JP2009015287A - シート状部材搬送装置、画像形成装置 - Google Patents
シート状部材搬送装置、画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009015287A JP2009015287A JP2007312276A JP2007312276A JP2009015287A JP 2009015287 A JP2009015287 A JP 2009015287A JP 2007312276 A JP2007312276 A JP 2007312276A JP 2007312276 A JP2007312276 A JP 2007312276A JP 2009015287 A JP2009015287 A JP 2009015287A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- endless belt
- roller
- fluctuation
- conveyance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】無端状ベルトを張架させた第1のローラと、無端状ベルトを挟んで第1のローラと圧接部を形成する第2のローラと、無端状ベルトを回動駆動させる第1の駆動部とを備えたシート状部材搬送装置において、無端状ベルトの変動情報を取得する変動情報取得手段と、その取得した変動に基づいて圧接部より上流側の無端状ベルト所定位置にシート状部材が接触した時に生じる無端状ベルトの変動を検知する変動検知手段と、その変動検知によりシート状部材の圧接部突入タイミングを予測する突入タイミング予測手段と、そのタイミングに基づき第1の駆動部に対しフィードフォワード制御を行ないシート状部材の圧接部突入時に生じる無端状ベルトの速度変動を補正する補正制御手段とを有する。
【選択図】図1
Description
しかしながら、ある程度以上の厚さを有するシート状部材が二次転写部に突入する際には、それまで一定速度で駆動されていた中間転写体の速度が短時間の間変動し、一次転写部で画像に乱れが生じるという問題が発生していた。
また、カラー画像形成装置の小型化に伴い、二次転写部と定着部が近接されるようになり、シート状部材上で画像の転写と定着が同時に行われる装置もある。この装置においても、ある程度以上の厚さを有するシート状部材が定着部に突入する際に、それまで一定速度で駆動されていた定着ローラ、あるいは定着ベルトの速度が短時間の間変動し、二次転写部で画像に乱れが生じるという、上記と同様の問題が発生していた。
これらの問題は、シート状部材が二次転写部や定着部に突入する前に、その突入タイミングを予測し、シート状部材の突入時に、変動する中間転写体等の速度やトルクを上げることで、速度変動を打ち消す、フィードフォワード制御によって回避することが可能であり、従来、以下の提案がされている。
まず、印字開始からシート状部材が転写部へ突入するまでの時間を計測し、印字開始を起点にその計測された時間を次回のフィードフォワード制御のタイミングとして用いた画像形成装置がある(例えば特許文献1参照)。
また、レジストローラクラッチング開始から、シート状部材が二次転写部へ突入するまでの時間を予め計測しておき、レジストローラクラッチング開始を起点にその計測された時間を次回のフィードフォワード制御のタイミングとして用いた画像形成装置がある(例えば特許文献2参照)。
さらに、定着部の直前に用紙検知センサを設置し、その検知信号によってフィードフォワード制御を行っている画像形成装置がある(例えば特許文献3参照)。
すなわち、特許文献1の画像形成装置では、印字開始からシート状部材が転写部に突入するまでの時間には、ばらつきが生じるため、予め得た計測時間と誤差が生じて、正確なフィードフォワード制御のタイミングを得ることは困難であった。
特許文献2の画像形成装置では、上記と同様に、レジストローラクラッチング開始からシート状部材が二次転写部へ突入するまでの時間には、大きなばらつきが生じるため、予め得た計測時間と誤差が生じて、正確なフィードフォワード制御のタイミングを得ることは困難であった。また、クラッチング時間が安定していたとしても、実際には、シート状部材の突入タイミングは毎回ばらつくため、事前に計測した値を用いて正確なフィードフォワード制御を行うことは難しく精度の点で問題があった。また、部品の劣化や経時変化によってもシート状部材の突入タイミングは変化するため、経時における安定性を確保することも困難であった。
特許文献3の画像形成装置では、定着部の直前に用紙検知センサを設置し、その検知信号によってフィードフォワード制御を行っているが、センサがシート状部材を検知してからシート状部材が定着部に突入するタイミングは、センサ検知位置の誤差によりばらつくため、正確なフィードフォワード制御タイミングを得ることが難しかった。また、検知誤差を小さくするために、検知センサと定着部間の距離を縮めることも構成上の制約のために限界があった。
このように、従来の画像形成装置は、正確なフィードフォワード制御のタイミングが困難なことから、シート状部材が定着部や定着部に突入することで生じる搬送速度の制御に限界があり、結果的に画像品質の向上に更なる改良の余地があった。
そこで本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できる画像形成装置を提供することを目的とする。
また、請求項2の発明は、請求項1のシート状部材搬送装置において、前記無端状ベルトが掛架され装置本体に対し変位可能に支持された、前記無端状ベルトに張力を与える方向に付勢手段によって付勢される第3のローラを有し、前記変動情報取得手段は、前記所定位置から搬送方向上流方向に前記第3のローラまでの前記無端状ベルトの変動情報を取得する上流側変動情報取得手段と、前記所定位置から搬送方向下流方向に前記第3のローラまでの前記無端状ベルトの変動情報を取得する下流側変動情報取得手段とからなり、前記変動検知手段は、前記上流側変動情報取得手段と前記下流側変動情報取得手段とによって得られた変動情報の差分データを生成し、前記差分データから前記シート状部材と前記無端状ベルトとの接触により発生した前記無端状ベルトの変動を検知することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2のシート状部材搬送装置において、前記シート状部材の搬送経路中に前記シート状部材の位置を検知するシート状部材検知手段を有しており、前記変動検知手段は、前記シート状部材検知手段が前記シート状部材を検知してから前記シート状部材が前記無端状ベルトに接触するまでの搬送所要時間を予め記憶しておき、前記シート状部材が前記無端ベルトに接触を開始する時間を含む所定の期間のみ前記シート状部材と前記無端状ベルトとの接触により発生する前記無端状ベルトの変動を検知することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3のシート状部材搬送装置において、前記突入タイミング予測手段は、前記所定位置から前記圧接部入り口までの前記シート状部材の搬送所要時間を予め記憶しておき、前記変動検知手段による変動の検知時を該搬送所要時間のカウント開始のトリガーとして前記シート状部材が前記圧接部に突入されるタイミングを予測するものであることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4のシート状部材搬送装置において、前記圧接部は、前記無端状ベルトと前記第2のローラとの接触により形成されるプレニップ部と、前記無端状ベルト、前記第1のローラ及び前記第2のローラの接触により形成されるニップ部とからなり、前記所定位置は、前記プレニップ部よりシート部材搬送方向上流側に位置しており、前記搬送所要時間は、前記所定位置から前記プレニップ部入り口までの前記シート状部材の搬送所要時間であり、前記突入タイミング予測手段は、前記シート状部材が前記プレニップ部に突入するタイミングを予測することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4のシート状部材搬送装置において、前記圧接部は、前記無端状ベルトと前記第2のローラとの接触により形成されるプレニップ部と、前記無端状ベルト、前記第1のローラ及び前記第2のローラの接触により形成されるニップ部とからなり、前記所定位置は、前記プレニップ部であり、前記搬送所要時間は、前記所定位置から前記ニップ部入り口までの前記シート状部材の搬送所要時間であり、前記突入タイミング予測手段は、前記シート状部材が前記ニップ部に突入するタイミングを予測することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項4のシート状部材搬送装置において、前記圧接部は、前記無端状ベルト、前記第1のローラ及び前記第2のローラの接触により形成されるニップ部からなり、前記所定位置は、前記ニップ部よりシート状部材搬送方向上流側に位置しており、前記搬送所要時間は、前記所定位置から前記ニップ部入り口までの前記シート状部材の搬送所要時間であり、前記突入タイミング予測手段は、前記シート状部材が前記ニップ部に突入するタイミングを予測することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項5のシート状部材搬送装置において、前記補正制御手段は、前記プレニップ部及び前記ニップ部への突入時に生じる前記無端状ベルトの速度変動を補正することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項6または7のシート状部材搬送装置において、前記補正制御手段は、前記ニップ部への突入時に生じる前記無端状ベルトの速度変動を補正することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9のシート状部材搬送装置において、前記補正制御手段によるフィードフォワード制御は、前記シート状部材に対応して設定されるフィードフォワード目標値を用いて行うことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項10のシート状部材搬送装置において、前記変動情報取得手段により取得した前記シート状部材の搬送中の前記圧接部での速度変動に基づいて前記フィードフォワード目標値を生成するフィードフォワード目標値生成手段を有し、前記補正制御手段は、前記フィードフォワード目標値生成手段により生成した前記フィードフォワード目標値を用いて前記無端状ベルトの速度変動を補正することを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項10または11のシート状部材搬送装置において、前記シート状部材の厚さを検知する厚さ検知手段を備え、前記補正制御手段によるフィードフォワード制御は、前記厚さ検知手段により検知された厚さに相当するシート状部材に対応した前記フィードフォワード目標値を用いて行うことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項10または11のシート状部材搬送装置において、前記変動検知手段により検知した前記無端状ベルトの変動から前記シート状部材の厚さを検知し、前記補正制御手段によるフィードフォワード制御は、前記検知された厚さに相当するシート状部材に対応した前記フィードフォワード目標値を用いて行うことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項10、11、12または13のシート状部材搬送装置において、厚手の前記シート状部材における作像プロセスを最適化するための厚紙モードを備えており、前記厚紙モードが選択された場合にのみ、前記補正制御手段による補正を行うことを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、シート状部材に作像する画像形成装置であって、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14のシート状部材搬送装置を中間転写装置あるいは定着装置の少なくとも一方に適用したことを特徴とするものである。
このようなシート状部材搬送装置を画像形成装置に適用することで、画像品質の更なる向上を図ることができる。
次に、本発明にかかるシート状部材搬送装置の実施の形態を、添付図面を参照しながら説明する。実施の形態1にかかるシート状部材搬送装置は、挟持搬送手段と、補正制御手段とを備えて構成される。挟持搬送手段は、図1に示すように、ベルト部1と、第1の駆動部2と、加圧ローラ3(第2のローラ)とを備えて構成される。ベルト部1は、一端に大径歯車11が固着され図示しない機枠に軸支された駆動ローラ12(第1のローラ)と、その駆動ローラ12の水平方向に所要の間隔をおいて機枠に軸支された上部支持ローラ13と、その上部支持ローラ13と駆動ローラ12との配設ピッチよりも所要長さ短いピッチで、それらのローラ(駆動ローラ12、上部支持ローラ13)より下方に水平状に機枠に軸支された一対の下部支持ローラ14、15とで、略逆等脚台形状に形成されると共に、それら4本のローラに無端状ベルト16が掛架されてなる。このうち、上部支持ローラ13は、無端状ベルト16の張力を一定に保つように、バネなどの弾性部材(図示せず)によって外方へ向かって付勢させるように支持されている。
実施の形態2にかかるシート状部材搬送装置は、ロータリーエンコーダ4から得られた無端状ベルト16の速度情報と、シート状部材Wと無端状ベルト16との接触を検知するための閾値との比較タイミングを調整する検知タイミング調整手段6を実施の形態1の構成に加えた例であり、実施の形態1と重複する構成は同一符号を付してその詳細な説明は省略する。すなわち、検知タイミング調整手段6は、図14に示すように、シート状部材WをプレニップBに向かって搬送させる一対の搬送ローラ61と、その搬送ローラ61に回転駆動力を付与させる駆動源(図示せず)と、その駆動源と搬送ローラ61との間に設けられ駆動源の回転駆動力を搬送ローラ61へ伝達及び遮断させる電磁クラッチ62と、その電磁クラッチ62のクラッチ動作を制御させる制御部とを備えて構成される。
実施の形態3にかかるシート状部材搬送装置は、図17に示すように、実施の形態1(又は実施の形態2)の構成に、加圧ローラ3(第2のローラ)を回動駆動させる第2の駆動部7を備えた例であり、実施の形態1と重複する構成は同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
実施の形態4にかかるシート状部材搬送装置は、フィードフォワード目標値を、シート状部材を搬送した際に圧接部に生じる無端状ベルトの速度変動に基づいて生成するフィードフォワード目標値生成手段を備えたものである。このフィードフォワード目標値生成手段を設けるのは以下の理由によるものである。
図18、図19を用いて説明する。図18より、想定していた速度変動と実際に生じる速度変動とに差がある場合、フィードフォワード制御後に速度変動が残留してしまう(図18(b)、図19(a))。よって、図19(b)に示すように、この残留速度変動を打ち消すフィードフォワード目標値を算出し、図19(c)に示すように予め設定されていたフィードフォワード目標値に加算することで次回以降のシート状部材の通紙時には最適なフィードフォワード制御効果を得ることが可能となる。
図18で説明したのは予め設定されているフィードフォワード目標値を、実際にフィードフォワード制御を行なった後の速度変動制御結果を用いて補正するものであったが、この方法ではフィードフォワード目標値の補正結果が実際の制御に反映されるのが少なくとも2枚目の画像形成時からということになり、1枚目の画像形成時には効果が反映されないという問題がある。
実施の形態5にかかるシート状部材搬送装置は、実施の形態1で例示した変動情報取得手段であるロータリーエンコーダを実施の形態1にかかるシート状部材搬送装置とは異なる位置に設けたものであり、実施の形態1と重複する構成は同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
実施の形態6にかかるシート状部材搬送装置は、変動情報取得手段が第1の情報取得部と第2の情報取得部とを有するものであり、実施の形態1と重複する構成は同一符号を付してその詳細な説明は省略する。本実施の形態の変動情報取得手段は第1の情報取得部で取得された速度変動情報と第2の情報取得部で取得された速度変動情報との差分を算出し、その差分データからシート状部材Wと無端状ベルト16との接触を検知するものである。
実施の形態7にかかるシート状部材搬送装置は、実施の形態5で説明した無端状ベルト16の区間Jあるいは区間Kにおいて、無端状ベルト16に駆動力が掛けられている場合、それらの区間の無端状ベルト16の速度変動として、駆動源あるいは駆動伝達部の速度変動を計測するものである。実施の形態7にかかるシート状部材搬送装置では、実施の形態6で例示した第2の情報取得部であるロータリーエンコーダ8を設けず、駆動源2の速度変動を計測するものであり、実施の形態6と重複する構成は同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
実施の形態8にかかるシート状部材搬送装置は、無端状ベルト16の変動量に基づいてシート状部材Wの厚さをも検知させ、そのシート状部材Wの厚さに応じた第1の駆動部2の回転制御を実行させる例である。ここでは、シート状部材Wと無端状ベルト16とが接触することと、シート状部材WがプレニップBに突入することとは同義として説明を行う。
本発明にかかるシート状部材搬送装置は、電子写真方式の画像形成装置の中間転写ベルトを用いた転写部や、定着ベルトを用いた定着部に適用される好適なものである。この実施の形態9では、中間転写ベルト式の二次転写部に適用させたフルカラー画像が形成可能な電子写真方式の画像形成装置9を例示している。すなわち、実施の形態9にかかる画像形成装置9は、図30に示すように、所要の間隔をおいて水平状に軸支された一対の支持ローラ91と、その一対の支持ローラ91より僅かに下位となるように、その支持ローラ91間の中央部に軸支された駆動ローラ12と、それらのローラに掛架され駆動ローラ12の回転によって反時計廻りに回転される中間転写ベルト16(無端状ベルト)と、中間転写ベルト16に沿うようにベルト上側の4箇所に所定間隔をおいて回動可能に設けられた感光体92と、その感光体92に潜像を形成させ該潜像を現像させてトナー像を形成させる作像部93と、中間転写ベルト16を挟んで感光体92との対面位置に配設され感光体92上のトナー像を中間転写ベルト16表面に静電転写させる一次転写ローラ94と、その中間転写ベルト16を挟んで駆動ローラ12と対向するように軸支され中間転写ベルト16上のトナー像を記録用紙W(シート状部材)に静電転写させる二次転写ローラ3(第2のローラ)とを備えて構成される。
2 第1の駆動部
3 加圧ローラ乃至二次転写ローラ(第2のローラ)
4 ロータリーエンコーダ
5 駆動制御部
6 検知タイミング調整手段
7 第2の駆動部
8 ロータリーエンコーダ
9 画像形成装置
11 大径歯車
12 駆動ローラ(第1のローラ)
13 上部支持ローラ
14 下部支持ローラ
15 下部支持ローラ
16 無端状ベルト乃至中間転写ベルト
21 小径歯車
51 速度変動検知部
52 フィードバックコントローラ
53 位相補償器
54 フィードフォワードコントローラ
55 タイミングコントローラ
61 搬送ローラ
62 電磁クラッチ
71 小径歯車
91 支持ローラ
92 感光体
93 作像部
94 一次転写ローラ
95 レジストローラ
511 記憶部
512 演算部
Claims (15)
- 無端状ベルトを張架させた第1のローラと、
前記第1のローラと対向配置された第2のローラと、
前記無端状ベルトを回動駆動させる第1の駆動部とを備え、
前記無端状ベルトを挟んで前記第1のローラと前記第2のローラとを圧接させて形成された圧接部に、シート状部材を挟持させて搬送させるシート状部材搬送装置において、
前記無端状ベルトの変動情報を取得する変動情報取得手段と、
前記変動情報取得手段により取得した変動に基づいて、前記圧接部より搬送方向上流側の前記無端状ベルトの所定位置に前記シート状部材が接触した時に発生する前記無端状ベルトの変動を検知する変動検知手段と、
前記変動検知手段により前記変動を検知することで、前記シート状部材が前記圧接部に突入するタイミングを予測する突入タイミング予測手段と、
前記突入タイミング予測手段により予測したタイミングに基づいて前記第1の駆動部に対してフィードフォワード制御を行なうことにより前記シート状部材の前記圧接部への突入時に生じる前記無端状ベルトの速度変動を補正する補正制御手段とを有することを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項1のシート状部材搬送装置において、
前記無端状ベルトが掛架され装置本体に対し変位可能に支持された、前記無端状ベルトに張力を与える方向に付勢手段によって付勢される第3のローラを有し、
前記変動情報取得手段は、前記所定位置から搬送方向上流方向に前記第3のローラまでの前記無端状ベルトの変動情報を取得する上流側変動情報取得手段と、前記所定位置から搬送方向下流方向に前記第3のローラまでの前記無端状ベルトの変動情報を取得する下流側変動情報取得手段とからなり、
前記変動検知手段は、前記上流側変動情報取得手段と前記下流側変動情報取得手段とによって得られた変動情報の差分データを生成し、前記差分データから前記シート状部材と前記無端状ベルトとの接触により発生した前記無端状ベルトの変動を検知することを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項1または2のシート状部材搬送装置において、
前記シート状部材の搬送経路中に前記シート状部材の位置を検知するシート状部材検知手段を有しており、
前記変動検知手段は、前記シート状部材検知手段が前記シート状部材を検知してから前記シート状部材が前記無端状ベルトに接触するまでの搬送所要時間を予め記憶しておき、前記シート状部材が前記無端ベルトに接触を開始する時間を含む所定の期間のみ前記シート状部材と前記無端状ベルトとの接触により発生する前記無端状ベルトの変動を検知することを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項1、2または3のシート状部材搬送装置において、
前記突入タイミング予測手段は、前記所定位置から前記圧接部入り口までの前記シート状部材の搬送所要時間を予め記憶しておき、前記変動検知手段による変動の検知時を該搬送所要時間のカウント開始のトリガーとして前記シート状部材が前記圧接部に突入されるタイミングを予測するものであることを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項4のシート状部材搬送装置において、
前記圧接部は、前記無端状ベルトと前記第2のローラとの接触により形成されるプレニップ部と、前記無端状ベルト、前記第1のローラ及び前記第2のローラの接触により形成されるニップ部とからなり、
前記所定位置は、前記プレニップ部よりシート部材搬送方向上流側に位置しており、
前記搬送所要時間は、前記所定位置から前記プレニップ部入り口までの前記シート状部材の搬送所要時間であり、
前記突入タイミング予測手段は、前記シート状部材が前記プレニップ部に突入するタイミングを予測することを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項4のシート状部材搬送装置において、
前記圧接部は、前記無端状ベルトと前記第2のローラとの接触により形成されるプレニップ部と、前記無端状ベルト、前記第1のローラ及び前記第2のローラの接触により形成されるニップ部とからなり、
前記所定位置は、前記プレニップ部であり、
前記搬送所要時間は、前記所定位置から前記ニップ部入り口までの前記シート状部材の搬送所要時間であり、
前記突入タイミング予測手段は、前記シート状部材が前記ニップ部に突入するタイミングを予測することを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項4のシート状部材搬送装置において、
前記圧接部は、前記無端状ベルト、前記第1のローラ及び前記第2のローラの接触により形成されるニップ部からなり、
前記所定位置は、前記ニップ部よりシート状部材搬送方向上流側に位置しており、
前記搬送所要時間は、前記所定位置から前記ニップ部入り口までの前記シート状部材の搬送所要時間であり、
前記突入タイミング予測手段は、前記シート状部材が前記ニップ部に突入するタイミングを予測することを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項5のシート状部材搬送装置において、
前記補正制御手段は、前記プレニップ部及び前記ニップ部への突入時に生じる前記無端状ベルトの速度変動を補正することを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項6または7のシート状部材搬送装置において、
前記補正制御手段は、前記ニップ部への突入時に生じる前記無端状ベルトの速度変動を補正することを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9のシート状部材搬送装置において、
前記補正制御手段によるフィードフォワード制御は、前記シート状部材に対応して設定されるフィードフォワード目標値を用いて行うことを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項10のシート状部材搬送装置において、
前記変動情報取得手段により取得した前記シート状部材の搬送中の前記圧接部での速度変動に基づいて前記フィードフォワード目標値を生成するフィードフォワード目標値生成手段を有し、
前記補正制御手段は、前記フィードフォワード目標値生成手段により生成した前記フィードフォワード目標値を用いて前記無端状ベルトの速度変動を補正することを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項10または11のシート状部材搬送装置において、
前記シート状部材の厚さを検知する厚さ検知手段を備え、
前記補正制御手段によるフィードフォワード制御は、前記厚さ検知手段により検知された厚さに相当するシート状部材に対応した前記フィードフォワード目標値を用いて行うことを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項10または11のシート状部材搬送装置において、
前記変動検知手段により検知した前記無端状ベルトの変動から前記シート状部材の厚さを検知し、
前記補正制御手段によるフィードフォワード制御は、前記検知された厚さに相当するシート状部材に対応した前記フィードフォワード目標値を用いて行うことを特徴とするシート状部材搬送装置。 - 請求項10、11、12または13のシート状部材搬送装置において、
厚手の前記シート状部材における作像プロセスを最適化するための厚紙モードを備えており、前記厚紙モードが選択された場合にのみ、前記補正制御手段による補正を行うことを特徴とするシート状部材搬送装置。 - シート状部材に作像する画像形成装置であって、
請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14のシート状部材搬送装置を中間転写装置あるいは定着装置の少なくとも一方に適用したことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007312276A JP5039521B2 (ja) | 2007-06-08 | 2007-12-03 | シート状部材搬送装置、画像形成装置 |
US12/128,337 US8126387B2 (en) | 2007-06-08 | 2008-05-28 | Sheet conveying device and image forming apparatus |
EP08251936A EP2000859A1 (en) | 2007-06-08 | 2008-06-04 | Sheet conveying device and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007153189 | 2007-06-08 | ||
JP2007153189 | 2007-06-08 | ||
JP2007312276A JP5039521B2 (ja) | 2007-06-08 | 2007-12-03 | シート状部材搬送装置、画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009015287A true JP2009015287A (ja) | 2009-01-22 |
JP5039521B2 JP5039521B2 (ja) | 2012-10-03 |
Family
ID=40356194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007312276A Expired - Fee Related JP5039521B2 (ja) | 2007-06-08 | 2007-12-03 | シート状部材搬送装置、画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5039521B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010066587A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Ricoh Co Ltd | 駆動装置及び画像形成装置 |
JP2010122565A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2010197616A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011034077A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Xerox Corp | 画像形成装置における像担持体の位置ずれの影響を補正する方法及びシステム |
JP2012123044A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US8385762B2 (en) | 2008-09-01 | 2013-02-26 | Ricoh Company, Limited | Transfer device and image forming apparatus |
US8571431B2 (en) | 2010-04-16 | 2013-10-29 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including transfer roller mechanism |
JP2014182374A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-29 | Xerox Corp | ニップ・モータ・トルクへの媒体の厚さおよび/またはゆがみフィードフォワードを用いた、トランスフィックスニップの動作特性(motionquality)の向上 |
JP2016061828A (ja) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | 株式会社リコー | 回転体接離装置、転写装置及び画像形成装置 |
JP2017111307A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置 |
US9776819B2 (en) | 2014-12-09 | 2017-10-03 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet conveying device and image forming apparatus incorporating the sheet conveying device |
US10359717B2 (en) | 2017-03-13 | 2019-07-23 | Konica Minolta, Inc. | Image forming apparatus and correction of speed fluctuation of a sheet member through the image formatting apparatus |
US11066263B2 (en) | 2014-12-09 | 2021-07-20 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet conveying device and image forming apparatus incorporating the sheet conveying device |
-
2007
- 2007-12-03 JP JP2007312276A patent/JP5039521B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8385762B2 (en) | 2008-09-01 | 2013-02-26 | Ricoh Company, Limited | Transfer device and image forming apparatus |
JP2010066587A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Ricoh Co Ltd | 駆動装置及び画像形成装置 |
JP2010122565A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2010197616A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011034077A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Xerox Corp | 画像形成装置における像担持体の位置ずれの影響を補正する方法及びシステム |
US8571431B2 (en) | 2010-04-16 | 2013-10-29 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including transfer roller mechanism |
JP2012123044A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2014182374A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-29 | Xerox Corp | ニップ・モータ・トルクへの媒体の厚さおよび/またはゆがみフィードフォワードを用いた、トランスフィックスニップの動作特性(motionquality)の向上 |
JP2016061828A (ja) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | 株式会社リコー | 回転体接離装置、転写装置及び画像形成装置 |
US9776819B2 (en) | 2014-12-09 | 2017-10-03 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet conveying device and image forming apparatus incorporating the sheet conveying device |
US10358311B2 (en) | 2014-12-09 | 2019-07-23 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet conveying device and image forming apparatus incorporating the sheet conveying device |
US11066263B2 (en) | 2014-12-09 | 2021-07-20 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet conveying device and image forming apparatus incorporating the sheet conveying device |
JP2017111307A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置 |
US10359717B2 (en) | 2017-03-13 | 2019-07-23 | Konica Minolta, Inc. | Image forming apparatus and correction of speed fluctuation of a sheet member through the image formatting apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5039521B2 (ja) | 2012-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5039521B2 (ja) | シート状部材搬送装置、画像形成装置 | |
US8126387B2 (en) | Sheet conveying device and image forming apparatus | |
JP6183522B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6007635B2 (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JP5391864B2 (ja) | シート長測定装置及び画像形成装置 | |
US11086255B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2009204680A (ja) | シート状部材搬送装置、画像形成装置 | |
JP2011020842A (ja) | シート長測定装置及び画像形成装置 | |
JP2014201409A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5387942B2 (ja) | 転写装置及び画像形成装置 | |
JP7066364B2 (ja) | シート給送装置 | |
JP5366508B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US20100129103A1 (en) | Image forming apparatus | |
US20130134662A1 (en) | Sheet conveyance device | |
US8861997B2 (en) | Rotary driving apparatus, control method therefor, storage medium storing control program therefor, and image forming apparatus | |
JP2016139132A (ja) | 回転体駆動装置、画像形成装置、回転体駆動装置の制御方法 | |
JP5435322B2 (ja) | シート状部材搬送装置および画像形成装置 | |
JP6911417B2 (ja) | 回転体制御装置、搬送装置、画像形成装置、回転体制御方法、回転体制御プログラム | |
JP2017159969A (ja) | 給紙ロール保持装置、被印刷媒体巻取装置、画像形成装置、及び負荷張力制御方法 | |
JP6969251B2 (ja) | 給紙装置および画像形成装置 | |
JP2004315177A (ja) | 用紙搬送装置および画像形成装置 | |
JP2008265996A (ja) | 給送装置及び画像形成装置 | |
JP6390341B2 (ja) | シート搬送装置、画像形成装置、シート特性推定方法、シート特性推定プログラム | |
JP5928063B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6079229B2 (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120622 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120627 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120709 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5039521 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |