JP2002011017A - 内視鏡用鉗子 - Google Patents

内視鏡用鉗子

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JP2002011017A
JP2002011017A JP2000197504A JP2000197504A JP2002011017A JP 2002011017 A JP2002011017 A JP 2002011017A JP 2000197504 A JP2000197504 A JP 2000197504A JP 2000197504 A JP2000197504 A JP 2000197504A JP 2002011017 A JP2002011017 A JP 2002011017A
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forceps
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endoscope
bending
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Teruo Ouchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実現性のあるシンプルな構成により、先端部分
を左右双方向に屈曲させて所望の方向に誘導することが
できる内視鏡用鉗子を提供すること。 【解決手段】可撓性シース1の先端近傍部分1aに所定
方向にカーブする曲がり癖を形成すると共に、鉗子片3
が閉じる状態よりさらに操作ワイヤ2を牽引することに
より、可撓性シース1の先端近傍部分1aが曲がり癖の
方向と反対方向に屈曲するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の鉗子チ
ャンネルに挿通されて手元側からの操作により先端の鉗
子片が嘴状に開閉される内視鏡用鉗子に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡用鉗子は、一般に、嘴状に開閉自
在な鉗子片が可撓性シースの先端に配置され、その可撓
性シース内に軸線方向に進退自在に挿通配置された操作
ワイヤを進退操作することにより、鉗子片が開閉駆動さ
れるようになっている。
【0003】しかし、内視鏡が挿入不能な気管支深部の
分岐等に内視鏡用鉗子を選択的に挿入するためには、手
元側からの遠隔操作によって可撓性シースの先端部分の
向きを変えることができるようにする必要がある。
【0004】そこで、内視鏡の湾曲部と同様の湾曲管機
構等を内視鏡用鉗子に設けられれば好都合であるが、内
視鏡の鉗子チャンネルに挿通して使用される内視鏡用鉗
子の径を太くすることは許されないので、そのような機
構を設けることは不可能である。
【0005】そこで従来は、可撓性シースの先端部分を
粗巻きコイルパイプによって形成し、その先端部分に手
元側から牽引操作される操作ワイヤの先端を取り付け
て、操作ワイヤを牽引することにより、可撓性シースの
先端部分を所定方向に屈曲させることができるようにし
ていた(実公昭52−22146号等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の内視鏡用鉗子は、先端部分の向きを真っ直ぐの状
態から特定の方向にだけしか変えることができない。
【0007】図6は、気管支に挿入された内視鏡90の
鉗子チャンネル91に内視鏡用鉗子の可撓性シース1が
通されて、その先端部分が突出された状態を示してお
り、気管支の末梢100は立体的に右へ左へと分岐して
いるので、可撓性シース1の先端部分の向きを真っ直ぐ
の状態から特定方向にだけしか変えられないと、可撓性
シース1の先端の鉗子片3を病変101のある所望の末
梢100に選択的に挿入するのは困難である。
【0008】そこで本発明は、実現性のあるシンプルな
構成により、先端部分を左右双方向に屈曲させて所望の
方向に誘導することができる内視鏡用鉗子を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用鉗子は、嘴状に開閉自在な鉗子片
が可撓性シースの先端に配置され、可撓性シース内に軸
線方向に進退自在に挿通配置された操作ワイヤを可撓性
シースの基端側から牽引操作することにより鉗子片が閉
じられるようにした内視鏡用鉗子において、可撓性シー
スの先端近傍部分に所定方向にカーブする曲がり癖を形
成すると共に、鉗子片が閉じる状態よりさらに操作ワイ
ヤを牽引することにより、可撓性シースの先端近傍部分
が曲がり癖の方向と反対方向に屈曲するようにしたもの
である。
【0010】なお、可撓性シースが密着巻きコイルパイ
プにより形成されていて、曲がり癖によるカーブの外周
側に位置する部分の素線径が細く形成されていてもよ
い。また、可撓性シースの先端近傍部分の内部に、曲が
り癖によるカーブの方向及びそれと逆方向以外の方向へ
の曲がりを規制する曲がり方向規制板が配置されていて
もよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は内視鏡の鉗子チャンネルに通して使用
される内視鏡用生検鉗子を示しており、可撓性シース1
は、例えばステンレス鋼線を一定の径で密着巻きしたコ
イルパイプによって形成されている。
【0012】可撓性シース1内には、操作ワイヤ2が軸
線方向に進退自在に全長にわたって挿通配置されてお
り、操作ワイヤ2を手元側から軸線方向に進退させるこ
とによって、可撓性シース1の先端側に配置された一対
の鉗子片3が開閉駆動される。
【0013】可撓性シース1の手元側端部(基端部)に
は、操作ワイヤ2を軸線方向に進退操作するための操作
部50が連結されている。操作ワイヤ2の基端は、操作
部本体51に対して軸線方向に進退自在なスライダー5
2に連結され、操作部本体51とスライダー52とに各
々指掛け53,54が取り付けられており、スライダー
52を進退操作することにより操作ワイヤ2が進退す
る。
【0014】そして、この実施例の内視鏡用鉗子では、
可撓性シース1の先端近傍部分1aに所定方向にカーブ
する曲がり癖が付けられており、Aで示されるように、
操作ワイヤ2をある程度の力で操作部50側から牽引操
作すると一対の鉗子片3が閉じる。
【0015】そして、鉗子片3を閉じる状態よりさらに
強い力で操作ワイヤ2を牽引すると、Bで示されるよう
に、可撓性シース1の先端近傍部分1aが曲がり癖の方
向と反対方向に屈曲するようになっている。
【0016】図2は、内視鏡用鉗子の先端部分を示して
おり、半球カップ状に形成されて向かい合わせに配置さ
れた一対の鉗子片3が、可撓性シース1の先端に固着さ
れた先端支持枠4に、支軸5によって回動自在に支持さ
れている。
【0017】そして、操作ワイヤ2の先端に連結された
パンタグラフ状のリンク機構6が鉗子片3に連結されて
いて、操作ワイヤ2を進退操作することによりリンク機
構6が作動して、支軸5を中心に鉗子片3が嘴状に開閉
駆動される。
【0018】可撓性シース1を形成するコイル素線10
は、可撓性シース1の先端近傍部分1a部分において曲
がり癖によるカーブの外周側に位置する部分の素線径が
細く形成されている。10aがその細径部分である。
【0019】また、可撓性シース1の先端近傍部分1a
の内部には、曲がり癖によるカーブの方向及びそれと逆
方向以外の方向への曲がりを規制する曲がり方向規制板
11が、カーブの内周側位置に配置されている。
【0020】この曲がり方向規制板11の中間部分は、
IV−IV断面を図示する図4に示されるように、カーブ方
向と垂直方向に平面を有してカーブと同形状の曲がり癖
が付けられている。
【0021】また、曲がり方向規制板11の両端部分
は、V−V断面を図示する図5に示されるように、可撓
性シース1の断面の内周面に沿う形状に形成されて、溶
接等により可撓性シース1に固着されている。
【0022】このような構成により、操作ワイヤ2を操
作部50側から先端側へ押し込むと図1に示されるよう
に一対の鉗子片3が開いた状態になり、操作ワイヤ2を
操作部50側からある程度の力で牽引すると、図2に示
されるように鉗子片3が閉じて組織採取を行うことがで
きる。
【0023】そして、さらにそれより強い力で操作ワイ
ヤ2を操作部50側から牽引すると、図3に示されるよ
うに、コイル素線10の細径部分10aどうしが当接す
るように可撓性シース1の先端近傍部分1aが曲がり癖
のカーブと反対方向に屈曲する。
【0024】したがって、操作部50側において操作ワ
イヤ2を牽引する力を適宜加減することにより、可撓性
シース1の先端近傍部分1aを左右方向の任意の方向に
向けることができる。
【0025】その結果、図6に示されるように、気管支
に挿入された内視鏡90の先端から突出された可撓性シ
ース1の先端の鉗子片3を、立体的に右へ左へと分岐し
ている気管支の末梢100に対して選択的に挿入するこ
とができる。
【0026】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば曲がり方向規制板11は必ずしも設
ける必要はなく、省略しても差し支えない。また本発明
は、内視鏡用の把持鉗子や鋏鉗子等のように、手元側か
らの操作によって先端の鉗子片が嘴状に開閉される各種
内視鏡用鉗子に広く適用することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、可撓性シースの先端近
傍部分に所定方向にカーブする曲がり癖を形成すると共
に、鉗子片が閉じる状態よりさらに操作ワイヤを牽引す
ることにより、可撓性シースの先端近傍部分が曲がり癖
の方向と反対方向に屈曲するようにしたので、操作ワイ
ヤを牽引する力を適宜加減することにより、可撓性シー
スの先端部分を左右双方向の任意の方向に向けることが
できる、実現性のある非常にシンプルな構成により、先
端の鉗子片を所望の方向に誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の内視鏡用鉗子の全体構成を示
す側面図である。
【図2】本発明の実施例の内視鏡用鉗子の先端部分の側
面断面図である。
【図3】本発明の実施例の内視鏡用鉗子の先端部分が遠
隔操作によって曲がり癖の方向と逆方向に曲げられた状
態の側面断面図である。
【図4】本発明の図2におけるIV−IV断面図である。
【図5】本発明の図2におけるV−V断面図である。
【図6】内視鏡用鉗子が気管支深部において使用されて
いる状態の略示図である。
【符号の説明】
1 可撓性シース 1a 先端近傍部分 2 操作ワイヤ 3 鉗子片 10 コイル素線 10a 細径部分 11 曲がり方向規制板 50 操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】嘴状に開閉自在な鉗子片が可撓性シースの
    先端に配置され、上記可撓性シース内に軸線方向に進退
    自在に挿通配置された操作ワイヤを上記可撓性シースの
    基端側から牽引操作することにより上記鉗子片が閉じら
    れるようにした内視鏡用鉗子において、 上記可撓性シースの先端近傍部分に所定方向にカーブす
    る曲がり癖を形成すると共に、上記鉗子片が閉じる状態
    よりさらに上記操作ワイヤを牽引することにより、上記
    可撓性シースの先端近傍部分が上記曲がり癖の方向と反
    対方向に屈曲するようにしたことを特徴とする内視鏡用
    鉗子。
  2. 【請求項2】上記可撓性シースが密着巻きコイルパイプ
    により形成されていて、上記曲がり癖によるカーブの外
    周側に位置する部分の素線径が細く形成されている請求
    項1記載の内視鏡用鉗子。
  3. 【請求項3】上記可撓性シースの先端近傍部分の内部
    に、上記曲がり癖によるカーブの方向及びそれと逆方向
    以外の方向への曲がりを規制する曲がり方向規制板が配
    置されている請求項2記載の内視鏡用鉗子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014184011A (ja) * 2013-03-23 2014-10-02 River Seikoo:Kk 医療用処置具

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