JP2002011725A - 樹脂成形金型 - Google Patents

樹脂成形金型

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JP2002011725A
JP2002011725A JP2000197032A JP2000197032A JP2002011725A JP 2002011725 A JP2002011725 A JP 2002011725A JP 2000197032 A JP2000197032 A JP 2000197032A JP 2000197032 A JP2000197032 A JP 2000197032A JP 2002011725 A JP2002011725 A JP 2002011725A
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JP
Japan
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mold
die
core
positioning pin
molds
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JP2000197032A
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English (en)
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Yoshinori Higuchi
良則 樋口
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーホール後におけるコア型と金型との
位置決めを正確に行なうことができる樹脂成形金型を提
供する。 【解決手段】 第1の金型10と第2の金型11との各
々に取付け凹部15が形成され、この取付け凹部15に
コア型13,14が着脱可能に取付けられ、型締め時に
第1の金型10側のコア型13と第2の金型11側のコ
ア型14とによってキャビティCが形成される樹脂成形
金型において、上記第1の金型10及び第2の金型11
に取付けられるコア型13,14と、各々の取付け凹部
15との間に位置決めピン16が介装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形金型等
の樹脂成形金型に係るものであり、特に、オーバーホー
ル後におけるコア型と金型との位置決めを正確に行なう
ことができる樹脂成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、樹脂成形品を製造する場合に射
出成形金型が用いられる。このような樹脂成形品は、一
般に金型内に形成されたキャビティに樹脂材料を供給し
て型締めし、冷却後に型開きをして製造するものであ
る。このように成形金型により樹脂製品を製造する場合
に、成形金型に製品を成形するためのコア型を設け、こ
のコア型を成形金型に着脱可能に取付けることで、製品
に応じてコア型を交換できるようにしたものがある。し
たがって、成形金型のメインテナンス時においては、成
形金型に取付けられたコア型を取り外して、オーバーホ
ール等を行なうようにしている。
【0003】このような成形金型の一例を図3、図4に
よって説明すると、1は固定型、2は可動型を示し、固
定型1にはコア型3の取付部4が形成され、可動型2に
もコア型5の取付部6が設けられている。各取付部4,
6には前記コア型3,5が着脱可能に取付けられ、型締
め時において各コア型3,5の間に図示しないキャビテ
ィが形成されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の樹脂成形金型においては、樹脂材料をキャビティ内
に供給して成形を行なっている際に、図3に示すように
固定型1と可動型2との境界面Aや、この境界面Aに隣
接するコア型3,5の側壁と固定型1及び可動型2との
境界部分Bに、キャビティ内の樹脂材料から発生するガ
スが流れてくる場合がある。このようなガスに上記境界
面A,Bがさらされると、経時的使用により前記境界面
Aや境界部分Bが腐食を起こす場合がある。したがっ
て、例えば、数百万ショット毎に行なわれるオーバーホ
ールの際に、一旦取り外したコア型3,5を再度固定型
1や可動型2に組み付けると、腐食部分でガタ付きが生
じる場合があり、その結果、再度の位置合わせが必要と
なり、作業効率が悪いという問題がある。そこで、この
発明は、例えば、オーバーホール後におけるコア型と金
型との位置決めを正確に行なうことができる樹脂成形金
型を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、第1の金型(例えば、
実施形態における第1の金型10)と第2の金型(例え
ば、実施形態における第2の金型11)との各々にコア
型取付部(例えば、実施形態における取付け凹部15)
が形成され、このコア型取付部にコア型(例えば、実施
形態におけるコア型13,14)が着脱可能に取付けら
れ、型締め時に第1の金型側のコア型と第2の金型側の
コア型とによってキャビティ(例えば、実施形態におけ
るキャブティC)が形成される樹脂成形金型において、
上記第1の金型及び第2の金型に取付けられるコア型
と、各々のコア型取付部との間に位置決めピン(例え
ば、実施形態における位置決めピン16)が介装されて
いることを特徴とする。このように構成することで、位
置決めピンにより第1の金型および第2の金型とコア型
とを正確に位置合わせすることが可能となる。
【0006】請求項2に記載した発明は、上記位置決め
ピンの配置位置がコア型取付部の底壁(例えば、実施形
態における底壁15a)に設定されていることを特徴と
する。このように構成することで、樹脂成形時において
ガス腐食の原因となるガスを位置決めピンの設定部位に
回り込み難くすることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1は射出成形装置に使用される成形
金型を示し、この成形金型は図示しないスクリュー等の
材料供給装置に接続されている。成形金型は第1の金型
10と第2の金型11とを備えている。第1の金型10
と第2の金型11との各々の型合わせ面にはコア型1
3,14の取付け凹部15が形成されている。そして、
この取付け凹部15の底壁15aには、図2に示すよう
に位置決めピン16の装着穴17が形成され、この装着
穴17に2つの位置決めピン16がボルトTにより取付
けられている。上記装着穴17に位置決めピン16を取
付けた状態で、位置決めピン16は取付け凹部15の底
壁15aから突出した状態となっている。
【0008】上記コア型13,14の底面13a,14
aには前記取付け凹部15に固定された位置決めピン1
6を受容する位置決め穴18が形成され、この位置決め
穴18と位置決めピン16を整合させた状態でコア型1
3,14を第1の金型10あるいは第2の金型11の取
付け凹部15に位置決めし、図示しないボルト等で、コ
ア型13,14を第1の金型10および第2の金型11
に固定するようになっている。ここで上記位置決めピン
16のボルトTの挿入部分には段付き孔Dが形成され、
この段付き孔DにボルトTの頭部が係止して位置決めピ
ン16を固定している。そして、このようにして、第1
の金型10と第2の金型11とにコア型13,14を取
付けた状態で型締めすると、両コア型13,14により
キャビティCが形成され、このキャビティCに供給され
た樹脂材料により樹脂成形品が製造されるのである。
【0009】ここで、説明の都合上コア型13,14が
一組だけの場合を例にして説明したが、上記第1の金型
10と第2の金型11に複数組のコア型を配設して、ワ
ンショットで複数の樹脂成形品を製造してもよい。
【0010】上記実施形態において、例えば、オーバー
ホール等を行なうに先立って、図示しないボルトを外
し、第1の金型10及び第2の金型11からコア型1
3,14を各々取り外す。また、コア型13,14から
ボルトTを緩めて位置決めピン16を取り外して、第1
の金型10、第2の金型11のオーバーホールを行な
う。オーバーホールが終了したら、前記位置決めピン1
6を第1の金型10および第2の金型11の装着穴17
にセットして、ボルトTにより第1の金型10及び第2
の金型11に取付ける。
【0011】そして、コア型13,14を第1の金型1
0と第2の金型11の取付け凹部15に装着する。この
とき、上記コア型13,14は位置決めピン16を基準
にして第1の金型10及び第2の金型11に取付けられ
るため、第1の金型10及び第2の金型11に対するコ
ア型13,14の位置が正確に定まり、したがって、コ
ア型13,14は正確に第1の金型10及び第2の金型
11に位置決めされる。そして、正確に位置決めされた
状態で、コア型13,14を図示しないボルトにより第
1の金型10および第2の金型11に固定すれば、コア
型13,14のを第1の金型10と第2の金型11に固
定することができる。
【0012】したがって、第1の金型10及び第2の金
型11に対してコア型13,14が正確に位置決めされ
るため、第1の金型10と第2の金型11とが正確に位
置決めされ、その結果、製品精度を高めることができ
る。また、成形時において樹脂材料をキャビティC内に
供給している際に、第1の金型10と第2の金型11と
の境界面Aや、この境界面Aに隣接するコア型13,1
4の側壁と固定型1及び可動型2との境界部分Bがガス
にさらされると、経時的使用により前記境界面Aや境界
部分Bが腐食を起こしてしまう場合があるが、上記位置
決めピン16が設けられている第1の金型10及び第2
の金型11の取付け凹部15の底壁15aまでには至ら
ないため、ガスによる悪影響が位置決めピン16に及ぶ
ことはない。したがって、経時的使用によるガス腐食の
問題が位置決めピン16の位置決め精度に悪影響を及ぼ
すことはなくなり、第1の金型10及び第2の金型11
は精度低下することなく長期間の使用に耐えうるものと
なる。尚、この発明は上記実施形態に限られるものでは
なく、例えば、位置決めピン16の設置個数は2つに限
られるものではない。また、射出成形金型を例にして説
明したが、第1の金型10と第2の金型11を使用する
のであれば、種々の樹脂成形に適用することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、位置決めピンにより第1の金型お
よび第2の金型とコア型とを正確に位置合わせすること
ができるため、例えば、オーバーホール等で第1の金型
や第2の金型からコア型を取り外した場合でも、オーバ
ーホール後に再度組み付ける場合において、第1の金型
と第2の金型にコア型を正確に位置決めすることができ
る効果がある。
【0014】請求項2に記載した発明によれば、樹脂成
形時においてガス腐食の原因となるガスを位置決めピン
の設定部位に回り込み難くすることが可能となるため、
位置決めピンの設定部位がガスによる悪影響を受けるこ
とがなくなり、正確にコア型を位置決めできる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態の説明図である。
【図2】 この発明の実施形態の分解図である。
【図3】 従来技術の図1に相当する説明図である。
【図4】 従来技術の図2に相当する分解図である。
【符号の説明】
10 第1の金型 11 第2の金型 13,14 コア型 15 取付け凹部(コア型取付部) 15a 底壁 16 位置決めピン C キャビティ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の金型と第2の金型との各々にコア
    型取付部が形成され、このコア型取付部にコア型が着脱
    可能に取付けられ、型締め時に第1の金型側のコア型と
    第2の金型側のコア型とによってキャビティが形成され
    る樹脂成形金型において、上記第1の金型及び第2の金
    型に取付けられるコア型と、各々のコア型取付部との間
    に位置決めピンが介装されていることを特徴とする樹脂
    成形金型。
  2. 【請求項2】 上記位置決めピンの配置位置がコア型取
    付部の底壁に設定されていることを特徴とする請求項1
    に記載の樹脂成形金型。
JP2000197032A 2000-06-29 2000-06-29 樹脂成形金型 Withdrawn JP2002011725A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102233623A (zh) * 2010-04-23 2011-11-09 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 模具

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CN102233623A (zh) * 2010-04-23 2011-11-09 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 模具

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