JP2002011686A - ロボットアームにより挟持される構造物の位置ズレ吸収構造 - Google Patents

ロボットアームにより挟持される構造物の位置ズレ吸収構造

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JP2002011686A JP2000193721A JP2000193721A JP2002011686A JP 2002011686 A JP2002011686 A JP 2002011686A JP 2000193721 A JP2000193721 A JP 2000193721A JP 2000193721 A JP2000193721 A JP 2000193721A JP 2002011686 A JP2002011686 A JP 2002011686A
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Takao Murakami
孝夫 村上
Yoshitsugu Sawada
喜次 澤田
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    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q7/00Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting
    • B23Q7/04Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting by means of grippers
    • B23Q7/043Construction of the grippers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Manipulator (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボットアームにより挟持される構造物の位
置ズレを吸収して位置精度の向上を図る。 【解決手段】 一対のロボットアーム22、22はそれ
ぞれ構造物21に対する面31、31に凹部32、33
を有する。構造物21は一対のロボットアーム22、2
2に対する側面24、24に凸部25、26をそれぞれ
有する。各凸部25、26は対応する凹部32、33に
係入する。各凸部25、26には、対応する凹部32、
33の開口縁34、35を摺接させる一対の斜面27、
27、28、28を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットアームに
より挟持される構造物のセット治具における位置ズレを
吸収するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の産業分野の製造工場では、
ロボットによる組み立てが盛んに行われるようになって
きた。図7又は図8において、例えば自動車産業分野で
は自動車に搭載される電気接続箱を組み立てる際に、そ
の内部に配設されるプレートコネクタ(構造物の一例)
1をロボット2によってセット治具3から搬送し、これ
を所定位置で取り付けるような工程が行われている。
【0003】プレートコネクタ1は、例えば四つの側面
4を有する矩形板状に形成されており、その四隅部分に
対応してセット治具3には、平面視L字状の四つの保持
枠5が立設されている。言い換えれば、プレートコネク
タ1は、セット治具3の四つの保持枠5内に収容保持さ
れている。
【0004】ロボット2は挟持部6を有しており、矢線
P方向に下降してプレートコネクタ1を挟持した後、そ
のプレートコネクタ1を所定位置まで搬送することがで
きるように構成されている。挟持部6には、接離自在な
一対のロボットアーム7、7が設けられており、矢線Q
方向に近接してプレートコネクタ1を挟持するようにな
っている。ロボットアーム7、7には、側面4、4に接
触して挟持する平坦な接触挟持面8、8が形成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
にあっては、プレートコネクタ1と保持枠5との間に各
々寸法D分のガタが持たされている。これはプレートコ
ネクタ1のセット及び取り出しを考慮するために必要と
なるガタである。しかしながら、ロボットアーム7、7
でプレートコネクタ1を挟持し搬送した後の次工程でプ
レートコネクタ1の位置精度が厳しく要求されるような
場合には、そのプレートコネクタ1の位置ズレを吸収す
ることができないことから、ロボット2での対応が困難
になると言った問題点があった。
【0006】一方、プレートコネクタ1は、セット治具
3に対して正規の向きにセットされていれば、図9に示
される如く、取り付け相手9に確実に取り付けられるよ
うになっている(参考:三角形のマーク10、11の位
置が合えば正規の向きにセットされていたことにな
る)。しかしながら、誤った向きでセット治具3にセッ
トされれば、図10に示される如く、誤組み付けされて
しまう恐れがあった。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みてなされる
もので、ロボットアームにより挟持される構造物の位置
ズレを吸収して位置精度の向上を図ることを第一の課題
とする。また、第一の課題を解決しつつ構造物の誤組み
付け防止を図ることを第二の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のロボットアームにより
挟持される構造物の位置ズレ吸収構造は、一対のロボッ
トアームにより挟持される構造物の位置ズレを吸収する
ための構造であって、前記一対のロボットアームは、そ
れぞれ前記構造物に対する面に凹部を有し、前記構造物
は、前記一対のロボットアームに対する面に、対応する
前記凹部に係入する凸部をそれぞれ有し、各前記凸部に
は、対応する前記凹部の開口縁を摺接させる一対の斜面
を形成したことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明のロボットアームに
より挟持される構造物の位置ズレ吸収構造は、請求項1
に記載のロボットアームにより挟持される構造物の位置
ズレ吸収構造において、各前記凸部を異なる大きさに形
成したことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の本発明のロボットアームに
より挟持される構造物の位置ズレ吸収構造は、請求項2
に記載のロボットアームにより挟持される構造物の位置
ズレ吸収構造において、各前記凸部の大きさに合わせて
各前記凹部も異なる大きさに形成したことを特徴として
いる。
【0011】請求項1に記載された本発明によれば、一
対のロボットアームが構造物を挟持すると、構造物の位
置ズレが吸収される。即ち、構造物に位置ズレがあって
も、一対のロボットアームにより挟持される際に、各ロ
ボットアームの凹部の開口縁を構造物の各凸部の斜面が
摺接することから、一対のロボットアームが近接するに
したがって構造物は正規の位置に移動する。これにより
位置ズレが吸収される。
【0012】請求項2に記載された本発明によれば、各
凸部を異なる大きさに形成していることから、構造物の
取り付け相手先又はセット相手側の構造を一部変えるこ
とで、誤った向きにセットされた構造物が組み付いてし
まうことはない。位置ズレを吸収しつつ誤組み付けの防
止がなされる。
【0013】請求項3に記載された本発明によれば、各
凸部の大きさに合わせて各凹部も異なる大きさに形成し
ていることから、構造物が誤った向きにセットされた場
合には、一対のロボットアームが構造物を確実に挟持す
ることはできない。取り付け相手先又はセット相手側に
搬送される前に誤組み付けを防止することが可能にな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の位置ズレ吸収構造
の一実施形態を示す一部断面を含んだ平面図、図2は図
1の構造物の平面図を示している。また、図5は図1の
構造物に対する取り付け相手先の平面図を示している。
尚、従来例において説明した構成部材と基本的に同一と
なる部材に関しては同一の符号を付してその詳細な説明
を省略する。
【0015】図1において、セット治具3の四つの保持
枠5内に寸法D分のガタを持たされた状態で収容保持さ
れる構造物21は、そのセットされる位置にズレが生じ
ていても、ロボット2(図6参照)の一対のロボットア
ーム22、22(図7のロボットアーム7、7に代えた
もの。サイズは同じである)により挟持されると同時に
そのズレが矯正されて、正規の位置の状態で取り付け相
手先23(図5参照)まで搬送され取り付けられるよう
になっている。
【0016】構造物21は、図1又は図2に示される如
く、四つの側面24(特許請求の範囲に記載した挟まれ
る面に相当)を有する矩形状に形成されている。また、
構造物21には、同じ量で突出する凸部25、26が形
成されている。各側面24は平坦に形成されている。
【0017】凸部25、26は、それぞれ一対の斜面2
7、27、斜面28、28と、切り欠き部29、30と
を有している。また、凸部25、26は、ロボットアー
ム22、22により挟持される側面24、24にそれぞ
れ異なる大きさで形成されている。さらに、凸部25、
26は、ロボットアーム22、22の近接方向となる矢
線R方向の軸上に配置されている。凸部25の幅W1
(位置ズレ方向となる矢線S方向の幅)は、凸部26の
同方向の幅W2よりも大きく形成されている(W1>W
2 凸部25と凸部26の大きさの差は、凸部25が凸
部26に対応する後述の凹部33に係入することがない
ほどの差を有するように形成されることが好ましい)。
【0018】斜面27、27は、凸部25の基端部(側
面24に一番近い部分)から先端部に向けて次第に間隔
が狭くなるように各々角度θ(例えば角度θ=45゜)
で形成されている。また、同じように、斜面28、28
は、凸部26の基端部(側面24に一番近い部分)から
先端部に向けて次第に間隔が狭くなるように各々角度θ
(例えば角度θ=45゜)で形成されている。凸部25
側の切り欠き部29と、凸部26側の切り欠き部30は
同じ幅(矢線S方向の幅)で切り欠き形成されていても
よい。切り欠き部29、30は任意に形成されるものと
する。凸部25、26の突出量及び斜面27、27、斜
面28、28の角度θは、上記ガタを考慮して決定され
るものとする。
【0019】尚、図1から図5までに示される構造物2
1は、本発明の主旨を明確にするために略図化されてい
る。構造物21は、ロボットアーム22、22との間で
若干の隙間L1、L2を存して対向する面(側面24、
24)を有しており、ロボットアーム22、22で挟持
された後にはその状態で搬送されるようになっている。
【0020】構造物21の例は大小様々なものが挙げら
れる。例えば大きいものでは電化製品やその筐体を、小
さいものでは電子、電気部品などを一例として挙げるこ
とができる。また、電気的若しくは光学的に接続される
コネクタやそのハウジング、電子ユニット(例えば自動
車の場合、エンジンコントロールユニット等)、或い
は、電気接続箱内に配設される配線板やプレートコネク
タなども挙げることができる。
【0021】ロボットアーム22、22は、接離自在
(矢線R方向に近接しその逆方向に離間する)であっ
て、側面24、24に対面する接触挟持面31、31
(特許請求の範囲に記載した「構造物に対する面」に相
当)を有している。接触挟持面31、31には、それぞ
れ大きさの異なる凹部32、33が形成されており、凹
部32、33内に凸部25、26が係入するようになっ
ている。即ち、凹部32は、凸部25が突出高さ方向中
間部まで係入できるだけの幅(矢線S方向の幅)と深さ
を有するように断面視コ字状に形成されている。また、
凹部33も凸部26が突出高さ方向中間部まで係入でき
るだけの幅(矢線S方向の幅)と深さを有するように断
面視コ字状に形成されている(誤組み付け防止の観点か
ら、凹部33の上記幅は凸部25の幅W1よりも狭くな
ることが好ましい)。
【0022】凹部32、33の開口縁34、35は、構
造物21がズレてセットされた際に当接する部分となっ
ている。また、斜面27、27、斜面28、28に対し
ての摺接部分となっている。上記開口縁34、35は、
エッジよりもR(アール)で形成されることが好まし
い。
【0023】上記構成において、構造物21がセット治
具3の四つの保持枠5内に正規の向きでズレ無しに収容
保持されている場合、ロボットアーム22、22に挟持
される際に、凹部32、33の開口縁34、35が斜面
27、27、斜面28、28に当接する。凹部32、3
3内に凸部25、26が係入し、側面24、24には接
触挟持面31、31が若干の隙間L1、L2を存して非
接触で対面して位置する。
【0024】構造物21が上記ガタの範囲内で位置ズレ
している場合でも、一対の斜面27、27(28、2
8)の一方27(28)に一対の開口縁34、34(3
5、35)の一方34(35)が摺接しつつ、構造物2
1がアーム22に対して求心され、位置ズレが矯正され
る。これにより構造物21は正規の位置及び向きで挟持
されるようになる。その後、構造物21は搬送され、図
5に示される如くの取り付け相手先23に取り付けられ
る。
【0025】図5において、取り付け相手先23は、例
えば矩形状の窪んだ収容部36を有している。取り付け
相手先23には、対向する一対の壁37、38に凹部3
9、40が形成されている。その凹部39、40は、構
造物21の凸部25、26(図1参照、以下同様)に対
応して形成されており、凹部39には凸部25が、ま
た、凹部40には凸部26が収容されるようになってい
る。尚、凹部39は、凸部25の幅W1よりも若干大き
な幅W3で形成されており、また、凹部40は、凸部2
6の幅W2よりも若干大きく且つ凸部25の幅W1より
も小さな幅W4で形成されている。
【0026】このような寸法関係で形成される取り付け
相手先23には、例えば誤った向きで搬送された構造物
21が取り付くことはない(三角形のマーク41、42
が離れるように取り付けられると、凹部40に凸部25
が干渉して取り付け不能になる。誤組み付けが生じるこ
とはない)。
【0027】図3は本発明の位置ズレ吸収構造の他の実
施形態を示す一部断面を含んだ平面図である。また、図
4は図3の構造物の位置ズレを吸収する際の状態を説明
するための要部拡大図である。符号は便宜上、図1の実
施形態と同一の符号を用いて説明する。
【0028】この構造は、前記図1の構造と較べてロボ
ットアーム22、22で構造物21の側面24、24を
直接把持するようにした点で相違している。アーム2
2、22の面31、31で構造物21の側面24、24
を直接把持することで、強い把持力が発揮され、重量物
にも確実に対応可能である。
【0029】図3において、セット治具3の四つの保持
枠5内に寸法D分のガタを持たされた状態で収容保持さ
れる構造物21は、そのセットされる位置にズレが生じ
ていても、ロボット2(図7参照)の一対のロボットア
ーム22、22(図7のロボットアーム7、7に代えた
もの。サイズは同じである)により挟持されると同時に
そのズレが矯正されて、正規の位置の状態で取り付け相
手先23(図5参照)まで搬送され取り付けられるよう
になっている。
【0030】構造物21は、図2又は図3に示される如
く、四つの側面24(特許請求の範囲に記載した「アー
ムに対する面」に相当)を有する矩形状に形成されてい
る。また、構造物21には、同じ量で突出する凸部2
5、26が形成されている。各側面24は平坦に形成さ
れている。
【0031】凸部25、26は、それぞれ一対の斜面2
7、27、斜面28、28と、切り欠き部29、30と
を有している。また、凸部25、26は、ロボットアー
ム22、22により挟持される側面24、24にそれぞ
れ異なる大きさで形成されている。さらに、凸部25、
26は、ロボットアーム22、22の近接方向となる矢
線R方向の軸上に配置されている。凸部25の幅W1
(位置ズレ方向となる矢線S方向の幅)は、凸部26の
同方向の幅W2よりも大きく形成されている(W1>W
2 凸部25と凸部26の大きさの差は、凸部25が凸
部26に対応する後述の凹部33に係入することがない
ほどの差を有するように形成されることが好ましい)。
【0032】斜面27、27は、凸部25の基端部(側
面24に一番近い部分)から先端部に向けて次第に間隔
が狭くなるように各々角度θ(例えば角度θ=45゜)
で形成されている。また、同じように、斜面28、28
は、凸部26の基端部(側面24に一番近い部分)から
先端部に向けて次第に間隔が狭くなるように各々角度θ
(例えば角度θ=45゜)で形成されている。凸部25
側の切り欠き部29と、凸部26側の切り欠き部30は
同じ幅(矢線S方向の幅)で切り欠き形成されている。
切り欠き部29、30は任意に形成されるものとする。
凸部25、26の突出量及び斜面27、27、斜面2
8、28の角度θは、上記ガタを考慮して決定されるも
のとする。
【0033】尚、図3、図4に示される構造物21は、
本発明の主旨を明確にするために略図化されている。構
造物21は、ロボットアーム22、22により挟持され
る面(側面24、24)を有しており、挟持された後に
はその状態で搬送されるようになっている。
【0034】ロボットアーム22、22は、接離自在
(矢線R方向に近接しその逆方向に離間する)であっ
て、側面24、24に対面し接触する接触挟持面31、
31(特許請求の範囲に記載した接触する面に相当)を
有している。接触挟持面31、31には、それぞれ大き
さの異なる凹部32、33が形成されており、凸部2
5、26が係入するようになっている。即ち、凹部32
は、凸部25が係入できるだけの幅(矢線S方向の幅)
と深さを有するように断面視コ字状に形成されている。
また、凹部33も凸部26が係入できるだけの幅(矢線
S方向の幅)と深さを有するように断面視コ字状に形成
されている(誤組み付け防止の観点から、凹部33の上
記幅は凸部25の幅W1よりも狭くなることが好まし
い)。
【0035】凹部32、33の開口縁34、35は、構
造物21がズレてセットされた際に当接する部分となっ
ている。また、斜面27、27、斜面28、28に対し
ての摺接部分となっている。上記開口縁34、35は、
エッジよりもR(アール)で形成されることが好まし
い。
【0036】上記構成において、構造物21がセット治
具3の四つの保持枠5内に正規の向きでズレ無しに収容
保持されている場合には、ロボットアーム22、22に
挟持される際に、凹部32、33の開口縁34、35が
斜面27、27、斜面28、28に当接することはな
い。凹部32、33内に凸部25、26が係入し側面2
4、24には接触挟持面31、31が接触することにな
る。これに対し構造物21が上記ガタの範囲内で位置ズ
レしている場合には、図4に示される如く、ロボットア
ーム22、22に挟持される際に、凹部32、33の開
口縁34、35が斜面27、27、斜面28、28の一
方に当接しその部分を矢線R方向に押す(図3では凹部
32側のみ図示)ようになる。すると、構造物21は上
記ガタを有することから、ロボットアーム22、22に
よって押される力で斜面27、27、斜面28、28の
上記一方が凹部32、33の開口縁34、35を摺接す
るするように移動する(図4の状態の場合、矢線T方向
に移動する)。これにより位置ズレが吸収され、構造物
21は正規の位置及び向きで挟持されるようになる。そ
の後、構造物21は搬送され、図5に示される如く取り
付け相手先23に取り付けられる。
【0037】図5において、取り付け相手先23は、例
えば矩形状の窪んだ収容部36を有している。取り付け
相手先23には、対向する一対の壁37、38に凹部3
9、40が形成されている。その凹部39、40は、構
造物21の凸部25、26(図3参照、以下同様)に対
応して形成されており、凹部39には凸部25が、ま
た、凹部40には凸部26が収容されるようになってい
る。尚、凹部39は、凸部25の幅W1よりも若干大き
な幅W3で形成されており、また、凹部40は、凸部2
6の幅W2よりも若干大きく且つ凸部25の幅W1より
も小さな幅W4で形成されている。
【0038】このような寸法関係で形成される取り付け
相手先23には、例えば誤った向きで搬送された構造物
21が取り付くことはない(三角形のマーク41、42
が離れるように取り付けられると、凹部40に凸部25
が干渉して取り付け不能になる。誤組み付けが生じるこ
とはない)。
【0039】その他、本発明は本発明の主旨を変えない
範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。尚、図6
を参照しながら構造物の一例を簡単に説明する。図6に
示される構造物はプレートコネクタ43であり、積層用
プレート44と圧接端子45と電線46とで構成されて
いる。
【0040】積層用プレート44は、それ自身が構造物
になり得る構造を有しており、矩形板状に形成された積
層用プレート44の側面47、48には、ロボットアー
ム22、22(図2参照)の凹部32、33(図2参
照)に係入する凸部49、50が突出形成されている。
凸部49、50は、凸部25、26(図2参照)と同じ
形状に形成されている(一対の斜面を有する。引用符号
は省略する)。圧接端子45は、積層用プレート44に
形成された複数の端子収容部51の少なくとも一つの所
望の位置に装着されるようになっている。また、電線4
6は、圧接端子45に圧接されるようになっている。
【0041】以上の構成により、プレートコネクタ43
は、ロボットアーム22、22(図2参照)により挟持
され搬送されるようになる。また、仮に位置ズレがあっ
た場合でも、凹部32、33(図2参照)と凸部49、
50とで位置ズレが吸収されるようになる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、ロボットアームの凹部の開口縁と
構造物の凸部の斜面とが摺接し合うことで構造物の位置
ズレを吸収することができる。これにより、位置精度を
向上させることができる。
【0043】請求項2に記載された本発明によれば、位
置ズレを吸収しつつ誤組み付けを防止することができ
る。
【0044】請求項3に記載された本発明によれば、請
求項2に対して、より一層効果的に誤組み付けを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による位置ズレ吸収構造の一実施形態を
示す一部断面を含んだ平面図である。
【図2】図1の構造物の平面図である。
【図3】本発明による位置ズレ吸収構造の他の実施形態
を示す一部断面を含んだ平面図である。
【図4】図3の構造物の位置ズレを吸収する際の状態を
説明するための要部拡大図である。
【図5】図1、図3の構造物に対する取り付け相手先の
平面図である。
【図6】構造物の一例となるプレートコネクタの分解斜
視図である。
【図7】従来例の構造物(一例としてプレートコネク
タ)とロボットの斜視図である。
【図8】図7に対応する一部断面を含んだ平面図であ
る。
【図9】図7の構造物が正規に取り付け相手先に取り付
けられた状態を示す説明図である。
【図10】図7の構造物が誤った向きで取り付け相手先
に取り付けられた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
21 構造物 22 ロボットアーム 23 取り付け相手先 24 側面 25、26 凸部 27、28 斜面 29、30 切り欠き部 31 接触挟持面(対する面) 32、33 凹部 34、35 開口縁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のロボットアームにより挟持される
    構造物の位置ズレを吸収するための構造であって、 前記一対のロボットアームは、それぞれ前記構造物に対
    する面に凹部を有し、 前記構造物は、前記一対のロボットアームに対する面
    に、対応する前記凹部に係入する凸部をそれぞれ有し、 各前記凸部には、対応する前記凹部の開口縁を摺接させ
    る一対の斜面を形成したことを特徴とするロボットアー
    ムにより挟持される構造物の位置ズレ吸収構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロボットアームにより
    挟持される構造物の位置ズレ吸収構造において、 各前記凸部を異なる大きさに形成したことを特徴とする
    ロボットアームにより挟持される構造物の位置ズレ吸収
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のロボットアームにより
    挟持される構造物の位置ズレ吸収構造において、 各前記凸部の大きさに合わせて各前記凹部も異なる大き
    さに形成したことを特徴とするロボットアームにより挟
    持される構造物の位置ズレ吸収構造。
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