定値に設定し、ステップモータの駆
動電流を変化させて、すなわち、順次、駆動電流値を徐
々に上げてゆく過程で、ステップモータが同期を失わず
に起動する(脱調しない)ポイントを検出し、例えば、
これをテーブル化して(記憶手段に)記憶させておき、
点検時等には、同様に、ステップモータの駆動電流を変
化させて、ステップモータが同期を失わずに起動する
(脱調しない)ポイントを検出部で検出し、その検出値
に基づいて、張力情報算出手段により、(点検時の)線
状駆動力伝達部材の張力に関する情報を算出することが
できる。
【0025】(6)前記ステップモータの駆動電圧を変
化させることにより、前記ステップモータが脱調するか
否かを前記検出手段で検出し、その検出結果に基づい
て、前記張力情報算出手段が、前記線状駆動力伝達部材
の張力に関する情報を算出することを特徴とする。
【0026】この構成によれば、定電圧駆動回路の場
合、周波数を予め所定値に設定し、スキャナモータ40
の駆動電圧を変化させて、すなわち、順次、駆動電圧を
徐々に上げてゆく過程で、スキャナモータ40が同期を
失わずに起動するポイントを検出し、これをテーブル化
して(記憶手段に)記憶させておき、点検時等には、同
様に、ステップモータの駆動電圧を変化させて、ステッ
プモータが同期を失わずに起動する(脱調しない)ポイ
ントを検出部で検出し、その検出値に基づいて、張力情
報算出手段により、(点検時の)線状駆動力伝達部材の
張力に関する情報を算出することができる。
【0027】(7)前記ステップモータの駆動パルスの
デユーティを変化させることにより、前記ステップモー
タが脱調するか否かを前記検出手段で検出し、その検出
結果に基づいて、前記張力情報算出手段が、前記線状駆
動力伝達部材の張力に関する情報を算出することを特徴
とする。
【0028】この構成によれば、ステップモータの駆動
パルスのデューティを変化させることにより、ステップ
モータが同期を失わずに起動するポイントを実験により
検出し、これをテーブル化して(記憶手段に)記憶させ
ておき、点検時等には、同様に、ステップモータの駆動
パルスのデューティを変化させて、ステップモータが同
期を失わずに起動するポイントを検出部で検出し、その
検出値に基づいて、張力情報算出手段により、(点検時
の)線状駆動力伝達部材の張力に関する情報を算出する
ことができる。
【0029】(8)前記ステップモータの出力状態を変
化させることにより、前記ステップモータを脱調させ、
これを前記検出手段で検出し、その検出結果に基づい
て、点検時における前記ステップモータが脱調するか否
かの検出をおこなうための領域を設定することを特徴と
する。
【0030】この構成によれば、予め実験等により、ス
テップモータの出力状態を変化させて、ステップモータ
が脱調する可能性のある領域を予め検出して、そのデー
タを(記憶手段に)記憶させておき、そのデータに基づ
いて、点検時等においてステップモータが脱調するか否
かを検出する領域を設定すれば、ステップモータの脱調
によるトラブル(モータの破損等)の発生を未然に防ぐ
ことができる。
【0031】(9)前記張力情報算出手段により算出さ
れた前記線状駆動力伝達部材の張力に関する情報に基づ
いて、前記張力調整手段により、前記線状駆動力伝達部
材の張力を自動調整することを特徴とする。
【0032】この構成によれば、例えば、張力調整手段
にステップモータを採用して、線状駆動力伝達部材の張
力を適正な値に自動調整することができる。
【0033】(10)前記検出手段による張力の検出動
作および前記張力調整手段による張力の自動調整動作
を、装置の電源をオン操作した時におこなうことを特徴
とする。
【0034】この構成によれば、別途、線状駆動力伝達
部材の張力を点検するために、電源をオン操作する必要
がなく、点検が容易になる。また、使用時には、必ず、
張力の点検がおこなわれるため、常に、最適な読み取り
解像度を維持することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、デジタル複写機
の原稿読み取り装置に適用した実施形態について説明す
る。
【0036】図1はデジタル複写機の全体構成を示す正
面から見た構成図で、同図の紙面表側が機体の前側に、
紙面裏側が機体の後側に対応し、用紙(記録用紙)の給
紙側を上流、排紙側を下流とする。
【0037】まず、図1により、同複写機の構成につい
て説明する。複写機の本体は、大きく分けて、走査装置
である原稿読み取り装置としてのスキャナ部1と、画像
形成部としてのレーザプリンタ部2とで構成されてい
る。
【0038】スキャナ部1は、透明なガラスからなる原
稿台としてのコンタクトガラス3と、コンタクトガラス
3の上に原稿を自動的に供給搬送するための両面対応自
動原稿送り装置(以下、Reversing Auto
matic Document Feederを略して
RADFという)4と、コンタクトガラス3上に載置さ
れた原稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読み
取りユニット、すなわちスキャナユニット5を備えてい
る。
【0039】スキャナ部1は、コンタクトガラス3上に
載置された原稿の画像を読み取るものであり、後述する
ように、スキャナ部1で読み取られた原稿画像データ
は、所定の画像処理が施された後、レーザプリンタ部2
へ送られる。
【0040】RADF4は、図示しない原稿トレイ上に
セットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的にコンタク
トガラス3上へ給送する装置であり、オペレータの選択
に応じて原稿の片面または両面をスキャナユニット5に
読み取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面
原稿のための搬送経路、搬送経路切りかえ手段、各部を
通過する原稿の状態を把握し管理するセンサ群および制
御部等を備えている。
【0041】なお、本実施形態においては、RADF4
を備えたスキャナ部1を例として挙げているが、本発明
は、これに限定されるものではなく、その他のADF
(自動原稿送り装置)が設けられていてもよく、また、
このような自動原稿送り装置が設けられていないスキャ
ナ部1であってもよい。
【0042】スキャナユニット5は、走査体としての第
1走査ユニット6および第2走査ユニット7と、結像用
光学レンズ8と、光電変換素子であるCCD(Char
geCoupled Device)9等から構成され
ている。
【0043】第1走査ユニット6には、コンタクトガラ
ス3上の原稿面を照射する照射手段としてのランプリフ
レクタアセンブリ10と、原稿からの反射光像をCCD
9に導くために原稿からの反射光像を第2走査ユニット
7に向けて反射させる第1反射鏡11とが搭載されてい
る。
【0044】第2走査ユニット7には、第1反射鏡11
からの反射光像をCCD9に導くために光学レンズ8に
向けて反射させる第2反射鏡12および第3反射鏡13
が搭載されている。
【0045】光学レンズ8は、第3反射鏡13からの反
射光像をCCD9上に結像させるためのものである。C
CD9は、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換
する感光受光手段として機能する。
【0046】第1、第2走査ユニット6、7は、スキャ
ナユニット5の筐体14に左右方向に移動するように設
けられている。光学レンズ8およびCCD9は、スキャ
ナユニット5の筐体14に固設されている。
【0047】スキャナ部1は、RADF4とスキャナユ
ニット5との関連した動作により、コンタクトガラス3
上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、コンタク
トガラス3の下面に沿ってスキャナユニット5の第1、
第2走査ユニット6、7を走査移動させて原稿画像を読
み取るように構成されている。
【0048】第1走査ユニット6は、コンタクトガラス
3に沿って左から右の方向すなわち副走査方向に一定速
度Vで走行される。第2走査ユニット7は、第1走査ユ
ニット6の速度Vに対してV/2の速度で同一方向に平
行に走査制御される。これにより、コンタクトガラス3
上に載置された原稿の画像を1ラインごとに順次CCD
9に結像させて画像を読み取ることができる。
【0049】スキュナユニット5のCCD9で読み取る
ことにより得られた原稿画像の画像データは、図2に示
すように、画像データ入力部15を介して画像処理部1
6に送られ、各種処理が施された後、この画像処理部1
6の画像メモリ17に一旦記憶される。そして、出力指
示に応じて、画像メモリ17内の画像データが読み出さ
れ、これが画像データ出力部29を介してレーザプリン
タ部2に転送され記録用紙上に印字(画像形成)され
る。
【0050】レーザプリンタ部2は、画像を形成させる
ための記録用紙の搬送部18、レーザ書き込みユニット
19および画像を形成させるための電子写真プロセス部
20を備えている。レーザ書き込みユニット19には、
図示しない半導体レーザ光源、ポリゴンミラーおよびf
θレンズ等が内蔵されている。
【0051】半導体レーザ光源は、スキャナユニット6
にて読み取った後の画像メモリ17から読み出した画像
データまたは外部の装置から転送されてきた画像データ
に応じてレーザ光を出射する。このレーザ光は、ポリゴ
ンミラーにて等角速度偏向され、さらに、fθレンズに
よって、電子写真プロセス部20の感光体ドラム21上
に等速度で移動されるように補正される。
【0052】電子写真プロセス部20は、周知のように
構成され、感光体ドラム21の周囲に帯電器、現像器、
転写器、剥離器、クリーニング器および除電器等を備え
ている。
【0053】記録用紙の搬送部18は、電子写真プロセ
ス部20の転写器が配置された転写位置へ記録用紙を搬
送する搬送経路22と、この搬送経路22へ記録用紙を
送り込むためのカセット給紙装置23、24および必要
なサイズの記録用紙を適宜給紙するための手差し給紙装
置25と、転写後の記録用紙に形成された画像つまりト
ナー像を定着するための定着器26と、両面印字の場合
に定着後の記録用紙の裏面に再度画像を形成するために
記録用紙を再供給するための再供給経路27とを備えて
いる。
【0054】定着器26の下流には、画像が記録された
記録用紙を受け取り、この記録紙に対して所定の処理を
施す後処理装置28が配置されている。
【0055】レーザプリンタ部2では、画像メモリ17
から読み出された画像データは、レーザ書き込みユニッ
ト19によってレーザ光線を出射させることにより感光
体ドラム21の表面上に静電潜像として形成され、トナ
ーにより可視像化されたトナー像は多段給紙ユニットに
おけるいずれかのカセット給紙装置23、24または手
差し給紙装置25から搬送された用紙の面上に静電転写
され定着される。このようにして画像が形成された用紙
は、定着器26から後処理装置28内へと搬送される。
【0056】スキャナユニット5の第1走査ユニット6
に設けられたランプリフレクタアセンブリ10は、照射
光源を構成する低発熱ランプであるキセノンランプおよ
び反射板(リフレクタ)を備えている。キセノンランプ
からの光は、コンタクトガラス3上に載置された原稿を
照射する。キセノンランプからの光の一部は、直接コン
タクトガラス3に入射して原稿を照射する。また、キセ
ノンランプからの光の他の一部は、反射板により一旦反
射され、その後、コンタクトガラス3に入射して原稿を
照射する。
【0057】このスキャナユニット5の主要な構成は、
図3に示される。同図にて、図面の左上側が機体の左
側、同右下側が機体の右側、同左下側が機体の前側、同
右上側が機体の後側に対応する。
【0058】図3に示すように、スキャナユニット5の
筐体14内の上部には、第1ガイド手段を構成する前後
一対の第1ガイド部材32が固定状態に設けられてい
る。各ガイド部材32は、筐体14内の左端近くから右
端近くまで左右方向に水平に延びている。
【0059】第1走査ユニット6を構成する第1キャリ
ッジ33の前後両端部が、図示しないガイドローラ等の
ガイド用転動部材を介して第1ガイド部材32に取り付
けられ、第1キヤリッジ33が第1ガイド部材32に沿
って左右方向に移動できるようになっている。第1キヤ
リッジ33には、キセノンランプ30、反射板31およ
び第1反射鏡11(図3には図示しない)が取り付けら
れている。
【0060】筐体14内の下部に、第2ガイド手段を構
成する前後一対の第2ガイド部材34が固定状に設けら
れている。各ガイド部材34は、筐体14内の左右方向
中央近くから左端近くまで左右方向に水平に延びてい
る。第2走査ユニット7を構成する第2キヤリッジ35
の前後両端部が、前記同様のガイド用転動部材を介して
第2ガイド部材34に取り付けられ、第2キヤリッジ3
5が第2ガイド部材34に沿って左右方向に移動できる
ようになっている。
【0061】第2キャリッジ35には、第2反射鏡12
および第3反射鏡13が取り付けられている。また、第
2キャリッジ35の前後両端部には、前後方向の軸を中
心に回転する2連プーリ(移動プーリ)36がそれぞれ
取り付けられている。
【0062】筐体14内の右端部に、前後方向に水平に
延びる駆動軸37が配置され、その前後両端部が図示し
ない軸受などの適宜な支持手段を介して筐体14に回転
自在に支持されている。駆動軸37の前後両端寄りの部
分に、ワイヤ駆動プーリ38がそれぞれ固定されてい
る。その駆動軸37の後端部が、歯車、ベルト等を用い
た減速装置39を介してステップモータからなるスキャ
ナ駆動用電動モータ(以下、スキャナモータという)4
0に連結されている。
【0063】筐体14の底壁14aの前後両端部におい
て、第2ガイド部材34の右端より少し右方の部分が一
部切り起こされることにより、ワイヤ48,48の端部
を固定するためのワイヤ固定部41,41が形成されて
いる。
【0064】筐体14内の左端寄りの部分における前後
両端部に、前後方向の軸を中心に回転する2連プーリ
(固設プーリ)42がそれぞれ取り付けられている。筐
体14の左側壁の前後両端寄りの部分に、張力調整手段
43が設けられている。なお、張力調整手段43につい
ては後述する。
【0065】筐体14内の前部と後部において、それぞ
れ、張力調整手段43と固定部41との間に、スキャナ
モータ40の駆動力を2つのキヤリッジ33,35に伝
達するための駆動力伝達用線状部材としてのワイヤ4
8,48が、固設プーリ42、移動プーリ36および駆
動プーリ38を介して張架され、これらで巻き掛け伝動
手段70を構成している。
【0066】ワイヤ48の一端は、張力調整手段43の
スプリング47の自由端部(右端部)に固定されてお
り、ワイヤ48は、スプリング47から筐体14の固設
プーリ42の小径部分、第2キヤリッジ35の移動プー
リ36の片側の部分、固設プーリ42の大径部分、駆動
プーリ38および移動プーリ36の反対側の部分に順に
巻き掛けられ、ワイヤ48の他端が、固定部41に固定
されている。
【0067】そして、図3には図示されていないが、ワ
イヤ48の固設プーリ42の大径部分と駆動プーリ38
との間に張られた部分が、第1キヤリッジ33に固定さ
れている。そして、後述するように、張力調整手段43
のスプリング47により、ワイヤ48に所定の張力が付
与される。
【0068】このように構成される複写機内には、図2
に示すように、各部の動作を制御するための制御部とし
ての中央処理ユニット60が設けられている。その中央
処理ユニット60は、その制御プログラムや種々のデー
タを記憶するためのメモリ61を備え、中央処理ユニッ
ト60と画像処理部16や操作基板ユニット62との間
で、信号の入出力が行われ、その中央処理ユニット60
からの指令によってスキャナモータ40が制御される。
【0069】この中央処理ユニット60内には、ワイヤ
48の張力に関する情報を算出するための算出手段とし
て機能する張力情報算出部(張力情報算出手段)60a
を設ける一方、スキャナモータ40が脱調したか否かを
検出する検出部63を設け、その検出信号を、中央処理
ユニット60に入力させ、その検出結果に基づいて、張
力情報算出部60aによって、ワイヤ48の張力を適正
に調整するための情報が算出され、(後述する)張力調
整モータ49に対して制御指令が送出され、ワイヤー4
8,48の張力が適正に自動調整される。
【0070】上述のスキャナユニット5が原稿読み取り
動作を行っていないときは、第1、第2走査ユニット
6、7は、左端の待機位置(初期位置)に停止してお
り、原稿読み取り動作を行うときには、スキャナモータ
40を駆動させることにより、各走査ユニット6、7が
それぞれ左右方向の所定範囲内を往復移動する。
【0071】スキャナモータ40が正転方向に回転する
と、各走査ユニット6、7が待機位置から右方に移動
(往動)する。走査ユニット6、7が所定の位置まで移
動すると、スキャナモータ40の回転方向が逆転方向に
切り換わり、これにより、各走査ユニット6、7が左方
に移動(復動)し、待機位置に戻る。
【0072】前述のように、このときの第2走査ユニッ
ト7の移動速度および移動範囲は第1走査ユニット6の
半分であり、各走査ユニット6、7の往動中に原稿の読
み取りが行われる。
【0073】次いで、張力調整手段43について説明す
る。張力調整手段43は、図3及び図4(A)(B)に
示すように、スプリング取付け部材51と、そのスプリ
ング取付け部材51を移動させて、ワイヤ48の張力を
可変的に調整するためのステップモータからなる張力調
整モータ49とを備えている。
【0074】このスプリング取付け部材51の一端側に
スプリング47を取付けるための取付け孔52が設けら
れ、また内周面に雌ネジが形成されたシャフト螺合(噛
合)部54が設けられている。
【0075】そのスプリング取付け部材51のシャフト
螺合部54に螺合されたシャフト45は、筐体14側に
固設された軸受44、46に回転自在に支持され、その
シャフト45に固定されたギヤ55に、張力調整モータ
49の出力軸に固定されたギヤ56が噛み合い、回転駆
動が伝達されるように構成される。
【0076】このような構成により、張力調整モータ4
9を回転駆動させることにより(図4(A)(B)参
照)、スプリング取付け部材51が移動し、ワイヤ48
の張力を自由にコントロール(調整)することができ
る。なお、図4(A)には、ワイヤ48が引っ張られて
張力が大とされた状態、図4(B)には、ワイヤ48が
緩められて張力が小とされた状態、をそれぞれ示してい
る。
【0077】スプリング取付け部材51には、スプリン
グ取付け部材51の上下方向への移動を規制し、図4の
左右方向への移動を案内(ガイド)するための取付け部
材ガイド53を側方に向けて突設し、その取付け部材ガ
イド53を、図示省略の筐体14側に開設した(水平方
向の)ガイド溝内に摺動自在に嵌挿させている。
【0078】なお、本実施の形態では、ワイヤ48の張
力を自動調整するために、張力調整モータ49を使用し
ているが、モータを使用せずに、手動でワイヤ48の張
力を調整するようにしてもよい。その場合には、例え
ば、シャフト45を外方にまで延長してその端部にハン
ドルを取り付ければよい。
【0079】次ぎに、ワイヤ48の張力検出方法につい
て説明する。前述したように、ワイヤ48の張力に応じ
て、走査ユニット6、7の振動やスキャナモータ40の
負荷(モータトルク)が変化するため、画質が最良とな
る(最適な読み取り解像度が得られる)張力の値が存在
する。
【0080】従って、その張力の値を、予め実験により
把握することができる。すなわち、まず、第1、第2キ
ヤリッジ33、35の振動が少なく、且つスキャナモー
タ40に対する負荷が適正な値となるようなワイヤ48
の張力(目標張力)を実験で求めておき、これをメモリ
61に記憶させる。なお、実験では、ワイヤ48の張力
を測定するための適当な張力測定装置を用いればよい。
【0081】そして、ワイヤ48の張力を変化させるこ
とにより、スキャナモータ40が脱調する条件を予め実
験で求め、これをテーブル化してメモリ61に記憶させ
る。
【0082】さらに、張力調整モータ49のステップ数
(調整の度合い)とワイヤ48の張力の関係を予め実験
で求め、その関係をメモリ61に記憶させる。
【0083】このような実験に基づく諸データをメモリ
61に予め記憶させた後、機体設置時やサービスマンに
よる点検時、あるいは電源立ち上げ時等に、後述する各
「テストモード」を実施することにより、上述のスキャ
ナモータ40が脱調する条件を求め、その値からワイヤ
48の張力が適正(最適な範囲内)であるか否かの判断
をおこなう。
【0084】もし、張力が適正でなければその補正値
を、上記の張力調整モータ49のステップ数とワイヤ4
8の張力の関係から求め、その補正値分だけ、張力調整
モータ49を駆動させることにより、最適な張力を得る
ことができる。
【0085】その補正値は、検出部63からの検出信号
(脱調か否か)を受けた(中央処理ユニット60内の)
張力情報算出部60aによって算出され、その張力情報
算出部60aから送出される制御指令によって、張力調
整モータ49が制御駆動され、ワイヤ48の張力を自動
的に最適な値に調整する。
【0086】次いで、スキャナモータ40の脱調現象に
ついて説明する。図5は、スキャナモータ40として採
用するステップモータのトルク特性を示し、この図から
明らかなように、ステップモータの周波数とトルクの関
係は、起動時と起動後では異なり、起動時のPULLI
Nトルクと、起動後のPULLOUTトルクでは、カー
ブ特性が異なる。
【0087】PULLINトルクとは、与えられた入力
信号周波数に対してモータが同期を失わずに起動しかつ
この時に発生する最大のトルクのことであり、PULL
OUTトルクとは、自起動領域を越えて速度あるいは負
荷トルクを徐々に上げていった場合、モータが同期を失
わずに発生することができる最大のトルクのことであ
る。
【0088】モータは、各周波数において、トルクが図
5のトルクカーブ以上になると脱調を起こす。モータの
脱調は、図3および図4に示すように、モータ背面に設
けたエンコーダー50によって検出され、検出波形が規
則正しい場合は問題ないが、不規則になると脱調と判断
される。
【0089】以下、点検時にワイヤ48の張力を調整す
るためにおこなう各テストモードについて説明する。 「第1のテストモード」では、一般に、通常(正規の
読取動作時)の駆動電圧または駆動電流のままでは、ス
キャナモータ40は脱調しないため、脱調させるために
は、特に、周波数を高く設定しなければならない。そこ
で、本テストモードでは、駆動電圧または駆動電流を下
げた状態として、周波数を変化させてスキャナモータ4
0の脱調のポイントを検出部63で検出する。すなわ
ち、周波数を、停止状態から所定の周波数ずつ増加(所
定加速度)させてゆく(スローアップさせる)過程で、
スキャナモータ40が脱調したときの周波数を求め、こ
れをテーブル化してメモリ61に記憶させる。
【0090】本テストモードを実施する場合(点検時)
と同じ条件で実験により求めたテーブル値から、現状の
ワイヤ48の張力値を求めることができる。すなわち、
点検時には、同様に、駆動電圧または駆動電流を下げた
状態として、周波数を、停止状態から所定の周波数ずつ
増加(所定加速度)させてゆく(スローアップさせる)
過程で、スキャナモータ40が脱調するポイントを検出
部63で検出し、その検出値を、実験により求めたテー
ブル値と対応させることにより、(従来のように、歪み
ゲージ等の張力測定装置を用いることなく)その時点で
のワイヤ48の張力値を求めることができる。
【0091】その張力値を目標張力値と比較して、その
張力値が目標張力値より小さい場合には、張力調整モー
タ49を正転させる。これにより、図4(A)(B)に
示すように、ギア56,55を介して、シャフト45を
回転させ、スプリング取付け部材51が、図示の左方向
(スプリング47を伸長させる方向)に水平移動し、ス
プリング47が伸長されワイヤ48に加わる張力が増加
される(図4(A)参照)。
【0092】その補正量は、上述したように予め実験で
求められている張力調整モータ49のステップ数とワイ
ヤ48の張力の関係から求め、その補正値分だけ張力調
整モータ49を駆動させることにより、自動的に調整で
きる。このような張力に関する情報の算出は、検出部6
3からの検出値を受けた張力情報算出部60aによって
算出され、かつ、その張力情報算出部60aから送出さ
れる制御指令によって張力調整モータ49が駆動され
る。
【0093】上述の補正後、再度、上記ステップを繰り
返し、脱調する周波数を検出し、その時点でのワイヤ4
8の張力を求めて、目標張力値の所定範囲内であれば調
整完了、所定範囲外であれば再度上記の調整を実施す
る。
【0094】次に、現状の張力値が、目標張力値より大
きい場合については、張力調整モータ49を逆転させれ
ばよい。この場合、スプリング取付け部材51が図示の
右方向(スプリング48を収縮させる方向)に水平移動
し、ワイヤ48に加わる張力が減少する(図4(B)参
照)。以下同様にして、張力の確認を行う。
【0095】ところで、スキャナモータ40が作動中に
脱調すると、第1、第2走査ユニット6、7はすぐに停
止せずに慣性力によりそのまま走行してしまい、脱調す
る場所によっては第1、第2走査ユニット6、7がフレ
ームに激突し破損する恐れがある。従って、脱調して走
査ユニット6、7が慣性力で走行してしまっても激突し
ない領域で本テストを実施するようにする。
【0096】そこで、例えば、(予め実験等により、)
スキャナモータ40の出力状態を変化させて、前記スキ
ャナモータ40が脱調する可能性のある領域を予め把握
しておき、そのデータに基づいて、テストモードを実施
する段階で、脱調か否かを検出する領域を設定(限定)
するにすれば、上述のような脱調によるトラブルの発生
を未然に防ぐことができる。これは、以下の各テストモ
ードにおいても、同様である。
【0097】「第2のテストモード」では、ステップ
モータからなるスキャナモータ40は、既に説明したよ
うに、前テストモードのように速度あるいは負荷トルク
を徐々に上げていった場合、自起動領域を越えてPUL
LOUTトルクカーブまでモータを駆動させることがで
きる。なお、自起動領域はPULLINトルクカーブ内
である。
【0098】本テストモードでは、前テストモードと同
様に、駆動電圧または駆動電流を下げた状態で、周波数
を変化させて、スキャナモータ40が脱調するポイント
を検出する。すなわち、この場合、順次、高い周波数か
ら徐々に周波数を下げる(スローダウンさせる)過程
で、モータが同期を失わずに起動するポイントを検出し
(PULLINトルクカーブより外の高い周波数ではモ
ータは起動しない。)、これをテーブル化してメモリ6
1に記憶させる。
【0099】そして、本テストモード実施時(点検時)
と同じ条件で既に実験により求められているテーブル値
から、スキャナモータ40が同期を失わずに起動するポ
イントの周波数に対応した現状(点検時)の張力値を求
めることができ、その張力値が目標張力値の許容範囲内
に入っていない場合、張力調整モータ49を駆動させ、
張力値の補正をおこなう。
【0100】なお、張力調整モータ49によるワイヤ4
8の張力調整動作については、前テストモードの場合と
同様であり、補正量は、上述したように、予め求められ
ているステップ数とワイヤ48の張力の関係から求め、
補正値分だけ張力調整モータ49を駆動させるようにお
こなう。
【0101】「第3のテストモード」では、定電流駆
動回路の場合、周波数を予め所定値に設定し、スキャナ
モータ40の駆動電流を変化させて、すなわち、順次、
駆動電流値を徐々に上げてゆく過程で、スキャナモータ
40が同期を失わずに(脱調しないで)起動するポイン
トを検出し、これをテーブル化してメモリ61に記憶さ
せる。
【0102】この場合にも、本テストモードを実施する
場合と同じ条件で、既に実験により求められているテー
ブル値から、スキャナモータ40が同期を失わずに起動
するポイントの電流に対応した現状(点検時)の張力値
を求めることができ、現状の張力値が目標張力値の許容
範囲内に入っていない場合、張力調整モータ49を駆動
させて補正をおこなうようにする。
【0103】その張力調整動作は、前各テストモードの
場合と同様であり、補正量は、上述したように、予め求
められているステップ数とワイヤ48の張力の関係から
求め、その補正値分だけ張力調整モータ49を駆動させ
るようにおこなう。
【0104】「第4のテストモード」では、定電圧駆
動回路の場合には、予めおこなう実験では、周波数を予
め所定値に設定し、スキャナモータ40の駆動電圧を変
化させて、すなわち、順次、駆動電圧を徐々に上げてゆ
く過程で、スキャナモータ40が同期を失わずに起動す
るポイントを検出し、これをテーブル化してメモリ61
に記憶させる。その他については、前各テストモードと
同様である。
【0105】「第5のテストモード」では、この場
合、スキャナモータ40の駆動パルスのデューティを変
化させることにより、スキャナモータ40が同期を失わ
ずに起動するポイントを実験により検出する。すなわ
ち、ステップモータの駆動方法としては、パルス幅変調
(PWM駆動)が一般に知られているが、本テストモー
ドでは、予め実験により、そのパルスのデユーティを順
次変化させて、スキャナモータ40が同期を失わずに起
動するポイントあるいは脱調するポイントを検出し、こ
れをテーブル化してメモリ61に記憶させる。
【0106】この場合にも、既に実験により求められて
いるテーブル値から、現状(点検時)の張力値を求め、
目標張力値との比較を行い許容範囲外であれば、前各テ
ストモードの場合と同様に、張力調整手段43によりワ
イヤ48の張力調整をおこなうことができる。
【0107】以上のように、適切な時期に、使用条件等
に応じて、適切なテストモードを選択して、上述したよ
うな張力調整作業を実施することにより、ワイヤ48の
張力を最適な値に調整することができ、読み取り解像度
を最適な状態に維持することができ、画像品質の低下を
防ぐことができる。
【0108】そして、このようなテストモードによる調
整作業(点検)を実施する段階では、従来のように、歪
みゲージ等の張力測定装置を用いないので、構成上、特
に、(スプリング取付け部材35等の)部材強度の低下
を強いられるようなことはなく、また、別途、部材を追
加する必要がなく、コスト安に、しかも、高い精度で、
ワイヤ48の張力調整が可能となる。
【0109】なお、本発明は、上述した張力調整モータ
49による自動調整に代えて、手動操作で、張力の調整
をおこなうようにしてもよく、その場合には、張力情報
算出部60aによって算出された張力に関する情報を表
示部(図示省略)に読み出して、その情報に基づいて、
前述したように、ハンドル等を操作することにより、ワ
イヤ49の張力を補正(調整)すればよい。また、デジ
タル複写機に限らず、各種画像形成装置に設けられる走
査装置に、本発明を広く適用できるのは言うまでもな
い。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0111】(1)前記線状駆動力伝達部材の張力を調
整するための張力調整手段と、ステップモータが脱調し
たか否かを検出するための検出手段と、前記ステップモ
ータの出力状態を変化させて前記検出手段で得た検出結
果に基づいて、前記線状駆動力伝達部材の張力に関する
情報を算出する張力情報算出手段とを備えているので、
予め実験により、画質が最良となる(最適な読み取り解
像度が得られる)線状駆動力伝達部材の張力の値と、線
状駆動力伝達部材の張力を変化させる過程で求めたステ
ップモータが脱調する条件と、張力調整手段の調整の度
合いと線状駆動力伝達部材の張力の関係とを求めて、そ
れらのデータを(記憶手段に)記憶させておき、点検時
や電源立ち上げ時等には、同様のパターンで、ステップ
モータの出力の状態を変化させて脱調させ、これを検出
部で検出し、その検出値に基づいて、張力情報算出手段
により、線状駆動力伝達部材の張力に関する情報を得、
この情報に基づいて、線状駆動力伝達部材の張力を適正
に調整することができる。
【0112】(2)前記ステップモータの周波数を変化
させることにより、前記ステップモータを脱調させ、こ
れを前記検出手段で検出し、その検出結果に基づいて、
前記張力情報算出部が、前記線状駆動力伝達部材の張力
に関する情報を算出するので、例えば、予め実験によ
り、駆動電圧または駆動電流を下げた状態として、周波
数を変化させることにより、ステップモータが脱調した
ときの周波数を求め、例えば、これをテーブル化して
(記憶手段に)記憶させておき、点検時等には、同様
に、駆動電圧または駆動電流を下げた状態として、周波
数を変化させることにより、ステップモータを脱調させ
て、これを検出部で検出し、その検出値に基づいて、張
力情報算出手段により、線状駆動力伝達部材の張力に関
する情報を算出し、その情報に基づいて、線状駆動力伝
達部材の張力を適正に調整することができる。
【0113】(3)前記ステップモータを、所定の加速
度でスローアップさせることにより、前記ステップモー
タを脱調させ、これを前記検出手段で検出し、その検出
結果に基づいて、前記張力情報算出手段が、前記線状駆
動力伝達部材の張力に関する情報を算出するので、例え
ば、予め実験により、駆動電圧または駆動電流を下げた
状態として、周波数を所定の加速度で徐々に上げてゆく
(スローアップさせる)ことにより、ステップモータが
脱調したときの周波数を求め、例えば、これをテーブル
化して(記憶手段に)記憶させておき、点検時等には、
同様に、駆動電圧または駆動電流を下げた状態として、
周波数を変化させることにより、ステップモータを脱調
させて、これを検出部で検出し、その検出値に基づい
て、張力情報算出手段により、線状駆動力伝達部材の張
力に関する情報を算出し、その情報に基づいて、線状駆
動力伝達部材の張力を適正に調整することができる。
【0114】(4)前記ステップモータの自起動周波数
を変化させることにより、前記ステップモータが脱調す
るか否かを前記検出手段で検出し、その検出結果に基づ
いて、前記張力情報算出手段が、前記線状駆動力伝達部
材の張力に関する情報を算出するので、例えば、駆動電
圧または駆動電流を下げた状態で、順次、高い周波数か
ら徐々に周波数を下げる(スローダウンさせる)過程
で、モータが同期を失わずに起動する(脱調しない)ポ
イントを検出部で検出し、例えば、これをテーブル化し
て(記憶手段に)記憶させておき、点検時等には、同様
に、駆動電圧または駆動電流を下げた状態で、順次、高
い周波数から徐々に周波数を下げる(スローダウンさせ
る)過程で、モータが同期を失わずに起動する(脱調し
ない)ポイントを検出部で検出し、その検出値に基づい
て、張力情報算出手段により、(点検時の)線状駆動力
伝達部材の張力に関する情報を算出し、その情報に基づ
いて、線状駆動力伝達部材の張力を適正に調整すること
ができる。
【0115】(5)前記ステップモータの駆動電流を変
化させることにより、前記ステップモータが脱調するか
否かを前記検出手段で検出し、その検出結果に基づい
て、前記張力情報算出手段が、前記線状駆動力伝達部材
の張力に関する情報を算出するので、周波数を予め所定
値に設定し、ステップモータの駆動電流値を徐々に上げ
てゆく過程で、ステップモータが同期を失わずに起動す
る(脱調しない)ポイントを検出し、例えば、これをテ
ーブル化して(記憶手段に)記憶させておき、点検時等
には、同様に、ステップモータの駆動電流を変化させ
て、ステップモータが同期を失わずに起動する(脱調し
ない)ポイントを検出部で検出し、その検出値に基づい
て、張力情報算出手段により、線状駆動力伝達部材の張
力に関する情報を算出し、その情報に基づいて、線状駆
動力伝達部材の張力を適正に調整することができる。
【0116】(6)前記ステップモータの駆動電圧を変
化させることにより、前記ステップモータが脱調するか
否かを前記検出手段で検出し、その検出結果に基づい
て、前記張力情報算出手段が、前記線状駆動力伝達部材
の張力に関する情報を算出するので、周波数を予め所定
値に設定し、ステップモータの駆動電圧を徐々に上げて
ゆく過程で、ステップモータが同期を失わずに起動する
ポイントを検出し、これをテーブル化して(記憶手段
に)記憶させておき、点検時等には、同様に、ステップ
モータの駆動電圧を変化させて、ステップモータが同期
を失わずに起動する(脱調しない)ポイントを検出部で
検出し、その検出値に基づいて、張力情報算出手段によ
り、線状駆動力伝達部材の張力に関する情報を算出し、
その情報に基づいて、線状駆動力伝達部材の張力を適正
に調整することができる。
【0117】(7)前記ステップモータの駆動パルスの
デユーティを変化させることにより、前記ステップモー
タが脱調するか否かを前記検出手段で検出し、その検出
結果に基づいて、前記張力情報算出手段が、前記線状駆
動力伝達部材の張力に関する情報を算出するので、ステ
ップモータの駆動パルスのデューティを変化させること
により、ステップモータが同期を失わずに起動するポイ
ントを実験により検出し、これをテーブル化して(記憶
手段に)記憶させておき、点検時等には、同様に、ステ
ップモータの駆動パルスのデューティを変化させて、ス
テップモータが同期を失わずに起動するポイントを検出
部で検出し、その検出値に基づいて、張力情報算出手段
により、線状駆動力伝達部材の張力に関する情報を算出
し、その情報に基づいて、線状駆動力伝達部材の張力を
適正に調整することができる。
【0118】(8)前記ステップモータの出力状態を変
化させることにより、前記ステップモータを脱調させ、
これを前記検出手段で検出し、その検出結果に基づい
て、点検時における前記ステップモータが脱調するか否
かの検出をおこなうための領域を設定するので、ステッ
プモータの脱調によるトラブルの発生を未然に防ぐこと
ができる。
【0119】(9)前記張力情報算出手段により算出さ
れた前記線状駆動力伝達部材の張力に関する情報に基づ
いて、前記張力調整手段により、前記線状駆動力伝達部
材の張力を自動調整するので、例えば、張力調整手段に
ステップモータを採用して、線状駆動力伝達部材の張力
を適正な値に自動調整することができる。
【0120】(10)前記検出手段による張力の検出動
作および前記張力調整手段による張力の自動調整動作
を、装置の電源をオン操作した時におこなうので、別
途、線状駆動力伝達部材の張力を点検するために、電源
をオン操作する必要がなく、点検が容易になる。また、
使用時には、必ず、張力の点検がおこなわれるため、常
に、最適な読み取り解像度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る走査装置を具備した画
像形成装置の構成図である。
【図2】同中央演算処理ユニットの制御系統ブロック図
である。
【図3】同スキャナユニットの主要な構成を示す斜視図
である。
【図4】同張力調整手段の構成を示す斜視図である。
【図5】同ステップモータのトルク特性図である。
【符号の説明】
6−走査体 7−走査体 40−ステップモータ 48−線状駆動力伝達部材 60a−張力情報算出手段 63−検出手段 70−巻き掛け伝動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 麻言 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 小野 泰宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山中 久志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ05 HH03 HJ10 HK11 HN02 HN15 2C480 CA01 CA02 CA49 CB03 CB27 DA14 EA29 5C072 AA01 AA03 BA04 BA13 BA16 MA02 MB03 XA01 XA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源としてのステップモータと、前記
    ステップモータの駆動力を伝達するための巻き掛け伝動
    手段と、前記巻き掛け伝動手段を介して前記ステップモ
    ータからの駆動力によって移動走査される走査体と、前
    記巻き掛け伝動手段の線状駆動力伝達部材の張力を調整
    するための張力調整手段と、前記ステップモータが脱調
    したか否かを検出するための検出手段と、前記ステップ
    モータの出力状態を変化させて前記検出手段で得た検出
    結果に基づいて、前記線状駆動力伝達部材の張力に関す
    る情報を算出する張力情報算出手段とを備えていること
    を特徴とする走査装置。
  2. 【請求項2】 前記ステップモータの周波数を変化させ
    ることにより、前記ステップモータを脱調させ、これを
    前記検出手段で検出し、その検出結果に基づいて、前記
    張力情報算出部が、前記線状駆動力伝達部材の張力に関
    する情報を算出することを特徴とする請求項1に記載の
    走査装置。
  3. 【請求項3】 前記ステップモータを、所定の加速度で
    スローアップさせることにより、前記ステップモータを
    脱調させ、これを前記検出手段で検出し、その検出結果
    に基づいて、前記張力情報算出手段が、前記線状駆動力
    伝達部材の張力に関する情報を算出することを特徴とす
    る請求項1に記載の走査装置。
  4. 【請求項4】 前記ステップモータの自起動周波数を変
    化させることにより、前記ステップモータが脱調するか
    否かを前記検出手段で検出し、その検出結果に基づい
    て、前記張力情報算出手段が、前記線状駆動力伝達部材
    の張力に関する情報を算出することを特徴とする請求項
    1に記載の走査装置。
  5. 【請求項5】 前記ステップモータの駆動電流を変化さ
    せることにより、前記ステップモータが脱調するか否か
    を前記検出手段で検出し、その検出結果に基づいて、前
    記張力情報算出手段が、前記線状駆動力伝達部材の張力
    に関する情報を算出することを特徴とする請求項1に記
    載の走査装置。
  6. 【請求項6】 前記ステップモータの駆動電圧を変化さ
    せることにより、前記ステップモータが脱調するか否か
    を前記検出手段で検出し、その検出結果に基づいて、前
    記張力情報算出手段が、前記線状駆動力伝達部材の張力
    に関する情報を算出することを特徴とする請求項1に記
    載の走査装置。
  7. 【請求項7】 前記ステップモータの駆動パルスのデユ
    ーティを変化させることにより、前記ステップモータが
    脱調するか否かを前記検出手段で検出し、その検出結果
    に基づいて、前記張力情報算出手段が、前記線状駆動力
    伝達部材の張力に関する情報を算出することを特徴とす
    る請求項1に記載の走査装置。
  8. 【請求項8】 前記ステップモータの出力状態を変化さ
    せることにより、前記ステップモータを脱調させ、これ
    を前記検出手段で検出し、その検出結果に基づいて、点
    検時における前記ステップモータが脱調するか否かの検
    出をおこなうための領域を設定することを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれかに記載の走査装置。
  9. 【請求項9】 前記張力情報算出手段により算出された
    前記線状駆動力伝達部材の張力に関する情報に基づい
    て、前記張力調整手段により、前記線状駆動力伝達部材
    の張力を自動調整することを特徴とする請求項1ないし
    8のいずれかに記載の走査装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段による張力の検出動作お
    よび前記張力調整手段による張力の自動調整動作を、装
    置の電源をオン操作した時におこなうことを特徴とする
    請求項1ないし9のいずれかに記載の走査装置。
JP2000192819A 2000-06-27 2000-06-27 走査装置 Pending JP2002011920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000192819A JP2002011920A (ja) 2000-06-27 2000-06-27 走査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000192819A JP2002011920A (ja) 2000-06-27 2000-06-27 走査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002011920A true JP2002011920A (ja) 2002-01-15

Family

ID=18691899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000192819A Pending JP2002011920A (ja) 2000-06-27 2000-06-27 走査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002011920A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021045870A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 Dgshape株式会社 箔転写装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021045870A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 Dgshape株式会社 箔転写装置
JP7282003B2 (ja) 2019-09-18 2023-05-26 Dgshape株式会社 箔転写装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050243384A1 (en) Image scanner for use in image forming apparatus
JP2009015287A (ja) シート状部材搬送装置、画像形成装置
US10070010B2 (en) Shade correcting image reading by biasing force of a color reference body in the document width direction
JP5179547B2 (ja) 画像形成装置
JP2003155147A (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP2002011920A (ja) 走査装置
JP2005151532A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2000330420A (ja) 画像形成装置
JPH11215890A (ja) モータ駆動制御装置とモータ駆動制御方法および画像形成装置とその制御方法
JP2001274960A (ja) 走査装置
US6618554B1 (en) Controlling the acceleration and deceleration of a motor with an acceleration easement interval
JP2006189697A (ja) 梁振動減衰装置
JP2006343726A (ja) 記録紙搬送機構
JP4990227B2 (ja) 給紙搬送装置
JP4015230B2 (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
JP2007135243A (ja) 画像形成装置
JP6315210B2 (ja) 画像読取装置に搭載されるキャリッジの固有振動数の調整方法、及び画像形成装置
JP3548550B2 (ja) 画像形成装置
EP1895367A1 (en) Image forming apparatus to form an image using a display unit, and printing method thereof
JP5428514B2 (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
JP2009116228A (ja) 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2009097634A (ja) 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JPS61148439A (ja) 走査系等の駆動制御方法
JP2006173712A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2006243126A (ja) 画像形成装置