JP2005059578A - 複合容器の製造方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器本体の内面部から口部の外面部に亘って樹脂層が一体的に形成された複合容器の製造方法の提供。
【解決手段】 成形型2の開口部20に口金部材3を配し、容器本体11を口部112が開口部から外部に露呈するように成形型2内に収容し、樹脂シートを軟化させて開口部を塞ぐように口金部材に樹脂シートを密着させ、樹脂シートを口部112から成形型2内に押し込み、容器本体を介して成形型2内を吸引し、容器本体の内面部111から口部の外面部113に亘って樹脂層12が形成された複合容器を製造する。口金部材と口部との間に樹脂シートの一部が外面部まで回り込むことができるように空間30を設け、更に樹脂シートの一部が引き寄せられる空隙320を設け、成形型2の内面部22に空間30及び空隙が外部に通じる通気溝220を設ける。成形型2内を吸引するときに通気溝を通して空間及び空隙を吸引して樹脂シートを外面部に密着させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、通気性を有する容器本体の内面部から該容器本体の口部の外面部に亘って樹脂層が設けられた複合容器の製造方法及び装置に関する。
紙容器の内表面に樹脂シートを積層させた複合容器に関する従来技術としては、例えば、下記特許文献1に記載の容器が知られている。
この技術は、真空成形方法を利用し、フランジ部を有する板紙容器の内面及び該フランジ部の上面部に樹脂層を設けて複合容器とするものである。
ところで、この種の複合容器の使用形態として、食品等の物品が収容され、さらにフランジ部の上面に蓋体が接合されて封止される場合がある。このような場合、フランジ部の上面にだけ樹脂層が設けられていると、蓋体を引き剥がす際に樹脂層が剥離するおそれがあるため、該樹脂層の剥離を防止するような蓋体の接合に工夫を要する。また、フランジ部に直接口をつけるような使用形態の場合には、樹脂層の端部が口に当たって不快感を与える場合もある。
一方、下記特許文献2には、容器本体の内面部及び口部の外面部を被覆する被覆層を有する容器が提案されている。このような被覆層を有していれば、蓋体を引き剥す際の樹脂層の剥離も抑えられ、口に当たった場合の不快感も抑えられる。
しかしながら、該特許文献2には、真空成形方法を利用して容器本体の内面に被覆層を形成することは記載されているが、フランジ部の端部から裏側にかけ具体的にどのようにして被覆層を形成するかについては記載されていない。
特公昭58−37133号公報 特開2002−1893号公報
従って、本発明の解決課題は、容器本体の内面部から口部の外面部に亘って樹脂層が一体的に形成された複合容器を効率よく製造することができる複合容器の製造方法及び装置を提供することある。
本発明は、成形型の開口部に、気密性並びに断熱性又は/及び弾力性を有する口金部材を配し、通気性を有する容器本体をその口部が前記開口部から外部に露呈するように前記成形型内に収容し、樹脂シートを軟化させて前記開口部を塞ぐように前記口金部材に該樹脂シートを密着させ、該樹脂シートを前記口部から前記成形型内に導入し、前記容器本体の内面部から前記口部の外面部に亘って該樹脂シートによる樹脂層が形成された複合容器を製造する方法であって、前記口金部材と前記口部との間に空間を設け、更に該空間に連なり前記口金部材と前記外面部との間の空隙を設けるとともに、前記成形型の内面部に前記空間及び前記空隙と外部とを連絡する通気溝及び/又は通気路を設け、前記成形型内を吸引するときに、前記通気路を通して前記空間及び前記空隙を吸引して前記樹脂シートの一部を前記空間に回り込ませるとともに前記空隙の幅を減少させることにより、前記樹脂シートを前記外面部に密着させる複合容器の製造方法を提供することにより、前記課題を解決したものである。
また、本発明は、前記本発明の複合容器の製造装置であって、前記容器本体が収容される成形型と、該成形型の開口部に配される気密性並びに断熱性又は/及び弾力性を有する口金部材とを備え、前記口金部材は、前記容器本体が前記成形型内に収容されたときに該容器本体の前記口部の前記外面部との間に空間形成部と空隙形成部を有し、前記成形型は、その内面部と前記空間及び空隙と外部とを連絡する通気溝及び/又は通気路を有している複合容器の製造装置を提供することにより、前記課題を解決したものである。
本発明では、樹脂シートを成形型内に導入するには、プラグを樹脂シートに当接させて該プラグで樹脂シートを押し込む方法、樹脂シートを吸引する方法、樹脂シートを気体で加圧する方法あるいはかかる押し込みと吸引を併用する方法が考えられるが、樹脂シートのスムーズかつ速やかな導入の面で、併用する方法を採用するのが好ましい。
なお、本発明に係わる樹脂シートは、一般的な真空成形、圧空成形、あるいは真空圧空成形が可能な厚みを有する樹脂を意味し、厚みに応じて樹脂シートまたは樹脂フィルムに分類されると思われるが、本明細書では樹脂シートと総称する。成形に際してはプラグアシスト法を採用してもよい。また、本発明に係わる口金部材の材質は金属に限定されず、後述するように、非金属でも差し支えない。
本発明の特徴点は、口金部材と容器本体の口部との間に空間を設け、かつ口金部材と容器本体の外面部との間に空隙を設けたことである。樹脂シートが吸引されたときに該樹脂シートの一部はその吸引力により該空間に回り込んで、容器本体の口部(該容器本体にフランジが形成されている場合は、該フランジを含む口部)を被覆する。また、樹脂シートが吸引されたとき、その吸引力によって該樹脂シートの一部が該空隙に引き寄せられるが、口金部材の変形によって(ただし、容器本体の膨張による変形もあり得る)空隙の幅が減少するので、吸引力が規制され、該樹脂シートに穴があく等の発生が防止されるとともに回り込んだ樹脂シートの下部が吸引力によって容器本体の外面部に密着する。なお、該空隙は最終的には閉塞状態となることもある。空隙は空間の下方に位置するが、それらの位置関係は図2を参照することで理解されよう。
本発明によれば、容器本体の内面から口部の外面部に亘って樹脂層で一体的に被覆された複合容器を製造することができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の複合容器の製造方法により製造される複合容器(以下、単に容器ともいう。)の一実施形態を示すものである。図1において、符号10は容器を示している。
図1に示すように、容器10は、容器本体11の内面部111から口部112の外周面部(外面部)113に亘って樹脂層12が設けられたカップ形状の複合容器である。
容器本体11は、口部112の周縁部に外側に延出するフランジ部114を有している。よって、本実施形態の容器10は、容器本体11の内面111からフランジ部114の上面部、周端部及び下面部を経てフランジ部114の下方に位置する部分の外面部113に亘って樹脂層12が設けられている。
容器本体11の通気性は、3〜500sec/50ml(JIS P8117に準拠)であることが好ましい。容器本体11の通気性が低すぎると樹脂シートの変形が不十分で内面の転写性が悪くなり、成形不良となる場合がある。ここで通気性は、例えば、ヨシミツ精機(株)製B型ガーレ式デンソメータにより測定される値である。
容器本体11は、容器の製造時に成形型内を吸引したときの当該吸引力によって変形しない程度の剛性があり、その座屈強度や落下強度は、容器の用途、デザイン形状、要求される機能等を勘案して適宜設定される。
前記容器本体11は、前記通気性及び前記剛性を有するものであれば、特にその材質に制限はないが、例えば、パルプ繊維を含む抄造容器(パルプモールド成形容器)、通気性を有する中空焼結部材等が挙げられる。そして所望の形状を付与でき、安価で再利用ができる観点から、抄造容器が好ましい。前記容器本体は、その密度(嵩密度)が0.2〜1.2g/cm3であることが好ましい。
容器本体11の口部112の断面積(開口面積)A0と内表面の総面積A1との比(A1/A0)で表される面積倍率は、用途、材質、形状(デザイン)、機能等に応じて適宜設定することができるが、容器本体11の内面部111から口部112の外面部113に亘る樹脂層12のスムーズな形成を考慮すると1.2〜20、特に1.5〜10であることが好ましい。
容器本体11のフランジ部114の延出長さはデザイン形状や容器機能、フランジ強度(曲げやたわみに対する)、樹脂層のスムーズな形成等を考慮すると、口部112から20mm以内、特に10mm以下、更に5mm以下が好ましい。また、フランジの厚みは、0.5〜5mm、特に1〜3mmが好ましい。
樹脂層12の最薄部の厚みtminは、用途、材質、機能等に応じて適宜設定することができるが、成形品の強度や内容物の保存性に影響するバリア性能等の点から10〜200μmであることが好ましい。
樹脂層12の口部112の外面部113の被覆深さd(口部の上端部からの深さ、フランジ部を有する場合にはフランジ部の上面からの深さ)は、デザイン形状や容器機能等を考慮すると、1〜20mm、特に3〜10mmが好ましい。
前記樹脂層12を構成する樹脂シートの材質は、延伸性を有する樹脂であれば特に制限はない。該樹脂シートの材質としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂やポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル等のポリビニル系樹脂、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、アイオノマー等の熱可塑性樹脂、生分解性樹脂等が挙げられる。これらの樹脂シートは、単独で又は二種以上を積層させて用いることもできる。また、二層以上積層させる場合には、層の間にワックス、接着性樹脂、各種機能性樹脂等の組成物を配し、防湿性、ガスバリア性、紫外線吸収性、遮光性等の各種機能を有する層を設けることもできる。
前記樹脂シートには、上記樹脂成分に、顔料、染料、無機鉱物、紫外線吸収剤、各種機能剤等を含有させてもよい。
前記樹脂シートの未使用時の厚み(多層構造の場合には、総厚みをいう。)t0に特に制限はないが、容器の展開倍率と成形後の容器の厚み設計、成形サイクル等を考慮すると0.05〜3mm、特に0.1〜2mmが好ましい。
容器10は、蓋体のない使い捨ての容器として使用することもできるし、収容物を収容した後、フランジ部の上面に蓋体を接着して封止することもできる。
次に、本発明の複合容器の製造装置を、その好ましい実施形態として、前記容器10の製造装置に基づいて説明する。
図2に示すように、本実施形態の製造装置1は、前記容器本体11を収容する成形型2と、その開口部20に配された口金部材3とを備えている。
成形型2は、上方に向けて開口する開口部20を有し、内部に容器本体11の収容空間となるキャビティ21を有している。
成形型2は、開口部20から容器本体11の口部112が外部に露呈するように設計されている。この露呈する口部112の長さ(本実施形態では成形型2の上面からの高さ)は、口金部材3の内出部32の厚さと樹脂層12の被覆深さdの設定を考慮して3〜30mm、特に5〜20mmとすることが好ましい。
キャビティ21を形成する成形型2の内周面22には、格子状に縦横に通気溝(図2では縦の通気溝のみ図示)220が多数設けられている。また、底面部23には内周面22の縦の通気溝220に通じる放射状の通気溝230が設けられている。これらの通気溝のうち、内周面22の縦の通気溝220は、後述する空間30に通じている。
通気溝230には通気路231が開口している。通気路231は、切り替えバルブ(例えば電磁弁等、図示せず)を介して、キャビティ21と外部の真空系に連通している。通気路をからの吸引力は、前記各通気溝を通じて成形型2内に均一に及ぶ。
これらの通気溝の幅は、0.3〜10mm、特に1〜3mmであることが好ましい。通気溝の幅が狭すぎると空気通過時の圧力損失が大きくなり、成形時に十分な空気通過を妨げるおそれがある。広すぎると容器本体11が変形、破損して成形不良が発生するおそれがある。また、これらの通気溝の間隔は、3〜40mm、特に5〜20mmであることが好ましい。通気溝の間隔が狭すぎると加工工数が多くなって成形型が高価になったり、容器本体11の支持領域が少なくなって容器本体11が変形や破損するおそれがある。通気溝の間隔が広すぎると空気通過量が減少して均一な成形ができなくなる場合もあり得る。さらに、これらの通気溝の深さは、0.5〜5mm、特に1〜3mm程度が望ましい。
キャビティ21の形成面(本実施形態では、内周面22及び底面23)に対する前記通気溝の総面積の割合は、15〜70%、特に25〜40%であることが好ましい。該割合が低すぎると空気通過量が減少して成形不良となる場合があり、高すぎると容器本体11の形状保持が不十分となり、容器本体11の変形、破損による成形不良が発生するおそれがある。
なお、前記通気溝を部分的に独立して設ける場合は、それぞれの通気溝に外部に通じる通気路を開口させ、各通気路の吸引開始のタイミングを同じにすることで通気溝が連通している場合の成形と吸引条件を同様とすることができるが、各通気路の吸引開始のタイミングを変えることで、樹脂シートの変形開始位置を任意に制御することもでき、成形条件の範囲や成形体の肉厚分布を制御することもできる。
なお、図には示していないが、成形型2は、冷却水路やヒーターを備え、キャビティ21の形成面を通した熱伝達によって容器本体11の温度制御が可能である。
口金部材3は、後述のように、気密性に加えて、断熱性又は/及び弾力性を有する環状の部材である。口金部材3は、容器本体11が成形型2内に収容されたときに口金部材3と容器本体11の外面部113との間に樹脂シートの一部が回り込む空間30を形成する段部31を有している。また、口金部材3と容器本体11の外面部との間に空隙を形成する内出部32を有している。
空間30の形状、広さは、フランジ部114の延出長さや、外面部113の被覆高さd等を勘案して設定される。本実施形態のような段部31の場合には、段部31の起立部31aの高さは2〜10mm、水平部31bの長さは3〜20mmとすることが好ましい。
口金部材3には、空隙形成部としての内出部32が設けられており、この内出部32と容器本体11の外面との間に空隙320が設けられる。この空隙320の幅(内出部32の外面と容器本体11の外面との距離)は、成形型の温度や、口金部材3のサイズ、樹脂シート120によるスムーズな被覆等を勘案して設定される。該空隙320は、真空吸引時の口金部材3の変形により閉塞状態となることを考慮すると、その幅は0.2〜3mm、特に0.5〜1mmが好ましい。
口金部材3は、その上面部33がフランジ部114の高さに対し低い位置から高い位置まで任意に設定できる。高さを変更することによって空間30の広さを変更することが可能となる。
口金部材3は、後述するような気密性を確保する観点から一体成形品であることが好ましいが、複数の部品を組み合わせたものであっても良い。なお、口金部材3の形状は特に制限はないが、口金部材が樹脂シートと接触することを考慮すると、その形状は、角部がない形状、例えば環状のような形状が好ましい。
口金部材3は、当該口金部材3を介して樹脂シート120を成形型2の開口部20を塞ぐように配したときに密閉系を形成する気密性を有している。該密閉系を形成する上で、口金部材3は、当該口金部材3自体の気密性に加え、成形型2との間の気密性を有している。また、口金部材3が連続発泡体の場合には、気密性を持たせる上で、その外周面にスキン層を配するかまたはそれに準じた目止め処理を施すことが好ましい。
口金部材3は気密性と弾力性を有することが必要であるが、断熱性も有することが好ましい。断熱性であれば、加熱されていない成形型2の冷温が樹脂シート120に伝達されにくくなり、樹脂シート120の冷却硬化が防止される。また、成形型2が加熱されている場合は、成形型2の熱が樹脂シート120に伝達されにくくなり、樹脂シート120の加熱軟化も防止される。このように、熱伝達の抑制によって、樹脂シート120の肉厚が不均一になることが防止される。
口金部材3の弾力性は、10〜50度、特に15〜40度であることが好ましい。ここで、口金部材3の弾力性は、スプリング式C型(JIS K6301)により測定される。口金部材3がこのような弾力性を有していることで、樹脂シート120を成形型2内に導入するときの急激なシート変形を緩和したり、正圧がかかったときや吸引中においても、口金部材3が柔軟に変形して前述の空隙320を閉塞するので、容器本体11の外面部113とキャビティ21間の高い密閉性を保つことができる。
口金部材3は、上記断熱性又は弾力性を有し、且つ成形型2と樹脂シート120との気密性が確保できるものであれば、その材質に特に制限はない。口金部材3の材質としては、シリコーン系、フッ素系、EPT(エチレン・プロピレン・ターポリマー)、CR(クロロプレンラバー)、NBR(ニトリル・ブタジエン・ラバー)、NR(ナチュラル・ラバー)、UR(ウレタンラバー)等が挙げられる。口金部材3は、連続発泡体であってもよく独立発泡体であってもよいが、非発泡体でもよい。前述のように、連続発泡体の場合には、必要な箇所に前記目止め処理を施すことで気密性を確保することができる。口金部材3の外周縁部34は面取り加工を施しておくことが好ましい。
次に、本発明の複合容器の製造方法を、その好ましい実施形態として、装置を用いた容器10の製造方法に基づいて説明する。
図3(a)に示すように、先ず、樹脂層12を構成する樹脂シート120の周囲を枠体4で挟持した状態で、樹脂シート120をヒーター5で加熱して軟化させる。
樹脂シート120の加熱温度は、樹脂シートの材質、厚み、面積、成形方法等に応じて適宜設定することができる。
本実施形態のように、真空成形により複合容器を製造する場合には、樹脂が軟化して成形可能な温度になるまで加熱する。オレフィン系樹脂の場合には融点以上が好ましく、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂の場合にはガラス転移温度以上融点以下とすることが好ましい。真空圧空成形により製造する場合には、オレフィン系樹脂の場合でも融点以下で成形することができる。
樹脂シート120を挟持する前記枠体4は、その内側に成形型2が挿入可能な寸法を有している。枠体4は図示しないシリンダーユニット等の上下動機構によって上下動可能に設けられている。
樹脂シート120を加熱して軟化させる前記ヒーター5は、図示しない駆動機構によって移動可能に設けられている。ヒーター5の熱源に特に制限はないが、輻射熱による加熱の場合は広い面積を均一に軟化できる赤外線ヒーターが好ましい。また、樹脂シート120を接触によって加熱する加熱板を用いることもできる。この場合には、加熱板に樹脂シートの溶着を防ぐような表面処理、例えば四フッ化エチレン等のフッ素系樹脂で表面処理を施しておくことが好ましい。
次に、ヒーター5を成形型2の上方から退避させ、図3(b)に示すように、枠体4を降下させて軟化した樹脂シート120で開口部20を塞ぐように樹脂シート120を保持する。このとき、樹脂シート120を吸引するときに成形型内2の気密性が保たれるように前記口金部材3(環状である)の外周縁部34に樹脂シート120が密着するまで枠体4を降下させる。
次に、樹脂シート120にプラグを当接させる前に、図3(c)に示すように、通気路231から前記容器本体11を介してキャビティ21内を加圧し、シート120を予備変形する。この場合の空気圧は、樹脂シートの微小変形を行うことを目的とするので、軟化状態の樹脂シートを変形させるに必要なだけの圧力でよいことを考慮すると、0.01〜0.2MPa、特に0.02〜0.1MPaとするのが好ましい。このようにプラグアシストによる成形を行う前に予備変形を行い、樹脂シート120を伸ばしておくことで、成形終了後の樹脂層12の肉厚分布のより一層の均一化を図ることが可能となる。
次に、図4(a)に示すように、樹脂シート120にプラグ6を当接させながら樹脂シート120を口部112から容器本体11内に押し込む。このとき、プラグ6の体積分の空気が口金部材3の上方部の樹脂シート120を伸ばし、プラグ6の表面に樹脂シート120が接触して持ち込み効果が現れる。なお、成形型2、枠体4、プラグ6の動作は、樹脂シート120が成形型2内に導入されれば良く、枠体4を降下させる代わりに、枠体4及び成形型2を上昇させたり、枠体4を移動させず、成形型2を上昇させ、プラグ6を下降させる等の方法もある。
前記プラグ6は、所定の温度にそれ自体が加熱されるようにヒーター(図示せず)を備えているものを用いることが好ましい。また、プラグ6は、樹脂シート120が溶着しないようにフッ素樹脂等で表面処理を施していることが好ましい。前記樹脂シート120を成形型2内に導入するときに当該樹脂シート120に当接させるプラグ6の温度は、プラグ6の寸法形状、前記樹脂シート120の材質、厚み、導入速度等に応じて適宜設定することができるが、加熱された樹脂シート120と略同じ温度とすることが好ましい。プラグ6の温度が低すぎると、樹脂シート120が収縮するほか、該プラグ6と接触している部分の樹脂シート120の温度が低くなり、その部分のシートの変形が不十分となって厚肉、偏肉、穴あき等の成形不良となる場合があり、プラグ6の温度が高すぎると樹脂シート120が軟化しすぎ、場合によっては穴あきが起こる場合もあり、何れの場合にも成形性に支障を来すおそれがある。
プラグ6の形状は、製造する容器の形状に応じて適宜選択することができるが、樹脂シート120の穴あき防止の点から先端に曲面加工が施されているものを用いることが好ましい。また、成形品の肉厚分布を均等にする手段として、外周面の全体又は前方部に所定角度のテーパー面を有して先細る形状のものを用いることもできる。
樹脂シート120を成形型2内に引き込む場合には、容器本体11は、成形型2を通じて予め所定の温度に制御しておく。複合容器10の樹脂層12を容器本体11から確実に分離したいならば、容器本体11を接触する樹脂シート120の軟化温度より低くしておくことが好ましい。
次に、図4(b)に示すように、容器本体11を介し、前記成形型2内を通気路231を通して吸引して容器本体11の表面に樹脂シート120を変形密着させる。
成形型2内を吸引するときには、前記流通溝220を通して前記空間30も吸引される。この吸引によって、樹脂シート120のフランジ部114の外縁から口金部材3の外周縁部34に至る部分121が変形し、樹脂シート120が口部112の外面部113に密着する。また、樹脂シート120が変形密着されるに伴って、口金部材3の内出部32が次第に容器本体11の外面部113に接近するように変形し(図4(c)参照)、空隙320の幅が減少し、前記通気路231からの吸引力を規制する。これにより、樹脂シート120の当該部分121は穴あき等の成形不良を発生することなく密着変形する。
通気路231を通じた吸引の吸引力は、通常は、0.1MPa〜0.03MPaであることが好ましい。弱すぎると樹脂シートの変形が不十分で成形不良となる場合がある。
次に、容器本体11を介した吸引を停止し、図4(c)に示すように、プラグ6を成形型2内から退避させる。そして、枠体4を上昇させて複合容器10を成形型2から分離し、当該枠体4による樹脂シート120の挟持を解き、複合容器10を成形型2から取り出す。
得られた複合容器10には、樹脂シート120の不要な部分であるバリ等のトリミング処理を施す。
以上説明したように、本実施形態の製造装置1及びそれを用いた複合容器10の製造方法によれば、容器本体11の内面部111及び口部112、フランジ部114とその周端及び下面、及び外面部113に樹脂シート120がしわなく密着して樹脂層12が設けられた複合容器10を製造することができる。
本発明は、前記実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
例えば、前記実施形態では、口金部材3の空間形成部の形態を段部31としたが、空間形成部の形態は、例えば、段差31の起立部31aに角度をつけたテーパ形状、曲面形状等の他の形態とすることもできる。
また、前記実施形態では、プラグアシスト前に予備変形を行ったが、この予備変形は、プラグ形状の変更等で樹脂層の肉厚分布の制御ができる場合や容器本体11の形状によっては省略することもできる。
本発明は、前記実施形態のように、フランジ部を有するカップ状の複合容器に好適であるが、フランジ部を有しない他の容器、例えば、ボトル状、トレー状の容器にも適用することができる。
本発明により製造された複合容器は、固体、液体、気体の何れの性状を有する収容物も特に制限なく収容することができる。具体的な収容物としては、例えば、インスタント食品、菓子類、アイスクリーム、豆腐、プリン、ゼリー、ヨーグルト等の飲食品の他、各種医薬品、マヨネーズ、ドレッシング、味噌等の各種調味料、液体・粉末化粧料、液体・粉末洗剤、柔軟剤、糊剤等が挙げられる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
下記成形型内に下記容器本体を配して該成形型を110℃に加熱する一方、成形型の上方に下記枠体で下記樹脂シートを挟持して保持し、その上下から赤外線ヒーターで該樹脂シートをその融点以上に加熱して軟化させた。
次に、前記樹脂シートに110℃に調節した下記プラグを当接させて該樹脂シートを前記成形型内に押し込んだ後、該成形型内を下記条件で底面部の通気路を通して吸引した。そして、該容器本体の内面部から口部外面部に亘って樹脂シートを変形密着させて樹脂層を形成した。
その後吸引を停止し、プラグを上昇させて退避させ、枠体を成形型より上方に移動させた後、当該枠体による樹脂シートの挟持を解き、内面に樹脂層を備えた複合容器を取り出し、所定位置で樹脂シートを切断して口部を形成し、図1に示すカップ形状の複合容器10を得た。そして、得られた複合容器の樹脂層について面積倍率、厚みを調べた。
<成形型>
材質:アルミニウム合金
通気溝深さ:1mm
通気溝幅:2mm
通気溝面積率:32%
通気溝の形態:内周面は格子状(格子間隔10〜15mm)、底面部は放射状(隣接する溝の角度22.5度)
<口金部材>
材質:シリコーン発泡体(弾力性:硬度30度)
寸法形状:外径φ134mm、内径φ93.5mm、起立部の内径(31a)φ115mm、最大厚み10mm
<プラグ>
材質:アルミニウム合金(フッ素樹脂で表面処理)
寸法形状:最小径φ50mm、最大径φ70mmのテーパ形状、コーナーR10mm
<容器本体>
材質:パルプモールド容器(抄造容器)
パルプ繊維配合:バージンパルプ100%
口部内径φ100:90mm
高さH:107mm
フランジ部長さ(L):3.3mm
深絞り比:高さH/口部内径=1.2
面積倍率:内表面積/開口面積=305cm2/77.5cm2=4倍
通気性:30sec/50ml
嵩密度:0.4g/cm3
<枠体>
寸法形状:φ150mm
<樹脂シート>
材質:ポリエチレン
厚さ:0.2mm
寸法:160×160mm
<圧空条件>
加圧:0.08MPa
<吸引条件>
吸引圧:0.053MPa
得られた複合容器は、容器本体の内面部からフランジ部及びフランジ部の下面に位置する口部の外表面(深さ7mm)に亘って樹脂シートが殆どしわがなく密着していた。樹脂層の最薄部肉厚は、38μmであった。また、内面樹脂層を分離して各点で肉厚を測定し、算出される面積倍率は、1.6〜5.3倍であった。
本発明の複合容器の製造方法により製造される複合容器の一実施形態を模式的に示す半断面図である。 本発明の複合容器の製造装置の一実施形態を模式的に示す断面図である。 本発明の複合容器の製造方法の一実施形態による一部の工程を模式的に示す断面図であり、(a)成形型内に抄造容器を配する一方で樹脂シートを加熱している状態を示す図、(b)は樹脂シートで成形型の開口部を覆った状態を示す図、(c)は予備変形を行っている状態を示す図である。 本発明の複合容器の製造方法の一実施形態による一部の工程を模式的に示す断面図であり、(a)はプラグアシストによって樹脂シートを成形型内に引き込んでいる状態を示す図、(b)は抄造容器の表面に樹脂シートを変形密着させている状態を示す図、(c)は成形を終えた状態を示す図である。
符号の説明
1 複合容器の製造装置
2 成形型
20 開口部
21 キャビティ
220、230 通気溝
231 通気路
3 口金部材
30 空間
31 段部(空間形成部)
32 内出部(空隙形成部)
320 空隙
4 枠体
5 ヒーター
6 プラグ
10 複合容器
11 容器本体
111 内面部
112 口部
113 外面部
114 フランジ部
12 樹脂層
120 樹脂シート

Claims (8)

  1. 成形型の開口部に、気密性並びに断熱性又は/及び弾力性を有する口金部材を配し、通気性を有する容器本体をその口部が前記開口部から外部に露呈するように前記成形型内に収容し、樹脂シートを軟化させて前記開口部を塞ぐように前記口金部材に該樹脂シートを密着させ、該樹脂シートを前記口部から前記成形型内に導入し、前記容器本体の内面部から前記口部の外面部に亘って該樹脂シートによる樹脂層が形成された複合容器を製造する方法であって、
    前記口金部材と前記口部との間に空間を設け、更に該空間に連なり前記口金部材と前記外面部との間に空隙を設けるとともに、前記成形型の内面部に、前記空間及び前記空隙と外部とを連絡する通気溝及び/又は通気路を設け、
    前記成形型内を吸引するときに、前記通気溝及び/又は通気路を通して前記空間及び前記空隙を吸引して前記樹脂シートの一部を前記空間に回り込ませるとともに前記空隙の幅を減少させることにより、前記樹脂シートを前記外面部に密着させる複合容器の製造方法。
  2. 前記空間を吸引するときの吸引力で前記口金部材を前記容器本体側に変形させて前記通気溝及び/又は通気路からの吸引力を規制する請求項1記載の複合容器の製造方法。
  3. 前記樹脂シートをプラグで押し込むか、前記樹脂シートを吸引するか、前記樹脂シートを加圧するか又は前記樹脂シートを前記プラグで押し込むとともに前記樹脂シートを吸引することによって、該樹脂シートを前記成形型内に導入する請求項1または2記載の複合容器の製造方法。
  4. 前記樹脂シートを前記成形型内に導入する前に、前記容器本体を介して前記成形型内を気体で加圧する請求項1〜3何れかに記載の複合容器の製造方法。
  5. 前記容器本体が抄造容器である請求項1〜4の何れかに記載の複合容器の製造方法。
  6. 前記容器本体が前記口部に外側に延出するフランジ部を有している請求項1〜5の何れかに記載の複合容器の製造方法。
  7. 前記容器本体を予め所定の温度に制御しておく請求項1〜6の何れかに記載の複合容器の製造方法。
  8. 請求項1記載の複合容器の製造装置であって、
    前記容器本体が収容される成形型と、該成形型の開口部に配される気密性並びに断熱性又は/及び弾力性を有する口金部材とを備え、
    前記口金部材は、前記容器本体が前記成形型内に収容されたときに該容器本体の前記口部の前記外面部との間に空間形成部と空隙形成部を有し、前記成形型は、その内面部と前記空間及び空隙と外部とを連絡する通気溝及び/又は通気路を有している複合容器の製造装置。

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