JP2002011694A - 紙蓋の製造方法及び紙蓋 - Google Patents

紙蓋の製造方法及び紙蓋

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JP2002011694A JP2000195202A JP2000195202A JP2002011694A JP 2002011694 A JP2002011694 A JP 2002011694A JP 2000195202 A JP2000195202 A JP 2000195202A JP 2000195202 A JP2000195202 A JP 2000195202A JP 2002011694 A JP2002011694 A JP 2002011694A
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の開放口に外嵌される紙蓋であり、該紙
蓋の前記開放口への筒部に外側へ凹む環状凹部を設ける
ことができるようにする。 【解決手段】 板部11及び該板部11の周縁から立ち
上がる筒部12を有する紙蓋1に対応する凹成形部が設
けられたパンチ3と、凸成形部41が設けられたダイ4
とを用い、前記凹成形部は前記筒部12を成形する筒部
成形面31bに環状溝31cが設けられており、前記パ
ンチ3が動作するとき、前記凸成形部41及び紙の間の
空気圧を上昇させて該空気圧により前記紙を前記環状溝
31cに加圧し、前記筒部の内側に環状凹部13を設け
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板部及び該板部の
周縁から立ち上がる筒部を有しており、燃焼廃棄ができ
低公害化が図れる紙蓋の製造方法及びこの製造方法によ
って製造された紙蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】板部の周縁から立ち上がる筒部を有する
紙蓋は、該紙蓋に対応する凹成形部が設けられたパンチ
と、前記紙蓋に対応する凸成形部が設けられたダイとを
用い、前記パンチを上下に動作して紙を成形することに
より製造されている。
【0003】この紙蓋の製造方法では、凹成形部及び紙
の間の空間と、凸成形部及び紙の間の空間とに連通する
空気抜き孔が設けられており、前記パンチがダイの方向
へ下動するとき、凹成形部及び紙の間の空気と、凸成形
部及び紙の間の空気とを前記空気抜き孔の夫々から外部
へ逃がすようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、凹成形
部が設けられたパンチと、凸成形部が設けられたダイと
を用いて紙を成形し、板部及び該板部の周縁から立ち上
がる筒部を有する紙蓋を製造する場合、前記筒部は前記
パンチの動作方向と平行な直筒形となり、筒部の板部側
上部が広がるように成形することは困難であった。
【0005】このように製造された紙蓋を容器の開放口
のへりに設けられた環状鍔部に嵌合した場合、筒部を環
状鍔部に係止させることができず、紙蓋が離脱し易いと
いう問題があった。
【0006】この問題点に対しては、紙蓋の筒部に内側
への折返し片を設け、該折返し片を撓ませつつ容器の環
状鍔部に嵌合することにより、折返し片と環状鍔部との
接触抵抗を増加させ、紙蓋が離脱し難いようにしたもの
が知られている。
【0007】ところが、筒部に折返し片が設けられた紙
蓋にあっては、紙を成形して筒部を設けた後、成形によ
って前記折返し片を設ける必要があるため、製造工程が
多くなり、コスト高の要因となる。また、製造された紙
蓋を容器の環状鍔部に嵌合した場合、折返し片と環状鍔
部との接触抵抗が増加するに過ぎないため、折返し片を
有しないものに比べて紙蓋が離脱し難いという程度であ
り、さらなる改善が要望されていた。また、板部の周縁
に筒部が連続し、該筒部の周縁に折返し片が連続する面
積の紙が必要であるため、紙の使用量が比較的多くなり
さらにコスト高の要因となる。
【0008】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、凹成形部が紙蓋の筒部を成形する筒部
成形部位に環状溝が設けられたパンチ又はダイを用いて
紙を成形することにより、凸成形部及び紙の間の空気圧
を上昇させて該空気圧により前記紙を前記環状溝に加圧
し、前記筒部の内側に環状凹部を設けることができる紙
蓋の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】また、前記凸成形部へ空気を供給する空気
供給手段を備えた製造方法とすることにより、前記環状
凹部の深さ寸法をより一層大きくすることができる紙蓋
の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】また、筒部の内側に環状凹部を備えた紙蓋
とすることにより、容器の開放口に良好に係止すること
ができる紙蓋を提供することを目的とする。また、紙蓋
の板部の内側に誘電材料が混入された接着剤層を設ける
ことにより、紙製の容器の開放口を紙蓋が閉塞する場合
においても、接着剤層を外部から良好に溶融させること
ができ、紙蓋を容器に良好に接着することができる紙蓋
を提供することを目的とする。また、生分解性の合成樹
脂材料が含浸された紙によって成形することにより、紙
蓋を良好に保形することができるとともに、紙蓋を焼却
したり、埋めたりすることなく廃棄することができる紙
蓋を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る紙蓋の製
造方法は、板部及び該板部の周縁から立ち上がる筒部を
有する紙蓋に対応する凹成形部及び凸成形部の一方が設
けられたパンチと他方が設けられたダイとを用い、前記
パンチ及びダイの一方を動作させて紙を成形し、前記紙
蓋を製造する方法において、前記パンチ又はダイは、前
記凹成形部が前記筒部を成形する筒部成形部位に環状溝
が設けられたものを用い、前記パンチ及びダイの一方が
動作するとき、前記凸成形部及び紙の間の空気圧を上昇
させて該空気圧により前記紙を前記環状溝に加圧し、前
記筒部の内側に環状凹部を設けることを特徴とする。
【0012】この第1発明にあっては、凹成形部が筒部
を成形する筒部成形部位に環状溝が設けられたパンチ又
はダイを用い、さらに、パンチ及びダイの一方が動作す
るとき、前記凸成形部及び紙の間の空気圧を上昇させて
該空気圧により前記紙を前記環状溝に加圧し、筒部の内
側に環状凹部を設けるため、換言すれば、筒部を成形す
るときに環状凹部を形成するため、従来の如く筒部に折
返し片を設ける製造方法に比べて工程を少なくすること
ができ、コストを低減することができる。さらに、空気
圧によって筒部の紙を加圧することにより環状凹部を形
成するため、従来の如く筒部に折返し片を設ける製造方
法に比べて紙の使用量を少なくでき、コストをより一層
低減することができる。
【0013】第2発明に係る紙蓋の製造方法は、前記凸
成形部へ空気を供給する空気供給手段を備え、前記パン
チ及びダイの一方が動作するとき、前記空気供給手段が
前記空気を供給することを特徴とする。
【0014】この第2発明にあっては、空気供給手段が
供給する空気によって凸成形部及び紙の間の空気圧を適
宜に設定することができるため、前記環状凹部の深さ寸
法をより一層大きくすることができる。
【0015】第3発明に係る紙蓋は、板部及び該板部の
周縁から立ち上がる筒部を有する紙蓋において、前記筒
部の内側に環状凹部を備えていることを特徴とする。
【0016】この第3発明にあっては、筒部の内側に環
状凹部が設けてあるため、容器の開放口に設けられた環
状鍔部に嵌合した場合、筒部の環状凹部を前記環状鍔部
に係止させることができ、紙蓋の離脱を良好に防止する
ことができる。
【0017】第4発明に係る紙蓋は、板部及び該板部の
周縁から立ち上がる筒部を有する紙蓋において、前記板
部の内側に誘電材料が混入された接着剤層が設けてある
ことを特徴とする。
【0018】この第4発明にあっては、板部の外側から
前記接着剤層を例えば高周波加熱器で加熱することによ
り該接着剤層を良好に溶融させることができるため、紙
製の容器の開放口を紙蓋が閉塞する場合においても、該
紙蓋を容器に良好に接着することができ、紙製の容器の
開放口を紙蓋によって確実に封止することができる。
【0019】第5発明に係る紙蓋は、板部及び該板部の
周縁から立ち上がる筒部を有する紙蓋において、生分解
性の合成樹脂材料が含浸された紙によって成形されてい
ることを特徴とする。
【0020】この第5発明にあっては、含浸された合成
樹脂材料によって紙の形状安定性を高めることができる
ため、紙蓋を良好に保形することができ、しかも、含浸
された合成樹脂材料は微生物によって分解する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づき具体的に説明する。 実施の形態1 図1は紙蓋を容器の開放口に嵌合した状態の縦断面図、
図2はプレス機の成形部分の拡大断面図である。
【0022】紙蓋1は板紙等の厚さが0.5乃至0.8
mmの紙をプレス機により成形してなり、容器2の開放口
2aを閉塞する板部11と、該板部11の周縁から立上
り、前記開放口2aのへりに設けられた環状鍔部2bに
嵌合される環状の筒部12とを備えている。この紙蓋1
の筒部12の内側には環状凹部13が設けてある。ま
た、前記板部11の中央部分には外側へ突出する円形の
ずれ防止段部14が設けてある。
【0023】紙蓋1は、紙蓋1に対応する凹成形部31
が設けられたパンチ3を有する上金型A1と、紙蓋1に
対応する凸成形部41が設けられたダイ4を有する下金
型A2とを備えたプレス機によって成形される。
【0024】上金型A1は、前記パンチ3と、該パンチ
3を保持し、フレームに上下動作が可能に支持されたパ
ンチ保持体(図示せず)と、前記凹成形部31からパン
チ3の中心部を上下方向へ貫通し、モータを用いてなる
駆動手段に連動して上下方向へと移動する操作ロッド5
と、前記パンチ3の外周りに取付けられ、パンチ3を1
40乃至150度に加熱するバンド状のヒータ6と、前
記パンチ3及び後記するダイカッタ10によって打ち抜
きされた後の紙を前記パンチ3から抜き取るかす取りパ
ット7とを備えている。
【0025】凹成形部31は、前記板部11を成形する
板成形面31aを有し、前記操作ロッド5の下端に取付
けられて成形位置及び押出し位置への移動が可能な押圧
体32と、前記筒部12を成形する環状の筒部成形面3
1bと、該筒部成形面31bに前記環状凹部13を成形
する環状溝31cとを有している。この環状溝31cは
前記紙の厚さに対応する深さ、例えば0.5乃至0.8
mmの深さに形成してある。
【0026】下金型A2は、その上端部に凸成形部41
を有する円柱形の前記ダイ4と、該ダイ4の下部を保持
するダイ保持体8と、前記ダイ4の凸成形部41の周り
に上側の突上位置と下側の非突上位置への移動が可能に
設けられ、パット駆動手段によって移動する環状の突上
パット9と、該突上パット9の周りに設けられ、前記ダ
イ保持体8に固定された環状のダイカッタ10と、前記
ダイ4の中心部に設けられ、該ダイ4を140乃至15
0度に加熱する棒形のヒータ20とを備えている。
【0027】パット駆動手段は前記ダイ保持体8を上下
方向に貫通し、その上端が突上パット9に当接する複数
本の突上ロッド21と、前記ダイ保持体8の下側に配置
され前記突上ロッド21の下端を取付けたパット保持体
22と、該パット保持体22を上下動作させる駆動機構
とを備え、該駆動機構によって突上パット9を突上位置
に移動させている。
【0028】ダイカッタ10はパンチ3との間で円板形
に切断した紙Cが凹成形部31と凸成形部41との間で
成形されるまでの間紙Cの周縁部をパンチ3と突上パッ
ト9との間で挾着することができる大きさに切断するよ
うにしてある。
【0029】図3乃至図5は紙蓋の製造過程を示す図で
ある。以上の如く構成されたプレス機は、ヒータ6,2
0が電源に接続され、該ヒータ6,20によってパンチ
3及びダイ4が140乃至150度に加熱された状態
で、パンチ3及びダイ4の間へ1枚の紙Cが給紙される
(図3(a)参照)。
【0030】次に駆動手段によって操作ロッド5を介し
てパンチ3が下方へと動作し、該パンチ3と突上位置へ
移動されている前記突上パット9との間で前記給紙され
た紙Cを挾着し、この挾着した状態でパンチ3とダイカ
ッタ10との間で前記紙Cを円板形に打ち抜いて切断す
る(図3(b)参照)。
【0031】この切断後、紙Cの周縁部がパンチ3と突
上パット9との間で挾着された状態でパンチ3がさらに
下方へと動作するとともに、突上パット9が非突上位置
へと移動し、凹成形部31及び凸成形部41によって円
板形に切断された前記紙Cを板部11と環状の筒部12
とに成形する。
【0032】この成形は円板形に切断された紙Cの周縁
部をパンチ3と突上パット9との間で封止状に挾着して
凸成形部41及び紙Cの間の空間を密閉とし、この密閉
空間内の空気圧を上昇させつつ成形することになるた
め、密閉空間内の上昇させた空気圧によって紙Cを前記
環状溝31cへと加圧し、この加圧によって前記筒部1
2の内側に環状凹部13を設ける(図4(a)参照)。
【0033】次に駆動手段によって操作ロッド5を介し
てパンチ3、換言すれば上金型A1が上方へと動作す
る。このとき、成形されている紙蓋1は環状溝31cに
保持された状態でパンチ3とともに移動する(図4
(b)参照)。また、打ち抜きされた後の紙は前記かす
取りパット7に当接してパンチ3から抜き取られる。こ
の後、駆動手段によって操作ロッド5がパンチ3に対し
下方へと移動し、該操作ロッド5に取付けられた押圧体
32が下方へと移動し、該押圧体32によって紙蓋1を
前記環状溝31cから抜き出し(図5参照)、該紙蓋1
をパンチ3及びダイ4の間から外部へ排出させる。ま
た、打ち抜きされた後の紙もパンチ3及びダイ4の間か
ら外部へ排出される。
【0034】上述の如く成形された紙蓋1には筒部12
の内側に環状凹部13が設けてあるため、固形食品、そ
の他の内容物が詰められた容器の開放口のへりに設けら
れた環状鍔部2bに嵌合した場合、筒部12の環状凹部
13を開放口2aの環状鍔部2bに係止させることがで
き、紙蓋1の離脱を良好に防止することができる。ま
た、紙蓋1の板部11には容器2の底部周縁に設けられ
た環状凸部2cと係合する円形のずれ防止段部14が設
けてあるため、紙蓋1によって開放口2aが閉塞された
容器2を積み重ねる場合、該容器2の横方向への位置ず
れを良好に防止することができる。
【0035】尚、以上説明した実施の形態1では、凹成
形部31をパンチ3が備え、凸成形部41をダイ4が備
えた構成としたが、その他、凹成形部31をダイ4が備
え、凸成形部41をパンチ3が備えた構成としてもよ
い。この場合、凹成形部31の環状溝31cに保持され
ることになる紙蓋1を前記環状溝31cから抜き出させ
るための押圧体32がダイ4に設けられる。また、パン
チ3を動作させて成形する他、ダイ4を動作させて成形
してもよい。
【0036】実施の形態2 この実施の形態2では、凸成形部41が設けられた前記
ダイ4(又は凸成形部41が設けられたパンチ3)を貫
通して凸成形部41の端面に開口し、空気供給源に連通
する空気供給路等の空気供給手段を設け、該空気供給手
段から凸成形部41及び紙Cの間の密閉空間に適宜の加
圧空気を供給して前記密閉空間の空気圧を上昇させ、該
空気圧によって紙Cを前記環状溝31cへ加圧するよう
にしたものである。
【0037】この実施の形態2においては、空気供給手
段が供給する空気によって凸成形部41及び紙Cの間の
空気圧を適宜に設定することができるため、前記環状凹
部13の深さ寸法をより一層大きくすることができる。
【0038】その他の構成及び作用は実施の形態1と同
じであるため、同様の部品については同じ符号を付し、
その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
【0039】実施の形態3 図6は他の実施の形態の紙蓋を容器の開放口のへりに設
けられた環状鍔部に嵌合した状態の縦断面図である。こ
の実施の形態3では、実施の形態1の紙蓋1の板部11
の周縁部の内側に誘電材料が混入された接着剤層15を
環状に設けたものである。
【0040】この実施の形態3においては、紙製の容器
2の開放口2aを紙蓋1が閉塞した状態で、該紙蓋1の
板部11の外側から前記接着剤層15を例えば高周波加
熱器で加熱することにより該接着剤層15を良好に溶融
させることができる。従って、紙製の容器2の開放口2
aを紙蓋1が閉塞するものにおいて、紙蓋1を容器2に
良好に接着することができ、紙製の容器2の開放口2a
を紙蓋1によって確実に封止することができる。
【0041】実施の形態4 この実施の形態4では、実施の形態1の紙蓋1の紙とし
て、紙を漉くときに生分解性の合成樹脂材料が含浸され
た紙を用い、該紙を実施の形態1の如く成形して紙蓋1
を形成したものである。
【0042】この実施の形態4においては、含浸された
合成樹脂材料によって紙の形状安定性を高めることがで
き、紙蓋1を良好に保形することができる。しかも、含
浸された合成樹脂材料は生分解性があり、微生物によっ
て分解する。
【0043】
【発明の効果】第1発明によれば、パンチ及びダイによ
って成形するとき、凸成形部及び紙の間の空気圧を上昇
させて該空気圧により前記紙を前記環状溝に加圧し、筒
部の内側に環状凹部を設けるため、従来の如く筒部に折
り返し片を設ける製造方法に比べて工程を少なくするこ
とができ、コストを低減することができ、しかも、空気
圧によって筒部の紙を加圧することにより環状凹部を形
成するため、従来の如く筒部に折り返し片を設ける製造
方法に比べて紙の使用量を少なくでき、コストをより一
層低減することができる。
【0044】第2発明によれば、空気供給手段が供給す
る空気によって凸成形部及び紙の間の空気圧を適宜に設
定することができるため、前記環状凹部の深さ寸法をよ
り一層大きくすることができる。
【0045】第3発明によれば、筒部の内側に環状凹部
が設けてあるため、容器の開放口に設けられた環状鍔部
に嵌合した場合、筒部の環状凹部を前記環状鍔部に係止
させることができ、紙蓋の離脱を良好に防止することが
できる。
【0046】第4発明によれば、誘電材料が混入された
接着剤層を板部の内側に設けてあるため、板部の外側か
ら前記接着剤層を例えば高周波加熱器で加熱することに
より該接着剤層を良好に溶融させることができ、紙製の
容器の開放口を紙蓋が閉塞する場合においても、該紙蓋
を容器に良好に接着することができ、紙製の容器の開放
口を紙蓋によって確実に封止することができる。
【0047】第5発明によれば、含浸された合成樹脂材
料によって紙の形状安定性を高めることができるため、
紙蓋を良好に保形することができ、しかも、含浸された
合成樹脂材料は生分解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙蓋を容器の開放口に嵌合した状
態の縦断面図である。
【図2】本発明に係る紙蓋を製造するプレス機の成形部
分の拡大断面図である。
【図3】本発明に係る紙蓋を製造する過程を示す図であ
る。
【図4】本発明に係る紙蓋を製造する過程を示す図であ
る。
【図5】本発明に係る紙蓋を製造する過程を示す図であ
る。
【図6】本発明に係る他の実施の形態の紙蓋を容器の開
放口のへりに設けられた環状鍔部に嵌合した状態の縦断
面図である。
【符号の説明】
1 紙蓋 11 板部 12 筒部 13 環状凹部 15 接着剤層 3 パンチ 31 凹成形部 31c 環状溝 4 ダイ 41 凸成形部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板部及び該板部の周縁から立ち上がる筒
    部を有する紙蓋に対応する凹成形部及び凸成形部の一方
    が設けられたパンチと他方が設けられたダイとを用い、
    前記パンチ及びダイの一方を動作させて紙を成形し、前
    記紙蓋を製造する方法において、前記パンチ又はダイ
    は、前記凹成形部が前記筒部を成形する筒部成形部位に
    環状溝が設けられたものを用い、前記パンチ及びダイの
    一方が動作するとき、前記凸成形部及び紙の間の空気圧
    を上昇させて該空気圧により前記紙を前記環状溝に加圧
    し、前記筒部の内側に環状凹部を設けることを特徴とす
    る紙蓋の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記凸成形部へ空気を供給する空気供給
    手段を備え、前記パンチ及びダイの一方が動作すると
    き、前記空気供給手段が前記空気を供給する請求項1記
    載の紙蓋の製造方法。
  3. 【請求項3】 板部及び該板部の周縁から立ち上がる筒
    部を有する紙蓋において、前記筒部の内側に環状凹部を
    備えていることを特徴とする紙蓋。
  4. 【請求項4】 板部及び該板部の周縁から立ち上がる筒
    部を有する紙蓋において、前記板部の内側に誘電材料が
    混入された接着剤層が設けてあることを特徴とする紙
    蓋。
  5. 【請求項5】 板部及び該板部の周縁から立ち上がる筒
    部を有する紙蓋において、生分解性の合成樹脂材料が含
    浸された紙によって成形されていることを特徴とする紙
    蓋。
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