JP2002009549A - 発振器 - Google Patents

発振器

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JP2002009549A
JP2002009549A JP2000185699A JP2000185699A JP2002009549A JP 2002009549 A JP2002009549 A JP 2002009549A JP 2000185699 A JP2000185699 A JP 2000185699A JP 2000185699 A JP2000185699 A JP 2000185699A JP 2002009549 A JP2002009549 A JP 2002009549A
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JP
Japan
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oscillator
vibration
circuit board
proof
outer shell
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Application number
JP2000185699A
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English (en)
Inventor
Kazuo Oikawa
和夫 及川
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New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外部から伝わってくる振動に対して発振器外筐
体内に防振、防音材を設置し小型軽量の安定な発振器を
実現する。 【解決手段】発振素子と、該発振素子を搭載し電気的回
路が構成された回路基板と、該回路基板を一端部にて支
持固定する防振材と、上記発振素子や上記回路基板等を
組み込むと共に上記防振材の他端部を固定する外殻部と
で構成される発振器において、上記外殻部内壁ほぼ全域
に内部側から硬質材および多孔質材の2重層より構成さ
れる防音層を設けたことを特徴とする発振器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘電体共振器安定化発振
器、水晶発振器等の安定化発振を目的とした防振、防音
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体共振器安定化発信器、水晶制御発
振器等において外部からの振動、騒音により発振周波数
および位相が変調を受けるマイクロフォニック効果と呼
ばれる現象があり、発振器の周波数安定度を低下させる
原因となっている.この対策として発振器に防振、防音
構造を設けているものがある。
【0003】図4は、従来の防振、防音構造を示す例
で、1は発振回路、2は外筐体、3は防振材、4は発振
回路を搭載した回路基板である。発振回路部を防振材で
支持し、発信器の外殻部である外筐体から発振回路への
振動の伝達を減少させた例を示す。防振材3としては防
振ゴムやバネなどが用いられる。図5は防振、防音の機
能を合わせ持った水晶発振器の構造を示す例で、11は
水晶振動子、12は振動子実装基板、13は水晶振動子
11と振動子実装基板12の間に充填されている弾性体
A、14は振動子ケース、15は発振器実装基板、16
は振動子ケース14と発振器実装基板15の間に充填さ
れ、かつ、振動子ケース14の周囲全体を被覆している
弾性体Bである。17は発振器ケースである。外部から
の振動は発振器ケース17を通って、振動子実装基板1
5、弾性体B16、振動子ケース14、振動子実装基板
12、弾性体A13の順序で伝えられ水晶振動子11に
影響を与える。しかし、振動レベルは弾性体B16、弾
性体A13のところでダンパ効果により押さえられ、発
振周波数に与える影響を小さくしている。また、水晶発
信器周囲の空間から飛び込んでくる騒音に対しても、上
記弾性体B16および弾性体A13が2重の減衰遮蔽材
となって振動エネルギーを減衰させ水晶振動子11への
影響を抑制している。一般に、音波や機械的振動が誘電
体共振器安定化発振器や水晶発振器に与える影響は、同
じメカニズムであるが、周波数範囲と発生源からの伝達
経路が相違する場合がある。音波による振動は数百Hzか
ら数kHzにおよぶが、機械的振動は数Hzから数十Hz程度
が多いが衝撃性の振動は数Hzから数kHz以上におよぶ広
範囲の周波数成分をもつ場合がある。図3は、図4と同
じ構成の発振器における振動や音の伝播を表す模式図
で、外筐体2から伝わった振動は、外筐体2から防振材
3を経由して回路基板4を通して直接的に発振回路1に
影響を与えるが、防振材3の振動吸収作用によりある程
度の振動は発振回路1に影響を与えないようにすること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記図4のような構成
では、外筐体2から空間を伝わってくる音波に対して外
筐体2から直接的に発振回路1に振動が加わるため、防
振効果が充分ではないという問題があった。また、上記
図5のような構成では、弾性体A13および弾性体B1
6によって防振、防音の両方の機能をもたせたものであ
るが、、数十Hzから数kHzにわたる振動の周波数範囲を
弾性体のみで減衰させることが不十分である。減衰効果
を拡大するためには、弾性体の厚みを大きくしなければ
ならず、発振器全体が大型化すると共に発振器の重量が
増加するという問題があった。本発明は、上記の問題を
解決するために、防振、防音効果に優れた小型、軽量の
発振器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発振器は、上記
目的を達成するために発振素子と、該発振素子を搭載し
電気的回路が構成された回路基板と、該回路基板を一端
部にて支持固定する防振材と、上記発振素子や上記回路
基板等を組み込むと共に上記防振材の他端部を固定する
外殻部とで構成される発振器において、上記外殻部内壁
ほぼ全域に内部側から硬質材および多孔質材の2重層よ
り構成される防音層を設けたことを特徴とする発振器と
するものである。また、上記防音層と上記外殻部内壁と
の間に空隙を設けたことを特徴とする発振器とするもの
である。さらに、上記硬質材を金属とし、上記多孔質材
を連続気泡成形されたプラスチック材としたことを特徴
とする発振器とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は第一の発明の実施例で1は
発振回路、2は外筐体、3は防振材、4は回路基板、5
は硬質材、6は多孔質材である。本例では、外筐体2の
内側に比較的低密度の厚みのある多孔質材6を貼り付
け、さらに、その内側表面に硬質材5を貼り付けて、外
殻部内壁のほぼ全域をおおった2重構造の防音層とした
ものである。このような2重構造にすることにより外筐
体2を通って伝わってくる音波は低密度の多孔質材6を
通る間に吸収され、さらに内側の硬質材5で反射される
ため、発振回路1への影響は非常に少なくなっている。
【0007】図2は第二の発明の実施例で、図1におい
て、硬質材5および多孔質材6からなる2重構造の防音
層を外筐体2から離して設置し、外筐体2と防音層の間
に空隙を設けたものである。このように外筐体2、空
隙、硬質材5、多孔質材6からなる多層構造にすること
によって各層を伝播してくる音波は各層間において吸
収、反射を受け発振回路1への影響はさらに小さいもの
となる。
【0008】本発明の実施例における硬質材5には低密
度の多孔質材に対して、音波の反射率の高い金属を用い
ている。金属板は表面が硬質で重量もあり良い反射板に
なるが、数百Hzから数kHzの音波に対して共振すれば、
いわゆる共振透過現象を起こすので、これを避けるため
に適当な厚みに設定しておく必要がある。多孔質材とし
ては、内部に連続気泡をもつように成形された通気性を
持つ材料が適当で、このような材質として発泡プロプレ
ン、発泡スチロールなど発泡成形されたプラスチックが
効果的である。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では1、外
殻部内壁ほぼ全域に内部側から硬質材および多孔質材の
2重層より構成される防音層を設けたことにより、衝撃
性のある振動外力や高い周波数成分の振動(音波)によ
るマイクロフォニック効果を低減させ、安定した発振器
が得られるという効果がある.2、防音層と上記外殻部
内壁との間に空隙を設けたことにより、多層構造とな
り、より高い安定度の発振器を小型、軽量で実現してい
る。3、多孔質材に連続気泡成形されたプラスチック材
を用いることによって高い振動の(音波)周波数に対し
て吸音効果が高く、従来から用いられてきた防振構造を
併用することにより、広い周波数領域にわたって安定な
特性が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す図である。
【図2】 本発明の別の実施例を示す図である。
【図3】 従来の発振器の振動の伝播模式図である。
【図4】 従来の発振器の例を示す図である。
【図5】 従来例を示す図である。
【符号の説明】
1.発振回路 2.外筐体 3.防振材 4.回路基板 5.硬質材 6.多孔質材 11.水晶振動子 12.振動子実装基板 13.弾性体A 14.振動子ケース 15.発振器実装基板 16.弾性体B 17.発振器ケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振素子と、該発振素子を搭載し電気的回
    路が構成された回路基板と、該回路基板を一端部にて支
    持固定する防振材と、上記発振素子や上記回路基板等を
    組み込むと共に上記防振材の他端部を固定する外殻部と
    で構成される発振器において、上記外殻部内壁ほぼ全域
    に内部側から硬質材および多孔質材の2重層より構成さ
    れる防音層を設けたことを特徴とする発振器。
  2. 【請求項2】上記防音層と上記外殻部内壁との間に空隙
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の発振器。
  3. 【請求項3】上記硬質材を金属とし、上記多孔質材を連
    続気泡成形されたプラスチック材としたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の発振器。
JP2000185699A 2000-06-21 2000-06-21 発振器 Pending JP2002009549A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150120699A (ko) * 2014-04-18 2015-10-28 조규필 방진 구조를 갖는 수정 발진기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150120699A (ko) * 2014-04-18 2015-10-28 조규필 방진 구조를 갖는 수정 발진기
KR101582032B1 (ko) * 2014-04-18 2015-12-31 조규필 방진 구조를 갖는 수정 발진기

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