JP2002009553A - 検波回路 - Google Patents

検波回路

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JP2002009553A
JP2002009553A JP2000182371A JP2000182371A JP2002009553A JP 2002009553 A JP2002009553 A JP 2002009553A JP 2000182371 A JP2000182371 A JP 2000182371A JP 2000182371 A JP2000182371 A JP 2000182371A JP 2002009553 A JP2002009553 A JP 2002009553A
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Takao Hashimoto
貴夫 橋本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、低速再生から高速再生(低周波数
から高周波数)までの入力信号電圧の変化に対応でき、
かつ、検出精度を高くすることができる検波回路を提供
する。 【解決手段】 コンデンサ205を、入力信号電圧の周
波数に比例して離散変化する電流源207の出力電流を
用いて放電することにより、低速再生から高速再生(低
周波数から高周波数)までの、広帯域な入力信号電圧の
変化に対し、出力の振幅が一定のままで検波が可能であ
る高精度な検波特性を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクの検波回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク装置の高速化にともな
い、光ディスクの検波回路には、低速再生から高速再生
までの、つまり、低周波数から高周波数までの広帯域な
入力信号電圧の変化に対する安定性が求められている。
【0003】以下に、従来の光ディスクの検波回路につ
いて説明する。図5は従来の検波回路の一例を示すもの
である。図5において、501は入力端子、502は基
準電圧端子、503は比較器、504はトランジスタ、
505はコンデンサ、506は出力端子、507は抵抗
である。また、図6(a1)、(a2)は図5における
従来の検波回路の一例に関連する検波波形を示すもので
ある。
【0004】従来の検波回路は、比較器503の出力が
エミッタフォロアであるトランジスタ504を介してコ
ンデンサ505を充電し、抵抗507がコンデンサ50
5の電荷を放電し、出力端子506がコンデンサ505
の電位のエンベロープを出力することにより入力信号電
圧波形の検波を行なっている。
【0005】以上のように、コンデンサ505を充放電
して検波を行うように構成された従来の検波回路につい
て、図6(a1)、(a2)を用い、以下にその動作を
説明する。
【0006】図6(a1)は入力信号電圧を表す。ま
た、図6(a2)の破線は入力信号電圧、実線は出力電
圧(検波波形)を表す。図5において基準電圧を出力電
圧としたとき、図6(a2)の入力信号電圧が基準電圧
より増加する区間T1においては比較器503の出力が
増加するため、トランジスタ504のベース電位が上昇
し、エミッタ電流は増加する。したがって、コンデンサ
505は充電され出力電圧は増加し、結果、入力波形を
追従することになる。
【0007】また、入力信号電圧がピークを過ぎて減少
し、基準電圧よりも小さくなる区間T2においては、比
較器503の出力が減少するためにトランジスタ504
のベース電位が下がり、エミッタ電流は減少する。した
がって、コンデンサ505の充電量は減少し、抵抗50
7によるコンデンサ505の電荷の放電量よりも小さく
なる。そのため、コンデンサ505は全体として放電
し、結果、出力電圧は減少していく。
【0008】このとき、抵抗507の値に応じてコンデ
ンサ505の放電量は変化する。例えば、抵抗507の
値が大きいとコンデンサ505の放電量は小さくなり、
出力端子506から出力される出力電圧は緩やかに減少
する。逆に、抵抗507の値が小さいとコンデンサ50
5の放電量は大きくなり、出力端子506から出力され
る出力電圧は急激に減少することになる。このように、
従来の検波回路における検波特性は抵抗507の値に依
存しており、入力信号電圧の変化の速さに応じて、所望
の検波特性を得られるように抵抗値の決定を行う必要が
ある。ただし、ここで謂う入力信号電圧の変化の速さと
は、入力信号電圧の振幅の変化が速い(急である)か遅
い(緩やか)かという事であり、これは周波数の大きさ
に依存する。
【0009】上記動作を、図6(b1)〜(b3)を用
い、以下に説明する。図6(b1)に示すような、振幅
が急に小さくなる区間を持つ入力信号電圧が入力された
場合であって、抵抗507の値が大きいとき、図6(b
2)の実線に示すような出力電圧となり、入力信号電圧
の振幅が小である区間は検出ができない。そこで、入力
信号電圧の振幅が小である区間での検出を行なうために
抵抗507の値を小さくする。すると、図6(b3)の
実線に示すように、出力電圧が急激に減少することによ
り入力信号電圧が小である区間も検出ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の検波回路の構成においては、所望の検波特性を得る
ために抵抗値を一定とするため、放電電流の大きさも常
に一定となる。したがって、対応できる入力信号電圧の
変化の速さの範囲が狭く、低速再生から高速再生(低周
波数から高周波数)までの広帯域の信号に対応すること
ができない。
【0011】また、入力信号電圧が図6(b1)に示す
ような、その振幅が急に小さくなる区間を持つ波形の場
合においては、振幅が小である区間での検出を行なうた
めに、コンデンサを放電する抵抗の値を小さくする。し
かし、入力信号電圧の変化に対し、出力電圧はコンデン
サの放電電流が大であるために常に急激に減少すること
になる。結果、出力電圧波形の振幅ΔVが大きくなりピ
ーク検出の精度が低くなる。
【0012】入力信号電圧が図6(c1)に示すよう
な、入力信号電圧の周波数が大きくなる場合(高速再生
時)の検波波形を図6(c2)の実線に示す。この場
合、入力信号電圧の変化が速いため、検出精度を高める
ために放電電流を大きくする必要がある。しかし、放電
電流を大きくすると、上記と同様の理由から、出力電圧
波形の振幅ΔVが大きくなりピーク検出の精度が低くな
る。さらに、従来の検波回路の構成においては、充電電
流が放電電流に従うために充電電流も大きくなる。その
ため、高速再生時(入力信号電圧が高周波数である場
合)を想定して、放電電流が大きくなるように抵抗値を
定めた状態で低速再生(入力信号電圧が低周波数である
場合)を行うと、充放電電流の大きさがそのままである
ために大きな充電電流が流れ、消費電力が不必要に大き
くなる。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、低速再生から高速再生(低周波数から高周波数)ま
での入力信号電圧の変化に対応でき、かつ、検出精度を
高くすることができ、低消費電力化を図ることのできる
検波回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の検波回路は、入力信号電圧と基準電圧を入力とする比
較器と、前記比較器の出力端子をベースに接続するトラ
ンジスタと、前記トランジスタのエミッタに接続される
コンデンサと、出力電圧を電流に変換する電圧電流変換
器と、前記電圧電流変換器の出力電流を入力とするカレ
ントミラー回路からなり、前記電圧電流変換器と前記電
圧電流変換器の出力電流を入力とする前記カレントミラ
ー回路を前記コンデンサを放電する電流源とし、前記コ
ンデンサを放電する前記電流源からの出力電流を用いて
前記コンデンサを放電し、検波を行うことを特徴とす
る。これにより、入力信号電圧の振幅の急激な変化に対
して出力電圧の振幅が狭いままで検波が可能となる。
【0015】本発明の請求項2に記載の検波回路は、入
力信号電圧と基準電圧を入力とする比較器と、前記比較
器の出力端子をベースに接続するトランジスタと、前記
トランジスタのエミッタに接続されるコンデンサと、前
記コンデンサを放電する入力信号電圧の周波数に比例し
て離散変化する電流源からなり、前記入力信号電圧の周
波数に比例して離散変化する電流源からの出力電流を用
いて前記コンデンサを放電し、検波を行うことを特徴と
する。これにより、入力信号電圧の周波数が変化しても
出力電圧の振幅が一定のままで検波が可能となる。
【0016】本発明の請求項3に記載の検波回路は、入
力信号電圧と基準電圧を入力とする比較器と、前記比較
器の出力端子をベースに接続するトランジスタと、前記
トランジスタのエミッタに接続されるコンデンサと、入
力信号電圧を入力電圧とするPLL回路と、前記PLL
回路からの出力電圧を電流に変換する電圧電流変換器
と、前記電圧電流変換器の出力電流を入力とするカレン
トミラー回路からなり、前記PLL回路と前記電圧電流
変換器と前記電圧電流変換器の出力電流を入力とする前
記カレントミラー回路を前記コンデンサを放電する電流
源とし、前記コンデンサを放電する前記電流源からの出
力電流を用いて前記コンデンサを放電し、検波を行うこ
とを特徴とする。これにより、入力信号電圧の周波数が
変化しても出力電圧の振幅が一定のままで検波が可能と
なる。
【0017】本発明の請求項4に記載の検波回路は、入
力信号電圧と基準電圧を入力とする比較器と、前記比較
器の出力を制御する電流源と、前記比較器の出力を入力
とするカレントミラー回路と、前記比較器の出力を入力
とする前記カレントミラー回路に接続されるコンデンサ
と、前記コンデンサを放電する抵抗からなることを特徴
とする。これにより、前記比較器からの出力が、前記比
較器の出力を制御する前記電流源によって入力信号電圧
の周波数に応じて制御され、消費電力を小さくすること
ができる。
【0018】本発明の請求項5に記載の検波回路は、入
力信号電圧と基準電圧を入力とする比較器と、前記比較
器の出力を制御する電流源と、前記比較器の出力を入力
とするカレントミラー回路と、前記比較器の出力を入力
とする前記カレントミラー回路に接続されるコンデンサ
と、出力電圧を電流に変換する電圧電流変換器と、前記
電圧電流変換器の出力電流を入力とするカレントミラー
回路からなり、前記電圧電流変換器と前記電圧電流変換
器の出力電流を入力とする前記カレントミラー回路を前
記コンデンサを放電する電流源とし、前記コンデンサを
放電する前記電流源からの出力電流を用いて前記コンデ
ンサを放電し、検波を行うことを特徴とする。これによ
り、入力信号電圧の振幅の急激な変化に対し、出力電圧
の振幅が狭いままで検波が可能となり、また、前記比較
器からの出力が、前記比較器の出力を制御する前記電流
源によって入力信号電圧の周波数に応じて制御され、消
費電力を小さくすることができる。
【0019】本発明の請求項6に記載の検波回路は、入
力信号電圧と基準電圧を入力とする比較器と、前記比較
器の出力を制御する電流源と、前記比較器の出力を入力
とするカレントミラー回路と、前記比較器の出力を入力
とする前記カレントミラー回路に接続されるコンデンサ
と、前記コンデンサを放電する入力信号電圧の周波数に
比例して離散変化する電流源からなり、前記入力信号電
圧の周波数に比例して離散変化する電流源からの出力電
流を用いて前記コンデンサを放電し、検波を行うことを
特徴とする。これにより、入力信号電圧の周波数が変化
しても出力電圧の振幅が一定のままで検波が可能とな
り、また、コンデンサを充電する前記比較器からの出力
が、前記比較器の出力を制御する前記電流源によって入
力信号電圧の周波数に応じて制御され、消費電力を小さ
くすることができる。
【0020】本発明の請求項7に記載の検波回路は、入
力信号電圧と基準電圧を入力とする比較器と、前記比較
器の出力を制御する電流源と、前記比較器の出力を入力
とするカレントミラー回路と、前記比較器の出力を入力
とする前記カレントミラー回路に接続されるコンデンサ
と、入力信号電圧を入力電圧とするPLL回路と、前記
PLL回路からの出力電圧を電流に変換する電圧電流変
換器と、前記電圧電流変換器の出力電流を入力とするカ
レントミラー回路からなり、前記PLL回路と前記電圧
電流変換器と前記電圧電流変換器の出力電流を入力とす
る前記カレントミラー回路を前記コンデンサを放電する
電流源とし、前記コンデンサを放電する前記電流源から
の出力電流を用いて前記コンデンサを放電し、検波を行
うことを特徴とする。これにより、入力信号電圧の周波
数が変化しても出力電圧の振幅が一定のままで検波が可
能となり、また、コンデンサを充電する前記比較器から
の出力が、前記比較器の出力を制御する前記電流源によ
って入力信号電圧の周波数に応じて制御され、消費電力
を小さくすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下,本発明の各実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は実施の形態1を示す。また、図
6(b1)、(b4)は図1に示す検波回路に関連する
検波波形を示すものである。
【0022】図1において、101は入力端子、102
は基準電圧端子、103は比較器、104はトランジス
タ、105はコンデンサ、106は出力端子であり、こ
れらは図5に示す従来の検波回路の501〜506の構
成と同じである。107は電流源、108は出力電圧を
電流に変換する電圧電流変換器,109は前記電圧電流
変換器108の出力電流を入力とするカレントミラー回
路であり、前記電流源107は前記電圧電流変換器10
8と前記カレントミラー回路109により構成される。
【0023】以上のように構成された本実施形態の検波
回路について、以下、図6(b1)、(b4)を用い、
その動作を説明する。図6(b1)は入力信号電圧を表
す。また、図6(b4)の破線は入力信号電圧を、実線
は出力電圧(検波波形)を表す。図1において基準電圧
を出力電圧としたとき、図6(b4)の入力信号電圧が
基準電圧より増加する過程である区間T1においては従
来の検波回路と同様の動作をし、入力信号電圧に追従す
る。入力信号電圧がピークを過ぎて減少し、基準電圧よ
りも低くなる過程である区間T2においては、比較器1
03の出力が減少するため、トランジスタ104のベー
ス電位が下がり、コンデンサ105の充電電流であるエ
ミッタ電流が減少する。結果、エミッタ電流よりもコン
デンサ105を放電させる電流の方が大きくなり、出力
電圧は次第に減少していく。コンデンサ105を放電さ
せる電流には、出力電圧を電圧電流変換器108で電流
に変換したものを用いるが、このときの電圧と電流の変
換を反比例の関係にすることにより、検波時の出力電圧
の振幅ΔVが狭いままで入力信号電圧の振幅が小さくな
っている区間を検出することができる。
【0024】(実施の形態2)図2は実施の形態2を示
す。また、図6(c1)、(c3)は図2に示す検波回
路に関連する検波波形を示す。
【0025】図2において、201は入力端子、202
は基準電圧端子、203は比較器、204はトランジス
タ、205はコンデンサ、206は出力端子であり、こ
れらは図5に示す従来の検波回路の501〜506の構
成と同じである。207は電流源で、図7に示すように
入力信号電圧の周波数の変化に対応して離散的(ステッ
プ的)に電流値が変化する。
【0026】以上のように構成された本実施形態の検波
回路について、以下、図6(c1)、(c3)を用い、
その動作を説明する。図6(c1)は入力信号電圧を表
す。また、図6(c3)の破線は入力信号電圧を、実線
は出力電圧(検波波形)を表す。図2において基準電圧
を出力電圧としたとき、図6(c3)の入力信号電圧が
基準電圧よりも増加する過程である区間T1において
は、従来の検波回路と同様の動作で入力信号電圧に追従
する。入力信号電圧がピークを過ぎて減少し、基準電圧
よりも低くなる過程である区間T2においては、入力信
号電圧の周波数が大きい区間であっても入力信号電圧の
周波数が小さい区間であっても、コンデンサ205を放
電させる電流が入力信号電圧の周波数に対応した値であ
るため、検波後の振幅が変化しない。
【0027】このように、電流源207において入力信
号電圧の周波数の変化に対応する電流値を設定し、その
設定されている範囲内において検波が可能となる。特に
光ディスク装置の倍速設定においては、入力信号電圧の
周波数が既知であるので、電流源207のステップ電流
の値を数段階設定するのみで良い。
【0028】(実施の形態3)図3は実施の形態3を示
す。また、図6(c1)、(c3)は図3に示す検波回
路に関連する検波波形を示すもので、実施の形態2と同
様に、図6(c1)は入力信号電圧を、図6(c3)の
実線は出力電圧(検波波形)、破線は入力信号電圧を表
す。
【0029】図3において、301は入力端子、302
は基準電圧端子、303は比較器、304はトランジス
タ、305はコンデンサ、306は出力端子であり、こ
れらは図5に示す従来の検波回路の501〜506の構
成と同じである。307は電流源、308はPLL回路
で、図8に示すように入力信号電圧の周波数の変化に比
例して出力電圧(VCO)を線形に可変することができ
る。309は前記PLL回路308の出力電圧を電流に
変換する電圧電流変換器、310は前記電圧電流変換器
309の出力電流を入力とするカレントミラー回路であ
り、前記電流源307は前記PLL回路308、前記電
圧電流変換器309、前記カレントミラー回路310に
より構成される。
【0030】以上のように構成された本実施形態の検波
回路は、入力信号電圧をPLL回路308に入力し、そ
の出力である出力電圧(VCO)を電圧電流変換器30
9によって電流に変換し、その出力電流によってコンデ
ンサ305を放電させ、検波を行なう。
【0031】この検波回路は、実施の形態2と同様に、
コンデンサ305を放電する電流源307が、入力信号
電圧の周波数に対応するように設定されており、その設
定された電流値の範囲内で検波が可能となる。
【0032】実施の形態2の検波回路との違いは、実施
の形態2の検波回路においては、コンデンサ205を放
電する電流源207から出力される電流の値が上限下限
の範囲とともにステップ幅によっても限定され、対応で
きる入力信号電圧の周波数の範囲も同様に限定される
が、実施の形態3では、コンデンサ305を放電させる
電流源307が入力信号電圧の周波数に比例して任意に
変化できるので、入力信号電圧の周波数の変化に対し
て、より適切な電流値をとることができ、高精度な検波
が可能となる。しかし、PLL回路308、電圧電流変
換器309等が必要なために規模が大きくなってしま
う。
【0033】(実施の形態4)図4は実施の形態4を示
す。また、図6(c1)、(c2)は図4に示す検波回
路に関連する検波波形を示すものであり、従来の検波回
路と同様に、図6(c1)は入力信号電圧を、図6(c
3)の実線は出力電圧(検波波形)を、破線は入力信号
電圧を表す。
【0034】図4において、401は入力端子、402
は基準電圧端子、403a、403bは比較器を構成す
るトランジスタ、404a、404bはカレントミラー
回路を構成するトランジスタ、405はコンデンサ、4
06は出力端子、407は抵抗、408は前記トランジ
スタ403a、403bにより構成される比較器の制御
電流を流入する電流源である。
【0035】以上のように構成された本実施形態の検波
回路について、以下、その動作を説明する。図4に示す
検波回路の動作は従来の検波回路と同様である。しかし
ながら、従来の検波回路の構成においては、光ディスク
の高速再生時(入力信号電圧の周波数が大きいとき)に
放電電流を大きくする必要があり、そのため、充電電流
も大きくなる。また、その構成から、低速再生時(入力
信号電圧の周波数が小さいとき)においても、高速再生
時の充電電流と同じ大きさの電流となる。しかし、低速
再生時で、入力信号電圧が増加する過程(図6(c2)
の区間T1)においてはコンデンサ405を充電する電
流が小さくても十分追従できる。したがって、高速再生
時のままの充電電流で低速再生を行なうと、その消費電
力は不必要に大きなものとなる。
【0036】そこで、実施の形態4の検波回路において
は、高速再生時から低速再生時までのそれぞれの場合に
おける充電電流を適当な値にすることにより、低消費電
力化を図る。つまり、コンデンサ405を充電する前記
トランジスタ403a、403bにより構成される比較
器からの出力を、前記電流源408によって入力信号電
圧の周波数に応じて制御することにより、コンデンサ4
05を充電する電流を制限し、低消費電力化を図る。
【0037】実施の形態4の検波回路では、電流源40
8を実施の形態2、3で用いた、コンデンサを放電する
ための電流源207、307と同等のものを用いること
で実現できる。
【0038】また、抵抗407を、実施の形態1〜3で
用いたコンデンサを放電するための電流源107,20
7,307に置き換えると、検波精度が高く、出力電圧
の振幅が小さく、低消費電力の検波回路を提供できる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、出力電圧
を参照するか、もしくは、入力信号電圧を参照してコン
デンサの電荷を放電させる電流を変化させることによ
り、入力信号電圧の変化の速さに応じて高精度な検波を
実現することができる。また、比較器の制御電流を変化
させることにより、入力信号電圧の変化の速さが遅いと
きにコンデンサを充電する電流を制限することができ、
低消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における検波回路図
【図2】本発明の実施の形態2における検波回路図
【図3】本発明の実施の形態3における検波回路図
【図4】本発明の実施の形態4における検波回路図
【図5】従来の検波回路図
【図6】検波波形の比較説明図 (a1) 入力信号電圧の波形図 (a2) 従来の検波回路による入力信号電圧(a1)の検
波波形図 (b1) 振幅が変化する入力信号電圧の波形図 (b2) 従来の検波回路による入力信号電圧(b1)の検
波波形図 (b3) 従来の検波回路による入力信号電圧(b1)の
検波波形図 (b4) 実施の形態1の検波回路による入力信号電圧
(b1)の検波波形図 (c1) 周波数が変化する入力信号電圧の波形図 (c2) 従来の検波回路と、実施の形態4の検波回路に
よる入力信号電圧(c1)の検波波形図 (c3) 実施の形態2、3の検波回路による入力信号電
圧(c1)の検波波形の図
【図7】実施の形態2におけるコンデンサを放電するた
めの電流源の特性図
【図8】実施の形態3におけるコンデンサを放電するた
めの電流源の特性図
【符号の説明】
101、201、301、401、501 入力端子 102、202、302、402、502 基準電圧端
子 103、203、303、503 比較器 104、204、304、504 トランジス
タ 105、205、305、405、505 コンデンサ 106、206、306、406、506 出力端子 107、207、307 電流源 108 電圧電流変換器 109 カレントミラー回路 308 PLL回路 309 電圧電流変換器 310 カレントミラー回路 407、507 抵抗 408 電流源 403a、403b、404a、404b トランジス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号電圧と基準電圧を入力とする比較
    器と、前記比較器の出力端子をベースに接続するトラン
    ジスタと、前記トランジスタのエミッタに接続されるコ
    ンデンサと、出力電圧を電流に変換する電圧電流変換器
    と、前記電圧電流変換器の出力電流を入力とするカレン
    トミラー回路からなり、前記電圧電流変換器と前記電圧
    電流変換器の出力電流を入力とする前記カレントミラー
    回路を前記コンデンサを放電する電流源とし、前記コン
    デンサを放電する前記電流源からの出力電流を用いて前
    記コンデンサを放電し、検波を行うことを特徴とする検
    波回路。
  2. 【請求項2】入力信号電圧と基準電圧を入力とする比較
    器と、前記比較器の出力端子をベースに接続するトラン
    ジスタと、前記トランジスタのエミッタに接続されるコ
    ンデンサと、前記コンデンサを放電する入力信号電圧の
    周波数に比例して離散変化する電流源からなり、前記入
    力信号電圧の周波数に比例して離散変化する電流源から
    の出力電流を用いて前記コンデンサを放電し、検波を行
    うことを特徴とする検波回路。
  3. 【請求項3】入力信号電圧と基準電圧を入力とする比較
    器と、前記比較器の出力端子をベースに接続するトラン
    ジスタと、前記トランジスタのエミッタに接続されるコ
    ンデンサと、入力信号電圧を入力電圧とするPLL回路
    と、前記PLL回路からの出力電圧を電流に変換する電
    圧電流変換器と、前記電圧電流変換器の出力電流を入力
    とするカレントミラー回路からなり、前記PLL回路と
    前記電圧電流変換器と前記電圧電流変換器の出力電流を
    入力とする前記カレントミラー回路を前記コンデンサを
    放電する電流源とし、前記コンデンサを放電する前記電
    流源からの出力電流を用いて前記コンデンサを放電し、
    検波を行うことを特徴とする検波回路。
  4. 【請求項4】入力信号電圧と基準電圧を入力とする比較
    器と、前記比較器の出力を制御する電流源と、前記比較
    器の出力を入力とするカレントミラー回路と、前記比較
    器の出力を入力とする前記カレントミラー回路に接続さ
    れるコンデンサと、前記コンデンサを放電する抵抗から
    なることを特徴とする検波回路。
  5. 【請求項5】入力信号電圧と基準電圧を入力とする比較
    器と、前記比較器の出力を制御する電流源と、前記比較
    器の出力を入力とするカレントミラー回路と、前記比較
    器の出力を入力とする前記カレントミラー回路に接続さ
    れるコンデンサと、出力電圧を電流に変換する電圧電流
    変換器と、前記電圧電流変換器の出力電流を入力とする
    カレントミラー回路からなり、前記電圧電流変換器と前
    記電圧電流変換器の出力電流を入力とする前記カレント
    ミラー回路を前記コンデンサを放電する電流源とし、前
    記コンデンサを放電する前記電流源からの出力電流を用
    いて前記コンデンサを放電し、検波を行うことを特徴と
    する検波回路。
  6. 【請求項6】入力信号電圧と基準電圧を入力とする比較
    器と、前記比較器の出力を制御する電流源と、前記比較
    器の出力を入力とするカレントミラー回路と、前記比較
    器の出力を入力とする前記カレントミラー回路に接続さ
    れるコンデンサと、前記コンデンサを放電する入力信号
    電圧の周波数に比例して離散変化する電流源からなり、
    前記入力信号電圧の周波数に比例して離散変化する電流
    源からの出力電流を用いて前記コンデンサを放電し、検
    波を行うことを特徴とする検波回路。
  7. 【請求項7】入力信号電圧と基準電圧を入力とする比較
    器と、前記比較器の出力を制御する電流源と、前記比較
    器の出力を入力とするカレントミラー回路と、前記比較
    器の出力を入力とする前記カレントミラー回路に接続さ
    れるコンデンサと、入力信号電圧を入力電圧とするPL
    L回路と、前記PLL回路からの出力電圧を電流に変換
    する電圧電流変換器と、前記電圧電流変換器の出力電流
    を入力とするカレントミラー回路からなり、前記PLL
    回路と前記電圧電流変換器と前記電圧電流変換器の出力
    電流を入力とする前記カレントミラー回路を前記コンデ
    ンサを放電する電流源とし、前記コンデンサを放電する
    前記電流源からの出力電流を用いて前記コンデンサを放
    電し、検波を行うことを特徴とする検波回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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