JP2002010539A - 電機子 - Google Patents

電機子

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JP2002010539A
JP2002010539A JP2000182995A JP2000182995A JP2002010539A JP 2002010539 A JP2002010539 A JP 2002010539A JP 2000182995 A JP2000182995 A JP 2000182995A JP 2000182995 A JP2000182995 A JP 2000182995A JP 2002010539 A JP2002010539 A JP 2002010539A
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JP
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armature
tooth
opening
ring
inner diameter
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JP2000182995A
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English (en)
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Mitsuru Kimura
充 木村
Tadatomo Kimura
忠朋 木村
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、輪状ステータ片の溝の内径加工を
することにより、各歯部間に開口を形成して継鉄部の磁
束の漏れを防止して特性を向上することを目的とする。 【解決手段】 本発明による電機子は、輪状ステータ片
(1)の歯部(2)を個別に独立させるための開口(10)よりな
る非接続部(11)と、前記歯部(2)を複数個接続するため
の非開口よりなる接続部(12)とを有し、各歯部(2)間の
継鉄部(4)の磁束漏れを防止するようにした構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電機子に関し、特
に、輪状ステータ片の一部の各歯部間に開口よりなる非
接続部を形成して各歯部間の磁束の漏れを防止するため
の新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の電機子と
しては、図6及び図7で示される構成を挙げることがで
きる。すなわち、図6において符号1で示されるもの
は、複数の突出状の歯部2を有する輪状ステータであ
り、多数のこの輪状ステータ1は、図7に示されるよう
に、所定角度ごとに回転させつつ積層する回転積層によ
って積層された電機子3を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電機子は、以上
のように構成されていたため、次のような課題が存在し
ていた。すなわち、輪状ステータ片1の各歯部2間の継
鉄部4が全て一体に接続された状態であるため、この継
鉄部4での磁束の漏れが発生し、設計値通りのトルク及
び回転特性を得ることが困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、輪状ステータ片の一部の各
歯部間に開口よりなる非接続部を形成して各歯部間の磁
束の漏れを防止するようにした電機子を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による電機子は、
複数の歯部を有する各輪状ステータ片を回転積層するよ
うにした電機子において、前記歯部を個別に独立させる
ための開口よりなる非接続部と、前記歯部を複数個接続
するための非開口よりなる接続部とを有する構成であ
り、また、前記非接続部は、前記輪状ステータ片の各歯
部間に形成された溝の内径側を、前記回転積層後に内径
加工して形成する構成であり、また、前記各溝をかしめ
ることにより前記各輪状ステータ片を一体状に固定する
構成であり、また、前記各輪状ステータ片を回転積層し
た状態、又は、前記回転積層後にステータ巻線を設けた
状態で、樹脂モールドする構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による電
機子の好適な実施の形態について説明する。なお、従来
例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図1において符号1で示されるものは、複数の突出状の
歯部2を有すると共にプレス加工された輪状ステータで
あり、多数のこの輪状ステータ1は図2に示されるよう
に、所定角度ごとに回転させつつ積層する回転積層によ
って積層された電機子3を得ることができるように構成
されている。
【0007】前記輪状ステータ片1は、図1に示される
ように、例えば、40°毎に歯部2が突出して形成され
ていると共に、各歯部2間には各歯部2間を接続するた
めの継鉄部4が形成され、この継鉄部4には内方に向け
て形成された凹状の溝5が形成されている。
【0008】前記各継鉄部4には、全て溝5が形成され
ているのではなく、一対の溝5が形成された両側の継鉄
部4には溝5が形成されていないように構成されてい
る。すなわち、図1において、継鉄部4に溝5が形成さ
れた状態をC1〜C6とすると、溝5が形成されていな
い状態がD1〜D3となり、前述の組合わせで構成され
ている。
【0009】次に、前述のように各輪状ステータ片1を
回転積層する場合は、各溝5に図示しない治具を当てる
ことにより、所定回転角度毎に回転させて積層すること
ができる。前述のように回転積層後の電機子3は、その
内径側3Aを加工する前においては、図2の断面図に示
されるように、従来の図7の構成と同一である。なお、
前述の回転積層完了後、各溝5をかしめ治具でかしめる
ことにより各輪状ステータ片1は一体に固定される。ま
た、接着剤にて一体化することもできる。
【0010】前述の図1の状態で電機子3の内径側3A
を内径加工すると、図5のようになり、前記各溝5の内
径側3Aが削り取られることにより、各歯部2を個別に
独立させる開口10よりなる非接続部11が継鉄部4に
形成され、他方においては、溝5が形成されていない継
鉄部4には複数の歯部2を接続するための非開口よりな
る接続部12が形成されている。
【0011】また、図4は、前述の内径加工後の各開口
10の形成位置を展開図として示しており、スキュー角
に沿って形成されている。また、前述の図3及び図5で
示される積層及びかしめ後の電機子3は樹脂モールドに
よってさらに一体化され、樹脂が溝5により形成された
開口10に入り込むことによって、より一層電機子3の
固定強度向上及びステータ巻線(図示せず)の温度上昇
を防ぐことができるように構成されている。
【0012】前記電機子3の内径加工は、各輪状ステー
タ1を積層してかしめ又は接着等で一体化した状態、又
は、一体化の後にステータ巻線を設けた状態、の後に行
うか、又は、前記各状態の後に樹脂モールドを行い、そ
の後に内径加工を行うことができる。なお、この歯部2
は外方へ向けて形成されたが、内方へ向けて形成するこ
ともできる。
【0013】
【発明の効果】本発明による電機子は、以上のように構
成されているため、次のような効果を得ることができ
る。すなわち、各輪状ステータ片に形成した溝の裏側を
内径加工することにより、開口が形成されるため、各歯
部間の継鉄部に開口が形成され、各歯部間の磁束漏れが
防止される。そのため、この電機子を用いたモータのト
ルク及び回転特性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電機子の加工前状態を示す平面図
である。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】図1の内径加工後のB−B断面図である。
【図4】図3の開口の平面展開図である。
【図5】図1の内径加工後の輪状ステータ片の平面図で
ある。
【図6】従来の電機子を示す平面図電機子
【図7】図6のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 輪状ステータ片 2 歯部 3A 内径側 10 開口 11 非接続部 12 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA02 AA08 AB01 AC07 AC08 AE08 5H615 AA01 BB01 BB14 PP01 PP07 SS03 SS05 SS08 SS18 SS44

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の歯部(2)を有する各輪状ステータ
    片(1)を回転積層するようにした電機子において、前記
    歯部(2)を個別に独立させるための開口(10)よりなる非
    接続部(11)と、前記歯部(2)を複数個接続するための非
    開口よりなる接続部(12)とを有することを特徴とする電
    機子。
  2. 【請求項2】 前記非接続部(11)は、前記輪状ステータ
    片(1)の各歯部(2)間に形成された溝(5)の内径側(3A)
    を、前記回転積層後に内径加工して形成することを特徴
    とする請求項1記載の電機子。
  3. 【請求項3】 前記各溝(5)をかしめることにより前記
    各輪状ステータ片(1)を一体状に固定することを特徴と
    する請求項1又は2記載の電機子。
  4. 【請求項4】 前記各輪状ステータ片(1)を回転積層し
    た状態、又は、前記回転積層後にステータ巻線を設けた
    状態で、樹脂モールドすることを特徴とする請求項1な
    いし3の何れかに記載の電機子。
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